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JP4900994B2 - 非水電解質二次電池 - Google Patents

非水電解質二次電池 Download PDF

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JP4900994B2
JP4900994B2 JP2000270473A JP2000270473A JP4900994B2 JP 4900994 B2 JP4900994 B2 JP 4900994B2 JP 2000270473 A JP2000270473 A JP 2000270473A JP 2000270473 A JP2000270473 A JP 2000270473A JP 4900994 B2 JP4900994 B2 JP 4900994B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ラクトン誘導体、γ−ブチロラクトン誘導体、非水電解質及び非水電解質二次電池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話やコンピューター等の電子機器の小型化、軽量化及び高性能化が急速に進められている。これに伴ってこれらの機器の電源となる二次電池についても高容量化、高電圧化、高エネルギー密度化及び大電流での使用に対する特性の向上が求められている。
【0003】
この要求に対し、現在、薄型のリチウムイオン二次電池が商品化されている。
この電池は非水溶媒を使用するために、水の分解電圧以上の高電圧が実現可能である。リチウムイオン二次電池では、正極にリチウムイオンを吸蔵・放出可能な金属酸化物、負極にリチウム金属又はリチウムイオンを吸蔵・放出可能な炭素質材料、非水電解液としてリチウム塩を溶解した有機溶媒、セパレーターとして多孔質膜が用いられている。
【0004】
前記非水電解液としては、γ−ブチロラクトンを含有する有機溶媒にリチウム塩が溶解されたものが知られている。
【0005】
例えば、特開平4−14769号公報には、プロピレンカーボネートとエチレンカーボネートとγ−ブチロラクトンからなる混合溶媒を主体とし、γ−ブチロラクトンの比率が前記混合溶媒全体の10〜50体積%である電解液を備えた非水電解液二次電池が記載されている。この公報では、円筒型非水電解液二次電池の低温放電特性を改善することを目的としている。
【0006】
また、特開平11−97062号公報には、γ−ブチロラクトンの比率が100体積%である溶媒にホウフッ化リチウム(LiBF4 )を溶解させたものを非水電解液として備える非水電解液二次電池が開示されている。この公報では、リチウムコバルト複合酸化物を活物質として含む正極と非水電解液が反応する、つまり非水電解液の酸化分解を抑制することを目的としている。
【0007】
γ−ブチロラクトンを含有する非水電解質は、初充電時あるいは60℃以上の高温に貯蔵した際に正極と反応し難く、酸化分解を生じ難いため、ガス発生量が少ない。従って、電池を薄型化及び軽量化するために外装材を構成する材料の厚さを薄くした際、この非水電解質を使用すると、初充電時及び高温貯蔵時に外装材が膨れて変形するのを抑えることができる。
【0008】
しかしながら、γ−ブチロラクトンを含有する非水電解質を備えた非水電解質二次電池は、放電状態で高温環境下に放置すると、負極とγ−ブチロラクトンとの反応により負極電圧が上昇し、それに伴って電池電圧が低下し、もとの電圧に復帰させることが困難であるという問題点を有する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、高温で貯蔵した際のガス発生を抑制することができると共に、高温環境下に放置された際の電圧低下が抑制された信頼性の高い非水電解質二次電池を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、外装材と、前記外装材内に収納される正極と、前記外装材内に収納される負極と、前記外装材内に収納され、かつ非水溶媒を含む非水電解質とを具備した非水電解質二次電池において、
前記非水溶媒は、下記化18の化学式で表わされるγ−ブチロラクトン誘導体、下記化19の化学式で表わされるγ−バレロラクトン誘導体及び下記化20の化学式で表わされるδ−バレロラクトン誘導体よりなる群から選ばれる少なくとも1種類の溶媒と、環状カーボネート及び鎖状カーボネートよりなる群から選ばれる少なくとも1種類のみとからなることを特徴とする非水電解質二次電池が提供される。
【化18】
Figure 0004900994
但し、前記R1及び前記R2は、メチル基またはエチル基である。
【化19】
Figure 0004900994
但し、前記R1及び前記R2は、メチル基またはエチル基である。
【化20】
Figure 0004900994
但し、前記R1及び前記R2は、メチル基またはエチル基である。
【0031】
【発明の実施の形態】
まず、本発明に係るラクトン誘導体について説明する。
【0032】
本発明に係るラクトン誘導体は、液体状で、主要骨格がラクトン環で、前記ラクトン環のカルボニル炭素に隣接する炭素原子(ラクトン環のα−位の炭素原子)に水素原子が直接結合されていないことを特徴とする。
【0033】
ここで、ラクトン環とは、エステルの官能基−CO−O−を含む環を意味する。このラクトン環を構成する炭素原子のうち、前記α−位の炭素原子以外は、水素原子のみが結合されていても良く、また水素原子の一部を他の原子または原子団で置換することも可能である。前記原子団には、官能基を使用しても良い。
【0034】
前記カルボニル炭素に隣接する炭素原子(α−位の炭素原子)に結合される原子または原子団は、水素原子以外のものであれば良い。前記原子団には、官能基を使用しても良い。かかる原子団は、炭化水素にすることが好ましい。中でも、アルキル基が好ましい。アルキル基からなる原子団は、不活性であるため、電池反応への関与を回避することができる。特に、メチル基、エチル基がより好ましい。
【0035】
このラクトン誘導体としては、具体的には、下記化21に示す化学式を有するものを挙げることができる。
【0036】
【化21】
Figure 0004900994
但し、前記Rは炭化水素で、前記R1及び前記R2はアルキル基である。
【0037】
前記Rは、飽和炭化水素が好ましい。前記R中に不飽和結合が存在すると、副反応を生じる恐れがある。前記Rの炭素数は、2〜6の範囲内にすることが好ましい。これは次のような理由によるものである。炭素数を2未満にすると、ラクトン誘導体が3員環もしくは4員環構造になって安定性が低下する恐れがある。一方、炭素数が6を超えると、ラクトン誘導体の粘度が高くなり、さらには固体になる可能性があり、使用できない。
【0038】
前記R1及び前記R2は同じでも、異なっていても良い。また、前記R1及び前記R2は環状に結合していても良い。アルキル基の中でも、メチル基、エチル基が好ましい。
【0039】
前記化21に示されるラクトン誘導体の一例として、前記Rが炭素数2の飽和炭化水素であるγ−ブチロラクトン誘導体、前記Rが炭素数3の飽和炭化水素であるγ−バレロラクトン誘導体及びδ−バレロラクトン誘導体が挙げられる。下記化22〜化24に、γ−ブチロラクトン誘導体、γ−バレロラクトン誘導体、δ−バレロラクトン誘導体の構造式を示す。
【0040】
【化22】
Figure 0004900994
但し、前記R1及び前記R2はアルキル基である。
【0041】
【化23】
Figure 0004900994
但し、前記R1及び前記R2はアルキル基である。
【0042】
【化24】
Figure 0004900994
但し、前記R1及び前記R2はアルキル基である。
【0043】
前記γ−ブチロラクトン誘導体としては、例えば、下記化25に示すα、α−ジメチル−γ−ブチロラクトンを挙げることができる。一方、前記γ−バレロラクトン誘導体としては、例えば、下記化26に示すα、α−ジメチル−γ−バレロラクトンを挙げることができる。また、前記δ−バレロラクトン誘導体としては、例えば、下記化27に示すα、α−ジメチル−δ−バレロラクトン誘導体を挙げることができる。
【0044】
【化25】
Figure 0004900994
【0045】
【化26】
Figure 0004900994
【0046】
【化27】
Figure 0004900994
【0047】
上記本発明の各種ラクトン誘導体の製造方法は、意図するラクトン誘導体が得られれば良く、何ら限定されるものではない。
【0048】
以下、本発明に係る非水電解質二次電池について説明する。
【0049】
この非水電解質二次電池は、外装材と、前記外装材内に収納される正極と、前記外装材内に収納される負極と、前記外装材内に収容される非水電解質とを具備する。
【0050】
以下、正極、負極、非水電解質及び外装材について説明する。
【0051】
1)正極
この正極は、活物質、結着剤及び導電剤を含む正極層が集電体の片面もしくは両面に担持された構造を有する。
【0052】
前記正極活物質としては、種々の酸化物、例えば二酸化マンガン、リチウムマンガン複合酸化物、リチウム含有ニッケル酸化物、リチウム含有コバルト酸化物、リチウム含有ニッケルコバルト酸化物、リチウム含有鉄酸化物、リチウム含有バナジウム酸化物や、二硫化チタン、二硫化モリブデンなどのカルコゲン化合物などを挙げることができる。中でも、リチウム含有コバルト酸化物(例えば、LiCoO2 )、リチウム含有ニッケルコバルト酸化物(例えば、LiNi0.8 Co0.2 2 )、リチウムマンガン複合酸化物(例えば、LiMn2 4 、LiMnO2 )を用いると、高電圧が得られるために好ましい。
【0053】
前記導電剤としては、例えばアセチレンブラック、カーボンブラック、黒鉛等を挙げることができる。
【0054】
前記結着剤としては、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体(EPDM)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)等を用いることができる。
【0055】
前記正極活物質、導電剤および結着剤の配合割合は、正極活物質80〜95重量%、導電剤3〜20重量%、結着剤2〜10重量%の範囲にすることが好ましい。
【0056】
前記集電体としては、多孔質構造の導電性基板(例えば、メッシュ、パンチドメタル、ラスメタル)か、あるいは無孔の導電性基板(例えば、箔)を用いることができる。これら導電性基板は、例えば、アルミニウム、ステンレス、チタン、またはニッケルから形成することができる。
【0057】
前記正極は、例えば、正極活物質に導電剤および結着剤を適当な溶媒に懸濁し、この懸濁物を集電体に塗布、乾燥して薄板状にすることにより作製される。
【0058】
2)負極
前記負極は、負極活物質及び結着剤を含む負極層が集電体の片面もしくは両面に担持された構造を有する。
【0059】
前記負極活物質としては、例えば、リチウムイオンを吸蔵・放出可能な炭素質物、リチウムイオンを吸蔵・放出可能な導電性ポリマー、金属酸化物、金属硫化物、金属窒化物、リチウム金属、リチウム合金等を挙げることができる。
【0060】
前記炭素質物としては、例えば、熱分解炭素類、ピッチ・コークス類、グラファイト類、ガラス状炭素類、フェノール樹脂・フラン樹脂のような有機高分子化合物の焼成体、炭素繊維、活性炭等を挙げることができる。
【0061】
前記導電性ポリマーとしては、例えば、ポリアセチレン、ポリピロールなどを挙げることができる。
【0062】
前記金属酸化物としては、例えば、スズ酸化物、ケイ素酸化物、リチウムチタン酸化物、ニオブ酸化物、タングステン酸化物等を拳げることができる。
【0063】
前記金属硫化物としては、例えば、スズ硫化物、チタン硫化物等を挙げることができる。
【0064】
前記金属窒化物としては、例えば、リチウムコバルト窒化物、リチウム鉄窒化物、リチウムマンガン窒化物等を挙げることができる。
【0065】
前記リチウム合金としては、例えば、リチウムアルミニウム合金、リチウムスズ合金、リチウム鉛合金、リチウムケイ素合金等を拳げることができる。
【0066】
前記結着剤としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体(EPDM)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、カルボキシメチルセルロース(CMC)等を用いることができる。
【0067】
前記負極層には導電材を含有させることができる。前記導電材としては、例えば、グラファイト、アセチレンブラック、金属微粒子等の導電性を有する微粒子が挙げられる。
【0068】
前記負極活物質及び結着剤の配合比は、負極活物質90〜98重量%、導電材5〜20重量%、結着剤2〜20重量%の範囲にすることが好ましい。
【0069】
前記集電体としては、多孔質構造の導電性基板(例えば、メッシュ、パンチドメタル、ラスメタル)か、あるいは無孔の導電性基板(例えば、箔)を用いることができる。これら導電性基板は、例えば、銅、ステンレスまたはニッケルから形成することができる。
【0070】
3)非水電解質
この非水電解質は、前述したラクトン誘導体を含有する非水溶媒と、前記非水溶媒に溶解される電解質とを含む。
【0071】
前記非水電解質としては、例えば、前記非水溶媒及び前記電解質を主体とする液状非水電解質、前記非水溶媒、前記電解質及びポリマーを含有するゲル状非水電解質等を用いることができる。
【0072】
前記ゲル状非水電解質は、例えば、(1)〜(3)に説明する方法で調製される。
【0073】
(1)ポリマー、非水溶媒及び電解質を混合することにより調製されたペーストを成膜した後、乾燥させる。得られた薄膜を正極及び負極の間に介在させて電極群を作製する。この電極群に、電解質が溶解された非水溶媒(液状非水電解質)を含浸させた後、減圧下で前記薄膜を可塑化させることにより、ゲル状非水電解質を保持した電極群を得る。
【0074】
(2)ポリマー、非水溶媒及び電解質を含むスラリーをセパレータに含浸させた後、前記セパレータを正極及び負極の間に介在させることにより、ゲル状非水電解質を保持した電極群を得る。
【0075】
(3)ポリマー、非水溶媒及び電解質を含むスラリーを正極又は負極に塗布し、この正負極の間にセパレータを介在させることにより、ゲル状非水電解質を保持した電極群を得る。
【0076】
前記ポリマーは、熱可塑性を有することが好ましい。かかるポリマーとしては、例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリエチレンオキサイド(PEO)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリアクリレート(PMMA)及びポリビニリデンフルオライドヘキサフルオロプロピレン(PVdF−HFP)から選ばれる少なくとも1種類を用いることができる。
【0077】
前記非水溶媒に含有されるラクトン誘導体は、前述した化22に示すγ−ブチロラクトン誘導体、前述した化23に示すγ−バレロラクトン誘導体及び前述した化24に示すδ−バレロラクトン誘導体よりなる群から選ばれる少なくとも1種類から構成されることが好ましい。より好ましいラクトン誘導体は、α、α−ジメチル−γ−ブチロラクトン、α、α−ジメチル−γ−バレロラクトン及びα、α−ジメチル−δ−バレロラクトンよりなる群から選ばれる少なくとも1種類から構成されるものである。最も好ましいのは、α、α−ジメチル−γ−ブチロラクトンをラクトン誘導体として使用することである。
【0078】
前記非水溶媒は、前記ラクトン誘導体のみから構成しても、あるいは前記ラクトン誘導体と他の溶媒との混合溶媒でも良い。他の溶媒としては、例えば、環状カーボネート、鎖状カーボネートを使用することができる。前記環状カーボネートとしては、例えば、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)等を挙げることができる。一方、前記鎖状カーボネートとしては、例えば、ジメチルカーボネート(DMC)、メチルエチルカーボネート(MEC)、ジエチルカーボネート(DEC)等が挙げられる。中でも、前記ラクトン誘導体と、EC及びPCより選ばれる1種類以上の環状カーボネートと、鎖状カーボネートからなる非水溶媒が好ましい。
【0079】
前記非水溶媒中の前記ラクトン誘導体の割合は、前記非水溶媒全体の90体積%以上にすることが好ましい。また、前記ラクトン誘導体、環状カーボネート及び鎖状カーボネートからなる混合溶媒を使用する場合、非水溶媒中の前記混合溶媒の割合は、前記非水溶媒全体の90体積%以上にすることが好ましい。
【0080】
これらラクトン誘導体は、NMRあるいはGC−MS等で測定可能である。
【0081】
前記非水溶媒中に存在する主な不純物としては、グリコール類、アルコール類、カルボン酸類等の有機過酸化物、水分等が挙げられる。前記各不純物は、負極(例えば、リチウムイオンを吸蔵・放出する炭素質物を含む負極)の表面に絶縁性の被膜を形成しやすいため、電極の界面抵抗を増大させる要因になる可能性があり、サイクル寿命や、容量の低下に影響を与える恐れがある。また、前記各不純物は、60℃以上の高温貯蔵時の自己放電の増大を招く恐れがある。このようなことから、非水電解質中の前記不純物はできるだけ低減されることが好ましい。具体的には、水分は50ppm以下、有機過酸化物は1000ppm以下であることが好ましい。
【0082】
前記電解質としては、例えば、過塩素酸リチウム(LiClO4 )、六フッ化リン酸リチウム(LiPF6 )、ホウフッ化リチウム(LiBF4 )、六フッ化砒素リチウム(LiAsF6 )、トリフルオロメタスルホン酸リチウム(LiCF3 SO3 )、ビストリフルオロメチルスルホニルイミドリチウム[(LiN(CF3 SO2 2 ]などを挙げることができる。中でもLiBF4 を用いるのが好ましい。
【0083】
前記電解質の前記非水溶媒に対する溶解量は、1〜2.5mol/lとすることが好ましい。
【0084】
前記液状非水電解質の量は、電池単位容量100mAh当たり0.2〜0.6gにすることが好ましい。液状非水電解質量のより好ましい範囲は、0.4〜0.55g/100mAhである。
【0085】
前記液状非水電解質または前記ゲル状非水電解質を使用する際、前記正極と前記負極の間にセパレータを配置することができる。
【0086】
前記セパレータは、多孔質シートから形成することができる。前記多孔質シートとしては、例えば、多孔質フィルム、もしくは不織布を用いることができる。前記多孔質シートは、例えば、ポリオレフィン及びセルロースから選ばれる少なくとも1種類の材料からなることが好ましい。前記ポリオレフィンとしては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンを挙げることができる。中でも、ポリエチレンか、あるいはポリプロピレン、または両者からなる多孔質フィルムは、二次電池の安全性を向上できるため、好ましい。
【0087】
4)外装材
前記外装材は、例えば、水分に対してバリア機能を有する材料から形成することができる。かかる材料としては、例えば、金属層の片面もしくは両面に樹脂層が積層されたシート、金属板、金属フィルム等を挙げることができる。
【0088】
前記シートとしては、金属層の両面が樹脂層で被覆されたシートを用いることが望ましい。前記金属層は、水分を遮断する役割をなす。前記金属層は、例えば、アルミニウム、ステンレス、鉄、銅、ニッケル等を挙げることができる。中でも、軽量で、水分を遮断する機能が高いアルミニウムが好ましい。前記金属層は、1種類の金属から形成しても良いが、2種類以上の金属層を一体化させたものから形成しても良い。前記シートに含まれる樹脂層は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等から形成することができる。前記2つの樹脂層のうち、外部と接する樹脂層は前記金属層の損傷を防止するための保護層として機能する。この外部保護層は、1種類の樹脂層、もしくは2種類以上の樹脂層から形成される。一方、内部樹脂層は、前記金属層が非水電解液により腐食されるのを防止するための保護層となる。この内部保護層は、1種類の樹脂層、もしくは2種類以上の樹脂層から形成される。また、かかる内部保護層の表面に熱可塑性樹脂を配することができる。
【0089】
前記金属板及び前記金属フィルムは、例えば、鉄、ステンレス、アルミニウムから形成することができる。
【0090】
前記外装材を構成する材料の厚さは、0.3mm以下にすることが好ましい。厚さが0.3mmより厚いと、高い重量エネルギー密度及び体積エネルギー密度を得られなくなる恐れがある。前記外装材を構成する材料の厚さは、0.25mm以下にすることが好ましく、更に好ましい範囲は0.15mm以下で、最も好ましい範囲は0.12mm以下である。また、厚さが0.05mmより薄いと、変形や破損し易くなる。このため、厚さの下限値は0.05mmにすることが好ましい。
【0091】
前記外装材を構成する材料の厚さは、以下に説明する方法で測定される。すなわち、外装材の封止部を除く領域において、互いに1cm以上離れて存在する3点を任意に選択し、各点の材料の厚さを測定し、平均値を算出し、この値を外装材を構成する材料の厚さとする。なお、前記外装材の表面に異物(例えば、樹脂)が付着している場合、この異物を除去してから厚さの測定を行う。例えば、前記外装材の表面にPVdFが付着している場合、前記外装材の表面をジメチルホルムアミド溶液で拭き取ることによりPVdFを除去した後、厚さの測定を行う。
【0092】
本発明に係る非水電解質二次電池の一例である薄型リチウムイオン二次電池を図1及び図2を参照して詳細に説明する。
【0093】
図1は、本発明に係わる非水電解質二次電池の一例である薄型リチウムイオン二次電池を示す断面図、図2は図1のA部を示す拡大断面図である。
【0094】
図1に示すように、例えば樹脂層を含むシートから形成された外装材1内には、電極群2が収納されている。前記外装材1の厚さXは0.3mm以下にすることが好ましい。前記電極群2は、正極、セパレータおよび負極からなる積層物が偏平形状に捲回された構造を有する。前記電極群は、例えば、正極、セパレータおよび負極からなる積層物を偏平形状に捲回した後、加熱加圧を施すことにより作製される。前記積層物は、図2に示すように、(図の下側から)セパレータ3、正極層4と正極集電体5と正極層4を備えた正極6、セパレータ3、負極層7と負極集電体8と負極層7を備えた負極9、セパレータ3、正極層4と正極集電体5と正極層4を備えた正極6、セパレータ3、負極層7と負極集電体8を備えた負極9がこの順番に積層されたものからなる。前記電極群2は、最外層に前記負極集電体8が位置している。なお、この電極群2は最外層に正極集電体5あるいはセパレータ3が位置していても良い。帯状の正極リード10は、一端が前記電極群2の前記正極集電体5に接続され、かつ他端が前記外装材1から延出されている。一方、帯状の負極リード11は、一端が前記電極群2の前記負極集電体8に接続され、かつ他端が前記外装材1から延出されている。
【0095】
なお、前述した図1、2においては、正極、負極及びセパレータを加熱加圧により一体化させたが、接着性を有する高分子により正極、負極及びセパレータを一体化させても良い。かかる高分子としては、例えば、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリアクリレート(PMMA)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、ポリ塩化ビニル(PVC)、またはポリエチレンオキサイド(PEO)等を挙げることができる。
【0096】
また、前述した図1、2においては、正極と負極をセパレータを介在して偏平状に捲回したが、正極及び負極をセパレータを介在して1回以上折り曲げたり、あるいは正極と負極をセパレータを介在して積層することができる。
【0097】
以上説明した本発明によれば、外装材と、前記外装材内に収納される正極と、前記外装材内に収納される負極と、前記外装材内に収納され、かつ非水溶媒を含む非水電解質とを具備し、前記非水溶媒は、液体状で、主要骨格がラクトン環で、前記ラクトン環のカルボニル炭素に隣接する炭素原子に水素原子が直接結合されていないラクトン誘導体を含有する非水電解質二次電池を提供することができる。
【0098】
前記ラクトン誘導体は、高温環境下における負極表面でのラクトン環からの水素引き抜き反応を抑制することができるため、分解し難い。従って、前記ラクトン誘導体を含有する非水電解質を備えた二次電池は、放電状態で高温環境下において保管した際に負極電圧が上昇するのを抑制することができるため、電池電圧の低下を抑えることができる。また、この二次電池は、高温環境下におけるガス発生を抑制することができるため、外装材を構成するシートもしくは金属板の厚さを薄くした際に外装材が膨れるのを抑えることができる。その結果、放電状態で高温環境下に保管しても回復不能となることがほとんどなく、高温環境下におけるガス発生量が低減され、かつ信頼性の高い非水電解質二次電池を実現することができる。
【0099】
前記ラクトン誘導体を、γ−ブチロラクトン誘導体、γ−バレロラクトン誘導体及びδ−バレロラクトン誘導体よりなる群から選ばれる少なくとも1種類から構成することによって、放電状態で高温環境下に放置した際の電池電圧の低下と、高温環境下でのガス発生をより一層抑制することができる。特に、前記ラクトン誘導体として、α、α−ジメチル−γ−ブチロラクトン、α、α−ジメチル−γ−バレロラクトン及びα、α−ジメチル−δ−バレロラクトンよりなる群から選ばれる少なくとも1種類を用いることによって、放電状態で高温環境下に放置した際の電池電圧の低下と、高温環境下でのガス発生を大幅に抑制することができる。
【0100】
【実施例】
以下、本発明の実施例を前述した図1〜2を参照して詳細に説明する。
【0101】
(実施例1)
<正極の作製>
炭酸リチウムと炭酸コバルトをLi/Coのモル比が1.05になるように混合し、空気中、900℃、5時間焼成して正極活物質である複合酸化物を合成した。
【0102】
この複合酸化物についてX線回折測定を行ったところ、JCPDSカードのLiCoO2 と良く一致していた。また、前記複合酸化物からなる試料を硫酸で分解し、生成した二酸化炭素を塩化バリウムと水酸化ナトリウムの溶液中に導入して吸収させた後、標準試料で滴定することにより二酸化炭素を定量し、その二酸化炭素量から複合酸化物中の炭酸リチウムを定量した。その結果、炭酸リチウムは殆ど検出されなかった。この複合酸化物を自動乳鉢で粉砕して、LiCoO2 を得た。
【0103】
得られたLiCoO2 粉末(正極活物質)91重量部、導電剤としてグラファイト6重量部、結着剤としてポリフッ化ビニリデン3重量部とを混合し、これをN−メチル−2−ピロリドンに分散させて正極合剤を調整した。
【0104】
この正極合剤をアルミニウム箔の両面に塗布し、乾燥させることによりシート状の正極を作製した。
【0105】
<負極の作製>
メソフェーズピッチを350℃で加熱処理することにより生じる球状炭素体を合体成長させることにより高配向のバルクメソフェーズを作製し、前記バルクメソフェーズをアルゴンガス雰囲気中、3000℃で焼成して、高度に黒鉛化されたメソフェーズピッチ系炭素繊維(MCF)を得た。この炭素材料についてX線回折測定を行ったところ、(002)面の面間隔は3.365Åであった。また前記メソフェーズピッチ系炭素繊維の真密度は2.2であった。
【0106】
得られた炭素材料97重量部と結着剤としてのスチレンブタジエンゴム2重量部とカルボキシメチルセルロ一ス1重量部を混合し、これを水に分散させて負極合剤を調製した。この負極合剤を銅箔の両面に塗布し、乾燥させた。その後、ローラープレス機で加圧成形することにより、シート状の負極を作製した。
【0107】
<電極群の作製>
前記シート状の正極、厚さ25μmの微孔性ポリプロピレンフィルムからなるセパレーター及び負極をこの順序で積層し、渦巻き状に捲回した後、この捲回物を楕円形状に加圧成形し、電極群を作製した。
【0108】
<液状非水電解質(非水電解液)の調製>
25体積%のエチレンカーボネートと75体積%のα,α−ジメチル−γ−ブチロラクトンとからなる混合溶媒に、四フッ化ホウ酸リチウム(LiBF4 )を1.5mol/l溶解し、液状非水電解質を調製した。
【0109】
<電池の作製>
アルミ箔の両面をポリプロピレンで覆った厚さ0.1mmのラミネートフィルムを袋状に成形し、これに前記電極群を収納し、電池厚が3mmに固定できるように電池の両面をホルダで挟んだ。前記ラミネートフィルム内の電極群に前記非水電解液を2.5g注入し、前述した図1、2に示す構造を有し、厚さが3mm、幅が40mm、高さが70mmの薄型非水電解質二次電池を組み立てた。
【0110】
この非水電解質二次電池に対し、初充放電工程として以下の処置を施した。まず、電解液注液後12時間放置した。ひきつづき、0.2Cで4.2Vまで定電流・定電圧充電を10時間行い、0.2Cで3Vまで放電する充放電サイクルを2サイクル行い、薄型非水電解質二次電池を製造した。
【0111】
(実施例2)
25体積%のエチレンカーボネートと10体積%のプロピレンカーボネートと65体積%のα,α−ジメチル−γ−ブチロラクトンとからなる混合溶媒に、四フッ化ホウ酸リチウム(LiBF4 )を1.5mol/l溶解し、液状非水電解質を調製した。
【0112】
このような液状非水電解質を用いること以外は、前述した実施例1と同様にして薄型非水電解質二次電池を製造した。
【0113】
(実施例3)
20体積%のエチレンカーボネートと10体積%のメチルエチルカーボネートと70体積%のα,α−ジメチル−γ−ブチロラクトンとからなる混合溶媒に、四フッ化ホウ酸リチウム(LiBF4 )を1.5mol/l溶解し、液状非水電解質を調製した。
【0114】
このような液状非水電解質を用いること以外は、前述した実施例1と同様にして薄型非水電解質二次電池を製造した。
【0115】
(実施例4)
25体積%のエチレンカーボネートと75体積%のα,α−ジメチル−δ−バレロラクトンとからなる混合溶媒に、四フッ化ホウ酸リチウム(LiBF4 )を1.5mol/l溶解し、液状非水電解質を調製した。
【0116】
このような液状非水電解質を用いること以外は、前述した実施例1と同様にして薄型非水電解質二次電池を製造した。
【0117】
(実施例5)
25体積%のエチレンカーボネートと75体積%のα,α−ジメチル−γ−バレロラクトンとからなる混合溶媒に、四フッ化ホウ酸リチウム(LiBF4 )を1.5mol/l溶解し、液状非水電解質を調製した。
【0118】
このような液状非水電解質を用いること以外は、前述した実施例1と同様にして薄型非水電解質二次電池を製造した。
【0119】
(比較例)
25体積%のエチレンカーボネートと75体積%のγ−ブチロラクトンからなる混合溶媒に、四フッ化ホウ酸リチウム(LiBF4 )を1.5mol/l溶解し、液状非水電解質を調製した。
【0120】
このような液状非水電解質を用いること以外は、前述した実施例1と同様にして薄型非水電解質二次電池を製造した。
【0121】
得られた実施例1〜5及び比較例の非水電解質二次電池について、1Cで定電流・定電圧充電を4.2時間行い、1Cで3Vまで放電した後、65℃の高温環境下で電池電圧の経時変化を調べ、その結果を下記表1に示す。但し、表1においては、比較例の二次電池の電池電圧が0Vに達するまでの時間を1として、実施例1〜5の二次電池の電池電圧が0Vに達するまでの時間を表示した。
【0122】
また、実施例1〜5及び比較例の二次電池について、4.2V充電後、85℃で120時間貯蔵した後の膨れを測定し、その結果を下記表2に示す。
【0123】
【表1】
Figure 0004900994
【0124】
【表2】
Figure 0004900994
【0125】
表1及び表2から明らかなように、実施例1〜5の二次電池は、高温貯蔵されても長時間電池電圧の低下が認められなかった。また、表2から明らかなように、実施例1〜5の二次電池は、高温貯蔵時の外装材の膨れを十分抑制できることがわかる。
【0126】
なお、前述した実施例においては、薄型非水電解質二次電池に適用した例を説明したが、本発明は、正極と負極の間にセパレータを介在して渦巻き状に捲回した電極群及び非水電解質が有底円筒形状の金属製容器内に収納された構造の円筒形非水電解質二次電池、正極と負極の間にセパレータを介在して渦巻き状に捲回した後、プレスにより偏平形状に成形した電極群及び非水電解質が有底矩形筒状の金属製容器内に収納された構造の角形非水電解質二次電池、コイン型非水電解質二次電池、ボタン型非水電解質二次電池等に適用することができる。本発明に係るラクトン誘導体を含む非水電解質を備えた円筒形、角形、コイン型あるいはボタン型非水電解質二次電池は、放電状態で高温環境下に保管した際の電圧の低下を抑制することができると共に、高温環境下でのガス発生を抑制して安全性を向上することが可能である。
【0127】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明に係るラクトン誘導体、γ−ブチロラクトン誘導体及び非水電解質によれば、非水電解質二次電池を高温で貯蔵した際のガス発生を抑制することができると共に、前記二次電池を放電状態で高温環境下に放置した際の電池電圧の低下を抑えることができる等の顕著な効果を奏する。また、本発明に係る非水電解質二次電池によれば、高温で貯蔵した際のガス発生を抑制することができると共に、放電状態で高温環境下に放置した際の電池電圧の低下を抑えることができる等の顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる非水電解質二次電池の一例である薄型リチウムイオン二次電池を示す断面図。
【図2】図1のA部を示す拡大断面図。
【符号の説明】
1…外装材、
2…電極群、
3…セパレータ、
4…正極層、
5…正極集電体、
6…正極、
7…負極層、
8…負極集電体、
9…負極、
10…正極リード、
11…負極リード。

Claims (3)

  1. 外装材と、前記外装材内に収納される正極と、前記外装材内に収納される負極と、前記外装材内に収納され、かつ非水溶媒を含む非水電解質とを具備した非水電解質二次電池において、
    前記非水溶媒は、下記化8の化学式で表わされるγ−ブチロラクトン誘導体、下記化9の化学式で表わされるγ−バレロラクトン誘導体及び下記化10の化学式で表わされるδ−バレロラクトン誘導体よりなる群から選ばれる少なくとも1種類の溶媒と、環状カーボネート及び鎖状カーボネートよりなる群から選ばれる少なくとも1種類のみとからなることを特徴とする非水電解質二次電池。
    Figure 0004900994
    但し、前記R1及び前記R2は、メチル基またはエチル基である。
    Figure 0004900994
    但し、前記R1及び前記R2は、メチル基またはエチル基である。
    Figure 0004900994
    但し、前記R1及び前記R2は、メチル基またはエチル基である。
  2. 前記非水溶媒は、前記γ−ブチロラクトン誘導体としてのα、α−ジメチル−γ−ブチロラクトン、前記γ−バレロラクトン誘導体としてのα、α−ジメチル−γ−バレロラクトン、及び、前記δ−バレロラクトン誘導体としてのα、α−ジメチル−δ−バレロラクトンよりなる群から選ばれる少なくとも1種類の溶媒と、環状カーボネート及び鎖状カーボネートよりなる群から選ばれる少なくとも1種類のみとからなることを特徴とする請求項1記載の非水電解質二次電池。
  3. 前記非水溶媒は、前記少なくとも1種類の溶媒と、前記環状カーボネートと、前記鎖状カーボネートのみとからなることを特徴とする請求項1または2記載の非水電解質二次電池。
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