JP4798995B2 - 凹凸補正用化粧料及び肌の凹凸補正方法、並びに凹凸補正用化粧料セット - Google Patents
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Description
いわゆる、凹凸補正用化粧料)に関するものであり、部分架橋型フルオロアルキル基含有
オルガノポリシロキサンと非架橋型フルオロアルキル基含有オルガノポリシロキサンとを
配合することを特徴とする凹凸補正用化粧料に関するものである。そして、より詳細には
、べたつかず、滑らかな伸び広がり、肌への密着性等の使用性が良好であり、小皺や毛穴
等の肌上の微小な凹凸を自然にぼかし、目立たなくさせる効果に優れ、しかもその効果の
持続性に優れる凹凸補正用化粧料に関するものである。また、部分架橋型フルオロアルキ
ル基含有オルガノポリシロキサンと非架橋型フルオロアルキル基含有オルガノポリシロキ
サンとを配合する凹凸補正用化粧料を塗布し、その上から球状粉体を配合した粉体化粧料
を塗布することを特徴とする肌の凹凸を補正する方法及びこれに用いる凹凸補正用化粧料
セットに関するものである。
りにより、小皺や毛穴等の肌上の微小な凹凸を自然にぼかし、目立たなくするための化粧
料が望まれており、様々な化粧料が開発されている。このような凹凸補正用化粧料には、
ファンデーション等のメーキャップ化粧料の塗布前後に使用し、小皺や毛穴等の肌上の微
小な凹凸を目立たなくする特殊用途の化粧料や、好ましくない微小な凹凸を目立たなくす
る機能を付加したファンデーション、コンシーラー、下地料等のメーキャップ化粧料等が
あり、多数の商品が発売され、市場で好評を得ている。
リコ−ン油とを組み合わせた透明な組成物を、肌上の凹部に埋め込み、凹凸を平滑にする
技術(例えば、特許文献1参照)や、脂肪相と固体有機ポリシロキサンエラストマーから
なる組成物を肌に塗布することにより、肌表面での光を拡散させ、ツヤを消すことにより
肌の微小な凹凸を不明瞭にする技術(例えば、特許文献2参照)、特定の球状粉体を皮膜
形成剤とともに肌上に配列させ、塗布膜表面での光散乱により肌の凹凸を見え難くする技
術(例えば、特許文献3参照)等が用いられていた。
に肌から分泌される皮脂により、化粧が崩れる場合があり、肌上の微小な凹凸を自然にぼ
かし、目立たなくさせる効果の持続性に優れる凹凸補正用化粧料が得られ難かった。また
、前記特許文献2記載の技術では、肌上の微小な凹凸を自然にぼかし、目立たなくさせる
効果が十分でなく、しかもその持続性は良好ではなかった。そして、前記特許文献3記載
の技術では、皮膜形成成分を相当量配合しなければ、粉体を配列させることは不可能であ
り、その結果として、べたつきを生じ、伸び広がりの滑らかさが劣る場合があり、且つ経
時的に肌が油光するテカリ現象を生じる場合があった。
小皺や毛穴等の肌上の微小な凹凸を自然にぼかし、目立たなくさせる効果に優れ、しかも
その効果の持続性に優れる凹凸補正用化粧料の開発が求められていた。
キル基含有オルガノポリシロキサンと非架橋型フルオロアルキル基含有オルガノポリシロ
キサンとを配合することにより上記課題が解決された凹凸補正用化粧料が得られることを
見出し、本発明を完成させた。
(a)下記一般式(1)で示されるオルガノハイドロジェンポリシロキサン
R1 aHbSiO(4−a−b)/2 ・・・・・(1)
と、下記一般式(2)で示されるオルガノポリシロキサン
R1 cR2 dSiO(4−c−d)/2 ・・・・・(2)
〔但し、式中R1はそれぞれ同じか又は異なってもよく、脂肪族不飽和結合を有しない、フッ素置換又は非置換の、炭素数1〜20の一価炭化水素基であって、その11〜60モル%がフッ素置換一価炭化水素基である一価炭化水素基であり、R2は末端ビニル基を有する炭素数2〜10の一価炭化水素基であり、aは1.0〜2.3、bは0.001〜1.0、cは1.0〜2.3、dは0.001〜1.0であって、1.5≦a+b≦2.6、1.5≦c+d≦2.6を満たす。〕
とを重合してなり、有機溶剤に不溶で、かつ自重と同質量以上のペンタ−3,3,3−トリフルオロプロピルペンタメチルシクロペンタシロキサンを含みうる、三次元架橋構造を有する部分架橋型フルオロアルキル基含有オルガノポリシロキサン
(b)非架橋型フルオロアルキル基含有オルガノポリシロキサン
をペースト状組成物にして配合した凹凸補正用化粧料と、球状粉体を配合した粉体化粧料とを組み合わせてなる凹凸補正用化粧料セットを提供するものである。
つかず、滑らかな伸び広がり、肌への密着性等の使用性が良好であり、小皺や毛穴等の肌
上の微小な凹凸を自然にぼかし、目立たなくさせる効果に優れ、しかもその効果の持続性
に優れるものである。
キサンは、肌上で光を拡散反射することにより、小皺や毛穴等の肌上の微小な凹凸を自然
にぼかし、目立たなくさせるものであり、耐水耐油性の化粧膜を形成するため、凹凸補正
効果の持続性に優れる成分である。このような成分(a)は、下記一般式(1)で示され
るオルガノハイドロジェンポリシロキサン
R1 aHbSiO(4−a−b)/2(1)
と、下記一般式(2)で示されるオルガノポリシロキサン
R1 cR2 dSiO(4−c−d)/2(2)
〔但し、式中R1はそれぞれ同じか又は異なってもよく、脂肪族不飽和結合を有しない、
置換又は非置換の、炭素数1〜20の一価炭化水素基であって、その11〜60モル%が
フッ素置換一価炭化水素基である一価炭化水素基であり、R2は末端ビニル基を有する炭
素数2〜10の一価炭化水素基であり、aは1.0〜2.3、bは0.001〜1.0、
cは1.0〜2.3、dは0.001〜1.0であって、1.5≦a+b≦2.6、1.
5≦c+d≦2.6を満たす。〕
とを重合してなり、有機溶剤に不溶で、かつ自重と同質量以上のペンタ−3,3,3−ト
リフルオロプロピルペンタメチルシクロペンタシロキサンを含みうることを特徴とする、
三次元架橋構造を有するフルオロアルキル基含有オルガノポリシロキサンが挙げられる。
ピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシ
ル基等のアルキル基;シクロペンチル基、シクロヘキシル基等の飽和脂環式炭化水素基;
フェニル基、トリル基等のアリール基;トリフルオロプロピル基、ノナフルオロヘキシル
基、ヘプタデシルフルオロデシル基等のフッ素置換アルキル基等が挙げることができるが
、特にメチル基及びトリフルオロプロピル基が好ましい。
ある。R1におけるフッ素置換一価炭化水素基が11モル%未満であると成分(b)との
親和性が乏しくなり、60モル%を超えると一般式(1)で示されるオルガノハイドロジ
ェンポリシロキサンの製造が困難になる。尚、R1におけるフッ素置換一価炭化水素基は
、20〜50モル%がより好ましい。
ニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基、ヘプテニル基、オクテニル基、ノネニル基、デセ
ニル基等を挙げられるが、特にビニル基が望ましい。
が高くなりすぎるため自重と同質量以上のペンタ−3,3,3−トリフルオロプロピルペ
ンタメチルシクロペンタシロキサンを含み得ず、aが2.3より大きいと架橋度が低くな
りすぎるため、三次元架橋構造の形成が困難になる。尚、aは1.2〜2.1がより好ま
しい。
と架橋度が低くなりすぎるため、三次元架橋構造の形成が困難になり、bが1.0を超え
ると架橋度が高くなりすぎるため、自重と同質量以上のペンタ−3,3,3−トリフルオ
ロプロピルペンタメチルシクロペンタシロキサンを含み得なくなる。尚、bは0.005
〜0.5がより好ましい。
が高くなりすぎるため自重と同質量以上のペンタ−3,3,3−トリフルオロプロピルペ
ンタメチルシクロペンタシロキサンを含み得ず、cが2.3より大きいと架橋度が低くな
りすぎるため、三次元架橋構造の形成が困難になる。尚、cは1.2〜2.1がより好ま
しい。
と架橋度が低くなりすぎるため、三次元架橋構造の形成が困難になり、dが1.0を超え
ると架橋度が高くなりすぎるため、自重と同質量以上のペンタ−3,3,3−トリフルオ
ロプロピルペンタメチルシクロペンタシロキサンを含み得なくなる。尚、dは0.005
〜0.5がより好ましい。
ルガノポリシロキサンは、直鎖状、分岐状、環状の何れであっても良いが、重合反応を円
滑に進めるためには直鎖状であること、ないしは主として直鎖状であり、一部分岐単位を
含有するものが好ましい。
キサンを得るには、一般式(1)で示されるオルガノハイドロジェンポリシロキサン、及
び一般式(2)で示されるオルガノポリシロキサンを、白金化合物(例えば、塩化白金酸
、アルコール変性塩化白金酸、塩化白金酸−ビニルシロキサン錯体等)、又はロジウム化
合物の存在下、室温又は加温下(約50℃〜120℃)で反応させればよい。反応を行う
際には無溶媒で行ってもよいし、必要に応じて有機溶媒を使用してもよい。有機溶媒とし
ては具体的には、メタノール、エタノール、2−プロパノール、ブタノール等の脂肪族ア
ルコール、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、n−ペンタン、n−ヘキ
サン、シクロヘキサン等の脂肪族又は脂環式炭化水素、ジクロロメタン、クロロホルム、
四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン系溶剤等
が挙げられる。しかしながら、化粧品用途として用いるためには、無溶媒、若しくはエタ
ノール、2−プロパノールが好ましい。
橋構造を有するものであり、直鎖状あるいは分岐状のペンタン、ヘキサン、ドデカン、ヘ
キサデカン、オクタデカン等の脂肪族系有機溶媒、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳
香族系有機溶媒、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ヘキサノール、
デカノール等のアルコール系有機溶媒、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化有機溶
媒、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン系有機溶媒等の有機溶媒に不溶であり、更
には低粘度のジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、環状ジメチルポ
リシロキサン等のシリコーン系化合物にも不溶である。
重と同質量以上のペンタ−3,3,3−トリフルオロプロピルペンタメチルシクロペンタ
シロキサンを含みうることを特徴とする。
じてその一種又は二種以上を用いることができ、その配合量は特に限定されないが、凹凸
補正用化粧料中に0.01〜40質量%(以下、単に「%」と略す)が好ましく、特に0
.1〜30%が好ましい。成分(a)の配合量がこの範囲内であれば、成分(b)非架橋
型フルオロアルキル基含有オルガノポリシロキサンを安定に配合できると共に、凹凸補正
効果及びその持続性が特に優れる凹凸補正用化粧料を得ることができる。
サンは、耐水性、耐油性が高い油剤である。このような成分(b)は、有機基として分子
中に少なくとも一つ以上のフルオロアルキル基を有するオルガノポリシロキサンである。
フルオロアルキル基は、具体的には、トリフルオロプロピル基、ノナフルオロヘキシル基
、ヘプタデシルフルオロデシル基等のフッ素置換アルキル基が挙げられ、特にトリフルオ
ロプロピル基が好ましい。
る粘度は、200mm2/s以下が好ましく、特に20〜180mm2/sが好ましい。
成分(b)の25℃における粘度が、この範囲内であれば、成分(a)との親和性がより
良好となる。
岐状、環状のいずれであっても良いが、粘度や成分(a)の架橋型フルオロアルキル基含
有オルガノポリシロキサンとの親和性の観点より、特開平09−268110号公報に記
載されているような環状化合物が好ましい。より具体的には、以下一般式(3)に示す環
状化合物が特に好ましい。
clature Cosmetic Ingredient labeling nam
es)にトリフルオロプロピルシクロテトラシロキサン/トリフルオロプロピルシクロペ
ンタシロキサンとして収載されている、KF−5002(信越化学工業社製)等の市販品
を用いることができる。
X−22−821、X−22−822(何れも、信越化学工業社製)、FS−1265(
東レ・ダウコーニング社製)等の市販品を用いることができる。
てその一種又は二種以上を用いることができ、その配合量は特に限定されないが、凹凸補
正用化粧料中に0.05〜85.5%が好ましく、特に0.5〜66.5%が好ましい。
成分(b)の配合量がこの範囲内であれば、成分(a)部分架橋型フルオロアルキル基含
有オルガノポリシロキサンを安定に配合できると共に、凹凸補正効果及びその持続性が特
に優れる凹凸補正用化粧料を得ることができる。
オルガノポリシロキサンは、予め成分(b)の非架橋型フルオロアルキル基含有オルガノ
ポリシロキサンと混練し、ペースト状組成物として配合することができる。このように、
成分(a)と成分(b)をペースト状組成物とすることにより、凹凸補正用化粧料の製造
時のハンドリング性が向上し、その結果として、滑らかな伸び広がりがより良好となり、
肌上で均一な化粧膜を形成することができる。
わる混合機で行うことが好ましい。これは成分(a)の部分架橋型フルオロアルキル基含
有オルガノポリシロキサンが有機溶媒不溶の三次元架橋構造を有しているため、成分(b
)の非架橋型フルオロアルキル基含有オルガノポリシロキサンに均一溶解せず、高剪断力
を与えて分散しないと、外観が滑らかなペースト状組成物が得られないためである。この
ような高剪断力の加わる混合機は、例えば、3本ロールミル、2本ロールミル、サンドグ
ラインダー、コロイドミル、高粘度ミキサー、ガウリンホモジナイザー、ディスパーミキ
サー等が挙げられるが、好ましくは3本ロールミル、高粘度ミキサー、ディスパーミキサ
ーである。
ないが、0.1〜90%が好ましく、特に1〜70%が好ましい。ペースト状組成物の配
合量が、この範囲内であれば、凹凸補正効果及びその持続性が特に優れる凹凸補正用化粧
料を得ることができる。また、ペースト状組成物における、成分(a)と成分(b)の質
量比率は、5:95〜50:50が好ましく、特に10:90〜30:70が好ましい。
系液状油を配合することにより、肌馴染みを良好にし、肌への密着性をより高めることが
できる。このような成分(c)は、室温で液状を呈する不揮発性非シリコーン油であり、
通常の化粧料に用いられるものであれば限定されない。具体的には、アボガド油、アマニ
油、アーモンド油、オリーブ油、カヤ油、肝油、キョウニン油、小麦胚芽油、ゴマ油、コ
メ胚芽油、コメヌカ油、サザンカ油、サフラワー油、シナギリ油、シナモン油、タートル
油、大豆油、茶実油、ツバキ油、月見草油、トウモロコシ油、ナタネ油、日本キリ油、胚
芽油、パーシック油、パーム油、パーム核油、ヒマシ油、ヒマワリ油、ブドウ油、ホホバ
油、マカデミアナッツ油、綿実油、ヤシ油、トリヤシ油脂肪酸グリセライド、落花生油、
液状ラノリン、還元ラノリン、ラノリンアルコール、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソ
プロピル、ポリオキシエチレンラノリンアルコールエーテル、ポリオキシエチレンラノリ
ンアルコールアセテート、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、ポリオキシエチレン
水素添加ラノリンアルコールエーテル、卵黄油等の天然動植物油類及び半合成油類、スク
ワラン、スクワレン、流動パラフィン、プリスタン、ポリイソブチレン、イソパラフィン
等の炭化水素油類、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、アジピン
酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、イソス
テアリン酸イソセチル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、2−エチルヘキ
サン酸セチル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジ−2−エチルヘキサン
酸ネオペンチルグリコール、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、テト
ラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、オクタン酸セチル、オレイン酸オレイ
ル、オレイン酸オクチルドデシル、オレイン酸デシル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコ
ール、クエン酸トリエチル、コハク酸2−エチルヘキシル、酢酸アミル、酢酸エチル、酢
酸ブチル、ステアリン酸イソセチル、ステアリン酸ブチル、セバシン酸ジイソプロピル、
セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸ミリスチル、パルミチン酸イソプロピル、パル
ミチン酸2−エチルヘキシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘプ
チルウンデシル、ペンタエリスリトール脂肪酸エステル、ミリスチン酸イソプロピル、ミ
リスチン酸2−オクチルドデシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、ミリスチン酸ミリ
スチル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、ラウリン酸エチル、ラウリン酸ヘキシル、
N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステル、リンゴ酸ジイソス
テアリル等のエステル油類、アセトグリセライド、トリイソステアリン酸グリセライド、
トリイソパルミチン酸グリセライド、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセライド、モノス
テアリン酸グリセライド、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセライド、トリミリスチン
酸グリセライド等のグリセライド油類等が挙げられ、これらより一種又は二種以上用いる
ことができる。
.01〜90%が好ましく、特に0.1〜70%が好ましい。成分(c)の配合量が、こ
の範囲内であれば、べたつかず、滑らかな伸び広がり、肌への密着性等の使用性が特に優
れる凹凸補正用化粧料を得ることができる。
分(c)のゲル化剤を配合することが好ましい。成分(d)を配合することで、成分(c
)を安定に配合でき、凹凸補正用化粧料の粘性を調整でき、使用性を向上させることがで
きる。このような成分(d)は、具体的には、12−ヒドロキシステアリン酸、アルミニ
ウムステアレート、マグネシウムステアレート、ジンクミリステート等の金属セッケン類
、N−ラウロイル−L−グルタミン酸、α,γ−ジ−n−ブチルアミン等のアミノ酸誘導
体類、デキストリンパルミチン酸エステル、デキストリンステアリン酸エステル、デキス
トリン(2−エチルヘキサン酸/パルミチン酸)エステル等のデキストリン脂肪酸エステ
ル類、ショ糖パルミチン酸エステル、ショ糖ステアリン酸エステル等のショ糖脂肪酸エス
テル類、バクモンドウステアリン酸エステル、イヌリンステアリン酸エステル等のフラク
トオリゴ糖脂肪酸エステル類、(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル等のグリセリン
脂肪酸エステル類、モノベンジリデンソルビトール、ジベンジリデンソルビトール等のソ
ルビトールのベンジリデン誘導体類、ジメチルベンジルドデシルアンモニウムモンモリロ
ナイトクレー、ジメチルジオクタデシルアンモニウムモンモリロナイトクレー等の有機変
性粘土鉱物類、ヘキサメチルジシラザン等の疎水性シリル化剤で表面処理された疎水性煙
霧状シリカ類、部分架橋型ラウリル変性シリコーン、部分架橋型ラウリル・ポリエーテル
変性シリコーン、部分架橋型ラウリル・ポリグリセリン変性シリコーン等の架橋型アルキ
ル変性シリコーン類、ステアリル変性アクリル−シリコーングラフトポリマー、ベヘニル
変性アクリル−シリコーングラフトポリマー等の長鎖アルキル変性アクリル−シリコーン
グラフトポリマー類等が挙げられ、これらより一種又は二種以上用いることができる。こ
れらの中でも、ゲル化力が高く、肌馴染みの良さの観点より、成分(d)として、ショ糖
脂肪酸エステル類、デキストリン脂肪酸エステル類、フラクトオリゴ糖脂肪酸エステル類
が好ましい。
.01〜40%が好ましく、特に0.1〜30%が好ましい。成分(d)の配合量が、こ
の範囲内であれば、べたつかず、滑らかな伸び広がり、肌への密着性等の使用性が特に優
れる凹凸補正用化粧料を得ることができる。
て、粉体、揮発性油、固形油、半固形油、界面活性剤、水、一価アルコール類、多価アル
コール類、水溶性高分子、トリメチルシロキシケイ酸等の油溶性被膜形成剤、パラオキシ
安息香酸誘導体、フェノキシエタノール等の防腐剤、紫外線吸収剤、保湿剤、抗菌剤、香
料、塩類、酸化防止剤、pH調整剤、キレート剤、清涼剤、抗炎症剤、美肌用成分(美白
剤、細胞賦活剤、肌荒れ改善剤、血行促進剤、皮膚収斂剤、抗脂漏剤等)、ビタミン類、
アミノ酸類、核酸、ホルモン、包接化合物等を本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合
することができる。
、感触調整剤、賦形剤、紫外線遮蔽剤等の目的で用いられるものであり、通常の化粧料に
用いられる粉体であればよく、球状、板状、針状等の形状、煙霧状、微粒子、顔料級等の
粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造等により特に限定されず、無機粉体類、光輝性粉体
類、有機粉体類、色素粉体類、複合粉体類等が挙げられる。具体的には、酸化チタン、黒
色酸化チタン、コンジョウ、群青、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化亜鉛、酸化アル
ミニウム、無水ケイ酸、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、炭酸マグネシウム、炭酸
カルシウム、酸化クロム、水酸化クロム、カーボンブラック、ケイ酸アルミニウム、ケイ
酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、マイカ、合成マイカ、セリサイト、
タルク、カオリン、炭化珪素、硫酸バリウム、窒化硼素等の無機粉体類、オキシ塩化ビス
マス、酸化チタン被覆マイカ、酸化鉄被覆マイカ、酸化鉄被覆マイカチタン、有機顔料被
覆マイカチタン、アルミニウムパウダー等の光輝性粉体類、ウールパウダー、シルクパウ
ダー、結晶セルロースパウダー、N−アシルリジンパウダー等の有機粉体類、有機タール
系顔料、有機色素のレーキ顔料等の色素粉体類、微粒子酸化チタン被覆マイカチタン、微
粒子酸化亜鉛被覆マイカチタン、硫酸バリウム被覆マイカチタン、酸化チタン含有無水ケ
イ酸、酸化亜鉛含有無水ケイ酸等の複合粉体等が挙げられ、これらより一種又は二種以上
を用いることができる。尚、これら粉体は、フッ素化合物、シリコーン化合物、界面活性
剤等の通常公知の処理剤により表面処理を施して用いても良い。
散反射させることができるので、より凹凸補正効果を高めることができる。このような球
状粉体は、通常の化粧料に用いられる球状粉体であれば何れでよく、例えば、無水ケイ酸
、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化
ジルコニウム、酸化セリウム、ナイロン、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリル酸ア
ルキル、オルガノポリシロキサンエラストマー、ポリメチルシルセスキオキサン、架橋型
シリコーン・網状シリコーンブロック共重合体、ポリスチレン、アクリロニトリル−メタ
クリル酸共重合体、塩化ビニリデン−メタクリル酸共重合体、ポリエチレン、ポリウレタ
ン、シルク、セルロース等が挙げられ、これらを一種又は二種以上用いることができる。
また、これら粉体の二種以上を複合化して球状にしたものでも良い。尚、これら粉体は、
フッ素化合物、シリコーン化合物、界面活性剤等の通常公知の処理剤により表面処理を施
して用いても良い。尚、これら成分(e)球状粉体の平均粒径は、特に限定されないが、
可視光を拡散反射させる観点より、0.1〜50μmが好ましく、特に1〜30μmが好
ましい。
〜50%が好ましい。
り等の使用性を調整することができる。このような揮発性油は、通常の化粧料に用いられ
る揮発性油であれば何れでも良いが、例えば、イソヘキサデカン、イソドデカン等の軽質
流動イソパラフィン類、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタ
シロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等の環状シリコーン類、オクタメチル
トリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、ドデカメチルペンタシロキサン、ヘプタ
メチルオクチルトリシロキサン等の鎖状シリコーン類等が挙げられ、これらを一種又は二
種以上用いることができる。また、本発明の凹凸補正用化粧料に、揮発性油を配合する場
合の配合量は、1〜50%が好ましい。
剤型等の何れの剤型であってもよいが、最も好ましい剤型は、油性剤型である。また、本
発明の凹凸補正用化粧料の形態は、液状、乳液状、固形状、粉末状、ペースト状、ゲル状
等の何れの形態であってもよいが、最も好ましい形態は、ペースト状、ゲル状である。
る方法にて製造されるものである。例えば、油性剤型ゲル状の凹凸補正用化粧料の場合は
、成分(a)と成分(b)を混合し、ペースト状組成物とし、これに成分(d)を成分(
c)に加熱溶解した組成物を添加、混合し、必要に応じてその他成分を添加混合する方法
等により製造することができる。
使用し、小皺や毛穴等の肌上の微小な凹凸を目立たなくする特殊用途の化粧料や、好まし
くない微小な凹凸を目立たなくする機能を付加したファンデーション、コンシーラー、白
粉、頬紅、化粧下地等のメーキャップ化粧料や、乳液、クリーム、美容液等のスキンケア
化粧料等の何れにも適用可能である。
って、粉末状の形態であっても、圧縮成型した固形粉末状であってもよい。また、本発明
の粉体化粧料における球状粉体の配合量は、特に限定されるものではないが、40〜10
0%が好ましい。尚、本発明において粉体化粧料は、凹凸補正用化粧料の専用粉体化粧料
であってもよいが、球状粉体を配合したファンデーション、コンシーラー、白粉、頬紅等
の通常のメーキャップ化粧料でもよい。
て、粉体、揮発性油、固形油、半固形油、界面活性剤、水、一価アルコール類、多価アル
コール類、水溶性高分子、トリメチルシロキシケイ酸等の油溶性被膜形成剤、パラオキシ
安息香酸誘導体、フェノキシエタノール等の防腐剤、紫外線吸収剤、保湿剤、抗菌剤、香
料、塩類、酸化防止剤、pH調整剤、キレート剤、清涼剤、抗炎症剤、美肌用成分(美白
剤、細胞賦活剤、肌荒れ改善剤、血行促進剤、皮膚収斂剤、抗脂漏剤等)、ビタミン類、
アミノ酸類、核酸、ホルモン、包接化合物等を本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合
することができる。
定するものではない。
反応器中に下記一般式(4)で示されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンを11
8質量部と、下記一般式(5)で示されるビニル変性オルガノポリシロキサン175質量
部を仕込み、塩化白金酸2質量%のジビニルテトラメチルジシロキサン溶液0.1質量部
を加え、内温を70〜80℃に維持して2時間攪拌し、弾力性のある部分架橋型フルオロ
アルキル基含有オルガノポリシロキサン1を得た。
反応器中に下記一般式(6)で示されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンを56
7質量部と、下記一般式(7)で示されるビニル変性オルガノポリシロキサン955質量
部を仕込み、塩化白金酸2質量%のジビニルテトラメチルジシロキサン溶液0.1質量部
を加え、減圧下で内温を70〜80℃に維持して2時間攪拌し、弾力性のある部分架橋型
フルオロアルキル基含有オルガノポリシロキサン2を得た。
前記合成例1の部分架橋型フルオロアルキル基含有オルガノポリシロキサン1を20質
量部と、テトラ−3,3,3−トリフルオロプロピルテトラメチルシクロテトラシロキサ
ン/ペンタ−3,3,3−トリフルオロプロピルペンタメチルシクロペンタシロキサン混
合物(1/1重量比、粘度60mm2/s)80質量部を混合し、3本ロールミルで充分
混練することにより、チキソトロピー性を持つ、半透明なペースト状組成物を得た。
前記合成例2の部分架橋型フルオロアルキル基含有オルガノポリシロキサン2を30質
量部と、下記一般式(8)で示される非架橋型フルオロアルキル基含有オルガノポリシロ
キサン(粘度150mm2/s)70質量部を混合し、3本ロールミルで充分混練するこ
とにより、チキソトロピー性を持つ、半透明なペースト状組成物を得た。
表1〜2に示す組成の凹凸補正用化粧料を以下に示す製造方法により調製し、「滑らか
な伸び広がり」、「肌への密着性」、「凹凸補正効果」、「凹凸補正効果の持続性」につ
いて、以下に示す評価方法1及び判定基準により評価し、結果を併せて表1〜2に示した
。
A.成分8〜14を均一混合する。(必要に応じて、80℃に加熱する。)
B.成分1〜7を均一混合する。
C.AとBを均一混合する。
D.Cに成分15〜23を添加し、均一分散する。
E.Dを容器に充填して、凹凸補正用化粧料を得た。
化粧品評価専門パネル20名に前記実施例及び比較例の凹凸補正用化粧料を使用しても
らい、「滑らかな伸び広がり」、「肌への密着性」、「凹凸補正効果」、「凹凸補正効果
の持続性」について、各自が以下の基準に従って5段階評価し、凹凸補正用化粧料毎に評
点を付し、更に全パネルの評点の平均点を以下の判定基準に従って判定した。尚、凹凸補
正効果の持続性については、凹凸補正用化粧料塗布直後の状態と塗布後4時間(日常生活
)の状態を比較し、評価した。
評価基準:
[評価結果] :[評 点]
非常に良好 : 5点
良好 : 4点
普通 : 3点
やや不良 : 2点
不良 : 1点
判定基準:
[評点の平均点] :[判 定]
4.5以上 : ◎
3.5以上〜4.5未満 : ○
1.5以上〜3.5未満 : △
1.5未満 : ×
正用化粧料は、「滑らかな伸び広がり」、「肌への密着性」、「凹凸補正効果」、「凹凸
補正効果の持続性」の全ての項目に優れたものであった。一方、成分(a)を配合してい
ない比較例1及び比較例2は、凹凸補正効果が良好でなく、凹凸補正効果の持続性が劣っ
ていた。また、成分(a)を用いずに撥水撥油性の高いフッ素系油と光拡散効果の高い球
状粉体を配合した比較例3は、凹凸補正効果が良好でなく、耐水耐油性の高い化粧膜にな
るので、経時での化粧持ちは良好であったが、凹凸補正効果の持続性は劣っていた。そし
て、高重合ジメチルポリシロキサンと球状粉体を用いた比較例4は、肌に塗布したとき伸
び広がりが非常に重く、均一な化粧膜が得られず、凹凸補正効果やその持続性も良好では
なかった。
以下に示す組成の凹凸補正用化粧料を以下に示す製造方法により調製し、「凹凸補正効
果」について、以下に示す評価方法1により評価した。
(成分) 実施例7 比較例5
(%)
1.製造例1のペースト状組成物 50 ――
2.フルオロアルキル基を含有
しないペースト状組成物(注12) ―― 50
3.非架橋型フルオロアルキル基含有
オルガノポリシロキサン(注13) 10 10
4.イヌリンステアリン酸エステル(注6) 3 3
5.デキストリン脂肪酸エステル(注7) 3 3
6.デカメチルシクロペンタシロキサン 17 17
7.カプリン酸/カプリル酸
トリグリセライド 17 17
※注12:KSG−16(信越化学工業社製)
※注13:KF−5002(信越化学工業社製)
(製造方法)
A.成分4〜7を70℃で加温溶解し、均一混合する。
B.成分1〜3を均一混合する。
C.AとBを均一混合する。
D.Cを容器に充填して充填し、凹凸補正用化粧料を得た。
前記実施例7の凹凸補正用化粧料と球状シリカ40%と球状シリコーン粉末(注14)
を配合した粉末状化粧料のセットである。
※注14:KSP−300(信越化学工業社製)
前記実施例7及び比較例5の凹凸補正用化粧料を頬に塗布し、化粧した。また、前記実
施例8は、実施例7の凹凸補正用化粧料を頬に塗布した後、その上からパフを用いて前記
粉末状化粧料を塗布し化粧した。これら化粧した肌をマイクロスコープで拡大し、毛穴や
小皺の観察し、その写真を図1〜4に示した。
、同じ部位に実施例7の凹凸補正用化粧料を塗布した写真であり、毛穴や小皺が目立たな
くなっている。また、図3は、実施例8の化粧を施した部位の写真であり、実施例7より
も毛穴や小皺が目立たなくなっている。そして、図4は、比較例5の凹凸補正用化粧料を
塗布した部位の写真であり、毛穴や小皺が補正できていない。
(成分) (%)
1.製造例2のペースト状組成物 20
2.非架橋型フルオロアルキル基含有
オルガノポリシロキサン(注15) 5
3.2−エチルヘキサン酸セチル 10
4.デカメチルシクロペンタシロキサン 8
5.デキストリン(2−エチルへキサン酸/パルミチン酸)
エステル(注16) 3
6.球状シリコーンパウダー(注17) 10
7.フッ素化合物表面処理酸化チタン(注18) 7
8.フッ素化合物表面処理ベンガラ(注18) 0.3
9.フッ素化合物表面処理黄酸化鉄(注18) 1
10.フッ素化合物表面処理黒酸化鉄(注18) 0.1
11.シリコーン分岐型トリグリセリン変性シリコーン(注19) 2
12.1,3−ブチレングリコール 3
13.エタノール 5
14.防腐剤 適量
15.香料 適量
16.精製水 残量
※注15:FL100−450cs(信越化学工業社製)
※注16:レオパールTT(千葉製粉社製)
※注17:KSP−101(信越化学工業社製)
※注18:パーフルオロアルキルリン酸エステル
ジエタノールアミン塩3%処理品
※注19:KF−6104(信越化学工業社製)
A:成分3〜5を70℃で加温溶解する。
B:Aと成分1〜2及び成分6〜11を混合して、均一分散する。
C:成分12〜16を混合する。
D:BにCを加えて乳化する。
E:Dを容器に充填して、凹凸補正用コンシーラーを得た。
本発明の実施品である実施例9の凹凸補正用コンシーラーは、「滑らかな伸び広がり」
、「肌への密着性」、「凹凸補正効果」、「凹凸補正効果の持続性」の全ての項目に優れ
た凹凸補正用化粧料であった。
粉末状化粧料のセット
凹凸補正用コンシーラー
(成分) (%)
1.グリセリン 5
2.1,3−ブチレングリコール 10
3.ポリエチレングリコール1500 5
4.エタノール 5
5.アクリル酸・アクリル酸アルキル(C10−30)
コポリマー(注20) 0.3
6.トリエタノールアミン 0.3
7.製造例1のペースト状組成物 10
8.トリイソオクタン酸グルセリル 10
9.防腐剤 適量
10.香料 適量
11.精製水 残量
※注20:カーボポール1342(グッドリッチケミカル社製)
(製造方法)
A:成分3と成分11を混合し、65℃で加温溶解する。
B:成分7〜10を混合する。
C:Aと成分1〜2及び成分4〜5を攪拌混合後、
成分6を加えて混合する。
D:CにBを添加して均一分散する。
E:Dを容器に充填して、凹凸補正用コンシーラーを得た。
粉末状化粧料
(成分) (%)
1.球状シリコーンパウダー(注21) 10
2.球状シリカ 10
3.シリコーン処理マイカ(注22) 20
4.シリコーン処理タルク(注22) 残量
5.防腐剤 適量
6.香料 適量
※注21:トレフィルE−701(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)
※注22:ジメチルポリシロキサン3%処理
(製造方法)
A:成分1と成分6を均一混合する。
B:Aを粉砕する。
C:Bを容器に充填して、粉末状化粧料を得た。
末状化粧料を塗布し化粧した。この化粧方法は、「滑らかな伸び広がり」、「肌への密着
性」、「凹凸補正効果」、「凹凸補正効果の持続性」の全ての項目に優れた凹凸補正方法
であった。
(成分) (%)
1.セレシンワックス 8
2.デキストリンパルミチン酸エステル(注23) 5
3.重質イソパラフィン(注24) 5
4.ジメチルポリシロキサン(注25) 10
5.炭酸ジアルキル(注26) 15
6.シリコーン分岐型ラウリル・トリグリセリン
変性シリコーン(注27) 5
7.製造例2のペースト状組成物 3
8.シリコーン処理酸化チタン(注22) 10
9.シリコーン処理ベンガラ(注22) 0.5
10.シリコーン処理黄酸化鉄(注22) 1.5
11.シリコーン処理黒酸化鉄(注22) 0.2
12.シリコーン処理タルク(注22) 10
13.シリコーン処理マイカ(注22) 残量
14.球状シリコーンパウダー(注28) 10
15.防腐剤 適量
16.香料 適量
※注23:レオパールKL(千葉製粉社製)
※注24:パールリーム18(日本油脂社製)
※注25:KF−96L−10cs(信越化学工業社製)
※注26:LIALCARB SR−1000/R(ミテックス社製)
※注27:KF−6105(信越化学工業社製)
※注28:トスパール120(GE東芝シリコーン社製)
A:成分1〜5を70℃で加温溶解する。
B:Aに成分6〜17を添加し、均一分散する。
C:Bを80℃に再溶融し、脱泡し金皿に流し込む。
D:Cを室温まで冷却する。
E:Dを容器にセットして凹凸補正用ファンデーションを得た。
本発明の実施品である実施例11の凹凸補正用ファンデーションは、「滑らかな伸び広
がり」、「肌への密着性」、「凹凸補正効果」、「凹凸補正効果の持続性」の全ての項目
に優れた凹凸補正用化粧料であった。
Claims (5)
- 先ず凹凸補正用化粧料を肌に塗布し、次いでその上から粉体化粧料を塗布する肌の凹凸補正に用いる凹凸補正用化粧料のセットであって、次の成分(a)及び(b);
(a)下記一般式(1)で示されるオルガノハイドロジェンポリシロキサン
R1 aHbSiO(4−a−b)/2 ・・・・・(1)
と、下記一般式(2)で示されるオルガノポリシロキサン
R1 cR2 dSiO(4−c−d)/2 ・・・・・(2)
〔但し、式中R1はそれぞれ同じか又は異なってもよく、脂肪族不飽和結合を有しない、フッ素置換又は非置換の、炭素数1〜20の一価炭化水素基であって、その11〜60モル%がフッ素置換一価炭化水素基である一価炭化水素基であり、R2は末端ビニル基を有する炭素数2〜10の一価炭化水素基であり、aは1.0〜2.3、bは0.001〜1.0、cは1.0〜2.3、dは0.001〜1.0であって、1.5≦a+b≦2.6、1.5≦c+d≦2.6を満たす。〕
とを重合してなり、有機溶剤に不溶で、かつ自重と同質量以上のペンタ−3,3,3−トリフルオロプロピルペンタメチルシクロペンタシロキサンを含みうる、三次元架橋構造を有する部分架橋型フルオロアルキル基含有オルガノポリシロキサン
(b)非架橋型フルオロアルキル基含有オルガノポリシロキサン
をペースト状組成物にして配合した凹凸補正用化粧料と、球状粉体を配合した粉体化粧料とを組み合わせてなる凹凸補正用化粧料セット。
- 凹凸補正用化粧料に、更に、成分(c)として非シリコーン系液状油を配合することを特徴とする請求項1記載の凹凸補正用化粧料セット。
- 凹凸補正用化粧料に、更に、成分(d)として成分(c)のゲル化剤を配合することを特徴とする請求項2記載の凹凸補正用化粧料セット。
- 凹凸補正用化粧料に、更に、成分(e)として球状粉体を配合することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の凹凸補正用化粧料セット。
- 粉体化粧料における球状粉体の配合量が、40〜100質量%である請求項1〜4の何れかに記載の凹凸補正用化粧料セット。
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