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JP4809178B2 - 液体吐出装置および液体供給方法 - Google Patents

液体吐出装置および液体供給方法 Download PDF

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Description

本発明は、メインタンクとサブタンクを備え、メインタンクからサブタンクに対してインクを供給する必要が生じたときにメインタンクとサブタンクとの間を接続するピットイン供給方式の液体吐出装置および液体供給方法に関する。
特許文献1には、ピットイン供給時のインク供給を高速に行うため、サブタンク内に形状記憶合金からなる板バネを設けて負圧発生手段とし、ピットイン供給時には板バネに通電し加熱することでバネ定数を2倍に上げることにより、液体供給時の負圧をそれ以外の時の負圧よりも大きくするようにしたものが記載されている。
特許文献2には、インク供給路に設けられ、密閉されたインク袋と、インク袋を密閉して覆うケースと、インク袋とケースとの間の空気の圧力を調整可能な圧力調整手段と、インク袋のインク導入口に設けられた第1開閉バルブと、インク導出口に設けられた第2開閉バルブを備えたものが記載されている。第2開閉バルブを閉、第1開閉バルブを開にしてインク袋とケースとの間の圧力を調整して、インク袋へのインク供給と負圧調整とを行う。また、インク袋にインク供給後、第1開閉バルブを閉じ、インク袋とケースとの間の圧力を維持して、第2開閉バルブを開く。
特開2006−35850号公報 特開2000−141687号公報
特許文献1に記載のように、形状記憶合金を用いた場合、加熱によるインク供給後、形状記憶合金の温度が下がってサブタンク内の圧力がプリント時の適正負圧に戻るまでに、長い時間を要する。もしもインク供給直後に液体吐出ヘッドから液体の吐出を行うと、インク供給直後はサブタンク内の圧力がプリント時の適正負圧よりも大きいので、液体吐出ヘッドから吐出される液体の液滴サイズが小さくなってしまう。また、形状記憶合金を用いた場合、一般にバネ定数を2倍程度に上げることしかできない。すなわちインク供給速度を2倍程度しか向上できない。
特許文献2に記載のように、インク袋とケース間の空気圧力を利用してインク供給を行う方式では、空気が圧縮性を有するので、高速にインク供給することができない。また、サブタンク内の内圧をプリント時の規定値の負圧近傍に調整してインク供給を行う場合には、インク供給速度が低くなってしまう。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、サブタンク内の圧力を迅速に所定の初期負圧に設定可能であって、且つ、サブタンクへ高速に液体を供給することができる液体吐出装置および液体供給方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、発明は、液体を吐出するヘッドと、前記ヘッドを搬送するキャリッジと、前記キャリッジに搭載され、前記ヘッドへ供給される液体を収納し、前記ヘッドへの液体供給に応じて弾性変形する弾性膜を有するサブタンクと、前記ヘッドと前記サブタンクとの間の第1の液体流路の開閉を行う液体流路開閉弁と、前記サブタンクへ供給される液体を貯蔵するメインタンクと、前記キャリッジが所定のホームポジションに位置している状態で、前記メインタンクに接続されている第2の液体流路を前記サブタンクに連結する液体供給連結部と、前記液体流路開閉弁により前記第1の液体流路が閉じられ且つ前記液体供給連結部により前記第2の液体流路が前記サブタンクに連結されている状態で、前記サブタンクの前記弾性膜の弾性変形を回復させる方向へ前記弾性膜を移動させることにより前記弾性膜の変形回復を補助する弾性膜移動手段と、を備え、前記液体流路開閉弁は、前記キャリッジの移動動作を用いて前記ヘッドと前記サブタンクとの間の前記第1の液体流路の開閉を行い、前記弾性膜移動手段は、前記キャリッジの移動動作を用いて前記弾性膜を移動させることにより前記弾性膜の変形回復を補助することを特徴とする液体吐出装置を提供する。
本発明によれば、サブタンク内の液体減少分に相当する弾性膜の弾性変形を回復させる際、弾性膜の弾性力のみに依らず、弾性膜の弾性変形を回復させる方向へ弾性膜を移動させることにより強制的に弾性変形を回復させるため、サブタンク内へ高速に液体を供給することができるとともに、サブタンク内の圧力(負圧)を高速に所望の初期値(初期負圧)に回復することが可能である。
また、弾性膜の弾性変形を回復させる方向へ弾性膜を移動させることにより強制的に弾性変形を回復させるので、弾性膜の弾性係数を小さく設定することができる。もしも、サブタンクへの液体供給速度を高めるために、サブタンクの弾性膜の弾性係数を高く設定すると、ヘッドから液体を吐出する際のサブタンク内の液体容量減少にともなうサブタンク内の負圧変動が大きくなってしまうところ、本発明では、ヘッドから液体を吐出する際のサブタンク内の液体容量減少にともなうサブタンク内の負圧変動を小さくすることができるので、長時間規定負圧を維持することが可能となる。すなわち、1回のピットイン供給で長時間の安定した液体吐出が可能となる。
また、弾性膜移動手段によって強制的に弾性膜を変形回復させるので、メインタンクの液面の高さとヘッドのノズル面の高さとの差(いわゆる水頭差)を任意にすることも可能であり、メインタンク配置の自由度が高い。
この発明によれば、液体流路開閉弁の駆動手段や弾性膜移動手段として特別なアクチュエータを別途設ける場合と比較して、機構の簡略化が可能である。
本発明の一実施形態において、前記サブタンクの前記弾性膜の変形量を検出する変形量検出手段を備え、前記弾性膜移動手段は、前記変形量検出手段により検出された前記弾性膜の変形量に基づいて、前記サブタンクの前記弾性膜を移動させることを特徴とする。
変形量検出手段の例としては、弾性膜の表面に配置した歪ゲージや、弾性膜移動手段と弾性膜との間に設けたリンク部材(アーム)の動きにより弾性膜の変形量を検出する光学センサなどが、挙げられる。
この実施形態によれば、サブタンクの弾性膜の変形量を検出し、検出した変形量に基づいてサブタンクの弾性膜を移動させるので、サブタンク内の圧力を高速復帰させる際に的確に復帰させることができる。
変形量検出手段として、歪ゲージまたは光学センサを用いた場合、弾性膜の弾性変形量を正確に検出でき、サブタンク内の圧力を適正値まで高速に回復させることができる。また、光学センサを用いる場合には、弾性膜の変形量を容易に検出可能である。
また、本発明は、液体を吐出するヘッドと、前記ヘッドを搬送するキャリッジと、前記キャリッジに搭載され、前記ヘッドへ供給される液体を収納し、前記ヘッドへの液体供給に応じて弾性変形する弾性膜を有するサブタンクと、前記ヘッドと前記サブタンクとの間の第1の液体流路の開閉を行う液体流路開閉弁と、前記サブタンクへ供給される液体を貯蔵するメインタンクと、前記キャリッジが所定のホームポジションに位置している状態で、前記メインタンクに接続されている第2の液体流路を前記サブタンクに連結する液体供給連結部と、前記液体流路開閉弁により前記第1の液体流路が閉じられ且つ前記液体供給連結部により前記第2の液体流路が前記サブタンクに連結されている状態で、前記サブタンクの前記弾性膜の弾性変形を回復させる方向へ前記弾性膜を移動させることにより前記弾性膜の変形回復を補助する弾性膜移動手段と、前記キャリッジが特定のホームポジションに位置していることを検出するホームポジション検出手段と、を備え、前記弾性膜移動手段は、前記ホームポジション検出手段の検出信号と、前記ホームポジションを基準とした前記キャリッジの移動量または前記キャリッジを駆動するモータの回転量と、に基づいて、前記弾性膜を移動させることを特徴とする液体吐出装置を提供する。
この発明によれば、キャリッジの位置に基づいて弾性膜を移動させるので、変形量検出手段による変形量検出なしで、サブタンクへの液体供給やサブタンク内の圧力の初期設定を容易に行える。
本発明によれば、形状記憶合金を用いることなくサブタンク内の圧力を迅速に所定の初期負圧に設定可能であって、且つ、サブタンクへ高速に液体を供給することができる。
以下、添付図面に従って、本発明の実施形態について、詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明に係る第1実施形態の一例としてのインクジェット記録装置110の要部を示す側面図である。本図は、液体吐出ヘッド100(以下単に「ヘッド」という)を搬送するキャリッジ20を側面から見た様子を示している。図1では、本発明の理解を容易にするため、キャリッジ20の中が露出して描かれている。
ヘッド100は、キャリッジ20に搭載され、キャリッジ20により図中の矢印Mで示す主走査方向(記録媒体の搬送方向とは直交する方向である)において搬送され、所定の記録媒体へ向けてインクを吐出する。ヘッド100の例については後に詳説する。
キャリッジ20には、ヘッド100が搭載されているとともに、当該ヘッド100へインクを供給するサブタンク30が搭載されている。図1では、本発明の理解を容易にするため、サブタンク30はその垂直断面が描かれている。
ヘッド100とサブタンク30との間には、サブタンク30からヘッド100へインクを供給するための液体流路41(以下「ヘッド液体供給流路」と称する)が設けられている。ヘッド液体供給流路41には、弁42(以下「ヘッド開閉バルブ」と称する)が設けられている。ヘッド開閉バルブ42の開閉により、ヘッド液体供給流路41が開閉され、サブタンク30からヘッド100へのインクの供給および供給停止が切り換わる。
サブタンク30は、ヘッド100へ供給されるインクを収納する。サブタンク30の壁面の一部は、ヘッド100への液体供給に伴って弾性変形する単一の弾性膜32によって構成されている。すなわち、サブタンク30内のインク量の減少に伴って弾性膜32が弾性変形する。
弾性膜32の材料としては、例えば、樹脂フイルムが挙げられる。弾性膜32の厚みは、例えば、20〜30μmである。
直動モータ60は、アーム64を介して、サブタンク30の弾性膜32の弾性変形を回復させる方向(図中矢印Cで示す方向)へ弾性膜32を移動させることにより、弾性膜32の変形回復を補助する。具体的には、図1の2−2線に沿って見た図2(A)の平面図(ただしサブタンク30はその水平断面が描かれている)に示すように、直動モータ60の駆動により、その直動軸60aが矢印Aの方向に直動し、アーム64の回動部62の一端側の凸形状の係合部62aが直動軸60aの凹形状の係合部60bによって押され、アーム64の回動部62がその回動軸62bを中心として矢印Bで示す時計回り方向に回動し、アーム64の回動部62の他端側のジョイント62cを介して、アーム64の直動部63が矢印Cの方向、すなわちアーム64の直動部63の端部(ジョイント62cとは反対側の端部)に連結されている弾性膜32の弾性変形を回復させる方向へ移動する。
図1のメインタンク70は、インク供給源として、キャリッジ20に搭載されているサブタンク30へ供給されるインクを貯蔵するものである。メインタンク70には、メインタンク70からサブタンク30へインクを供給するための液体流路72(以下「サブタンク液体供給流路」と称する)が接続されている。
インク供給連結部74は、キャリッジ20が主走査方向Mにおいて液体吐出範囲から退避した所定のホームポジションに位置している状態で、サブタンク液体供給流路72をサブタンク30に連結する。具体的には、インク供給連結部74の凹部74aと、サブタンク30に接続されている液体流路43(以下「サブタンク液体受給流路」と称する)の凸形状の端部44(以下「インク受給連結部」と称する)とが嵌合することにより、インク供給連結部74の開口とインク受給連結部44の開口とが接合され、もってサブタンク液体供給流路72がサブタンク30に連結される。
キャリッジ20のインク受給連結部44とサブタンク30との間のサブタンク受給流路43(メインタンク70からサブタンク30へ至るサブタンク液体供給流路72の一部に相当する)には、弁46(以下「サブタンク開閉バルブ」と称する)が設けられている。サブタンク開閉バルブ46の開閉により、サブタンク液体受給流路43が開閉され(すなわちサブタンク液体供給流路72が開閉され)、もってメインタンク70からサブタンク30へのインクの供給および供給停止が切り換わる。
なお、図1では、メインタンク70をヘッド100の液体吐出面よりも鉛直方向下側に配置した場合を例に示したが、本発明において特にこのような場合に限定されない。図3に示すように、メインタンク20をヘッド100の液体吐出面よりも鉛直方向上側に配置してもよい。
また、本例では、弾性膜30を移動させる弾性膜移動手段としての直動モータ60がサブタンク30およびアーム64とともにキャリッジ20に搭載されているが、このような場合に特に限定されず、直動モータ60は、キャリッジ20に非搭載であって、インクジェット記録装置110の本体側に搭載され、キャリッジ20が所定のホームポジションに位置している状態で、アーム64に作用するように設けられていてもよい。
図4は、サブタンク30およびその周辺部の一例を拡大して示す図である。
本例では、サブタンク30の弾性膜32の変形量を検出する弾性変形量検出部(図13の330)として、弾性膜32上に歪ゲージ33が貼り付けられている。歪ゲージ33は、弾性膜32に生じた歪(変形)を抵抗の変化として検出する、周知の素子を用いることができる。
なお、弾性変形量検出部は、本発明において、特に歪ゲージに限定されない。
図5(A)および(B)は、光学センサを用いて弾性膜32の変形量を検出する場合について、サブタンク30およびその周辺部の他の例を拡大して示す図である。
本例では、アーム64の回動部62がジョイント62cの近傍で屈曲し更に延在しており、その延在した回動部62の端部62dを、光学センサ(第1の光学センサ34a、第2の光学センサ34b)が検知する構成となっている。具体的には、図5(A)に示すように、サブタンク30の容量が最小となったときには、第1の光学センサ34aによってアーム64の回動部62の端部62dが検知され、サブタンク30内のインク量が最小であることを示す信号(インク最小位置信号)が第1の光学センサ34aから出力される。その一方で、図5(B)に示すように、サブタンク30の容量が最大となったときには、第2の光学センサ34bによってアーム64の回動部62の端部62dが検知され、サブタンク30内のインク量が最大であること示す信号(インク最大位置信号)が第2の光学センサ34bから出力される。
<ヘッドの構成例>
図6は、図1のヘッド100のノズル配列の例を示す図である。
ヘッド100は、n個のノズル101(101-1〜101-n)を有し、このn個のノズルが2列に千鳥状に並べられている。このようにノズル101を千鳥配置することで、副走査方向S(記録媒体の搬送方向である)に沿って並ぶように投影される実質的なノズル列のノズル間ピッチ(図6中でノズル101-1とノズル101-2の副走査方向の距離h)を小さくすることができる。
図7は、図1のヘッド100の要部を示す断面図である。なお、図7では、図示の便宜上、1ノズル分(1チャンネル)の液滴吐出素子104のみ描かれているが、実際には複数の液体吐出素子104によってヘッド100が構成されている。
ノズル101はインクが収容される加圧液室102と連通し、更に、ヘッド内の各加圧液室102は、複数の加圧液室102に対してインクを供給する共通流路105と連通する。なお、共通流路105は、各色に対応するサブタンク30(図10の30C、30M、30Y、30K)に連通しており、吐出用のインクは、サブタンク30から共通流路105を介してヘッド内の各加圧液室102に供給される。
また、図7に示すように、加圧液室102の内部には、加圧液室102内のインクを加圧する手段としての加圧素子(ここでは、ヒータ)108が設けられている。加圧素子108を駆動して加圧液室102内のインクを沸騰状態にして気泡(バブル)を発生させ、その発生した気泡の圧力によってノズル101からインクが吐出される。すなわち、本例に示すヘッド100には、ヒータの加熱エネルギーにより加圧液室に発生させた気泡の圧力をインクの吐出力に用いるサーマル方式が一例として適用されている。
<キャリッジの配置形態について>
図8は、図1のキャリッジ20およびその周辺部の構成例を示す要部斜視図である。
図中、符号86はガイドシャフト、88はガイドレールである。キャリッジ20はガイドシャフト86に支持されており、当該ガイドシャフト86及びこれに平行なガイドレール88に沿って、主走査方向(矢印M方向)に滑らかに往復走行可能である。このとき、ガイドシャフト86及びガイドレール88によって、キャリッジ20によって搬送されるヘッド(図1の100)のノズル面82A(液体吐出面)と図示せぬ記録媒体との間の距離は一定に保たれつつ、キャリッジ20が往復走行する。
<第1実施形態におけるインクジェット記録装置の一例>
図9は、本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置(画像形成装置)の全体構成を示す機構図である。同図に示したように、このインクジェット記録装置110は、各インク色ごとに設けられた複数のヘッド100C、100M、100Y、100Kを有するインク吐出部112と、各ヘッド100C、100M、100Y、100Kに供給するインクを貯蔵しておく各インク色ごとに設けられた複数のメインタンク70C、70M、70Y、70Kを有するインクカートリッジ114と、記録媒体116を供給する給紙部118と、記録媒体116の搬送方向(副走査方向S)と略直交する主走査方向に走査されるキャリッジ20と、を備えている。
各色のヘッド100C、100M、100Y、100Kの構造は、図6及び図7で説明した一例としてのヘッド100と同様であるため、説明を省略する。
図9における給紙部118には、所定のサイズに切断されたカット紙が装填される給紙カセットを用いる方式が適用される。複数のサイズの記録媒体116に印字を行う場合には、給紙部118に装着されている給紙カセットを取り出し、所望のサイズの記録媒体116が装填された給紙カセットに交換する。なお、同一サイズの異なる紙種の記録媒体116を装填したカセットを用意してもよい。
このように、インクジェット記録装置110は複数種類の記録媒体を利用可能に構成されており、給紙カセットには装填される記録媒体116の種類情報を記録したバーコード或いは無線タグなどの情報記録体が取り付けられ、その情報記録体の情報を所定の読取装置によって読み取ることで、インクジェット記録装置110は使用される記録媒体の種類を自動的に判別し、記録媒体の種類に応じて装置内の各部が制御される。例えば、記録媒体116の種類に応じて適切なインク吐出を実現するようにインク吐出制御を行ってもよい。
給紙部118に装填された記録媒体116は、給紙ローラ130の回動によって搬送路132に送り出され、搬送路132に設けられた搬送ローラ134に沿って垂直方向上側に搬送されるとともに、搬送路132において表裏が反転されて(搬送路132内で1回ターンして)インク吐出部112の直下へ送られる。記録媒体116は、インク吐出部112の直下において搬送ローラ136によって所定の平面性を維持されながら一定の搬送ピッチで水平面内の所定の搬送方向S(副走査方向)において送られる。
記録媒体116がインク吐出部112の直下の印字領域に到達すると、キャリッジ124を主走査方向に走査させながら、各ヘッド100K、100C、100M、100Yの記録媒体116と対向する面に設けられたノズルから各色インクを吐出させて主走査方向の印字を実行する。1回の主走査方向に印字が終わると、記録媒体116は副走査方向に所定の距離だけ送られ、キャリッジ20を主走査方向に移動させながら主走査方向の印字が行われる。このようにして、副走査方向に記録媒体116を一定ピッチずつ搬送方向へ送りながら主走査方向の印字を繰り返すことで、記録媒体116の全面にわたって所望の画像が記録される。所望の画像が形成された記録媒体116は、所定の搬送方向に送られて排紙部138から装置外部に排出される。
各ヘッド100K、100C、100M、100Yのそれぞれに供給されるインクを貯蔵しておくインクカートリッジ114(Cインクを貯蔵するメインタンク70C、Mインクを貯蔵するメインタンク70M、Yインクを貯蔵するメインタンク70Y、Kインクを貯蔵するメインタンク70K、これらを総称してインクカートリッジ114と記載する。)は、装置本体と分離可能なサブカートリッジ140に設けられている。
本例に示すインクジェット記録装置110では、インクカートリッジ114が装着されるサブカートリッジ140を装置前面側から装置本体に着脱可能な構造を有している。また、サブカートリッジ140の正面(サブカートリッジ140を装置本体に装着したときの装置前面に対応する面)には、インクカートリッジ114を挿入するためのインクカートリッジ挿入口が設けられており、装置の一面(例えばフロント面)側からインクカートリッジ114の着脱(交換)作業が可能な構造となっている。
<複数色のインクに対応したキャリッジおよびその周辺部>
図10は、ひとつのキャリッジ20が、CMYKの各色のインクをそれぞれ吐出する合計4個のヘッド100C、100M、100Y、100Kを搬送する場合を示す側面図である。
図10において、ひとつのキャリッジ20内に4個のヘッド100C、100M、100Y、100Kが配置されている。また、ひとつのキャリッジ20の上面には、4個のヘッド100C、100M、100Y、100KへそれぞれC色インク、M色インク、Y色インク、K色インクを供給する4個のサブタンク30C、30M、30Y、30Kが配置されている。
図11は、図10のキャリッジ20の平面図である。
図11において、ひとつのキャリッジ20の側面には、4個のサブタンク30C、30M、30Y、30Kをそれぞれ4個のメインタンク(図9の70C、70M、70Y、70K)と接続するため4個のインク受給連結部44C、44M、44Y、44Kが配置されている。
なお、図10および図11において、4個のインク受給連結部44C、44M、44Y、44Kと4個のサブタンク30C、30M、30Y、30Kとをそれぞれ接続する液体流路は図示を簡略し矢印で示してある。
<インク供給連結部およびインク受給連結部の連結構造例>
図12(A)及び(B)は、メインタンク70側に設けられるインク供給連結部74と、サブタンク30側に設けられるインク受給連結部44との連結構造例を示す断面図である。
図12(A)は、インク供給連結部74とインク受給連結部44とが離間した状態を示し、図12(B)は、インク供給連結部74とインク受給連結部44とが連結した状態を示す。
図12(A)に示すように、インク受給連結部44の内部は、弾性部材(例えば、バネ)230の力によってボール(弁体)232をインク流入方向と逆方向(図の右方向)に付勢して、ボール232を小径の流路の端面(弁座)234に押し当ててインク流路を塞ぐ逆止弁の構造を有している。
その一方、インク受給連結部44に嵌合されるインク供給連結部74は、インク受給連結部44の挿入口236に挿入可能なインク供給針244を有し、インク供給針244の先端近くの周面には、インク供給針244の内部流路246と連通する開口穴248が形成されている。
図12(A)に示す離間状態では、弾性部材(例えば、バネ)230により付勢されたボール232により、挿入口236の流路が塞がれ、弁が閉じた状態となる。
図12(B)に示す連結状態では、挿入口236にインク供給針244が挿入されることにより、インク供給針244の先端によってボール232が弾性部材230の付勢方向と反対方向へ押されて移動し、インク供給針244の開口穴248を通ってインクがインク供給連結部44の内部へと流れる。すなわち、図12(B)に示す連結状態ではボール232による弁が開いた状態となり、図1に示すサブタンク30とメインタンク70とが連通状態となる。
<制御系の説明>
図13は、本実施形態におけるインクジェット記録装置110の制御系の構成を示すブロック図である。
図13において、本例のインクジェット記録装置110は、図1のサブタンク30の弾性膜32の変形量(変位量)を検出する弾性変形量検出部330と、図1のキャリッジ20の主走査方向Mにおける位置を検出するキャリッジ位置検出部332と、図1のヘッド開閉バルブ42およびサブタンク開閉バルブ46を駆動するバルブドライバ340と、図1のキャリッジ20を搬送するモータ377(以下「キャリッジ搬送モータ」と称する)、図9の記録媒体116を搬送するモータ378(以下「媒体搬送モータ」と称する)、および、図1のサブタンク30の弾性膜32の弾性変形を回復させる方向へ弾性膜32を移動させる直動モータ60(弾性膜移動モータ)等の各種モータを駆動するモータドライバ376と、環境温度を検出する温度検出部392を備えている。
弾性変形量検出部330としては、図4を用いて説明した歪ゲージ33を用いてもよいし、または、図5(A)および(B)を用いて説明した光学センサ34a、34bを用いてもよい。
また、弾性変形量検出部330は、サブタンク30のインク残量を検出するインク残量検出部を兼ねている。すなわち、弾性変形量検出部330から得られる弾性変形量情報は、サブタンク30内のインク残量を反映した情報であり、かかる情報に基づきサブタンク30内のインク残量が所定量を下回ることが検出されると、図1のインク供給連結部74のピットインによるサブタンク30へのインクの補給が行われる。
バルブドライバ340は、コントローラ372からの指令に従い、図1に示したヘッド開閉バルブ42の開閉、および、サブタンク開閉バルブ46の開閉を行う。
また、図13に示すとおり、インクジェット記録装置110は、通信インターフェース370、コントローラ372、メモリ374、ヘッドドライバ384等を備えている。
通信インターフェース370は、ホストコンピュータ386から送られてくる画像データを受信する。通信インターフェース370にはUSB(Universal SerialBus)、IEEE1394、イーサネット(登録商標)、無線ネットワークなどの各種のインターフェースを適用することができる。ホストコンピュータ386から送出された画像データは通信インターフェース370を介してインクジェット記録装置110に取り込まれ、メモリ374に記憶される。
コントローラ372は、通信インターフェース370、メモリ374、バルブドライバ340、モータドライバ376、ヘッドドライバ384等の各部を制御する制御手段である。コントローラ372は、中央演算処理装置(CPU)及びその周辺回路等から構成されている。
メモリ374は、RAM、ROMおよびEEPROM等によって構成される。このメモリ374には、コントローラ372が実行するプログラム及び制御に必要な各種データなどが格納されている。
モータドライバ376は、コントローラ372からの指示にしたがって、キャリッジ搬送モータ377の駆動、媒体搬送モータ378の駆動、および、直動モータ60(弾性膜移動モータ)の駆動を行う駆動回路である。
また、コントローラ372は、メモリ374内の画像データ(例えばRGB各色の画像データ)に基づいてヘッド100のインク吐出用データを生成するための各種加工、補正などの処理を行う信号処理手段として機能し、生成したインク吐出用データをヘッドドライバ384に供給する。
ヘッドドライバ384は、コントローラ372から与えられるインク吐出用データに基づいて、各インク色のヘッド100C、100M、100Y、100Kの加圧素子(図7の108)を駆動する。
温度検出部392は、温度センサからなり、インク温度として環境温度を検出する。
<液体供給処理について>
図14は、本実施形態における初期充填後の液体供給処理の一例の流れを示すフローチャートである。この液体供給処理は、図13のメモリ374に予め記憶されているプログラムに従い、図13のコントローラ372の制御により、実行される。なお、図1のメインタンク70からサブタンク30へインクが既に初期充填され、さらに、サブタンク30からヘッド100へインクが既に初期充填されているものとする。
初期充填の直後は、図2(B)に示すように、サブタンク30には最大量のインクが収納された状態となっており、その弾性膜32は弾性変形が回復した状態となっている。このとき、図13の弾性変形量検出部330ではインク最大位置が検出され、「インク最大位置信号」が出力される。図2(B)において、直動モータ60の直動軸60aは矢印RAの方向へ縮められて、直動モータ60の直動軸60aとアーム64の係合部62aとの係合が解除される。サブタンク30の弾性膜32は、その弾性力により、インク最大位置が維持される。なお、図2(B)では、本発明の理解を容易にするため、弾性膜32の弾性変形が全くない状態(弾性膜32に撓みがない状態)をインク最大位置として示しているが、このような場合に特に限定されず、弾性膜32に小さな弾性変形が生じている状態(弾性膜32に少し撓みがある状態)をインク最大位置としてもよい。
また、インク初期充填直後は、図1のサブタンク開閉バルブ46は閉状態、且つ、ヘッド開閉バルブ42は開状態、且つ、インク供給連結部74とインク受給連結部44との連結は解除状態、となっている
その後、図1のヘッド100からインクが吐出されると、サブタンク30からヘッド100へインクが供給され、サブタンク30内のインク量が小さくなり、サブタンク30の弾性膜32に弾性変形が生じる。弾性変形量は、サブタンク30からヘッド100へのインク供給量に応じて大きくなっていく。
図13のコントローラ372は、弾性変形量検出部330(具体的には、図4の歪ゲージ33又は図5の光学センサ34a、34b)によって検出される弾性変形量を、メモリ374に予め記憶されている許容最大値(インク最小位置に対応する閾値である)と比較することにより、図1のサブタンク30のインク残量が規定量より小さいか否を判定する。サブタンク30のインク残量が規定値より小さくなったとき、すなわち図2(A)に示すように弾性膜32の弾性変形量が許容最大値よりも大きくなったとき、図14のステップS2〜S14が実行される。
まず、図13のバルブドライバ340により、図1のヘッド開閉バルブ42を閉じる(S2)。すなわち、図1のヘッド100とサブタンク30との間のヘッド液体供給流路41を閉じる。
次に、図13のモータドライバ376によりキャリッジ搬送モータ377を駆動することにより、図1のキャリッジ20を主走査方向Mにおいて移動させて所定のホームポジションに戻し、さらに、インク供給連結部74をキャリッジ20のインク受給連結部44に連結する(S4)。すなわち、図1において、インク供給連結部74の凹部74aを凸形状のインク受給連結部44に嵌合することにより、メインタンク70に接続されているサブタンク液体供給流路72をサブタンク30に連結する。
次に、図13のバルブドライバ340により図1のサブタンク開閉バルブ46を開く(S6)。すなわち、インク受給連結部44とサブタンク30との間のサブタンク受給流路43を開くことにより、メインタンク70とサブタンク30との間の液体流路72を開く。
次に、図13のモータドライバ376により直動モータ60を駆動することにより、図2(A)に示すようにアーム64を介して矢印Cの方向へ弾性膜32をインク最大位置まで移動させることにより、弾性膜32の変形回復を補助する(S8)。そうすると、図2(B)に示すように、弾性膜32の弾性変形量は最小値となって、図13の弾性変形量検出部330(具体的には図4の歪ゲージ33又は図5の光学センサ34a、34b)からインク最小位置信号が出力される。
次に、図13のバルブドライバ340により図1のサブタンク開閉バルブ46を閉じる(S10)。すなわち、インク受給連結部44とサブタンク30との間のサブタンク受給流路43を閉じることにより、メインタンク70とサブタンク30との間の液体供給流路72を閉じる。
次に、図13のモータドライバ376によりキャリッジ搬送モータ377を駆動することにより、図1のキャリッジ20を主走査方向Mにおいて移動させてホームポジションから退避させ、さらに、インク供給連結部74とキャリッジ20のインク受給連結部44との連結を解除する(S12)。すなわち、インク供給連結部74の凹部74aを凸形状のインク受給連結部44から離間させる。
次に、図13のバルブドライバ340により、図1のヘッド開閉バルブ42を開く(S14)。すなわち、図1のヘッド100とサブタンク30との間のヘッド液体供給流路41を開く。
そうすると、図1のサブタンク30およびヘッド100の内圧が所定の初期値(初期負圧)に設定されて、プリント開始が可能となる。
なお、サブタンク30の初期負圧は、印字モードまたは環境温度またはインク温度またはインク粘度に応じて切り換えることが、好ましい。
図15は、印字モードに応じたサブタンク30の初期負圧の設定例を示す。例えば、コントローラ372で管理している印字モードが、高速モードであればサブタンク30の初期負圧を−150mmHOに設定し、高速モードよりもキャリッジ20の搬送速度が小さな高品位モードであればサブタンク30の初期負圧を−80mmHOに設定する。
図16は、環境温度に応じたサブタンク30の初期負圧の設定例を示す。例えば、図13の温度検出部で検出された環境温度が、15℃以上であればインク粘度が高いのでサブタンク30の初期負圧を−150mmHOに設定し、15℃未満であればインク粘度が低いのでサブタンク30の初期負圧を−80mmHOに設定する。なお、環境温度に基づいてサブタンク30の初期負圧の設定値を切り換える態様以外に、インク温度を直接測定してインク温度の測定値に基づいてサブタンク30の初期負圧の設定値を切り換える態様や、測定した環境温度またはインク温度に基づいてインク粘度を求め、インク粘度に基づいてサブタンク30の初期負圧の設定値を切り換える態様、または、インク粘度を直接測定してインク粘度の測定値に基づいてサブタンク30の初期負圧の設定値を切り換える態様であっても、同じ効果が得られる。
このようなサブタンク30の内圧の設定は、具体的には、図13のモータドライバ376による図2(A)の矢印A方向における直動モータ60の直動量を切り換えることにより行う。すなわち、直動モータ60(弾性膜移動手段)によりサブタンク30の初期負圧を設定する。
[第2実施形態]
図17(A)および(B)は、本発明に係る第2実施形態の一例としてのインクジェット記録装置1100の要部を示す側面図である。図17(A)および(B)では、ヘッド100を搬送するキャリッジ20を側面から見た様子が示されており、本発明の理解を容易にするため、キャリッジ20の中が模式的に描かれており、サブタンク30はその垂直断面が描かれている。なお、弾性膜32が弾性変形した状態が図17(A)に示され、弾性膜32の弾性変形が回復した状態が図17(B)に示されている。また、図17(A)および(B)において、図1に示した第1実施形態に係るインクジェット記録装置110の構成要素と同じ構成要素には、同じ符号を付してあり、既に説明した内容についてはその説明を省略する。
本実施形態では、キャリッジ20の主走査方向Mにおける移動動作を用いて、ヘッド開閉バルブ42の開閉を行うことにより、ヘッド100とサブタンク30との間のヘッド液体供給流路41の開閉を行う。また、キャリッジ20の主走査方向Mにおける移動動作を用いて、インク供給連結部74とインク受給連結部44との連結を行う。また、キャリッジ20の主走査方向Mにおける移動動作を用いて、サブタンク30の弾性膜32を矢印Cで示す方向(即ち弾性変形を回復させる方向)へ移動させる。
図18(A)および(B)は、図17(A)および(B)にそれぞれ対応する平面図である。図18(A)および(B)では、キャリッジ20を上面から見た様子が示されており、本発明の理解を容易にするため、サブタンク30はその水平断面が描かれている。
弾性膜32が弾性変形した状態が図18(A)に示され、弾性膜32の弾性変形が回復した状態が図18(B)に示されている。
図18(A)において、キャリッジ20が主走査方向において矢印MRで示す方向に移動すると、インクジェット記録装置110の本体に固定されたアーム当接部材66が、アーム64の回動部62の凸形状の係合部62aに当接(係合)する。そうすると、アーム64の回動部62が矢印Bで示す時計回り方向に回動し、アーム64の直動部63が矢印Cで示す方向(弾性膜32の弾性変形を回復させる方向である)へ移動する。
なお、図17および図18では、アーム当接部材66はアーム64を介して弾性膜32を移動させる場合を例に示しているが、本発明はこれに限定されない。図19に示すように、当接部材66’が弾性膜32に直接当接するように構成してもよい。また、メインタンク70はヘッド100の液体吐出面よりも高い位置に設けてもよい。
図20は、4色のインク(C色インク、M色インク、Y色インク、K色インク)を用いる場合の本実施形態のインクジェット記録装置1100の要部を示す平面図である。図21は、図20に示すインクジェット記録装置1100の要部を示す側面図である。なお、図21では、ひとつのサブタンク30Kとひとつの液体吐出ヘッド100Kとの間を断面で示している。図22は、図21の22―22線に沿った水平断面を示す。
図20において、キャリッジ20は、各インク色(C、M、Y、K)ごとの4個のサブタンク30(30C、30M、30Y、30K)と、各インク色ごとの4個のインク受給連結部44(44C、44M、44Y、44K)を有する。
各インク色ごとの4個のインク受給連結部44(44C、44M、44Y、44K)には、それぞれ、各インク色ごとの4個のインク供給連結部74(74C、74M、74Y、74K)が嵌合する。図9の各インク色ごとの4個のメインタンク70(70C、70M、70Y、70K)にそれぞれ接続されているサブタンク液体供給流路72(図20の72C、72M、73Y、72K)は、各インク色ごとの4個のインク供給連結部74(図20の74C、74M、74Y、74K)により、各インク色ごとの4個のサブタンク30(図20の30C、30M、30Y、30K)にそれぞれ連結される。インク供給連結部74およびインク受給連結部44は、例えば、図12(A)および(B)に示した連結構造のものを用いる。
キャリッジ20は、図20に示すように、主走査方向Mにおいて、液体吐出範囲から退避した位置に、所定の原ホームポジションP0(図8のHPに相当する)を有する。
また、キャリッジ20は、主走査方向Mにおいて、液体吐出範囲から退避した位置であり且つ原ホームポジションP0よりも更に液体吐出範囲から離れた位置に、ヘッド開閉バルブ(図21および図22の42)を閉じるホームポジションP1(「ヘッド閉位置」ともいう)を有する。キャリッジ20が原ホームポジションP0からヘッド閉位置P1まで移動した状態では、図23に示すように、キャリッジ20から突出したヘッド開閉バルブ42の端部42cに、インクジェット記録装置1100の本体側に固定されているバルブ当接部材67が当接し、ヘッド開閉バルブ42が閉じられることにより、サブタンク30とヘッド100間のヘッド液体供給流路41が閉じられる。
また、キャリッジ20は、図20に示すように、主走査方向Mにおいて、液体吐出範囲から退避した位置であり且つヘッド閉位置P1よりも更に液体吐出範囲から離れた位置に、サブタンク液体供給流路72(72C、72M、72Y、72K)をサブタンク30(30C、30M、30Y、30K)と連結するホームポジションP2(「インク供給連結位置」ともいう)を有する。キャリッジ20がヘッド閉位置P1からインク供給連結位置P2まで移動した状態では、メインタンク70側のインク供給連結部74と、キャリッジ20側のインク受給連結部44とが嵌合する。
また、キャリッジ20は、主走査方向Mにおいて、液体吐出範囲から退避した位置であり且つインク供給連結P2よりも更に液体吐出範囲から離れた位置に、サブタンク30の弾性膜32の変形回復を開始する変形回復開始位置P3(弾性膜32の「インク最小位置」に対応する)を有する。キャリッジ20がインク供給連結位置P2から変形回復開始位置P3まで移動した状態では、図20および図21に示すアーム64の係合部62aから離間していたアーム当接部材66がアーム64の係合部62aに当接(係合)する。
また、キャリッジ20は、主走査方向Mにおいて、液体吐出範囲から退避した位置であり且つ変形回復開始位置P3よりも更に液体吐出範囲から離れた位置に、サブタンク30の弾性膜32の変形回復を終了する変形回復終了位置P4(弾性膜32の「インク最大位置」に対応する)を有する。キャリッジ20が変形回復開始位置P3から変形回復終了位置P4まで移動した状態では、図18(B)に示すようにサブタンク30の弾性膜32の弾性変形が回復してサブタンク30のインク量が最大となる。
また、キャリッジ20は、主走査方向Mにおいて、液体吐出範囲から退避した位置であって、原ホームポジションP0よりも液体吐出範囲に近い位置に、キャリッジ20が折り返し動作を行う折返位置RPを有する。
キャリッジ20の移動方向(すなわち主走査方向M)に沿って直線エンコーダ202が配置され、また、キャリッジ20には光学センサ204が取り付けられている。直線エンコーダ202は、光学センサ204で検出可能なバーを有する。直線エンコーダ202のバーは、主走査方向Mにおいて、少なくとも折返位置RPから変形回復終了位置P4に至るまで配列されている。これらの直線エンコーダ202および光学センサ204によってキャリッジ位置検出部332が構成されている。
弾性変形量検出部330によって検出されるサブタンク30の弾性膜32の変形量がインク最小位置に対応する所定の閾値以上であるとき、すなわちサブタンク30内のインク量が許容最小量以上であるときには、キャリッジ20は、主走査方向Mにおいて、折返位置RPをホームポジションとし、原ホームポジションP0まで移動しないで、折返位置RPで折り返して往復動作する。すなわち、図20中のRPよりも左側において、主走査方向Mに沿った往復動作を行う。その一方で、弾性変形量検出部330によって検出されるサブタンク30の弾性膜32の変形量が閾値を超えたときには、すなわちサブタンク30内のインク量が許容最小量よりも小さくなったときには、キャリッジ20は、ヘッド閉位置P1、インク供給連結位置P2、変形回復開始位置P3、変形回復終了位置P4の順に移動して、弾性膜32の弾性力およびアーム当接部材66による弾性膜32の弾性回復の終了を待つ。
図23を用いて、インクジェット記録装置1100の本体に固定されておりキャリッジ20の移動に伴った移動を行わない本体側部材(アーム当接部材66、バルブ当接部材67、インク供給連結部74)と、本体側部材に対して相対的に移動するキャリッジ20と、の位置関係について以下説明する。
なお、図23では、キャリッジ20が主走査方向において図20に示す原ホームポジションP0から更に左方向(液体吐出範囲から離れる方向である)に「L0」だけ移動しており、バルブ当接部材67がヘッド開閉バルブ42の一方の端部42cに当接した位置(バルブ当接位置)を示している。このようなバルブ当接位置を基準「0」にして、L1はヘッド開閉バルブ42が閉状態になるまでの距離、L2はサブタンク開閉バルブ46が開状態になるまでの距離、L3はサブタンク30の弾性膜32が変形回復を開始するまでの距離を示す。図23のL0、L1、L2、L3と図20のP0、P1、P2、P3、P4との関係について示すと、L0<|P0−P1|、L1=|P0−P1|−L0、L2=|P2−P1|−L1、L3=|P3−P2|−L2である。また、L1、L2、L3は、次の数1の関係を満たす。
[数1]
L3≧L2≧L1
また、サブタンク30の弾性膜32が変形回復を開始してから変形回復を終了するまでのキャリッジ20の移動距離|P4−P3|に対応して、ヘッド開閉バルブ42およびサブタンク開閉バルブ46の可動ストロークに余裕を持たせておく。
ヘッド液体供給流路41をヘッド開閉バルブ42により閉じるときに発生する急峻な圧力変動は、サブタンク30の弾性膜32の移動により吸収され、ヘッド100のノズル(図7の101)からのインク漏れは発生しない。また、ヘッド開閉バルブ42およびサブタンク開閉バルブ46の可動ストロークの余裕により、キャリッジ20の移動に応じて、ヘッド開閉バルブ42の閉、サブタンク開閉バルブ46の開、弾性膜32の変形回復の順序で制御可能であり、且つ、アーム64の動きにより弾性膜32が初期状態(例えばインク最大位置)まで復帰する。なお、ヘッド開閉バルブ42の閉とサブタンク開閉バルブ46の開とは同時でもよい。また、サブタンク開閉バルブ46の開と弾性膜32の変形回復開始とは同時でもよい。
図24は、第2実施形態におけるインクジェット記録装置1100の制御系の構成を示すブロック図である。なお、図13に示す第1実施形態における構成要素と同じ構成要素については同じ符号を付してあり、第1実施形態において既に説明した内容については、ここではその説明を省略する。
本実施形態では、図13に示す第1実施形態において設けた直動モータ60が省略されている。また、キャリッジ搬送モータ377によるキャリッジ20の移動動作を用いて、弾性膜32の移動と、ヘッド開閉バルブ42の開閉と、サブタンク開閉バルブ46の開閉を行う。
キャリッジ位置検出部332は、少なくとも図20に示す折返位置RPから変形回復終了位置P4までの間、キャリッジ20の位置を検出する。詳細には、少なくとも、折返位置RP、原ホームポジションP0、ヘッド閉位置P1、インク供給連結位置P2、変形回復開始位置P3、および、変形回復終了位置P4の何れかにキャリッジ20が位置しているとき、キャリッジ20の位置を示す位置検出信号を出力する。図20に示す直線エンコーダ202のバーごとに位置検出信号を出力するようにしてもよい。
コントローラ372は、キャリッジ位置検出部332によって検出されたキャリッジ20の位置に基づいて、キャリッジ20の移動先および移動速度をモータドライバ376に対して指示する。
なお、特定のホームポジションを基準としたキャリッジ20の移動量(具体例としては図20に示す直線エンコーダ202および光学センサ204により検出されたキャリッジ20の移動量)に基づいて、弾性膜32の移動、ヘッド開閉バルブ42の開閉、および、サブタンク開閉弁46の開閉を行う場合を例に説明するが、本発明はこのような場合に限定されず、特定のホームポジションを基準としたキャリッジ搬送モータ377の駆動量に基づいて、弾性膜32の移動、ヘッド開閉バルブ42の開閉、および、サブタンク開閉弁46の開閉を行うようにしてもよい。
図25は、本実施形態における初期充填後の液体供給処理の一例の流れを示すフローチャートである。この液体供給処理は、図24のメモリ374に予め記憶されているプログラムに従い、図24のコントローラ372の制御により、実行される。なお、メインタンク70からサブタンク30へインクが既に初期充填され、さらに、サブタンク30からヘッド100へインクが既に初期充填されているものとする。
初期充填の直後は、図18(B)に示すように、サブタンク30には最大量のインクが収納された状態となっており、その弾性膜32は弾性変形が回復した状態となっている。このとき、図24の弾性変形量検出部330ではインク最大位置が検出され、「インク最大位置信号」が出力される。図18(B)において、アーム当接部材66はアーム64の係合部62aに対して相対的に矢印RAの方向へ移動し、アーム当接部66とアーム64との当接が解除される。サブタンク30の弾性膜32は、その弾性力により、インク最大位置が維持される。なお、図18(B)では、本発明の理解を容易にするため、弾性膜32の弾性変形が全くない状態(弾性膜32に撓みがない状態)をインク最大位置として示しているが、このような場合に特に限定されず、弾性膜32に小さな弾性変形が生じている状態(弾性膜32に少し撓みがある状態)をインク最大位置としてもよい。
また、インク初期充填直後は、サブタンク開閉バルブ46は閉状態、且つ、ヘッド開閉バルブ42は開状態、且つ、インク供給連結部74とインク受給連結部44との連結は解除状態、となっている
その後、ヘッド100からインクが吐出されると、サブタンク30からヘッド100へインクが供給され、サブタンク30内のインク量が小さくなり、サブタンク30の弾性膜32に弾性変形が生じる。弾性変形量は、サブタンク30からヘッド50へのインク供給量に応じて大きくなっていく。
コントローラ372は、図24の弾性変形量検出部330によって検出される弾性変形量を、図24のメモリ374に予め記憶されている許容最大値(インク最小位置に対応する閾値である)と比較することにより、図17(A)のサブタンク30のインク残量が規定量より小さいか否を判定する。サブタンク30のインク残量が規定値より小さかったとき、すなわち図18(A)に示すように弾性膜32の弾性変形量が許容最大値よりも大きくなったとき、図25のステップS22〜S34が実行される。
まず、図24のモータドライバ376によりキャリッジ搬送モータ377を駆動して、キャリッジ20を図20に示す原ホームポジションP0を経由してヘッド閉位置P1へ移動させることにより、図23に示すようにバルブ当接部材67をヘッド開閉バルブ42の端部42cに当接させてヘッド開閉バルブ42を閉じる(S22)。すなわち、ヘッド100とサブタンク30との間のヘッド液体供給流路41を閉じる。
次に、図24のモータドライバ376によりキャリッジ搬送モータ377を駆動して、キャリッジ20を図20に示すインク供給連結位置P2へ移動させることにより、インク供給連結部74をキャリッジ20のインク受給連結部44に連結するとともに、サブタンク開閉バルブ46を開く(S24)。
次に、図24のモータドライバ376によりキャリッジ搬送モータ377を駆動して、キャリッジ20を図20に示す変形回復開始位置P3へ移動させ、更に、変形回復開始位置P3から変形回復終了位置P4まで移動させることにより、図18(A)に示すようにアーム64を介して矢印Cの方向へ弾性膜32を移動させて、もって弾性膜32の変形回復を補助する(S30)。そうすると、図18(B)に示すように、弾性膜32の弾性変形量は最小値となって、図24の弾性変形量検出部330からインク最大位置信号が出力される。
次に、図24のモータドライバ376によりキャリッジ搬送モータ377を駆動して、キャリッジ20を図20に示すインク供給連結位置P2とヘッド閉位置P1との間へ移動させることにより、サブタンク開閉バルブ46を閉じる(S30)。すなわち、メインタンク70とサブタンク30との間の液体流路を閉じる。ここで、インク供給連結部74とインク受給連結部44とが離間する。すなわちインク供給連結部74の連結が解除される。
次に、24のモータドライバ376によりキャリッジ搬送モータ377を駆動して、キャリッジ20を図20に示すヘッド閉位置P1と原ホームポジションP0との間へ移動させることにより、ヘッド開閉バルブ42を開く(S34)。すなわち、ヘッド100とサブタンク30との間のヘッド液体供給流路41を開く。
そうすると、サブタンク30の内圧が所定の初期値(初期負圧)に設定されて、プリント開始が可能となる。
なお、サブタンク30の初期負圧は、印字モードまたは環境温度またはインク温度またはインク粘度に応じて切り換えるようにしてもよい。具体的には、図20に示す変形回復終了位置P4を、印字モードまたは環境温度またはインク温度またはインク粘度に応じて切り換える。印字モードに応じたサブタンク30の初期負圧の設定例を図15に示し、環境温度に応じたサブタンク30の初期負圧の設定例を図16に示す。
図26は、サブタンク30の弾性膜32の弾性変形量と、サブタンク30内の発生圧力との関係を示す図である。本発明によれば、弾性膜移動手段(第1実施形態では主として直動モータ60である。第2実施形態では主としてキャリッジ搬送モータ377およびキャリッジ20およびアーム当接部材66である)を用いるので、発生圧力の変動分ΔPに対応する弾性膜32の弾性変形量を小さくすることができる。もしも、サブタンクへの液体供給速度を高めるために、サブタンクの弾性膜の弾性係数を高く設定すると、ヘッドから液体を吐出する際のサブタンク内の液体容量減少にともなうサブタンク内の負圧変動が大きくなってしまうところ、本発明では、ヘッドから液体を吐出する際のサブタンク内の液体容量減少にともなうサブタンク内の負圧変動を小さくすることができるので、長時間規定負圧を維持することが可能となる。すなわち、1回のピットイン供給で長時間の安定した液体吐出が可能となる。許容される発生圧力の変動分ΔPに対応する本発明における弾性膜32の弾性変形量Δd2は、弾性膜移動手段がない従来の構成において弾性膜の弾性係数を高くした場合における弾性変形量Δd1と比較して3倍以上とすることができる。
なお、第1実施形態および第2実施形態において、サブタンク30の上部に気泡溜まりを設け、メインタンク70からサブタンク30へのインク供給前に、気泡溜まりから気泡を除去するようにしてもよい。圧縮性の気体を除去後、サブタンク30の弾性膜32を強制回復しインク供給することで、更に高速にインク供給することが可能となる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は、上記実施形態に限定はされず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変更を行ってもよいことは、もちろんである。
第1実施形態に係るインクジェット記録装置の一例の要部を示す側面図 第1実施形態に係るインクジェット記録装置の一例の要部を示す平面図であって、(A)は弾性膜が弾性変形した状態を示す平面図、(B)は弾性膜の弾性変形を回復させた状態を示す平面図 第1実施形態に係るインクジェット記録装置の他の例の要部を示す側面図 弾性変形量検出部として歪ゲージを用いた例を示すサブタンクの断面図 (A)は弾性変形量検出部として光学センサを用いた例であって弾性膜が弾性変形した状態を示す平面図、(B)は弾性膜の弾性変形を回復させた状態を示す平面図 ヘッドのノズル配列の一例を示す図 ヘッドの一例を示す断面図 キャリッジおよびその周辺部の構成例を示す斜視図 インクジェット記録装置の全体構成を示す機構図 第1実施形態に係るインクジェット記録装置の一例の要部であって4色のインクを用いる場合を示す平面図 第1実施形態に係るインクジェット記録装置の一例の要部であって4色のインクを用いる場合を示す側面図 (A)は互いに離間したインク供給連結部およびインク受給連結部の構造例を示す断面図、(B)は互いに連結したインク供給連結部およびインク受給連結部の構造例を示す断面図 第1実施形態に係るインクジェット記録装置のブロック図 第1実施形態における初期充填後の液体供給処理の一例の流れを示す概略フローチャート 印字モードに応じたサブタンクの初期負圧の設定例を示す説明図 環境温度又はインク温度に応じたサブタンクの初期負圧の設定例の説明図 第2実施形態に係るインクジェット記録装置の一例の要部を示す側面図であって、(A)は弾性膜が弾性変形した状態を示す側面図、(B)は弾性膜の弾性変形を回復させた状態を示す側面図 第2実施形態に係るインクジェット記録装置の一例の要部を示す平面図であって、(A)は弾性膜が弾性変形した状態を示す平面図、(B)は弾性膜の弾性変形を回復させた状態を示す平面図 第2実施形態に係るインクジェット記録装置の他の例の要部を示す側面図 第2実施形態に係るインクジェット記録装置の一例の要部であって4色のインクを用いる場合を示す平面図 第2実施形態に係るインクジェット記録装置の一例の要部であって4色のインクを用いる場合を示す側面図 図21の22−22線に沿った水平断面図 第2実施形態に係るインクジェット記録装置におけるキャリッジと本体側部材との位置関係の説明に用いる説明図 第2実施形態に係るインクジェット記録装置のブロック図 第2実施形態における初期充填後の液体供給処理の一例の流れを示す概略フローチャート サブタンクの弾性膜の弾性変形量と、弾性膜の弾性変形によりサブタンク内に生じる発生圧力との関係を示す図
符号の説明
20…キャリッジ、30…サブタンク、32…弾性膜、33…歪センサ(弾性変形量検出部)、34a、34b…光学センサ(弾性変形量検出部)、41…サブタンク液体供給流路、42…サブタンク開閉バルブ、44…インク受給連結部、46…ヘッド開閉バルブ、60…直動モータ(弾性膜移動手段)、60a…直動モータの直動軸、62…アームの回動部、63…アームの直動部、64…アーム、66…アーム当接部材(弾性膜移動手段)、70…メインタンク、74…インク供給連結部、74a…インク供給連結部の凹部、86…ガイドシャフト、88…ガイドレール、100…液体吐出ヘッド(ヘッド)、101…ノズル、102…加圧液室、104…液体吐出素子、105…共通流路、110,1100…インクジェット記録装置(液体吐出装置、画像形成装置)、330…弾性変形量検出部、332…キャリッジ位置検出部、340…バルブドライバ、372…コントローラ(制御手段)、374…メモリ、376…モータドライバ、377…キャリッジ搬送モータ(弾性膜移動手段)、378…媒体搬送モータ、384…ヘッドドライバ、392…温度検出部

Claims (7)

  1. 液体を吐出するヘッドと、
    前記ヘッドを搬送するキャリッジと、
    前記キャリッジに搭載され、前記ヘッドへ供給される液体を収納し、前記ヘッドへの液体供給に応じて弾性変形する弾性膜を有するサブタンクと、
    前記ヘッドと前記サブタンクとの間の第1の液体流路の開閉を行う液体流路開閉弁と、
    前記サブタンクへ供給される液体を貯蔵するメインタンクと、
    前記キャリッジが所定のホームポジションに位置している状態で、前記メインタンクに接続されている第2の液体流路を前記サブタンクに連結する液体供給連結部と、
    前記液体流路開閉弁により前記第1の液体流路が閉じられ且つ前記液体供給連結部により前記第2の液体流路が前記サブタンクに連結されている状態で、前記サブタンクの前記弾性膜の弾性変形を回復させる方向へ前記弾性膜を移動させることにより前記弾性膜の変形回復を補助する弾性膜移動手段と、
    を備え
    前記液体流路開閉弁は、前記キャリッジの移動動作を用いて前記ヘッドと前記サブタンクとの間の前記第1の液体流路の開閉を行い、
    前記弾性膜移動手段は、前記キャリッジの移動動作を用いて前記弾性膜を移動させることにより前記弾性膜の変形回復を補助することを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記サブタンクの前記弾性膜の変形量を検出する変形量検出手段を備え、
    前記弾性膜移動手段は、前記変形量検出手段により検出された前記弾性膜の変形量に基づいて、前記サブタンクの前記弾性膜を移動させることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 液体を吐出するヘッドと、
    前記ヘッドを搬送するキャリッジと、
    前記キャリッジに搭載され、前記ヘッドへ供給される液体を収納し、前記ヘッドへの液体供給に応じて弾性変形する弾性膜を有するサブタンクと、
    前記ヘッドと前記サブタンクとの間の第1の液体流路の開閉を行う液体流路開閉弁と、
    前記サブタンクへ供給される液体を貯蔵するメインタンクと、
    前記キャリッジが所定のホームポジションに位置している状態で、前記メインタンクに接続されている第2の液体流路を前記サブタンクに連結する液体供給連結部と、
    前記液体流路開閉弁により前記第1の液体流路が閉じられ且つ前記液体供給連結部により前記第2の液体流路が前記サブタンクに連結されている状態で、前記サブタンクの前記弾性膜の弾性変形を回復させる方向へ前記弾性膜を移動させることにより前記弾性膜の変形回復を補助する弾性膜移動手段と、
    前記キャリッジが特定のホームポジションに位置していることを検出するホームポジション検出手段と、を備え、
    前記弾性膜移動手段は、前記ホームポジション検出手段の検出信号と、前記ホームポジションを基準とした前記キャリッジの移動量または前記キャリッジを駆動するモータの回転量と、に基づいて、前記弾性膜を移動させることを特徴とする液体吐出装置。
  4. 前記弾性膜移動手段は、環境温度、または、液体温度、または、液体粘度、または、互いに液体消費量が異なる複数のモードの何れであるか、に基づいて、前記サブタンク内の圧力を設定することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の液体吐出装置。
  5. 前記キャリッジは、液体吐出範囲から退避して前記液体供給連結部により前記第2の液体流路を前記サブタンクに連結する連結ホームポジションと、該連結ホームポジションよりも液体吐出範囲に近い折返ホームポジションとを有し、
    前記キャリッジは、前記サブタンク内の液体量が予め決められた最小値よりも小さいときには、前記連結ホームポジションまで移動して、前記弾性膜移動手段による前記弾性膜の弾性変形の回復を待つ一方で、前記サブタンク内の液体量が前記最小値以上であるときには、前記折返ホームポジションで折り返して往復動作することを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の液体吐出装置。
  6. 液体を吐出するヘッドと、前記ヘッドを搬送するキャリッジと、前記キャリッジに搭載され、前記ヘッドへ供給される液体を収納し、前記ヘッドへの液体供給に応じて弾性変形する弾性膜を有するサブタンクと、前記サブタンクへ供給される液体を貯蔵するメインタンクと、を備えた液体吐出装置における液体供給方法において、
    前記キャリッジの移動動作を用いて、前記ヘッドと前記サブタンクとの間の第1の液体流路に設けられている弁を閉じるステップと、
    前記キャリッジが所定のホームポジションに位置している状態で、前記メインタンクに接続されている第2の液体流路を前記サブタンクに連結するステップと、
    前記第1の液体流路に設けられている前記弁が閉じられ且つ前記第2の液体流路が前記サブタンクに連結されている状態で、前記キャリッジの移動動作を用いて前記サブタンクの前記弾性膜の弾性変形を回復させる方向へ前記弾性膜を移動させることにより前記弾性膜の変形回復を補助するステップと、
    前記メインタンクに接続されている前記第2の液体流路を前記サブタンクから切り離すステップと、
    前記キャリッジの移動動作を用いて、前記ヘッドと前記サブタンクとの間の前記第1の液体流路に設けられている前記弁を開くステップと、
    を含むことを特徴とする液体供給方法。
  7. 液体を吐出するヘッドと、前記ヘッドを搬送するキャリッジと、前記キャリッジに搭載され、前記ヘッドへ供給される液体を収納し、前記ヘッドへの液体供給に応じて弾性変形する弾性膜を有するサブタンクと、前記サブタンクへ供給される液体を貯蔵するメインタンクと、前記キャリッジが特定のホームポジションに位置していることを検出するホームポジション検出手段と、を備えた液体吐出装置における液体供給方法において、
    前記ヘッドと前記サブタンクとの間の第1の液体流路に設けられている弁を閉じるステップと、
    前記キャリッジが所定のホームポジションに位置している状態で、前記メインタンクに接続されている第2の液体流路を前記サブタンクに連結するステップと、
    前記第1の液体流路に設けられている前記弁が閉じられ且つ前記第2の液体流路が前記サブタンクに連結されている状態で、前記サブタンクの前記弾性膜の弾性変形を回復させる方向へ前記弾性膜を移動させることにより前記弾性膜の変形回復を補助する弾性膜移動ステップと、
    前記メインタンクに接続されている前記第2の液体流路を前記サブタンクから切り離すステップと、
    前記ヘッドと前記サブタンクとの間の前記第1の液体流路に設けられている前記弁を開くステップと、
    を含み、
    前記弾性膜移動ステップは、前記ホームポジション検出手段の検出信号と、前記ホームポジションを基準とした前記キャリッジの移動量または前記キャリッジを駆動するモータの回転量と、に基づいて、前記弾性膜を移動させることを特徴とする液体供給方法
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