JP4752282B2 - 電動モータ式4輪駆動車両のモータ駆動制御装置 - Google Patents
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Description
概略説明すると、エンジン駆動車輪が駆動スリップしそうな、若しくは駆動スリップした時におけるエンジンの余剰トルク分だけ発電機に負荷をかけて発電させ、この発電した電力で電動モータを駆動し、この時に締結させたクラッチを経て電動モータからの動力をモータ駆動車輪に伝達することによりモータ4輪駆動を可能にする。
モータ駆動車輪の回転速度に対する主駆動輪の回転速度の偏差から主駆動輪の駆動スリップ状態(空回り状態)を検出し、主駆動輪の駆動スリップ状態に応じてモータ駆動車輪の駆動力(つまり電動モータの出力トルク)を決定することが考えられる。
従って、車両が大駆動力で運転されている、若しくは、大駆動力で運転可能な運転状態において4輪駆動が実行されると、要求通りの走行性能が得られなくなって運転者が不満に感じることがあった。
このモータトルクを主駆動輪の駆動スリップだけでなく、車両の駆動力に関与する運転状態(路面条件や走行条件)に応じても制御し得るようにして、上記した走行性能に関する問題を解消した電動モータ式4輪駆動車両のモータ駆動制御装置を提案することを目的とする。
主動力源からの動力により駆動される主駆動輪と、該主動力源により駆動される発電機と、該発電機から供給される電力により駆動される電動モータと、該電動モータからの動力により駆動されるモータ駆動車輪とを具える電動モータ式4輪駆動車両に用いられ、
主駆動輪の駆動スリップに応じて電動モータを駆動するようにしたモータ駆動制御装置において、
前記主駆動輪の駆動スリップに応じて前記電動モータの出力トルクの最大値を算出する算出手段と、
車速が所定値よりも大きな車速域であるとき、路面摩擦係数が所定値よりも大きいとき、登坂路勾配が所定値よりも大きな勾配であるときの、少なくとも1つの条件に基づいて、車両の駆動力が大きくなる傾向の運転を要求する可能性があるか否かを判定する判定手段と、
この手段が、前記運転を要求する可能性があると判定するとき、前記算出手段により算出した前記電動モータの出力トルクの最大値を抑制するモータトルク抑制手段とを具備した構成に特徴づけられる。
車速域、路面摩擦係数、登坂路勾配のうち、少なくとも1つの条件に基づいて、車両の駆動力が大きくなる傾向の運転を要求する可能性があると判定するとき、この結果に応答して、モータトルク抑制手段が電動モータの出力トルクの最大値を抑制するため、
車両の駆動力が大きくなる傾向の運転状態であるときは、電動モータトルクの抑制により発電機の発電負荷が低下され、発電機を駆動する主動力源の動力が発電機の駆動に費やされる量を少なくすることができ、これにより、大駆動力要求時に主駆動輪の駆動力犠牲量を小さくして、要求通りの走行性能が得られなくなるという前記の問題を解消することができる。
図1は、本発明の一実施例になるモータ駆動制御装置を具えた電動モータ式4輪駆動車両の駆動系を略示し、
本実施例においてはこの車両を、左右前輪1L,1Rをエンジン(内燃機関)2によって駆動するフロントエンジン・フロントホイールドライブ車(F/F車)をベース車両とし、左右後輪3L,3Rを必要に応じ電動モータである後輪駆動モータ4によって駆動可能とした、所謂モータ4輪駆動車両とする。
一対のプーリ7間に無端ベルト7を掛け渡して構成した巻き掛け駆動系9を介し、エンジン2の出力トルクの一部により駆動される専用発電機10を具え、この発電機10を3相の発電コイル10aと、界磁コイル10bと、3相ブリッジ回路10cとで構成した3相交流発電機(直流発電機でもよい)とする。
発電機10は、エンジン2の回転数にベルトプーリ比(発電機用巻き掛け駆動系9の伝動比)を乗じた回転数で発電コイル10aを回転されており、バッテリ11を電源として4輪駆動コントローラ12により調整される界磁コイル10bへの界磁電流Ifhに応じた発電負荷をエンジン2にかけ、その負荷トルクに応じた電力を発電するものとする。
各相の発電コイル10aは正弦波形の電圧を発生し、3相ブリッジ回路10cはこれら3相交流発電コイル電圧を全波整流してリプルを含んだ電圧Vを作り出し、このリプル電圧V
を発電機10の発電電圧として出力する。
インバータ14はコントローラ12からの指令に応動して、電動モータ4への電力調整によりモータトルクを決定すると共に通電方向を切り替えて電動モータ4の回転方向を決定するほか、発電機10が制御不良になった時に電力線15を遮断したり、後輪駆動が不要でコントローラ12が発電機10に発電負荷をかけなようにした時も永久磁石による若干の発電があることからこれがモータ4に供給されないようにするために電力線15を遮断する。
左右前輪1L,1Rの車輪速(前輪速)および左右後輪3L,3Rの車輪速(後輪速)を個々に検出する車輪速センサ群22からの信号と、
アクセルペダル踏み込み量APOを検出するアクセル開度センサ23からの信号と、
電動モータ4の回転数Nmを検出するモータ回転センサ24からの信号とを入力する。
図2のステップS1においては、車輪速センサ群22で検出した左右前輪速から求め得る平均前輪速より、同じく車輪速センサ群22で検出した左右後輪速から求め得る平均後輪速を減算して、主駆動輪である左右前輪1L,1Rの加速(駆動)スリップ量ΔVfを求め、このΔVfがスリップ判定用の所定値、例えば3km/h以上か否かにより、前輪の駆動スリップが発生しているか否かを判定する。
ステップS2で前輪駆動スリップ量ΔVfが3km/h以上と判定する駆動スリップ発生時は、ステップS3において、前記したごとく4輪駆動を優先させた一般的な予定のモータトルクマップを基に前輪駆動スリップ量ΔVfから、前輪駆動スリップ量ΔVfを速やかに上記の3km/h未満にするためのモータトルク最大値Tmmaxを算出する。
前輪駆動スリップ量ΔVfが上記上方設定値未満である間は、前輪駆動スリップ量ΔVfが小さいほど下方に位置する波線で示した特性をもとに車速VSP(モータ回転数Nm)から、前輪駆動スリップ量ΔVfを解消するのに必要なモータトルク最大値Tmmaxを決定する。
前輪駆動スリップ量ΔVfが下方設定値未満である間は、最下側に位置する波線で示した特性をもとに車速VSP(モータ回転数Nm)から、前輪駆動スリップ量ΔVfを解消するのに必要なモータトルク最大値Tmmaxを決定するが、この場合、モータトルク最大値Tmmaxを車速VSPにかかわらず常時0となし、後輪駆動(4輪駆動)を行わせないようにする。
車速VSPが中高車速域でない走行条件であれば、車両が大駆動力運転状態でないことから、制御をステップS4からステップS5へ進めて、モータトルク指令の最大値dTmmaxをステップS3で求めたモータトルク最大値Tmmaxのままとする。
目標駆動力が目標駆動力設定値に達する瞬時t2までの間は、路面摩擦係数が氷結路などのように極小さくて大きな目標駆動力を設定し得ず、車両が大駆動力での運転を要求する走行条件でない(車両が大駆動力運転状態でない)ため、モータトルク指令の最大値dTmmaxがステップS3で求めた大きなモータトルク最大値Tmmaxのままにされているから、モータトルク指令値dTmは上記の時間変化勾配で上昇してTmmaxに達した後このTmmaxに保持される。
結果として、車両の駆動力が大きくなる傾向の運転状態であるとき、かかるモータトルクの抑制により発電機の発電負荷が低下され、発電機を駆動するエンジン2の動力が発電機の駆動に費やされる量を少なくすることができ、これにより、大駆動力要求時に主駆動輪である前輪の駆動力犠牲量を小さくして、要求通りの走行性能が得られなくなるという前記の問題を解消することができる。
モータトルク指令dTmの最大値dTmmaxは、dTmmax=(K1−目標駆動力)×K2のように定め、目標駆動力に応じて連続的に変化させることもでき、この場合、より細かな制御が可能となる。
ステップS8で設定以上の急登坂路勾配でないと判定するときは、車両が大駆動力での運転を要求している路面条件でない(車両が大駆動力運転状態でない)ことから、制御をステップS9に進め、モータトルク指令の最大値dTmmaxをステップS5またはステップS7で求めたモータトルク指令最大値dTmmaxのままとする。
急登坂路勾配のもとでの大駆動力運転状態ではモータトルクの最大値が抑制されることとなり、
結果として、車両の駆動力が大きくなる傾向の運転状態であるとき、かかるモータトルクの抑制により発電機の発電負荷が低下され、発電機を駆動するエンジン2の動力が発電機の駆動に費やされる量を少なくすることができ、これにより、急登坂路勾配のもとでの大駆動力要求時に主駆動輪である前輪の駆動力犠牲量を小さくして、要求通りの走行性能が得られなくなるという前記の問題を解消することができる。
モータトルク指令dTmの最大値dTmmaxは、路面勾配に応じて連続的に変化させることもでき、この場合、より細かな制御が可能となる。
図4(a),(b),(c)はそれぞれ、ブレーキを作動(ブレーキスイッチON)させた停車状態で、瞬時t1にブレーキペダルを釈放した後、瞬時t2にアクセルペダルを踏み込んだ(アクセルスイッチON)場合におけるモータ回転数Nmの経時変化を示す。
急登坂勾配路上では図4(a)に示すように、t1〜t2間で車両が自動変速機5のクリープトルクによっても後退することから、モータ回転数Nmが瞬時t1に一旦負値となった後、瞬時t2に正値となり、
平坦路上では図4(b) に示すように、t1〜t2間で車両が自動変速機5のクリープトルクによって前進することから、モータ回転数Nmが瞬時t1にクリープトルクによる上昇を開始した後、瞬時t2にエンジントルクによる上昇を開始し、
緩やかな登坂路上では図4(c) に示すように、t1〜t2間で車両が自動変速機5のクリープトルクと車両後退トルクとの釣り合いによって停車状態を保つことから、モータ回転数Nmが瞬時t1〜t2間も0に保たれ、瞬時t2にエンジントルクによる上昇を開始する。
つまり、図4(a)に示すようにモータ回転数Nmが瞬時t1に一旦負値となった後、瞬時t2に正値となった場合は、車両が急登坂勾配路上に居ると判定し、
図4(b) に示すようにモータ回転数Nmが瞬時t1より上昇を開始した場合は、車両が平坦路上に居ると判定し、
図4(c) に示すようにモータ回転数Nmが瞬時t1〜t2間も0に保たれる場合は、車両が緩やかな登坂路上に居ると判定する。
図4に係わるこの制御は、登坂路勾配のみに応じたモータトルク指令の最大値dTmmaxに関する制御であるが、かように登坂路勾配(路面条件)に応じ、急登坂路勾配であるほど大駆動力運転状態であるとして、モータトルク指令の最大値dTmmaxを低下させることにより、
急登坂路勾配であるほど(大駆動力運転状態であるほど)モータトルクの最大値が抑制されることとなり、
結果として、車両の駆動力が大きくなる傾向の運転状態であるとき、かかるモータトルクの抑制により発電機の発電負荷が低下され、発電機を駆動するエンジン2の動力が発電機の駆動に費やされる量を少なくすることができ、これにより、急登坂路勾配のもとでの大駆動力要求時に主駆動輪である前輪の駆動力犠牲量を小さくして、要求通りの走行性能が得られなくなるという前記の問題を解消することができる。
ステップS1〜ステップS5、およびステップS7は、図2の同符号で示すステップと同様の処理および判定を行う。
ステップS1で求めた主駆動輪(左右前輪1L,1R)の加速(駆動)スリップ量ΔVfが、ステップS2でスリップ判定用の所定値(例えば3km/h)未満と判定する場合、前輪駆動スリップが発生しておらず、後輪駆動(本発明によるモータ駆動制御)が不要であるから制御をそのまま終了する。
ステップS11でAPO<APOsと判定するときは、運転者が加速を要求していない走行条件である(車両が大駆動力運転状態でない)ことから、制御をステップS5に進め、モータトルク指令の最大値dTmmaxをステップS3で求めたモータトルク最大値Tmmaxのままとする。
アクセル開度APOが設定開度APOsに達する瞬時t2までの間は、運転者が加速を要求していない走行条件である(車両が大駆動力運転状態でない)との判定結果(ステップS11)に呼応して、モータトルク指令の最大値dTmmaxがステップS3で求めた大きなモータトルク最大値Tmmaxのままにされているから、モータトルク指令値dTmは上記の時間変化勾配で上昇してTmmaxに達した後このTmmaxに保持される。
結果として、車両の駆動力が大きくなる傾向の運転状態であるとき、かかるモータトルクの抑制により発電機の発電負荷が低下され、発電機を駆動するエンジン2の動力が発電機の駆動に費やされる量を少なくすることができ、これにより、大駆動力要求時に主駆動輪である前輪の駆動力犠牲量を小さくして、要求通りの走行性能が得られなくなるという前記の問題を解消することができる。
モータトルク指令dTmの最大値dTmmaxは、dTmmax=(100−アクセル開度APO)×K+10N・mのように定め、アクセル開度APOに応じて連続的に変化させることもでき、この場合、より細かな制御が可能となる。
この代わりに、後述する実施例も含めて図7に示すごとく、前輪駆動スリップ量ΔVfに対するモータトルク指令値dTmの変化特性を大駆動力運転時は、波線で示すものから実線で示すものへと変化させて、前輪駆動スリップ量ΔVfが一層大きくなってからモータトルク指令値dTmを立ち上がらせる(後輪駆動を開始させる)ようにしても、モータトルクの抑制により前輪駆動力犠牲量を小さくして走行性能の低下に関する問題解決を実現することができる。
なお、大駆動力運転状態で前輪駆動スリップ量ΔVfに対するモータトルク指令値dTmの変化特性を、図7の波線で示すものから実線で示すものへディジタル式に切り替える代わりに、大駆動力運転状態の程度に応じて連続的に特性を変化させるようにすれば、よりきめ細かな制御が可能であることはいうまでもない。
ステップS1〜ステップS10は、図2の同符号で示すステップと同様の処理および判定を行い、ステップS11は、図5の同符号で示すステップと同様の判定を行う。
ステップS1で求めた主駆動輪(左右前輪1L,1R)の加速(駆動)スリップ量ΔVfが、ステップS2でスリップ判定用の所定値(例えば3km/h)未満と判定する場合、前輪駆動スリップが発生しておらず、後輪駆動(本発明によるモータ駆動制御)が不要であるから制御をそのまま終了する。
結果として、車両の駆動力が大きくなる傾向の運転状態であるとき、かかるモータトルクの抑制により発電機の発電負荷が低下され、発電機を駆動するエンジン2の動力が発電機の駆動に費やされる量を少なくすることができ、これにより、大駆動力要求時に主駆動輪である前輪の駆動力犠牲量を小さくして、要求通りの走行性能が得られなくなるという前記の問題を解消することができる。
急登坂路勾配のもとでの大駆動力運転状態ではモータトルクの最大値が抑制されることとなり、
結果として、車両の駆動力が大きくなる傾向の運転状態であるとき、かかるモータトルクの抑制により発電機の発電負荷が低下され、発電機を駆動するエンジン2の動力が発電機の駆動に費やされる量を少なくすることができ、これにより、急登坂路勾配のもとでの大駆動力要求時に主駆動輪である前輪の駆動力犠牲量を小さくして、要求通りの走行性能が得られなくなるという問題を解消することができる。
ステップS11でAPO<APOsと判定するときは、運転者が加速を要求していない走行条件である(車両が大駆動力運転状態でない)ことから、制御をステップS12に進め、モータトルク指令の最大値dTmmaxをステップS9またはステップS10で求めたモータトルク指令の最大値dTmmaxのままとする。
結果として、車両の駆動力が大きくなる大アクセル開度での運転状態であるとき、かかるモータトルクの抑制により発電機の発電負荷が低下され、発電機を駆動するエンジン2の動力が発電機の駆動に費やされる量を少なくすることができ、これにより、大駆動力要求時に主駆動輪である前輪の駆動力犠牲量を小さくして、要求通りの走行性能が得られなくなるという前記の問題を解消することができる。
1R 右前輪(主駆動輪)
2 エンジン(主動力源)
3L 左後輪(モータ駆動車輪)
3R 右後輪(モータ駆動車輪)
4 後輪駆動モータ(電動モータ)
5 自動変速機
6 ディファレンシャルギヤ装置
7 プーリ
8 無端ベルト
9 発電機用巻き掛け駆動系
10 発電機
11 バッテリ
12 4輪駆動コントローラ
14 インバータ
15 電力線
16 減速機
17 ディファレンシャルギヤ装置
21 4輪駆動スイッチ
22 車輪速センサ群
23 アクセル開度センサ
24 モータ回転センサ
Claims (2)
- 主動力源からの動力により駆動される主駆動輪と、該主動力源により駆動される発電機と、該発電機から供給される電力により駆動される電動モータと、該電動モータからの動力により駆動されるモータ駆動車輪とを具える電動モータ式4輪駆動車両に用いられ、
主駆動輪の駆動スリップに応じて電動モータを駆動するようにしたモータ駆動制御装置において、
前記主駆動輪の駆動スリップに応じて前記電動モータの出力トルクの最大値を算出する算出手段と、
車速が所定値よりも大きな車速域であるとき、路面摩擦係数が所定値よりも大きいとき、登坂路勾配が所定値よりも大きな勾配であるときの、少なくとも1つの条件に基づいて、車両の駆動力が大きくなる傾向の運転を要求する可能性があるか否かを判定する判定手段と、
この手段が、前記運転を要求する可能性があると判定するとき、前記算出手段により算出した前記電動モータの出力トルクの最大値を抑制するモータトルク抑制手段とを具備することを特徴とする電動モータ式4輪駆動車両のモータ駆動制御装置。 - 請求項1に記載のモータ駆動制御装置において、
前記モータトルク抑制手段は、前記主駆動輪の駆動スリップが一層大きくなってから前記電動モータの出力トルクを出力させ始めるものである電動モータ式4輪駆動車両のモータ駆動制御装置。
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