JP4736341B2 - プロジェクタおよび表示装置 - Google Patents
プロジェクタおよび表示装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4736341B2 JP4736341B2 JP2004114286A JP2004114286A JP4736341B2 JP 4736341 B2 JP4736341 B2 JP 4736341B2 JP 2004114286 A JP2004114286 A JP 2004114286A JP 2004114286 A JP2004114286 A JP 2004114286A JP 4736341 B2 JP4736341 B2 JP 4736341B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- lens
- light beam
- display area
- reduced
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Projection Apparatus (AREA)
- Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
Description
インテグレータ光学系を備えたプロジェクタの一構成例を図13に示す。このプロジェクタは、光源10、インテグレータ光学系15、光変調装置60、及び投写レンズ70を備えて構成されており、インテグレータ光学系15は第1レンズアレイ20、第2レンズアレイ30、重畳レンズ45を備えている。第1レンズアレイ20及び第2レンズアレイ30は、何れも同数の小レンズ21と伝達レンズ31を平面的に配列した光学素子であり、中でも小レンズ21は照明対象である光変調装置60の表示領域と略相似関係にある矩形状の輪郭を成している。光源10から放射された光束は第1レンズアレイ20の小レンズ21によって複数の部分光束に分割され、第2レンズアレイ30の対応する伝達レンズ31と重畳レンズ45によって一ヶ所の被照明領域上で重畳結像される。したがって、光源10からの不均一な強度分布を有する光束は、強度分布が略均一な照明光束に変換されて光変調装置60を照明する。
分割光学系としては複数の小レンズを平面状に配列したレンズアレイを用いて構成することができる。或いは、入射端部より入射した光を反射面或いは全反射面で反射させて射出端部より射出させる管状或いは柱状の導光ロッドと、その導光ロッドからの光を集光させつつ重畳走査光学系に導く集光レンズとを用いて構成することができる。レンズアレイを用いた場合には小レンズの輪郭形状によって、また、導光ロッドを用いた場合には導光ロッドの断面形状によって、縮小光束(照明光束)の断面形状を制御することができる。また、小レンズの寸法や数、導光ロッドの断面寸法や長さによって、縮小光束(照明光束)の強度分布の均一性を制御することができる。これらによって、光変調装置の表示領域に対応した所望の縮小光束(照明光束)を生成することができるため、光利用効率の高い照明系を構築することができる。なお、レンズアレイを用いて分割光学系を構成する場合には、一方向にのみ集光性を有するシリンドリカル状レンズを小レンズとして用いることができる。この場合には分割光学系を製造しやすく、低コスト化を図れる可能性がある。
この様な構成に依れば、光変調装置の表示領域よりも断面積が小さい縮小光束(照明光束)によって、瞬間的な時間においては表示領域の一部分だけが照明されるが、表示領域の全域に渡って縮小光束を走査するため、ある時間範囲においては表示領域の全域が一様な強度の照明光束によって照明されることになる。人間は時間的に積分された明るさ情報を認識する視特性を有するため、この様な照明法によってスクリーン上に映し出された映像を人間は明るさムラを感じることなく認識することができる。また、光変調装置の表示領域の一部分に着目すると間欠的に照明光束が入射することになり、動画像の表示時に知覚されやすい輪郭部の「ぼけ」の発生を抑制し、鮮明な動画像として人間に認識させることができる。さらに、縮小光束をインテグレータ光学系の原理を利用して生成するため、照明光量を減少させることなく画像表示を行うことができる。したがって、ホールド型の光変調装置を用いていても、また、間欠点灯が不可能な光源を用いていても、光利用効率や明るさを低下させることなく、動画像の表示性能を向上させた表示装置を実現することができる。
本発明の第1実施形態に係るプロジェクタの概略構成を図1に示す。このプロジェクタ1は、光を射出する光源10、光源からの光を複数の部分光束に分割して伝達する第1及び第2レンズアレイ(分割光学系)20,30、複数の部分光束を重畳すると共にその重畳位置を変える重畳走査レンズ(重畳走査光学系)40、重畳走査レンズ40からの光束を後述するライトバルブ60に導く平行化レンズ50、図示されない外部からの画像情報に基づいて光変調し光学像を形成するライトバルブ(光変調装置)60、形成された画像を不図示の投写面上に投写表示する投写レンズ(投写光学系)70を備えて大略構成されている。第1及び第2レンズアレイ20,30と重畳走査レンズ40によってインテグレータ光学系(縮小光束走査光学系)が形成されており、光源10からの不均一な強度分布を有する光束を強度分布が略均一な光束に変換する機能に関しては、従来のインテグレータ光学系と同様である。従来のインテグレータ光学系に対して最も異なる点は、従来のインテグレータ光学系15では重畳レンズ45の位置が固定されているのに対して、本発明では重畳走査レンズ40が照明光軸Lと略直交する方向に移動可能な様に構成されていることにある。なお、平行化レンズ50は重畳走査レンズ40からの光束を効率的に投写光学系70に導き入れる機能を有する素子であるが、本発明に不可欠な構成要素ではないため省略しても良い。
光源10は、放射状に光線を射出する光源ランプ11と、光源ランプ11から放射された光線を一方向に向けて射出する放物面リフレクタ12とを備えている。光源ランプ11としては高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、ハロゲンランプ、キセノンランプ、LED、FEDなどを使用できる。また、新たな光学素子を追加すれば放物面リフレクタ12に換えて楕円面リフレクタや球面リフレクタなどを使用できる。
次に、重畳走査レンズ40を自在に移動可能とする機構の一例を図6に示す。(a)の構成例は、往復スライダークランク機構41を用いたもので、モーター等による回転運動をクランクによって直線状の往復運動に変換し、重畳走査レンズ40を図4の様に移動させる。回転速度を微少時間毎に制御することによって、重畳走査レンズ40の移動速度を位置に応じて変えることが可能である。また、(b)の構成例では、磁石を備えたガイドレール42等に重畳走査レンズ40を取り付け、アクチュエーター43を使ってガイドレール上を移動させる。この場合も並進移動の速度を微少時間毎に制御することによって、重畳走査レンズ40の移動速度を位置に応じて変えることが可能である。
さらに、ライトバルブの表示領域に対して断面積の小さい縮小光束をインテグレータ光学系の原理を利用して生成するため、表示領域の大きさに対応した矩形状の照明光束を生成する場合と比べて、縮小光束の単位面積当たりの照明光量(すなわち照度)は、表示領域面積に対する縮小光束の断面積の割合に逆比例して多くなっている。その縮小光束を表示領域の全域に渡って走査する形態としているため、時間軸方向に積分すれば、照明光量を減少させることなく、従来のインテグレータ光学系のみを備えた場合と同様の明るさを実現することができる。
さらにまた、長辺:短辺=4:3の矩形状の表示領域に対して、短辺方向の寸法のみを縮小して長辺:短辺=4:1.5の矩形状の縮小光束を生成しているため、重畳走査レンズの移動距離を短くでき、その移動機構の実現が容易である。
本発明の第2実施形態に係るプロジェクタの概略構成を図7に示す。第1実施形態のプロジェクタ1との主な相違点は、複数の部分光束を生成する分割光学系として、プロジェクタ1ではレンズアレイを用いていたが、このプロジェクタ2では導光ロッドと集光レンズを用いていることである。したがって、本実施形態を含めて以降の説明では、既に説明した実施形態と同一の構成については、同一の符号を付し、共通する機能や作用の説明を省略または簡略化する。
プロジェクタ2では分割光学系として入射端面22aが狭い導光ロッド22を用いるため、光源10のリフレクタとして楕円面リフレクタ12aを用いて、光源10からの光を集光した状態で導光ロッド22に入射させている。導光ロッド22は透明な柱状の導光体(例えばガラス棒)であり、入射端面22aから入射した光をその入射角度に応じて複数の部分光束に分割し、射出端面22bから射出する。なお、導光ロッド22に代えて、内側に反射面を有する管状の導光管(例えば、複数の反射ミラーを内側に向けて管状に配置した万華鏡)を用いることもできる。
第2レンズアレイ30a以降の構成及び光束に対する作用についてはプロジェクタ1の場合と同様である。すなわち、導光ロッド22と集光レンズ23で入射角度に応じて空間的に分離された複数の部分光束は、第2レンズアレイ30a、重畳走査レンズ40を経てライトバルブ60の表示領域61上で重畳され、強度分布が略均一な照明光束(縮小光束65)となって表示領域を照明する。
第1実施形態の小レンズ21は2次元方向に集光性を有する集光素子を用いていたが、シリンドリカルレンズのように1次元方向にのみ集光性を有する集光素子を用いることもできる。この場合、シリンドリカルレンズの集光性を有する方向を重畳走査レンズ40の走査方向と直交する方向に設定することが望ましい。
小レンズ21をシリンドリカルレンズとした場合には、一方向においてのみ照明光束(縮小光束)の強度分布の均一化が図られ、他の方向においては強度分布の均一性は実現されない。しかし、その強度分布の均一性が実現されない方向に沿って縮小光束を走査すれば、走査の速度を位置に応じて変えることによって、時間軸方向に積分すれば、ライトバルブ60の表示領域61上では2次元方向に略均一な照度分布を実現することができる。小レンズ21をシリンドリカルレンズとすれば、第1レンズアレイ20を製造しやすく、低コスト化を図れるメリットがある。
第1実施形態及び第2実施形態では重畳走査レンズ40として一般的な球面レンズの使用を想定しているが、その他にも、レンズ面の位置に応じて曲率が連続的に変化する非球面レンズや、フレネルレンズ、回折レンズ、ホログラムレンズなどを用いることができる。重畳走査レンズ40は照明光軸Lに略直交するY方向の上下に移動することで部分光束の重畳位置を変化させているため、重畳走査レンズ40の断面寸法は第2レンズアレイ30,30aのそれよりも大きい必要があり、また、移動をスムーズに行うためには慣性質量が小さいことが望ましい。これらの観点から、重畳走査レンズ40として非球面レンズを用いた場合には、レンズ周辺部(外周部)における球面収差の発生を防止して、光束の正確な重畳を実現することができ、照度分布の均一性と光利用効率の向上に有効である。
一方、重畳走査レンズ40としてフレネルレンズ、回折レンズ、ホログラムレンズなどを用いた場合には薄型化が可能であるため、慣性質量が小さい重畳走査レンズ40となり、スムーズで正確な重畳走査の実現に有効である。また、走査速度の高速化も容易となる。
第1実施形態及び第2実施形態では重畳走査レンズ40からの複数の部分光束を照明対象であるライトバルブ60上で直接重畳して照明光束(縮小光束)を得ていたが、図15に示すように、ライトバルブ60と光学的に共役な関係にある中間レンズ110上で一旦重畳して照明光束を生成した後、リレーレンズ120を備えたリレー光学系でその照明光束を最終的にライトバルブ60上に伝達する構成としても良い。この場合、中間レンズ110やリレーレンズ120は重畳走査レンズ40の移動によって部分光束の重畳位置が変化しても、部分光束を損失することなく取り込める大きさに設定される。
この様な構成を採用すれば、光学系の構成や配置の自由度を高められるためプロジェクタを構成しやすい。例えば、リレー光学系の光路中には空間的に余裕があるため色分離光学系などを配置しやすく、3板式プロジェクタを構成する場合には都合がよい。なお、リレー光学系の部分には光伝達に際して伝達する光束の断面寸法を変える変倍のリレー光学系を用いても良い。例えば、ライトバルブ60上で最終的に生成する照明光束(縮小光束)よりも大きめの断面寸法を有する照明光束(縮小光束)を一旦中間レンズ110上で生成しておき、変倍のリレー光学系によって照明光束の断面寸法を縮小する構成とすれば、光伝達効率を高めやすい。また、変倍のリレー光学系ではリレーレンズ120が中間レンズ110と平行化レンズ50との略中間位置からどちらか一方側に偏在するため、他の光学部品を配置するためのより大きな空間を確保しやすい等の利点がある。
上記の各実施形態ではライトバルブ(光変調装置)を一つだけ用いて構成したプロジェクタの例を示したが、以下の各実施形態では三原色の色光毎にライトバルブを備えたプロジェクタへの適用例を示す。なお、本発明では、縮小光束をライトバルブの表示領域の全域に渡って走査する照明方法を用いているため、色毎に分離された各々の照明光束によって対応するライトバルブを照明する多板式のプロジェクタにこの照明方法を適用する場合には、複数のライトバルブ間で相対的に同じ表示領域を照明できる構成を有する必要がある。
本発明の第4実施形態に係るプロジェクタの概略構成を図9に示す。このプロジェクタ4は、上述のプロジェクタ3に対して白色光から3つの色光を分離する色分離光学系の構成が異なっている。また、重畳走査レンズ40から各ライトバルブに至る3つの照明光路の内で、一つの光路の長さが他の2つの光路よりも長いという特徴を有しており、よって、光路の長さを光学的に補正して他の光路と合わせるためのリレー光学系を備えている。
一方、赤色光分離ダイクロイックミラー81を反射した青色光と緑色光は、緑色光分離ダイクロイックミラー82に入射し、光の波長域に応じて緑色光分離ダイクロイックミラー82を透過する青色光と反射する緑色光に分離される。緑色光分離ダイクロイックミラー82を反射した緑色光は、平行化レンズ50Gを経て緑色光変調用ライトバルブ60Gに入射する。緑色光分離ダイクロイックミラー82を透過した青色光はリレー光学系100によって伝達され青色光変調用ライトバルブ60Bに入射する。各々のライトバルブ60B,60G,60Rでは、図示されない外部からの画像情報に基づいて光を変調し、画像情報を含んだ変調光束を生成する。各色の変調光束は色合成ダイクロイックプリズム85で一つに合成され、投写レンズ70によって不図示のスクリーン上に投写され、スクリーン上にカラー画像を形成する。
リレー光学系100は、入射側レンズ51、リレーレンズ52,54、中間レンズ53、平行化レンズ50B、折り返しミラー95,96を備えて構成され、入射側レンズ51に入射した光束分布を維持した状態で(正確には照明光軸を中心に光束分布を360度回転させて)平行化レンズ50Bから射出し、入射側レンズ51と平行化レンズ50Bとの間の物理的距離を光学的に(ゼロに)補償する機能を有している。一般的なリレー光学系では一箇所のリレーレンズによる光の伝達に伴って光束分布は180度回転するため、このリレー光学系ではリレーレンズを直列的に2箇所に用いることで光束分布を360度回転させ、光束分布の反転を実質的に防いでいる。これにより、重畳走査レンズ40から各ライトバルブ60B,60G,60Rに至る3つの光路の光学的な長さを等しくでき、また、照明光軸と照明光束(縮小光束)の相対的な位置関係に着目すれば、各光路における光束の伝達の仕方(具体的には光束分布の回転の有無やその程度)を全て同じにできる。
本発明の第5実施形態に係るプロジェクタの概略構成を図10に示す。このプロジェクタ5は上述のプロジェクタ3やプロジェクタ4とは異なり、互いに異なる波長域の光を発する独立した3つの光源と照明系を備えている。そのため、色分離光学系を必要とせず、投写画像の色純度を高めやすい特徴がある。LEDやFED等の小型化が可能な光源を用いた場合に採用しやすい光学構成である。
色光毎の光源10B,10G,10Rから重畳走査レンズ40B,40G,40Rに至る構成及びそれらの機能は第3実施形態のプロジェクタ3と同じである。光源10Rからの赤色光は、第1レンズアレイ20R、第2レンズアレイ30R、重畳走査レンズ40R、平行化レンズ50Rを経て赤色光変調用ライトバルブ60Rに入射する。同様に、光源10Gからの緑色光及び光源10Bからの青色光も対応するライトバルブ60G,60Bに入射する。各々のライトバルブ60B,60G,60Rでは、図示されない外部からの画像情報に基づいて光を変調し、画像情報を含んだ変調光束を生成する。各色の変調光束は色合成ダイクロイックプリズム85で一つに合成され、投写レンズ70によって不図示のスクリーン上に投写され、スクリーン上にカラー画像を形成する。
重畳走査レンズ40B,40G,40Rは、照明光軸Lに対する光軸Cの位置(図4参照)とレンズの移動の仕方を互いに同期しながら、図10に示すように、Y方向に沿って規則的な往復運動を行う。これにより、各色の照明光束(縮小光束)がライトバルブを照明する場合に、3つのライトバルブ60B,60G,60R間で各照明光束は対応するライトバルブの相対的に同じ位置を照明することができ、ライトバルブ上での照明位置に関して色光間で相対的なずれが発生しない。すなわち、重畳走査レンズ40B,40G,40RがY方向に沿って規則的に移動するのに対応して、色光毎の照明光束(縮小光束)も対応するライトバルブ60B,60G,60Rの表示領域上を互いに同期してY方向に規則的に移動する。
したがって、色毎に光源及び照明系を独立して備えたプロジェクタであっても、全ての重畳走査レンズを互いに同期させながら移動させることによって、第1実施形態の場合と同様の効果を得ることができる。
本発明の第6実施形態に係る表示装置の概略構成を図12に示す。ここでいう表示装置としては、例えば直視型の表示装置等が適用される。この表示装置6は、光を射出する光源10、光源からの光を複数の部分光束に分割して伝達する第1及び第2レンズアレイ(分割光学系)20,30、複数の部分光束を重畳すると共にその重畳位置を変える重畳走査レンズ(重畳走査光学系)40、重畳走査レンズ40からの光束を光変調装置62に導く平行化レンズ50、図示されない外部からの画像情報に基づいて光変調し光学像を形成する光変調装置62、を備えて大略構成されている。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、以下に示すような変形をも含むものである。上記の第1〜第5実施形態におけるプロジェクタは何れも透過型の光変調装置を用いた透過型プロジェクタであったが、反射型の光変調装置を用いた反射型プロジェクタに対しても本発明を適用できる。また、上記実施形態におけるプロジェクタおよび表示装置における光変調装置として透過型の液晶パネル、反射型の液晶パネル、複数の微小ミラーを平面上に配列させたマイクロミラーアレイなどを用いることができる。さらに、第1実施形態の第2レンズアレイ30や第2実施形態の第2レンズアレイ30aの入射側或いは射出側に偏光変換素子を配置し、光変調器を照明する縮小光束を特定の偏光光束とすることもできる。
6 表示装置
10、10B、10G、10R 光源
20、20B、20G、20R 第1レンズアレイ(分割光学系)
21 小レンズ
22 導光ロッド
23 集光レンズ
30、30a、30B、30G、30R 第2レンズアレイ(分割光学系)
31 伝達レンズ
40、40B、40G、40R 重畳走査レンズ(重畳走査光学系)
41 往復スライダークランク機構
42 ガイドレール
43 アクチュエーター
50、50B、50G、50R 平行化レンズ
51 入射側レンズ
52、54、120 リレーレンズ
53、110 中間レンズ
60、60B、60G、60R ライトバルブ(光変調装置)
61 表示領域
62 光変調装置
65 照明光束(縮小光束)
70 投写レンズ(投写光学系)
80 色分離ダイクロイックプリズム
81 赤色光分離ダイクロイックミラー
82 緑色光分離ダイクロイックミラー
85 色合成ダイクロイックプリズム
100、100A、100B リレー光学系
Claims (15)
- 光源と、
表示領域を有して前記光源からの光束を変調する光変調装置と、
前記光源からの光束を複数の部分光束に分割する分割光学系および該複数の部分光束を重畳させる重畳レンズを備えるインテグレータ光学系と、
前記光変調装置によって形成された画像を投写する投写光学系と、を備えたプロジェクタであって、
前記インテグレータ光学系によって、前記光源からの光束が前記表示領域よりも小さい断面積を有する縮小光束に変換されると共に、該縮小光束によって前記表示領域が走査され、
前記重畳レンズは照明光軸と略直交する方向に移動自在であり、
前記重畳レンズが前記照明光軸と略直交する前記方向に移動することによって、前記縮小光束が前記表示領域を走査することを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1において、
前記表示領域は一つの辺によって規定される正方形状をなしており、前記縮小光束の断面形状は前記表示領域の辺と略同じ長さの第1の辺と、該第1の辺よりも短い長さの第2の辺によって規定される長方形状であることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1において、
前記表示領域は長辺及び短辺によって規定される長方形状をなしており、前記縮小光束の断面形状は、前記表示領域の長辺と略同じ長さの第1の辺と、短辺よりも短い長さの第2の辺によって規定される長方形状であることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項2または請求項3において、
前記インテグレータ光学系によって前記縮小光束を走査する方向は、前記縮小光束の第2の辺と平行な方向であることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1乃至請求項4のいずれかにおいて、
前記重畳レンズは、平板状レンズと非球面レンズのうちいずれかであることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1乃至請求項4のいずれかにおいて、
前記分割光学系は、複数の小レンズを平面状に配列したレンズアレイを備えることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項6において、
前記小レンズは、一方向にのみ集光性を有するシリンドリカル状レンズであることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1乃至請求項4のいずれかにおいて、
前記分割光学系は、入射端部より入射した光を反射面或いは全反射面で反射させて射出端部より射出させる管状或いは柱状の導光ロッドと、該導光ロッドからの光を集光させつつ前記重畳レンズに導く集光レンズとを備えることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1乃至請求項8のいずれかにおいて、
前記光源からの光束を少なくとも2色以上の色光に分離する色分離光学系を更に備え、前記インテグレータ光学系は前記光源と前記色分離光学系との間に配置されることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1乃至請求項8のいずれかにおいて、
前記縮小光束の走査速度は、前記表示領域の中央部付近から両端部に近づくに従い遅くなるように設定されることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1乃至請求項8のいずれかにおいて、
前記光変調装置における画像データの書き込み方向と対応する第1の方向では比較的低速で前記縮小光束を走査し、また、該第1の方向とは逆の第2の方向では比較的高速で前記縮小光束を走査するように設定されることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1乃至請求項8のいずれかにおいて、
前記光変調装置における画像データの書き込み方向と前記縮小光束の走査方向とが一致しない期間では、前記光変調装置において黒表示を行うように設定されることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1乃至請求項8のいずれかにおいて、
さらに、前記重畳レンズと前記光変調装置との間に遮光装置或いは光路変更装置を備え、
前記光変調装置における画像データの書き込み方向と前記縮小光束の走査方向とが一致しない期間では、該遮光装置或いは該光路変更装置によって前記縮小光束が前記表示領域に入射しないように設定されることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1乃至請求項8のいずれかにおいて、
前記重畳レンズによって前記複数の部分光束を前記表示領域と光学的に共役な位置で重畳し、該重畳された光束を前記表示領域に伝達するように構成されることを特徴とするプロジェクタ。 - 光源と、
表示領域を有して前記光源からの光束を変調する光変調装置と、
前記光源からの光束を複数の部分光束に分割する分割光学系および該複数の部分光束を重畳させる重畳レンズを備えるインテグレータ光学系と、を備えた表示装置であって、
前記インテグレータ光学系によって、前記光源からの光束が前記表示領域よりも小さい断面積を有する縮小光束に変換されると共に、該縮小光束によって前記表示領域が走査され、前記重畳レンズは照明光軸と略直交する方向に移動自在であり、前記重畳レンズが前記照明光軸と略直交する前記方向に移動することによって、前記縮小光束が前記表示領域を走査することを特徴とする表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004114286A JP4736341B2 (ja) | 2003-04-11 | 2004-04-08 | プロジェクタおよび表示装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003107290 | 2003-04-11 | ||
JP2003107290 | 2003-04-11 | ||
JP2004114286A JP4736341B2 (ja) | 2003-04-11 | 2004-04-08 | プロジェクタおよび表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004326101A JP2004326101A (ja) | 2004-11-18 |
JP4736341B2 true JP4736341B2 (ja) | 2011-07-27 |
Family
ID=33513061
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004114286A Expired - Fee Related JP4736341B2 (ja) | 2003-04-11 | 2004-04-08 | プロジェクタおよび表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4736341B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006154025A (ja) | 2004-11-26 | 2006-06-15 | Seiko Epson Corp | 画像表示装置 |
JP4906042B2 (ja) * | 2005-09-12 | 2012-03-28 | キヤノン株式会社 | 画像投射光学ユニットおよび画像投射装置 |
JP4477070B2 (ja) * | 2006-01-19 | 2010-06-09 | パナソニック株式会社 | 照明装置及びそれを用いた投写型表示装置 |
JP4932342B2 (ja) | 2006-06-26 | 2012-05-16 | Necディスプレイソリューションズ株式会社 | 照明光学系および投写型表示装置 |
CN108600720B (zh) * | 2018-07-18 | 2024-02-20 | 中国电影器材有限责任公司 | 一种用于图像信号hdr投影的光源、装置、系统及方法 |
JP2021189244A (ja) * | 2020-05-27 | 2021-12-13 | 株式会社デンソー | 車載プロジェクタ |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000137191A (ja) * | 1998-11-04 | 2000-05-16 | Ibm Japan Ltd | 単板式カラープロジェクタ |
JP2001100314A (ja) * | 1999-07-26 | 2001-04-13 | Seiko Epson Corp | 照明装置及びプロジェクタ |
JP2001221641A (ja) * | 2000-02-09 | 2001-08-17 | Canon Inc | 防振機能付き投影装置 |
JP2002318562A (ja) * | 2001-04-23 | 2002-10-31 | Canon Inc | 投射型表示装置 |
JP2002328332A (ja) * | 2001-04-27 | 2002-11-15 | Hitachi Ltd | 光学ユニット及びそれを用いた映像表示装置 |
JP2003023585A (ja) * | 2001-07-10 | 2003-01-24 | Sony Corp | 光学装置 |
JP2004310035A (ja) * | 2002-11-26 | 2004-11-04 | Samsung Electronics Co Ltd | カラー照明装置及びこれを採用した画像投射装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05150363A (ja) * | 1991-11-28 | 1993-06-18 | Canon Inc | 投写型表示装置 |
-
2004
- 2004-04-08 JP JP2004114286A patent/JP4736341B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000137191A (ja) * | 1998-11-04 | 2000-05-16 | Ibm Japan Ltd | 単板式カラープロジェクタ |
JP2001100314A (ja) * | 1999-07-26 | 2001-04-13 | Seiko Epson Corp | 照明装置及びプロジェクタ |
JP2001221641A (ja) * | 2000-02-09 | 2001-08-17 | Canon Inc | 防振機能付き投影装置 |
JP2002318562A (ja) * | 2001-04-23 | 2002-10-31 | Canon Inc | 投射型表示装置 |
JP2002328332A (ja) * | 2001-04-27 | 2002-11-15 | Hitachi Ltd | 光学ユニット及びそれを用いた映像表示装置 |
JP2003023585A (ja) * | 2001-07-10 | 2003-01-24 | Sony Corp | 光学装置 |
JP2004310035A (ja) * | 2002-11-26 | 2004-11-04 | Samsung Electronics Co Ltd | カラー照明装置及びこれを採用した画像投射装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004326101A (ja) | 2004-11-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4111074B2 (ja) | プロジェクタ | |
KR100848617B1 (ko) | 화상 표시 장치 | |
JP5320574B2 (ja) | 画素内照明システムおよび方法 | |
US7419269B2 (en) | Display device and projector | |
JP4089572B2 (ja) | 照明装置、画像表示装置及びプロジェクタ | |
JP2006154798A (ja) | 画像表示装置及び画像投影装置 | |
JP4151609B2 (ja) | 照明装置、表示装置、プロジェクタ | |
JP4736350B2 (ja) | プロジェクタおよび表示装置 | |
JP4736341B2 (ja) | プロジェクタおよび表示装置 | |
JP2018060042A (ja) | 光源装置およびプロジェクタ | |
JP4655514B2 (ja) | プロジェクタ | |
JP3967944B2 (ja) | 光バルブプロジェクタ | |
JP2005084374A (ja) | プロジェクタおよび三次元画像表示システム | |
JP2004170549A (ja) | 単板式画像表示装置及び単板式投写型画像表示装置 | |
JP2007206141A (ja) | プロジェクタ | |
JP2009042603A (ja) | プロジェクタ | |
JP2005250123A (ja) | プロジェクタ | |
JP2006349713A (ja) | プロジェクタ | |
JP2007072343A (ja) | プロジェクタ | |
JPH11202431A (ja) | 投写型表示装置 | |
JP2006301160A (ja) | プロジェクタ | |
JP2011191480A (ja) | プロジェクター | |
JP2007219223A (ja) | プロジェクタ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070329 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20070403 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100730 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100803 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100927 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101207 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110124 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110405 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110418 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4736341 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140513 Year of fee payment: 3 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |