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JP4890796B2 - モータ駆動回路およびそれを用いたディスク装置 - Google Patents

モータ駆動回路およびそれを用いたディスク装置 Download PDF

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本発明は、回転子の回転を制御する技術に関し、特に、複数のコイルを有するステータと磁性を有するロータとを含むモータの回転を制御するモータ駆動回路に関する。
ポータブルCD(Compact Disc)装置や、DVD(Digital Versatile Disc)など、ディスク型メディアを使用した電子機器において、そのディスクを回転させるためにブラシレス直流モータが用いられる。ブラシレス直流(DC)モータは、一般に、永久磁石を備えたロータと、スター結線された複数の相のコイルを備えたステータとを備えており、コイルに供給する電流を制御することによりコイルを励磁し、ロータをステータに対して相対回転させて駆動する。ブラシレスDCモータは、ロータの回転位置を検出するために、一般に、ホール素子や光学エンコーダなどのセンサを備えており、センサにより検出された位置に応じて、各相のコイルに供給する電流を切り換えて、ロータに適切なトルクを与える。
モータをより小型化するために、ホール素子などのセンサを利用せずにロータの回転位置を検出するセンサレスモータも提案されている(たとえば、特許文献1参照)。センサレスモータは、たとえばモータの中点配線の電位を計測することにより、コイルに発生する誘導電圧を検出して位置情報を得る。
特許文献2において、発明が解決しようとする課題として説明されるように、こうしたセンサレスモータにおいては、逆起ノイズなどによって各コイルに発生する逆起電圧にスパイク状のノイズが発生し、モータの回転が不安定となるという問題がある。
特開平3−207250号公報 特開平10−243685号公報
こうした逆起ノイズによる影響を低減するために、本出願人は上述の特許文献2において、逆起ノイズが発生する所定期間の間、逆起ノイズによる信号レベルの遷移をマスクして当該逆起ノイズがモータの駆動に影響を低減する技術を提案した。特許文献2で提案した技術では、逆起ノイズをマスクする期間を所定の値に固定しているため、モータの回転数が大きく変化するアプリケーションにおいては、モータの安定性に改善の余地があった。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、モータの回転数が変化しても、ノイズを除去して回転を安定化可能なモータ駆動回路の提供にある。
本発明のある態様は、多相モータに駆動電流を供給して駆動するモータ駆動回路に関する。このモータ駆動回路は、多相モータの各相のコイルに発生する逆起電圧を多相の中点電圧とそれぞれ比較し、各相の第1矩形波信号を生成する逆起検出コンパレータと、逆起検出コンパレータから出力される各相の第1矩形波信号のノイズ成分を除去するマスキング処理を行い、各相の第2矩形波信号として出力するマスク回路と、各相の第2矩形波信号にもとづき、多相モータの各相のコイルに駆動電流を供給する出力回路と、各相の第2矩形波信号のエッジを検出し、検出したエッジ毎にレベルが切り替わる周波数発生信号を生成する周波数発生回路と、周波数発生信号のレベル遷移後、周波数発生信号のパルス幅に所定の係数を乗じた期間、所定レベルとなるマスク信号を生成するマスク信号生成回路と、を備える。マスク回路は、マスク信号が所定レベルの期間、第1矩形波信号のレベル変動を無効化するマスキング処理を行う。
この態様によると、マスク信号により規定される第1矩形波信号の変動を無効化する期間は、周波数発生信号のパルス幅、すなわちモータの回転数に応じて変化することになるため、モータの回転数が変動した場合においても、第1矩形波信号から逆起ノイズなどを好適に除去し、モータを安定に回転させることができる。
マスク信号生成回路は、周波数発生信号のレベル遷移ごとにリセットされ、カウントを開始するカウンタと、カウンタによりカウントされたリセット時のカウント値を保持するレジスタと、レジスタに保持されたカウント値に所定の係数を乗じて得られる数値に応じたパルス幅を有するマスク信号を出力するマスク幅設定部と、を含んでもよい。
レジスタは、出力すべきマスク信号に対して1つ前の周波数発生信号のカウント値を保持してもよい。この場合、マスク時間には、直前のモータの回転数が反映されるため、モータの回転数を急激に変化させる場合にも、安定に駆動することができる。
マスク信号生成回路は、多相モータの駆動開始時において、所定の固定値をパルス幅として有するマスク信号を出力してもよい。
モータの駆動開始時において、マスク信号のパルス幅を固定することにより、周波数信号を固定することができる。
モータ駆動回路は、1つの半導体基板上に一体集積化されてもよい。なお、ここでの集積化とは、回路の構成要素のすべてが半導体基板上に形成される場合や、回路の主要構成要素が一体集積化される場合が含まれ、回路定数の調節用に一部の抵抗やキャパシタなどが半導体基板の外部に設けられていてもよい。
本発明の別の態様は、電子機器である。この電子機器は、ディスクを回転させるスピンドルモータと、スピンドルモータを駆動する上述のモータ駆動回路と、を備える。
この態様によると、逆起ノイズの影響御抑え、ディスクの回転数を安定化することができる。
本発明によれば、モータの回転数が変化しても、ノイズを除去して回転を安定化可能なモータ駆動回路を提供できる。
図1は、実施の形態に係るモータ駆動回路100の構成を示す回路図である。モータ駆動回路100は、センサレスブラシレスDCモータ50(以下、単に「モータ50」という)に駆動電流を供給して回転を制御する。モータ50は、U相、V相、W相のコイル50a〜50cを含む3相DCモータである。
モータ駆動回路100は、逆起検出コンパレータ10、マスク回路12、出力回路14、周波数発生回路20、マスク信号生成回路30を含む。モータ駆動回路100は、1つの半導体基板上に一体集積化された機能ICである。
逆起検出コンパレータ10は、モータ50の各相のコイル50a〜50cに発生する逆起電圧Vu〜Vwを多相のコイルの中点電圧Vnとそれぞれ比較し、各相の第1矩形波信号Pu〜Pwを生成する。第1矩形波信号Puは、Vu>Vnのときハイレベル、Vu<Vnのときローレベルとなる。同様に、第1矩形波信号Pvは、Vv>Vnのときハイレベル、Vv<Vnのときローレベルとなり、第1矩形波信号Pwは、Vw>Vnのときハイレベル、Vw<Vnのときローレベルとなる。
マスク回路12は、逆起検出コンパレータ10から出力される各相の第1矩形波信号Pv〜Pwのノイズ成分を除去するマスキング処理を行い、各相の第2矩形波信号Mu〜Mwとして出力する。出力回路14は、各相の第2矩形波信号Mu〜Mwにもとづき、モータ50の各相のコイル50a〜50cに駆動電流を供給する。
周波数発生回路20は、ロータの位置を検出するための位置検出回路であって、各相の第2矩形波信号Mu〜Mwの信号の遷移エッジを検出し、検出したエッジ毎にレベルがハイレベルとローレベルとで切り替わる周波数発生信号SigFGを生成する。たとえば、周波数発生信号SigFGは、第2矩形波信号Mu〜Mwの排他的論理和(Exclusive−OR)を演算することにより生成することができる。
マスク信号生成回路30は、周波数発生信号SigFGのパルス幅Tpに所定の係数を乗じた期間、ハイレベルとなるマスク信号MSKを生成する。周波数発生信号SigFGのパルス幅Tpとは、信号レベルが遷移してから、次に遷移するまでの時間をいう。マスク信号MSKは、マスク回路12へと出力される。
マスク信号生成回路30は、カウンタ32、レジスタ34、マスク幅設定回路36を含む。カウンタ32には、外部から入力されるクロック信号CKをカウントする。カウンタ32には、周波数発生信号SigFGが入力されており、その信号レベルが切り替わるごとにカウント値CNTがリセットされ、再びカウントを開始する。レジスタ34は、カウンタ32がリセットされるごとに、リセット時のカウント値CNTを逐次保持する。マスク幅設定回路36は、レジスタ34に保持されたカウント値CNTに所定の係数αを乗じて得られる数値に対応する期間、ハイレベルとなるマスク信号MSKを出力する。
マスク回路12は、第1矩形波信号Pu〜Pwのいずれかが遷移してから、マスク信号MSKがハイレベルの期間、第1矩形波信号Pu〜Pwのレベル変動を無効化するマスキング処理を行う。すなわち、マスク信号MSKがハイレベルの期間は、第1矩形波信号Pu〜Pwの信号レベルが変動しても、その変動は第2矩形波信号Mu〜Mwには反映されない。一方、マスク信号MSKがローレベルの期間は、第2矩形波信号Mu〜Mwは、それぞれ第1矩形波信号Pu〜Pwと等しくなる。
出力回路14は、モータ50のステータを構成する3相のコイル50a〜50cに供給する電流を制御する。出力回路14は、ドライブ信号合成回路16、パワートランジスタ回路18を含む。パワートランジスタ回路18は、6個のスイッチング用のトランジスタTr1〜Tr6を備え、トランジスタTr1〜Tr6のオンオフによりコイル50a〜50cに供給される電流がオンオフされる。トランジスタTr1〜Tr6のオンオフは、ドライブ信号合成回路16により制御される。
ドライブ信号合成回路16は、マスク回路12から出力される第2矩形波信号Mu〜Mwにもとづき、トランジスタTr1〜Tr6のゲートに印加すべきドライブ信号Duu〜Dulを生成する。
以上のように構成されたモータ駆動回路100の動作について説明する。図2(a)〜(m)は、モータ駆動回路100の動作状態を示すタイムチャートである。図2(a)〜(c)は、モータ50の各相のコイル50a〜50cに発生する逆起電圧Vu〜Vwを、同図(d)はコイル50a〜50cの中点電圧Vnを、同図(e)〜(g)は第1矩形波信号Pu〜Pwを、同図(h)〜(j)は第2矩形波信号Mu〜Mwを、同図(k)は周波数発生信号SigFGを、同図(l)はレジスタ34に保持されるカウント値CNTを、同図(m)はマスク信号MSKを表す。
コイル50a〜50cには、出力回路14によって駆動電流が供給され、その結果生じる逆起電圧Vu〜Vwは、互いに120°づつ位相がずれた周期信号となる。逆起検出コンパレータ10は、逆起電圧Vu〜Vwと中点電圧Vnをそれぞれ比較し、第1矩形波信号Pu〜Pwを生成する。逆起電圧Vu〜Vwには、スパイク状の逆起ノイズNv1〜Nv3が発生しており、第1矩形波信号Pu〜Pwにも、この逆起ノイズがNp1〜Np3として現れる。
時刻T0に第2矩形波信号Muがローレベルからハイレベルへと遷移すると、周波数発生回路20は、この立ち上がりエッジ(ポジエッジ)を検出し、周波数発生信号SigFGをローレベルに切り替える。マスク信号生成回路30のカウンタ32は、周波数発生信号SigFGが遷移すると同時にリセットされ、あらたなカウントを開始する。
逆起ノイズNv1が現れる時刻T1において、マスク信号MSKはハイレベルである。上述のように、マスク回路12は、マスク信号MSKがハイレベルの期間、第1矩形波信号Pu〜Pwのレベル変動を無効化する。したがって、W相に着目すると、第2矩形波信号Mwに第1矩形波信号Pwに現れるノイズ成分Np1は現れず、逆起ノイズの影響が除去された平坦な信号が得られる。
時刻T2にマスク信号MSKがローレベルとなり、時刻T3に第1矩形波信号Pwがローレベルとなる。時刻3において、マスク信号MSKはローレベルであって、マスク回路12は、第1矩形波信号Pwのレベル変動に追従した第2矩形波信号Mwを出力するため、第2矩形波信号Mwもローレベルとなる。周波数発生回路20は、第2矩形波信号Mwの立ち下がりエッジ(ネガエッジ)を検出し、周波数発生信号SigFGをローレベルからハイレベルに切り替える。カウンタ32は、時刻T3に再度リセットされ、それまでのカウント値cnt1をレジスタ34に書き込む。このカウント値cnt1は、図中Tp1で示す周波数発生信号SigFGのパルス幅Tp1に応じた値となる。すなわち、カウンタ32に入力されるのクロック信号CKの周期時間をTckとすると、cnt1=Tp1/Tckとなる。
マスク幅設定回路36は、マスク幅設定回路36に書き込まれたカウント値cnt1に所定の係数αを乗じて得られる値(α×cnt1)に対応したマスク期間Tmsk1=α×cnt1×Tckの間、マスク信号MSKをハイレベルとする。たとえば、所定の係数αは13/16程度に設定してもよい。時刻T4に逆起ノイズNv2が発生し、第1矩形波信号Pvに逆起ノイズNp2が現れる。逆起ノイズNv2が現れる時刻T4は、マスク信号MSKがハイレベルであるため、第2矩形波信号Mvにノイズ成分は現れない。時刻T5にマスク信号MSKはローレベルであるため、マスク回路12は、第1矩形波信号Pvがハイレベルとなると同時に第2矩形波信号Mvをハイレベルとする。周波数発生回路20は、第2矩形波信号Mvのポジエッジを検出し、周波数発生信号SigFGをローレベルに切り替える。
このように、本実施の形態に係るモータ駆動回路100によれば、マスク信号MSKによるマスク時間Tmskを、周波数発生信号SigFGのパルス幅Tp、すなわちモータ50の回転数に応じて変化させる。その結果、モータ50の回転数が変動した場合においても、第1矩形波信号Vu〜Vwから逆起ノイズなどを好適に除去し、モータを安定に回転させることができる。
さらに、マスク信号生成回路30において、レジスタ34は、出力すべきマスク信号MSKに対して1つ前の周波数発生信号SigFGに対するカウント値CNTを保持し、このカウント値にもとづいてマスク信号MSKのマスク時間Tmskを設定する。その結果、マスク時間Tmskには、直前のモータ50の回転数が反映されるため、モータの回転数を急激に変化させる場合にも、安定に駆動することができる。
図3(a)〜(m)は、モータ50の加速時におけるモータ駆動回路100の動作状態を示すタイムチャートである。図3(a)〜(m)は、図2(a)〜(m)とそれぞれ対応した波形を示している。
モータ50の回転数が上昇するにしたがって、各相のコイル50a〜50cに駆動電流を供給する時間は短くなっていく。その結果、逆起電圧Vu〜Vwおよび第1矩形波信号Pu〜Pw、第2矩形波信号Mu〜Mwの周期時間は徐々に短くなっていく。第2矩形波信号Mu〜Mwの周期時間が短くなると、周波数発生信号SigFGの信号レベルが遷移する時間Tpも短くなり、レジスタ34に保持されるカウンタ32のカウント値CNTは小さくなっていく。その結果、マスク幅設定回路36により設定されるマスク信号MSKのマスク時間Tmskは、モータ50の回転数の上昇にともない、徐々に短くなっていく。
マスク信号生成回路30は、モータ50の駆動開始時において、マスク信号MSKのマスク時間Tmskを、周波数発生信号SigFGのパルス幅Tpにかかわらず、所定の固定値に設定してもよい。モータ50の駆動開始直後においては、レジスタ34にはいかなるカウント値も保持されていない。そこで、あらかじめ定めた固定値を初期値としてマスク信号MSKのマスク時間Tmskを決定し、このマスク信号MSKのマスク時間Tmskにもとづき、第1矩形波信号Pu〜Pwから逆起ノイズを除去する。その後、上述のように周波数発生信号SigFGのパルス幅Tpに応じてマスク信号MSKのマスク時間Tmskを設定することにより、駆動開始から所定の回転数に達するまでの期間、安定にモータ50を回転させることができる。
同様に、モータ50の減速時においても、同様の動作によって、マスク信号MSKのマスク時間Tmskが徐々に長くなっていき、逆起ノイズを好適に除去することができる。
つぎに、本実施の形態に係るモータ駆動回路100のアプリケーションについて説明する。図4は、図1のモータ駆動回路100を搭載したディスク装置200の構成を示すブロック図である。ディスク装置200は、CDやDVDなどの光ディスクに対して記録、再生処理を行うユニットであり、CDプレイヤやDVDプレイヤ、パーソナルコンピュータなどの電子機器に搭載される。ディスク装置200は、ピックアップ210、信号処理部212、ディスク214、モータ50、モータ駆動回路100を含む。
ピックアップ210は、ディスク214にレーザを照射して所望のデータを書き込み、あるいは、反射した光を読み込むことによりディスク214に書き込まれたデータを読み出す。信号処理部212は、ピックアップ210により読み書きするデータに対して増幅処理、A/D変換あるいはD/A変換など必要な信号処理を行う。モータ50は、ディスク214を回転させるために設けられたスピンドルモータである。図4に示すようなディスク装置200は、特に小型化が要求されるため、モータ50としてホール素子などを用いないセンサレスタイプが用いられる。本実施の形態に係るモータ駆動回路100は、このようなセンサレスのスピンドルモータを安定に駆動するために好適に用いることができる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施の形態では、3相モータを駆動する場合について説明したが、本発明は3相以外のセンサレスモータの駆動にも好適に用いることができる。
また、実施の形態において、逆起検出コンパレータ10は、モータ50の各相のコイル50a〜50cに発生する逆起電圧Vu〜Vwを各相のコイルの中点電圧Vnとそれぞれ比較したが、必要に応じて抵抗を用いて分圧し、分圧された電圧を比較することにより第1矩形波信号Pu〜Pwを生成してもよい。
実施の形態で説明した信号のハイレベル、ローレベルのロジックの設定は一例であって、論理回路ブロックの構成には様々な変形例が考えられ、こうした変形例も本発明の範囲に含まれる。
実施の形態に係るモータ駆動回路の構成を示す回路図である。 図2(a)〜(m)は、図1のモータ駆動回路の動作状態を示すタイムチャートである。 図3(a)〜(m)は、図1のモータ駆動回路のモータの加速時における動作状態を示すタイムチャートである。 図1のモータ駆動回路を搭載したディスク装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
100 モータ駆動回路、 10 逆起検出コンパレータ、 12 マスク回路、 14 出力回路、 20 周波数発生回路、 30 マスク信号生成回路、 32 カウンタ、 34 レジスタ、 50 モータ、 200 ディスク装置、 214 ディスク。

Claims (5)

  1. 多相モータに駆動電流を供給して駆動するモータ駆動回路であって、
    前記多相モータの各相のコイルに発生する逆起電圧を前記各相の中点電圧とそれぞれ比較し、各相の第1矩形波信号を生成する逆起検出コンパレータと、
    前記逆起検出コンパレータから出力される前記各相の第1矩形波信号のノイズ成分を除去するマスキング処理を行い、各相の第2矩形波信号として出力するマスク回路と、
    複数のトランジスタを含み、前記各相の第2矩形波信号にもとづき、前記複数のトランジスタのゲートに印加すべきドライブ信号を生成する出力回路と、
    前記各相の第2矩形波信号のエッジを検出し、検出したエッジ毎にレベルが切り替わる周波数発生信号を生成する周波数発生回路と、
    前記周波数発生信号のレベル遷移後、前記周波数発生信号のパルス幅に所定の係数を乗じた期間、所定レベルとなるマスク信号を生成するマスク信号生成回路と、
    を備え、前記マスク回路は、前記マスク信号が前記所定レベルの期間、前記第1矩形波信号のレベル変動を無効化するマスキング処理を行うことを特徴とするモータ駆動回路。
  2. 前記マスク信号生成回路は、
    前記周波数発生信号のレベル遷移ごとにリセットされ、カウントを開始するカウンタと、
    前記カウンタによりカウントされたリセット時のカウント値を保持するレジスタと、
    前記レジスタに保持されたカウント値に前記所定の係数を乗じて得られる数値に応じたパルス幅を有するマスク信号を出力するマスク幅設定部と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動回路。
  3. 前記マスク信号生成回路は、
    前記多相モータの駆動開始時において、所定の固定値をパルス幅として有する前記マスク信号を出力することを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動回路。
  4. 1つの半導体基板上に一体集積化されたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のモータ駆動回路。
  5. ディスクを回転させるスピンドルモータと、
    前記スピンドルモータを駆動する請求項1から3のいずれかに記載のモータ駆動回路と、
    を備えることを特徴とするディスク装置。
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