JP4725500B2 - コネクタ - Google Patents
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Description
両コネクタハウジングの嵌合過程では、撓み変形するロックアームとの干渉によって検知部材が待機位置に待機され、両コネクタハウジングの正規嵌合時には、弾性復帰するロックアームの復帰動作によって検知部材とロックアームとの係合状態が解離され、それに伴って検知部材の検知位置への押し込み操作が許容される。よって、検知部材の検知位置への押し込み操作の可否によって両コネクタハウジングの嵌合状態を検知できるようになっている。
ロック部及びロック受け部は、いずれも両コネクタハウジングの嵌合開始時から嵌合完了後にかけて非衝突状態に保たれるから、ロック部及びロック受け部から嵌合に伴うロックフィーリングを得ることは無い。一方、検知部材は検知位置に至るに伴って衝突受け面に突き当たる衝突面を有するから、その衝突に伴って聴覚的及び触覚的なフィーリングを得ることができる。つまり、この唯一回のフィーリングを得れば、検知部材が検知位置に至ったと判断できるから、検知部材の移動操作のし忘れを防止できる。
両コネクタハウジングが正規嵌合されると、ロック部及びロック受け部がセミロック構造で係止し合うため、両コネクタハウジングの嵌合状態を確実に保持できなくなる懸念があるが、本発明によれば、検知部材に規制部が設けられていてこの規制部がロック部の撓み空間に進入するから、ロック部のロック解除方向への撓み動作を規制し、両コネクタハウジングの嵌合状態を確実に保持することができる。
衝突面は検知位置にて弾性復帰する検知部材の撓み部によって付勢されつつ他方のコネクタハウジングの衝突受け面に突き当たるから、突き当たりに伴ってパチンという衝突音を鳴らすことができ、検知部材が検知位置に至ったことを聴覚的に明瞭に検知することができる。また、検知部材が検知位置に至ったときに、検知部材と係止受け部とが係止されるから、検知部材にロック機能が兼備されることとなってロック性能が高められる。
以下、本発明の実施形態1を図1ないし図8によって説明する。本実施形態のコネクタは、互いに嵌合可能な雌側のコネクタハウジング(本発明の一方のコネクタハウジングであって、以下、雌ハウジング10と略称する)と雄側のコネクタハウジング(本発明の他方のコネクタハウジングであって、以下、雄ハウジング60と略称する)とを備え、雌ハウジング10には検知部材80が装着されている。なお、以下の説明において前後方向については、両ハウジング10,60の嵌合面側を前方とし、検知部材80については雌ハウジング10側の前後基準にならうものとする。
フード部61の上壁内面の前端部にはロック受け部67が突設されている。ロック受け部67は、全体として山型をなし、その前面及び後面がそれぞれ両ハウジング10,60の嵌合離脱方向に沿って傾斜する斜面となっている。両斜面の傾斜角はほぼ同じとされる。
また、雌ハウジング10の外面には各キャビティ12に連通するリテーナ13の装着孔14が開口して形成されており、この装着孔14にリテーナ13が挿入されることで、各キャビティ12内に正規挿入された雌側端子金具11がランス15とともに二重係止されるようになっている。雌ハウジング10の前面には雄側端子金具62の挿通口16を開口させた板状の前壁部材17が装着され、この前壁部材17によってランス15の前方空間が閉止されるとともに、挿通口16を通して雄側端子金具62の挿通動作が案内されるようになっている。キャビティ12内に挿入される雌側端子金具11は、前方に箱部18、後方にバレル部19を有する周知の形態であって、バレル部19を介して電線20に圧着接続されている。
本体部82の略後半部は高さ寸法の高い矩形の平板状をなす基部84とされ、本体部82の略前半部は基部84より高さ寸法を抑えて略角棒状をなす撓み部85とされる。撓み部85は、基部84の前端を支点として上下方向(高さ方向)に撓み変形可能となっている。基部84の両外側面には、雌ハウジング10側の案内溝32に進入可能な左右一対の案内部86が略水平板状に張り出して形成されている。案内部86は基部84のうちの下側領域にあって撓み部85とは段違いに配置されている。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、検知部材が両ハウジングのロック機能を兼備する構成であったが、本発明によれば、両ハウジングのロック機能は検知部材とは別に備えられていてもよい。
(2)本発明によれば、上記実施形態とは逆に、可動のロックアームが雄ハウジング側に設けられ、不動のロック受け部が雌ハウジング側に設けられていてもよい。
(3)本発明によれば、雄ハウジング側に検知部材が装着される構成であってもよい。
(4)本発明によれば、衝突受け面は、検知部材が装着されるコネクタハウジング側(上記実施形態では雌ハウジング側)に設けられていてもよい。
12…キャビティ
21…ロックアーム(ロック部)
26…ロック突起
27…撓み空間
60…雄ハウジング(他方のコネクタハウジング)
31…保持受け部
63…解除突片
64…係止突片
66…係止突部
68…衝突受け面
80…検知部材
81…連結部
83…規制部
87…係止爪
91…衝突面
Claims (3)
- 互いに嵌合離脱可能な一対のコネクタハウジングのうち一方のコネクタハウジングにはロック部が設けられ、他方のコネクタハウジングには前記両コネクタハウジングが正規嵌合されたときに前記ロック部と係止可能なロック受け部が設けられており、かつ、
前記一方のコネクタハウジングには前記両コネクタハウジングの嵌合状態を検知するための検知部材が設けられるとともに、この検知部材は保持部を有しており、前記両コネクタハウジングの嵌合過程では、前記保持部が前記他方のコネクタハウジングに設けられた保持受け部に当接することで前記検知部材は押し込み操作が規制されて待機位置に保持されるようになっているが、
前記他方のコネクタハウジングが前記一方のコネクタハウジングに対して正規に嵌合される位置に至ったときには、前記他方のコネクタハウジングが前記保持部と前記保持受け部との係止を解除して前記検知部材を検知位置へ押し込み可能となっているコネクタであって、
前記ロック部及び前記ロック受け部は、いずれも前記両コネクタハウジングの嵌合開始時から嵌合完了後にかけて非衝突状態に保たれる一方、
前記検知部材は、前記検知位置に至るに伴って衝突受け面に突き当たる衝突面を有することを特徴とするコネクタ。 - 前記ロック部は、前記両コネクタハウジングの嵌合過程では撓み空間側に撓み変形され、前記両コネクタハウジングが正規嵌合されたときには弾性復帰して前記ロック受け部を係止可能とし、かつ、前記ロック部及び前記ロック受け部は、前記両コネクタハウジングの離脱方向に沿って傾斜する斜面を有するセミロック構造となっており、
前記検知部材には、前記検知位置への移動操作により前記撓み空間側に進入して前記ロック部の前記ロック受け部から解離する方向への撓み動作を規制する規制部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。 - 前記他方のコネクタハウジングには前記検知部材が前記検知位置に至ったときに前記検知部材に係止可能な係止受け部が設けられ、前記両コネクタハウジングの嵌合過程では、前記検知部材の撓み部の撓み動作を伴って前記検知部材が前記係止受け部に乗り上がるものであり、かつ、前記衝突面は、前記検知位置にて弾性復帰する前記検知部材の撓み部によって付勢されつつ前記他方のコネクタハウジング側の前記衝突受け面に突き当たることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
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