JP2003117002A - バルーン及びバルーンカテーテル並びにこれらの製造方法 - Google Patents
バルーン及びバルーンカテーテル並びにこれらの製造方法Info
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Abstract
分な操性性及び安全性を確保することができるように小
さく折り畳むことができる薄さを有し、しかも拡張時に
おいて加えられる圧力に対する十分な耐圧性を有するバ
ルーン及びそのようなバルーンを備えたバルーンカテー
テル、並びにこれらの製造方法を提供すること。 【解決手段】 バルーン内層部と、該バルーン内
層部の表面に蒸着重合法により形成されたバルーン外層
部とを備えたバルーン部を有することを特徴とするバル
ーン及びこれを使用したバルーンカテーテル並びにこれ
らの製造方法。
Description
ルーンカテーテル並びにこれらの製造方法に関し、さら
に詳しくは、例えば心臓疾患等を治療する経皮経管的冠
動脈形成術(PTCA)に用いることができる、薄膜で
ありながら高強度を有するバルーン及びバルーンカテー
テル並びにこれらの製造方法に関する。
塞した血管に対しての血管形成治療に用いられている。
テーテル本体部と、そのバルーンカテーテル本体部の一
端部に設けられたバルーンと、前記バルーンカテーテル
本体部の前記端部とは反対側の端部に設けられたバルー
ンカテーテル操作部とから構成される。
して人体の所定の箇所から血管内に挿入され、治療対象
である血管の狭窄部又は閉塞部にバルーン部を到達させ
る。バルーンカテーテル操作部からバルーンカテーテル
本体部内に圧力流体を圧入し、バルーンをその圧力流体
の圧力により拡張させる。バルーンの拡張により、バル
ーンが挿入された血管の狭窄部等が拡げられる。このよ
うな状態で前記狭窄部等に対する処置が行われる。
ることから、バルーンは、圧力流体によりバルーンに圧
力が加えられたときに、破裂しないような充分な機械的
強度を有することが望まれる。バルーンが破裂すると、
処置を行うことができなくなるだけでなく、圧力流体が
血管内に混入して人体に重大な危害を及ぼすことが考え
られるからである。
体への影響を考慮した場合、体内への挿入時にできるだ
けバルーンの大径部を小さく折り畳むことができ、さら
に一旦拡張させた後も拡張前と同じように再度小さく折
り畳めることが望まれる。バルーンをより小さく折り畳
みやすくするためには、バルーンの膜厚を薄くする必要
がある。
ンは、できるだけ薄く、かつ機械的強度が大きいことが
要求される。
は、ポリエチレン及びポリエステル等の熱可塑性樹脂に
代表される加工性の良い素材を用いて前記操作性等の要
求を満足させるような厚みを有するバルーンを製造する
と、バルーンの強度が低下し、バルーンに対して要求さ
れる前記機械的強度を確保することができなくなり、処
置中にバルーンが破裂しやすくなる。
性樹脂よりも強度の高い素材を用いると、膜厚の小さい
バルーンを作成することができ難いという問題があっ
た。
バルーンカテーテルの充分な操性性及び安全性を確保す
ることができるように小さく折り畳むことができる薄さ
を有し、しかも拡張時において加えられる圧力に対する
十分な耐圧性を有するバルーン及びそのようなバルーン
を備えたバルーンカテーテル、並びにこれらの製造方法
を提供することを目的とする。
のこの発明は、バルーン内層部と、該バルーン内層部の
表面に蒸着重合法により形成されたバルーン外層部とを
備えたバルーン部を有することを特徴とするバルーンで
あり、前記バルーンの好適な態様として、前記バルーン
内層部は、その厚みが5〜40μmであり、前記バルー
ン外層部は、その厚みが3〜40μmであり、前記バル
ーン外層部は、その引っ張り弾性率が前記バルーン内層
部の引っ張り弾性率の小さくとも3倍であり、前記バル
ーン部は、収縮した状態のときに周方向に折り畳み可能
になるような折り曲げ線を有し、前記バルーン部は、前
記バルーン外層部の表面に存在する官能基と、それに結
合した親水性物質を有する。
記バルーンを有することを特徴とするバルーンカテーテ
ルである。
ルーン内層部を形成し、該バルーン内層部の表面に蒸着
重合法によりバルーン外層部を形成することによりバル
ーン部を作成することを特徴とするバルーンの製造方法
であり、バルーン内層部を形成し、このバルーン内層部
が収縮した状態のときに周方向に折り畳み可能になるよ
うな折り曲げ線を前記バルーン内層部に形成させ、この
バルーン内層部を周方向に折り畳んだ後、そのバルーン
内層部の表面に蒸着重合法によりバルーン外層部を形成
することによりバルーン部を作成することを特徴とする
バルーンの製造方法であり、前記バルーンの製造方法の
好適な態様として、前記バルーン内層部を、その厚みが
5〜40μmになるように作成し、前記バルーン外層部
を、その厚みが3〜40μmになるように作成し、前記
バルーン外層部は、その引っ張り弾性率が前記バルーン
内層部の引っ張り弾性率の3倍以上である。
記バルーンの製造方法より製造されたバルーンにカテー
テル本体を設け、そのカテーテル本体にカテーテル操作
部を設けることを特徴とするバルーンカテーテルの製造
方法である。
図1〜図5に示す。図1は、バルーン1が収縮し、さら
に折り畳まれた状態におけるバルーン1の正面図を示
す。図2は、バルーン1が収縮し、さらに折り畳まれた
状態におけるバルーン1の左側面図を示す。図3は、バ
ルーン1が拡張した状態におけるバルーン1の正面図を
示す。図4は、バルーン1が拡張した状態におけるバル
ーン1の左側面図を示す。図5は、バルーン1が拡張し
た状態におけるバルーン1のA−A断面図を示す。
と末端管部4とを有する。
圧力が加えられることによって拡張し、圧力が除去され
ることにより収縮する機能を有する。バルーン部2は、
収縮した状態で血管中の狭窄部等に送り込まれ、そこで
拡張することによりその狭窄部を押し拡げる。
図4に示し、バルーン部2が収縮した状態を図1及び図
2に示す。
面が略円形であり、両端が窄まった筒状形である。尚、
略円形と形容したのは、バルーン部2には折り曲げ線が
存在するので完全な真円とはならず、ほぼ断面円形にな
るからである。バルーン部2は、接続管部3に連続する
テーパ部6と、末端管部4に連続するテーパ部7と、テ
ーパ部6及びテーパ部7に挟まれて設けられた管体部5
とを有する。
複数本の折り曲げ線10が設けられている。複数の折り
曲げ線10は、一定間隔で平行に、同数の山折り用折り
曲げ線と谷折り用折り曲げ線とが交互に設けられてい
る。
げ線10で折り曲げ自在である。したがって、バルーン
部2は収縮時に、折り曲げ線10で山折り及び谷折りに
折り曲げることにより襞状になり、図1及び図2に示し
たように周方向に折り畳むことができる。このようにバ
ルーン部2は収縮時にコンパクトに折り畳むことができ
てコンパクトな形状になるので、バルーンカテーテル1
は、バルーン部2の収縮時に血管中をスムーズに移動す
ることができる。
記機能を確保することができる限り特に制限はなく、従
来のバルーンカテーテルにおけるバルーン部の長さと同
程度にすることができ、例えば5〜100mmにするこ
とができる。
部5の直径は、従来のバルーンカテーテルが拡張した状
態におけるその管体部の直径と同程度にすることがで
き、例えば1.5〜4mmにすることができる。
が内部から加圧されたときにバルーン部2が破裂するの
に要する圧力(以下「破裂圧」という)が、実際には
7.84532×105〜14.709975×105
Pa(8〜15kg/cm2)の圧力がかかるので安全
性を見込んで14.709975×105〜29.41
95×105Pa(15〜30kg/cm2)であるこ
とが好ましいバルーン部2の厚みは、8〜80μmであ
るのが好適である。バルーン部2の厚みが前記範囲内で
あると、血管中におけるバルーンカテーテルの良好な操
作性を確保することができるように、バルーン2をコン
パクトに折り畳むことができる。
ルーン内層部8及びバルーン外層部9の二層により形成
されている。
面図及び端面図において端面で表される部分のうちのバ
ルーン及びバルーンカテーテルに係る部分は、その厚み
が現実の当該部分よりも大きく描かれている。
接続管部3及び末端管部4と一体に形成されている。
部8上にバルーン外層部9が形成されて得られるバルー
ン部2が、上記のように折り畳まれたときに血管中をス
ムーズに移行することができる大きさになるような大き
さに決定され、例えば5〜40μmにすることができ
る。
可能で、前記のような厚みに成形することができ、その
表面にバルーン外層部を形成することができ、さらにバ
ルーンカテーテルに要求される機械的性質及び安全性を
確保することができる合成樹脂であれば特に制限はな
く、例えばナイロン、ポリウレタン、ポリエチレン及び
ポリエステルのような熱可塑性樹脂を挙げることができ
る。またバルーン内層部8の材料は、バルーン外層部9
の材料と親和性の高いことがバルーン外層部9を形成す
る上で好ましいので、例えばバルーン外層部9の材料が
ポリアミドであるならば、バルーン内層部8の材料もポ
リアミドであるナイロン等であることが望ましい。
外周面、すなわち管体部5、テーパ部6およびテーパ部
7の外表面全体に設けられている。バルーン外層部9
は、蒸着重合法によって形成される。蒸着重合法によれ
ば、バルーン部2に要求される機械的強度をバルーン部
2に付与することのできるバルーン外層部をきわめて薄
くバルーン内層部上に形成することができる。また蒸着
重合によると、バルーン内層部に対するバルーン外層部
のつきまわりが良いので、複雑な形状のバルーン部を製
造する場合にも、隙間部分等のバルーン外層部を形成し
にくい部分にもバルーン外層部形成材料が他の部分と同
様に供給されるので、均一な厚みを有するバルーン外層
部を形成することができる。
部9をバルーン内層部8上に形成して得られるバルーン
部2が前記厚み及び機械的強度に関する条件を満たせば
特に制限はなく、例えば3〜40μmとすることができ
る。バルーン外層部9の厚みが前記範囲内であると、バ
ルーン部2の収縮時にバルーンカテーテル1が血管中を
スムーズに移行することができ、バルーン部2の拡張時
に圧力流体から受ける圧力によって破裂しない充分な機
械的強度を確保することができる。
させるときに使用する蒸着重合法は、公知の蒸着重合法
と同様に行うことができる。例えば、「応用物理」第6
6巻、第10号(1997)第1084〜1087頁に
記載された方法、又は「高分子論文集」Vol.53,No.5
(1996)第317〜321頁に記載された方法に従
って行うことができる。
用した蒸着重合により得られるバルーン外層部が、バル
ーン部2に要求される厚みに関する条件及び機械的強度
に関する条件を満たすバルーン部2を形成することがで
きることが必要であるが、これを満たせば特に制限はな
い。前記原料物質としては、例えば(A)無水ピロメリト
酸等の芳香族テトラカルボン酸二無水物と4,4’−ジ
アミノジフェニルエーテル等の芳香族ジアミン類との組
み合わせ、(B)4,4’‐ジアミノジフェニルメタン等
の芳香族ジアミン類と4,4’−ジフェニルメタンジイ
ソシアナート等の芳香族ジイソシアナート類との組み合
わせ、及び(C)パラフェニレンジアミン等の芳香族ジア
ミン類とジクロリドテレフタレート等の芳香族ジカルボ
ン酸二塩化物との組み合わせを挙げることができる。
合したときには、加熱脱水するとポリイミドを与えるポ
リアミド酸が得られ、(B)を使用して蒸着重合したきに
はポリ尿素が得られ、(C)を使用して蒸着重合したとき
には芳香族ポリアミドが得られる。
適な圧力は、1.33322×10 −1〜1.3332
2×10−3Pa(10−3〜10−5Torr)であ
る。この発明で使用する蒸着重合法における好適な重合
温度は、10〜100℃である。圧力及び重合温度が前
記範囲内であると、蒸着重合反応が速やかに進行する点
で好ましい。
適な重合時間は、30〜120分間である。重合温度が
前記範囲内であると、バルーン外層部9に要求される前
記厚みを有するバルーン外層部9が得られる点で好まし
い。
がバルーン内層部8の引っ張り弾性率の3倍以上である
ことが好ましい。バルーン外層部9の引っ張り弾性率が
バルーン内層部8の引っ張り弾性率の3倍以上である
と、バルーン外層部9の膜厚を実用範囲で薄くすること
ができて大きな耐圧性を有し、しかもバルーンのコンプ
ライアンスを調整するのが容易であるという利点があ
る。
ては、バルーン外層部の外表面に親水潤滑化処理を施す
ことができる。例えばバルーン外層部の外表面に官能基
を導入し、その官能基に親水性物質を結合させることが
できる。前記官能基としては、例えば−NCO、−NH
2、−NH−、−SH−、−OH等を挙げることがで
き、前記親水性物質としては、PEO、ヒアルロン酸、
ポリビニルアルコール等を挙げることができ。このよう
にバルーンカテーテルに親水潤滑化処理を施すと、バル
ーン部と血液との親和性が高くなるので、バルーンカテ
ーテルを血管中でさらに円滑に移動させやすくなり、ま
た生体適合性が向上する。
る管である。接続管部3は、バルーン部2におけるテー
パ部6の径が小さい側の端部に設けられている。接続管
部3は、バルーンカテーテルのバルーンカテーテル本体
部に接続する部位である。
ーン1の機能を確保することができる限り特に制限はな
く、従来のバルーンにおける接続管部3の外径、内径及
び長さと同程度にすることができる。
る管である。末端管部4は、バルーン部2におけるテー
パ部7の径が小さい側の端部に設けられている。末端管
部4は、バルーンカテーテルが血管内に挿入されるとき
に先頭に挿入される部位である。
ーン1の機能を確保することができる限り特に制限はな
く、従来のバルーンの末端管部4の外径、内径及び長さ
と同程度にすることができる。
は制限されず、バルーン1に適宜変更を加えることが可
能である。 2.バルーンカテーテル この発明に係るバルーンカテーテルは、前記バルーンを
使用したバルーンカテーテルである。この発明に係るバ
ルーンカテーテルにおける前記バルーン以外の構造につ
いては、前記バルーンの機能が害されない限り特に制限
はなく、例えば従来のバルーンカテーテルにおけるバル
ーン以外の構造と同様にすることができる。
テルの一具体例であるバルーンカテーテル51を示す。
バルーンカテーテル51は、バルーン1、バルーンカテ
ーテル本体部52、バルーンカテーテル操作部53及び
インナーチューブ54から構成されている。図14に
は、バルーンカテーテル51の、バルーン1を含む部分
の縦断面図を示す。
らバルーン1内に挿入され、末端管部4に嵌挿されてい
る。バルーンカテーテル本体部52は、バルーン1の接
続管部3から突出したインナーチューブ54を内部に収
容した状態で、バルーン1の末端管部4に装着されてい
る。バルーンカテーテル操作部53は、バルーンカテー
テル本体部52の、バルーン1が設けられた端部とは反
対側の端部に設けられている。 3.バルーン及びバルーンカテーテルの作用 バルーン1及びバルーンカテーテル51の作用は次の通
りである。
使用方法は、従来のバルーン及びバルーンカテーテルと
同様である。
に示したようにバルーン部2を折り畳んだ状態で、バル
ーン1を先頭にして人体の所定の箇所から血管内に挿入
され、治療対象である血管の狭窄部又は閉塞部にバルー
ン部2を到達させる。
うに肉薄であるので、バルーン部2をコンパクトに折り
畳むことができる。したがってバルーンカテーテル51
は、バルーンカテーテル51を血管内で移動させるとき
に、バルーン部2が血管の湾曲した部分であってもスム
ーズに通過することができるので、操作性が良く、また
血管を傷付けるなど人体に悪影響を与えることがない。
ンカテーテル本体部52内に圧力流体を圧入し、バルー
ン部2をその圧力流体の圧力により拡張させる。バルー
ン部2の拡張により、前記血管の狭窄部等が拡げられ、
所定の治療処置が施される。
で、圧力流体の圧力により速やかに拡張させることがで
きる。一方バルーン1のバルーン部2は肉薄ではある
が、前述のように蒸着重合により形成された高強度のバ
ルーン外層部9を有しているので、圧力流体の圧力に抗
する充分な耐圧性を有している。したがって、バルーン
1は、拡張時に破裂して、破裂したバルーン1が血管を
損傷させたり、圧力流体が血管内に混入したりするよう
な事故が起こることはない。 4.バルーンの製造方法 バルーン1は、例えば以下のようにして製造することが
できる。
ーン用チューブは、その両端部以外の部分を膨らませる
ことにより、その膨らませた部分がバルーン内層部8に
なり、前記両端部のうちの一方が接続管部3になり、他
方が末端管部4を構成する部分になる部材である。
しては、前記「1.バルーン」においてバルーン内層部
8の材料として示した合成樹脂が使用される。
は、バルーン用チューブの所定部位を膨らませたとき
に、前記「1.バルーン」において示した所定の大きさ
を有するバルーン内層部8、接続管部3及び末端管部4
が得られるように決定される。
前記合成樹脂を使用して所定の形状のバルーン用チュー
ブを製造することができれば特に制限はなく、公知の方
法を適宜使用することができる。このような方法として
は、例えば押し出し加工法を挙げることができる。押し
出し加工法によれば、所定の形状のバルーン用チューブ
を簡易に、また低コストで製造することができる。押し
出し加工法における具体的な操作は、通常行われる押し
出し加工法の条件に従って行うことができる。
膨らませて、バルーン化チューブを作成する。その膨ら
ませた部分はバルーン内層部8となる。
分は、前記「1.バルーン」において示した所定の長さ
を有するバルーン内層部8が得られる部分である。
前記「1.バルーン」において示した所定の形状を有す
るバルーン内層部8を形成することができれば特に制限
はないが、ブロー成形法によるのが好適である。ブロー
成形法によれば、所定の形状を有するバルーン内層部を
備えたバルーン化チューブを簡易に、また低コストで製
造することができる。
製造方法は、所定の形状を有するバルーン化チューブを
製造することができれば特に制限はないが、具体的には
例えば図6〜図9に示したような二体の同形の金型11
を使用した方法を挙げることができる。図6〜図9に
は、金型11の端面、並びにバルーン用チューブ12及
びバルーン化チューブ13の縦断面が示されている。
続管部形成用凹部15及びバルーン内層部形成用凹部1
6を有する。
れぞれの金型11に設けられた前記各凹部を向かい合わ
せにして配置し、その間にバルーン用チューブ12を挿
入する。
させる。このときバルーン用チューブ12の先端部17
が末端管部形成用凹部14の先端部18に当接し、2つ
の金型11における末端管部形成用凹部14を形成する
部分及び接続管部形成用凹部15を形成する部分によっ
てバルーン用チューブ12が挟み込まれように二体の金
型11及びバルーン用チューブ12の位置関係が調整さ
れる。
能な温度になるように金型11を加熱する。図8に示し
たように、バルーン用チューブ12内に圧搾空気を吹き
込んで、バルーン用チューブ12における、バルーン内
層部形成用凹部16によって形成される空隙内に配置さ
れた部分を外方向に変形させて、その部分の外周面を、
2つの金型11におけるバルーン内層部形成用凹部16
を形成する部分の内周面に圧着させる。こうすることに
よって、バルーン用チューブ12に所定の形状を付与す
る。
たように二体の金型11を相互に引き離して、上記操作
により成形されたバルーン化チューブ13を取り出す。
ューブ13のバルーン内層部8に複数の折り曲げ線19
を形成させる。複数の折り曲げ線19は、一定間隔で平
行に、同数の山折り用と谷折り用とが交互に設けられて
いる。折り曲げ線19を形成させることにより、バルー
ン内層部8に折り畳み癖が付けられる。
8を折り畳んだ後加圧する方法、折り畳んだ後加熱する
方法、又は折り畳んだ後架橋する方法により形成させる
ことができる。
ューブ13は、減圧して折り畳んだ後に必要に応じて開
口部21及び開口部22を閉口して密封し、減圧の後
に、蒸着重合により外層部を形成する。図11に密封バ
ルーン体23の縦端面図を示す。
ては、この段階でバルーン内層部に折り曲げ線を付け
ず、バルーン内層部上にバルーン外層部を形成させてバ
ルーン部を作成した後、そのバルーン部に折り曲げ線を
付することもできるが、この段階でバルーン内層部に折
り曲げ線を付けた方が、折り畳み癖が永久化しやすく、
リラップ性が向上するので好ましい。
管部25及び接続用盲管部26を有する。図12に密封
バルーン24の縦端面図を示す。また、バルーン内層部
8及びその外周面上に設けられたバルーン外層部9はバ
ルーン部2を形成する。
成させる。蒸着重合法に関しては、前記「1.バルー
ン」で示した通りである。
形成は、バルーン内層部8が折り畳まれた状態で行うこ
とが好ましく、またバルーン内層部8が折り畳まれてい
ない状態であっても行うことができる。バルーン内層部
8が折り畳まれていない状態であっても、蒸着重合法に
おいて蒸発気化した原料物質は、襞状に折り畳まれたバ
ルーン内層部8における各襞部間に自由に入り込むこと
がでるので、バルーン内層部8の外表面全体にバルーン
外層部9を均一な厚みに形成することができる。
造方法によれば、バルーン内層部8を折り畳んで、バル
ーン内層部8全体の体積を小さくした状態にし、また機
械的強度を高めた状態にして、バルーン外層部9の形成
を行うことができるので、バルーン外層部9の形成操作
時において密封バルーン体23のバルーン内層部8が器
具等に引っ掛かったり、折れ曲がったりする心配がない
ことから、バルーン外層部9の形成操作時におけるバル
ーン化チューブ13の取り扱いがきわめて容易になる。
外層部9上には、バルーン化チューブ13に付された折
り曲げ線19に対応した位置に折り曲げ線10が形成さ
れる。折り曲げ線19及び折り曲げ線10により、バル
ーン部2に折り畳み癖が付与される。
続用盲管部26における閉塞端を切除する。切断位置
は、末端盲管部25から所定の長さを有する末端管部4
を形成され、接続用盲管部26から所定の長さを有する
接続管部3が形成されるような位置である。
ては、バルーン外層部の外表面に親水潤滑化処理を施す
ことができる。前記親水性潤滑化処理に関しては、
「1.バルーン」で説明した通りである。
ルーンの形状及び構造等に応じて適宜変更することが可
能である。 5.バルーンカテーテルの製造方法 この発明に係るバルーンカテーテルは、上記「4.バル
ーンの製造方法」によって製造されたバルーンを用い
て、公知の方法により製造することができる。
ーンカテーテル51は次のように製造することができ
る。
製造されたバルーン1内に、その接続管部3側の開口か
らインナーチューブ54を挿入し、挿入した側のインナ
ーチューブ54の先端をバルーン1の末端管部4側の開
口端に一致させる。バルーンカテーテル本体部52を、
バルーン1の接続管部3から突出したインナーチューブ
54を内部に収容した状態で、バルーン1の末端管部4
に装着する。バルーンカテーテル本体部52の、バルー
ン1が設けられた端部とは反対側の端部にバルーンカテ
ーテル操作部53を取り付ける。
外径0.7mm、肉厚40μmのバルーン用チューブを
作成した。
を、20mmの管体部、3mmのテーパ部及び3.2m
mのバルーン部の直径に対応した空隙を有する金型を用
いて、110℃、20気圧の条件の下でブロー成形し、
外径3mm、肉厚15μmのバルーン内層部を備えたバ
ルーン化チューブが得られた。
み、内径1mmのテフロン(登録商標)チューブに挿入
し、100℃で30分間加熱して、バルーン化チューブ
に折り畳み癖をつけた。
ーブの両開口部を溶融させて密封し、密封バルーン体を
作成した。
槽に入れ、フタル酸クロライド及びフェニレンジアミン
を原料として、温度30℃、圧力1.33322×10
−2Pa(10−4Torr)の条件下で蒸着重合を行
い、前記密封バルーン体のバルーン内層部の外表面上に
バルーン外層部を形成させて、密封バルーンを作成し
た。このバルーン外層部の厚みは5μmであった。
さを有する末端管部が得られるように、また100mm
の長さを有する接続管部が得られるように切断除去し
た。以上により、バルーンが作成された。
口から長さ約110mmのインナーチューブを挿入し、
挿入した側のインナーチューブの先端を前記バルーンの
末端管部側に挿入した。先端部20cmの外径が0.8
mmであり、他の部分の外径が1.0mmであるバルー
ンカテーテル本体部内に、前記バルーンの接続管部から
突出した前記インナーチューブを収容させ、そのバルー
ンカテーテル本体部を前記バルーンの末端管部に装着す
る。前記バルーンカテーテル本体部の、バルーンが設け
られた端部とは反対側の端部にバルーンカテーテル操作
部を取り付ける。以上により、バルーンカテーテルが作
成された。 (2)実施例2 実施例1のの工程後に、バルーン外層部の表面に存在
する−NH−等の官能基をPEOとブロックドイソシア
ナートで反応させて、バルーン部の表面を親水潤滑化さ
せた。
バルーン及びバルーンカテーテルを作成した。 (3)比較例1 実施例1のの工程において外径0.7mm、肉厚50
μmのバルーン用チューブを作成し、実施例1のの工
程において外形3mm、肉厚20μmのバルーン内層部
を備えたバルーン化チューブを作成し、それ以後の工
程を経ない以外は実施例1と同様に操作を行い、バルー
ン部が一層のみから成るバルーン及びバルーンカテーテ
ルを作成した。 (4)バルーンの加圧試験 実施例1、実施例2及び比較例1で得られたバルーンに
ついて「Crescent Design社」の加圧試
験装置「hydraulic burst−leak
tester−model 1000」を用いて以下の
加圧試験を行った。
19.6133×104Pa(2kg/cm2)の水圧
で37℃の生理食塩水を注入し、30秒経過ごとに段階
的に9.80665×104Pa(1kg/cm2)ず
つ水圧を上昇させ、バルーンの破裂圧を測定した。
5Paであり、実施例2のバルーンの破裂圧は29×1
05Paであり、比較例1のバルーンの破裂圧は15×
10 5Paであった。
は、内部から加圧されたときに、従来の一層のみから成
るバルーン部を有するバルーンに比較して破裂しにくい
ことが明らかになった。 (5)挿入性試験 実施例1、実施例2及び比較例1で得られたバルーンカ
テーテルについて挿入性試験を行った。挿入性試験は以
下のようにして行った。
チューブ55を図15に示したような3つのカーブを有
する形状に成形した。R1=50mm、R2=20m
m、R 3=10mmとした。各カーブの長さは、それぞ
れの円周に対して1/3とした。 25℃において、チ
ューブ55に生理食塩水を注入した。チューブ55内に
ガイドワイヤ(商品名「アスリート」(日本ライフライ
ン株式会社製))を挿入した。前記各バルーンカテーテ
ルを、前記ガイドワイヤに沿って、チューブ55の開口
56からチューブ55内に挿入した。このときの前記各
バルーンカテーテルの、チューブ55内の通過の容易さ
(通過性)を、以下の基準により評価した。 ○:通過が容易である、△:通過しにくい、×:通過さ
せることができない 一回作用後、50mmHまで減圧し、再度上記と同様の
挿入性試験を行った。
滑化されたバルーンカテーテルは、従来のバルーンカテ
ーテルに比較して挿入性が良好であることが明らかにな
った。 (6)加減圧繰り返し試験 実施例1、実施例2及び比較例1で得られたバルーンカ
テーテルについて以下の加減圧繰り返し試験を行った。
これらのバルーンカテーテルを37℃の生理食塩中で、
15×105Paヘの加圧と50mmHgへの減圧とを
5回繰り返し、80mmHg加圧下におけるそれぞれの
バルーンのウイングの出方を、次の基準により評価し
た。
ングが著しく出るその結果を表1に示した。
ルではウイングが出ないのに比べ、比較例1のバルーン
カテーテルでは折り曲げ癖が崩れていた。
テーテルは、バルーン内層部及び蒸着重合法により形成
されたバルーン外層部により構成されるバルーン部を有
し、これが肉薄であり、かつ耐圧性が大きいことから、
収縮時にコンパクトに折り畳むことができ、血管中にお
けるバルーンカテーテルの充分な操性性及び安全性を確
保することがで、さらに拡張時に圧力媒体により圧力が
加えられても破裂するおそれがない。
ーテルは、そのバルーン部に親水潤滑化を施すことによ
り、操作性及び生体適合性を向上させることができる。
親水潤滑化は、バルーン外層部に官能基を導入して、こ
れに親水性物質を反応させることにより付与することが
できるので、長期間安定に保持される。
ルーンカテーテルの製造方法では、バルーン内層部に折
り畳み癖を付けた後にバルーン外層部を形成させるの
で、バルーン部の折り畳み癖が永久化し、リラップ性が
向上する。
ルーンカテーテルの製造方法では、強度をバルーン外層
部に負担させるので、バルーン化を施すバルーン用チュ
ーブは成形性が良く、安価な材料で製造することができ
る。このためこの発明に係るバルーンの製造方法及びバ
ルーンカテーテルの製造方法は、成形性の制約が少な
く、経済性が高い。
ルーンカテーテルの製造方法では、バルーン内層部及び
バルーン外層部の材料を適宜選択することにより、バル
ーン内層部とバルーン外層部との密着性を向上させるこ
とができる。
れた状態におけるバルーン1の正面図である。
れた状態におけるバルーン1の左側面図である。
ルーン1の正面図である。
ルーン1の左側面図である。
ルーン1のA−A断面図である。
ーブ12を挿入した状態を示す断面説明図である。
体の金型11を当接させた状態を示す断面説明図であ
る。
を吹き込んで、バルーン用チューブ12をバルーン化さ
せた状態を示す断面説明図である。
バルーン化チューブ13を取り出した状態を示す断面説
明図である。
ルーン化チューブ13の平面図である。
ある。
る。
である。
ーン1を含む部分の縦断面図である。
5の説明図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 バルーン内層部と、該バルーン内層部の
表面に蒸着重合法により形成されたバルーン外層部とを
備えたバルーン部を有することを特徴とするバルーン。 - 【請求項2】 前記バルーン内層部は、その厚みが5〜
40μmであり、前記バルーン外層部は、その厚みが3
〜40μmである請求項1に記載のバルーン。 - 【請求項3】 前記バルーン外層部は、その引っ張り弾
性率が前記バルーン内層部の引っ張り弾性率の小さくと
も3倍である請求項1または2に記載のバルーン。 - 【請求項4】 前記バルーン部は、収縮した状態のとき
に周方向に折り畳み可能になるような折り曲げ線を有す
る請求項1〜3のいずれか1項に記載のバルーン。 - 【請求項5】 前記バルーン部は、前記バルーン外層部
の表面に存在する官能基と、それに結合した親水性物質
を有する請求項1〜4のいずれか1項に記載のバルー
ン。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載のバ
ルーンを有することを特徴とするバルーンカテーテル。 - 【請求項7】 バルーン内層部を形成し、該バルーン内
層部の表面に蒸着重合法によりバルーン外層部を形成す
ることによりバルーン部を作成することを特徴とするバ
ルーンの製造方法。 - 【請求項8】 バルーン内層部を形成し、このバルーン
内層部が収縮した状態のときに周方向に折り畳み可能に
なるような折り曲げ線を前記バルーン内層部に形成さ
せ、このバルーン内層部を周方向に折り畳んだ後、その
バルーン内層部の表面に蒸着重合法によりバルーン外層
部を形成することによりバルーン部を作成することを特
徴とするバルーンの製造方法。 - 【請求項9】 前記バルーン内層部を、その厚みが5〜
40μmになるように作成し、前記バルーン外層部を、
その厚みが3〜40μmになるように作成する請求項7
または8に記載のバルーンの製造方法。 - 【請求項10】 前記バルーン外層部は、その引っ張り
弾性率が前記バルーン内層部の引っ張り弾性率の3倍以
上である請求項7〜9のいずれか1項に記載のバルーン
の製造方法。 - 【請求項11】 請求項7〜10のいずれか1項に記載
のバルーンの製造方法より製造されたバルーンにカテー
テル本体を設け、そのカテーテル本体にカテーテル操作
部を設けることを特徴とするバルーンカテーテルの製造
方法。
Priority Applications (1)
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JP2003117002A true JP2003117002A (ja) | 2003-04-22 |
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