[go: up one dir, main page]

JP4762725B2 - 薄鋼板用連続鋳造鋳片とその製造方法および薄鋼板とその製造方法圧延方法 - Google Patents

薄鋼板用連続鋳造鋳片とその製造方法および薄鋼板とその製造方法圧延方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4762725B2
JP4762725B2 JP2006004586A JP2006004586A JP4762725B2 JP 4762725 B2 JP4762725 B2 JP 4762725B2 JP 2006004586 A JP2006004586 A JP 2006004586A JP 2006004586 A JP2006004586 A JP 2006004586A JP 4762725 B2 JP4762725 B2 JP 4762725B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
less
rem
oxide
thin steel
inclusions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006004586A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007186744A (ja
Inventor
一 長谷川
亘 山田
勝浩 笹井
剛 平田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP2006004586A priority Critical patent/JP4762725B2/ja
Publication of JP2007186744A publication Critical patent/JP2007186744A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4762725B2 publication Critical patent/JP4762725B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)

Description

本発明は,薄鋼板用の鋳片とその製造方法,および,それによって得られる薄鋼板とその製造方法に関するものである。
転炉や真空処理容器で精錬された溶鋼中には,多量の溶存酸素が含まれており,この過剰酸素は酸素との親和力が強い強脱酸元素であるAlにより脱酸されるのが一般的である。しかし,Alは脱酸によりAl系介在物を生成し,これが凝集合体して粗大なアルミナクラスターとなる。このアルミナクラスターはタンディシュからモールドへ注入するために使用するタンディッシュノズル,浸漬ノズルの内壁に付着し,ノズル閉塞を発生させるという問題がある。特に,炭素濃度が低く,精錬後の溶存酸素濃度が高い薄鋼板用素材である低炭素溶鋼では,アルミナクラスターの量が非常に多く,アルミナ系介在物の低減対策は大きな課題となっている。
このようなAl脱酸に伴う問題に対し,Al脱酸した溶鋼中にCaを添加することにより,低融点のCaO−Al複合酸化物を生成させる方法が特許文献1として提案されている。しかしながら,金属Caは沸点が低く,溶鋼への添加が困難な上,歩留まりが安定しない。さらに,歩留まりが低い場合,介在物中のCaOとAl濃度のバランスが悪くなり,アルミナ系介在物よりもクラスター化しやすくなるため,ノズル閉塞,表面性状ともにかえって悪化させてしまう問題があった。
これに対し,最近では,Alを添加せずに,Tiで脱酸する方法が,特許文献2として開発されている。このようなAlレスTi脱酸の方法では,クラスター状の酸化物は生成しない。そのため介在物がクラスター状になることに起因する表面欠陥は減少する。しかしながら,このTi脱酸の場合,固相状態のTi酸化物がタンディッシュノズルの内面で付着成長し,かえってノズルの閉塞を誘発するという新たな問題が生じた。
このような問題(ノズルの閉塞防止)を解決し,かつクラスター状介在物による表面欠陥や発錆の起こりにくい薄鋼板として,特許文献3ではチタンキルド溶鋼中に,Caおよび金属REMを0.0005質量%以上になるように添加して得られる鋼であって,その鋼中には,CaO,REM酸化物が合計で5質量%以上50質量%以下,Ti酸化物が90質量%以下,Alが70質量%以下の酸化物系介在物を主に含むことを特徴とするチタンキルド鋼材,が開示されている。
特開昭58−154447号公報 特開平8−239731号公報 特開平11−343516号公報
上記の特徴を有するチタンキルド鋼材のノズル閉塞については従来のAl脱酸鋼に比べて減少傾向になった。ところが,薄鋼板の加工時にプレス割れが発生する場合があり,そのプレス割れが生じた部位を詳細に調査した結果,大型非金属介在物が起点になっていることが分かった。
すなわち,上記の特徴を有するチタンキルド鋼材においては,場合によって非金属介在物起因のプレス割れが発生するおそれがあるという問題を抱えていた。
本発明は,従来技術が抱える上述した問題点を解決課題とするものであり,ノズル閉塞を防止した上で,大型介在物に起因するプレス割れが生じにくい薄鋼板用鋳片とその製造方法,および,それによって得られる薄鋼板とその製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために,本発明は以下の構成を要旨とする。
(1)質量%で,C:0.005%以下,Si:1%以下,Mn:3%以下,P:0.15%以下,S:0.05%以下,Al:0.001%以上0.015%以下,Ti:0.005%以上0.3%以下,REM:0.001%以上0.004%以下,Ca:0.0004%以下(Ca:0%を含む),N:0.004%以下であり,残部Feおよび不可避不純物からなり,内部に含まれる1個あたりの体積が27,000μm以上の非金属介在物の平均組成が以下の範囲にあることを特徴とする連続鋳造鋳片である。
80≦Ti酸化物(%)+REM酸化物(%)+Al(%)
CaO(%)≦3(CaO(%)=0を含む)
10≦Ti酸化物(%)
15≦Al(%)≦70
5≦REM酸化物(%)≦0.31×Al(%)+15
(2)付加成分としてさらに質量%で,Nb:0.1%以下,B:0.05%以下の範囲でいずれか1種類以上を含有することを特徴とする(1)に記載の連続鋳造鋳片である。
(3)溶存酸素濃度が30ppm以上200ppm以下になるようにAl脱酸処理を行い,次いでTi含有合金を添加してTi脱酸を行い,その後REM含有合金を添加して溶鋼を溶製し,連続鋳造を実施することを特徴とする,(1)または(2)に記載の連続鋳造鋳片の製造方法である。
(4)(1)または(2)に記載の連続鋳造鋳片を圧下比150以上で圧延し,最終的な厚さを1.2mm以下にすることを特徴とする薄鋼板の製造方法である。
(5)質量%で,C:0.005%以下,Si:1%以下,Mn:3%以下,P:0.15%以下,S:0.05%以下,Al:0.001%以上0.015%以下,Ti:0.005%以上0.3%以下,REM:0.001%以上0.004%以下,Ca:0.0004%以下(Ca:0%を含む),N:0.004%以下であり,残部Feおよび不可避不純物からなり,内部に含まれる体積27,000μm以上の非金属介在物の平均組成が以下の範囲にあり,かつ,内部に含まれる体積125,000μm以上の非金属介在物の個数が60個/kg以下であることを特徴とする薄鋼板である。
80≦Ti酸化物(%)+REM酸化物(%)+Al(%)
CaO(%)≦3(CaO(%)=0を含む)
10≦Ti酸化物(%)
15≦Al(%)≦70
5≦REM酸化物(%)≦0.31×Al(%)+15
(6)付加成分としてさらに質量%で,Nb:0.1%以下,B:0.05%以下の範囲でいずれか1種類以上を含有することを特徴とする(5)に記載の薄鋼板である。
プレス加工時に大型非金属介在物に起因するプレス割れが生じにくい薄鋼板を得ることができる。
プレス割れの発生に対しては薄鋼板中に残留する大型非金属介在物が大きな影響をおよぼす。図1は薄鋼板中に残留する体積125,000μm以上の非金属介在物の個数とプレス割れの発生指数を示した図であるが,60個/kgを超えるとプレス割れ発生指数が急激に上昇する。
発明者らは,特許文献3記載のチタンキルド材をベースとし,非金属介在物の組成を様々に変化させた溶鋼を溶製し,試験鋳造を実施し,鋳片内の非金属介在物を調査した。さらに,鋳片から圧延条件を様々に変化させて圧延を行い,得られた薄鋼板中の非金属介在物を調査した。一部はプレス試験も実施し,プレス割れ発生状況を確認した。その結果,薄鋼板中に残留する大型非金属介在物に対しては,鋳片内の介在物組成,および,鋳片の圧延方法が大きな影響を与えることを見出した。すなわち,鋳片内部の介在物組成を特定の範囲に制御し,かつ,十分な圧延を実施することにより,鋳片内の大型非金属介在物は圧延時に粉砕され無害化する。逆に介在物組成が適正範囲を外れた場合,あるいは介在物組成が適正であっても圧延が十分でない場合は薄鋼板内に大型非金属介在物が残留することを知得した。
表1は体積27,000μm以上の非金属介在物組成と薄鋼板内の介在物残留率および介在物個数の関係を示した表である。圧延条件はすべて同一とし,厚さ240mmの鋳片から熱間圧延(温度1200〜850℃)により厚さ3mmまで圧延し,さらに冷間圧延で厚さ1mmまで圧延しており,圧下比は240である。介在物残留率とは,体積125,000μm以上の非金属介在物について,薄鋼板中の個数を鋳片内の個数で除した値である。0であれば薄鋼板中には当該サイズの介在物が存在せず,数が大きくなると薄鋼板中に介在物が多数残留することを意味する。
Figure 0004762725
なお,非金属介在物の大きさの測定方法は以下の通りである。まず,鋳片もしくは薄鋼板500〜1000gを電解し,残渣を磁選することにより非金属介在物を得る。得られた非金属介在物を30μmのメッシュにて分級し,メッシュ上に残ったものを体積27,000μm以上の非金属介在物と定義した。さらに,非金属介在物を50μmのメッシュにて分級し,メッシュ上に残ったものを体積125,000μm以上の非金属介在物と定義した。
この結果より,体積27,000μm以上の非金属介在物組成が以下の範囲を満たすと残留率が極めて低く,この範囲に制御することで薄鋼板中の大型非金属介在物を少なくでき,プレス割れが発生しなくなる。なお,本明細書中において%はいずれも質量%を示す。
80≦Ti酸化物(%)+REM酸化物(%)+Al(%)
CaO(%)≦3(CaO(%)=0を含む)
15≦Al(%)
REM酸化物(%)≦0.31×Al(%)+15
このとき,体積27,000μm以上の非金属介在物に限定したのは,これ以下のサイズの非金属介在物では凝固中あるいは固相内で生成したものが混入する可能性があるためである。また,鋳片内の非金属介在物組成と,薄鋼板内の非金属介在物組成はほぼ同じであることを確認している。
なお,表1には試験鋳造を実施した際のノズル閉塞の状況も合わせて示した。Alが多すぎる場合はAl起因のノズル閉塞が発生する。REM酸化物が少なすぎる場合にはAlとTi酸化物の複合酸化物によるノズル閉塞が発生する。Ti酸化物が少なすぎる場合にはAlとREM酸化物の複合酸化物によるノズル閉塞が発生する。このようにノズル閉塞が発生した場合,安定操業ができなくなるため好ましくない。従って,ノズル閉塞を抑制し,安定操業を実施する観点から,介在物組成は以下に制御することが必要である。
Al(%)≦70
5≦REM酸化物(%)
10≦Ti酸化物(%)
さらに,ノズル閉塞を完全に防止し,長時間の安定鋳造ができるようにするためには,上記の介在物組成範囲に加え,以下の条件を満たすとより好ましい。
Al(%)≦50
図2は鋳片の圧下比と薄鋼板内の体積125,000μm以上の非金属介在物個数との関係を示した図である。このとき,圧延には表1のNo.1に示した組成の介在物を含む鋳片を使用した。圧下比150以上では非金属介在物個数が60個/kg以下になるが,圧下比150未満では介在物個数が多くなる場合がある。すなわち,圧延により介在物を十分に粉砕,無害化するためには圧下比150以上の圧延が必要といえ,その条件を満たすように圧延することが好ましい。
これらの知見から,本発明にかかる鋳片については,内部の非金属介在物組成を以下の範囲に制御することが必要となる。
80≦Ti酸化物(%)+REM酸化物(%)+Al(%)
CaO(%)≦3(CaO(%)=0を含む)
10≦Ti酸化物(%)
15≦Al(%)≦70,好ましくは15≦Al(%)≦50
ここで,Ti酸化物とは非金属介在物中のTi酸化物の濃度である。Ti酸化物としてはTiO,Ti,Tiなどの形態が存在するが,それらをTiO濃度として換算した値である。また,REM酸化物とはLa,Ce,Pr,Nd濃度の総和である。
各成分の濃度を上記のように制限した理由は以下の通りである。
Ti酸化物+REM酸化物+Alの合計が80%を下回る場合,その他の酸化物,例えばCaOやMnOやSiOが介在物中に含有され,圧延時の介在物の粉砕挙動が変化するため良くない。
また,これら酸化物のなかでもCaOが介在物中に含有される場合,圧延時の粉砕性が極めて悪くなるため薄鋼板内に大型非金属介在物が残留し,プレス割れの原因となる。従ってCaOは5%以下にする必要がある。
Ti酸化物が10%を下回る場合,介在物中のAlやREM酸化物が多くなり,ノズル閉塞が発生するため,10%以上にする必要がある。
Alが15%を下回る場合,圧延時の粉砕性が悪化して薄鋼板中に大型非金属介在物が残留しやすくなる。また,Alが多いと激しいノズル閉塞が発生し,安定した鋳造ができなくなるため,70%以下にする必要がある。
REM酸化物が(0.31×Al(%)+15)を超えてしまうと表1で示したように介在物残留率が大きくなる。すなわち薄鋼板中に大型非金属介在物が多数存在し,プレス割れの成績が悪化する。一方,REM酸化物が5%を下回るとノズル閉塞の危険が高くなるため,REM酸化物は5%以上が好ましい。
また,Alは70%以下であれば少量の安定鋳造が可能であるが,鋳造量が多くなるとノズルへの付着物が増加する。大量鋳造による生産性を確保するためにはAlは50%以下がより好ましい。
また,鋳片の圧下比に関しては,図2で示すように圧下比150以上を確保することが必要である。ここでの圧下比とは鋳片の厚みと最終製品の厚みの比である。圧下比150を下回ると介在物残留率が大きくなる,すなわち薄鋼板中に大型非金属介在物が多数存在し,プレス割れの成績が悪化する。
なお,圧下比150以上を確保すればそれ以外の圧延条件の影響は小さい。すなわち,熱間圧延,冷間圧延の温度条件,それぞれの圧下比等については鋼材の要求特性を満足する値に設定することが可能である。
また,このときの薄鋼板製品の厚みとしては1.2mm以下とする。プレス加工を実施する薄鋼板の厚みとしてはこの範囲が適当であり,1.2mmを超えると加工が難しくなる上に,薄鋼板内の大型非金属介在物によるプレス割れは発生しにくくなる。
本発明の鋳片の製造にあたっては,まず,溶鋼をAl含有合金により脱酸し,鋼中にAlを主体とする酸化物系介在物を生成させる。このとき,脱酸後の溶存酸素濃度としては,30ppm以上,200ppm以下に制御することが必要である。30ppm未満の場合,Alが大量に生成することになり,非金属介在物の組成がAl主体となり良くない。200ppmを超える場合,引き続き実施するTi脱酸で生成するTi酸化物の量が多くなり,介在物組成が満足すべき範囲を外れる。
Al脱酸を行ったのち,引き続きTi含有合金により脱酸し,鋼中にAlおよびTi酸化物を主体とする非金属介在物を生成させる。このときのTi濃度が低すぎると介在物中のTi酸化物の割合が小さくなり好ましくない。Ti濃度が高すぎるとTi酸化物の生成量が多くなり,かつ薄鋼板が硬化して加工性が悪化する。
さらに,本発明にかかる鋳片については,Ti合金により脱酸した後,REMを含有する合金を添加して,非金属介在物組成を制御する。REMを含有する合金としては金属CeなどのほかにミッシュメタルやFe合金なども想定される。ただし,Caを含有する合金は介在物中のCaOが増加し,プレス割れの危険が高まるため避けるべきである。
このとき,REM濃度が低すぎると非金属介在物中のREM酸化物濃度が少なく所定の効果が得られにくくなる。REM濃度が高すぎると非金属介在物中のREM酸化物濃度が多くなり,圧延時の粉砕性が悪くなり,プレス割れの原因となる。
このように,非金属介在物組成を本発明の範囲に制限した場合,鋼材成分のうちでも非金属介在物と密接な関係があるAl,Ti,REM,Caは以下の範囲に規定される。
Al:0.015%を超えると,非金属介在物中のAlが70%を超えてノズル閉塞および表面性状悪化の原因となるので,0.015%以下とする。また,0.01%以上となると,非金属介在物中のAlが50%を超え,鋳造量が多くなるとノズル閉塞の原因となるので,0.01%未満とするとなお好ましい。また,0.001%未満では介在物中のAlが15%を下回り,所定の範囲を満たさなくなるため,0.001%以上とする。
Ti:0.005%未満ではTi濃度が低すぎるため,介在物中のTi酸化物の割合が小さくなり好ましくない。Ti濃度が0.3%を超えるとTi酸化物の生成量が多すぎ,かつ薄鋼板が硬化して加工性が悪化する。このため0.005%以上,0.3%以下とする。
REM:0.001%未満ではREM濃度が低すぎるため,介在物中のREM酸化物の割合が小さくなり所定の性能が得られない。REM濃度が0.004%を超えるとREM酸化物の生成量が多すぎ,非金属介在物中のREM酸化物濃度が多くなり,圧延時の粉砕性が悪くなり,プレス割れの原因となる。このため0.001%以上,0.004%以下とする。
Ca:0.0004%を超えると,非金属介在物中のCaOが%を超え,プレス割れが発生するので,0.0004%以下とする。
また,上記以外の成分組成は下記の範囲で制限される。
C:高加工性の薄鋼板に適用するため0.005%以下とする。
Si:Siは鋼を強化する作用があり,必要な強度に応じて適当量を含有させるが,1%を超えると深絞り性が低下するので1%以下とする。
Mn:Mnは鋼を強化する作用があり,必要な強度に応じて適当量を含有させるが,3%を超えると深絞り性が低下するので3%以下とする。
P:Pは鋼を強化する作用があり,必要な強度に応じて適当量を含有させるが,0.15%を超えると深絞り性が低下するので0.15%以下とする。
S:0.05%を超えると,圧延時の疵の原因となるため0.05%以下とする。
N:Nは加工性を低下させるので0.004%以下とする。
また,必要に応じ,0.1質量%以下の範囲でNbを,0.05質量%以下の範囲でBを添加してもよい。
Nbは鋼板の結晶粒微細化に有効な元素であり,薄鋼板の深絞り性の向上に効果を発揮する。ただし,0.1質量%を超えて添加した場合,鋼の変形抵抗を顕著に増加するという不具合を生じるおそれがあるため0.1質量%以下とする。
Bを添加することにより深絞り成形などを行った場合の2次加工脆化を防止できる。ただし,0.05質量%を超えて添加した場合,鋼の変形抵抗を顕著に増加するという不具合を生じるおそれがあるため0.05質量%以下とする。
上記組成の介在物を含む鋳片を上記圧延条件で圧延した場合,得られた薄鋼板中の大型非金属介在物個数は極めて少なくできる。上記図1で示したように,薄鋼板中に残留する体積125,000μm以上の非金属介在物個数が60個/kgを超えるとプレス割れ発生指数が急激に上昇するので,60個/kg以下であることが好ましい。
転炉出鋼後の300tonの溶鋼をRH真空脱ガス装置にて脱炭処理し,この溶鋼中に金属Alを添加して溶鋼中の溶存酸素濃度を所要濃度まで低下させた。そしてこの溶鋼に,金属TiまたはFe−Ti合金を添加してTi脱酸した。5分間還流した後,金属Ce,Fe−REM合金,ミッシュメタル合金(Ce48%,La37%,Nd10%含有)を所要量添加して介在物改質を行った。この処理を各実施例について5回行い,合計1500tonの溶鋼を2ストランドスラブ連続鋳造装置にて鋳造し,厚さ240mmの鋳片を製造した。連続鋳造終了後にタンディッシュノズルおよび浸漬ノズルを観察した。さらに,当該鋳片内に含まれる非金属介在物の調査を実施した。
続いて上記鋳片を1200℃まで加熱し,処理温度1200〜850℃で熱間圧延を実施し,厚さ3mmの熱延板を製造した。さらに当該熱延板を冷間圧延し,厚さ1mmの冷延板を製造した。得られた冷延板内に含まれる非金属介在物の調査を実施した。さらに,上記冷延板をプレス加工し,プレス割れの評価を行った。
このとき得られた鋼板の成分,鋳片内の非金属介在物組成,製品板内の介在物残留率,個数,さらに成績としてノズル閉塞状況,製品板のプレス割れ発生状況を,表2中に示す。表2において,No.1〜12が本発明例であり,No.13〜32が比較例である。以下の本発明例,比較例の説明において示すNo.は表2のNo.に対応している。
Figure 0004762725
(本発明例1)(No.1)
RH真空脱ガス装置にて脱炭処理後C濃度を0.0015質量%に調整した。金属Alを添加後,溶鋼中溶存酸素濃度を150ppmまで低下させ,その後金属Tiを用いてTi脱酸を行った。REM合金としてミッシュメタル合金をREM量が0.1kg/ton−steelになるように添加した。
鋳造終了後のタンディッシュノズルおよび浸漬ノズルには付着物はみられなかった。また,上記冷延板をプレス加工したところ,プレス割れも全く認められなかった。
(本発明例2)(No.2〜11)
RH真空脱ガス装置にて脱炭処理した後の溶鋼中に,金属Alを添加して溶鋼中の溶存酸素濃度を50〜200ppmまで低下させ,その後Fe−Tiを用いてTi脱酸を行った。Ti脱酸のためのFe−Ti合金添加量は目標成分値に合わせて変化させた。REM合金としてミッシュメタル合金もしくはFe−Si−REM合金をREM量が0.05〜0.1kg/ton−steelになるように添加して介在物改質を行った。
鋳造終了後のタンディッシュノズルおよび浸漬ノズルには付着物はみられなかった。また,上記冷延板をプレス加工したところ,プレス割れ発生も全く認められなかった。
(本発明例3)(No.12)
RH真空脱ガス装置にて脱炭処理した後の溶鋼中に,金属Alを添加して溶鋼中の溶存酸素濃度を40ppmまで低下させ,その後Fe−Tiを用いてTi脱酸を行った。Ti脱酸のためのFe−Ti合金添加量は目標成分値に合わせて変化させた。REM合金としてミッシュメタル合金をREM量が0.1kg/ton−steelになるように添加して介在物改質を行った。
この処理を5回行い,合計1500tonの溶鋼を2ストランドスラブ連続鋳造装置にて鋳造し,鋳片を製造したところ,1200ton程度鋳造したところからノズル閉塞が発生し,流量調節用のスライディングプレートが開き気味になり,湯面変動がみられるようになった。そして鋳造終了後のタンディッシュノズルおよび浸漬ノズルには付着物がみられた。一方,上記冷延板をプレス加工したところ,プレス割れ発生はほとんど認められなかった。
(比較例1)(No.13〜16)
RH真空脱ガス装置にて脱炭処理した後の溶鋼中に,金属Alを添加して溶鋼中の溶存酸素濃度を50〜200ppmまで低下させ,その後Fe−Tiを用いてTi脱酸を行った。Ti脱酸のためのFe−Ti合金添加量は目標成分値に合わせて変化させた。REM合金としてミッシュメタル合金をREM量が0.02kg/ton−steel以下になるように添加して介在物改質を行った。
この処理を5回行い,合計1500tonの溶鋼を2ストランドスラブ連続鋳造装置にて鋳造し,鋳片を製造したところ,900ton程度鋳造したところからノズル閉塞が発生し,流量調節用のスライディングプレートが開き気味になり,1200ton鋳造したところで流量調節が不可能となり鋳造を中止した。連続鋳造終了後にタンディッシュノズルおよび浸漬ノズルを観察したところ,Ti酸化物やAlを主体とする非金属介在物の付着がみられた。この場合,REM合金の添加量が少なすぎたため,介在物組成が適正範囲を外れた。
(比較例2)(No.17,18)
RH真空脱ガス装置にて脱炭処理した後の溶鋼中に,金属Alを添加して溶鋼中の溶存酸素濃度を210〜250ppmまで低下させ,その後Fe−Tiを用いてTi脱酸を行った。Ti脱酸のためのFe−Ti合金添加量は目標成分値に合わせて変化させた。REM合金としてミッシュメタル合金をREM量が0.1kg/ton−steelになるように添加して介在物改質を行った。
この処理を5回行い,合計1500tonの溶鋼を2ストランドスラブ連続鋳造装置にて鋳造した。連続鋳造終了後にタンディッシュノズルおよび浸漬ノズルを観察したところ,付着物はほとんどみられなかった。ところが,上記冷延板内には大型非金属介在物が多数残留しており,プレス加工時にプレス割れが発生した。この場合,介在物中のAl濃度が低く,介在物組成が適正範囲を外れており,そのために介在物の残留率が大きくなった。
(比較例3)(No.19〜22)
RH真空脱ガス装置にて脱炭処理した後の溶鋼中に,金属Alを添加して溶鋼中の溶存酸素濃度を5〜25ppmまで低下させ,その後Fe−Tiを用いてTi脱酸を行った。Ti脱酸のためのFe−Ti合金添加量は目標成分値に合わせて変化させた。REM合金としてミッシュメタル合金をREM量が0.1kg/ton−steelになるように添加して介在物改質を行った。
この処理を5回行い,合計1500tonの溶鋼を2ストランドスラブ連続鋳造装置にて鋳造し,鋳片を製造したところ,いずれの場合もノズル閉塞が発生し,特にNo.19,20については途中で鋳造を中止した。終了後にタンディッシュノズルおよび浸漬ノズルを観察したところ,Al2O3を主体とする非金属介在物の付着がみられた。この場合,Al脱酸が適切に行われなかったため,介在物組成が適正範囲を外れた。
(比較例4)(No.23〜29)
RH真空脱ガス装置にて脱炭処理した後の溶鋼中に,金属Alを添加して溶鋼中の溶存酸素濃度を50〜200ppmまで低下させ,その後Fe−Tiを用いてTi脱酸を行った。Ti脱酸のためのFe−Ti合金添加量は目標成分値に合わせて変化させた。REM合金としてミッシュメタル合金をREM量が0.12〜0.2kg/ton−steelになるように添加して介在物改質を行った。
この処理を5回行い,合計1500tonの溶鋼を2ストランドスラブ連続鋳造装置にて鋳造した。連続鋳造終了後にタンディッシュノズルおよび浸漬ノズルを観察したところ,付着物はほとんどみられなかった。ところが,上記冷延板内には大型非金属介在物が多数残留しており,プレス加工時にプレス割れが発生した。この場合,介在物中のREM酸化物濃度が高く,介在物組成が適正範囲を外れており,そのために介在物残留率が大きくなった。
(比較例5)(No.30〜32)
RH真空脱ガス装置にて脱炭処理した後の溶鋼中に,金属Alを添加して溶鋼中の溶存酸素濃度を50〜200ppmまで低下させ,その後Fe−Tiを用いてTi脱酸を行った。Ti脱酸のためのFe−Ti合金添加量は目標成分値に合わせて変化させた。REM合金としてミッシュメタル合金をREM量が0.1kg/ton−steelになるように添加して介在物改質を行った。さらに,溶鋼中にはCa−Si合金ワイヤーを添加し,Ca処理を行った。
この処理を5回行い,合計1500tonの溶鋼を2ストランドスラブ連続鋳造装置にて鋳造した。連続鋳造終了後にタンディッシュノズルおよび浸漬ノズルを観察したところ,付着物はほとんどみられなかった。ところが,上記冷延板内には大型非金属介在物が多数残留しており,プレス加工時にプレス割れが発生した。この場合,Ca添加を実施したため,介在物中にCaOが混入し,介在物組成が適正範囲を外れており,そのために介在物残留率が大きくなった。
次に,上記本発明例1に示す方法で処理した溶鋼を,鋳型サイズを変えた連続鋳造装置で鋳造し,厚さ90〜400mmの鋳片を製造した。これらの鋳片をいくつかの条件で熱間圧延,冷間圧延を行い,厚さ0.5〜1.2mmの冷延板を製造した。得られた冷延板内に含まれる非金属介在物の調査を実施した。さらに,上記冷延板をプレス加工し,プレス割れの評価を行った。
このときの鋳片厚さ,製品板厚さ,圧下比,製品板内の介在物残留率,個数,さらに成績としてプレス割れ発生状況を,表3中に示す。表3において,No.33〜45が本発明例であり,No.46〜49が比較例である。以下の本発明例,比較例の説明において示すNo.は表3のNo.に対応している。
Figure 0004762725
(本発明例4)(No.33〜45)
厚さ90〜400mmの鋳片を圧下比150以上になるように熱間圧延,冷間圧延を行い,厚さ0.5〜1.2mmの冷延板を製造した。得られた冷延板内に含まれる非金属介在物の調査を実施したところすべて60個/kg以下を満足していた。さらに,上記冷延板をプレス加工したところ,プレス割れの発生はみられなかった。
(比較例6)(No.46〜49)
厚さ90〜400mmの鋳片を圧下比未満になるように熱間圧延,冷間圧延を行い,厚さ0.8〜1.2mmの冷延板を製造した。得られた冷延板内に含まれる非金属介在物の調査を実施したところ60個/kgを超えた。さらに,上記冷延板をプレス加工したところ,プレス割れが発生した。
本発明は,プレス割れが生じにくい薄鋼板の製造に適用できる。
製品板内の介在物個数とプレス割れ発生頻度の関係を示したグラフである。 鋳片の圧下比と製品板内の介在物個数との関係を示したグラフである。

Claims (6)

  1. 質量%で,C:0.005%以下,Si:1%以下,Mn:3%以下,P:0.15%以下,S:0.05%以下,Al:0.001%以上0.015%以下,Ti:0.005%以上0.3%以下,REM:0.001%以上0.004%以下,Ca:0.0004%以下(Ca:0%を含む),N:0.004%以下であり,残部Feおよび不可避不純物からなり,内部に含まれる1個あたりの体積が27,000μm以上の非金属介在物の平均組成が以下の範囲にあることを特徴とする連続鋳造鋳片。
    80≦Ti酸化物(%)+REM酸化物(%)+Al(%)
    CaO(%)≦3(CaO(%)=0を含む)
    10≦Ti酸化物(%)
    15≦Al(%)≦70
    5≦REM酸化物(%)≦0.31×Al(%)+15
  2. 付加成分としてさらに質量%で,Nb:0.1%以下,B:0.05%以下の範囲でいずれか1種類以上を含有することを特徴とする請求項1に記載の連続鋳造鋳片。
  3. 溶存酸素濃度が30ppm以上200ppm以下になるようにAl脱酸処理を行い,次いでTi含有合金を添加してTi脱酸を行い,その後REM含有合金を添加して溶鋼を溶製し,連続鋳造を実施することを特徴とする,請求項1または2に記載の連続鋳造鋳片の製造方法。
  4. 請求項1または2に記載の連続鋳造鋳片を圧下比150以上で圧延し,最終的な厚さを1.2mm以下にすることを特徴とする薄鋼板の製造方法。
  5. 質量%で,C:0.005%以下,Si:1%以下,Mn:3%以下,P:0.15%以下,S:0.05%以下,Al:0.001%以上0.015%以下,Ti:0.005%以上0.3%以下,REM:0.001%以上0.004%以下,Ca:0.0004%以下(Ca:0%を含む),N:0.004%以下であり,残部Feおよび不可避不純物からなり,内部に含まれる体積27,000μm以上の非金属介在物の平均組成が以下の範囲にあり,かつ,内部に含まれる体積125,000μm以上の非金属介在物の個数が60個/kg以下であることを特徴とする薄鋼板。
    80≦Ti酸化物(%)+REM酸化物(%)+Al(%)
    CaO(%)≦3(CaO(%)=0を含む)
    10≦Ti酸化物(%)
    15≦Al(%)≦70
    5≦REM酸化物(%)≦0.31×Al(%)+15
  6. 付加成分としてさらに質量%で,Nb:0.1%以下,B:0.05%以下の範囲でいずれか1種類以上を含有することを特徴とする請求項5に記載の薄鋼板。
JP2006004586A 2006-01-12 2006-01-12 薄鋼板用連続鋳造鋳片とその製造方法および薄鋼板とその製造方法圧延方法 Active JP4762725B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006004586A JP4762725B2 (ja) 2006-01-12 2006-01-12 薄鋼板用連続鋳造鋳片とその製造方法および薄鋼板とその製造方法圧延方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006004586A JP4762725B2 (ja) 2006-01-12 2006-01-12 薄鋼板用連続鋳造鋳片とその製造方法および薄鋼板とその製造方法圧延方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007186744A JP2007186744A (ja) 2007-07-26
JP4762725B2 true JP4762725B2 (ja) 2011-08-31

Family

ID=38342109

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006004586A Active JP4762725B2 (ja) 2006-01-12 2006-01-12 薄鋼板用連続鋳造鋳片とその製造方法および薄鋼板とその製造方法圧延方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4762725B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5053042B2 (ja) * 2007-11-07 2012-10-17 新日本製鐵株式会社 極低炭素鋼の連続鋳造方法
JP4525813B2 (ja) * 2008-09-03 2010-08-18 住友金属工業株式会社 溶融亜鉛めっき鋼板およびその製造方法
JP4525814B2 (ja) * 2008-09-03 2010-08-18 住友金属工業株式会社 溶融亜鉛めっき鋼板およびその製造方法
WO2010026934A1 (ja) * 2008-09-03 2010-03-11 住友金属工業株式会社 鋼板および溶融亜鉛めっき鋼板およびそれらの製造方法
JP4525815B2 (ja) * 2008-09-03 2010-08-18 住友金属工業株式会社 溶融亜鉛めっき鋼板およびその製造方法
JP6089911B2 (ja) * 2013-04-16 2017-03-08 新日鐵住金株式会社 Ti脱酸鋼鋳片の製造方法およびTi脱酸鋼薄鋼板の製造方法
ES2674870T3 (es) 2013-04-24 2018-07-04 Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation Acero limpio con bajo contenido de oxígeno y producto de acero limpio con bajo contenido de oxígeno

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4058809B2 (ja) * 1998-03-30 2008-03-12 Jfeスチール株式会社 表面性状の良好なチタンキルド鋼材およびその製造方法
JP3733098B2 (ja) * 2002-10-23 2006-01-11 新日本製鐵株式会社 表面品質に優れた極低炭素または低炭素薄板用鋼板の溶製方法および連続鋳造鋳片

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007186744A (ja) 2007-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3626278B2 (ja) クラスターのないAlキルド鋼の製造方法
JP4762725B2 (ja) 薄鋼板用連続鋳造鋳片とその製造方法および薄鋼板とその製造方法圧延方法
KR101457839B1 (ko) 무방향성 전자 강판
JP6306353B2 (ja) フェライト系ステンレス冷延鋼板用スラブの製造方法およびフェライト系ステンレス冷延鋼板の製造方法
JPH0754103A (ja) 酸化物系介在物超微細分散鋼
JP5381243B2 (ja) 溶鋼の精錬方法
WO2022145061A1 (ja) 鋼材
TWI394843B (zh) Melt Method of Ti - containing Very Low Carbon Steel and Manufacturing Method of Ti - containing Very Low Carbon Steel Casting
JP7622037B2 (ja) ステンレス鋼、ステンレス鋼材、およびステンレス鋼の製造方法
WO2022210651A1 (ja) 二相ステンレス鋼線材および二相ステンレス鋼線
WO2022145068A1 (ja) 鋼材
JP2001342537A (ja) 溶接熱影響部靭性の優れた鋼材およびその製造方法
JP2007239062A (ja) Ti含有極低炭素鋼スラブの製造方法
JP7087724B2 (ja) 鋼の製造方法
JP2000001718A (ja) 低炭素鋼の製造方法
JP2001026842A (ja) 表面性状および内質に優れる冷延鋼板並びにその製造方法
JP7492118B2 (ja) 延伸性MnSが少ない鋼材、鋼鋳片、およびそれらの製造方法
JP4299757B2 (ja) 表面性状および内質に優れる薄鋼板および鋳片とその製造方法
JP4369267B2 (ja) 延性に富む冷延鋼板、熱延鋼板、及び鋳造鋼塊
JP2008266706A (ja) フェライト系ステンレス鋼連続鋳造スラブの製造法
JP3458831B2 (ja) Cr系ステンレス鋼の製造方法
JPH11323426A (ja) 高清浄鋼の製造方法
JPH08269532A (ja) 無方向性電磁鋼板用鋼の溶製方法
JP2007254818A (ja) アルミキルド鋼の連続鋳造鋼片及びその製造方法
KR102770045B1 (ko) 경면 연마성이 우수한 스테인레스강 및 그 제조 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080306

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100329

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100406

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100607

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110531

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110608

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4762725

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350