JP4771726B2 - 飲料缶胴用アルミニウム合金板およびその製造方法 - Google Patents
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前記アルミニウム合金板は、アルミニウム合金鋳塊に均質化処理を施した後に熱間圧延を行い、その後必要に応じて焼鈍処理を施し、次いで冷間圧延を行うことで製造される。通常はこれに加えて焼鈍、脱脂、洗浄、潤滑油塗布等の仕上処理が施される。
飲料缶缶胴体1の薄肉化によって缶側壁2から缶底チャイム部3への材料流入量が増加して座屈やくびれを生じ易くさせ、缶底チャイム部3に缶底(ボトム)しわ3a、3a・・・を発生させる。また、缶蓋(図示せず)の小径化によって缶底接地部4の径である缶底接地径の小径化が必要になり、この缶底接地径の小径化によっても缶底チャイム部3座屈現象が生じ易くなり、これによってもボトムしわ3a、3a・・・の発生が促進される。
ている。
しかし、冷間圧延後に焼鈍処理を施すことは生産性の低下からコストアップになるとともに缶胴強度が低下する問題があった。さらに、今後さらなる缶胴の薄肉化と缶蓋の小径化に対応するためには、高い缶胴強度を有しかつボトムしわ性に優れた材料が必要不可欠であった。
本発明者らがボトムしわ発生要因について詳細に検討したところ、絞り加工時にブランクホ ルダーとリドローダイス肩部での曲げ・曲げ戻し変形の抵抗力が小さいことで成形力が低下し、缶底(ボトム)部での軸方向の引張応力が減少して円周方向の圧縮歪が大きくなることでボトムしわが発生する。
したがって、本発明によれば加工硬化指数(n値)の変化曲線の最大n値を0.1以上として加工硬化指数(n値)を厳密な指標として規定し、これにより缶成形加工中の加工硬化性を一定以上に保持して高精度な生産を可能とし、さらに導電率を30.0〜39.0%IACSとして溶質元素のAlマトリックスへの固溶程度を調整すると共に素板の引張強度を320MPa以下として成形中に材料の変形抵抗が過大になることを防止してしごき加工時の割れの発生を防止し、加えて塗装焼付後の耐力を250MPa以上とすることによってアルミニウム飲料缶として中身が充填された際の内圧変化に耐える強度を保証することを可能とした。
[Mnの成分範囲:0.7〜1.5%]
Mnは缶胴材の強度向上に寄与するともにDI成形性向上に有効な元素であり、成分範囲をMn:0.7〜1.5%とする。この範囲内で含有させることにより、固体潤滑作用を有する晶出物(Al−Mn系,Al−Mn−Fe系,Al−Mn−Fe−Si系)が十分に形成されるため、潤滑不足により成形金型にアルミニウムが凝着するビルドアップが原因となって発生するゴーリングまたはスコアリングと呼ばれる擦り傷や焼付き不具合の発生を抑制することができる。0.7%未満ではその効果は十分に得られず、逆に1.5%以上含有されると、溶解鋳造時Al−Mn−Fe系の巨大な初晶化合物が生じるため、DI加工時に割れやピンホール等を誘発させ、成形性が損なわれる。
MgはMnと同様に缶胴体の強度向上に寄与する元素で、ボトム部の高強度化ならびに加工硬化性の向上に有効である。その成分範囲を0.8〜1.5%に設定する。0.8%未満では必要とされる強度を十分に得ることは難しく、さらに成形加工時に十分な加工硬化が起こらないため、ボトムしわは発生し易くなる。また、1.5%を超えて含有されると強度が高くなり過ぎるため、DI成形時に缶胴切れと割れの発生頻度が増加して成形性が損なわれる。望ましい含有量は1.0〜1.4wt%である。
FeはMnやMgと同様に缶胴体の強度向上に寄与する元素であるとともに、前記したMnを含む固体潤滑作用を持つ硬質なAl−Mn−Fe(−Si)系の金属間化合物の生成を促進するとともに、その分布状態を均一化させて成形性を向上させる。成分範囲は0.35〜0.5%とする。0.35%未満では十分な強度を付与することが困難であり、さらにはダイスへの凝着を防止するのに必要な金属間化合物が十分に形成されない。0.5%を超えると強度が高くなり過ぎるため、成形性が低下する。
Cuはそれ自体の固溶により缶胴体の強度向上に寄与する元素であるとともに、製缶時の塗装焼付処理において、Al−Cu−Mg系析出物の析出硬化によって強度向上に寄与する元素である。これにより缶胴強度、特にボトム部の強度向上が得られる。成分範囲は0.1〜0.3%とする。0.1%未満では十分な材料強度は得られず、0.3%を超えて含有されると強度が高くなり過ぎるため、DI成形時に缶胴切れと割れの発生頻度が増加して成形性が損なわれる。
Siは均質化処理において、Al−Mn−Fe系の金属間化合物に相変態を起こさせ、より硬度の高いAl−Mn−Fe−Si系の金属間化合物の形成に寄与する。これによって、前記したダイスクリーニング効果が十分に得られるため、成形時のダイス金型への焼付き不具合が防止されるとともに、成形性の向上に寄与する。成分範囲は0.1〜0.5%とする。0.1%未満では前記の金属間化合物が十分形成されず、焼付き不具合が発生し易くなる。0.5%を超えると、金属間化合物が巨大化して成形性が低下する。
飲料缶胴用アルミニウム合金板では、結晶粒微細化のためTiおよびBを微量添加することが多い。そのTiの含有量は0.1%以下に制限され、好ましくは0.005%以上、0.05%以下とする。Tiの含有量が0.005%未満だと結晶粒微細化効果が十分に得られず、0.05%を超えるとAl−Ti系の巨大な金属間化合物が生成される傾向が生じ、0.1%を超えるとAl−Ti系の巨大な金属間化合物が生じる傾向が増大し、成形加工中に割れやピンホールを発生させて成形性は低下する。
一方で、熱間圧延終了温度は280℃〜380℃とするのが好ましい。280℃未満の場合、立方体方位の再結晶粒が十分生成されないため板幅エッジ部で圧延割れを生じたり、耳率が高くなったりする恐れがある。さらに、材料強度が過度に上昇するため、DI成形性が低下する。380℃を超えると、ロールコーティングが不均一になり表面欠陥が生じ易くなる。
係る連続焼鈍処理により、溶質元素が十分に固溶されて本発明規定の導電率になるとともに加工硬化性(n値)が向上してボトムしわ性が改善する。さらに固溶された溶質元素は、固溶体硬化によって材料強度を高める。550℃未満ではボトムしわ性の改善ならびに強度向上の効果が十分に得られず、600℃を超えると過度な強度上昇によってDI成形性が低下する。好ましい保持温度は560〜580℃である。
このように本発明では最終冷間圧延の出側温度を130℃以上にして、途中パスの冷間圧延で生成された加工転位密度を減少させて過度に上昇した素板強度をコントロールして素材の伸びを向上させDI成形性の向上に寄与する。
したがって本発明にいう均一塑性ひずみ領域は図1(b)のように明瞭な降伏点を示さない材料の場合には、0.2%耐力から最大荷重点B間の塑性ひずみ領域として理解することができる。
図1に示される様に本発明の飲料缶胴用アルミニウム合金板では均一塑性ひずみ領域全域若しくは0.2%耐力から最大荷重点間の塑性変形領域における最大n値が0.1を超えるものとされる。
これにより缶成形加工中の加工硬化性が高くなるため、成形力が向上し缶底部の歪が緩和されてボトムしわ性が向上する。0.1未満であるとその効果が十分に得られず、缶底にしわが発生し易くなる。
素板の引張強度は320MPa以下とする。320MPaを超えると、成形中に材料の変形抵抗が大きくなるため、しごき加工時に割れの発生頻度が増す。塗装焼付後の耐力は250MPa以上とする。250MPa未満だと耐圧強度が不足し、アルミニウム缶として中身が充填された際、内圧変化に耐える強度を維持できない。
表1に示す合金成分の本発明のアルミニウム合金を常法により、溶解鋳造して厚さ500mmのスラブ(板状鋳塊)を得た。このスラブを厚さ490mmに面削した後、600℃で6時間均質化処理した後、室温まで冷却する。次いで、圧延開始温度490℃、圧延終了温度は320℃で熱間圧延を行い、厚さ2.2mmの熱間圧延板とし、これをコイルに巻取って室温まで冷却する。熱間圧延については粗圧延をシングルミルのリバース式圧延機で行い、仕上げ圧延には4スタンドのタンデム式圧延機を使用した。この合金板を連続焼鈍炉により、560℃に急速加熱し30秒保持後、20℃/秒の速度で冷却を施す。次いで、冷間圧延を行い厚さ0.3mmの飲料缶胴用アルミニウム合金板を製造する。冷間圧延では3パスの合計圧延率を86%とする。
合金組成を本発明規定値外とした他は、実施例1と同じ方法により、アルミニウム合金板を製造した。
空焼きとは製缶時の塗装焼付け条件を想定したものであり、205℃×10分で行った。素板の引張強度は320MPaを基準としてこれ以下を合格(本発明規定値内)と評価し、空焼き後の耐力は250MPa以上を合格と判定した。
(2)導電率は20℃の恒温室中で一定温度に保持した後、渦電流法により測定した。
(3)n値は、均一塑性ひずみ領域全域において、公称歪を0.05%の間隔で公称応力を測定し、これら測定値から真応力と真歪を計算した後、JISZ2253に基づき、公称歪の前後1%を計算範囲として最小自乗法によってn値を求めた。次いで、計算したn値を用いて真歪に対するn値の変化曲線を作成し、最大n値が0.1以上であるものを良好(○)とし、0.1未満のものを不良(×)とした。
(5)ボトムしわ性はブランクからカップを絞り、その後、再絞り缶(ブランク径140mmΦ、カップ径87mmΦ、再絞り径66mmΦ)について、缶底テーパー部の起状を形状測定器にて全周の測定を行い、その最大振幅にて評価した。最大振幅が180μm以下を良好(○)、180μm以上を不良(×)と判定した。
(6)耐圧強度はDI成形後、空焼き(205℃×10分)を施し、缶胴内部にエアー圧を掛けて缶底ドームが反転する圧力を測定した。反転圧力が650kPa以上のものを良好(○)とし、650kPa以下を不良(×)として判定した。これら調査結果を表2に示す。表2は、実施例1および比較例1で製造した各々のアルミニウム合金の各種特性評価を示す。
これに対して、比較例1の試料No.4(合金No.D)のアルミニウム合金板はMg量が多いため、素板の引張強度が上昇してDI成形性が低下し、しごき割れが発生した。
試料No.5(合金No.E)のアルミニウム合金板はMg量が少ないため、空焼き後の耐力が本発明規定外となり耐圧強度が劣る結果となった。さらには導電率が高くかつ最大n値が0.1を超える部分がないためボトムしわ発生が認められた。
試料No.6(合金No.F)のアルミニウム合金板はMn量が多いため、素板の引張強度が上昇するとともに巨大晶出物が生成し、そこが起点となってDI成形時に割れが発生した。
試料No.7(合金No.G)のアルミニウム合金板はMn量が少ないため固体潤滑作用を有する晶出物が少なくなり、しごきダイスに焼付けが生じて缶表面が荒れて成形不良となった。さらに、空焼き後の耐力が本発明規定外となり耐圧強度が低下した。
試料No.8(合金No.H)のアルミニウム合金板はCu量が少ないため、空焼き後の耐力が本発明規定外となり耐圧強度が劣る結果となった。
試料No.9(合金No.I)のアルミニウム合金板はCu量が多いため、素板の引張強度が上昇しDI成形性が低下した。
これに対して、比較例である試料No.17のアルミニウム合金板は均質化処理温度が低く十分な均質化効果が得られず、DI成形性が低下した。さらに、導電率が本発明規定値外であるとともに最大n値が0.1を超える部分がなくボトムしわが発生した。
試料No.18のアルミニウム合金板は熱間圧延開始温度が高いため、再結晶粒が粗大化しDI成形性が低下した。
試料No.19のアルミニウム合金板は熱間圧延終了温度が低いためコイル端部に圧延割れが生じるとともに、素板の引張強度が上昇したためDI成形性が低下した。
試料No.20のアルミニウム合金板は熱間圧延後の板厚が薄いため、冷間圧延率が低下して空焼き後の耐力および耐圧強度が低下した。さらに、熱間圧延板に肌荒れが生じ、表面性状が劣化した。
試料No.21は熱間圧延後の板厚が厚いため冷間圧延率が大きくなり、素板の引張強度が高くなるためDI成形性が低下してしごき割れが発生した。
試料No.22は熱間圧延後の連続焼鈍温度が低いため、導電率が高くなるとともに最大n値が0.1を超える部分がなくボトムしわ発生が顕著に認められた。
試料No.23は連続焼鈍時間が長く、溶質元素が過飽和に固溶されるため素板の引張強度が上昇し、DI成形性が低下してしごき割れが発生した。
試料No.24は連続焼鈍後の冷却速度が高く溶質元素の固溶量が増加して素板の引張強度が上昇したためDI成形性が低下した。
試料No.25と試料No.26は冷間圧延の1パス目あるいは2パス目の出側温度が高く、析出物生成によって導電率が高くなり、かつ最大n値が0.1を超える部分がなくボトムしわが発生した。
試料No.27は最終冷間圧延の出側温度が低く、素板の引張強度が上昇してDI成形性が低下した。
試料No.28は合計圧延率が低いため、空焼き後の耐力が低くなり耐圧強度が低下した。
合金組成を本発明規定値外とした他は、実施例3と同じ方法により、アルミニウム合金板を製造した。
表5に本発明実施例3および比較例3の合金組成を示す。
(3)n値の計算は0.2%耐力から最大荷重点までの塑性変形領域について、公称応力と公称歪を0.05%の間隔で測定し公称歪の各々1%を測定範囲として、真応力と真歪を計算し最小自乗法を用いて算出を行った。そして、最大n値が0.1以上であるものを良好(○)とし、0.1未満のものを不良(×)とした。
(5)ボトムしわ性は、DI成形後の缶底しわの有無を目視にて判定した。
(7)酸化皮膜の厚さについては、オージェ電子分光装置により板表面から深さ方向への元素プロファイルにより測定を行った。
(8)黒筋発生の有無に関しては、DI成形後目視にて評価を行った。
表6は、本発明実施例3および比較例3の各種特性評価を示す。
試料No.5(合金No.E)はMg量が少ないため、空焼き後の耐力が本発明規定外となり耐圧強度が低下した。さらに、最大n値が0.1を超える部分がなく、ボトムしわが発生した。
試料No.7(合金No.G)のアルミニウム合金板はMn量が少ないため固体潤滑作用を有する晶出物が少なくなり、しごきダイスに焼付けが生じ、缶表面が荒れて成形不良となった。さらに、空焼き後耐力が本発明規定外となり耐圧強度が低下した。
試料No.8(合金No.H)のアルミニウム合金板はSi量が多いため、溶質原子の固溶度が減少し空焼き後の缶胴強度を高める効果が十分に得られず耐圧強度がした。さらに、最大n値が0.1を超える部分がなくボトムしわが発生した。
試料No.9(合金No.I)はSi量が少ないため、固体潤滑作用を有する晶出物が少なくなり、しごきダイスに焼付けが生じ、缶表面が荒れて成形不良となった。
試料No.10(合金No.J)はCu量が多いため、素板強度が上昇しDI成形性が低下した。
試料No.19のアルミニウム合金板は熱間圧延開始温度が高いためDI成形性が低下した。
試料No.20のアルミニウム合金板は熱間圧延終了温度が低いため、圧延加工性が低下してコイル端部に割れが生じるとともに、DI成形性が低下した。
試料No.22のアルミニウム合金板は熱間圧延後の連続焼鈍時間が長く、溶質原子が過飽和に固溶されるため材料強度が上昇し、DI成形性が低下してしごき割れが発生した。
試料No.23のアルミニウム合金板は焼鈍炉内の雰囲気ガスの露点が高いため、板表面の酸化皮膜が水蒸気と反応して厚くなりDI成形時に黒筋が発生した。
試料No.24のアルミニウム合金板は合計圧延率が低いため、空焼き後の耐力と耐圧強度が低い値となった。
Claims (2)
- Mn:0.7〜1.5%(質量%,以下同じ)、Mg:0.8〜1.5%、Fe:0.35〜0.5%、Si:0.1〜0.5%、Cu:0.1〜0.3%と、Ti:0.1%以下、B:0.1%以下を含有し、残部がAlと不可避的不純物からなるアルミニウム合金板であり、
材料特性として均一塑性ひずみ領域全域における歪量に対する加工硬化指数(n値)の変化曲線の最大n値が0.1以上で、
導電率が30.0〜39.0%IACSであり、
素板の圧延方向における引張強度が320MPa以下とされ、
180〜220℃で5〜30分間保持し、または最高到達温度210〜260℃で2分以内保持して行われる塗装焼付後の強度が圧延方向の耐力で250MPa以上であり、
板表面の酸化皮膜の厚さが20nm以下であることを特徴とする飲料缶胴用アルミニウム合金板。 - 請求項1に記載の飲料缶胴用アルミニウム合金板の製造方法であって、
Mn:0.7〜1.5%(質量%,以下同じ)、Mg:0.8〜1.5%、Fe:0.35〜0.5%、Si:0.1〜0.5%、Cu:0.1〜0.3%と、Ti:0.1%以下、B:0.1%以下を含有し、残部がAlと不可避的不純物からなるアルミニウム合金鋳塊を製造し、
このアルミニウム合金鋳塊を面削した後、
550〜620℃の温度範囲で均質化処理を行い、
次いで熱間圧延を施して1.5〜2.5mmの板厚とし、
さらにこの合金板を連続焼鈍炉により550〜600℃の温度に急速加熱して焼鈍炉内の雰囲気ガスの露点が10℃以下である雰囲気中で300秒以下の時間保持し、800℃/秒以下の冷却速度で冷却して
冷間圧延を70%以上の合計圧延率で最終パスの出側温度を130℃以上、それ以外の圧延パスの出側温度を130℃以下とする温度条件で施すことで材料組織の回復処理を行うことを特徴とする飲料缶胴用アルミニウム合金板の製造方法。
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