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JP4860423B2 - 減速機構付き電動モータ - Google Patents

減速機構付き電動モータ Download PDF

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JP4860423B2
JP4860423B2 JP2006281444A JP2006281444A JP4860423B2 JP 4860423 B2 JP4860423 B2 JP 4860423B2 JP 2006281444 A JP2006281444 A JP 2006281444A JP 2006281444 A JP2006281444 A JP 2006281444A JP 4860423 B2 JP4860423 B2 JP 4860423B2
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Description

本発明は、アマチュア軸を備えたモータ本体と、アマチュア軸の回転を減速して出力軸から出力する減速機構とを備えた減速機構付き電動モータに関する。
車両に設けられるワイパ装置やパワーウインド装置、サンルーフ装置等の駆動源としては、通常、車両に搭載されるバッテリ等の電源により作動する電動モータが用いられている。これらの装置に電動モータを適応させるためには、モータの回転を所要の回転数にまで減速する必要がある。そのため、このような電動モータは、モータ本体に減速機構が取り付けられて、減速機構付き電動モータとして1つのユニットとされている。
減速機構付き電動モータとしては、例えば特許文献1に示されるように、モータ本体としてブラシ付きモータを用いたものが多く見受けられる。ブラシ付きモータはモータヨークに回転自在に支持されるアマチュア軸を備えており、このアマチュア軸には周方向に並ぶ複数のスロットを備えたアマチュアコアが固定され、アマチュアコアの各スロットには複数のアマチュアコイルが重ね巻により装着されている。また、アマチュア軸には複数のセグメント片を備えたコミュテータが固定されており、各アマチュアコイルのコイル端は対応するセグメント片に接続されている。さらに、モータヨークの内部には樹脂製のブラシホルダが固定されており、ブラシホルダにはコミュテータの各セグメント片の外周面に摺接する一対のブラシが保持されている。そして、電源に接続される給電端子から給電回路を介してブラシに電力が供給されると、ブラシとコミュテータとを介して各アマチュアコイルに電力が供給されてアマチュア軸が回転するようになっている。
特開2006−94693号公報
しかしながら、モータ本体としてブラシ付きモータを用いた減速機構付き電動モータでは、通電状態のブラシがコミュテータの隣り合うセグメント片を跨いたときに自己誘導作用によりサージ電圧が発生し、このサージ電圧によりブラシとコミュテータとの摺接部分から電磁ノイズが放射されるので、この減速機構付き電動モータを車両に搭載すると、電磁ノイズにより他の電装品等に障害を与えること(ラジオノイズ等)おそれがあった。
本発明の目的は、この減速機構付き電動モータが発生する電磁ノイズを低減することにある。
本発明の減速機構付き電動モータは、アマチュア軸を備えたモータ本体と、前記アマチュア軸の回転を減速して出力軸から出力する減速機構とを備えた減速機構付き電動モータであって、前記アマチュア軸を回転自在に支持するモータヨークと、前記モータヨークの開口部に固定され、前記減速機構を収容するギヤケースと、前記モータヨークの内面に固定され、前記モータヨーク内に磁界を形成する一対のマグネットと、周方向に並ぶ複数のスロットを備え、前記アマチュア軸に固定されて前記モータヨークの内部に配置されるアマチュアコアと、周方向に所定の間隔を空けて並ぶ複数のセグメント片を備え、前記アマチュアコアに対して回転方向に所定角度ずれて前記アマチュア軸に固定されるコミュテータと、前記スロットに巻回され、それぞれ対応する前記セグメント片に接続される複数のアマチュアコイルと、前記モータヨークの内部に配置されるブラシホルダに保持され、前記コミュテータの外周面に摺接する一対のブラシと、電源に接続される給電端子と前記ブラシとの間に接続される給電回路に設けられ、前記給電回路に生じるノイズを吸収する雑音防止素子とを有することを特徴とする。
本発明の減速機構付き電動モータは、一対の前記給電端子が設けられ前記ギヤケース上に配置されるコネクタ部と、前記ブラシホルダと一体に設けられ前記モータヨークの開口部から前記ギヤケース側に突出して該ギヤケース上に配置される収容ケースとを備え、前記雑音防止素子が収容ケースに収容されることを特徴とする。
本発明の減速機構付き電動モータは、前記コミュテータは前記アマチュアコアに対して7度〜11度の進角を有して前記アマチュア軸に固定されることを特徴とする。
本発明の減速機構付き電動モータは、前記アマチュア軸の回転方向が一方向に定められていることを特徴とする。
本発明の減速機構付き電動モータは、磁性体により有底筒状に形成されたモータヨークと、前記モータヨークの内面に対向して配置される一対のマグネットと、前記モータヨークの底部に設けられた軸受に回転自在に支持されたアマチュア軸と前記アマチュア軸に固定されたアマチュアコアと前記アマチュアコアに巻回されたアマチュアコイルとを有するアマチュアと、前記アマチュア軸に固定され、前記アマチュアコイルに電気的に接続されるコミュテータと、前記コミュテータに摺接し、前記コミュテータに電流を供給する一対のブラシと、前記モータヨーク内に配置され、前記モータヨークに固定されるとともに一対の前記ブラシを保持するブラシホルダと、前記アマチュア軸に設けられるウォームと前記ウォームに噛み合うウォームホイルとを備えた減速機構と、前記モータヨークの開口部に固定され、前記減速機構を収容するギヤケースと、一対の前記ブラシに電気的に接続された雑音防止回路と、前記モータヨークの開口部を通って前記ブラシホルダに一体的に結合されるとともに前記ギヤケースの外壁上に配置され、前記雑音防止回路を収容する収容ケースと、弾性金属によって形成され、前記収容ケース内で前記雑音防止回路に接続される一対の接続板とを備えた減速機構付き電動モータにおいて、一対の前記マグネットが生じる磁界に垂直な方向に対して前記アマチュアコイルが生じる磁界が回転方向に7度から11度ずれるように、前記アマチュアコアに対して回転方向にずらして前記コミュテータを前記アマチュア軸に固定することを特徴とする。
本発明によれば、給電端子とブラシとの間に接続される給電回路に雑音防止素子を設けるとともに、アマチュアコアに対して回転方向に所定角度ずらしてコミュテータをアマチュア軸に固定するようにしたので、給電回路上のノイズを雑音防止素子により吸収するとともに、マグネットが生じる磁界とアマチュアコイルが生じる磁界とによりモータヨーク内に形成される合成磁界の歪みを抑制して、この減速機構付き電動モータが生じる電磁ノイズを低減することができる。
本発明によれば、ブラシホルダと一体に設けられてギヤケース上に配置される収容ケースに雑音防止素子を収容するようにしたので、モータヨーク内から開口部を介して出てくるノイズを他の配線に伝播する前に雑音防止素子によりまとめて除去することができ、これにより、この減速機構付き電動モータが生じる電磁ノイズを低減することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態であるワイパモータを示す斜視図であり、図2は図1に示すワイパモータの横断面図、図3は図2におけるA−A線に沿う断面図である。
図1に示すワイパモータ11は、車両に設けられるリヤワイパ装置の駆動源として用いられるものであり、モータ本体12と減速機13とが1つのユニットとされた減速機構付き電動モータとなっている。
モータ本体12は磁性体により断面小判形状の有底筒状に形成されたモータヨーク(継鉄)14を有しており、このモータヨーク14の内部にはアマチュア(電機子)15が収容されている。アマチュア15はアマチュア軸16を備え、このアマチュア軸16の一端はモータヨーク14の底部に設けられた軸受17を介してモータヨーク14に回転自在に支持されており、これにより、アマチュア15はモータヨーク14の内部で回転自在となっている。
図2に示すように、アマチュア軸16にはモータヨーク14の内部に位置してアマチュアコア18が固定されており、このアマチュアコア18には周方向に並ぶ10個のスロット21が設けられている。これらのスロット21はその断面形状が互いに異なる異形スロットとなっており、また、各スロット21はアマチュア軸16の軸方向に対して回転方向に傾斜する、いわゆるスキュー(斜溝)となっている。
各スロット21にはそれぞれ対応するスロット21間に渡って導線が巻回され、これにより、アマチュアコア18には重ね巻により10個のアマチュアコイル22が装着されている。このとき、アマチュアコア18のスロット21は異形に形成されているので、各スロット21への導線の巻き付け作業が容易になる。また、スロット21にスキューを施すとともにアマチュアコイル22をスロット21に重ね巻により装着するようにしているので、アマチュア15の回転むらを低減させることができる。
なお、本実施の形態においては、アマチュアコイル22は重ね巻によりアマチュアコア18に装着されているが、これに限らず、例えば、波巻きなど、他の巻き方によりアマチュアコア18に巻回するようにしてもよい。
モータヨーク14の内面には一対のセグメント形(扇形)のマグネット(磁石)23a,23bが互いに異なる磁極を向かい合わせるように対向して固定され、これらのマグネット23a,23bによりモータヨーク14の内部には磁界が形成されている。アマチュアコア18とこれに装着されるアマチュアコイル22は一対のマグネット23a,23bの間に配置され、これらのマグネット23a,23bにより形成される磁界の内部に位置するようになっている。
アマチュア軸16にはアマチュアコア18に並べてコミュテータ(整流子)24が固定されている。このコミュテータ24は樹脂等の絶縁材により筒状に形成されてアマチュア軸16に嵌合固定される筒体24aと筒体24aの外周に周方向に所定の間隔を空けて並べて固定される10個のセグメント片24bとを備えており、各セグメント片24bのライザ24cには対応するアマチュアコイル22のコイル端が電気的に接続されている。また、モータヨーク14の内部にはブラシホルダ25が設けられ、図3に示すように、コミュテータ24を介して各アマチュアコイル22に駆動電流を供給するための一対のブラシ26a,26bがこのブラシホルダ25に保持されている。
図4は図3に示すブラシホルダの詳細を示す斜視図であり、このブラシホルダ25は樹脂材料により形成され、アマチュア軸16の軸方向に垂直な本体壁部25aと、モータヨーク14の内面に沿う筒状に形成されて本体壁部25aの外周を覆う外周壁部25bとを備え、外周壁部25bがモータヨーク14の内面に摺接するようにモータヨーク14の内部に装着され、当該モータヨーク14に固定されている。また、本体壁部25aの軸心には貫通孔25cが形成され、アマチュア軸16に固定されたコミュテータ24は貫通孔25cに挿通されて本体壁部25aの内側に配置されている。
ブラシホルダ25に保持される一対のブラシ26a,26bは、それぞれ「くの字」に折り曲げられた板ばね27a,27bの一端に固定され、これらの板ばね27a,27bの他端は締結部材(ボルト)28a,28bによりブラシホルダ25に固定されている。これにより、ブラシ26a,26bは板ばね27a,27bに付勢された状態でコミュテータ24の外周面に摺接するようになっている。各ブラシ26a,26bの間に駆動電流が供給されると、この電流はコミュテータ24により整流されて各アマチュアコイル22に供給され、磁界の内部にあるアマチュアコア18に電磁力が生じてアマチュア15つまりアマチュア軸16が回転する。
一方、減速機13はアルミ合金等の導体により形成されるギヤケース31を有しており、このギヤケース31は締結部材(ボルト)32によりモータヨーク14の開口部に固定され、モータヨーク14とともにモータハウジングを構成している。ギヤケース31の内部には、ウォーム33とウォーム33に噛み合うウォームホイル34とを備えた減速機構(ウォームギヤ機構)35が収容されており、ウォーム33はアマチュア軸16のギヤケース31の内部に突出する外周面に一体的に形成され、ウォームホイル34はギヤケース31に回転自在に収容されている。また、ギヤケース31には動力変換機構36が収容されており、ウォームホイル34の回転は動力変換機構36により揺動運動に変換されて出力軸37から出力されるようになっている。動力変換機構36は第1のアーム部材36aと第2のアーム部材36bとを備え、第1のアーム部材36aの一端は連結ピン38aによりウォームホイル34の回転中心軸から離れた位置に回転自在に連結され、他端は第2のアーム部材36bの一端に連結ピン38bにより回動自在に連結され、第2のアーム部材36bの他端は出力軸37に固定されている。このような構造により、モータ本体12が作動してアマチュア軸16が回転すると、その回転は減速機構35により所定の回転数にまで減速してウォームホイル34に伝達され、ウォームホイル34の回転は第1のアーム部材36aと第2のアーム部材36bとにより揺動運動に変換されて出力軸37から出力される。つまり、このワイパモータ11では、モータ本体12の動力であるアマチュア軸16の回転運動を減速機構35で減速するとともに動力変換機構36により揺動運動に変換して出力軸37から出力するようになっている。
図1に示すように、ギヤケース31にはボス部31aが形成され、出力軸37はこのボス部31aに回転自在に支持されるとともにボス部31aから外部に突出し、その先端にはリヤワイパ装置を構成するリヤワイパアーム(不図示)が取り付けられるようになっている。これにより、モータ本体12が作動すると、出力軸37とともにリヤワイパアームが揺動して、リヤワイパ装置による払拭動作が行われることになる。
図5は図1に示すワイパモータの給電回路図であり、図6は図1に示すワイパモータの分解斜視図である。
このワイパモータ11には、該ワイパモータ11を電源41に接続するために、コネクタ部42が設けられている。図1に示すように、このコネクタ部42は独立したユニットとして形成され、ギヤケース31の外側面上に配置されて締結部材(ボルト)43により当該ギヤケース31に固定されている。図2、図5に示すように、このコネクタ部42には一対の給電端子44a,44bが設けられており、一方の給電端子44aは配線を介して電源41とワイパスイッチ45とに接続され、他方の給電端子44bは配線を介して車体にアースされている。また、各給電端子44a,44bを各ブラシ26a,26bに接続するために、図5に示すように、各ブラシ26a,26bと各給電端子44a,44bの間には給電回路46が設けられている。ワイパスイッチ45がオンされると電源41からの駆動電流が給電端子44aと給電回路46を介してブラシ26aに供給され、この電流がコミュテータ24により整流されて各アマチュアコイル22に供給される。なお、板ばね27a,27bは例えば銅板など導電性を有する金属板により形成されており、給電端子44aからの電流は板ばね27aを介してブラシ26aに供給され、ブラシ26bからの電流は板ばね27bを介して給電端子44bに伝達される。
なお、このワイパモータ11に用いられるモータ本体12は、アマチュア軸16の回転方向が一方向に定められた、つまりアマチュア軸16が一方向にのみ回転する回転方向指定型のモータとなっており、ワイパスイッチ45の操作によりモータ本体12のオン・オフのみが切り替えられ、作動時にはアマチュア軸16は常に同一方向に回転するようになっている。
コネクタ部42にはオートストップ回路用のスイッチ端子47が設けられており、このスイッチ端子47はギヤケース31に設けられた挿通孔(不図示)からギヤケース31の内部に挿通され、ウォームホイル34とともに回転するリレープレート(不図示)に接触している。リヤワイパアームが下反転位置となると、スイッチ端子47とリレープレートとを介してコネクタ部42の位置検出用端子48から図示しない制御装置に位置検出信号が出力される。そして、制御装置は、ワイパスイッチ45が無作為に停止操作されても、リヤワイパアームが下反転位置となったときにモータ本体12を停止させるようになっている。
ブラシ26a,26bとコミュテータ24の摺接により給電回路46上に生じるサージ電圧等のノイズを吸収して、このワイパモータ11から放射される電磁ノイズを低減するために、給電回路46には雑音防止素子としての一対のチョークコイル51a,51bが設けられている。一方のチョークコイル51aは給電端子44aとブラシ26aとの間に直列に接続され、他方のチョークコイル51bは給電端子44bとブラシ26bとの間に直列に接続されており、また、各給電端子44a,44bの間には各チョークコイル51a,51bと並列にコンデンサとバリスタとの機能を有する容量性素子としての双方向性バリスタ52が接続されている。つまり、給電回路46には、一対のチョークコイル51a,51bと双方向性バリスタ52とを備えた雑音防止回路が設けられ、各ブラシ26a,26bはこの雑音防止回路に電気的に接続されている。
図1、図6に示すように、ギヤケース31の外壁上つまり外側面上には収容ケース53が配置され、各チョークコイル51a,51bと双方向性バリスタ52、つまり雑音防止回路はこの収容ケース53の内部に収容されている。この収容ケース53は樹脂材料により縦長のバスタブ状に形成されており、図4に示すように、その一端において外周壁部25bに沿うようにブラシホルダ25に固定されている。つまり、収容ケース53はブラシホルダ25に結合つまり固定されて当該ブラシホルダ25一体的に設けられており、ブラシホルダ25がモータヨーク14に装着されると収容ケース53はモータヨーク14の内部からその開口部を通ってギヤケース31の側に突出するようになっている。そして、モータヨーク14がギヤケース31に固定されると、収容ケース53はギヤケース31の外壁上に配置されるようになっている。
これにより、ブラシ26a,26bとコミュテータ24との摺接部分からノイズが発生しても、チョークコイル51a,51bおよび双方向性バリスタ52により、給電回路46に流れるノイズを吸収して、モータ外部への電磁ノイズの放射を低減することができる。また、チョークコイル51a,51bと双方向性バリスタ52はモータヨーク14の外側であってモータヨーク14からの給電回路46の出口つまりモータヨーク14の開口部の直後に配置されているので、モータヨーク14の内部から当該開口部を介して外部に放射される電磁ノイズを、他の配線等に伝播する前に除去することができる。
このように、このワイパモータ11では、チョークコイル51a,51bと双方向性バリスタ52をモータヨーク14の外側に配置するようにしたので、モータヨーク14の内部から開口部を介して出てくる電磁ノイズを他の配線に伝播する前にまとめて除去して、このワイパモータ11から放射される電磁ノイズを低減することができる。
収容ケース53には当該収容ケース53の内部を3つのスペースに区画する隔壁54が設けられており、各チョークコイル51a,51bは互いに並列に並べられるとともに隔壁54により互いに隔てられた状態で収容ケース53に収容されている。また、双方向性バリスタ52は各チョークコイル51a,51bに対してコネクタ部42側に並べて配置され、隔壁54により各チョークコイル51a,51bから隔てられた状態で収容ケース53に収容されている。隔壁54により区画される各スペースはそれぞれチョークコイル51a,51b、双方向性バリスタ52の外形に対応した形状と大きさに設定されており、各スペースにチョークコイル51a,51bや双方向性バリスタ52を容易に装着できるようになっている。
なお、符号55a,55bはそれぞれ弾性金属によって形成され収容ケース53の内部でチョークコイル51a,51bの一端に接続されるとともに給電端子44a,44bに接続される接続板であり、符号56a,56bはそれぞれ弾性金属によって形成され収容ケース53の内部でチョークコイル51a,51bの他端に接続されるとともにブラシ26a,26bに接続される接続板である。また、図6においては、収容ケース53は蓋が取り外された状態となっている。さらに、接続板55bは接地線57aによりギヤケース31に接地され、接続板56bは接地線57bによりモータヨーク14に接地されるとともにモータヨーク14とギヤケース31は電気的に接続されており、これにより、モータヨーク14とギヤケース31とはノイズに対してシールド効果を生じるようになっている。
図7はアマチュアコアとコミュテータのアマチュア軸への固定位置を示す説明図であり、図8はアマチュアコアに装着されるアマチュアコイルの配線図である。なお、本実施の形態においては、アマチュアコア18に設けられるスロット21はスキューが施されているので、各スロット21のコミュテータ24に対する回転位置はアマチュアコア18の軸方向の中間位置を基準として設定されている。
このワイパモータ11では、給電回路46にチョークコイル51a,51bと双方向性バリスタ52とを設けて電磁ノイズの発生を低減させるとともに、アマチュア15に進角を設定し、この進角の設定によりモータ内部の整流を改善して、このワイパモータ11から放射される電磁ノイズをさらに低減するようにしている。
図7に示すように、ブラシホルダ25に保持される各ブラシ26a,26bは、一対のマグネット23a,23bの周方向の中点を結ぶ直線L1の方向つまり一対のマグネット23a,23bが生じる磁界の方向に対してアマチュア軸16の回転方向に35度ずれて配置されている。一方、コミュテータ24は直線L1に対するブラシ26a,26bのずれ分(本実施の形態の場合では35度)に加えて、さらにアマチュアコア18に対して回転方向に9度ずれて、つまり9度の進角を付けてアマチュア軸16に固定されている。つまり、進角が設定されない場合では、コミュテータ24はアマチュアコア18に対して、マグネット23a,23bの中点を結ぶ直線L1に対するブラシ26a,26bのずれ分だけ回転方向にずれてアマチュア軸16に固定されるが、このワイパモータ11では、直線L1に対するブラシ26a,26bのずれ分に加えて、さらにアマチュアコア18に対して回転方向に9度の進角を付けてコミュテータ24をアマチュア軸16に固定するようにしている。これにより、本実施の形態の場合では、コミュテータ24は、進角が設定されない場合に比較して、アマチュアコア18に対して回転方向に44度ずれてアマチュア軸16に固定されている。
一方、アマチュアコア18に装着される各アマチュアコイル22のコイル端は、それぞれ隣り合うセグメント片24bに接続されるとともに、3つのスロット21を跨いで所定の一対のスロット21に重ね巻されている。そして、前述にように、コミュテータ24がアマチュアコア18に対して回転方向に9度の進角を有してアマチュア軸16に固定されることにより、図8に示すように、通電された各アマチュアコイル22が生じる磁界の中性軸L2は一対のマグネット23a,23bの周方向の中点つまり直線L1に対して回転方向に9度ずれるようになっている。つまり、このワイパモータ11では、一対のマグネット23a,23bの周方向の中点を結ぶ直線L1の方向に対してブラシ26a,26bの位置を回転方向にずらして進角を付けるのではなく、アマチュアコイル22が装着されたアマチュアコア18に対してブラシ26a,26bに摺接するコミュテータ24を回転方向にずらしてアマチュア軸16に固定することにより進角を設定するようにしている。
なお、図8においては、3つのアマチュアコイル22のみを示しているが、他の7つのアマチュアコイル22も同様のパターンで対応するスロット21に重ね巻により装着される。
このような構成により、各ブラシ26a,26bを介してアマチュアコイル22に駆動電流が供給されると、一対のマグネット23a,23bが生じる磁界に垂直な方向に対して通電されたアマチュアコイル22が生じる磁界が回転方向に9度ずれ、これにより、マグネット23a,23bがモータヨーク14の内部に形成する磁界と当該アマチュアコイル22が生じる磁界との合成磁界は、その中性軸の歪みが進角により補正されて、当該合成磁界はマグネット23a,23bの周方向の中点を結ぶ直線L1に平行となるように補正される。つまり、進角が設定されない場合では、アマチュアコイル22が生じる磁界の中性軸L2はマグネット23a,23bが生じる磁界の方向(直線L1に方向)に一致するので、マグネット23a,23bが生じる磁界とアマチュアコイル22が生じる磁界の合成磁界は中性軸が回転方向の反対側にずれた湾曲磁界となるが、このワイパモータ11では、コミュテータ24をアマチュアコア18に対して進角を付けてアマチュア軸16に固定することにより、合成磁界の中性軸を回転方向にずらして、合成磁界の歪みを減少させることができるのである。したがって、コミュテータ24とブラシ26a,26bとを介して各アマチュアコイル22へ供給される電流の整流が適正化され、これにより、ブラシ26a,26bとコミュテータ24との摺接部分から生じる電磁ノイズが低減される。
このように、このワイパモータ11では、給電回路46にチョークコイル51a,51bや双方向性バリスタ52を設けるとともに、アマチュアコア18に対して進角を付けてコミュテータ24をアマチュア軸16に固定するようにしたので、進角の効果によりアマチュアコイル22へ供給する電流の整流を適正化することができ、これにより、ブラシ26a,26bとコミュテータ24の摺接部分から発生する電磁ノイズを大幅に低減することができる。
また、アマチュアコア18に対してコミュテータ24を回転方向にずらしてアマチュア軸16に固定することにより進角を設定するようにしたので、小判型のモータヨーク14を用いた場合など、ブラシ26a,26bのブラシホルダ25へのレイアウトに制限がある場合であっても、ブラシ26a,26bの配置位置に拘わらず進角を設定することができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。たとえば、本実施の形態においては、本発明を車両のリヤワイパアームを駆動するワイパモータ11に適用した場合を示しているが、これに限らず、例えば、車両用のパワーウインド装置やサンルーフ装置等の駆動源として用いられるモータ等に本発明を適用してもよい。
また、本実施の形態においては、アマチュアコア18に対して9度の進角を付けてコミュテータ24をアマチュア軸16に固定するようにしているが、これに限らず、進角の範囲はモータ本体12の仕様に併せて任意に設定することができ、特に、7度〜11度の範囲で進角を付けるのが好ましい。
さらに、本実施の形態においては、アマチュアコア18のスロットとコミュテータ24のセグメント片24bはそれぞれ10個設けられているが、これに限らず、モータ本体12の仕様に応じて任意に設定することができる。
さらに、本実施の形態においては、減速機13には動力変換機構36が設けられているが、これに限らず、減速機構35が設けられていれば、動力変換機構36の有無は問わない。また、減速機構35としてはウォームギヤ機構に限らず、他の構造の減速機構を用いるようにしてもよい。
さらに、本実施の形態においては、容量性素子として双方向性バリスタ52を用いているが、これに限らず、コンデンサまたはバリスタのみの機能を有するものを用いるようにしてもよい。
本発明の一実施の形態であるワイパモータを示す斜視図である。 図1に示すワイパモータの横断面図である。 図2におけるA−A線に沿う断面図である。 図3に示すブラシホルダの詳細を示す斜視図である。 図1に示すワイパモータの給電回路図である。 図1に示すワイパモータの分解斜視図である。 アマチュアコアとコミュテータのアマチュア軸への固定位置を示す説明図である。 アマチュアコアに装着されるアマチュアコイルの配線図である。
符号の説明
11 ワイパモータ(減速機構付き電動モータ)
12 モータ本体
13 減速機
14 モータヨーク
15 アマチュア
16 アマチュア軸
17 軸受
18 アマチュアコア
21 スロット
22 アマチュアコイル
23a,23b マグネット
24 コミュテータ
24a 筒体
24b セグメント片
24c ライザ
25 ブラシホルダ
25a 本体壁部
25b 外周壁部
25c 貫通孔
26a,26b ブラシ
27a,27b 板ばね
28a,28b 締結部材
31 ギヤケース
31a ボス部
32 締結部材
33 ウォーム
34 ウォームホイル
35 減速機構
36 動力変換機構
36a 第1のアーム部材
36b 第2のアーム部材
37 出力軸
38a,38b 連結ピン
41 電源
42 コネクタ部
43 締結部材
44a,44b 給電端子
45 ワイパスイッチ
46 給電回路
47 スイッチ端子
48 位置検出用端子
51a,51b チョークコイル(雑音防止素子)
52 双方向性バリスタ
53 収容ケース
54 隔壁
55a,55b 接続板
56a,56b 接続板
57a,57b 接地線
L1 直線
L2 中性軸

Claims (5)

  1. アマチュア軸を備えたモータ本体と、前記アマチュア軸の回転を減速して出力軸から出力する減速機構とを備えた減速機構付き電動モータであって、
    前記アマチュア軸を回転自在に支持するモータヨークと、
    前記モータヨークの開口部に固定され、前記減速機構を収容するギヤケースと、
    前記モータヨークの内面に固定され、前記モータヨーク内に磁界を形成する一対のマグネットと、
    周方向に並ぶ複数のスロットを備え、前記アマチュア軸に固定されて前記モータヨークの内部に配置されるアマチュアコアと、
    周方向に所定の間隔を空けて並ぶ複数のセグメント片を備え、前記アマチュアコアに対して回転方向に所定角度ずれて前記アマチュア軸に固定されるコミュテータと、
    前記スロットに巻回され、それぞれ対応する前記セグメント片に接続される複数のアマチュアコイルと、
    前記モータヨークの内部に配置されるブラシホルダに保持され、前記コミュテータの外周面に摺接する一対のブラシと、
    電源に接続される給電端子と前記ブラシとの間に接続される給電回路に設けられ、前記給電回路に生じるノイズを吸収する雑音防止素子とを有することを特徴とする減速機構付き電動モータ。
  2. 請求項1記載の減速機構付き電動モータにおいて、一対の前記給電端子が設けられ前記ギヤケース上に配置されるコネクタ部と、前記ブラシホルダと一体に設けられ前記モータヨークの開口部から前記ギヤケース側に突出して該ギヤケース上に配置される収容ケースとを備え、前記雑音防止素子が収容ケースに収容されることを特徴とする減速機構付き電動モータ。
  3. 請求項1または2記載の減速機構付き電動モータにおいて、前記コミュテータは前記アマチュアコアに対して7度〜11度の進角を有して前記アマチュア軸に固定されることを特徴とする減速機構付き電動モータ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の減速機構付き電動モータにおいて、前記アマチュア軸の回転方向が一方向に定められていることを特徴とする減速機構付き電動モータ。
  5. 磁性体により有底筒状に形成されたモータヨークと、
    前記モータヨークの内面に対向して配置される一対のマグネットと、
    前記モータヨークの底部に設けられた軸受に回転自在に支持されたアマチュア軸と前記アマチュア軸に固定されたアマチュアコアと前記アマチュアコアに巻回されたアマチュアコイルとを有するアマチュアと、
    前記アマチュア軸に固定され、前記アマチュアコイルに電気的に接続されるコミュテータと、
    前記コミュテータに摺接し、前記コミュテータに電流を供給する一対のブラシと、
    前記モータヨーク内に配置され、前記モータヨークに固定されるとともに一対の前記ブラシを保持するブラシホルダと、
    前記アマチュア軸に設けられるウォームと前記ウォームに噛み合うウォームホイルとを備えた減速機構と、
    前記モータヨークの開口部に固定され、前記減速機構を収容するギヤケースと、
    一対の前記ブラシに電気的に接続された雑音防止回路と、
    前記モータヨークの開口部を通って前記ブラシホルダに一体的に結合されるとともに前記ギヤケースの外壁上に配置され、前記雑音防止回路を収容する収容ケースと、
    弾性金属によって形成され、前記収容ケース内で前記雑音防止回路に接続される一対の接続板とを備えた減速機構付き電動モータにおいて、
    一対の前記マグネットが生じる磁界に垂直な方向に対して前記アマチュアコイルが生じる磁界が回転方向に7度から11度ずれるように、前記アマチュアコアに対して回転方向にずらして前記コミュテータを前記アマチュア軸に固定することを特徴とする減速機構付き電動モータ。
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