JP4713458B2 - 電子機器収納装置 - Google Patents
電子機器収納装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4713458B2 JP4713458B2 JP2006345579A JP2006345579A JP4713458B2 JP 4713458 B2 JP4713458 B2 JP 4713458B2 JP 2006345579 A JP2006345579 A JP 2006345579A JP 2006345579 A JP2006345579 A JP 2006345579A JP 4713458 B2 JP4713458 B2 JP 4713458B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flap
- air
- electronic device
- control duct
- cool air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
Description
さらに、ラック内に収納したサーバーの数が少ない場合は、ショートサーキット現象と称する不具合も生じる。
例えば、ラックの下部に電子機器を収納し、ラックの上部が空いている場合、冷気は下部の電子機器を冷やして暖気となってラック後面に移動するが、ラック上部では、冷気が直接後面に移動し、冷気のままで排気されることがある。この時の排気温度は当然低くなるので、排気温度を感知するセンサーは、ラック内が十分に冷却されたと誤って判断し、冷却運転を停止する場合がある、
このように、ラックマウント型のサーバー(ブレードサーバ−)には、ラック内に装着された状態で冷却する冷却手段が備えられているものである。
ところが、サーバーラック側では、ラック内部全体を冷却してサーバーを冷却する手段が採用されていた。前記特許文献1においても、ラックの前面から後面にいたるようにラックの内部全体を冷却するよう冷気を送風している。
しかしながら、サーバーの冷却が必要な個所は、サーバー内部の電源周辺や前記半導体装置に限られており、その他の部分は比較的耐熱性に優れている。従って、ラック内部全体に冷気を送り、サーバー全体を冷却する従来の手法は極めて無駄が多い冷却手段であるといえる。
すなわち、特許文献1に記載の冷却手段では、ラックの前面からサーバー全体を冷却した冷気は、暖気となって、ラックの後面に循環し、その後、ラックの上端部等から排出されるよう設けられているので、暖気のラック外への排出が十分でない場合は、この暖気が再び前面に循環して冷気を暖めてしまうことになる。
又、排出されない暖気の熱は、ラック上部にこもり、当該位置に設置しているサーバーに影響を与えるおそれもある。
図1から図5において、符号100は本発明の電子機器収納装置を示し、電子機器収納装置100の基本構造体は、ラック本体1と、ラック本体1の前面に開閉自在に設けられた前扉2と、ラック本体1の後面に開閉自在に設けられた後扉3と、の上面に設けられた天板部4と、ラック本体1の下部に連結された底枠部5と、ラック本体1の左右側面に設けられた左右側パネル60、6より構成されている。
そして、各レール部材14の内面側には、マウントアングル15・・・に装着される各種サーバーSの奥行き寸法に対応できるよう、マウントアングル15・・・を連結するための複数個の連結用螺孔が、前後方向に所定間隔を有して多数形成され、各マウントアングル15の前面側には、サーバーSを連結する為の連結孔150・・・(図14、15に示す。)が、各種サーバーSの高さ寸法に対応できるよう、上下方向に所定間隔を有して多数形成されている。
そして、下部中央部分に多数の換気孔21・・・が形成され、換気孔21・・・の裏面側の左右に位置して、換気孔21・・・側が縦方向に開口して、左右支持溝22、22が形成された塞ぎ板支持部材23、23が連結され、左右端部が、上下方向に左右支持溝22、22に嵌合して上下方向にスライド自在の縦断面逆L字形とした塞ぎ板24が、塞ぎ板支持部材23、23に保持されている。
すなわち、供給される冷気の量に対応して、塞ぎ板24を取付けたり、取り外したりすることで換気孔21・・・を開閉自在としている。
尚、符号26は前扉2の開閉用の取手を示し、符号27は、前扉2の錠前を示している。
そして、後扉3の左右方向に中央部で、上下方向に所定間隔を有して、3つの後面排気ファン30・・・が取付けられ、後面排気ファン30・・・の左右側に所定の幅を有して上下方向に排気補助部32、32が設けられている。排気補助部32は多数の小穴を形成した、いわゆるパンチングメタルにて構成されている。
そして、後扉3の内面と左右側パネル60、6の後端部内面で上下方向に渡る暖気が通る排熱用通路300が形成される。
尚、符号33は後扉3の開閉用の取手を示し、符号34は後扉3の錠前を示し、符号35は補強材を示している。
右側パネル6は、前側塞ぎ板61と側面塞ぎパネル62より構成されている。
前側塞ぎ板61は、前端部裏面と所定の間隙を有して前方に突出する係止部材63、63が裏面側の上下端部に設けられた表面部64と、表面部64の後端部からラック本体1側に突出し、レール部材14の前部と連結されるL字形の連結片部65と、連結片部65の後端から内方に突出する遮蔽片部66より構成されている。
そして、前端部裏面と係止部材63、63が前側の縦枠11に係止し、レール部材14の前部と連結片部65が連結された状態で、遮蔽片部66の内方側の端部が密閉材を介してマウントアングル15に当接する事で、前側の縦枠11と前側のマウントアングル15間を区画する。
すなわち、左右の前側塞ぎ板61、601は、前扉2と、マウントアングル15・・・に装着されたサーバーSと、上下のサーバーS、S間及びサーバーSが装着されていない個所の前側の左右のマウントアングル15、15間に取付けた閉塞板600(図6に示す)・・・によって、上下方向に連続する筒状のエアーコントロールダクト200を形成する。
尚、符号622は、上前後枠12の施錠座121に対応して設けられた錠前を示し、符号623、623は、側面塞ぎパネル62を持ち上げる時の取手を示している。
本実施例では、右側パネル6は、前側塞ぎ板61と側面塞ぎパネル62の2つの部材より構成されているが、前側塞ぎパネル61の機能を有する部材を側面塞ぎパネル62の前端部裏面に一体に形成する事で、一つの部材として構成することも可能である。
排熱用通路300の上方に位置する後側に暖気排気ファン400がもうけられている。
そして、アンダーフロアー空調の吹出し口が底枠部5の内側に位置するよう電子機器収納装置100を設置すると、アンダーフロアー空調の吹出し口から吹出された冷気は冷気供給ファン50によってエアーコントロールダクト200内に送り込まれるが、エアーコントロールダクト200の上方には冷気排気ファン40が設けられているから、冷気は上昇気流となるが、そのまま電子機器収納装置外に吹出されず、電子機器方向に廻り込むよう、エアーコントロールダクト200内に、冷気誘導フラップ8・・・が構成されている。
第1フラップ81は、前扉2の裏面側に設けられた第1フラップ取付座25、25と連結ネジにて着脱自在に連結される連結用下向き突片811と、連結用下向き突片811の上端から電子機器方向に一体に突出し、一部の冷気の上昇を阻止する遮蔽突片812より構成されている。
尚、実施例では、遮蔽突片812は水平方向に突出しているが、収納されるサーバーSの種類、アンダーフロアー空調の吹出し量、取付高さ等に極め細かく対応するため、下方に傾斜しているもの、突出寸法の異なるものなど複数種類用意することにより、第2フラップ82と連携して冷却効率に優れたものが選択されて、より一層の効率化が図られる。
また、前扉2の裏面に取り付けられているので、前扉2を開放するだけで、手軽に取付け取外しを行うことができる。
そして、左右フラップ連結座821、821には上下方向に長い連結用長孔823、823が形成され、第2フラップ82は、取付け高さ調整可能にサーバーSのやや前側でフラップ取付杆820・・・に取付けられる。
すなわち、第2フラップ82は、収納される電子機器の高さと、第1フラップの取付高さに対応して、最も冷却効率のよい高さが選択されて、フラップ取付杆820・・・に取付けられる。
また、前扉2を開放すれば、手軽に取付け高さを変更することができる。
そして、冷気誘導フラップ8は、マウントアングル15・・・の上下方向に設置されるサーバーS(電子機器)の数と同じ数だけ、取付けられる高さに応じた形状の第1フラップ81と第2フラップ82が選択されて、エアーコントロールダクト200内に設けられるが、少なくとも、第1フラップ81の先端部と第2フラップ82の先端部間に形成される冷気通過間隙800の水平方向の寸法L(図18に示す)は、下部に収納されたサーバーS(電子機器)に対応するものほど大きくなるよう設定されている。
実施例では、第1フラップ81のサーバーS(電子機器)方向への突出寸法を下段ほど小さく設定して、冷気通過間隙800の水平方向の寸法Lが下部ほど大きくなるようにしているが、第1フラップ81の突出寸法を同じにし、第2フラップ82の突出寸法を上段ほど大きく設定してもよく、適宜変更可能である。
サーバーバーS内に送り込まれた冷気は、サーバーS内に装着したファン80・・・によってサーバーS内を通過後暖気となって後扉3側に吹出され、吹出された暖気は後面排気ファン30・・・、暖気排気ファン400によって電子機器収納装置100外に排出される。
したがって、左右の前側塞ぎ板61、601と、上下のサーバーS、S間及びサーバーSが装着されていない個所の前側の左右のマウントアングル15、15間に取付けた閉塞板600(図6に示す)・・・等によって、暖気が再び、エアーコントロールダクト200内に逆流することはない。
10 枠体
100 電子機器収納装置
2 前扉
200 エアーコントロールダクト
3 後扉
30 後面排気ファン
300 排熱用通路
4 天板部
40 冷気排気ファン
400 暖気排気ファン
5 底枠部
50 冷気供給ファン
6
右側パネル
60 左側パネル
8 冷気誘導フラップ
81 第1フラップ
82 第2フラップ
800 冷気通過間隙
Claims (2)
- 上下方向に複数段にわたって収納された電子機器の一方側に冷気が通るエアーコントロールダクトを上下方向に設け、他方側に排熱用通路を上下方向に設け、エアーコントロールダクトの下方に設けた冷気を供給する冷気供給ファンからの冷気を電子機器の収納位置をとおって排熱用通路に流通させ、排熱用通路に臨む排気ファンによって暖気を外部に排出するようにした電子機器収納装置において、
エアーコントロールダクトの上方に冷気排気ファンを設け、エアーコントロールダクト内に冷気の上昇気流を発生させる一方、電子機器方向に冷気の一部を導く冷気誘導フラップを、エアーコントロールダクト内に着脱自在で、各電子機器に対応して取付高さ変更可能に設け、冷気誘導フラップは、エアーコントロールダクトを形成する開閉自在な前扉の裏面側に取付けられ、収納された電子機器の方向に突出する第1フラップと、電気機器側から第1フラップの方向に突出する第2フラップより構成され、第1フラップの先端部と第2フラップの先端部間には冷気通過間隙が形成され、第2フラップは第1フラップの上方に位置し、第1フラップ方向で下方に傾斜していることを特徴とする電子機器収納装置。 - 冷気通過間隙は、下部に収納された電子機器に対応するものほど水平方向の寸法が大きくなるよう、設定されていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器収納装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006345579A JP4713458B2 (ja) | 2006-12-22 | 2006-12-22 | 電子機器収納装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006345579A JP4713458B2 (ja) | 2006-12-22 | 2006-12-22 | 電子機器収納装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008159747A JP2008159747A (ja) | 2008-07-10 |
JP4713458B2 true JP4713458B2 (ja) | 2011-06-29 |
Family
ID=39660355
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006345579A Expired - Fee Related JP4713458B2 (ja) | 2006-12-22 | 2006-12-22 | 電子機器収納装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4713458B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8400765B2 (en) * | 2010-09-20 | 2013-03-19 | Amazon Technologies, Inc. | System with air flow under data storage devices |
JP5700528B2 (ja) * | 2011-01-27 | 2015-04-15 | Necネットワークプロダクツ株式会社 | 導風板を用いたシェルフの冷却装置、冷却装置を持つシェルフ、及び冷却方法 |
JP5600303B2 (ja) * | 2011-01-27 | 2014-10-01 | 株式会社日立システムズ | 排気ファンの取付構造 |
JP5660944B2 (ja) * | 2011-03-17 | 2015-01-28 | 三菱電機株式会社 | 投写型映像表示装置 |
JP5845713B2 (ja) * | 2011-08-18 | 2016-01-20 | 日本電気株式会社 | サーバ及びサーバ冷却構造 |
JP6070331B2 (ja) * | 2013-03-25 | 2017-02-01 | 日本電気株式会社 | ラック |
JP7539331B2 (ja) | 2021-03-08 | 2024-08-23 | 日東工業株式会社 | 電気電子機器収納用キャビネット |
CN113825347B (zh) * | 2021-09-17 | 2023-03-24 | 武汉兴和云网科技股份有限公司 | 基于spice开源协议的高性能计算桌面云系统及设备 |
CN115515405B (zh) * | 2022-11-15 | 2023-02-28 | 西北工业大学 | 一种机电设备散热保护装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02278896A (ja) * | 1989-04-20 | 1990-11-15 | Nec Corp | 電子機器類の冷却方式 |
JPH045898A (ja) * | 1990-04-23 | 1992-01-09 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 電子回路パッケージ強制空冷装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53105319A (en) * | 1977-02-25 | 1978-09-13 | Hitachi Ltd | Highly density mounting frame for electronic components |
JPH0832264A (ja) * | 1994-07-20 | 1996-02-02 | Nec Eng Ltd | きょう体の冷却構造 |
-
2006
- 2006-12-22 JP JP2006345579A patent/JP4713458B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02278896A (ja) * | 1989-04-20 | 1990-11-15 | Nec Corp | 電子機器類の冷却方式 |
JPH045898A (ja) * | 1990-04-23 | 1992-01-09 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 電子回路パッケージ強制空冷装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008159747A (ja) | 2008-07-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4713458B2 (ja) | 電子機器収納装置 | |
JP4800237B2 (ja) | 電子機器収納装置 | |
US7769489B2 (en) | Robot control device and robot system | |
JP4543333B2 (ja) | 制御盤 | |
CN107548534B (zh) | 具有开关柜组和编入其中的冷却设备的开关柜装置 | |
JP4859777B2 (ja) | 室外ユニット | |
JP6279826B2 (ja) | 空気調和装置の室内機 | |
JP6944251B2 (ja) | 制御盤 | |
CN101520680A (zh) | 安装计算机组件的方法和设备 | |
JP5648188B2 (ja) | インバータ制御盤 | |
JP6580573B2 (ja) | 数値制御工作機械のための制御コンソール | |
US20120039035A1 (en) | Server system and heat dissipation device thereof | |
JP2005268546A (ja) | 筐体ユニット収納ラック | |
CN114128413A (zh) | 控制柜和相关的插入式控制设备 | |
JP4445831B2 (ja) | 電装装置及び画像形成装置 | |
JP2005294456A (ja) | 電力機器用制御盤及び電源装置 | |
US10284052B2 (en) | Motor drive device which cools heat sink by outside air | |
JP2012190876A (ja) | 制御盤 | |
JP2009030884A (ja) | 室外ユニット | |
JP4919512B2 (ja) | コンピュータ室の空気調和システム及びその送風ラック | |
JP2005229126A (ja) | 電子機器収納ラック | |
JP7049751B2 (ja) | 電子機器 | |
JP2005101042A (ja) | 電子機器用ラックの空冷装置及びそのような空冷装置を備えた電子機器用ラック | |
JP2005037704A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4826654B2 (ja) | 空気調和装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090831 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101228 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110118 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110302 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110322 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110324 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |