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JP4844077B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法 Download PDF

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本発明は、半導体装置の製造方法に関し、特に、トレンチ構造をMOSゲートとして使用する半導体装置の製造方法に関するものである。
トレンチ(溝)構造をMOSゲートとして用いる半導体装置において、トレンチはシリコン基板をその表面からエッチングを行うことで形成される。すると、シリコン基板の表面に形成されるトレンチ開口部のコーナーやシリコン基板の内部に形成されるトレンチ底部のコーナーは、直角、もしくは、鋭角のような角張った形状となることがある。
トレンチ開口部のコーナーやトレンチ底部のコーナーがこのような角張った形状であると、その部分に著しく電界が集中してゲート酸化膜の劣化が進行しやすいため、ゲート酸化膜が絶縁破壊しやすい傾向がある。
さらにはコーナーがこのような角張った形状であると、トレンチ開口部のコーナーやトレンチ底部のコーナー、及び、それらのコーナーの近傍に形成されるゲート酸化膜の膜厚は、それ以外の部分に形成されるゲート酸化膜の膜厚と比べて薄くなることがある。周知の通り、ゲート酸化膜が薄く形成された部分は、ゲート酸化膜が厚く形成された部分に比べて高電界となるため、絶縁破壊しやすい傾向がある。
例えば、特開平7−263692号公報(特許文献1)には、膜厚が均一なゲート酸化膜を形成するために、予め、トレンチ開口部のコーナーやトレンチ底部のコーナーに丸みを帯びた緩やかな面を形成する発明が開示されている。
特許文献1に開示された発明によると、トレンチ内壁面に犠牲酸化膜を形成する工程をそれぞれ異なる環境の下で2回行うことで、トレンチ開口部のコーナーやトレンチ底部のコーナーに丸みを形成している。
すなわち、第1の犠牲酸化膜を形成する工程は1000℃以上(第1の温度)の酸素雰囲気中で行われ、これにより主としてトレンチ開口部のコーナーに丸みが形成される。また、第2の犠牲酸化膜を形成する工程は950℃(第2の温度)の水蒸気雰囲気中で行われ、これにより主としてトレンチ底部のコーナーに丸みが形成される。
特開平7−263692号公報
ところで、発明者等の知見によると、第2の犠牲酸化膜8の形成を、特許文献1に記載された温度である950℃(第2の温度)で行うと、第2の犠牲酸化膜8がトレンチ開口部のコーナー6a近傍で著しく薄膜化する。この時、この第2の犠牲酸化膜形成に伴うシリコンの喰われが、第1の犠牲酸化膜を形成する工程で形成されたトレンチ開口部のコーナー6aの丸み(曲率半径)が減少するように作用する(図4傍線矢印方向)。
上述した通り、トレンチ開口部のコーナー6aの丸みが減少するとその部分に著しく電界が集中し、さらにその程度が悪化して直角、もしくは、鋭角のような角張った形状になると、上記に加えて特開平7−263692号に記載される如く、トレンチ内壁面にゲート酸化膜を形成した時にその膜厚が薄くなり、好ましくない。
そこで、本発明の目的とするところは、トレンチ内壁面に第2の犠牲酸化膜を形成するにあたり、トレンチ開口部のコーナーの丸みを著しく減少することなく、且つ、トレンチ底部のコーナーに丸みをを帯びた緩やかな面を形成することができる半導体装置の製造方法、及び、半導体装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に係る半導体装置の製造方法は、
シリコン基板にトレンチを形成する第1の工程と、
第1の温度による熱酸化を行って、トレンチの内壁面からシリコン基板の表面に沿って伸延した第1の犠牲酸化膜を膜厚100nmとなるように形成する第2の工程と、
第1の犠牲酸化膜を除去する第3の工程と、
第3の工程の後に、第2の温度による熱酸化を行って、トレンチの内壁面からシリコン基板の表面に沿って伸延した第2の犠牲酸化膜を膜厚50nmとなるように形成する第4工程と、
第2の犠牲酸化膜を除去する第5の工程と、
第2の犠牲酸化膜が除去されたトレンチの内壁面からシリコン基板の表面に沿ってゲート酸化膜を形成する第6の工程とを含み、
第4の工程は、酸素雰囲気中又は水蒸気雰囲気中において行われ、
第1の温度は、1150℃であり、
第2の温度は、1080℃よりも高く、1120℃以下であり、
第2の犠牲酸化膜を形成する前のトレンチ開口部の曲率半径と第2の犠牲酸化膜を形成した後のトレンチ開口部の曲率半径比(第2の犠牲酸化膜を形成した後の曲率半径/第2の犠牲酸化膜を形成する前の曲率半径)は1.0よりも大きく、
第2の犠牲酸化膜を形成する前のトレンチ底部の曲率半径と第2の犠牲酸化膜を形成した後のトレンチ底部の曲率半径比(第2の犠牲酸化膜を形成した後の曲率半径/第2の犠牲酸化膜を形成する前の曲率半径)は1.0よりも大きいことを特徴とする。
これにより、トレンチ開口部のコーナーの丸みを著しく損なうことなく、第2の犠牲酸化膜を形成することができる(第4の工程)。また、トレンチ底部のコーナーに丸みを帯びた緩やかな面が形成される。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を用いて説明する。
図1(a)〜(g)は、本実施形態における半導体装置の製造方法を工程順に示した半導体装置の断面図である。図1において、参照番号1はシリコン基板、2は熱酸化膜、3はシリコン窒化膜、4はフォトレジスト膜マスク、5はトレンチ形成領域、6はトレンチ、6aはトレンチ6の開口部のコーナー、6bはトレンチ6の底部のコーナー、6cはトレンチ6の側壁、6dはトレンチ6の底部、7は第1の犠牲酸化膜、8は第2の犠牲酸化膜、9はゲート酸化膜(シリコン酸化膜)を示している。なお、参照番号は付さないが、トレンチ6の開口部のコーナー6a、底部のコーナー6b、側壁6c、及び、底部6dを総称して、トレンチ6の内壁面と言う。
図1(a)に示す工程において、シリコン基板1の表面に、熱酸化により厚さ約500Å程度の熱酸化膜2(例えば、SiO2、SiON等)を形成する。その後、LP−CVD(Low Pressure Chemical Vapor Deposition)法により、熱酸化膜2の全面に、ストッパ層となる厚さ約150〜200nmのシリコン窒化膜3(例えば、Si3N4)を形成する。
次いで、図1(b)に示す工程において、フォトリソグラフィー工程により、シリコン基板1の表面の半導体素子を形成しようとする活性領域を覆うとともに、トレンチ6を形成しようとする領域を開口したフォトレジスト膜マスク4を形成する。その後、フォトレジスト膜マスク4を用いたドライエッチングにより、シリコン窒化膜3、及び、熱酸化膜2をパターニングして、シリコン基板1のうちトレンチ6を形成しようとする領域5を露出する。
次いで、図1(c)に示す工程において、アッシング等の方法によりフォトレジスト膜マスク4を除去する。その後に、パターンニングされたシリコン窒化膜3をマスクとして、シリコン基板1に対してドライエッチングを施して、シリコン基板1の露出している領域5にシリコン基板1の表面に開口部、シリコン基板1の内部に底部6dを備えたトレンチ6を形成する。本工程実施後におけるトレンチ6の拡大図を図3(a)に示す。図3(a)に示すように、トレンチ開口部のコーナー6a、及び、トレンチ底部のコーナー6bは、共に角張った形状となる。また、トレンチ内壁面には、図示しないダメージ層(多結晶部)が生じている。
次いで、図1(d)に示す工程において、シリコン窒化膜3をリン酸によるエッチングで除去し、その後、熱酸化膜2を希HF(弗酸)によるエッチングで除去する。なお、熱酸化膜2、及び、シリコン窒化膜3が除去されたことにより、シリコン基板1の表面が露出する。
次いで、図1(e)に示す工程において、酸素雰囲気中の970℃以上の第1の温度(例えば、1150℃)による熱酸化により、トレンチ6の内壁面、及び、シリコン基板1の表面に、厚さが50〜200nm程度、例えば、約100nmの第1の犠牲酸化膜7を形成する。この時、第1の犠牲酸化膜7は、上述したトレンチ6の内壁面に生じたダメージ層(多結晶部)を取り込む。
ここで、第1の温度を970度以上と設定したのは、970度はトレンチ開口部のコーナー6a、及び、その近傍に形成する第1の犠牲酸化膜7がその温度で粘性流動し始めるため、その内部応力が緩和されることで、トレンチ開口部のコーナー6aに丸みを形成するように作用する温度だからである。なお、本工程においては、第1の温度を1150度とした。この温度は、第1の犠牲酸化膜7の粘性流動がさらに活発化するため内部応力が速やかに緩和されて、トレンチ開口部のコーナー6aに丸みを形成するのに最も好適な温度のためである。
したがって、第1の温度において、第1の犠牲酸化膜7は粘性流動するため、酸化速度の低下を招く内部応力の増加が抑制される。特に、トレンチ開口部のコーナー6aでは、第1の犠牲酸化膜7の粘性流動による内部応力の緩和を受けて、トレンチ6の側壁6cや底部6dよりも豊富に酸化剤が供給されることによる酸化速度が速い状態が維持される。すると、第1の犠牲酸化膜7は、トレンチ開口部のコーナー6aが丸みを帯びた緩やかな面となるように作用する。
この後、トレンチ6の内壁面、及び、シリコン基板1の表面に形成された第1の犠牲酸化膜7は、希HF(弗酸)により除去される。この時、第1の犠牲酸化膜7が取り込んだダメージ層(多結晶部)も除去される。すると、トレンチ6の内壁面は平滑化し、後述する図1(g)に示す工程で形成するゲート酸化膜9の膜厚の均一化に寄与する。
本工程実施後におけるトレンチ6の拡大図を図3(b)に示す。トレンチ開口部のコーナー6aには、丸みを有する緩やかな面が形成されているものの、トレンチ底部のコーナー6bは、角張った部分が残っている。
次いで、図1(f)に示す工程において、酸素雰囲気中の第2の温度による熱酸化により、トレンチ6の内壁面、及び、シリコン基板1の表面に、厚さが50〜200nm程度、例えば、約50nmとなるように第2の犠牲酸化膜8を形成する。第2の温度は、第2の犠牲酸化膜8に粘性流動が発生するものの、その粘性流動が第1の温度(例えば、1150℃)ほど活発ではない温度、例えば、1050℃に設定される。
第2の温度をこのように設定することにより、凹コーナーの故にトレンチ6の側壁6cや底部6dよりも高い内部応力となるトレンチ底部のコーナー6b及びその近傍で、その高い内部応力を緩和しすぎることがないため、トレンチ底部のコーナー6bに残っていた角張った部分に丸みを形成できると共に、第1の犠牲酸化膜を形成する工程で形成されたトレンチ開口部のコーナー6aの丸み(曲率半径)の減少を抑制できる。なお、第2の犠牲酸化膜を形成する雰囲気は酸素雰囲気中に限定されず、例えば、水蒸気雰囲気中でもよい。
この後、トレンチ6の内壁面、及び、シリコン基板1の表面に形成された第2の犠牲酸化膜8は、希HF(弗酸)により除去される。
本工程実施後におけるトレンチ6の拡大図を図3(c)に示す。トレンチ6の内壁面、及び、シリコン基板1の表面に第2の温度で第2の犠牲酸化膜8を形成することにより、トレンチ開口部のコーナー6aの丸みが著しく減少することなく、トレンチ底部のコーナー6bは丸みを有する緩やかな面が形成されている。
次いで、図1(g)に示す工程において、例えば、約1000℃の酸素雰囲気中で熱酸化を行って、トレンチ6の内壁面、及び、シリコン基板1の表面に、600Å程度の厚さのゲート酸化膜9を形成する。なお、図1(a)〜(f)に示す製造工程を経ているため、本工程において形成するゲート酸化膜9の膜厚は、ほぼ均一となる。
ところで、図1(g)に示す工程後の製造工程についての説明及び図示は省略するが、例えば、Pドープポリシリコン膜をLP−CVD法を用いてトレンチ6を埋め戻すと共にシリコン基板1の表面に堆積する工程、シリコン基板1の表面に堆積したPドープポリシリコン膜をフォトレジスト膜マスクを用いてドライエッチングすることで、所望の位置を選択的に除去してゲート電極を形成する工程、ソース・ドレイン、層間絶縁膜、配線、パッシベーション膜を形成する工程等、を経てトレンチ構造をMOSゲートとして使用する半導体装置を完成する。
次に、発明者等が鋭意実験を行って得られた実験結果を図2を用いて説明する。
まず、図2(a)について説明する。図2(a)は、第2の犠牲酸化膜8を形成する熱酸化工程(図1(f)に示す工程)を実施する前後におけるトレンチ底部のコーナー6bの曲率半径比(第2の犠牲酸化膜を形成した後の曲率半径/第2の犠牲酸化膜を形成する前の曲率半径)を縦軸に、第2の犠牲酸化膜8を形成するための熱酸化工程を実施する時の温度(第2の温度)を横軸に示したグラフである。
図2(a)に示すように、第2の温度が約1120℃を超える設定の場合、トレンチ底部のコーナー6bの曲率半径比は約1.0である。これは、第2の温度が約1120℃を超える環境下において第2の犠牲酸化膜8を形成するための熱酸化工程を行うと、その熱酸化工程を行う前と比べて、トレンチ底部のコーナー6bの曲率半径(丸み)は、ほとんど変化しないことを表している。
これに対して、第2の温度を約1120℃以下に設定した場合、トレンチ底部のコーナー6bの曲率半径比は1.0を超えている。これは、第2の温度が約1120℃以下の環境下において、第2の犠牲酸化膜8を形成する熱酸化工程を行うと、その熱酸化工程を行う前と比べて、トレンチ底部のコーナー6bの曲率半径(丸み)が増加することを表している。
つまり、図2(a)は、第2の温度にかかわらず、第2の犠牲酸化膜8を形成する熱酸化工程を行っても、トレンチ底部のコーナー6bの丸みが減少することがないことを表している。
続いて、図2(b)について説明する。図2(b)は、第2の犠牲酸化膜8を形成する熱酸化工程を実施する前後の、トレンチ開口部のコーナー6aの曲率半径比(第2の犠牲酸化膜を形成した後の曲率半径/第2の犠牲酸化膜を形成する前の曲率半径)を縦軸に、第2の犠牲酸化膜8を形成する工程を実施する時の温度(第2の温度)を横軸に示したグラフである。
図2(b)に示すように、第2の温度を約1080℃以下に設定した場合、トレンチ開口部のコーナー6aの曲率半径比は1.0以下である。これは、例えば、第2の温度を約1000℃に設定すると、トレンチ開口部のコーナー6aの曲率半径比は約0.3であり、さらに、第2の温度を約970℃以下に設定すると、トレンチ開口部のコーナー6aの曲率半径比は約0.2である。つまり、図2(b)は、第2の温度を約1080℃以下に設定して、第2の犠牲酸化膜8を形成する熱酸化工程を実施すると、その熱酸化工程を実施する前と比べて、トレンチ開口部のコーナー6aの曲率半径(丸み)が減少することを表している。
これに対して、第2の温度が約1080℃を超える設定の場合、トレンチ開口部のコーナー6aの曲率半径比が1.0を超えている。これは、第2の温度を約1080℃以上に設定して、第2の犠牲酸化膜8を形成する熱酸化工程を実施すると、その熱酸化工程を実施する前と比べて、トレンチ開口部のコーナー6aの曲率半径(丸み)が増加することを表している。
つまり、図2(b)は、第2の犠牲酸化膜8を形成する熱酸化工程を行うことで、トレンチ開口部のコーナー6aの丸みの増加、あるいは、丸みの減少は第2の温度に依存することを表している。
そこで、発明者等は、図2(a)、及び、図2(b)に示される実験結果に基づいて、第2の犠牲酸化膜8を形成するにあたり、トレンチ底部のコーナー6bに丸みを形成しつつ、トレンチ開口部のコーナー6aの曲率半径(丸み)が著しく低下することを抑えることができる第2の温度の範囲を、1000℃以上、1120℃以下とし、好ましくは1000℃以上、1100℃以下、さらに好ましくは1000℃以上、1080℃以下と設定した。
この温度範囲において第2の犠牲酸化膜8を形成すれば、トレンチ開口部のコーナー6aの曲率半径比が著しく低下することがない。これにより、電界がゲート酸化膜9の特定の部分に集中して絶縁破壊することを防止できる。さらに、ゲート酸化膜9の劣化の進行を防止できるため、半導体装置の特性や信頼性を高めることもできる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について説明したが、本発明は上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、数々の変形実施が可能である。
本発明の実施形態における半導体装置の製造方法を工程順に示した半導体装置の断面図であり、(a)は、シリコン基板に熱酸化膜及びシリコン窒化膜を積層した図、(b)は、フォトレジストマスクを形成した図、(c)は、トレンチを形成した図、(d)は、マスクを除去してシリコン基板の表面を露出した図、(e)は、第1の犠牲酸化膜を形成した図(f)は、第2の犠牲酸化膜を形成した図、(g)は、ゲート酸化膜を形成した図、である。 第2の犠牲酸化膜を形成する工程を行う時の第2の温度と第2の犠牲酸化膜を形成する工程の前後におけるトレンチの開口部のコーナーの曲率半径比との関係を示した図であり、(a)は、第2の犠牲酸化膜を形成する工程の前後におけるトレンチの底部のコーナーの曲率半径比と第2の温度との関連を示したグラフであり、(b)は、第2の犠牲酸化膜を形成する工程の前後におけるトレンチの開口部のコーナーの曲率半径比と第2の温度との関連を示したグラフである。 半導体装置のトレンチの拡大図であり、(a)は、第1の犠牲酸化膜を形成する前の図、(b)は第2の犠牲酸化膜を形成する前の図、(c)は第2の犠牲酸化膜を形成、除去した後の図である。 半導体装置のトレンチ開口部のコーナーに角張りが発生する様子を示した、半導体装置の断面図である。
符号の説明
1・・・シリコン基板、2・・・熱酸化膜、3・・・シリコン窒化膜、4・・・フォトレジスト膜マスク、5・・・トレンチ形成領域、6・・・トレンチ、6a・・・トレンチ6の開口部のコーナー、6b・・・トレンチ6の底部のコーナー、6c・・・トレンチ6の側壁、6d・・・トレンチ6の底部、7・・・第1の犠牲酸化膜、8・・・第2の犠牲酸化膜、9・・・ゲート酸化膜(シリコン酸化膜)

Claims (1)

  1. シリコン基板にトレンチを形成する第1の工程と、
    第1の温度による熱酸化を行って、前記トレンチの内壁面から前記シリコン基板の表面に沿って伸延した第1の犠牲酸化膜を膜厚100nmとなるように形成する第2の工程と、
    前記第1の犠牲酸化膜を除去する第3の工程と、
    前記第3の工程の後に、第2の温度による熱酸化を行って、前記トレンチの内壁面から前記シリコン基板の表面に沿って伸延した第2の犠牲酸化膜を膜厚50nmとなるように形成する第4工程と、
    前記第2の犠牲酸化膜を除去する第5の工程と、
    前記第2の犠牲酸化膜が除去された前記トレンチの内壁面から前記シリコン基板の表面に沿ってゲート酸化膜を形成する第6の工程とを含み、
    前記第4の工程は、酸素雰囲気中又は水蒸気雰囲気中において行われ、
    前記第1の温度は、1150℃であり、
    前記第2の温度は、1080℃よりも高く、1120℃以下であり、
    前記第2の犠牲酸化膜を形成する前の前記トレンチ開口部の曲率半径と前記第2の犠牲酸化膜を形成した後の前記トレンチ開口部の曲率半径比(前記第2の犠牲酸化膜を形成した後の曲率半径/前記第2の犠牲酸化膜を形成する前の曲率半径)は1.0よりも大きく、
    前記第2の犠牲酸化膜を形成する前の前記トレンチ底部の曲率半径と前記第2の犠牲酸化膜を形成した後の前記トレンチ底部の曲率半径比(前記第2の犠牲酸化膜を形成した後の曲率半径/前記第2の犠牲酸化膜を形成する前の曲率半径)は1.0よりも大きいことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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