JP3931852B2 - 電気自動車およびその制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気自動車およびその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電気自動車としては、ブレーキ操作量に反比例したトルクをクリープトルクとして電動機から出力するものや車速に反比例するトルクをクリープトルクとして電動機から出力するものが提案されている(例えば、特許文献1や特許文献2参照)。これらの電気自動車では、シフトポジションが走行レンジでアクセルペダルが踏み込まれていないときにブレーキペダルが踏み込まれると、運転者のブレーキ操作量に反比例したトルクをクリープトルクとして車軸に動力を出力する電動機から出力したり、車速に反比例したトルクをクリープトルクとして車軸に動力を出力する電動機から出力している。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−103618号公報(図3)
【特許文献2】
特開2001−218303号公報(図2)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した電気自動車では、ブレーキ操作量に反比例したトルクをクリープトルクとする制御と車速に反比例したトルクをクリープトルクとする制御とを別個に行なうものであるから、ブレーキ操作量に反比例したトルクをクリープトルクとする制御では車速に基づくクリープトルクを出力することができず、逆に車速に反比例したトルクをクリープトルクとする制御ではブレーキ操作量に基づくクリープトルクを出力することができない。これらの両制御を同時に行なうことも考えられるが、ブレーキ操作量と車速とが制動中に変化することに基づいて出力するクリープトルクも変化することから、滑らかな制動が阻害される場合が生じる。
【0005】
本発明の電気自動車およびその制御方法は、車速とブレーキ操作とに応じたクリープトルクを作用させることを目的の一つとする。また、本発明の電気自動車およびその制御方法は、滑らかな制動を確保することを目的の一つとする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
本発明の電気自動車およびその制御方法は、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本発明の電気自動車は、
車軸に動力を出力可能な電動機を備える電気自動車であって、
車速を検出する車速検出手段と、
該検出した車速に基づいて車速対応トルクを設定する車速対応トルク設定手段と、
運転者のブレーキ操作に基づくブレーキ制動力を検出するブレーキ制動力検出手段と、
該検出されたブレーキ制動力に基づいて制動力対応トルクを設定する制動力対応トルク設定手段と、
前記設定された車速対応トルクと前記設定された制動力対応トルクとに基づいて前記電動機から出力すべきクリープトルクとして設定するクリープトルク設定手段と、
所定の条件が成立したときに前記設定されたクリープトルクが車軸に出力されるよう前記電動機を制御する電動機制御手段と、
を備えることを要旨とする。
【0008】
この本発明の電気自動車では、車速に基づく車速対応トルクとブレーキ制動力に基づく制動力対応トルクとに基づいて車軸に動力を出力可能な電動機から出力すべきクリープトルクとして設定し、所定の条件が成立したときに設定されたクリープトルクが車軸に出力されるよう電動機を制御する。したがって、車速とブレーキ制動力とに応じたクリープトルクを作用させることができる。
【0009】
こうした本発明の電気自動車において、前記クリープトルク設定手段は、前記設定された車速対応トルクと前記設定された制動力対応トルクとのうち小さい方のトルクを前記クリープトルクとして設定する手段であるものとすることもできる。こうすれば、クリープトルクの変動を車速かブレーキ制動力かのいずれかにすることができると共に過大なクリープトルクが作用するのを抑止することができる。この結果、滑らかな制動を確保することができる。
【0010】
また、本発明の電気自動車において、前記クリープトルク設定手段は、前記設定された制動力対応トルクを制限トルクとして前記設定された車速対応トルクを制限したトルクを前記クリープトルクとして設定する手段であるものとすることもできる。こうすれば、車速に基づく車速対応トルクを制動力対応トルクで制限してクリープトルクを設定することができる。この結果、車速対応トルクが過大になったときでも制動力対応トルクにより制限されるから過大なクリープトルクが作用するのを抑止することができる。この結果、滑らかな制動を確保することができる。
【0011】
本発明の電気自動車において、前記車速対応トルク設定手段は前記検出した車速が大きいほど小さくなる傾向に前記車速対応トルクを設定する手段であり、前記制動力対応トルク設定手段は前記検出した制動力が大きいほど小さくなる傾向に前記制動力対応トルクを設定する手段であるものとすることもできる。
【0012】
本発明の電気自動車において、内燃機関と、該内燃機関からの動力の一部を用いて前記電動機に供給可能な電力の発電が可能な発電手段と、を備えるものとすることもできる。この場合、前記発電手段は、前記内燃機関の出力軸と前記駆動軸とに接続され、電力と動力の入出力を伴って該内燃機関からの動力の少なくとも一部を該駆動軸に出力可能な手段であるものとすることもできる。更にこの場合、前記発電手段は、前記内燃機関の出力軸と前記駆動軸と第3の軸の3軸に接続され該3軸のうちのいずれか2軸に入出力した動力に基づいて残余の軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、前記第3の軸に動力を入出力する発電機とを備える手段であるものとすることもできるし、前記内燃機関の出力軸に取り付けられた第1の回転子と前記駆動軸に取り付けられた第2の回転子とを有し該第1の回転子に対して該第2の回転子の相対的な回転を伴って該第1の回転子と該第2の回転子の電磁作用による電力の入出力により該内燃機関からの動力の少なくとも一部を該駆動軸に出力する対回転子発電機であるものとすることもできる。
【0013】
本発明の電気自動車の制御方法は、
車軸に動力を出力可能な電動機を備える電気自動車の制御方法であって、
(a)車速を検出し、
(b)該検出した車速に基づいて車速対応トルクを設定し、
(c)運転者のブレーキ操作に基づくブレーキ制動力を検出し、
(d)該検出したブレーキ制動力に基づいて制動力対応トルクを設定し、
(e)前記設定した車速対応トルクと前記設定した制動力対応トルクとのうち小さい方のトルクを前記電動機から出力すべきクリープトルクとして設定し、
(f)所定の条件の下で前記設定したクリープトルクが車軸に出力されるよう前記電動機を制御する
ことを要旨とする。
【0014】
この本発明の電気自動車の制御方法によれば、車速に基づく車速対応トルクとブレーキ制動力に基づく制動力対応トルクとのうち小さい方のトルクを車軸に動力を出力可能な電動機から出力すべきクリープトルクとして設定し、所定の条件の下で設定したクリープトルクが車軸に出力されるよう電動機を制御するから、クリープトルクの変動を車速かブレーキ制動力かのいずれかにすることができると共に過大なクリープトルクが作用するのを抑止することができる。この結果、滑らかな制動を確保することができる。
【0015】
こうした本発明の電気自動車の制御方法において、前記ステップ(b)は前記検出した車速が大きいほど小さくなる傾向に前記車速対応トルクを設定するステップであり、前記ステップ(d)は前記検出した制動力が大きいほど小さくなる傾向に前記制動力対応トルクを設定するステップであるものとすることもできる。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を実施例を用いて説明する。図1は、本発明の一実施例である電気自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例の電気自動車20は、図示するように、駆動輪22a,22bにデファレンシャルギヤ24を介して接続された駆動軸26に動力を出力する走行用のモータ30と、このモータ30にインバータ34を介して電力を供給するバッテリ36と、車両全体をコントロールする電子制御ユニット40とを備える。
【0017】
モータ30は、例えば周知のPM型同期発電電動機として構成されており、インバータ34からの三相交流電力により駆動する。インバータ34も6個のスイッチング素子を有する周知のインバータ回路として構成されており、バッテリ36からの直流電力をPWM制御により擬似的な三相交流電力としてモータ30に供給する。
【0018】
電子制御ユニット40は、CPU42を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU42の他に処理プログラムを記憶するROM44と、データを一時的に記憶するRAM46と、図示しない入出力ポートとを備える。電子制御ユニット40には、モータ30の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ32からの検出信号やインバータ34の各相に取り付けられた図示しない電流センサからの相電流,シフトレバー51の操作位置を検出するシフトポジションセンサ52からのシフトポジションSP,アクセルペダル53の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ54からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル55の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ56からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ58からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。電子制御ユニット40からは、インバータ34へのスイッチング制御信号などが出力ポートを介して出力されている。
【0019】
こうして構成された実施例の電気自動車20は、運転者がアクセルペダル53を踏み込んだときにアクセルペダルポジションセンサ54により検出されるアクセル開度Accと車速センサ58により検出される車速Vとに基づいて設定される要求トルクT*がモータ30から出力されるようモータ30を駆動制御することにより走行し、運転者がブレーキペダル55を踏み込んだときにブレーキペダルポジションセンサ56により検出されるブレーキペダルポジションBPと車速センサ58により検出される車速Vとに基づいて設定される制動トルクTdがモータ30から出力されるようモータ30を駆動制御することにより制動する。
【0020】
次に、こうした実施例の電気自動車20の動作、特に制動時におけるクリープトルクの設定の際の動作について説明する。図2は、電子制御ユニット40により実行されるクリープトルク設定ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定時間毎(例えば、8msec毎)に繰り返し実行される。
【0021】
クリープトルク設定ルーチンが実行されると、電子制御ユニット40のCPU42は、まず、アクセルペダルポジションセンサ54からのアクセル開度Accやブレーキペダルポジションセンサ56からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ58からの車速V,制動トルクTdなどのクリープトルクの設定に必要なデータを入力する処理を実行する(ステップ S100)。ここで、制動トルクTdは、実施例では、モータ30を駆動制御する図示しない駆動制御ルーチンによりアクセル開度AccやブレーキペダルポジションBP,車速Vにより設定されたものを入力するものとした。制動トルクTdの設定は、例えば、アクセル開度AccやブレーキペダルポジションBP,車速Vと制動トルクTdとの関係を予めマップとしてROM44に記憶しておき、アクセル開度AccやブレーキペダルポジションBP,車速Vが与えられたときにマップから対応する制動トルクTdを導出することにより行なうことができる。
【0022】
こうしてデータを入力すると、入力した車速Vに基づいて車速対応トルクTvを設定する(ステップ S110)。ここで、車速対応トルクTvは、実施例では、図3に例示するように、車速Vが大きくなるほど小さくなる傾向に設定された車速対応トルク設定マップを予めROM44に記憶しておき、車速Vが与えられたときにマップから対応する車速対応トルクTvを導出して設定するものとした。
【0023】
次に、読み込んだアクセル開度Accによりアクセルオフしているか否かを判定すると共に(ステップ S120)、ブレーキペダルポジションBPによりブレーキオンしているか否かを判定し(ステップ S130)、更に、車速Vにより走行しているか否かを判定する(ステップ S140)。アクセルオンと判定されたり、ブレーキオフと判定されたときには、現在設定されているクリープトルクTcをそのまま用い、走行していないと判定されたときにはクリープトルクTcに値0を設定する(ステップ S170)。
【0024】
一方、アクセルオンと判定されると共にブレーキオンと判定され、更に、走行していると判定されたときには、坂路を走行しているか否かを判定する(ステップS142)。坂路の走行の判定は、路面勾配を検出する路面勾配センサを用いて行なうものとしたり、車速Vから演算される車両加速度とモータ30から出力しているトルクとを用いて路面勾配により変化する車両の釣合トルクを演算してこの釣合トルクの大きさに基づいて行なうものとすることもできる。坂路を走行していると判定されたときには図示しない坂路用クリープトルク設定処理を実行する(ステップS144)。この坂路におけるクリープトルクの設定については本発明の中核をなさないから、この処理の詳細な説明については省略する。
【0025】
坂路を走行していないと判定されたときには、入力した制動トルクTdに基づいて制動力対応トルクTbを設定し(ステップ S150)、設定した車速対応トルクTvと制動力対応トルクTbとを比較して小さい方を、即ち制動力対応トルクTbを制限トルクとして車速対応トルクTvを制限してクリープトルクTcとして設定する(ステップ S160)。ここで、制動力対応トルクTbは、実施例では、図4に例示するように、制動トルクTdが大きくなるほど小さくなる傾向に設定された制動力対応トルク設定マップを予めROM44に記憶しておき、制動トルクTdが与えられたときにマップから対応する制動力対応トルクTbを導出して設定するものとした。
【0026】
こうしてクリープトルクTcを設定すると、クリープトルクTcが滑らかに変化するようになまし処理などの緩変化処理を施して(ステップ S180)、クリープトルク設定処理を終了する。このように緩変化処理が施されたクリープトルクは、モータ30を駆動制御する図示しない駆動制御ルーチンで読み込まれ、モータ30から出力すべきトルクの計算に用いられる。
【0027】
図5は、制動時の制動トルクTdと車速Vと車速対応トルクTvと制動力対応トルクTbとクリープトルクTcの時間的変化の一例を示す説明図である。時間T1に運転者がブレーキペダル55を踏み込むと、ブレーキペダルポジションBPとそのときの車速Vとに基づいて制動トルクTdが計算され、モータ30から出力されるから、車両は減速する。車速対応トルクTvは車速Vの減少に応じて増加し、制動力対応トルクTbは、制動トルクTdが一定のときを考えれば、図示するように、一定値を保持する。クリープトルクTcには、車速対応トルクTvが制動力対応トルクTbより小さい時間T2までは車速対応トルクTvがそのまま設定され、時間T2以降は制動力対応トルクTbの方が車速対応トルクTvより小さくなるから、制動力対応トルクTbがそのまま設定される。即ち、設定されるクリープトルクTcは、時間T2までは滑らかに大きくなり、時間T2以降はその値を保持するのである。この結果、滑らかな制動を確保することができる。
【0028】
以上説明した実施例の電気自動車20によれば、車速Vが大きくなるほど小さくなる傾向に設定する車速対応トルクTvと制動トルクTdが大きいほど小さくなる傾向に設定する制動力対応トルクTbとを比較して小さい方をクリープトルクTcとして設定することにより、車速Vと制動トルクTdとに応じたクリープトルクTcを作用させることができる。この結果、滑らかな制動を確保することができる。
【0029】
実施例の電気自動車20では、駆動輪22a,22bにデファレンシャルギヤ24を介して接続された駆動軸26に直接動力を出力するモータ30だけの動力により走行するものとして構成したが、駆動輪22a,22bに動力を出力可能なモータを備えるものであれば如何なる構成としてもよい。例えば、図6に例示する電気自動車120のように、エンジン122と、エンジン122のクランクシャフトと駆動輪22a,22bに連結された駆動軸26とに接続された遊星歯車機構124と、遊星歯車機構124に接続された発電可能なモータ126と、バッテリ36との電力のやりとりを伴って駆動軸26に動力を入出力するモータ130とを備えるものとしてもよいし、図7に例示する電気自動車220のように、エンジン222と、このエンジン222のクランクシャフトに取り付けられたインナロータ226aおよび駆動輪22a,22bに連結された駆動軸26に取り付けられたアウタロータ226bの相対的な回転により生じる電磁気的な作用を伴って駆動する対ロータ電動機226と、バッテリ36との電力のやりとりを伴って駆動軸26に動力を入出力するモータ230とを備えるものとしてもよい。また、図8に例示する電気自動車320のように、バッテリ36との電力のやりとりを伴って変速機332を介して駆動輪22a,22bに連結された駆動軸26に動力を出力するモータ330と、このモータ330の回転軸にクラッチを介して接続されたエンジン322とを備えるものとしてもよい。なお、本質的には、モータ30は、駆動輪22a,22bに動力を出力可能な原動機であればよいから、モータ以外の原動機であっても差し支えない。
【0030】
以上、本発明の実施の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である電気自動車20の構成の概略を示す構成図である。
【図2】 電子制御ユニット40により実行されるクリープトルク設定ルーチンの一例を示すフローチャートである。
【図3】 車速対応トルク設定マップの一例を示す説明図である。
【図4】 制動力対応トルク設定マップの一例を示す説明図である。
【図5】 制動時の制動トルクTdと車速Vと車速対応トルクTvと制動力対応トルクTbとクリープトルクTcの時間的変化の一例を示す説明図である。
【図6】 変形例の電気自動車120の構成の概略を示す構成図である。
【図7】 変形例の電気自動車220の構成の概略を示す構成図である。
【図8】 変形例の電気自動車320の構成の概略を示す構成図である。
【符号の説明】
20,120,220,320 電気自動車、22a,22b 駆動輪、24デファレンシャルギヤ、26 駆動軸、30,130,230,330 モータ、32 回転位置検出センサ、34 インバータ、36 バッテリ、40 電子制御ユニット、42 CPU、44 ROM、46 RAM、51 シフトレバー、52 シフトポジションセンサ、53 アクセルペダル、54 アクセルペダルポジションセンサ、55 ブレーキペダル、56 ブレーキペダルポジションセンサ、58 車速センサ、122,222,322 エンジン、126 モータ、226 対ロータ電動機、226a インナロータ、226b アウタロータ、332 変速機。
Claims (6)
- 車軸に動力を出力可能な電動機を備える電気自動車であって、
車速を検出する車速検出手段と、
該検出した車速に基づいて車速対応トルクを設定する車速対応トルク設定手段と、
運転者のブレーキ操作に基づくブレーキ制動力を検出するブレーキ制動力検出手段と、
該検出されたブレーキ制動力に基づいて制動力対応トルクを設定する制動力対応トルク設定手段と、
前記設定された車速対応トルクと前記設定された制動力対応トルクとのうち小さい方のトルクを前記電動機から出力すべきクリープトルクとして設定するクリープトルク設定手段と、
所定の条件が成立したときに前記設定されたクリープトルクが車軸に出力されるよう前記電動機を制御する電動機制御手段と、
を備える電気自動車。 - 請求項1記載の電気自動車であって、
前記車速対応トルク設定手段は、前記検出した車速が大きいほど小さくなる傾向に前記車速対応トルクを設定する手段であり、
前記制動力対応トルク設定手段は、前記検出した制動力が大きいほど小さくなる傾向に前記制動力対応トルクを設定する手段である
電気自動車。 - 請求項1または2記載の電気自動車であって、
内燃機関と、
該内燃機関からの動力の一部を用いて前記電動機に供給可能な電力の発電が可能な発電手段と、
を備える電気自動車。 - 前記発電手段は、前記内燃機関の出力軸と前記駆動軸とに接続され、電力と動力の入出力を伴って該内燃機関からの動力の少なくとも一部を該駆動軸に出力可能な手段である請求項3記載の電気自動車。
- 前記発電手段は、前記内燃機関の出力軸と前記駆動軸と第3の軸の3軸に接続され該3軸のうちのいずれか2軸に入出力した動力に基づいて残余の軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、前記第3の軸に動力を入出力する発電機とを備える手段である請求項4記載の電気自動車。
- 前記発電手段は、前記内燃機関の出力軸に取り付けられた第1の回転子と前記駆動軸に取り付けられた第2の回転子とを有し該第1の回転子に対して該第2の回転子の相対的な回転を伴って該第1の回転子と該第2の回転子の電磁作用による電力の入出力により該内燃機関からの動力の少なくとも一部を該駆動軸に出力する発電機である請求項4記載の電気自動車。
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