JP7498962B2 - 口腔・口周り保湿具 - Google Patents
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Description
この場合に、加湿器で部屋全体を加湿する等による調整が考えられるが、状況等により使用がふさわしくないケースや、手軽さに欠ける面、結露によるカビの懸念などの問題があった。
特許文献1に記載の「呼吸用保護具」は、ケースと、ケース内に装填される含水材とで本体部を構成する。ケース4の上面に左右一対の弾性腕からなる取付部を設け、両弾性腕で鼻中隔を挟持して、本体部を支持する。鼻孔と対向するケースの上面左右には給湿口を設ける。
呼気の一部は給湿口から噴き込まれ、含水材6に触れて蒸散を促す。蒸散した水蒸気が吸気に含まれて鼻腔内へ吸引される。
そして、これによれば、手軽に、窮屈感少なく、鼻腔や咽頭内の粘膜の乾燥を阻止するとの効果を得ることができる。
これによれば、所望のタイミングで即座に取り外すことができる口呼吸矯正テープを提供することができる。
また、文献2の口呼吸矯正テープでは、水を飲む、あくびをする、第三者が同室にいて会話をする等のことを考慮した場合の不便さや、鼻づまりがひどい時、口呼吸の習慣が抜けない使用者などには使用の可否や効果や快適さの面での問題があった。
そして、この口腔・口周り保湿具には、呼気に含まれる湿気などを口覆い部内にとどめる作用があり、覆われている部分とその奥部分に潤いをもたらす。さらに、口覆い部を装着者の鼻孔を覆わない構成とすることで、装着者の鼻呼吸を妨げることがなく装着中の快適さを維持できる。
「ゆとり」とは、装着者の口と口覆い部との間で少なくとも前後方向において生まれる物理的な余裕のことをいう。
「マスク」とは、天然繊維・化学繊維の織編物または不織布を主な本体材料として、口と鼻を覆う形状で、花粉、ホコリなどの粒子が体内に侵入するのを抑制、また、かぜなどの咳やクシャミの飛沫の飛散を抑制することを目的に使用される、薬事法に該当しない衛生用製品をいう。
また、口覆い部の覆う範囲を拡げた場合には、唇や頬、ほうれい線などの潤いも保つことができる。
口周り保湿具の一態様として、成人男性の主として就寝時装着を想定したタイプで、洗濯再使用は想定しないものを第一実施例として挙げて説明する。
口覆い部10は、装着者の鼻孔は覆わないが、装着者の少なくとも口を覆って口による呼気・吸気を通過させるものである。この実施例では口とあご下とを覆うほか、ほほ、あご、唇などを覆う。左右に大きく、耳の近くまで覆っており、保湿状のメリットを大きなものとしている。口覆い部10の外側層1には、一例として形状保持及び内側生地保護に適した素材のポリプロピレンを使用し、内側層2には親水性の素材(肌触りの良い不織布であり、適度に水分保持力を有する外側とは別種のポリプロピレン)を使用する。この実施例ではあえてコストを下げることよりも快適さを追求し、同種の手触りが良いのみのものに比べ親水性数%~十数%増の生地を採用した。外側と折りたたみ前後ともに同じサイズとなるように、すなわち口覆い部全体として2層になるように構成した。(プリーツによってできる重なりは層から除く。)層はこの2つのみである。
なお、第一実施例、第二実施例等で説明の便宜上製造工程に順をもうけているが、製造における手順が実施例の通りの順でなければいけないわけではない。溶着の発生する工程を一連のものとしてまとめて効率的にする、既存の製造設備に合うように行程を組む等の工夫は適宜とることができる。
口覆い部10とするべく外側層となす不織布と内側層となす不織布とを重ね合わせ、プリーツ4となるべき折り目を付し、口覆い部とするに適したサイズにカットし、口覆い部10の上下左右端を溶着にて固定し、溶着により耳かけ3を取り付け、所定の位置に星形のマーク6をつけた。
プリーツ4の配置は、後述する作用・効果に適するように、その位置と大きさと数を調整した。
図2の状態に至ったところで、口覆い部10の左右方向における中央で折り重ねた。続いて、この中央部分の上端に折り重ねの上から、溶着(熱接着)によって、カマボコ型の接着部分5を設けた。なお、同様に下端にも接着部分を設けて下端接着部7としている。これによりあご下の密着度を適切なものとすることができ、口覆い部10の上ずれ防止や、あご部分における隙間ができることの防止に資する。
接着部分5はカマボコ型であるが、これは、装着者の肌に触れる部分に丸みを持たせ、かつ、その反対側は装着者の鼻中隔にあたりうるため、そこは溶着させないことで、当たっても角が刺さるようなことの無いようにと考え、この型としたものである。
この効果は特に、寝姿勢となったときは、より重要である。
続いて、口覆い部のずれ、特に上にずれて鼻孔を覆ってしまうことのないようにすることと、下にずれて口が露出してしまうことのないようにすることについても説明する。
また、顔への取り付け手段として耳かけ4を取り付けた。 幅広になっていて、平タイプで顔に接する面を広くすることではストレスを軽減し、痕が付きにくく耳への負担による不快感を軽減できるよう工夫をした。
また、あご下は必ず覆うとは限らない。覆わない場合には、口を開けることによるずれを気にする必要は小さくなるが、保湿等の効果範囲は狭まる。逆にクビ、場合によっては鎖骨、額などを覆うバリエーションも考えられる。
例えば、下部はあごまでを覆い、上部が鼻の高さ(頬骨のあたり)まで口覆い部10があるタイプで、鼻部分(鼻全体または鼻の穴部分)を切り出しているものや、上部をさらに額部分まで伸ばし、鼻部分に加え目部分をも切り出しているもの等である。このように覆う範囲を拡げると、装着の簡便さは低下する面もあるが、装着者の保湿効果が高まるし、口覆い部10の摩擦力により、ずれを起こしにくくする効果も高まる。
ゆとり付与の他の手段として、より全体的な立体構造(口覆い部10を前後方向も含む3次元的な構成にしたもの、口覆い部10の端部の全部または一部にクッションを配置するもの、カップを口にかぶせるような態で口覆い部10が比較的硬いものなど)や、端部でなくても口の周囲に当たる部分をポリウレタンのクッションなどで輪状等に覆ったりするなどが考えられる。なお、口覆い部の内側が口・唇に全く触らないようなものとすることも考えられ、このような直接的な接触は無いものであっても口を覆うものであることに変わりは無い。また、ポリウレタンクッションの採用等においては鼻呼吸の邪魔にならないようにすることが望ましい。もちろん、ゆとり付与に関する設計に限らず、その他鼻呼吸を妨げかねないような設計(例えば口覆い部の鼻の下部分が極端に厚くなるような設計)は、避けることが望ましい。要は、鼻の穴を塞ぐような設計は避けることが望ましい。
他にもワイヤーを用い、鼻の下や、口部分にアーチとして使う等もできる。
口覆い部10のカット後に行う上端の溶着時に、鼻中隔への刺激を防ぐため、鼻の下部分は溶着をしないでおくか、溶着を控えめにするか、下へ迂回するかなども考えられる。
耳掛け3のかわりに、例えばオーバーヘッドで、紐2本のものや口覆い部の上下幅をそのままに延長した柔軟素材を後頭部で結ぶような方式などとすることも出来るし、耳かけやオーバーヘッドに、装着者に応じて好ましい長さとなるように調整可能とするバンド等の手段を備えても良い。
向きを識別するためのマークは不可欠の構成ではない。また、別の見分け方をしても良い。例えば色分け等によるなどが考えられる。
装着者は鼻を覆わないように口覆い部10をセットして、耳かけ3により取り付け、あご下のフィッティングを、適宜プリーツ4を伸張しながら行う。
ここまで説明した通り、発明者は口腔・口周り保湿具の形状に関し、実施可能となる程度にまで開発を進めたが、さらに装着者の快適性等に鑑み、通気性等に関する改良を加えた。
具体的には、まずは口覆い部の内側(後ろ方向側)に採用する、適切な肌触りおよび親水性となる不織布の素材および厚さを決定し、次に前記親水性不織布を含む、口覆い部全体の通気性を、層構成、使用素材・厚さにより調整した。そのデータは次のとおりである。
比較対象の通気性はJIS L 1096A法による測定で19.8立方センチメートル/(平方センチメートル・s)である。
本件の口腔・口周り保湿具との通気性の比較対象は、出願人が製造販売するマスクである。
この点、本件口腔・口周り保湿具は鼻を覆わないという点と使用目的の点とからマスクには該当しないものである。さらには、比較対象としたマスクやその他マスク一般に設けられる捕集(ろ過)効率を適切なものとするための層(フィルター層、メルトブロー法により生産される不織布で外側の層と内側の層との間に設けられることが多い。マスクの肝であり、捕集対象に応じて調整されるのはこの層)を持たないから、装着者がマスクとしての使用もできるものとの誤解を招かぬよう、マスクではない旨や、保湿のために使用するものである旨などを、商品説明に表示する。
フィルター層にはガーゼなどを用いることもあるが、使い捨てのマスクを大量簡易に製造するという面から、フィルター層にはメルトブロー法により生産された不織布を用いるのが一般的である。
マスクは、全体として花粉、ウイルス、微小粒子状物質等、フィルタリング対象に合わせた設計と捕集率の検査とを行うが、決め手となるのはやはりフィルター層である。
なお、捕集(ろ過)効率の度合いはPFE等の試験により測定が可能であり、通気性試験の比較対象としたマスクもPFE試験で平均99%を超えるものとなっている。試験による数値が99%を超えること等を「マスク」の規格として提案しようとする試みもあるが、出願日時点では確立にはいたっていないようである。ただし、出願日時点でのマスク業界の市場的意識としては、99%を超えないことは、マスクの定義・目的にかなうものとして販売することには適さないとの認識が存する。(ウイルスに対応するものとしてはPFE試験で99%以上、花粉に対応するものとしてはBFE試験で99%以上。)
もちろん、マスクは鼻をも覆うものであるから、鼻からの呼気・吸気にもマスク内部の湿度効果を活かすことができると考えられる。しかしながら、鼻での呼吸は、その呼気においてはマスク等の道具によらずとも、一定程度の加湿効果を得ることができるので、単純に湿度の面から鼻孔を覆うことの必要性は小さい。(鼻から吸われた空気は適度な湿気と温度とを加えられ、また、鼻毛等のフィルター効果を得て取り込まれる。)
早速この不織布を内側の層とした試作品を製作してみたところ、新たに以下述べる2点の解決すべき課題が生じた。
一点目の課題は吸い込みである。
装着者のくちびるの前部分にゆとり空間ができている。なお、あご下にも空間ができていて、口開け等で口覆い部10があご下に引かれ下がって口が露出してしまうことを防止する下がり防止手段となっている。
内側層を新素材とした前記試作品を装着して、しばらく口呼吸をくり返すと、比較的柔軟性・伸縮性に富む口覆い部内側層2が吸気に引かれて、せっかく設けた口周りのゆとりが徐々に減少し、内側層が口周りにまとわりつくようになり、ついには内側層が口の中に吸い込まれてしまうといったことが発生する場合があることが把握された。
そこで、これを解決するための手段として、口覆い部に、少なくとも装着者のくちびるの前部分に内側層、外側層にわたる接着部分を備えることが有効である。両図の装着者の例で言うならば、くちびるとして描いた部分を図の左方へと平行移動させると、接着すべき部分が把握可能である。
二点目の課題は口覆い部におけるズレ・しわの発生である。
(b)のごとく生地に上下よりブレード11を当て、(c)を経て(d)の形にすることで、2つの折り目を持つプリーツができる。
(b)のごとく段差形成手段12により生地に段差をつけ、そこにブレード11を当ててプリーツを設ける。
これら工程はプリーツの数や深さ、向きなどに応じて設計され、この後圧をかけて折り目を確実なものにする等が行われる。
なお、図7、図8、図9は説明の便のため模式的に示した図であり、例えばどちらを外側層1とし、どちらを内側層2とするか等は便宜的なものである。
図9のごときズレ(上の図)、しわ(下の図)が発生する原理としては、各層がブレードにより押される際に、伸縮度の高い層の方がより伸びてブレードによる加工を受けるが、ブレードの退いた後にはそれが戻るであるとか、逆に、ブレードの退く前に弾性力を発揮してより大きく生地が取られるなどの現象が起こっていると考えられる。また、柔軟性の差も影響している可能性はある。柔軟性が高い方がブレードに沿う度合いが高く、最短距離で折られ、余計な厚みなどが残りにくい等である。
このようなズレ・しわの発生は、製品としての価値を下げるだけでなく、製造ラインにおける悪影響も懸念される。
それでは、どのように接着するのが適切か。まず、製造ライン内において簡易に接着をするならば、他の工程等にも鑑み、パルス式などによる溶着を行うことが望ましい。しかし、溶着がなされた部分は溶けて固まることで、通気、保湿の障害となり、また、肌が触れたときには固さ、ざらつき、抵抗などを感じさせる要因となる。すなわち、各層の全部または大部分を融着してしまうと、せっかくの調達素材である内側層2の通気性、保湿力、肌触りにおけるメリットが得られなくなる。
溶着が線状に並ばないまばらな点群による場合、しわ防止には悪くないが、接着強度、肌触りへの影響が気になる。肌触りは感覚的なものだが、触れたときに少しだけまとわりつく程度がベストであると考えられ、接着部分の間隔は大きすぎず小さすぎずがよい。接着強度、通気性は、溶着が線状の場合と同程度の合計面積であれば原則変わらないが、点の数や一点の面積を大きくする等とすれば、通気に難、肌触りは更に劣ることとなる。
また、図7、図8ではブレード11を押し込むような動きのあることを示したが、これに相当する動きを自動のライン内で成すためには、先に行くほどブレードの押し込みが深くなるようにブレード先端が奥行き斜めになる等の設計がされ、そうすると力のかかり方も斜め方向に、ずれ・しわも斜め方向を含むものになることも想定することが望ましいと言える。
さらには、線が一本または複数の線だがそれらが平行線である場合、線に沿う方向でずれ・しわが積み重なって大きなものとなることが考えられる。複数の線の角度を変えて例えば格子状にすることで、格子ごとにズレ・しわの積み重ねをゼロに戻すことが期待できる。
ここで、新たな2つの課題に対応した第二実施例を一例として挙げて説明する。
折り目41、44、46を谷折り、折り目42、43、45を山折りにすることで、上下方向の伸縮をさせる働きを有するプリーツを設けることができる。
この折り加工をする前に、事前接着箇所8の示すごとき2重の点線を折り目に対し斜めに、格子状に、生地全層にわたる溶着を行う工程を備える。プリーツの折り目「それぞれに」、該プリーツの折り目と交わる、線状の、全層にわたる接着部分を備えたものとなっている。なお、「それぞれに」であるので、全折り目をまかなう一本の溶着線が必須と言うことではない。また、「線状」などというときの「線」は、必ずしも長さ方向・太さ方向における連続性・途切れのなさを必要とするものではなく、例えば2本の点線による融着であるとか、3本の破線による融着などの場合も含まれる。
なお、この第二実施例において、くちびるの前部分は、折り目となる線のうち上から一本目41、二本目42周辺部分にあたることとなる。(左右方向としては線の中央部分から左右に一般的なくちびるの幅広さ分程度である。)その少し上の箇所は二つ折り後の接着がなされる位置となり、その更に上の箇所は、装着者の鼻の周りを露出するよう切り取りが行われることとなる。
口覆い部10の外側層1には、一例として形状保持及び内側生地保護に適した素材のポリプロピレンを使用し、内側層2にはこれと伸縮性の異なる調達素材を、求める保湿性能等を勘案し2枚重ねで使用した。内側層が2枚重ねとなったことで、ズレ・しわ対策の重要性は増すこととなるのではないかと考えられる。
製造の流れは、各層となる生地をそれぞれロールより繰り出して重ねる、続いて図10の通りに溶着箇所8を溶着し、プリーツ4を付与、押さえつけてプリーツ4の折り目安定化等、以下は第一実施例と同様、耳かけ3、カマボコ型の接着部分5、下端接着部7、三日月型のマーク60付与等が行われる。
なお、接着のバリエーション等が例示のものに限られない等はもちろんである。口覆い部10外周の(特に左右端の)接着が行われるわけであるが、これはプリーツの重なりの上からの接着となるため、この工程での代用・この工程でついでに「口覆い部となるべき積層材料の全層にわたりプリーツの折り目となるべき線と交わる線を含んで接着を行う工程」も行う、といった方法は好ましくない。カマボコ型の接着部分5付与工程においても同様のことが言える。この後にプリーツ加工工程を持ってくることは好ましくない。一方で、例えばプリーツと重ならない位置にポケットを溶着付与する工程などのついでとすることは考えられる。
いずれにせよ、鼻呼吸への対処が無くても、口呼吸に対処が無いことに比べればその弊害は小さいといえ、むしろマスクの使用の例のように鼻孔を覆った状態で長時間過ごすと意識的にもだが、特に睡眠時、集中時の無意識時に息苦しさから口呼吸をしてしまい、習慣形成上良くない。この点に関してはさらに通気性に配慮すると、より望ましいものとなる。
鼻呼吸は妨げられることなく行うことができるから、装着しても快適さを維持できるし、さらには、鼻を出すことで美観上のメリットとなる場合があり、他者からの識別や、発声にも便利であると考えられる。
製造者にとっては、既に有するもしくは比較的簡易に導入できるマスクの製造設備を活用しうる点も本発明の有用性といえる。
2 口覆い部内側層
3 みみかけ
4 プリーツ
5 接着部
10 口覆い部
Claims (2)
- ブレードによる加工でプリーツを設ける工程を有し、
装着者の鼻孔は覆わないが、装着者の口を覆って口による呼気・吸気を通過させる口覆い部と、
該口覆い部を装着者の顔面へと取り付けするための取り付け手段と、
装着時に前記口覆い部における装着者の口周辺部分にゆとりを生じさせるゆとり付与手段と、
鼻より下かつ口より上たる部分に設けられ、前記口覆い部の位置を安定させて口腔の露出や鼻孔の被覆を防止する安定手段と、
装着者が口を開くことで前記口覆い部があご下に引かれ下がって口腔が露出してしまうことを防止する下がり防止手段と、
を備え、
前記ゆとり付与手段には合計2以上の折り目を持つ1以上のプリーツを含み、
前記口覆い部は、外側層と、該外側層と比べて伸縮性が異なり親水性が高い内側層と、の2層からなり、
前記口覆い部には、下端接着部を備え、
前記口覆い部には、少なくとも装着者のくちびるの前部分に、全層にわたる溶着による接着部分を備え、
前記口覆い部には、前記プリーツの折り目それぞれに、該プリーツの折り目と交わる、線状の、全層にわたる溶着による接着部分を備え、
前記口腔・口周り保湿具は就寝時に装着して使用する用途に限定されたものである口腔・口周り保湿具を生産する方法であって、
前記ブレードによる加工でプリーツを設ける工程よりも前に、前記口覆い部となるべき積層材料の少なくとも装着者のくちびるの前になるべき部分に全層にわたりプリーツの折り目となるべき線と交わる線を含んで溶着による接着を行う工程を備えた
ことを特徴とする口腔・口周り保湿具を生産する方法。 - 前記口覆い部となるべき積層材料の少なくとも装着者のくちびるの前になるべき部分に全層にわたりプリーツの折り目となるべき線と交わる線を含んで溶着による接着を行う工程は、口覆い部となるべき積層材料に、斜め格子状の、全層にわたる溶着による接着を行うことを特徴とする請求項1に記載の口腔・口周り保湿具を生産する方法。
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