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JP4716487B2 - 二重構造マスク - Google Patents

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Description

本発明はマスク及びマスク補助具に関する。より詳しくはマスク本体と鼻マスク(ノ−ズキャップ)から成る二重構造を有するマスクと、これに使用する補助具に関するものである。
特開2002−345986号公報 特開平10−248948号公報 特願2003−144631号公報 特開平10−277171号公報
近年、花粉症などのアレルギー性呼吸器障害に悩む人が増加しており春先の風物詩のように外出時にマスクを着用している人が増えてきている。このような現状下で種々の形状や高性能フィルターを使用したマスクが開発、市販されている。
特許文献1記載の鼻腔内装着用鼻マスクはフィルタ−を装着したC型フレ−ムを互いに逆向きに連結した構成を有し、これを鼻腔内に挿入して装着するものである。
ところが、同一人であっても左右の鼻腔の大きさが同じとは限らず、一定の大きさに量産された鼻マスクを万人が共用することは到底不可能で、鼻マスクが大きければ鼻腔に挿入できない、或いは鼻腔の粘膜を傷つける恐れがあり、脱着も自在とはいえない。また、逆に鼻腔より小さい鼻マスクは鼻腔にとどめることができず、容易に脱落してしまう。
又、鼻腔に装着できても、密着度が低ければ、隙間が生じ期待するような効果を上げることはできない。又、相当な異物感があり、装着感は非常に悪いといわざるを得ない。
特許文献2のマスクは凹凸のある顔面への密着度を高めるために皮膚に当接する、マスク面外周に粘着材を取り付けているが、会話などで皮膚筋肉が動くと粘着材に皮膚が引っ張られて顔が引きつり装着感が悪い。又、長時間の着用でずれが生じ、位置補正をしているうちに粘着材が皮膚からはがれ、密着性が損なわる。敏感肌の人は粘着材による肌荒れが生じる恐れもある。又、室内や接客中などはマスクをはずしていることが通常であり、1日のうちに何度もマスクを着脱することがある。その度に粘着材を引き剥がしてマスクを脱がなければならず、苦痛を伴い、粘着材の精度も著しく低減していくと予想できる。粘着材の効果が薄れ、皮膚との密着性が確保できなければ所期の効果を奏することができない。
本来、マスクは凹凸があると上に、上下左右に筋肉が動く顔面を覆うものゆえ、マスク本来のフィルター効果を最大限に発揮するためにはフィルターの性能もさることながら、マスク内への花粉の侵入を可及的に防止することが必要である。一方で高性能フィルターは通気抵抗が高く、息が非常にしづらくなり装着感が悪い。また、立体的に形成された防塵マスクは大型になり、大げさ過ぎて装着をためらう人も多い。通気抵抗が低いため、息がしやすい一方で、装着時の花粉防除率が高いものが理想的なマスクであると考えられる。又、静電フィルターや多層に形成した高性能フィルターを使用したマスクは高価になり、長期にわたる花粉の飛散期間中毎日使用するマスクとして多数購入することは経済的に困難である。
そこで、本出願の出願人が、マスクと顔面との隙間を可及的に少なくすると共に、着脱自在で異物感が少なく使い勝手が良好で、安価な特願2003−144631号のマスク補助具及び、当該補助具を創作するに至ったのである。
しかし、マスク補助具及び鼻を覆う布がマスク本体に縫着されているため、鼻マスク等の位置が一箇所に固定されており、各人の所望位置選択の自由度が低かった。
特許文献4記載のマスクは有底袋状に形成したマスクの内部に芳香剤、薬液等を含浸させたガ−ゼ等の含浸材を装填したもので、マスクを装着することで外部の空気吸入と共に鼻口内に薬剤を吸入させるためのものである。しかし、マスクと同形状の含浸材であればマスク自体の重量が重くなるし、その一部に薬剤を含浸するものであれば、鼻又は口の上に含浸部分を当接させる、位置決めが難しく、鼻、口から離れていれば、その効果は期待することができない。
そこで、本発明では、鼻マスクの位置決めを容易にし、装着感及び密着性を高めて更に花粉等の除去率を高めたマスクを安価に提供することを目的とするのである。
又、薬剤を含浸させたロ−ル状ガ−ゼを鼻腔真下に当接させることで花粉等の捕集効果を更に高めたマスク補助具を提供することを目的とするのである。
略長方形の布を折り畳んだ後、長辺の一部を残して周縁を縫着し、両端部に面状ファスナ−を取り付け鼻マスクを形成する。
次に略長方形のマスク本体の短辺に当て布を縫着し、当該当て布の一端でマスクの掛け紐の一端をマスク本体に縫い止め、他端に取り付けた部材で、面状ファスナ−を取り付けたマスクの掛け紐の他端を掛止自在としたマスク本体を形成する。
鼻マスクに縫着した面状ファスナ−とマスク本体の掛け紐の面状ファスナ−を係止して、マスク本体の内側に鼻マスクを付け外し自在に装着するのである。
又、ガ−ゼ布を巻き込んで円筒状としたロ−ルガ−ゼにグリセリン水溶液等を含浸した後、当てガ−ゼで固定してマスク内に装着し、二重構造マスクとするのである。
マスク本体に鼻マスクを内装した二重構造を有するため、まず、マスク本体で花粉を除去し、浸入した花粉を鼻マスクで完全に除去することができるのである。
すなわち、マスクを着用時に隙間を生じるのは顔の中で最も高低差が生じる鼻梁と小鼻周辺であり、又、花粉が上方から落下することを考慮するとこの隙間からの花粉侵入を防ぐことが花粉除去率を高める最も効果的な方法である。本発明の二重構造マスクは通常のマスクに鼻マスクを内装することにより従来マスクの欠点であった顔面とマスクの隙間から侵入する花粉の吸い込みを極限まで押さえることができるのである。
捕集効率を上げるため目の細かい布を使用した従来品は通気抵抗が高くなり、呼吸がしづらい等の問題があったが、本発明は二重構造を有するためインナーには目の粗い布が使用でき、呼吸弊害が起こりにくい。
又、鼻マスクは鼻梁に合わせて装着し、鼻孔をふさがないため、息がしやすく、長時間にわたり装着を余儀なくされるマスクとして使い勝手が良い。
マスク本体上部と鼻マスク上部にワイヤを装着させることで、凹凸のある顔面により一層密着させることができ、マスク内への花粉の浸入をより効果的に防止することができるのである。
又、掛け紐が長さ調節可能なため、使用者に応じた鼻マスクの位置決めが可能となり、マスクと鼻梁感に隙間が生じない。従って、インナ−マスクの位置ずれが生じず、位置の補正を行う必要がない。
粘着材等で密着性を高めるものではないためマスク本体や鼻マスクの位置ずれが生じても、位置補正を行いやすい。
外観は汎用されているマスクであり、装着に抵抗がなく、着脱が自在であり、1日のうちに何度も掛けはずしを行うマスクとして使用勝手が良い。
構成が簡素で安価に製造できる。すなわち、数ヶ月にわたる花粉飛散の時期、毎日使用するものであることを考えると、大量に購入できれば衛生的かつ経済的である。さらに、鼻に密着させる鼻マスクを取り外すことができるため、鼻マスクを使い捨てでき、更に衛生的且つ経済的である。
マスク内でロ−ルガ−ゼを鼻腔真下に当接させること及び、ロ−ルガ−ゼに薬剤を含浸させることで花粉の捕集率を更に高めることができる。
実施例1
次に本願発明の二重構造マスクの最良の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1が請求項1記載の二重構造を有するマスクのインナ−となる鼻マスク1の周縁部縫着前の状態を示す説明図、図2が鼻マスク1の斜視図である。
鼻マスク1は両端縁2aを山形に裁断したガ−ゼ布2を二つ折りにして重ね合わせ、輪部分2b以外の周縁部を縫着し、谷折り線5で折り畳む。このとき、山形形状を呈する部分を上布3、下半分を下布4とする。下布4の裏面4aの両端部付近に予め面状ファスナ−6−6を縫い付けておく。
折り畳んだガ−ゼ布2の周縁の短辺8−8と、長辺7の中央部分を開口部として残して縫い合わせ、周縁部処理を行う。
このように縫着することで上布3の山形部分2aが立ち上がり鼻を覆う立体ポケット9が形成される。
鼻マスクの縫製方法は上述の方法に限定されるものではなく、鼻を覆うポケットが立体的に形成できる方法であればダ−ツやギャザ−等を施しても良い。
次に、このようにして形成された鼻マスク1を取り付けるマスク本体について説明する。マスク本体の縫製方法を示す説明図が図3であり、マスク本体10の斜視図が図4である。
マスク10は通常のマスク同様、ガ−ゼ布を使用し、図3に示すように、台形状に裁断した4枚のガ−ゼ布を縫い合わせて形成する。
台形状の2枚のガ−ゼ布11−11(マスクの左半分)、12−12(マスクの右半分)を中表にして斜辺11a−11a、12a−12aを重ねて縫合してそれぞれ筒状とし、台形の下辺となる11b−12bを縫合し、11c、12cが開口した筒状のマスク本体10を形成するのである。これをひっくり返して表面を露出させ、ダ−ツ15、16を取りながら11c、12cを折り重ねた上に、当て紐13、14を縫着する。
このとき、当て紐13の一端13aに、先端に面状ファスナ−18を取り付けたゴム紐17の他端17aを縫いこみ、他端にスナップ(メス)21、スナップ(オス)22を縫い留めるのである。
同様にもう一方の当て紐14の一端14aに、先端に面状ファスナ−20を取り付けたゴム紐19の他端19aを縫いこみ、他端にスナップ(メス)23、スナップ(オス)24を縫い留めるのである。
こうしてマスク中央部25が中高になった鼻及び頬を覆う立体構造を有するマスク本体10が形成されるのである。
マスク本体の形成方法は上述の方法に限られるものではなく、中央が中高の立体構造を有すれば、ガ−ゼ布にギャザ−を施してもよい。
図5がマスク本体10へ鼻マスク1を取り付けた状態を示す説明図である。
ゴム紐17、19に縫着した面状ファスナ−18、20を鼻マスク1に取り付けた面状ファスナ−6−6に係着してマスク本体10に鼻マスク1を取り付ける。
図6が二重構造マスクの装着方法を示す説明図である。マスク使用者26はマスクの当て紐13、14のスナップ22、24を外し、鼻マスク1の鼻ポケット9に鼻27を挿入して鼻梁及び鼻腔回りを覆う。ゴム紐17、19を耳28−28に係架しながら引張、鼻マスク1をできるかぎり顔面に添わせる。その後当て紐13、14に取り付けたスナップ(21、22)、(23、24)でゴム紐17、19を止めてマスク本体1で鼻マスク1及び口29を覆うのである。
マスク本体や鼻マスクの素材はガ−ゼに限定されるものではなく、マスク本体や鼻マスクの素材はガ−ゼや綿花にガ−ゼを組み合わせたもの、或は高級水性布を使用して花粉除去用又は鼻水吸収用等の用途に合わせることが可能である。又、香料入りの清涼タイプやウイルス除去フィルタを用いることも可能である。
実施例2
次に二重構造マスクの他の実施の形態について説明する。
鼻マスク及びマスク本体にワイヤを内装し、鼻の形状に合わせてワイヤを折り曲げ更に密着性を高めたマスクに関するものである。
マスク30は鼻マスク32及びマスク本体31の二重構造からなる。
鼻マスク32は両端縁を山形に裁断したガ−ゼ布を二つ折りにして重ね合わせ、両端縁を縫着し筒状とする。山形端部の中央に載置したワイヤ49を布片50で覆い鼻マスク31の鼻梁に当接する部分にワイヤを取り付ける。
ワイヤを取り付けない下布34の裏面の両端部付近に予め面状ファスナ−35−35を縫い付けておく。次にガ−ゼ布を二つ折りにした後開口部を残して周縁部を縫着し、鼻収納ポケット33を形成する。
次にマスク本体31は筒状の一対のガ−ゼ布36、37を縫い合わせた後ダ−ツ38、39を取りながら開口縁40、41を折り畳み、当て紐43、44で押さえて縫い止める。このとき、当て紐43、44でゴム紐45、46の端部を縫い止め、ゴム紐45、46の他端に面状ファスナ−47、48を縫い付ける。当て紐43、44の一端にはスナップ(図示せず)を取り付けゴム紐45、46を掛け外し自在とする。このように形成したマスク本体31の中央上部にワイヤ51を載置し、布片52で覆って周縁を縫着し、ワイヤ51をマスク本体31に内装するのである。
鼻マスク及びマスク本体に取り付けたワイヤで顔への密着性を高めマスクの上部を閉塞することで花粉の侵入を更に防止することができるのである。
また、掛け紐に伸縮性を有するゴム紐を使用することで使用者の顔のサイズに柔軟に対応することができると共に、ゴム紐が平らであるためマスク着用時の耳への締め付けを緩和し、長時間着用しても耳が痛くならないのである。
実施例3
図8に示す実施例3はインナ−マスク52を実施例1の鼻マスクより大きく形成し、鼻と口の両方を覆うようにしたものである。
一対の辺が山形となったガ−ゼ布を折り畳んで周縁部を縫着し、更に折り畳んだ後一部を開口部として残して縫着し鼻と口を収納するポケットを形成するのである。
インナ−マスクのポケット53に鼻と口を収納しながら、インナ−マスク52を顔面にフィットさせ、さらにアウタ−マスク55を装着して二重構造マスクとし、花粉除去効果を高めるのである。マスクの位置ずれを起こさないよう、ワイヤ54をインナ−マスク52に内装してもよい。
図9が請求項2記載のマスクの補助具であるロ−ルガ−ゼ及び当てガ−ゼの斜視図である。図10が実際にマスク補助具を装着した状態を示す説明図である。 ロ−ルガ−ゼ57は幅約3cmのガ−ゼ布を巻き込んで直径約2cmの円筒状とし、グリセリン、又はグリセリン水溶液を含浸させた後これを人58の鼻腔59の真下に当接し、当てガ−ゼ56で押さえて鼻及び口を覆い、当てガ−ゼの端縁を押さえるようにマスクを装着し、二重構造とするのである。
尚、ロ−ルガ−ゼ及び当てガ−ゼの大きさ、形状等は、前述のように限定されるものではない。従って、ロ−ルガ−ゼ及び当てガ−ゼから構成されるマスク補助具は大きさを変更して請求項1記載のインナ−マスクである、鼻マスク内に装着することも可能である。
ロ−ルガ−ゼに含浸させる薬剤はグリセリンに限定されるものではなく、保湿効果や花粉捕集効果を有する薬剤や清涼剤や芳香剤であってもよい。
本発明は構成が簡単であるが、特筆すべきはその効果にある。今回、これらのマスク補助具及びマスクを開発するにあたり、その効果を実証すべく奈良県立医科大学化学教室、井手助手に実験を依頼した。その結果、非常に高い花粉防除率を得ることができた。以下、その実験結果と使用した装置について説明する。
図11が本願発明におけるマスク及びマスク補助具の花粉防除効果の検証に使用された花粉暴露装置である。この装置は奈良県立医科大学化学教室、井手助手により開発されたものであり、その詳細と使用例についての論文「医療研究のためのスギ花粉飛散装置の開発」が「環境技術研究協会」より発行されている「環境技術別刷」Vol.32.No.3に掲載されている。
後述の実験結果も本装置を用いて、同助手の監督、指揮のもと行われたものである。
60が花粉暴露装置である。61の花粉発生装置はアクリル円盤に付着した微量の花粉を空気エジェクタ−で吸引し、花粉暴露室61内に移送して飛散させる方式である。円盤の回転速度を変えることにより、吸引花粉量を増減できる。
花粉分散機62は花粉暴露室内に螺旋状に花粉を均一に落下させるものである。
61の花粉暴露室は体積約1.3mで、柱、壁面等全て解体でき、多目的の実験に対応して、改造できる。床面を細工して被検者63が椅子に座り、上半身のみ入ることができる。64、65は耳を含む人の頭部顔面で、鼻腔又は口呼吸させることができる。66、67は吸入花粉を水中捕集する装置である。濾過捕集して顕微鏡で花粉数を数えるのである。
68、69は花粉計測計である。68は人の呼吸に模して間欠吸引(500ml/回の1秒間吸引とし、15回/分)計測型である。69は連続吸引(4.1l/分)計測型である。
表1は上記花粉暴露装置60を用いて、マスクなしと請求項1記載の鼻マスクとマスク本体からなる二重構造マスクを使用した状態の花粉数を120分間連続で測定したものである。表2がマスクなしと不織布のマスクを使用した状態での花粉数を測定したものである。
このように二重構造マスクを使用した場合は不使用の場合に比し花粉数において著しい差が生じ、花粉はマスク内を殆ど通過せず、実に99%以上の花粉排除率を記録している。又、不織布マスクは花粉数を三分の一まで減少させることができるが、花粉排除率は70%にとどまっている。
表3で不織布マスクと二重構造マスクの花粉除去率を比較してみるとその差は明らかである。
表4がこれをグラフに示したものである。
表5、表6は請求項1記載の二重構造マスクの効果を間欠吸引花粉数から見た数値をグラフに示したものである。
不織布のマスクを使用した場合でもマスクを装着しない場合に比べて確かに吸引花粉数は減少しているが、二重構造マスクを装着すると殆ど花粉を吸引せず、花粉除去率はほぼ100%に近いものがあり、その効果の高さが実証されたものである。
表7が請求項2記載のマスクを使用した時と不使用時の花粉数の変化を表したものである。表中に記載された「ロ−ルあてガ−ゼ」が本願発明請求項2記載のマスクに使用されるマスク補助具である。
表8が不織布マスクとマスク不使用時の花粉数の変化を表したものである。不織布マスクを着用時は花粉数が三分の一程度に減少しているが、花粉排除率は70%にとどまっている。
このように、マスク補助具を着用しているときは吸引花粉数に著しい差がある。これをグラフにしたものが、表11及び表12である。
表9は不織布マスクとロ−ルあてガ−ゼの花粉除去率を比較したものである。 このように、不織布マスクの花粉除去率は70%から80%にとどまるが、ロ−ルあてガ−ゼの花粉除去率はほぼ100%に近いものがあり、請求項2記載のマスク補助具の効果の高さが実証されたものである。
本発明は、マスク本体に鼻マスクを内装し、二重構造としたことで花粉除去用マスクとしては勿論、インフルエンザやサ−ズ等の空気感染症予防マスクとして利用可能である。
鼻マスクの縫製前の状態を示す説明図。 鼻マスクの斜視図。 マスク本体の縫製前の状態を示す説明図。 マスク本体の斜視図。 マスク本体に鼻マスクを取り付けた状態を示す斜視図。 マスクの装着方法を示す説明図。 マスクの他の実施形態の斜視図。 マスクの他の実施形態の斜視図。 ロ−ルあてガ−ゼの斜視図。 ロ−ルあてガ−ゼを装着した状態を示す説明図。 実験装置の説明図。
符号の説明
1、32、鼻マスク 10、31、55、マスク本体 52、インナ−マスク、 6、35、47、48、面状ファスナ− 17、19、45、46、ゴム紐 13、14、43、44、当て紐 49、51、54、ワイヤ− 56、あてガ−ゼ 57、ロ−ルガ−ゼ
表1
Figure 0004716487
表2
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表3
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表4
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表5
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表6
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表7
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表8
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表9
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表10
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表11
Figure 0004716487
表12
Figure 0004716487

Claims (1)

  1. 略長方形の布を折り畳んだ後、長辺の一部を残して周縁を縫着し鼻又は鼻と口を収納する立体ポケットを形成し、両端部に面状ファスナ−を取り付けたインナ−マスクと、中高に形成された略長方形のマスクの短辺に当て布を縫着し、当該当て布の一端でマスクの掛け紐の一端をマスク本体に縫い止め、他端に取り付けた部材で、面状ファスナ−を取り付けたマスクの掛け紐の他端を掛止自在としたマスク本体とから構成され、インナ−マスクとマスク本体の掛け紐の面状ファスナ−を係止し、マスク本体内側にインナ−マスクを付け外し自在に内装した二重構造マスク。
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