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JP4700865B2 - 記録装置 - Google Patents

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JP4700865B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、AC電源を用いるための電源ユニットと、電池と少なくとも一つが装着可能な記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的なデジタルカメラの撮像動作について説明する。レリーズ部材の押圧操作によりレリーズスイッチがONし撮像動作を開始すると、周知の測光動作、焦点調節を経て、被写体からの撮影光束が撮影レンズを通ってシャッタおよび絞りによって適正光量に制御され、撮像素子(センサ)であるCCDに入射する。撮影光束はCCDによって光電変換され、信号処理回路により所定の画像処理が施すことで画像信号を得ることができる。画像信号はA/D変換回路を経由してデジタル信号に変換され、一時的にデジタルカメラ本体に内蔵されている揮発性メモリであるフレームメモリに記憶される。その後、圧縮回路で周知のデータ圧縮処理が施され、カードI/F(インターフェース)を介してメモリカードなどの着脱可能な不揮発性の記録媒体に記録される。
【0003】
デジタルカメラ等のデジタル機器は銀塩フィルムを用いるカメラとは異なり、上述のようにCCD等の撮像素子を搭載しており、より多くの電力を消費する。近年では、電池(バッテリ)の性能が向上したため、小型でありながら大きな容量を有する電池がある。しかしながら、性能が向上したとはいえ電池の容量は有限であり、デジタル機器に十分な電力を供給する時間には限度がある。そこで、商用電源から電力を得るAC電源ユニットを使用することを考慮し、電池またはAC電源ユニットの何れかを装着して使用できる構造になっている。
【0004】
電池ではなく商用電源(AC電源)を使用する場合、電池とは異なりトラブルがなければ電力は無制限に使用可能である。しかしながら、商用電源装置の接続プラグを不用意にコンセントから抜いた時や、不意の停電時には、突然電源が瞬断してしまう(以降、電源瞬断と称す)ことになる。もし、デジタルカメラがメモリカードなどの記録媒体に画像データ等を記録している最中に電源瞬断が起きてしまうと、書き込み(以降、記録動作と称す)中のデータを残せなくなるばかりでなく、既に記録済みのデータにも影響を及ぼす可能性がある。そのため、バックアップ用のコンデンサを搭載し電圧低下を遅延させることで、記録動作が終わるまではある程度の電圧を確保する対策が考えられる。しかし、容量の大きな画像データ等、保存すべきデータが多量の場合は記録動作に必要な時間も多く、データ量が多ければ記録動作が終了する前に電圧が最低動作電圧以下に低下してしまい、記録媒体中のデータを正常なまま残すことができないことがある。また、記録時間に要する電力をより多く蓄積できるよう、遅延手段の一つとしてのバックアップ用のコンデンサを大型化することが考えられるが、大型化すればそれだけ携帯性を損ね、コストアップにもつながってしまう。
【0005】
そこで、商用電源使用時に電源瞬断が起きた場合でも、バックアップ用のコンデンサを大型化せずとも記録動作の時間を確保する技術が、特開平11−41534号公報に記載されている。特開平11−41534号公報によれば、商用電源使用時は電源電圧を観察し、デジタル機器に電源電圧が供給されていないことを検出すると即座にデータを不揮発性メモリに記憶させるよう制御し、電源瞬断前のデータの保護を図るようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
デジタルカメラ等のデジタル機器の電源として電池を使用した場合でも、電池が供給できる電力が少なければ記録動作中のデータを残すことができず、既に記録済みのデータにも影響を及ぼす可能性はある。
【0007】
しかし、電源として電池を使用した場合には商用電源使用時と異なり、電源瞬断という状況が起きることは考えにくい。したがって特開平11−41534号公報に記載されているように、デジタル機器に電源電圧が供給されていないことを検出してからデータを不揮発性メモリに記憶させるという方法は、電源として電池を使用した場合には適用できない。また、電池使用時には電池の電圧降下によって電源電圧が低下するものであり、商用電源使用時と比較して記録動作の時間を確保しやすい。
【0008】
本発明は、AC電源を用いるための電源ユニットと、電池いずれか一つから供給される電圧が低下した場合であっても、メモリに記憶された画像データを不揮発性記録媒体に記録できるようにすることを目的とする
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る記録装置は、AC電源を用いるための電源ユニットと、電池との少なくとも一つが装着可能な記録装置であって、画像データを記憶するメモリと、前記メモリに記憶された画像データを不揮発性記録媒体に記録する第1の処理を行う記録手段と、前記第1の処理と異なる第2の処理を停止するか否かを制御するための制御手段とを有し、前記電源ユニットが前記記録装置に装着されている場合であり、かつ、前記電池が前記記録装置に装着されていない場合に、前記電源ユニットから供給される電圧が第2の電圧よりも低く、第3の電圧以上である場合、前記制御手段は、前記第1の処理を停止しないようにするが、前記第2の処理を停止するようにし、前記電源ユニットが前記記録装置に装着されていない場合であり、かつ、前記電池が前記記録装置に装着されている場合に、前記電池から供給される電圧が第1の電圧よりも低く、前記第3の電圧以上である場合、前記制御手段は、前記第1の処理を停止しないようにするが、前記第2の処理を停止するようにし、前記電源ユニット及び前記電池が前記記録装置に装着されている場合に、前記電源ユニットまたは前記電池から供給される電圧が前記第1の電圧よりも低く、前記第3の電圧以上である場合、前記制御手段は、前記第1の処理を停止しないようにするが、前記第2の処理を停止するようにし、前記第2の電圧は、前記第1の電圧よりも高く、前記第3の電圧は、前記記録手段が前記第1の処理を行うことが可能な電圧であり、前記第3の電圧は、前記第1の電圧及び前記第2の電圧よりも低いことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
図1乃至図5は、本発明の実施の形態を説明する図である。図1から図3において、同一部材には同一符号が付されている。
【0013】
先ず、図1を用いてデジタルカメラ本体と電源供給装置との接続について説明する。
【0014】
1はデジタルカメラ本体であり、デジタルカメラ本体1の下部には電源供給装置の装着部1aが設けられている。2はデジタルカメラ本体1に装着され、交換可能な撮影レンズである。3はデジタルカメラの撮影動作を開始するためのレリーズ部材であり、レリーズ部材3が押されることにより公知の測光、焦点検出動作、及び撮像動作等を行う。4,5,6はデジタルカメラ本体に電源を供給する電源供給装置であり、4は電池である。4aは電池カプラ部であり、ニッケル水素電池等の繰り返し充電可能な二次電池が内蔵されている。4bはデジタルカメラ本体に電源を供給する出力端子である。5は商用電源を使用するためのAC電源ユニットであり、5aはAC電源カプラ部、5bは出力端子である。5c、5dはカプラ部5aに収納され、商用電源によって電荷が蓄積されるバックアップコンデンサであり、出力端子5bに接続されている。5eはAC/DCコンバータ部であり、交流電源を直流定電圧に降圧する役割を果たしている。5fはACケーブルであり、商用電源コンセントに接続され、AC/DCコンバータ部に交流電源を供給する。5gはAC/DCコンバータ部5eとカプラ部5aと繋ぐケーブルである。ここで、本実施形態では電池4とAC電源ユニット5とはデジタルカメラ本体の同一端子に取り付けられるため、バックアップコンデンサ5c,5dはAC電源ユニット5の内部に設けられているが、電池4とAC電源ユニット5とがデジタルカメラ本体の異なる端子に取り付けられる構成であれば、バックアップコンデンサはデジタルカメラ本体に設ける構成としても構わない。6は大容量電池ユニットであり、6aはカプラ部、6bは出力端子である、6cは大容量電池収納部であり、電池4と比較して大容量の電力を蓄積可能である。6dはカプラ部6aと大容量電池収納部6cとを繋ぐケーブルである。電源装着部1aには、電源供給装置4、5、6のうち任意の何れか一つが装着可能であり、それぞれの電源の出力端子4b、5b、6bを介してデジタルカメラ本体への給電が行われる。
【0015】
図2は、電源ユニットの一つであるAC電源ユニット5がデジタルカメラ本体1の装着部1aに装着された状態を示す図である。
【0016】
図3は、本発明におけるデジタルカメラの回路構成を示すブロック図を示す。
【0017】
同図において、3は図1にも示したレリーズ部材であり、押し込まれると第1ストロークでSW1、第2ストロークでSW2のスイッチがONされる。図中では、説明のために電源供給装置であるところの電池4または6、及びAC電源ユニット5が記載されているが、実際には4,5,6の何れか任意の一つの電源供給装置を装着して使用する。また、ここでいう電池とは、電池4と大容量電池ユニット6との両者を含むものであり、以降、電池といえば電池4あるいは大容量電池ユニット6のいずれかを含むものとして扱う。11はデジタルカメラ全体の回路を制御するための制御回路であり、デジタルカメラ全体を管理するCPUや、CPUのインターフェース回路、及び各回路にクロック信号を供給するタイミング回路等を含んでいる。12は液晶モニターからなる表示装置であり、後述の信号処理回路21により処理された画像信号をもとに撮像した画像を表示する。13は入力操作部材である各種操作ボタンを示しており、連動したスイッチが操作されることにより、制御回路11がそのスイッチの操作に対応した処理を実行する。また、シャッタスピード、絞り値、撮影済み駒数、残り駒数などの撮影情報も必要に応じて表示される。14はLEDインジケータであり、後述の電圧比較回路17の判定結果に応じて、電源電圧の不足を示すマークを点灯または点滅によって表示する。15は電源判別回路であり、デジタルカメラ本体1に装着された電源供給装置がAC電源ユニット5であるか、電池4または6であるかの判別を行う。16は電源制御回路であり、入力電圧の安定化や、デジタルカメラ内負荷である表示装置12やその他の諸回路への電源の供給の制御を行う。17は電圧比較回路であり、各種の電源装置からの供給される電圧をモニター(検出)し、電源装置の種別ごとに予め設定された所定値である基準電圧と比較し、その結果を制御回路11に出力する。
【0018】
次に本ブロック図における画像記録について説明する。レリーズ部材3が操作され、SW1、SW2がONし撮像動作を開始すると、被写体からの撮影光束は撮影レンズ18を通りシャッタおよび絞り19によって適正光量に調整される。適正光量に調整された撮影光束は撮像素子であるCCD(センサ)20に入射して光電変換され、信号処理回路21によりγ補正などの処理が施されて画像信号が形成される。画像信号はA/D変換回路22でデジタル信号に変換され、一時的にフレームメモリ23に記憶される。その後、圧縮回路24で周知のデータ圧縮処理が施された後、カードI/F(インターフェース)25を介してメモリカード26に記録される。
【0019】
図4は電源電圧と記録動作時間の関係を示す図である。
【0020】
同図において、縦軸は各種電源供給装置の電源電圧、横軸は時間である。図中、Vbatは電池の電源電圧を示し、Vacは、AC電源ユニットの電源電圧を示している。電池の電源電圧Vbatは、時間とともに徐々に電池容量が減少し、それに伴い電池電圧も徐々に低下する。一方AC電源ユニットの電源電圧Vacは、商用電源を用いているので、正常な電力供給が行われていれば電圧の波形は常時同一パターンを繰りかえすため、AC/DCコンバータからの出力電圧は略一定値になる。
【0021】
Vth1は第一の基準電圧であり、デジタルカメラの電源として電池が用いられている場合に設定される基準電圧である。Vth2は第二の基準電圧であり、デジタルカメラの電源として商用電源が用いられている場合に設定される基準電圧である。第二の基準電圧Vth2は、は第一の基準電圧Vth1より高く設定されている。Vminは最低動作保証電圧であり、緊急を要する所定の動作を最低限保証することが可能な電圧である。
【0022】
t1は電池使用時の記録動作所要時間であり、外部メモリにデータを記録するために要する時間である。t2は商用電源使用時の記録動作所要時間であり、外部メモリにデータを記録するために要する時間である。
【0023】
先ず、電源として商用電源を使用する場合について説明する。
【0024】
Tsは電源瞬断のタイミングである。電源瞬断は、商用電源コンセントからAC電源ユニットのケーブル5fが急に抜かれるか、急な停電が生じた場合などに起こる。電源瞬断時点Tsから電源電圧は一気に降下し始める。電源電圧が第二の基準電圧Vth2まで降下した時点Tcで瞬断が検出され、デジタルカメラは緊急動作モードになり、記録動作以外の全ての動作が禁止される。AC電源ユニット5のカプラ部5aにはバックアップ用のコンデンサ5a、5bが搭載されており、コンデンサに蓄積された電荷が電力として使用可能なため、瞬断を検知してから最低動作保証電圧Vminに達するまでは電圧降下時間t3を要す。
【0025】
このt3が記録動作所要時間t2よりも長くなるように第二の基準電圧Vth2を設定しておけば、データの記録動作途中あるいは記録動作開始と同時に瞬断が発生しても、このときの記録動作所要時間t2経過時に電源電圧はデジタルカメラの最低動作保証電圧Vminまで降下することはない。従って、記録動作を保証することができるのである。
【0026】
一方、電源として電池を使用する場合について説明する。電池使用時には商用電源使用時のような瞬断は生じない。しかし、電池の電源電圧は、極めて緩やかに電圧が降下していく。電圧が降下し、第一の基準電圧Vth1になると、制御回路11によってデジタルカメラは緊急動作モードに設定され、記録動作以外の全ての動作が禁止される。電池の電圧が第一の基準電圧Vth1を下回っても、記録動作を行うのに必要な電圧は確保されており、記録動作所要時間t1経過前に、電圧がデジタルカメラの最低動作保証電圧Vminまで降下することはない。従って、記録動作を保証することができるのである。
【0027】
本実施の形態では、第一の基準電圧Vth1と第二の基準電圧Vth2との関係を下記のようにしている。
【0028】
Vth1 < Vth2 ・・・・・・(1)
その理由を以下に述べる。
【0029】
電源電圧が極端に低下し、最低動作保証電圧Vminより小さくなると動作に不具合を生ずる。動作が不安定になるだけでなく、制御不能に陥る恐れもある。従って、電源電圧が最低動作保証電圧Vminまで低下する前に、禁止電圧レベルを設定し、動作を禁止または制限しなければならない。
【0030】
ところで、電源として電池を使用する場合は、同じ電池をなるべく長く、容量を残さず使いたい。従って、最低動作保証電圧Vmin以上の範囲で、記録動作所要時間t1を確保できる範囲で禁止電圧レベルをなるべく低く設定すればよい。このときの禁止電圧レベルが基準電圧Vth1である。
【0031】
一方、電源として商用電源を使用する場合、瞬断を考慮して電源の出力端子側にバックアップ用のコンデンサを接続する。コンデンサに蓄積される電荷Qは、一般的に下記の式で示される。
【0032】
Q = C・V ・・・・・・(2)
( Q:電荷、C:静電容量、V:電圧 )
瞬断時の動作を保証するためには、バックアップ用のコンデンサに蓄えられている電荷は多いほど安全である。従って、(2)式のQの値は大きい方が好ましい。即ち静電容量Cを大きくするか、または電圧Vを高く設定することになるのだが、静電容量Cを大きくすると、コンデンサ自体が大型化するため電源供給装置も大きくなってしまう。電源供給装置の大型化を防ぐには、静電容量Cは大きくせずに電圧Vを高く設定すればよい。商用電源使用時は電池使用時と異なり電圧降下がないため、禁止電圧レベルすなわち第二の基準電圧Vth2を高く設定することが可能である。第二の基準電圧Vth2時にバックアップ用コンデンサに蓄積されている電荷をQth2は、
Qth2 = C・Vth2 ・・・・・・(3)
で表せる。
【0033】
従って、記録動作所要時間t2が経過しても最低動作保証電圧Vminより高い電圧を維持できるような電荷Qth2を予め求めておき、求められたQth2の値をもとに第二の基準電圧Vth2を設定すればよい。
【0034】
即ち、瞬断検出時Tcと同時に記録動作が開始されても、最低動作保証電圧Vminまで電圧降下に要する時間t3に対して、記録動作所要時間t2が短くなるように、Vth2を設定すればよい。
【0035】
次に図5を用いて、図1〜図3に示したデジタルカメラの制御フローについて説明する。
【0036】
ステップ#1において、メイン電源がONされると、デジタルカメラは動作状態になる。
【0037】
ステップ#2において、制御回路11はフラグや制御変数等を初期化する。
【0038】
ステップ#3において、電源判別回路15によりデジタルカメラ本体1に装着された電源供給装置が、AC電源ユニットであるか、電池であるかの判別(すなわち電池を電源とするか、商用電源を電源とするかの判別)を行う。装着された電源供給装置が電池である場合にはステップ#4へ進み、逆にAC電源ユニットである場合にはステップ#5へ進む。
【0039】
ステップ#4においては、装着された電源供給装置が電池であるので、CPUは電圧比較回路に第一の基準電圧の設定を行い、ステップ#6へ進む。
【0040】
ステップ#5においては、装着された電源供給装置がAC電源ユニットであるので、CPUは電圧比較回路に第二の基準電圧の設定を行い、ステップ#6へ進む。
【0041】
ステップ#6において、電圧比較回路17により電源電圧の判定がなされる。電源電圧の判定は、前ステップで既に設定されている基準電圧(第一または第二)と比較される。電源電圧が基準電圧よりも低ければ、NGと判断してステップ#7へ進み、電源電圧が基準電圧よりも高ければ、OKと判断してステップ#8へ進む。
【0042】
ステップ#7において、インジケータ14によって電源電圧の不足を示すマークを点滅(あるいは点灯)表示するか、あるいは表示装置12によって電源電圧の不足を示す警告がなされた後、電源をOFFしてステップ#1に戻る。
【0043】
ステップ#8において、表示装置12が現在捕らえている被写体像や、あるいは撮影情報の表示を行う。
【0044】
ステップ#9において、レリーズ部材3の半押し(第1ストローク)でSW1がONしたことを検出すればステップ#10へ進み、SW1がONしたことを検出できなければステップ#1に戻る。
【0045】
ステップ#10において、公知の測光動作と焦点検出動作とを行い、撮影レンズ18を駆動して焦点を調節する。
【0046】
ステップ#11において、レリーズ部材3が全押し(第2ストローク)されSW2がONしたことを検出するとステップ#12へ進み、SW2がONしなければ、ステップ#10へ戻り再度測光動作と焦点検出動作を行う。
【0047】
ステップ#12において、CCDでの信号蓄積、CCDの出力信号処理、A/D変換等が一連の撮像動作として行われる。
【0048】
ステップ#13において、ステップ#12の撮像動作により得られた画像データを一時的にフレームメモリ23に記憶させる。
【0049】
ステップ#14において、フレームメモリ23に一時的に記憶された画像データの圧縮処理、及びメモリカード26へのデータの書き込み(記録動作)が開始される。
【0050】
ステップ#15において、電圧比較回路17によって電源電圧のチェックが行われる。電源供給装置が電池の場合は、電圧比較回路17の検出結果により電源電圧が第一の基準電圧よりも高ければOKと判断しステップ#16へ進み、第一の基準電圧よりも低ければNGと判断しステップ#17に進む。電源供給装置がAC電源ユニット(商用電源使用時)の場合は、検出結果により電源電圧が高い第二の基準電圧よりも高ければ、OKと判断しステップ#16へ進み、第二の基準電圧よりも低ければNGと判断しステップ#17に進む。ここで、第二の基準電圧は上述したように第一の基準電圧よりも高い値に設定されている。
【0051】
ステップ#16において、表示装置12に撮像により得られた画像と撮像データの表示、及び入力操作部材13の受け付けを継続して行い、ステップ#18に進む。
【0052】
ステップ#17において、電源制御回路16が表示装置12への給電を停止し、直ちに表示装置12の表示を中止させ、入力操作部材13の受け付けも禁止し、ステップ#18に進む。ただし、このとき、記録動作のみは継続されている。
【0053】
ステップ#18において、記録動作が完了したか否かの判断を行う。記録動作継続中であれば、未完と判断しステップ#15へ戻るが、記録動作終了であれば完了と判断しステップ#19へと進み、一連の処理が終了する。
【0054】
このように電池使用時の禁止電圧レベルを商用電源使用時の禁止電圧レベルよりも低く設定することで、電池使用時および商用電源使用時のいずれにおいても記録動作中の電源電圧を確保でき、かつ、電池に蓄積された電荷を無駄にすることなく使用することができる。
【0055】
なお、上記の実施の形態では、フレームメモリからメモリカードなどの記録媒体に画像データ等の記録動作を行う最中に電源瞬断や電圧低下が生じた場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。デジタルカメラが外部記録媒体への記録動作を行っていない場合でも、電源電圧が降下して禁止電圧レベルに達したならば外部記録媒体への記録動作を開始する構成にしてもよい。これならば撮影者が記録動作のための操作を行わずとも、それまで撮影した画像データだけでも外部記録媒体へ確実に記録することができ、撮影した画像データが無駄になってしまうことはない。ただしこの場合は、上記実施の形態では記録動作開始後に電源電圧と第一あるいは第二の基準電圧とを比較するのに対し、撮影制御フローとは別に周期的に電源電圧と基準電圧とを比較する制御を行う。
【0056】
また、上記の実施の形態では、AC電源ユニットと電池のいずれか一方を装着可能なデジタルカメラについて説明したが、両方の電源を一度に装着可能なものであっても構わない。両方の電源を装着した場合はAC電源の瞬断が生じても電池による電源供給が可能であるので、上記実施の形態における第一の基準電圧と電源電圧とを比較さえすればよい。この場合は、電源判別回路はAC電源ユニットだけが装着されているか電池が装着されているかを判別し、電圧比較回路は、AC電源ユニットのみ装着されている場合は第二の基準電圧を設定し、電池が装着されている場合はAC電源ユニットの装着に関係なく第一の基準電圧を設定する。
【0057】
また、上記実施の形態ではデジタル機器としてのデジタルカメラに適用した形態について説明を行ったが、無論、データをフレームメモリ等の揮発性記憶媒体に一時的に保存し、その後に不揮発性記憶媒体に該データを記録させる機能を有する装置であれば、本発明は適用可能であることは言うまでもないであろう。
【0058】
【発明の効果】
発明によれば、AC電源を用いるための電源ユニットと、電池とのいずれか一つから供給される電圧が低下した場合であっても、メモリに記憶された画像データを不揮発性記録媒体に記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態におけるデジタルカメラ本体と複数の電源供給装置を示す図。
【図2】本実施の形態におけるデジタルカメラ本体と商用電源供給装置が接続された状態を示す図。
【図3】本実施の形態におけるデジタルカメラの回路構成を示すブロック図。
【図4】本実施の形態におけるデジタルカメラの電源電圧と記録動作時間の関係を示す図。
【図5】本実施の形態におけるデジタルカメラの制御回路の処理フローを示す図。
【符号の説明】
1 デジタルカメラ本体
1a 装着部
2 撮影レンズ
3 レリーズ部材
4 電池
5 AC電源ユニット
5a AC電源カプラ部
5b 出力端子
5c,5d バックアップコンデンサ
5e AC/DCコンバータ
5f ACケーブル
5g ケーブル
6 大容量電池ユニット
6a カプラ部
6b 出力端子
6c 大容量電池収納部
6d ケーブル

Claims (4)

  1. AC電源を用いるための電源ユニットと、電池との少なくとも一つが装着可能な記録装置であって、
    画像データを記憶するメモリと、
    前記メモリに記憶された画像データを不揮発性記録媒体に記録する第1の処理を行う記録手段と、
    前記第1の処理と異なる第2の処理を停止するか否かを制御するための制御手段とを有し、
    前記電源ユニットが前記記録装置に装着されている場合であり、かつ、前記電池が前記記録装置に装着されていない場合に、前記電源ユニットから供給される電圧が第2の電圧よりも低く、第3の電圧以上である場合、前記制御手段は、前記第1の処理を停止しないようにするが、前記第2の処理を停止するようにし、
    前記電源ユニットが前記記録装置に装着されていない場合であり、かつ、前記電池が前記記録装置に装着されている場合に、前記電池から供給される電圧が第1の電圧よりも低く、前記第3の電圧以上である場合、前記制御手段は、前記第1の処理を停止しないようにするが、前記第2の処理を停止するようにし、
    前記電源ユニット及び前記電池が前記記録装置に装着されている場合に、前記電源ユニットまたは前記電池から供給される電圧が前記第1の電圧よりも低く、前記第3の電圧以上である場合、前記制御手段は、前記第1の処理を停止しないようにするが、前記第2の処理を停止するようにし、
    前記第2の電圧は、前記第1の電圧よりも高く、
    前記第3の電圧は、前記記録手段が前記第1の処理を行うことが可能な電圧であり、
    前記第3の電圧は、前記第1の電圧及び前記第2の電圧よりも低いことを特徴とする記録装置。
  2. 前記第1の電圧は、前記記録装置が前記電池から電力供給される場合に前記記録手段が前記第1の処理を行うための時間に基づいて設定される電圧であり、
    前記第2の電圧は、前記記録装置が前記電源ユニットから電力供給される場合に前記記録手段が前記第1の処理を行うための時間に基づいて設定される電圧であることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記第2の処理は、前記記録装置を操作するための操作手段からの入力を受け付けるための処理と、画像データを表示手段に表示するための処理とを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の記録装置。
  4. 前記不揮発性記録媒体は、前記記録装置から取り外し可能な記録媒体であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の記録装置。
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