[go: up one dir, main page]

JP4761671B2 - 形状記憶バルーン、その製造方法およびバルーンカテーテル - Google Patents

形状記憶バルーン、その製造方法およびバルーンカテーテル Download PDF

Info

Publication number
JP4761671B2
JP4761671B2 JP2001259897A JP2001259897A JP4761671B2 JP 4761671 B2 JP4761671 B2 JP 4761671B2 JP 2001259897 A JP2001259897 A JP 2001259897A JP 2001259897 A JP2001259897 A JP 2001259897A JP 4761671 B2 JP4761671 B2 JP 4761671B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
balloon
mold
catheter
tube
shape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001259897A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003062080A (ja
Inventor
孝知 久松
宏 近藤
賢一 雲山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TRUMO KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
TRUMO KABUSHIKI KAISHA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TRUMO KABUSHIKI KAISHA filed Critical TRUMO KABUSHIKI KAISHA
Priority to JP2001259897A priority Critical patent/JP4761671B2/ja
Publication of JP2003062080A publication Critical patent/JP2003062080A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4761671B2 publication Critical patent/JP4761671B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/10Balloon catheters
    • A61M25/1002Balloon catheters characterised by balloon shape
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/10Balloon catheters
    • A61M25/1027Making of balloon catheters
    • A61M25/1038Wrapping or folding devices for use with balloon catheters
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/10Balloon catheters
    • A61M25/1002Balloon catheters characterised by balloon shape
    • A61M2025/1004Balloons with folds, e.g. folded or multifolded
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M2205/00General characteristics of the apparatus
    • A61M2205/02General characteristics of the apparatus characterised by a particular materials
    • A61M2205/0266Shape memory materials

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Child & Adolescent Psychology (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • External Artificial Organs (AREA)
  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば血管拡張用カテーテル、消化器管拡張用カテーテル、バルーン付き導尿管などの拡張カテーテル用バルーン、心臓機能の補助に使用される大動脈内用バルーンポンピングカテーテル用バルーンなどの医療用バルーン、その製造方法およびバルーンカテーテルに関する。
【0002】
【従来の技術】
バルーン付きカテーテルは、通常、バルーンを挿入する生体内の目的部位の近傍まで導入されたガイディングカテーテル内や、血管、消化器官、尿管等の狭い生体管腔を経由して体内の目的場所まで到達させ、そこでバルーンを膨張させる。たとえば体内でバルーンを膨張させて生体内腔の内面にバルーンを密着させることによりカテーテルを固定したり、あるいは種々の疾患等で狭窄した部分でバルーンを膨張させることにより狭窄部分を拡張させる。
この拡張バルーンカテーテルの使用方法を、図1を参照して概略説明(詳細は後述)すると、ハブ2に流体連通可能に接続された中空構造のシャフト10の先端に取り付けたバルーン3を、狭いガイディングカテーテル内や血管等の体腔内を経由して、体内の目的場所に到達させ、そこでハブ2に接続されたインフレーターなどから与圧(加圧)してバルーンを膨張させる。
【0003】
このためバルーンは、膨張可能な材料で形成するとともに、通常、形状付けして小径化し、目的場所までの細い内腔を有するガイディングカテーテル中や血管等の体腔中を移送可能にしている。また一旦膨張させたバルーンを体外に取り出す時には、バルーンを収縮させ再びカテーテルシャフトの周りに自動的に折り畳み、小径化する必要がある。これを目的として、従来、バルーンの形状付け方法が種々提案されている。
【0004】
たとえば米国特許4261339明細書には、カテーテル管と、カテーテル管に取り付けたバルーン末端とを、それぞれ別々の手で握り、カテーテルの長軸回りで回転させることによりバルーンをカテーテルに巻き付け、捻って小径化する方法が開示されている。
また特開昭62−114565号公報には、平らに折り畳んだバルーンを、さらにカテーテルの縦(長)軸方向に折り畳み、四重の厚さで軸方向に巻きつける方法が開示されている。
特開平3−92173号公報には、バルーン断面において肉厚分布をもたせ、薄肉部分と厚肉部分との剛性の差により折畳み癖をつける方法が開示されている。
特許第2671961号公報には、少なくとも3つの縦溝とそれと交互にある翼部とによって画定された形状に形状付けられたバルーンが開示されている。
さらに特表平9−512190号公報には、横断面正四角形状の金型に、円筒状のバルーンを入れ、延伸しながら加熱するバルーンの形状付け方法が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記のような従来の各方法で形状付けしたバルーンは、一旦加圧・膨張させた後、除圧すると元の形状を失い、カテーテル長軸方向に全体平面状となり小径化は困難となる。この平面状態での横断面長さは、バルーン膨張時の直径よりも大きく、バルーンを体外に取り出す際の大きな抵抗となるだけでなく、正常な血管または消化器管などを傷付けるおそれがある。
除圧時に平面状とならないように、形状付けられたバルーンの外側にチューブを密着した状態で加熱保持温度を高くするなどにより形状保持性を高める方法も考えられるが、これによりバルーンが厚肉となり、バルーンそのものの特性が得られにくくなるという弊害が起こる。
【0006】
また上記特許第2671961号では、ある程度折り畳み形状を保持することが可能ではあるが、縦溝と翼部とを、バルーンに長手方向の張力を与えながら加熱することにより形成しており、張力をコントロールすることが難しく、復元性のある形状が安定的に得られない。具体的には、張力をかけすぎるとバルーンが破断し、一方弱いと縦溝が充分に形成されず形状復元性が得られない。特表平9−512190号では、バルーンを正四角形の頂点間部分で谷状に折り畳むように形状付けするが、正四角横断面では谷状の折り畳み癖をつけ難く、コンパクトに折り畳み難いという問題がある。
【0007】
本発明は、上記のような情況に鑑みて、膨張したバルーンを除圧すれば自動的に収縮して膨張前の元の形状に戻り、カテーテルシャフトの周りにコンパクトに折り畳み小径化することができる形状記憶性の優れたバルーン、およびそのような形状を付与するバルーンの製造方法、さらにバルーンカテーテルを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、金型を用いてバルーンに高温で形状付けし、その際、好ましくはバルーンに特殊な断面形状をもたせることによって、一旦加圧膨張させた後も、除圧(減圧)すれば元の折り畳み形状で収縮するバルーンが得られ、しかもそのようなバルーンを安定的かつ容易に得ることができ、上記課題を解決しうることを見出して本発明を完成するに至った。
すなわち上記の課題は、以下の本発明(1)〜(7)により解決される。
【0009】
(1)内部に、バルーンを形状付けるためのキャビティを有し、該キャビティの長手方向における少なくとも一部にわたって複数の凹溝と、それに対応した同数の凸条とを有する金型内に、
バルーン用チューブを配置し、加熱・加圧して該チューブを金型内壁面に密着させることにより、少なくとも長手方向の一部において長手方向に連続した複数の縦溝とそれに対応した同数の翼部とが形状付けられたバルーンを得るカテーテル用バルーンの製造方法。
(2)前記バルーン用チューブを予めブロー成形することにより、両端にカテーテルのシャフトを接合するための先端側接続部および基端側接続部を有し、これら接続部より大径の胴部を有する予備成形バルーンとし、該予備成形バルーンを前記金型内に配置する上記(1)のカテーテル用バルーンの製造方法。
【0010】
(3)前記金型は、前記凹溝と凸条とによりスクロール状断面が形成され、該スクロール断面に対応した翼部と縦溝とを有するバルーンを得る上記(1)または(2)のカテーテル用バルーンの製造方法。
(4)前記金型の内周面の周長は、前記バルーン用チューブまたは予備成形バルーンの胴部の外周と同一長さまたはそれ以上である上記(1)〜(3)のいずれかのカテーテル用バルーンの製造方法。
(5)前記バルーン用チューブまたは予備成形バルーンを金型内で加熱・加圧しながら長手方向に延伸する上記(1)〜(4)のいずれかのカテーテル用バルーンの製造方法。
【0011】
(6)上記(1)〜(4)のいずれかの製造方法で得られるカテーテル用形状記憶バルーン。
(7)上記(6)のバルーンを備えたバルーンカテーテル。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図を参照しながら説明する。なお以下に示す図面は、本発明をより具体的に説明するためのものであって、本発明はこれら図面の記載に限定されるものではない。また各図中、同一符号は同一または相当部分を示し、重複説明を省略することもある。
本発明では、後述する方法により拡張カテーテル用バルーンを製造するが、まずこのバルーンを備えた拡張カテーテルについて説明する。
図1は、本発明のバルーンを備えた拡張カテーテルの一実施例を示す外観図である。
【0013】
拡張カテーテル1のハブ2は、中空構造の外管シャフト10と流体連通可能に接続されており、インフレーターなどの圧力印加装置(図示せず)と接続可能にするルアーテーパ(図示せず)などが形成されている。外管シャフト10は、通常、ハブ2側から順に、基部11、中間部12および先端部13から構成され、基部11には、拡張カテーテル1をガイディングカテーテル(図示せず)に挿入したときの挿入深さを確認するための深度マーカー111が設けられている。またシャフト中間部12から先端部13にかけて、ガイドワイヤー5を導入するための開口部121が形成されている。
【0014】
上記外管シャフト10の基部11は、たとえばNi−Ti、真鍮、SUS、アルミニウムなどの金属、あるいはポリイミド、塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリアミドなどの比較的剛性のある樹脂から形成することができる。
また中間部12および先端部13は、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン−プロピレン共重合体、スチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマーなどのポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル、ポリエステルエラストマー、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリウレタンエラストマー、ポリフェニレンサルファイド、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、フッ素樹脂などの高分子材料、これらの2以上の混合物、これらを適宜積層したチューブから形成することができる。
【0015】
以下、拡張カテーテル1のハブ2側を基部側、シャフト先端部13側を先端側と称す。
外管シャフト10の先端側には、バルーン3がシャフト先端部13と流体連通して接続されている。拡張カテーテル1は、さらにバルーン3およびシャフト先端部13の内部を同軸に貫通する内管14を有し、該内管14の一端は、上記ガイドワイヤー5導入のための開口部121に、また他端部はバルーン3の先端側に接続された先端チップ4に、それぞれ接続部の気密を保つ状態で接合されている。
このように接続部が気密で、流体連通する内部構造を有する外管シャフト10内にハブ2により圧力を付与すると、圧力媒体は外管シャフト10の基部11および中間部12の内部流路から、先端部13と内管14との隙間により形成される流路を経てバルーン3に至り、結果としてバルーン3を拡張することができる。
【0016】
またバルーン3内部の内管シャフト14上には、造影マーカー141が設けられていてもよく、複数設けられていてもよい。造影マーカー141は、コイルスプリングあるいはリングにより形成することが好ましい。造影マーカー141の形成材料としては、X線造影性の高い材料、たとえばPt、Pt合金、W、W合金、Au、Au合金、Ir、Ir合金、Ag、Ag合金などを用いることが好ましい。
なお図1には、上述した外管シャフト10と内管14と先端チップ4によりシャフトを構成した実施例を示すが、本発明では、シャフトの構成はこの実施例に限定されず、いかなるものでもよい。
【0017】
<バルーン>
上記バルーン3の加圧膨張時の概略正面図を図2に示す。加圧膨張時のバルーン3は、血管の狭窄部などを容易に拡張できるように、少なくとも一部が断面ほぼ同径の略円筒胴部(最大外径部)30を有する。なおこの胴部30は、完全な円筒でなくてもよく、多角柱状であってもよい。バルーン3は、その両端に、カテーテル先端チップ4との接合のための先端側接合部33および外管シャフト10の先端部13との接合のための基端側接合部32を有し、先端側接合部33は、通常、基端側接合部32よりも小径に形成される。これら接合部32、33に連なる胴部30の先端側および基端側端部には、それぞれテーパ部31、31が形成されている。
【0018】
本発明のバルーン3は、加圧膨張してない状態(収縮状態)では、内管シャフト14の外周に折り畳まれた状態でコンパクトに小径化されている。この収縮状態の折り畳み形状は、後述するようなバルーンの製造方法により、金型を使用して形状付けされる。また本発明のバルーン3は、形状記憶性であり、上記加圧状態から除圧すれば自動的に収縮可能であり、加圧膨張前の折り畳み形状もしくはそれに近い形状に戻ることができる。
【0019】
本発明では、特にこのような形状記憶バルーンとして、特徴的な断面形状を有するバルーン3が提供される。図3は、図1のバルーン3(非膨張時)のA−A線断面図であり、本発明に係るバルーンの一態様例を示す。すなわち本発明のバルーン3は、膨張時には図2に上記した略中空筒状バルーンであって、バルーン3内除圧時には、図3に示すように複数の縦溝302と、それに対応した同数の翼部301とで形成される長手軸に対しスクロール状の断面構造を有する。長手方向説明図は図示しないが、この縦溝302または翼部301は、バルーン3の長手方向の少なくとも一部において長手方向に連続している。スクロール状であれば、翼部301が一定方向に回転するように、いいかえれば各翼部301がバルーン3の中心側から外側に向かって一定の方向に湾曲するように形状づけられ、カテーテルシャフトの周囲にコンパクトに巻付けられるという効果を奏する。なお前記特許第2671961号あるいは特表平9−512190号では、翼部がバルーン3の中心まわりに一定方向に回転するように形状付けられておらず、これら公報に開示された方法ではそのように形状付けることも不可能である。本発明は、大がかりな設備を要せず、比較的簡単な方法でこのように形状付けできる点で優れている。
【0020】
なお図3には、中空翼部301を3つ有する態様例を示すが、これ以上の数で構成されていてもよいことはいうまでもない。
上記では、バルーン3の胴部30に、上記翼部301および縦溝302からなる形状が付与された例について示したが、本発明では、バルーンに折り畳み形状を付与できる限り、この形状は長手方向全体に連続してなくてもよく、少なくともバルーンの一部に形成されていればよい。また胴部30のテーパ部31上のみに形状付与されていてもよく、胴部(最大径部)30のみに形状付与されていてもよく、これらの両方に形状付与されていてもよい。
【0021】
バルーン3の大きさは、膨張させた時(図2)の胴部30部分の最大外径が、通常、約1〜10mm、好ましくは1〜5mm程度であり、長さが通常、約5〜50mm、好ましくは10〜40mm程度であり、バルーン3全体の長さが通常、約10〜70mm、好ましくは15〜60mm程度である。
バルーン3の厚みは、10〜50μm程度であることが好ましい。実質的に均一な肉厚を有していてもよく、不均一肉厚を有していてもよい。
【0022】
バルーン材料としては、血管の狭窄部を拡張でき、かつある程度の可塑性を有するものが好ましく、たとえばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマーなどのポリオレフィン、さらにはこれらの架橋もしくは部分架橋物、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル、ポリエステルエラストマー、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリウレタンエラストマー、ポリフェニレンサルファイド、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、フッ素樹脂などの高分子材料、シリコーンゴム、ラテックスゴムなどが挙げられる。またこれらの2以上の混合物であってもよく、これらを適宜積層したフィルム(またはシート)も挙げられる。
【0023】
<バルーンの製造方法>
本発明では、金型を用いてバルーン用チューブに形状付けすることにより、上記のようなバルーン3を製造する。
本発明では、この形状付け金型内に配置するバルーン用チューブを、予め予備成形金型を用いて成形しておくこともできる。この予備成形バルーンは、たとえば図2に示す膨張時バルーンと概略同形状とすることができ、中空円筒胴部30と、最終バルーンと同じ基端側接合部32および先端側接合部33を有する形状であることが好ましい。
図4(a)はこのような予備成形バルーンを得るための金型の断面図であり、図4(b)はそのB−B線断面の端面図である。
金型300内には、バルーン3に中空円筒胴部30をもたせるためのものであって、両端にテーパ部311、311が形成された内腔(キャビティ)310、接合部32および接合部33それぞれのための空隙312および313が形成されている。また金型300は複数個に分割可能であり、成形後の予備成形バルーンは金型を各分割部分に分割して取出すことができる。図には、3分割する例を示す。
予備成形は、一般的なブロー成形方法に準じて行えばよく、上記金型300内に載置した前記チューブ内を加圧しながら金型300を加熱し、チューブ長軸方向に延伸させて、金型内形状に沿わせて形状付けをすることができる。
【0024】
上記のようなバルーン用チューブまたは予備成形バルーンの形状付け (本成形)に用いる金型の例を図5に示す。図5 (a)は金型400内部の透視正面図であり、図5 (b)はそのC−C断面の端面図である。形状付け金型400は、内部に、バルーン3の翼部301および縦溝302を形状付けるための成形用空間(キャビティ)410を有する。ここで、キャビティ410は、バルーン3のテーパ部31、31に対応するテーパ部411、411を含む。上記キャビティ410の長手方向におけるおける少なくとも一部にわたって長手方向に連続した複数の凹溝401と、それに対応した同数の凸条402とを有する。
【0025】
金型400内には、バルーンを形状付けるための上記キャビティ410とともに、バルーンの接合部32、33それぞれのための空隙412、413が形成されている。また金型400は複数個に分割可能であり、成形後のバルーンは金型を各分割部分に分割して取出すことができる。図には、金型を3分割する例を示す。
この凹溝401および凸条402の数は複数であればよく、図5(b)に示す3つに限定されるものではない。なお図5(b)に示す断面形状の金型400を用いれば、図2に示す断面形状のバルーン3を得ることができる。図6〜図8に、この数がそれぞれ4、5、6の態様例の場合の図5(b)相当図を示す。これら図6〜図8に対応するバルーン3は、図6〜図8の金型内空隙形状を有するバルーンが得られることは図2と図5(b)との関係から明らかであり、これらの断面形状図は省略する。
本発明では、上記各図5〜8において、金型内のキャビティ410は、前記凹溝401と凸条402とにより形成されるスクロール状断面を有することが望ましい。
【0026】
上記において、形状付けに用いられるバルーン用チューブ、または予備成形バルーンの中空の円筒胴部は、それらの外周長(l)が、前記本成形金型400の内周面の周長(L)と同一長さかそれより短いことが好ましく、具体的には、l≦L≦1.5lであることが好ましい。バルーン用チューブまたは予備成形バルーンの外周長さが上記であれば、本成形金型400を用いた形状付与時にバルーン用チューブまたは予備成形バルーンが周方向に収縮することがなく、不当に変形するなどの恐れなく折り畳み形状のバルーンを得ることができる。またこれにより、予備成形バルーンのブロー延伸配向が壊されず、バルーンの破壊強度を低下させることなく形状付けを行うことができる。
【0027】
この金型400内に、成形用材料であるバルーン用チューブまたは予備成形バルーンを配置し、加熱・加圧して該チューブを金型内壁面403に密着させることにより、バルーン3の長手方向の少なくとも一部にわたって長手方向に連続した複数の縦溝とそれに対応した同数の翼部とが形状付けられたバルーン3を得ることができる。
加熱温度は、基本的に上記バルーン材料のガラス転移温度以上、融点温度以下で行うことが好ましいが、通常、60〜160℃程度、さらには90〜130℃程度が選択される。
金型内での加圧は、予備成形バルーン(またはチューブ)の一端をチャックなどで液蜜に封止し、他端から窒素などの液体もしくは気体を入れて加圧する。加圧は、通常、少なくとも1〜5MPa、好ましくは3〜4MPa程度である。
【0028】
本発明では、金型400を用いて最終形状のバルーンを成形する際に、バルーン用チューブを直接金型400で成形してもよく、また予備成形バルーンを成形してもよいが、翼部の数が多いなど細かい形状のバルーン製品を製造する場合には、またバルーン製品の破裂強度などの点でも、1段階でブロー成形するよりも予備成形バルーンを用いる方が容易である。なお予備成形バルーンを用いる場合には、図5 (a)中、テーパ部411を無くし当該部分をキャビティ(最大径部)410と同断面にしてもよい。
なお上述したように本成型用の金型400の周長(L)に近い周長さ(l)を備える予備成形バルーンもしくはバルーン用チューブを予め成形し、その後に金型400を用いて形状付けを行なうことにより、チューブ厚みに実質的に分布を持たせず、すなわち実質的に均一な肉厚を有するバルーン3が得られる。一般にブロー成形でバルーンを作製する場合、そのバルーンの延伸配向を高めるために、比較的外径の小さいバルーン用チューブをブロー成形により何倍もの外径(たとえば3〜6倍)に拡張してバルーンを成形する。このためバルーン用チューブから金型4を用いて1段階でブロー成形すると、ブロー成形によってバルーン用チューブの外径をあまり大きく膨らませる(周長を著しく伸ばす)場合には、金型400の凹溝401の頂部(端部)付近に位置するバルーン3の肉厚が多の部分に比べて著しく薄くなり、チューブ厚みにかなりの分布が生じる可能性がある。
【0029】
上記には、図5に示すような、空隙412、413を除くキャビティ410の長手方向全体にわたって凹溝401が連続した金型400を用いる例を示したが、本発明ではこの凹溝401は、金型内キャビティ410の長手方向全体に連続してなくともよく、バルーン3に好適な折り畳み形状が付与できる限り、キャビティ410の少なくとも長手方向の一部に形成されていればよい。たとえば図9に示すように、キャビティ410のテーパ部411のみに凹溝401があり、バルーン3の概略円筒胴部(最大外径部)30に対応する部分には凹溝401が形成されてない金型であってもよい。図9(a)はそのような金型400の長手方向の透視図であり、図9(b)はそのテーパ部411(D−D線またはF−F線)断面の端面図であり、図9(c)は、キャビティ(最大外径部)410(E−E線)断面の端面図である。
このような金型400を用いると、バルーン3のテーパ部31のみにバルーン3の長手方向に連続した複数の縦溝302と翼部301とが形成されたバルーン3が得られる。
上記金型400は複数個に分割可能であり、成形後のバルーンは金型を各分割部分に分割して取出すことができる。図には、金型を3分割する例を示す。
【0030】
また成形用材料を金型内で加熱・加圧する際には、長手方向に延伸することもできる。たとえば予備成形バルーンの外径の小さい接続部を金型400の長手方向両端(図示せず)の小径部分に位置合わせをするために必要ならば延伸する。延伸は、成形用材料によっても異なるが、通常20mm以下、好ましくは7mm以下の距離で行うのがよい。
【0031】
【発明の効果】
本発明では、金型を用いて、加熱・加圧必要に応じて延伸を加えてバルーンに折り畳み形状を付与しており、この成形時の加熱・加圧さらには延伸条件を適切に選択することにより、目的とした折り畳み形状でなおかつ、その形状を記憶したバルーンが提供される。
またこのバルーンは、最終的に内管シャフトに巻き付ける工程が容易になるばかりでなく、本発明で付与されるスクロール形状の折り畳み形状は、体内でバルーンを移動させる際の抵抗も少なく、さらに本発明のバルーンは加圧・膨張させた後に移動させる際の抵抗も少ない。特に、翼部の一部または全体が一定の回転方向に向くようなスクロール形状であるため、一旦膨張させた後の収縮時にバルーンの翼部をすばやく、かつ確実に付与した形状にしたがって(形状記憶的に)シャフトに巻きつけることができ、コンパクトに折り畳むことができる点で優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る拡張カテーテルの外観図である。
【図2】 本発明における膨張バルーンの形状例を示す概略正面図である。
【図3】 本発明に係るバルーンの一態様例を示す図1のバルーン3のA−A線断面図である。
【図4】 図4(a)は、図3に示す予備成形バルーンを得るための金型の断面図であり、図4(b)はそのB−B線断面の端面図である。
【図5】 図5(a)は本発明で用いられる金型形状一態様例(3つの翼部を有する)を示す断面図であり、図5(b)はそのC−C線断面の端面図である。
【図6】 本発明で用いられる金型形状の一態様例(4つの翼部を有する)を示す断面の端面図である。
【図7】 本発明で用いられる金型形状の一態様例(5つの翼部を有する)を示す断面の端面図である。
【図8】 本発明で用いられる金型形状の一態様例(6つの翼部を有する)を示す断面の端面図である。
【図9】 図9(a)は本発明で用いられる金型の一態様例を示す透視図であり、図9(b)はそのD−D線またはF−F線断面の端面図であり、図9(c)はそのE−E線断面の端面図である。
【符号の説明】
1:拡張カテーテル
2:ハブ
3:バルーン
30:円筒胴部
301:中空翼部
302:縦溝
31:テーパ部
32:基端側接続部
33:先端側接続部
4:先端チップ
5:ガイドワイヤー
10:外管シャフト
14:シャフト内管
300:予備成形金型
400:金型 (形状付け金型)
401:凹溝
402:凸条
410:キャビティ

Claims (7)

  1. 内部に、バルーンを形状付けるためのキャビティを有し、該キャビティの長手方向における少なくとも一部にわたって、金型中心側から外側に向かって一定の方向に湾曲した複数の凹溝と、それに対応した同数の凸条とを有し、該凹溝と凸条とによりスクロール状断面のキャビティが形成された金型内に、
    バルーン用チューブを配置し、加熱・加圧して該チューブを金型内壁面に密着させることにより、少なくとも長手方向の一部において長手方向に連続した複数の、前記スクロール状断面に対応した中心側から外側に向かって一定の方向に湾曲した中空翼部とそれに対応した同数の縦溝とが形状付けられたバルーンを得るカテーテル用バルーンの製造方法。
  2. 前記バルーン用チューブを予めブロー成形することにより、両端にカテーテルのシャフトを接合するための先端側接続部および基端側接続部を有し、これら接続部より大径の胴部を有する予備成形バルーンとし、該予備成形バルーンを前記金型内に配置する請求項1に記載のカテーテル用バルーンの製造方法。
  3. 前記金型が、前記凹溝を3以上有する請求項1または2に記載のカテーテル用バルーンの製造方法。
  4. 前記金型の内周面の周長は、前記バルーン用チューブまたは予備成形バルーンの胴部の外周と同一長さまたはそれ以上である請求項1〜3のいずれかに記載のカテーテル用バルーンの製造方法。
  5. 前記バルーン用チューブまたは予備成形バルーンを金型内で加熱・加圧しながら長手方向に延伸する請求項1〜4のいずれかに記載のカテーテル用バルーンの製造方法。
  6. 請求項1〜5のいずれかの製造方法で得られる、バルーン内除圧時に、バルーンの中心側から外側に向かって一定の方向に湾曲した中空翼部とそれに対応した同数の縦溝とで形状付けられたスクロール状断面を有するカテーテル用形状記憶バルーン。
  7. 請求項6に記載のバルーンを備えたバルーンカテーテル。
JP2001259897A 2001-08-29 2001-08-29 形状記憶バルーン、その製造方法およびバルーンカテーテル Expired - Fee Related JP4761671B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001259897A JP4761671B2 (ja) 2001-08-29 2001-08-29 形状記憶バルーン、その製造方法およびバルーンカテーテル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001259897A JP4761671B2 (ja) 2001-08-29 2001-08-29 形状記憶バルーン、その製造方法およびバルーンカテーテル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003062080A JP2003062080A (ja) 2003-03-04
JP4761671B2 true JP4761671B2 (ja) 2011-08-31

Family

ID=19087195

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001259897A Expired - Fee Related JP4761671B2 (ja) 2001-08-29 2001-08-29 形状記憶バルーン、その製造方法およびバルーンカテーテル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4761671B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2962719A1 (en) 2014-07-01 2016-01-06 Asahi Intecc Co., Ltd. Balloon catheter

Families Citing this family (46)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8317816B2 (en) 2002-09-30 2012-11-27 Acclarent, Inc. Balloon catheters and methods for treating paranasal sinuses
US20070167682A1 (en) 2004-04-21 2007-07-19 Acclarent, Inc. Endoscopic methods and devices for transnasal procedures
US20060004323A1 (en) 2004-04-21 2006-01-05 Exploramed Nc1, Inc. Apparatus and methods for dilating and modifying ostia of paranasal sinuses and other intranasal or paranasal structures
US9554691B2 (en) 2004-04-21 2017-01-31 Acclarent, Inc. Endoscopic methods and devices for transnasal procedures
US20070208252A1 (en) 2004-04-21 2007-09-06 Acclarent, Inc. Systems and methods for performing image guided procedures within the ear, nose, throat and paranasal sinuses
US20190314620A1 (en) 2004-04-21 2019-10-17 Acclarent, Inc. Apparatus and methods for dilating and modifying ostia of paranasal sinuses and other intranasal or paranasal structures
US8747389B2 (en) 2004-04-21 2014-06-10 Acclarent, Inc. Systems for treating disorders of the ear, nose and throat
US7419497B2 (en) 2004-04-21 2008-09-02 Acclarent, Inc. Methods for treating ethmoid disease
US8894614B2 (en) 2004-04-21 2014-11-25 Acclarent, Inc. Devices, systems and methods useable for treating frontal sinusitis
US8932276B1 (en) 2004-04-21 2015-01-13 Acclarent, Inc. Shapeable guide catheters and related methods
US7803150B2 (en) 2004-04-21 2010-09-28 Acclarent, Inc. Devices, systems and methods useable for treating sinusitis
US7654997B2 (en) 2004-04-21 2010-02-02 Acclarent, Inc. Devices, systems and methods for diagnosing and treating sinusitus and other disorders of the ears, nose and/or throat
US9351750B2 (en) 2004-04-21 2016-05-31 Acclarent, Inc. Devices and methods for treating maxillary sinus disease
US9399121B2 (en) 2004-04-21 2016-07-26 Acclarent, Inc. Systems and methods for transnasal dilation of passageways in the ear, nose or throat
US9089258B2 (en) 2004-04-21 2015-07-28 Acclarent, Inc. Endoscopic methods and devices for transnasal procedures
US8764729B2 (en) 2004-04-21 2014-07-01 Acclarent, Inc. Frontal sinus spacer
US7462175B2 (en) 2004-04-21 2008-12-09 Acclarent, Inc. Devices, systems and methods for treating disorders of the ear, nose and throat
US8702626B1 (en) 2004-04-21 2014-04-22 Acclarent, Inc. Guidewires for performing image guided procedures
US10188413B1 (en) 2004-04-21 2019-01-29 Acclarent, Inc. Deflectable guide catheters and related methods
US7361168B2 (en) 2004-04-21 2008-04-22 Acclarent, Inc. Implantable device and methods for delivering drugs and other substances to treat sinusitis and other disorders
US20060063973A1 (en) 2004-04-21 2006-03-23 Acclarent, Inc. Methods and apparatus for treating disorders of the ear, nose and throat
US7559925B2 (en) 2006-09-15 2009-07-14 Acclarent Inc. Methods and devices for facilitating visualization in a surgical environment
US8951225B2 (en) 2005-06-10 2015-02-10 Acclarent, Inc. Catheters with non-removable guide members useable for treatment of sinusitis
US20070015955A1 (en) * 2005-07-15 2007-01-18 Mark Tsonton Accordion-like gastric band
US8114113B2 (en) 2005-09-23 2012-02-14 Acclarent, Inc. Multi-conduit balloon catheter
US8190389B2 (en) 2006-05-17 2012-05-29 Acclarent, Inc. Adapter for attaching electromagnetic image guidance components to a medical device
US8609016B2 (en) * 2006-08-28 2013-12-17 Boston Scientific Scimed, Inc. Refoldable balloon and method of making and using the same
US9820688B2 (en) 2006-09-15 2017-11-21 Acclarent, Inc. Sinus illumination lightwire device
WO2008124787A2 (en) 2007-04-09 2008-10-16 Acclarent, Inc. Ethmoidotomy system and implantable spacer devices having therapeutic substance delivery capability for treatment of paranasal sinusitis
US8118757B2 (en) 2007-04-30 2012-02-21 Acclarent, Inc. Methods and devices for ostium measurement
US8485199B2 (en) 2007-05-08 2013-07-16 Acclarent, Inc. Methods and devices for protecting nasal turbinate during surgery
KR100887988B1 (ko) * 2007-05-26 2009-03-09 (주)비엠코리아 카테터에 사용되는 풍선부재의 제조방법
US10206821B2 (en) 2007-12-20 2019-02-19 Acclarent, Inc. Eustachian tube dilation balloon with ventilation path
US8182432B2 (en) 2008-03-10 2012-05-22 Acclarent, Inc. Corewire design and construction for medical devices
JP5428209B2 (ja) * 2008-06-11 2014-02-26 株式会社カネカ 医療用バルーンカテーテル
KR101653180B1 (ko) 2008-07-30 2016-09-01 아클라런트, 인코포레이션 부비 개구 탐지기 장치 및 방법
MX2011003025A (es) 2008-09-18 2011-04-21 Acclarent Inc Metodos y aparatos para tratar trastornos otorrinolaringologicos.
US20100241155A1 (en) 2009-03-20 2010-09-23 Acclarent, Inc. Guide system with suction
US7978742B1 (en) 2010-03-24 2011-07-12 Corning Incorporated Methods for operating diode lasers
US8435290B2 (en) 2009-03-31 2013-05-07 Acclarent, Inc. System and method for treatment of non-ventilating middle ear by providing a gas pathway through the nasopharynx
US9155492B2 (en) 2010-09-24 2015-10-13 Acclarent, Inc. Sinus illumination lightwire device
EP2796162B1 (en) 2011-12-20 2019-05-15 Kaneka Corporation Production method for expansion balloon
WO2013136636A1 (ja) 2012-03-15 2013-09-19 テルモ株式会社 バルーンカテーテルおよびステントデリバリーシステム
JP6078371B2 (ja) * 2013-02-18 2017-02-08 株式会社カネカ バルーンカテーテル用バルーンの製造方法
US9629684B2 (en) 2013-03-15 2017-04-25 Acclarent, Inc. Apparatus and method for treatment of ethmoid sinusitis
US9433437B2 (en) 2013-03-15 2016-09-06 Acclarent, Inc. Apparatus and method for treatment of ethmoid sinusitis

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4820349A (en) * 1987-08-21 1989-04-11 C. R. Bard, Inc. Dilatation catheter with collapsible outer diameter
US5087246A (en) * 1988-12-29 1992-02-11 C. R. Bard, Inc. Dilation catheter with fluted balloon
US5456666A (en) * 1994-04-26 1995-10-10 Boston Scientific Corp Medical balloon folding into predetermined shapes and method
CA2232250C (en) * 1997-05-14 2007-06-26 Navius Corporation Balloon for a dilation catheter and method for manufacturing a balloon
US6296655B1 (en) * 1998-04-27 2001-10-02 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Catheter balloon with biased multiple wings

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2962719A1 (en) 2014-07-01 2016-01-06 Asahi Intecc Co., Ltd. Balloon catheter

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003062080A (ja) 2003-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4761671B2 (ja) 形状記憶バルーン、その製造方法およびバルーンカテーテル
US5447497A (en) Balloon catheter having nonlinear compliance curve and method of using
EP1788959B1 (en) Balloon folding design
JP3830193B2 (ja) カテーテル用バルーンの製造方法
US5833657A (en) Single-walled balloon catheter with non-linear compliance characteristic
US5512051A (en) Slip-layered catheter balloon
US20180296241A1 (en) Cutting balloon with connector and dilation element
US5411477A (en) High-strength, thin-walled single piece catheters
EP0436501B1 (en) Balloons for medical devices and fabrication thereof
EP0745395A2 (en) Adjustable balloon membrane made from peek material
JP2010502269A (ja) 再折り畳み可能なバルーン並びにその製造方法及び使用方法
JPH02503276A (ja) リマソンジェオメトリを有するバルーン血管形成カテーテルとその製造方法
JPH06506848A (ja) 収縮可能なバルーン・カテーテル
AU2021200294A1 (en) Inflatable perfusion balloon with outer mesh and related methods
JP2006512999A (ja) 医療用バルーンを形成するための成形型
US9402983B1 (en) Variably expanding balloon catheter
JP2003117002A (ja) バルーン及びバルーンカテーテル並びにこれらの製造方法
JP2004516857A (ja) 極めて薄くストレッチブロー成形されたバルーン膜を有する大動脈バルーンカテーテル
CA2523985A1 (en) Balloon catheter and method of manufacturing the same
JPH09507141A (ja) スリップ層状カテーテルバルーン
CN216061635U (zh) 扩张球囊及球囊扩张导管
JP5304036B2 (ja) バルーンカテーテル用バルーン
WO2019107206A1 (ja) バルーンカテーテルおよびその製造方法
JP2013042841A (ja) バルーンカテーテル
AU2023201941B2 (en) Inflatable perfusion balloon with outer mesh and related methods

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080708

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110304

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110517

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110607

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4761671

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees