JP4722166B2 - 止水栓 - Google Patents
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Description
従来の止水栓は、図14に示されている。この止水栓は、一次側に設けられた入水口104及び二次側に設けられた出水口105を有する本体101を備えている。入水口104及び出水口105との間にあり、本体101に斜めに取付けられた開口は、蓋107で密封されている。入水口104と出水口105の間にはピンにより通水路を開閉自在に移動するパッキン102を備えた弁103が配置されている。本体101上部には操作部が取付けられており、操作部のスピンドル106が本体101を上下して弁103の通水路を開閉する。操作部のスピンドル106にはその中心に球弁113を有する水抜き機構を備えている。
このような従来の止水栓は、弁部材が摩耗したり破損したりしてもその機能、特に逆流防止機能が損なわれていることを見つけ出すことは困難であった。また、スピンドルが下降して弁103により通水から止水を経て水抜きを行う時、通水から止水を経て水抜きまでの間に一次側水が排出するという問題があった。
この実施例では、水抜き可能な止水栓について説明する。図1は、止水栓の断面図及び止水栓に設けられる逆止弁室断面図、図2は、止水栓の通水状態を示す断面図、図3は、止水栓の止水状態を示す断面図、図4は、止水栓の水抜き状態を示す断面図、図5は、止水栓の負圧状態を示す断面図、図6は、止水栓の逆止弁が正常時のコック開状態を示す断面図及びA−A線に沿う部分の断面図、図7は、止水栓の逆止弁が異常時のコック開状態を示す断面図及びA−A線に沿う部分の断面図である。
本体15には、一次側に設けられた入水口1及び二次側に設けられた出水口2を有している。本体15上部には、水抜き機構を有するスピンドル9が内部を上下に移動する水抜き室10が設けられた垂直な部分と、逆止弁22を取付けた逆止弁室23が配設される傾斜部分とが設けられ、逆止弁室23が配設される傾斜部分と水抜き室10との間にはバイパス路11が設けられている。入水口1及び出水口2の間に水平な軸線aを設けると、傾斜部分に配設された逆止弁室23の軸線bはこれに傾斜している。両軸線の為す角度は、例えば、30度である。また、逆止弁シート部はテーパー状になっている。
止水コマ17は、凸部を有し、凸部小径側の側面に形成された垂直のシート部19及び凸部大径の小径側に形成された水平のシート部20とを備え、回転自在に本体15に配置される。
図2に示すように、ハンドル4操作によりスピンドル9は上に上昇してシート部18、19を有する止水コマ17は、入水口1から逆止弁室23を通って出水口2に至る通水路3から離れる。これにより止水栓は、通水状態になる。この時、逆止弁室23の逆止弁22は、水圧によりスプリング24の付勢に抗して一端に押し付けられ通水路3を維持する。
図3は、止水状態を示すものである。ハンドル4操作により、スピンドル9を止水コマ17凸部小径側の側面に形成された垂直シート部19が通水路3を閉じるまで下降させる。本管から供給される水道水が入水口1から入り、本体15内でシート部19により流れが止まる。一次側水は、流入が止まり、二次側水の水抜き室10への流入は、パッキン13により阻止されている。
図5は、スピンドル9を上昇させて止水コマ17が本体15から離れた状態、即ち、一次側から二次側へ水が流れている通水状態において、入水口1より一次側にて、逆流要因( 負圧) を生じた場合に逆止弁22が作動した状態を示している。例えば、水道本管( 図13参照) に、断水等の異常が発生した時には、二次側から一次側へ水が逆流する逆流要因( 負圧) が発生し、出水口2( 二次側) から入水口( 一次側) へ水が逆流しようとする。このとき、一次側では逆流要因( 負圧) を生じているので、逆流要因( 負圧) に加え逆止弁スプリング24の付勢が働き、逆止弁22の逆止弁シートパッキン21が、本体15に取付けられた逆止弁室23内の逆止弁シート面25に密着し、出水口2からの水が入水口1側に流れるのを阻止する。
水抜き状態(図4)や負圧状態(図5)では、逆止弁22が働いて出水口2側からの水が通水路3を流れるのを阻止している。この実施例では、ドレイン室を設けることにより逆止弁22の機能テストを逆止弁を止水栓本体から外さずに容易に行える。前述のように、止水コマ17と逆止弁室23との間にはドレイン室7が設けられ、ドレイン室7には、ドレイン室7を外部と連通させるコック27が取付けられている。
以上のように、この実施例では、水抜き機構を有するスピンドルが取り付けられる構造を有する水抜き室とこの水抜き室と逆止弁室とを連通するバイパス路を有し、逆止弁シート面と逆止弁を備えた逆止弁室を備えているので、逆止弁を有しながらも1つのハンドル操作により通水、止水、水抜きが可能になる。更に、通水時において、逆流要因( 負圧) が、生じた場合でも逆止弁が作動し二次側から一次側へ水が逆流することを防ぐ事が可能である。また、ドレイン室とこのドレイン室にコックを設けたことにより、逆止弁機能テストを配管から止水栓を外すことなく行うことが可能になり、逆止弁機能テストを容易に行う事が、可能になる。
また、操作部を含むスピンドル一式を交換することにより、水抜き可能な止水栓もしくは水抜きのない止水栓どちらにでも変更が可能になる。
図8は、止水栓の逆止弁室を有する本体断面図及びこれに装着される実施例1(A)及び実施例2(B)の操作部断面図である。図9は、止水栓の通水状態を示す断面図、図10は、止水栓の止水状態を示す断面図、図11は、止水栓の負圧状態を示す断面図、図12は、止水栓の逆止弁が異常時のコック開状態を示す断面図及びA−A線に沿う部分の断面図である。
本発明では、止水栓本体を共通にして操作部を交換することにより、水抜き機構を有する止水栓もしくは水抜き機構の無い止水栓のどちらを構成させることが可能である。この実施例では、水抜き機構のない止水栓について説明する。
本体15には、一次側に設けられた入水口1及び二次側に設けられた出水口2を有している。本体15上部には、操作部を構成するスピンドル9′が内部を上下に移動するようにボンネット8′が設けられた垂直な部分と、逆止弁22を取付けた逆止弁室23が配設される傾斜部分とが設けられている。入水口1及び出水口2の間に水平な軸線a′を設けると、逆止弁室23の軸線b′はこれに対して傾斜している。両軸線の為す角度は、例えば、30度である。また、逆止弁が当接するシート部はテーパー状になっている。
操作部は、スピンドル9′及びこれを本体15の外部から操作するハンドル4′から構成されている。スピンドル9′は、本体15の垂直な部分を上下して止水及び通水を行う。スピンドル9′の一端部は、ハンドル4′に捩子止めされている。このスピンドル9′端部には、この端部を覆うように、ボンネット8′が装着されている。スピンドル9′の他端にはコマ押え14′が取付けられている。コマ押え14′には、シート部18′を有する止水コマ17′が回転自在に捩子止めされている。
図9に示すように、ハンドル4′操作によりスピンドル9′は上に上昇してシート部18′を有する止水コマ17′は、入水口1から逆止弁室23を通って出水口2に至る通水路3から離れる。これにより止水栓は、通水状態になる。この時、逆止弁室23の逆止弁22は、水圧によりスプリング24の付勢に抗して一端に押し付けられ通水路3を維持する。
図10は、止水状態を示すものである。ハンドル4′操作により、スピンドル9′を止水コマ17′の水平シート部18′が通路を閉じるまで下降する。本管から供給される水道水が入水口1から入るが、本体15内でシート部18′により流れが止まる。一次側水は流入が止まる。
負圧状態(図11)では、逆止弁22が働いて出水口2側からの水が通水路3を流れるのを阻止している。この実施例では、ドレイン室を設けることにより逆止弁22の機能テストを逆止弁を止水栓本体から外さずに容易に行える。前述のように、止水コマ17と逆止弁室23との間にはドレイン室7が設けられ、ドレイン室7には、ドレイン室7を外部と連通させるコック27が取付けられている。図12に示すように、コック27を開状態にすると、逆止弁22が作用しているので、ドレイン室7には二次側からの水が流れ込むことはない。逆止弁22が正常に作用している場合は、コック27から少量の残水しか排出されない。
4、4′・・・ハンドル 5・・・排水カバー
6・・・球弁 7・・・ドレイン室 8、8′・・・ボンネット
9、9′・・・スピンドル 10・・・水抜き室
11・・・バイパス路 12・・・排水コマ
13、21・・・パッキン 14、14′・・・コマ押さえ
15・・・本体 16・・・水抜き孔 17、17′・・・止水コマ
18、18′、19・・・シート部 22・・・逆止弁
23・・・逆止弁室 24・・・逆止弁スプリング
25・・・シート面 27・・・コック
Claims (2)
- 一次側に設けられた入水口及び二次側に設けられた出水口を有する本体と、逆止弁を取付けた逆止弁室と、前記入水口と前記逆止弁室との間及び前記逆止弁室と前記出水口との間に形成された通水路と、前記通水路を遮断し、止水、通水を可能にするシート部を有する止水コマとを具備し、前記止水コマは、回転自在に前記本体に配置され、前記止水コマと前記逆止弁室との間にはドレイン室が設けられ、前記ドレイン室には、前記ドレイン室を外部と連通させるコックが取付けられたことを特徴とする止水栓。
- 前記止水コマは、凸部を有し、凸部小径側の側面に形成された垂直のシート部及び凸部大径の小径側に形成された水平のシート部とを備え、前記本体に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の止水栓。
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