JP4897294B2 - 開閉装置 - Google Patents
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Description
この従来技術によれば、巻取体(巻取部4)を下方から受ける構造としているため、巻取体をその両端部で支持する構造と比較し、巻取体(巻取部4)の軸方向中央側が下方へ撓んでしまうのを抑制することができ、特に、巻取体(巻取部4)の軸方向寸法が比較的長い場合に効果的である。
なお、特許文献1によれば、前記のような脱落を建物躯体(21)等によって阻むようにしているが、現場状況等によっては、このような施工が困難な場合がある。
また、上記従来技術では、巻取体及び該巻取体に巻かれた開閉体の荷重方向が、上記のように開閉体繰出し側へ若干傾くため、一対のローラの内の前記開閉体繰出し側のローラ(例えば、特許文献1の図2における右側のローラ28)に、他方のローラよりも大きな荷重が加わる場合がある。
そのため、前記開閉体繰出し側の一方のローラから受ける比較的強い押圧力によって開閉体が磨耗してしまったり、該ローラの耐久性が低下してしまったり等するおそれがある。
ここで、本形態に係わる開閉装置には、開閉体が閉鎖動作のみを行うように用いられる態様(例えば、非常時のみ遮煙や遮炎等の目的で閉鎖されるシャッター装置等)や、開閉体が開放動作のみを行うように用いられる態様(例えば、非常時のみ脱出等の目的で開放されるシャッター装置等)、開閉体が開放動作と閉鎖動作との双方を行うように用いられる態様等を含む。
なお、前記可撓性シート材は、材質的には合成樹脂材製や布製等を含むが、特に耐火性(難燃性や不燃性等を含む)を考慮する場合には、耐火性を有する材料、あるいは耐火性を有するように加工された材料によって構成されていることが好ましい。
この開閉体の開閉方向は、略上下方向とするのが好ましいが、斜め方向や略水平方向とすることも可能である。
これら複数のローラには、一対の二つのローラである態様や、三つ以上のローラである態様等を含む。
なお、前述した構成の内、特に好ましい態様としては、上記最も近いローラの外径と上記隣り合うローラの外径とを略一致させた構成、又は、上記最も近いローラの外径を上記隣り合うローラの外径よりも大きくした構成とする。
なお、上記荷重方向とは、上記巻取体および上記巻取体に巻かれた開閉体の荷重が作用する方向である。
この荷重方向は、実験的または理論的に求められ、例えば開閉体開閉方向を上下方向とした場合、通常、真下よりも若干開閉体繰出し側へ傾く。
また、本明細書中において「開閉体開閉方向」とは、開閉体が空間を仕切ったり開放したりする方向を意味する。
第一の形態によれば、隣り合うローラよりも外周部接点位置が高く配設されたローラによって、巻取体が開閉体繰出し側へ脱落してしまうのを防ぐことができる。
更には、巻取体及び該巻取体に巻かれた開閉体の荷重方向が、開閉体繰出し側へ傾いたとしても、その開閉体繰出し側から巻取体を受ける構造であるため、巻取体の荷重を複数のローラに対し略均等に分散することができる。
したがって、一部のローラから受ける押圧力によって開閉体が損傷したり、一部のローラの耐久性が低下してしまったり等するのを防ぐことができる
以下の具体例は、住宅やビル、倉庫、工場、地下街、トンネル、車両の荷台等の構築・構造物の開口部分や、構築・構造物の内部に配設され、前記開口部分を開閉したり、構築・構造物内部の空間を仕切ったり開放したりする開閉装置であって、特に、開閉体の略全域を可撓性シート材によって形成しているスクリーンシャッター装置として好ましい開閉装置ついて説明する。
各シート材11a1は、例えば、ガラスクロスやシリカクロス等の難燃性布地や、フッ素加工を施した塩化ビニル樹脂シート材、ガラス繊維を含んだ合成樹脂シート材、難燃性または不燃性等の耐火性を有する可撓性シート材料等からなる。
なお、図示例によれば、開閉体幅方向へ並ぶ複数のシート材11a1からシート部構成部材11aを構成しているが、開閉体開閉方向へ並ぶ複数のシート材からシート部構成部材11aを構成したり、開閉体幅方向および開閉体開閉方向へ並ぶ複数のシート材からシート部構成部材11aを構成することも可能である。
この止着部材12は、巻取体20の各巻取体構成部材21と略同一長さの棒状の部材であり、図示した好ましい一例によれば、縦断面矩形棒状の部材としている。
この止着部材12の材質は、剛性材料であればよく、特に、耐火性および生産性を向上する観点より、鋼材やステンレス材等の金属材料とするのが好ましいが、他例としては、硬質剛性樹脂材料や、木材、セラミック材、石材等とすることも可能である。
この構成によれば、巻取体構成部材21に巻かれたシート部構成部材11aの巻き太りを軽減することができ、また、支持部材31との摩擦等によって、シート部構成部材11aが磨耗や破損等してしまうおそれを低減することができる。
すなわち、図2に示すように、巻取体20及び該巻取体20に巻かれた開閉体10の荷重方向vは、開閉体10における垂れ下がり部分10aの重量によって、開閉体繰出し側(図示の左側)へ若干傾くが、この荷重方向vに略直交するように、一方のローラ31aの外周部接点位置と、他方のローラ31bの外周部接点位置とを結ぶ方向dが設定されている。
また、図2に示す一例によれば、複数のローラ31a,31bの内、開閉体10における巻取体20から繰出された部分に最も近いローラ31aと、同部分から最も遠いローラ31bとの配設方向が、巻取体20の荷重方向vに対し略直交している。
そして、この支持ブラケット31cは、前記底面部31c2及び両嵌合片31c3,31c3からなる断面略コ字状部分の内側に弾性体40を介在させて、下方側の不動部材x1に嵌合され固定されている。
底部41は、その弾性により、支持部材30が上下方向へ微動するのを可能にしている。
また、両側部42,42は、その弾性により、支持部材30が巻取体20の軸方向と略直交する方向へ微動するのを可能にしている。
更に、弾性体40の弾性により、各ローラ31a(ローラ31b)を巻取体20に対し略平行に接触させることができるため、各ローラ31a(31b)における単位面積あたりの荷重が均等化される。
その上、弾性体40の弾性により、開閉体幅方向へ配設された複数の支持部材31に作用する荷重も、均等化することができる。
その上、開閉体10の可撓性シート部11が、開閉体幅方向へ並ぶ複数の支持部材31の内、一部の支持部材31から比較的強い押圧力を受けて磨耗や損傷等したり、該支持部材31の耐久性が低下したりするのも防ぐことができる。
図4に示す支持構造では、支持部材30が嵌合される不動部材x1を受ける部材x2が、巻取体20及び該巻取体20に巻かれた開閉体10の周囲を囲み、且つ開閉体10の垂れ下がり部分10aを挿通可能な略枠状に形成されている。
したがって、巻取体20及び該巻取体20に巻かれた開閉体10が脱落するのを、前記略枠状の部材x2によって防ぐことができる。
更に、この支持部材32は、三つのローラ31a,31d,31bの内、開閉体10における巻取体20から繰出された部分に最も近いローラ31aを除く二つのローラ31d,31bを、略水平に配置するとともに、ローラ31aとローラ31bとの略中間位置に、ローラ31dを配置するようにしている。
そして、これら三つのローラ31a,31d,31bは、その軸支箇所を三つ備えた支持ブラケット31c’によって、それぞれ回動自在し軸支されている。
また、開閉体10が巻取体20から繰出された状態(図5に示す状態)では、巻取体20および該巻取体20に巻かれた開閉体10の荷重方向vが開閉体繰出し側へ若干傾くが、その際には、巻取体20及び該巻取体20に巻かれた開閉体10の荷重が、複数のローラ31a,31d,31bによって、それぞれ略均等に受けられることになる。
したがって、開閉体10の繰出し量(又は巻取量)に応じて、巻取体20及び該巻取体20に巻かれた開閉体10の荷重を、複数のローラ31a,31d,31bに対し適宜に分散することができ、ひいては、一部のローラからの押圧力による開閉体10の損傷や、一部のローラの耐久性の低下等を効果的に防ぐことができる。
そして、この支持部材34は、無端輪帯状部材31eにおけるローラ31a外周面に接触する部分と、巻取体20に巻かれた開閉体10の外周面との間に隙間sを形成するとともに、同様にして無端輪帯状部材31eにおけるローラ31b外周面に接触する部分と、巻取体20に巻かれた開閉体10の外周面との間にも隙間sを形成することで、無端輪帯状部材31eを弾性的に撓ませながら、巻取体20を受けるようにしている。
しかも、巻取体20に巻かれた開閉体10が、弾性的に撓む無端輪帯状部材31eに接触する構造であるため、開閉体10に対し局部的な押圧力が加わるのを防ぐことができ、ひいては開閉体10の磨耗や損傷等を、より効果的に防ぐことができる。
20:巻取体
21:巻取体構成部材
31,32,33,34:支持部材
31a,31b,31d:ローラ
31c,31c’:支持ブラケット
40:弾性体
Claims (4)
- 開閉体を巻き取ったり繰出したりして開閉動作させる巻取体と、該巻取体をその下方側から受けて回動する複数のローラとを備えた開閉装置において、
前記複数のローラの内、前記開閉体における前記巻取体から繰出される部分に最も近いローラの外周部接点位置を、該ローラに隣り合うローラの外周部接点位置よりも高く配設して、前記複数のローラを支持ブラケットにより支持し、
前記支持ブラケットは、前記複数のローラの各軸部分を回動自在に支持する両側の支持片部と、これら支持片部を下方側で連結する底面部と、該底面部から下方向きに突出する二つの嵌合片とを備え、前記二つの嵌合片を、前記巻取体から繰り出された際の前記開閉体の厚さ方向に間隔を置いて配設することで、その下部側が、前記底面部と前記二つの嵌合片とからなる断面略コ字状に構成され、
前記支持ブラケットは、前記断面コ字状の部分の内側に不動部材を隙間なく嵌合して、前記不動部材に固定されていることを特徴とする開閉装置。 - 前記支持ブラケットは弾性体を介在して前記不動部材に固定され、
前記弾性体は、前記底面部の裏面に対応して配置される底部と、前記二つの嵌合片の裏面に対応して配置される二つの側部とからなり、前記底部を前記底面部と前記不動部材との間に挟むとともに、前記二つの側部の各々を、前記嵌合片と前記不動部材との間に挟んでいることを特徴とする請求項1記載の開閉装置。 - 上記複数のローラの内、上記開閉体における上記巻取体から繰出される部分に最も近いローラの外周部接点位置を、同部分から最も遠いローラの外周部接点位置よりも高く配設し、
前記最も近いローラの外周部接点位置と、前記最も遠いローラの外周部接点位置とを結ぶ方向を、上記巻取体の荷重方向に対し略直交させたことを特徴とする請求項1又は2記載の開閉装置。 - 前記複数のローラの内、前記開閉体における前記巻取体から繰出される部分に最も近いローラの中心と前記巻取体の中心とを結ぶ仮想直線と、同部分から最も遠いローラの中心と前記巻取体の中心とを結ぶ仮想直線との角度が、略60度に設定されていることを特徴とする請求項3記載の開閉装置。
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