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JP4760647B2 - チップ部品分離装置 - Google Patents

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JP4760647B2 JP2006265302A JP2006265302A JP4760647B2 JP 4760647 B2 JP4760647 B2 JP 4760647B2 JP 2006265302 A JP2006265302 A JP 2006265302A JP 2006265302 A JP2006265302 A JP 2006265302A JP 4760647 B2 JP4760647 B2 JP 4760647B2
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Description

本発明は、チップ形状に切断処理されたグリーンシートを個々のチップ部品に分離するチップ部品分離装置に関するものである。
従来、出願人においては、台紙上に積層体グリーンシートを載せ、押切切断機等のチップ切断機でグリーシートをチップ形状に切断し、それをチップ分離機にて個々のチップ部品に分離する工程をとっていた。この場合、以下の問題があった。
▲1▼ 現状の分離工程は分離率が低く、また分離治具一台に一人の作業者がついて作業を行っており、省人化、作業者の安全性、作業リードタイム等においても問題が残っている。
▲2▼ 切断工程でのグリーンシートの台紙は分離工程でも兼用されているが必ずしも分離工程に適した性質を有するものではない。すなわち、切断工程の台紙は通気紙を用い、その通気紙は薄く弾性が無いが、分離工程で弾性の殆ど無い台紙を用いると、分離処理で発生するストレスは殆ど全てチップに直接かかることになり製品に悪影響を与える。
▲3▼ 切断工程に適した台紙の性質として、切断刃への付着物を避けるため、粘着性が無いことが要求されるが、分離工程で粘着性の殆ど無い台紙を用いると、ハンドリング性が悪く、自動化の妨げとなる。
また、押切切断機を使用した場合、以下に述べるチップ切断後の問題がある。従来、積層体のグリーンシートは積層時にシート同士に接合性を持たせなければならない為、バインダーが使用されている。このバインダーの作用の為、いわゆる押切切断機等のチップ切断機(切断時チップ同士に間隙が出来ないタイプ)で切断を行った場合には、切断工程が進行すると同時にチップの接合も進んでしまうと言った問題がある。この結果として、切断工程完了時に切断したはずのチップが2つ以上くっついた状態(アベック)を起こしてしまう。この現象はチップサイズが小さくなればなるほど大きく現れ重要な問題となってくる。
この問題を解決する為に、従来技術として下記特許文献1及び特許文献2が提案されている。特許文献1の工法は、粘着シートに接着したグリーンシートを切断し、シャープエッジとブレード刃(スクレーパとして機能する)を用いて分離する方式である。
特許文献2の工法は、粘着シートに接着したグリーンシートを切断し、シートを内巻きにして切断を完全なものとしてから、さやに収納して焼成炉を通して分離する方式である。
特開平8−330177号公報 特開平5−326321号公報
上記特許文献1の工法での問題点は以下の通りである。
▲1▼ 粘着シートに貼り付けた状態で切断した場合、粘着シートによりグリーンシートの片面が完全に固定されてしまう為に、押切切断機の様に切断刃分体積が逃げなければならないような切断では切断形状が崩れ易い(特に極小チップ部品ではその可能性が高い)。
▲2▼ 粘着シートからの剥離にブレード刃等を用いた場合、そこで受けるストレスによってチップ部品を破壊する可能性が高い。
上記特許文献2の工法での問題点は以下の通りである。
▲1▼ 特許文献1の工法と同様に切断時にチップ形状が崩れ易い。
▲2▼ シートを内巻きにしただけでは極小チップの分離は難しい。
▲3▼ 内巻き工程、さや詰め工程、焼成工程が必要になり、工程が複雑になる(人手作業が多い)。
従来技術では、0603(0.6mm×0.3mm×0.3mm)サイズ以下の極小チップ部品を破損せずに分離し、なおかつ分離率を上げる事は難しい。また分離のみを考えた方式の場合、人手の入る要素が多く、自動化等の省力化が困難となっている。
そこで、本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、チップ部品の寸法が極小となっても、チップ部品に与える損傷を抑えて高い確度で効率よく分離を行うことができるチップ部品分離装置を提供することを目的とする。
本発明に係るチップ部品分離装置は、可撓性を有し、チップ形状に切断処理された積層体グリーンシートを付着保持する保持部材と、保持部材に付着保持された積層体グリーンシートを湾曲させる湾曲面を有する湾曲部材と、積層体グリーンシートが湾曲部材の湾曲面によって湾曲されているときに、保持部材に対して間欠的に張力を増加させる張力増加手段とを備える。
このチップ部品分離装置においては、チップを破損する事が無いので分離工程での歩留りが高くなり、とくに極小サイズのチップ部品の分離率が大幅に向上する上、張力増加手段により、積層体グリーンシートが湾曲部材の湾曲面によって湾曲されているときに保持部材の張力を間欠的に増加させることができるため、より確実にチップ部品の分離を行うことが可能となっている。
また、張力増加手段は、積層体グリーンシートのチップ1個につき少なくとも1回は、保持部材の張力増加をおこなう態様であってもよい。この場合、個々のチップに対する分離促進を確実に行うことができる。
また、湾曲部材の温度調整をおこなう温度調整手段をさらに備える態様であってもよい。この場合、湾曲部材を通過する積層体グリーンシートの分離や、湾曲部材を通過する保持部材からの積層体グリーンシートの脱離を、効果的に行うことができる。
また、張力増加手段は、保持部材の積層体グリーンシートを保持する面に対して、交差する方向に保持部材を振動させて張力を増加させる態様であってもよい。この場合、簡便な方法で張力を増加させることができる。
本発明によれば、チップ部品の寸法が極小となっても、チップ部品に与える損傷を抑えて高い確度で効率よく分離を行うことができるチップ部品分離装置が提供される。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するにあたり最良と思われる形態について詳細に説明する。なお、同一又は同等の要素については同一の符号を付し、説明が重複する場合にはその説明を省略する。
本発明の第1の実施形態に係るチップ部品分離装置100を、図1〜図6を参照しつつ説明する。これらの図において、符号1は可撓性を有する長尺テープ状粘着シート(保持部材)、符号10は粘着シート1の繰り出しリール部、符号11は同じく巻取りリール部であり、繰り出しリール部10から繰り出された粘着シート1はガイド12、反転用ガイド13等を経て巻取りリール部11で巻き取られるようになっている。また、粘着シート1を間欠送りするために粘着シートの搬送経路の途中に駆動ロール部14が設けられている。この駆動ロール部14はモータ等で間欠的に回転駆動される駆動ロール15と駆動ロール15との間で粘着シート1を挟む圧接ロール16とからなっている。ここで使用する粘着シート1は片側のみに粘着層が設けられたものであり、他方の側は基材面で非粘着性である。
上記のように、前記粘着シート1は繰り出しリール部10から巻取りリール部11に向けて搬送されることになるが、繰り出しリール部10から巻取りリール部11に至る粘着シート1の搬送経路には、方形チップ形状に切断処理された積層体グリーンシートを粘着シート1の粘着層側に供給するための供給部20、前記グリーシートの粘着シート1への付着を確実にするための再圧着部30、押さえローラーで前記グリーンシートを順次部分的に押圧し切断個所に剪断力を作用させてチップ部品への分離を促進する分離促進部40、前記グリーンシートを個々のチップ部品70に分離する分離エッジ部50、及びチップ部品70を前記粘着シート1から剥離し、チップ受け箱75に落下させる剥離部60が順次配設されている。そして、上記分離エッジ部50と剥離部60とにより、本発明の湾曲部材90が構成されている。
前記供給部20は平面ベッド21とこれに対向する平板状の受けプレート22とを有し、平面ベッド21、受けプレート22の少なくとも一方が昇降することで相互の対向間隔が離間した状態から狭い状態に変化する機構を有する。図示の場合は、受けプレート22が固定で、平面ベッド21がエアシリンダ等の昇降手段23により昇降駆動される機構としている。そして、台紙81上に置かれて予め方形チップ形状に切断処理(押切切断機等のチップ切断機により処理)された積層体グリーンシート80を台紙81と共に平面ベッド21上に載置し、粘着層を下向きとした粘着シート1がその上を通過する配置として、平面ベッド21と受けプレート22の間隔を狭めてグリーシート80を粘着シート1の粘着層に押し付ける。これにより、グリーシート80が粘着シート1側に供給され、以後グリーシート80は粘着シート1の粘着層に付着保持された状態で搬送されることになる。なお、台紙81は、グリーシート80の切断時に使用した下敷きのシートであり、この時にグリーンシート80から外れることになる。台紙81はグリーシート切断用の下敷きのシートとして使用可能な材質で、粘着シート1にグリーンシート80を転写(移載)できる物であればなんでも構わない。例えば、クリーン紙等で、粘着力の無いシートである。
前記再圧着部30は位置固定の受けローラー31と、圧着用の押えローラー32の組を有し、押えローラー32は受けローラー31に圧接する向きにエアーシリンダ等の付勢手段33で付勢されており、受けローラー31との間にグリーシート80が付着した粘着シート1を挟んで再圧着処理を行う。これにより、粘着シート1に転写されたグリーンシート80を、グリーンシート面から所定の圧力により押さえ付け、粘着シート1への密着を促進させる。
図2〜図5に示すように、前記分離促進部40は、装置フレーム45に受け台ブロック46を介して固定、支持された固定プレート41と、その上を横方向(図2では紙面に垂直)に往復移動自在でプレート41に圧接する向きに昇降用エアーシリンダ等の付勢手段43で付勢される円筒状の押さえローラー42とを有する。押さえローラー42は昇降用エアーシリンダ等の付勢手段43によりプレート41に対して昇降自在である。
方形チップ形状に切断処理されたグリーンシート80を付着させた粘着シート1は、図1の反転用ガイド13による反転動作が終了した後、固定プレート41上に搬送される。このとき図4のように、粘着シート1の基材2が下側、粘着層3が上側、さらにその上側にグリーシート80が付着して固定プレート41上を通過するようになっている。前記プレート41は粘着シート1の粘着性能を上げること及びグリーンシートそのものを軟化する為に適正な温度に保持されている加熱プレートである。前記プレート41の温度は、50〜90℃の範囲が好ましい。但し、粘着シート1として発泡温度が90℃の熱発泡粘着シート(加熱すると発泡して粘着力が低下する性質を持つ)を使用する場合には、最高温度は70℃以下とする。
そして、固定プレート41上にて停止中の粘着シート1上のグリーシート80に対して押さえローラー42が粘着シート搬送方向に沿って横方向に動く(1回又は複数回往復運動する)ことで、粘着シート1に転写されたグリーンシート80をグリーンシート面から所定の圧力により部分的に順次押さえ付け分離を促進させる。つまり、ローラー42がグリーンシート80上を加圧しながら移動すると、ローラー42がかかっているグリーンシート上の個別チップ70A−1には加圧力Fが働き、粘着シート基材2上に塗布されている粘着層3(弾性変形可能な材質である)の中に沈み込もうとする。一方、ローラー42のかかっていないチップ70A−2は加圧力Fの影響を受けない。この為、チップ70A−1と70A−2の境の切断個所Cに対して剪断力が働きチップ同士の分離が促進される。ローラー42の移動速度は1mm/S〜50mm/S、ローラー加圧力は5N/mm(線接触加圧時、1mm長さ当たりの加圧値)以下、ローラー材質はシリコンゴムでその硬度は50〜90°である。
ここで、図3及び図5に示すように、粘着シート1の搬送方向と押さえローラー42中心軸方向(又は外周線)とが直交している場合、換言すればローラー42の移動方向とシート1の搬送方向とが平行な場合、前記グリーンシート80の切断線A,Bが粘着シート1の搬送方向に対して非平行かつ非直角であって、前記グリーンシート80の切断線A(チップ長辺が沿った方向)と押さえローラー42の軸方向とが所定角度αを成していることが望ましい。好ましくは角度αは20〜40°である。
その理由は、図5(A)の平面図のように、前記グリーンシート80の切断線Aと押さえローラー42の軸方向(又は外周線)とが平行の場合、切断線Aに沿ったチップ70Aの長辺は剪断分離されるが、切断線B に沿ったチップ70Aの短辺は分離が進まないからである。図5(B)の平面図のように、分離促進部40がプレート41上に停止した前記グリーンシート80の切断線Aに対し所定の角度α(0°<α<90°で好ましくは20°≦α≦40°)を成す押さえローラー42を持つ場合には、前記角度αを成す状態でグリーンシート80上を押さえローラー42が加圧しながら移動することにより、グリーンシート80全域に渡って分離の促進を行うことができる。前記角度αを設けたことで、切断線A及びBに沿ったチップ70Aの辺が共に剪断分離される。
なお、図3、図5(B)のように平面上で角度αを相対的に作るには、前記供給部20において、方形チップ形状に切断されたグリーンシート80を、粘着シート走行方向に対して平面上(図1の平面ベッド21上)で切断線A,Bを傾斜させて載置、転写すればよい。その場合、供給部20に、平面上で回動する回転テーブルを設けておき、チップ形状に切断されたグリーンシート80を角度α分回動してもよい。
あるいは、図示の場合とは異なり、方形チップ形状に切断されたグリーンシート80の切断線Aと粘着シート1の搬送方向とを平面上において直交させておき、分離促進用の押えローラー42を粘着シート1の搬送方向に対して角度α分、平面上において傾斜移動させてもよい。
前記分離促進部40における分離率を上げたい場合には、押さえローラー42の圧力を上げる、ローラー42の移動速度を遅くする、もしくは往復回数を多くすることにより、その目的が達成される。プレート41は分離率を上げる為に所定の温度に加温されているが、加温する事は同時にチップアベックを促進させる効果もある。このことから分離促進動作が終了した後、グリーンシート80は速やかにプレート41上から移動させる事が望ましい。ここでのローラー42の表面素材も粘着シート1に粘着しにくい材質が望ましい。
なお、上記分離促進部40の動作を粘着層3のような柔らかい層を持たないシート上で行った場合には加圧されたチップの沈み込み量がほとんど無くなってしまう為に分離は促進されにくくなる。
図6に示すように、分離エッジ部50は、グリーンシート80の個々のチップ70Aへの分離を更に進め、また分離状態を確認する為に、シャープエッジ(微小曲率半径Ra)又は小径の固定軸体(微小半径Ra)の湾曲面51を用いて粘着シート1を走行させ、その方向転換を行う。このとき、粘着シート1には一定のテンションが掛かっており、チップ70A相互は離間分離処理されることになり、分離は完全なものとなる。
この場合、シャープエッジ角度は特に規定しないが、エッジ先端の曲率半径もしくは軸体半径Ra寸法はチップ部品サイズにより変更することが望ましく、例えば半径3mm以下とする。また、分離エッジ部50上で粘着シート1の粘着力で隣接するチップ70A同士に間隙taが出来るように、粘着シート1のテンションを調整する。
また、分離エッジ部50においても、前記分離促進部40の場合と同様に、グリーンシート80の切断線Aと粘着シート1の進行方向との間には所定の角度αが与えられている。つまり、分離エッジ部50が有するシャープエッジ又は小径の固定軸体からなる湾曲面51を通過する際、隣接する全てのチップ同士の切断面(切断線A,B両方共)に間隙が出来るようにグリーンシート80の切断線Aと分離エッジ部50の向きとの間には所定の角度α(20〜40°)を持たせてある。角度αによりチップ70Aの長辺と短辺の両側に分離隙間ができるので、外周と内周の円弧周差により、チップ同士がチップ長辺、短辺の両方で離間する効果を得て、効果的に分離を行うことができる。また、この分離隙間により、分離エッジ部50の湾曲面に対向する方向から各チップの分離状態がチップ全周に渡り目視又は撮像手段により観察して確認できる。
また、分離エッジ部50の後段(粘着シート搬送経路の下流側)に設けられた剥離部60は、チップ同士が再付着しない様な間隙を作れる曲率半径Rb(Rb>Raで、好ましくは6mm≦Rb≦30mm)の湾曲面61で粘着シート1を走行させてグリーシート80側を下向きに変える。
上述した分離エッジ部50と剥離部60とにより構成される湾曲部材90は、駆動手段92によって一体的に駆動される。湾曲部材90駆動方向は、図1に示す左右方向であり、粘着シート1をその進行方向に沿って伸縮させる方向である。そのため、駆動手段92の駆動を制御することにより、粘着シート1の張力を必要に応じて増加させることができるようになっている。すなわち、この駆動手段92が本発明における張力増加手段として機能する。
ここで、駆動手段92が、粘着シート1の張力を増加させるタイミングは、粘着シート1に搬送されてグリーンシート80が湾曲部材90に到達して、湾曲面51(若しくは湾曲面61)で湾曲されていることを、図示しない検出器(例えば、CCDカメラ等)で検出したタイミングである。つまり、駆動手段92による湾曲部材90の駆動により、グリーンシート80は湾曲部材90の位置において湾曲された状態で、その付着領域の粘着シート1が伸長される。より具体的には、駆動手段92によるシート伸長のタイミングは、湾曲部材90によって湾曲されたグリーンシート80のチップ部品70それぞれが、必ず少なくとも1回はシート伸長を受けるタイミングであり、上述した第1の実施の形態においては、1つのグリーンシート80につき複数回のシート伸長が行われて、粘着シート1が間欠的に繰り返し伸長されて振動する。チップ部品70の各々へ伸長を作用させるタイミングは、例えば、グリーンシート80や粘着シート1の表面へ事前に印刷された位置基準マークの位置をグリーンシート80の切断線A、Bの位置と関連づけておき、その位置基準マークを図示しない検出器(例えば、CCDカメラ等)で検出し、検出した位置基準マークの位置からチップ部品70の各々の位置を換算して把握することにより決定可能である。
湾曲部材90には、粘着シート1の粘着力を低下させるための加熱、冷却等の処理を行う温度調整手段94が取り付けられており、この温度調整手段94による粘着シート1の粘着力を減少させる処理にてグリーシート80からチップ部品70を確実に分離した状態で粘着シート1から剥離させる。例えば、粘着シート1が加熱により粘着力が低下する熱発泡粘着シートであれば、剥離部60に温度調整手段94としての剥離用ヒーターを内蔵させて、粘着シート1が通る湾曲面61を加熱する。
前記粘着シート1が加熱により粘着力が低下する熱発泡粘着シートであれば、方形チップ形状に切断されたグリーンシート80は、湾曲部材90の剥離部60のヒーターで加熱された湾曲面61を通過する時に粘着シート1の粘着力が低下することによって個品のチップ状態、つまりチップ部品70となってチップ受け箱75中に落ちる。剥離部60の湾曲面61は加熱している時にチップ同士のアベックが促進されない様に隣接するチップ同士に間隙tbが形成される曲率半径Rbに設定する。また、この部分で前記グリーンシート80が停止してしまった場合にはその伝熱効果により前記湾曲面61に沿っていないグリーンシート80のチップまで剥離してしまう可能性がある。この時のチップはアベック状態が促進された状態で粘着シート1から剥離してしまう為に個品として確実に分離されたチップ部品70を得る事が難しい。この現象を防止する為に、剥離部60の加熱された湾曲面61を通過させる際にはチップ部品70が湾曲面上で剥離するような温度と搬送速度を持ち、且つ停止する事無くグリーンシート80の1シート分を通過させる必要が有る。
使用可能な粘着シート1の具体例としては、熱発泡剥離シート(例えば、日東電工社製
リバアルファ)があり、その仕様は以下の通りである。
粘着力:3.7N又は4.9N/20mm(発泡前)0.05N/20mm以下(発泡後)発泡温度:90℃又は120℃また、剥離部60における剥離温度(湾曲面61の温度)は、粘着シートの発泡温度が90℃の時、90〜110℃に設定し、発泡温度が120℃の時、120〜140℃に設定すればよい。
この第1の実施の形態の場合の全体的な動作説明を行う。
粘着シート1は繰り出しリール部10から繰り出され、駆動ロール部14により間欠走行するように搬送されて、巻取りリール部11で巻き取られるようになっており、台紙81上に載置して押切切断機等のチップ切断機で方形チップ形状に切断処理されたグリーンシート80が、供給部20において粘着シート1の粘着層3側に供給され、ここで、グリーシート80は粘着シート1に付着してこれに移し変えられる。
粘着シート1の間欠走行に伴い、グリーシート80は再圧着部30を通過し、ここでグリーンシート80を粘着シート1の粘着層3側に押し付け、粘着シート1への密着を促進させる。
粘着シート1及びこれに付着したグリーシート80は再圧着部30を通過した後、反転用ガイド13で反転されてグリーシート80が粘着シート1の上側となった状態で走行して分離促進部40に至り、押さえローラー42の横方向の動きでグリーンシート面から所定の圧力が順次加わることでチップ毎の分離が促進される(図4のチップ切断個所Cに対し、厚さ方向に剪断力が加えられる。)。
そして、分離エッジ部50に至った粘着シート1及びグリーシート80は、湾曲部材90の分離エッジ部50のシャープエッジ(微小曲率半径Ra)又は固定小径軸体(微小半径Ra)の湾曲面51を通過して方向転換することでさらに分離が進められ、その後、チップ同士が再付着しない様な間隙を作れる曲率半径Rbを持つ湾曲部材90の剥離部60を走行しながら、粘着シート1の粘着力を減少させる処理が行われることで、個々のチップ部品70に分離しかつ粘着シート1から剥離してチップ受け箱75に落下する。
なお、湾曲部材90をグリーンシート80が通過して、グリーンシート80が湾曲部材90の湾曲面51(若しくは湾曲面61)によって湾曲されているときに、駆動手段92が、粘着シート1に対して間欠的に張力を増加させる。
この第1の実施の形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1) 極小チップ部品の分離の際に、従来(前記特許文献1等)のブレード刃を使用する方法ではなく、ブレード刃のようなチップを損傷する恐れのあるものを使用しない分離・剥離方法を実現できる。従来では、分離率を上げようとする際、チップに必要以上の外力、ストレスをかける恐れがある。特に極小サイズのチップにおいては、過度のストレスによりチップの破損をまねき分離工程での歩留りが低下する。本実施の形態によれば、チップを破損する事が無いので分離工程での歩留りが高くなり、とくに極小サイズのチップ部品の分離率は大幅に向上する。
(2) 切断済みグリーンシート80の切断線A,Bを粘着シート1の搬送方向に対して所定の角度αを持って配置することによって、分離エッジ部50のシャープエッジ又は小径軸体の湾曲面51を通過する際に、目視やカメラ等の撮像手段によりチップ相互の分離状態が簡単に検出できる。
(3) 分離促進部40において、切断済みグリーンシート80の切断方向(切断線A又はB)が押さえローラー42の移動方向に対して非平行かつ非直角であるように設定することにより、切断済みグリーンシート80の切断線A,Bの両方に沿ったチップ分離促進が可能である。
(4) チップ形状に切断処理したグリーンシート80を、リール式の粘着シート1により分離促進部40、分離エッジ部50、剥離部60の順に搬送でき、特に極小チップ部品、例えば1005(1.0mm×0.5mm×0.5mm)サイズ、0603(0.6mm×0.3mm×0.3mm)サイズ、0402(0.4mm×0.2mm×0.2mm)サイズチップ部品等の分離、剥離処理に適している。
(5) 駆動手段92により、所定のタイミングでグリーンシート80を付着保持する粘着シート1を、その搬送方向の向きに引っ張ることで、より確実なチップ部品の分離が実現されている。特に、グリーンシート80のチップ1個につき少なくとも1回、駆動手段92が粘着シート1の張力増加をおこなうことで、個々のチップに対する分離促進をより確実に行うことができる。
図7は本発明の第2の実施の形態を示す。
この場合、分離エッジ部50は湾曲面として小径の回転軸体(微小半径Ra)の外周面52を用いて粘着シート1を走行させその方向転換を行う。このとき、粘着シート1には一定のテンションが掛かっており、チップ70A相互は離間分離処理されることになり、分離は完全なものとなる。ここで、軸体半径Ra寸法はチップ部品サイズにより変更することが望ましく、例えば半径3mm以下とする。また、分離エッジ部50上で粘着シート1の粘着力で隣接するチップ70A同士に間隙taが出来るように、粘着シート1のテンションを調整する。
また、分離エッジ部50の後段に設けられた剥離部60は、隣接するチップ同士に間隙tbが形成されることで再付着しない様な湾曲面としての曲率半径Rb(Rb>Raで、好ましくは6mm≦Rb≦30mm)の円周面を有する回転円筒若しくは円柱体の外周面62で粘着シート1を走行させてグリーシート80側を下向きに変えるとともに、粘着シート1の粘着力を低下させるための加熱、冷却等の処理を行う温度調整手段94を有する。この温度調整手段94による粘着シート1の粘着力を減少させる処理にてグリーシート80からチップ部品70を確実に分離した状態で粘着シート1から剥離させる。例えば、粘着シート1が加熱により粘着力が低下する熱発泡粘着シートであれば、剥離部60の回転円筒若しくは円柱体内に剥離用ヒーターを内蔵させて、粘着シート1が通る外周面62を加熱する。
この第2の実施の形態におけるその他の構成は前述の第1の実施の形態と同様であり、同一又は相当部分に同一符号を付して説明を省略する。
図7の第2の実施の形態では、分離エッジ部50及び剥離部60共に回転する構成であるが、いずれか一方が図6のように固定構造であっても良い。
なお、グリーンシート切断時に使用するクリーン紙等の台紙は、実施の形態では個片状、つまり枚葉シートとしたが、前の工程にあたるグリーンシート切断機での使用形態によっては、テープ状(リールtoリール用)の台紙を使用してもよい。
また、上記第1及び第2の実施の形態では粘着シート1が加熱により粘着力が低下する場合を例示したが、粘着シート1が冷却により粘着力が低下するものであれば、剥離部60では冷却(冷風の吹き付け等)を行えばよい。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、上述した張力増加手段の駆動手段92に代えて、図8に示すような張力増加手段を採用することも可能である。図8(a)に示す張力増加手段92Aは、湾曲部材90と駆動ロール部14との間において、上述した所定タイミングで粘着シート1を真空吸着して、本来の搬送路(図の一点鎖線参照)から粘着シート1を外す装置である。また、図8(b)に示す張力増加手段92Bは、湾曲部材90と駆動ロール部14との間において、上述した所定タイミングで粘着シート1に振動を付与する装置であり、弾性体の振動レバー96と振動レバー96をその軸線と直交する方向に往復動させる駆動部98とを備えた構成となっている。この張力増加手段92Bにおいては、駆動部98が振動レバー96を駆動することで、粘着シート1の主面(グリーンシート80を保持する側の面)1aに対して、交差する方向に粘着シート1が振動して、粘着シート1の張力が増加することとなる。
上記張力増加手段92A及び張力増加手段92Bでも、駆動手段92による粘着シート1の張力増加と同様の作用及び効果を得ることができる。
また、上述した実施形態では、保持部材としてロール状の粘着シート1を採用した態様の装置100を示したが、以下に示すような長尺シート状の保持部材を備えた装置100Aに適宜変更することも可能である。
図9及び図10において、符号1Aは長尺シート状保持部材、符号110A,110Bは保持部材1Aを上下方向から挟んで保持する保持ユニット、符号112は一方の保持ユニット110Bを他方の保持ユニット110Aから離間させる方向にスライド可能なアクチュエータ、符号114は先端に湾曲面114aを有し、上下動及び水平移動が可能な湾曲部材である。
保持部材1Aは、形状が矩形状である点以外は上述した粘着シート1と同様若しくは同等のものである。そして、保持部材1Aはその両側を一対の保持ユニット110A,110Bによって水平に張られた状態で保持されており、保持ユニット110Bに連結されたアクチュエータ112によって、その張力が調整されている。すなわち、この態様においては、アクチュエータ112が本発明における張力増加手段として機能する。
湾曲部材114は、図10に示すように水平に延在する保持部材1Aをその下面から突き上げて、その上端の湾曲面114aにおいて、保持部材1Aに保持されているグリーンシート80を湾曲させる。この湾曲部材114は、第1のアクチュエータ116により上下移動が可能となっており、第2のアクチュエータ118により水平移動が可能となっている。
ここで、アクチュエータ112が、保持部材1Aの張力を増加させるタイミングは、グリーンシート80が湾曲部材114の湾曲面114aで湾曲されていることを、図示しない検出器で検出したタイミングである。つまり、アクチュエータ112による保持ユニット110Bの移動により、グリーンシート80が湾曲部材114により湾曲された状態で、その付着領域の保持部材1Aが伸長される。より具体的には、アクチュエータ112によるシート伸長のタイミングは、湾曲部材114によって湾曲されたグリーンシート80のチップ部品70それぞれが、必ず少なくとも1回はシート伸長を受けるタイミングである。チップ部品70の各々へ伸長を作用させるタイミングは、例えば、グリーンシート80や保持部材1Aの表面へ事前に印刷された位置基準マークの位置をグリーンシート80の切断線A、Bの位置と関連づけておき、その位置基準マークを図示しない検出器(例えば、CCDカメラ等)で検出し、検出した位置基準マークの位置からチップ部品70の各々の位置を換算して把握することにより決定可能である。
このようにアクチュエータ112により、所定のタイミングでグリーンシート80を付着保持する保持部材1Aを引っ張ることで、より確実なチップ部品の分離が実現される。
以上本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されることなく請求項の記載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当業者には自明であろう。
本発明の実施形態に係るチップ部品分離装置を示した構成図である。 図1に示した分離促進部の機構を示す側断面図である。 図1に示した分離促進部の(a)平面図と(b)側面図である。 図1に示した分離促進部の要部拡大図である。 図1に示した分離促進部の平面図であり、(a)はグリーンシートの切断線と押さえローラー中心軸とが平行な状態、(b)はグリーンシートの切断線と押さえローラー中心軸とが非平行かつ非直角であり所定の角度αをなしている状態を示している。 図1に示した湾曲部材の要部拡大図である。 図6とは異なる態様の湾曲部材を示した要部拡大図である。 図1とは異なる態様の張力増加手段を示した図である。 図1とは異なる態様のチップ部品分離装置を示した構成図である。 図9にチップ部品分離装置の動作時の状態を示した図である。
符号の説明
1,1A…保持部材、51,61,114a…湾曲面、70…チップ部品、80…グリーンシート、90,114…湾曲部材、92,92A,92B,112…張力増加手段、94…温度調整手段、100,100A…チップ部品分離装置。

Claims (3)

  1. 可撓性を有し、チップ形状に切断処理された積層体グリーンシートを付着保持する保持部材と、
    前記保持部材に付着保持された前記積層体グリーンシートを湾曲させる湾曲面を有する湾曲部材と、
    前記積層体グリーンシートが前記湾曲部材の前記湾曲面によって湾曲されているときに、前記保持部材に対して間欠的に張力を増加させる張力増加手段と
    を備え
    前記張力増加手段は、前記湾曲部材とは別個に設けられ、前記保持部材の前記積層体グリーンシートを保持する面に対して、交差する方向に前記保持部材を振動させて張力を増加させる、チップ部品分離装置。
  2. 前記張力増加手段は、前記積層体グリーンシートのチップ1個につき少なくとも1回は、前記保持部材の張力増加をおこなう、請求項1に記載のチップ部品分離装置。
  3. 前記湾曲部材の温度調整をおこなう温度調整手段をさらに備える、請求項1又は2に記載のチップ部品分離装置。
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