JP4852971B2 - 画像表示装置 - Google Patents
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Description
とにより画像を表示する画像表示装置の技術に関する。
るレーザプロジェクタが提案されている。レーザ光は、色純度が高い、コヒーレンスが高
く整形が容易である等の特徴を有する。このため、レーザプロジェクタにより、高解像度
かつ色再現性が良好な画像を表示することが期待されている。レーザ光の走査には、光を
反射している状態の反射ミラーを振動させることによって光を走査させる構成を用いるこ
とができる。レーザプロジェクタにおいて、反射ミラーを用いてレーザ光を走査させる技
術は、例えば、特許文献1に提案されている。
るために、レーザ光を高速に走査させることとなる。反射ミラーの高速かつ正確な駆動を
行うには反射ミラーの偏向角をできるだけ小さくすることが望まれることから、特に、大
型な画像を表示する場合には、スクリーン等の被照射面と反射ミラーとの間の距離を長く
することが求められている。ビーム径が最小となるビームウェストが反射ミラーの位置と
なるように光学系を構成すると、被照射面に形成されるレーザ光のスポットが一つの画素
より大きくなることが考えられる。被照射面と反射ミラーとの間の距離を長くするほど、
またビームウェストにてレーザ光を細く絞るほど、被照射面におけるスポットは大きくな
る。この場合、一つの画素にスポットを収めるためにさらに光学系を追加する必要がある
ことから、光学系の複雑化を招くこととなる。また、特許文献1に提案される構成では、
被照射面の位置にビームウェストを形成している。この場合、反射ミラーにおけるビーム
径が大きくなることから、大型な反射ミラーを用いる必要を生じる。反射ミラーが大型に
なると、高速かつ大きな偏向角で反射ミラーを振動させることが非常に困難である。
合を回避するために、被照射面と反射ミラーとの中間位置にビームウェストを形成するこ
とが考えられる。しかしながら、反射ミラーから被照射面までに1m以上の光路を確保す
るような場合には、被照射面から反射ミラーまでの光路にて、画素や反射ミラーに収まる
程度、例えば1mmほどのビーム径を維持させることは非常に困難である。このように、
ビーム光の走査により画像を表示する従来の技術では、簡易な構成により高い解像度の画
像を表示することが困難であるという問題を生じる。本発明は、上述の問題に鑑みてなさ
れたものであり、簡易な構成により高い解像度の画像を表示することが可能な画像表示装
置を提供することを目的とする。
調されたビーム光を、被照射面を走査させることにより画像を表示する画像表示装置であ
って、ビーム光を供給する光源部と、光源部からのビーム光を走査させる走査部と、ビー
ム光を集光させる集光光学系と、を有し、集光光学系は、走査部と被照射面との中間位置
よりも走査部から遠い位置においてビームウェストを形成することを特徴とする画像表示
装置を提供することができる。
成する構成とすると、走査部の位置にビームウェストを形成する場合と比較して、被照射
面でのスポット径を低減することが可能となる。被照射面の位置にビームウェストを形成
する場合と比較すると、走査部でのビーム径を低減することができる。本発明によると、
画面サイズ及び解像度に応じた画素領域にスポットを収め、かつ、走査部の位置にてビー
ム径が最小となるように、ビームウェストの位置の最適化が可能となる。画素領域にスポ
ットを収めることで解像度に応じた高精細な表示を可能とする。走査部の位置におけるビ
ーム径を最小とすることで、走査部に用いられる反射ミラーのサイズを小さくすることが
できる。反射ミラーを小型にできることで、高速かつ大きな偏向角により反射ミラーを振
動させることが可能となる。さらに、本発明はビームウェストの位置を適宜調整するのみ
で実現可能であるから、新たな光学系を不要とし、簡易な構成とすることができる。これ
により、簡易な構成により高い解像度の画像を表示することが可能な画像表示装置を得ら
れる。
路中においてビームウェストを形成することが望ましい。これにより、画素領域にスポッ
トを収めることができ、かつ走査部の位置でのビーム径を小さくすることができる。
のビーム光を走査部にて集光させる第1集光光学系と、走査部と被照射面との間に設けら
れ、第1集光光学系からのビーム光を集光させることによりビームウェストを形成する第
2集光光学系と、を有することが望ましい。第1集光光学系は、走査部の反射ミラーにて
ビーム径が十分小さくなるようにビーム光を集光させる。走査部と被照射面との間に設け
られる第2集光光学系のみを用いる場合と比較して、第1集光光学系を併せて用いること
で、走査部の位置でのビーム径を小さくすることが可能となる。これにより、走査部の位
置でのビーム径をさらに小さくし、かつ最適な位置にビームウェストを設定することがで
きる。
ーム光のビーム径を調整するビーム径調整光学系を有し、第2集光光学系は、ビーム径調
整光学系からのビーム光を集光させることが望ましい。第2集光光学系には、第1集光光
学系により走査部付近にて集光された後のレーザ光が入射する。第1集光光学系による集
光後所定のビーム径に戻ったビーム光を第2集光光学系へ入射させるためには、走査部と
第2集光光学系との間の距離を長く取ることとなる。走査しているビーム光を第2集光光
学系で取り込むためには、走査部と第2集光光学系との間の距離が長くなるに従い大型な
第2集光光学系が必要となる。ビーム径調整光学系によりビーム径を適宜調整可能な構成
とすることで、走査部と第2集光光学系との間の距離を長く取る必要が無くなる。また、
走査部に近い位置に第2集光光学系を配置可能とすることで、小型な第2集光光学系を用
いることができる。このように、光学系の構成に応じてビーム径を適宜調整することで、
光学系の構成の自由度を増加させることができる。
し、反射ミラーを共振動作させることによりビーム光を走査させることが望ましい。反射
ミラーを共振動作させることにより、反射ミラーの変位量を増大させることが可能である
。これにより、少ないエネルギーで効率良くレーザ光を走査させることができる。本発明
では、小型で共振動作させることが可能な反射ミラーを用いることができる。
数の色光であるビーム光を供給し、集光光学系は、色光ごとに設けられ、かつ、ピーク波
長に対応する位置にビームウェストを形成することが望ましい。ビーム光は、波長が大き
いほど広がり易い。ピーク波長に対応する位置にビームウェストを形成する集光光学系を
用いることにより、被照射面における各色光のスポットの大きさを均一にすることができ
る。これにより、色ずれを低減し、高品質な画像を表示することができる。
100は、スクリーン110の一方の面にレーザ光を供給し、スクリーン110の他方の
面から出射される光を観察することで画像を鑑賞する、いわゆるリアプロジェクタである
。画像表示装置100は、画像信号に応じて変調されたビーム光を、スクリーン110の
被照射面S上を走査させることにより画像を表示する。
源部101Bとを有する。R光用光源部101Rは、ビーム光である赤色レーザ光(以下
、「R光」という。)を供給する半導体レーザである。G光用光源部101Gは、ビーム
光である緑色レーザ光(以下、「G光」という。)を供給する半導体レーザである。B光
用光源部101Bは、ビーム光である青色レーザ光(以下、「B光」という。)を供給す
る半導体レーザである。各色光用光源部101R、101G、101Bは、それぞれ画像
信号に応じて変調されたレーザ光であって、互いに異なるピーク波長を有する色光を供給
する。画像信号に応じた変調は、振幅変調、パルス幅変調のいずれを用いても良い。
の間、G光用光源部101Gとクロスダイクロイックプリズム103との間、B光用光源
部101Bとクロスダイクロイックプリズム103との間にそれぞれ設けられている。こ
のように、集光光学系LN1は、色光ごとに設けられている。集光光学系LN1は、それ
ぞれレーザ光を集光させる。集光光学系LN1は単独のレンズにより構成する場合に限ら
れず、複数のレンズにより構成することとしても良い。各色光用光源部101R、101
G、101Bからの光は、それぞれ集光光学系LN1を透過した後、クロスダイクロイッ
クプリズム103へ入射する。
を有する。第1ダイクロイック膜103a、及び第2ダイクロイック膜103bは、X字
型に直交して配置される。R光用光源部101RからのR光は、第1ダイクロイック膜1
03aで反射し、かつ第2ダイクロイック膜103bを透過することにより、走査部20
0の方向へ進行する。G光用光源部101GからのG光は、第1ダイクロイック膜103
a及び第2ダイクロイック膜103bを透過することにより、走査部200の方向へ進行
する。B光用光源部101BからのB光は、第2ダイクロイック膜103bで反射し、か
つ第1ダイクロイック膜103aを透過することにより、走査部200の方向へ進行する
。このように、クロスダイクロイックプリズム103は、R光、G光及びB光を合成する
。
ミラー202の周囲に設けられた外枠部204とを有する、いわゆる二重ジンバル構造を
なしている。外枠部204は、回転軸である第1トーションばね206によって、不図示
の固定部に連結されている。外枠部204は、第1トーションばね206の捩れと、元の
状態への復元とを利用して、第1トーションばね206を中心として回動する。反射ミラ
ー202は、第1トーションばね206に略直交する回転軸である第2トーションばね2
07によって、外枠部204に連結されている。反射ミラー202は、各色光用光源部1
01R、101G、101Bからのレーザ光を反射する。反射ミラー202は、高反射性
の部材、例えばアルミニウムや銀等の金属薄膜を形成することにより構成できる。反射ミ
ラー202は、例えば、正方形形状をなしている。
ことにより、スクリーン110においてレーザ光をY方向(図1参照)へ走査させるよう
に変位する。また、反射ミラー202は、第2トーションばね207の捩れと、元の状態
への復元とを利用して、第2トーションばね207を中心として回動する。反射ミラー2
02は、第2トーションばね207を中心として回動することにより、反射ミラー202
で反射したレーザ光をX方向へ走査するように変位する。このように、走査部200は、
各色光用光源部101R、101G、101Bからのレーザ光をX方向とY方向へ繰り返
し走査させる。
2がレーザ光を反射させる側を表側とすると、第1電極301、302は、外枠部204
の裏側の空間であって、第1トーションばね206に関して略対称な位置にそれぞれ設け
られている。第1電極301、302に電圧を印加すると、第1電極301、302と、
外枠部204との間には、電位差に応じた所定の力、例えば静電力が発生する。外枠部2
04は、第1電極301、302に交互に電圧を印加することにより、第1トーションば
ね206を中心として回動する。
ばね308とで構成されている。第3トーションばね307と第4トーションばね308
との間には、ミラー側電極305が設けられている。ミラー側電極305の裏側の空間に
は、第2電極306が設けられている。第2電極306に電圧を印加すると、第2電極3
06とミラー側電極305との間には、電位差に応じた所定の力、例えば静電力が発生す
る。第2電極306のいずれにも同位相の電圧を印加すると、反射ミラー202は、第2
トーションばね207を中心として回動する。走査部200は、このようにして反射ミラ
ー202を回動させることで、レーザ光を二次元方向へ走査させる。走査部200は、例
えば、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術により作成することができる
。
回レーザ光を走査させる間に、主走査方向であるX方向について複数回レーザ光を往復さ
せるように反射ミラー202を変位させる。X方向を第1の方向、Y方向を第1の方向に
略直交する第2の方向とすると、走査部200は、第1の方向へレーザ光を走査する周波
数が、第2の方向へレーザ光を走査する周波数に比べて高くなるように駆動される。なお
、X方向へのレーザ光の走査を高速に行うために、走査部200は、第2トーションばね
207を中心として反射ミラー202を共振動作させる構成とすることが望ましい。反射
ミラー202を共振動作させることにより、反射ミラー202の変位量を増大させること
ができる。反射ミラー202の変位量を増大させることにより、走査部200は、少ない
エネルギーで効率良くレーザ光を走査させることができる。なお、反射ミラー202は、
共振動作以外の動作により駆動することとしても良い。
圧電素子の伸縮力や電磁力を用いて駆動する構成であっても良い。走査部200は、X方
向にレーザ光を走査する反射ミラーと、Y方向にレーザ光を走査する反射ミラーとを設け
る構成としても良い。さらに、走査部200は、ガルバノミラーを用いる構成に限らず、
複数のミラー片を有する回転体を回転させるポリゴンミラーを用いても良い。
走査部200からのレーザ光をスクリーン110の方向へ反射する。スクリーン110は
、筐体107の正面に設けられている。筐体107は、筐体107内部の空間を密閉する
。スクリーン110は、画像信号に応じて変調されたレーザ光を透過させる透過型スクリ
ーンである。スクリーン110は、例えば、光を観察者側へ角度変換するフレネルレンズ
や、光を拡散させるレンチキュラーレンズ(いずれも不図示。)等を有する。観察者は、
スクリーン110から出射する光を観察することで、画像を鑑賞する。
ーザ光の走査により表示される画素Pを示す。画素Pは一辺の長さdの正方形形状をなし
ている。スポットSPは、半径ωPの円形状をなしている。半径ωPは、被照射面Sにおけ
るレーザ光のビーム半径である。本明細書において、ビーム半径とは、いずれもガウスビ
ーム半径を指すものとする。ビーム半径ωPがd/2以下であれば、画素Pの領域にスポ
ットSPを収めることができる。画像表示装置100は、画素Pの領域にスポットSPを
収めることにより、解像度に応じた高精細な表示を行うことができる。
1080ピクセルのフルハイビジョンの画像を表示する場合を考える。この場合、一つの
画素Pの一辺の長さdは、およそ0.5765mmである。レーザ光が画素Pの領域にち
ょうど収まるスポットSPを形成するとき、被照射面Sにおけるレーザ光のビーム半径ω
Pは、0.5765/2≒0.288(mm)となる。
である。ビームウェストは、ガウスビームにおいて波面の曲率がゼロ、かつビーム径が最
小となる位置をいう。ここでは、各色光のうちG光の光路を代表例として説明を行う。ま
た、便宜上、G光用光源部101Gからスクリーン110までの光路が一つの直線上にあ
るものとして図示することとし、説明に不要な構成の図示を省略している。ビームウェス
トの位置から距離zの位置におけるガウスビームのビーム半径ω(z)は、以下の式(1
)により表すことができる。
径をそれぞれ示す。ビーム品質M2は、実際のビーム光の拡がり角を、理想的な回折限界
ビームの拡がり角で除した比を表す。ビーム品質M2は1以上の数値で表される。
1.5mとする場合を考える。被照射面Sの位置にビームウェストを形成することから、
ビームウェストにおけるビーム半径ω0=ωP=0.288mmである。G光のピーク波長
λ=550nm、ビーム品質M2=1.0であるとすると、反射ミラー202の位置にお
けるビーム半径ωSは、式(1)にz=1.5×103を代入することで算出できる。
ωS=ω(1.5×103)≒0.956mm
1.912(mm)以上である反射ミラー202を用意すれば良いこととなる。
像表示装置100は、集光光学系LN1により、反射ミラー202と被照射面Sとの中間
位置Mと被照射面Sとの間の光路中においてビームウェストBWを形成することを特徴と
する。ビームウェストBWは、被照射面Sからの距離がL1である位置に形成されている
。なお、反射ミラー202から被照射面Sまでの距離L0を1.5mとし、波長λ、ビー
ム品質M2はいずれも図5の説明と同じであるとする。
用いて、被照射面S及びビームウェストBWの間の距離L1と、反射ミラー202の位置
におけるビーム半径ωSとの関係を図7のように表すことができる。図7に示す関係から
、被照射面Sからの距離L1=136.507mmの位置にビームウェストBWを形成す
る場合に、反射ミラー202の位置におけるビーム半径ωSが最小となることがわかる。
なお、L1が237mm付近となる部分でグラフが途切れているのは、L1が237mm以
上となる場合には条件を満足する状態が存在しないことを示している。
−136.507を代入することで算出できる。
ωS=ω(1.5×103−136.507)≒0.911mm
射ミラー202を用いることが可能となる。これにより、被照射面Sの位置にビームウェ
ストを形成する従来の場合と比較して、反射ミラー202の一辺を約5%小さくすること
が可能となる。反射ミラー202の厚みを同一とする場合、反射ミラー202の一辺を約
5%小さくすることにより、反射ミラー202の振動周波数を約15%も向上させること
ができる。
を収め、かつ、走査部200の位置にてビーム径が最小となるように、ビームウェストB
Wの位置の最適化が可能となる。画素領域にスポットSPを収めることで解像度に応じた
高精細な表示を可能とする。走査部200の位置におけるビーム径を最小とすることで、
反射ミラー202のサイズを小さくすることができる。反射ミラー202を小型にできる
ことで、高速かつ大きな偏向角により反射ミラー202を振動させることが可能となる。
さらに、本発明はビームウェストBWの位置を適宜調整するのみで実現可能であるから、
新たな光学系を不要とし、簡易な構成とすることができる。これにより、簡易な構成によ
り高い解像度の画像を表示することができるという効果を奏する。
ることが可能である。また、集光光学系LN1は、中間位置Mと被照射面Sとの間の光路
中にビームウェストBWを形成する構成に限られない。集光光学系LN1は、走査部20
0と被照射面Sとの中間位置Mよりも走査部200から遠い位置においてビームウェスト
BWを形成する構成であれば良い。例えば、集光光学系LN1は、走査部200からスク
リーン110までの光路の延長上であって、走査部200から見て被照射面Sよりも遠い
位置にビームウェストBWを形成することとしても良い。
。上記の式(1)から、ビーム光の波長λが大きいほど、距離zにおけるビーム半径ω(
z)が大きくなることがわかる。R光、G光、B光の各ピーク波長は、例えば、650n
m、550nm、450nmである。R光のピーク波長はG光のピーク波長より大きいこ
とから、R光用光源部101R、G光用光源部101Gから被照射面Sまでの距離がいず
れも略同一である場合、被照射面SにおけるスポットSPは、G光よりR光のほうが大き
くなる。また、B光のピーク波長はG光のピーク波長より小さいことから、B光用光源部
101B、G光用光源部101Gから被照射面Sまでの距離がいずれも略同一である場合
、被照射面SにおけるスポットSPは、G光よりB光のほうが小さくなる。このため、各
色光用光源部から被照射面Sまでの距離が略同一、かつ同じ位置にビームウェストを形成
する集光光学系LN1を用いると、スクリーン110にて色ずれを生じることがある。
トを形成することが望ましい。R光に対して設けられる集光光学系LN1は、G光に対し
て設けられる集光光学系LN1より被照射面Sに近い位置にビームウェストを形成する。
これにより、被照射面Sの位置におけるビーム径の拡がりを相殺することができる。B光
に対して設けられる集光光学系LN1は、G光に対して設けられる集光光学系LN1より
走査部200に近い位置にビームウェストを形成する。これにより、被照射面Sの位置に
おけるビーム径の収縮を相殺することができる。このようにピーク波長に対応する位置に
ビームウェストを形成する集光光学系LN1を用いることにより、被照射面Sにおける各
色光のスポットSPの大きさを均一にすることができる。これにより、スクリーン110
における色ずれを低減し、高品質な画像を表示することができる。このほか、上記の式(
1)によると、ビーム品質M2が大きいほど、距離zにおけるビーム半径ω(z)が大き
くなる。このため、ビーム品質M2が大きい光源に対して設けられる集光光学系LN1ほ
ど、走査部200に近い位置にビームウェストを形成するように構成することとしても良
い。
る。本実施例の画像表示装置は、第1集光光学系LN1及び第2集光光学系LN2を有す
ることを特徴とする。上記実施例1と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明を
省略する。ここでは、図6と同様に、各色光のうちG光の光路を代表例として説明を行う
。第1集光光学系LN1は、G光用光源部101Gと反射ミラー202との間に設けられ
ている。第1集光光学系LN1は、G光用光源部101GからのG光を走査部の反射ミラ
ー202にて集光させる。
射ミラー202と第2集光光学系LN2との間には、ビーム径調整光学系901が設けら
れている。ビーム径調整光学系901は、レーザ光のビーム径を調整する。ビーム径調整
光学系901は、単独のレンズにより構成する場合に限られず、複数のレンズにより構成
することとしても良い。第2集光光学系LN2は、第1集光光学系LN1、反射ミラー2
02、ビーム径調整光学系901を順次経たG光を集光させる。本実施例の構成において
は、第2集光光学系LN2により、反射ミラー202及び被照射面Sの中間位置と、被照
射面Sとの間の位置にビームウェストBWが形成される。
ら被照射面Sまでの距離L2が1.4mであるとする。上記実施例1と同様に、G光のピ
ーク波長λ=550nm、ビーム品質M2=1.0とする。被照射面Sの位置におけるビ
ーム半径ωPを0.288mmとすると、上記式(1)を用いて、被照射面S及びビーム
ウェストBWの間の距離L1と、第2集光光学系LN2の位置におけるビーム半径ωLとの
関係を図10のように表すことができる。図10に示す関係から、被照射面Sからの距離
L1=144.314mmの位置にビームウェストBWを形成する場合に、第2集光光学
系LN2の位置におけるビーム半径ωLが最小となることがわかる。このとき第2集光光
学系LN2の位置におけるビーム半径ωL=0.850mmである。
におけるビーム半径ωL=0.850mmとなるように構成される。さらに、本実施例で
は、第1集光光学系LN1及びビーム径調整光学系901の構成に応じて、反射ミラー2
02の位置におけるビーム半径ωSを適宜決定することが可能である。例えば、第1集光
光学系LN1は、反射ミラー202の位置にビームウェストを形成するように構成されて
いる。例えば、第1集光光学系LN1により、反射ミラー202の位置におけるビーム半
径ωSを0.4mmとすることができる。反射ミラー202の位置におけるビーム半径ωS
を0.5mm以下とすることにより、一辺が1mm以下の反射ミラー202を用いること
が可能となる。なお、第1集光光学系LN1は、反射ミラー202の位置にビームウェス
トを形成する構成とする場合に限らず、反射ミラー202内にレーザ光を集光させること
が可能な構成であれば良い。
2集光光学系LN2の位置にて所定のビーム半径ωLにまで拡げ、ビーム径を調整する。
第1集光光学系LN1による集光後、ビーム径調整光学系901を経ずに所定のビーム径
にまで拡げられたレーザ光を第2集光光学系LN2へ入射させるためには、反射ミラー2
02と第2集光光学系LN2との間の距離を長く取ることとなる。走査しているレーザ光
を第2集光光学系LN2で取り込むためには、反射ミラー202と第2集光光学系LN2
との間の距離が長くなるに従い大型な第2集光光学系LN2が必要となる。
ラー202と第2集光光学系LN2との間の距離を長く取る必要が無くなる。また、反射
ミラー202に近い位置に第2集光光学系LN2を配置可能とすることで、第2集光光学
系LN2の有効径を小さくでき、小型な第2集光光学系LN2を用いることができる。こ
のように、光学系の構成に応じてビーム径を適宜調整することで、光学系の構成の自由度
を増加させることができる。なお、被照射面Sの画素領域、及び反射ミラー202にてレ
ーザ光を収めることができる限り、ビーム径調整光学系901を省略しても良い。また、
ビーム径調整光学系901の機能を第2集光光学系LN2に持たせることとしても良い。
02と被照射面Sとの間に設けられる第2集光光学系LN2のみを用いる場合と比較して
、反射ミラー202の位置でのビーム径を小さくすることが可能となる。これにより、反
射ミラー202の位置でのビーム径をさらに小さくし、かつ最適な位置にビームウェスト
BWを設定することができる。
装置1100は、観察者側に設けられたスクリーン1110にレーザ光を供給し、スクリ
ーン1110で反射する光を観察することで画像を鑑賞する、いわゆるフロント投写型の
プロジェクタである。上記実施例1と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明は
省略する。走査部200からのレーザ光は、出射窓1106を透過した後、スクリーン1
110に入射する。本実施例の場合も、上記の画像表示装置100と同様に、集光光学系
LN1により、走査部200及び被照射面Sの中間位置と、被照射面Sとの間の光路中に
おいてビームウェストを形成する。これにより、簡易な構成により高い解像度の画像を表
示することができる。
が、ビーム状の光を供給可能な構成であれば、これに限られない。例えば、各色光用光源
部は、固体レーザ、液体レーザやガスレーザを用いる構成としても良い。
走査させることにより画像を表示する場合に適している。
B光用光源部、103 クロスダイクロイックプリズム、103a 第1ダイクロイッ
ク膜、103b 第2ダイクロイック膜、105 反射部、107 筐体、110 スク
リーン、200 走査部、LN1 集光光学系、S 被照射面、202 反射ミラー、2
04 外枠部、206 第1トーションばね、207 第2トーションばね、301、3
02 第1電極、305 ミラー側電極、306 第2電極、307 第3トーションば
ね、308 第4トーションばね、P 画素、SP スポット、BW ビームウェスト、
M 中間位置、901 ビーム径調整光学系、LN1 第1集光光学系、LN2 第2集
光光学系、1100 画像表示装置、1106 出射窓、1110 スクリーン
Claims (4)
- 互いに異なるピーク波長を有する複数のビーム光を供給する光源部と、
前記光源部からの前記ビーム光を走査する走査部と、
前記ビーム光ごとに設けられ、前記ビーム光を集光させる集光光学系と、を有し、
前記集光光学系は、前記走査部と被照射面との中間位置と前記被照射面との間の光路中にビームウェストを形成し、前記ピーク波長が長い程、前記ピーク波長に対応する前記ビームウェストが前記被照射面と近い位置にあることを特徴とする画像表示装置。 - 前記光源部と前記走査部との間に設けられ、前記光源部からの前記ビーム光を前記走査部にて集光させる第1集光光学系と、
前記走査部と前記被照射面との間に設けられ、前記第1集光光学系からの前記ビーム光を集光させることにより前記ビームウェストを形成する第2集光光学系と、を有することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。 - 前記走査部と前記第2集光光学系との間に設けられ、前記ビーム光のビーム径を調整するビーム径調整光学系を有し、
前記第2集光光学系は、前記ビーム径調整光学系からの前記ビーム光を集光させることを特徴とする請求項2に記載の画像表示装置。 - 前記走査部は、前記ビーム光を反射する反射ミラーを有し、前記反射ミラーを共振動作させることにより前記ビーム光を走査させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像表示装置。
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