[go: up one dir, main page]

JP4687026B2 - 表示装置および表示装置の駆動方法 - Google Patents

表示装置および表示装置の駆動方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4687026B2
JP4687026B2 JP2004213778A JP2004213778A JP4687026B2 JP 4687026 B2 JP4687026 B2 JP 4687026B2 JP 2004213778 A JP2004213778 A JP 2004213778A JP 2004213778 A JP2004213778 A JP 2004213778A JP 4687026 B2 JP4687026 B2 JP 4687026B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
driving
switching transistor
transistor
display device
pixel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004213778A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006030921A (ja
Inventor
哲郎 山本
勝秀 内野
淳一 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2004213778A priority Critical patent/JP4687026B2/ja
Publication of JP2006030921A publication Critical patent/JP2006030921A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4687026B2 publication Critical patent/JP4687026B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Control Of El Displays (AREA)

Description

本発明は、表示装置および表示装置の駆動方法に関し、特に流れる電流によって輝度が変化する電気光学素子を表示素子として有する画素回路が行列状に配置されてなり、画素回路(画素)毎に能動素子を有して当該能動素子によって画素単位で表示駆動が行われる表示装置および当該表示装置の駆動方法に関する。
表示装置、例えば画素の表示素子として液晶セルを用いた液晶表示装置においては、液晶セルを含む画素を多数マトリクス状に配列し、表示すべき画像情報に応じて画素毎に光強度を制御することによって画像の表示駆動が行われるようになっている。この表示駆動は、画素の表示素子として、流れる電流によって輝度が変化する電気光学素子、例えば有機EL(electro luminescence)素子を用いた有機EL表示装置でも同様である。
ただし、有機EL表示装置の場合は、画素の表示素子として、自発光素子である有機EL素子を用いたいわゆる自発光型の表示装置であるため、光源(バックライト)からの光強度を制御する液晶表示装置に比べて画像の視認性が高い、バックライトが不要、応答速度が速い等の利点を持っている。また、有機EL素子の発光輝度がそれに流れる電流値によって制御される、即ち有機EL素子が電流制御型であるという点で、液晶セルが電圧制御型である液晶表示装置とは大きく異なっている。
有機EL表示装置においては、液晶表示装置と同様、その駆動方式として単純(パッシブ)マトリクス方式とアクティブマトリクス方式とを採ることができる。ただし、単純マトリクス方式の表示装置は、構造が単純であるものの、大型でかつ高精細の表示装置の実現が難しいなどの問題がある。このため、近年、画素内部の発光素子に流れる電流を、同様に画素内部に設けた能動素子、例えば絶縁ゲート型電界効果トランジスタ(一般には、薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor;TFT)によって制御する、アクティブマトリクス方式の開発が盛んに行われている。
図17は、アクティブマトリクス型有機EL表示装置の構成の概略を示すブロック図である。このアクティブマトリクス型表示装置は、有機EL素子を含む画素(画素回路)51がマトリクス状にm列n行配列されてなる画素アレイ部52を有している。ここでは、図面の簡略化のために、画素アレイ部52が3列2行の画素配列の場合を例に挙げて示している。
この画素アレイ部52において、画素51の各々に対して各行毎に走査線53および駆動線54が配線され、また各列毎にデータ線55が配線されている。この画素アレイ部52の周囲には、走査線53を駆動する書き込み走査回路56と、駆動線54を駆動する駆動走査回路57と、輝度情報に応じたデータ信号をデータ線55に供給するデータ線駆動回路58とが配置されている。
図18は、アクティブマトリクス型有機EL表示装置における画素回路(単位画素の回路)の従来例を示す回路図である。
図18から明らかなように、この従来例に係る画素回路は、例えばカソード(陰極)が接地電位GNDに接続された有機EL素子101と、ドレインが有機EL素子101のアノード(陽極)に接続され、ソースが正電源電位Vccに接続されたPチャネルTFT102と、このTFT102のゲートと正電源電位Vccとの間に接続されたキャパシタ103と、ソースがTFT102のゲートに、ゲートが走査線105に、ドレインがデータ線106にそれぞれ接続されたPチャネルTFT104とを有する構成となっている(例えば、特許文献1,2参照)。
ここで、有機EL素子は多くの場合整流性があるため、OLED(Organic Light Emitting Diode)と呼ばれることがある。したがって、図18およびその他の図では、OLEDとしてダイオードの記号を用いて示している。ただし、以下の説明において、OLEDには必ずしも整流性が要求されるものではない。
続いて、上記構成の画素回路の動作について説明する。先ず、走査線105の電位を選択状態(ここでは、低レベル状態)とし、データ線106に書き込み電位Vdataを印加すると、TFT104が導通してキャパシタ103が充電または放電される。これにより、TFTl02のゲート電位は書き込み電位Vdataとなる。次に、走査線105の電位を非選択状態(ここでは、高レベル状態)とすると、走査線105とTFTl02とは電気的に切り離されるが、TFTl02のゲート電位はキャパシタ103によって安定に保持される。
そして、TFTl02および有機EL素子101に流れる電流は、TFTl02のゲート・ソース間電圧Vgsに応じた値となる。すると、有機EL素子101は、その電流値に応じた輝度で発光し続ける。ここで、データ線106を通して供給される輝度情報を、走査線105を選択し、TFT104を通して画素内部に伝える動作を、以下、「書き込み」と呼ぶこととする。
上述したように、図18の画素回路では、一度電位Vdataの書き込みを行えば、次に電位Vdataの書き込みが行われるまでの間、有機EL素子101は一定の輝度で発光を継続する。また、駆動トランジスタであるTFT102のゲート電圧を変化させることで、有機EL素子101に流れる電流値を制御している。このとき、TFT102は、ソースが正電源電位Vccに接続されており、常に飽和領域で動作しているため、下記の式(1)に示した電流値Idsを持つ定電流源となっている。
Ids=1/2・μ(W/L)Cox(Vgs−|Vth|)2 …(1)
ここで、VthはTFT102のしきい値、・はキャリアの移動度、Wはチャネル幅、Lはチャネル長、Coxは単位面積当たりのゲート容量、Vgsはゲート・ソース間電圧である。
単純マトリクス型表示装置では、各発光素子は、選択された瞬間にのみ発光する。これに対して、アクティブマトリクス型表示装置では、書き込み終了後も発光素子が発光を継続する。したがって、アクティブマトリクス型表示装置は、単純マトリクス型表示装置に比べて発光素子のピーク輝度、ピーク電流を下げることができるなどの点で、とりわけ大型・高精細の表示装置では有利となる。
図19は、有機EL素子の電流−電圧特性(I−V特性)の経時変化を示す特性図である。図19において、実線で示す曲線が初期状態時の特性を示し、破線で示す曲線が経時変化後の特性を示している。
一般的に、有機EL素子のI−V特性は、図19に示すように、時間が経過するにつれて劣化してしまう。ところが、図18の画素回路では、先述したように、駆動トランジスタであるTFT102による定電流駆動のために有機EL素子101には定電流が流れ続け、有機EL素子のI−V特性が劣化してもその発光輝度が低下することはない。
ところで、図18の画素回路は、PチャネルのTFTによって構成されている。このPチャネルのTFTに代えて、NチャネルのTFTによって画素回路を構成することができれば、TFT作成において、従来のアモルファスシリコン(a−Si)プロセスを用いることができるようになるため、TFT基板の低コスト化を図ることができる。
ここで、PチャネルのTFTをNチャネルのTFTに置き換えた画素回路について考察する。
図20は、図18のPチャネルTFTをNチャネルTFTに置き換えた画素回路の構成を示す回路図である。
図20から明らかなように、この画素回路は、例えばカソードが接地電位GNDに接続された有機EL素子201と、ソースが有機EL素子201のアノードに接続され、ドレインが正電源電位Vccに接続されたNチャネルTFT202と、このTFT202のゲートと正電源電位Vccとの間に接続されたキャパシタ203と、ドレインがTFT202のゲートに、ゲートが走査線205に、ソースがデータ線206にそれぞれ接続されたNチャネルTFT204とを有するソースフォロア回路構成となっている。
図21は、初期状態における駆動トランジスタとしてのTFT202と有機EL素子201の動作点を示す図である。図21において、横軸はTFT202のドレイン・ソース間電圧Vdsを、縦軸はドレイン・ソース間電流Idsをそれぞれ示している。図21に示すように、ソース電圧はTFT202と有機EL素子201との動作点で決まり、ゲート電圧によって異なる値を持つ。このTFT202は飽和領域で駆動されるため、動作点のソース電圧に対したゲート・ソース間電圧Vgsに関して式(1)で与えられる電流値の電流Idsを流す。
米国特許第5684365号明細書 特開平8−234683号公報
しかしながら、PチャネルのTFTをNチャネルのTFTに置き換えた画素回路においても、有機EL素子のI−V特性の経時変化に伴う劣化は避けられず、これにより、図22に示すように、動作点が変動してしまうため、駆動トランジスタであるTFT202に同じゲート電圧を印加したとしてもそのソース電圧は変動する。これにより、TFT202のゲート・ソース間電圧Vgsが変化してしまい、当該TFT202に流れる電流値が変動する。同時に、有機EL素子201に流れる電流値も変化するため、有機EL素子201のI−V特性が変化すると、それに伴って有機EL素子201の発光輝度も経時変化してしまう。
また、図20の画素回路の変形例として、図23に示すように、有機EL素子201のアノードを正電源電位Vccに接続し、駆動トランジスタとしてのNチャネルTFT202のドレインを有機EL素子201のカソードに、ソースを接地電位GNDにそれぞれ接続する回路構成を採ることも考えられる。
この変形例に係る画素回路においては、図18のPチャネルTFT102による駆動の場合と同様に、NチャネルTFT202はソース電位が接地電位GNDに固定され、定電流源として動作する。したがって、有機EL素子201のI−V特性の劣化による輝度変化を防止できる。
しかしながら、この変形例に係る画素回路では、駆動トランジスタであるNチャネルTFT202を有機EL素子201のカソード側に接続する構成を採らざるを得ない。このカソード接続の構成を採るためには、有機EL素子に関して新規にアノード・カソードの電極の開発が必要である。このアノード・カソードの電極の開発は、現状の技術では非常に困難であるとされている。このような観点から、従来は、有機EL素子のI−V特性の経時変化に伴う輝度の変化を抑えたNチャネルトランジスタによる画素回路の開発は為されていなかった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、発光素子の電流−電圧特性が経時変化しても、それに伴う輝度変化のないNチャネルトランジスタによって実現可能な画素回路が行列状に配置されてなる表示装置および表示装置の駆動方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明では、
一端が第1の電源電位に接続された電気光学素子と、
前記電気光学素子の他端にソースが接続された駆動トランジスタと、
前記駆動トランジスタのゲートとソースの間に接続された第1のキャパシタと、
データ線から輝度情報に応じた信号を選択的に取り込む第1のスイッチングトランジスタと、
前記駆動トランジスタのドレインと第2の電源電位との間に接続された第2のスイッチングトランジスタと、
前記駆動トランジスタのソースと第3の電源電位との間に接続された第3のスイッチングトランジスタと、
前記駆動トランジスタのゲートと前記第1のスイッチングトランジスタとの間に接続された第2のキャパシタと、
前記駆動トランジスタのゲートとドレインとの間に接続された第4のスイッチングトランジスタと、
前記第1のスイッチングトランジスタと前記第2のキャパシタとの接続ノードと所定電位との間に接続された第5のスイッチングトランジスタと
を有する画素回路が行列状に配置されてなる表示装置において、
前記画素アレイ部の行列状配列における第1行目から、最終行よりも前記第2,第4および第5のスイッチングトランジスタの駆動期間中でかつ前記第3のスイッチングトランジスタの駆動終了から前記第1のスイッチングトランジスタの駆動開始までの期間に相当する行数だけ手前の第N行目までの前記画素回路を画表示に用いる有効画素とするようにしている。
上記構成の表示装置において、第2のスイッチングトランジスタがオンした状態で、第3のスイッチングトランジスタをオン状態にして駆動トランジスタのソース電位を第3の電源電位に設定し、第1のキャパシタに充電される電圧を入力電圧と第3の電源電位との差に確定させる。そして、第1のキャパシタへの書き込みが終了した後、電気光学素子の発光期間において、第3のスイッチングトランジスタをオフ状態にすることで、電気光学素子に電流が流れ始める。このとき、駆動トランジスタが定電流源として動作することから、電気光学素子の電流−電圧特性が経時変化し、これに伴って駆動トランジスタのソース電位が変化したとしても、第1のキャパシタによって駆動トランジスタのゲート・ソース間の電位差が一定に保たれているので、電気光学素子に流れる電流は変わらず、したがって当該電気光学素子の発光輝度も一定に保たれる。
また、上記書き込み動作に先立って、第3のスイッチングトランジスタがオンした状態で、第4,第5のスイッチングトランジスタがオンすることで、駆動トランジスタの閾値電圧のバラツキをキャンセルする閾値キャンセル期間に入る。この閾値キャンセル期間ににおいて、第3のスイッチングトランジスタをオフすることで、第1,第2のキャパシタの作用により、駆動トランジスタのゲート・ドレイン間電圧が時間の経過とともに緩やかに減少し、一定期間が経過した後に当該駆動トランジスタの閾値電圧Vthと第3の電源電位Vssとの和となる。このとき、上記所定電位をVofsとすると、第1のキャパシタには(Vofs−Vth−Vss)の電圧が、第2のキャパシタにはVthの電圧が保持される。そして、書き込み動作に入ることで、駆動トランジスタの閾値電圧Vthがキャンセルされる。
さらに、閾値電圧Vthのキャンセル期間において、垂直走査方向の最終行に向けて走査が進むにつれて第3の電源電位のノードに流れ込んだり、あるいは当該ノードから流れ出たりする電流量が徐々に増加あるいは減少することによって第3の電源電位が変動し、最終行の閾値キャンセル動作が終了した時点で本来の電位に戻る際に第3の電源電位に揺れが生じ、これに起因してラスター表示時に最終行側に帯状の白筋や黒筋、あるいはグラデーションの画質不良が生じる。これら画質不良が生じるのは、第2,第4および第5のスイッチングトランジスタの駆動期間中でかつ第3のスイッチングトランジスタの駆動終了から第1のスイッチングトランジスタの駆動開始までの期間に相当する行数だけ最終行よりも手前の第N+1行から最終行までとなる。そこで、第1行目から上記行数+1だけ最終行よりも手前の第N行目までの画素回路を有効画素とし、第N+1行目から最終行までの画素回路を画表示に用いない無効画素とすることで、上記画質不良が無効画素の領域で発生することになり、有効画素の領域で発生しなくなる。
本発明によれば、電気光学素子の電流−電圧特性が経時変化し、これに伴って駆動トランジスタのソース電位が変化したとしても、電気光学素子の発光輝度を一定に保つことができ、また第3の電源電位の揺れに起因する帯状の白筋や黒筋、あるいはグラデーションの画質不良を有効画素の領域では発生しないようにすることができるため、ムラのない均一な画質を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明が適用されるアクティブマトリクス型表示装置および当該表示装置に用いられる画素(以下、画素回路と記す場合もある)の構成を示す回路図である。本適用例に係るアクティブマトリクス型表示装置は、流れる電流によって輝度が変化する電気光学素子、例えば有機EL素子31を表示素子として含む画素11がマトリクス状に(行列状に)2次元配置されてなる画素アレイ部12を有している。ここでは、図面の簡略化のために、ある1つの画素11のみを具体的な回路構成をもって示している。
この画素アレイ部12において、画素12の各々に対して各行毎に走査線13、第1,第2駆動線14,15およびオートゼロ線16が配線され、また各列毎にデータ線17が配線されている。この画素アレイ部12の周囲には、走査線13を駆動する書き込み走査回路18と、第1,第2駆動線14,15を駆動する第1,第2駆動走査回路19A,19Bと、オートゼロ線16を駆動するオートゼロ回路21と、輝度情報に応じたデータ信号をデータ線17に供給するデータ線駆動回路22とが配置されている。本例では、書き込み走査回路18および第1駆動走査回路19が画素アレイ部12を挟んで一方側(図の右側)に配置され、その反対側に第2駆動走査回路20およびオートゼロ回路21が配置された構成となっている。
[画素回路]
図1から明らかなように、画素(画素回路)11は、有機EL素子31に加えて、駆動トランジスタ32、キャパシタ(画素容量)33,34およびスイッチングトランジスタ35〜39を回路素子として有する構成となっている。駆動トランジスタ32およびスイッチングトランジスタ35〜39は、Nチャネル電界効果トランジスタ、例えばNチャネルTFT(薄膜トランジスタ)である。以下、駆動トランジスタ32およびスイッチングトランジスタ35〜39を、TFT32およびTFT35〜39と記すものとする。
有機EL素子31は、カソード電極が第1の電源電位(本例では、接地電位GND)に接続されている。TFT32は、有機EL素子31を発光駆動する駆動トランジスタであり、ドレインが第2の電源電位(本例では、正側電源電位Vcc)に、ソースが有機EL素子31のアノード電極にそれぞれ接続されてソースフォロア回路を形成している。キャパシタ33は画素容量であり、一端がTFT32のゲートに、他端がTFT32のソースと有機EL素子31のアノード電極との接続ノードN11にそれぞれ接続されている。
TFT35は、ソースがデータ線17に、ゲートが第1走査線13にそれぞれ接続されている。キャパシタ34は、一端がTFT35のドレインに、他端がTFT32のゲートとキャパシタ33の一端との接続ノードN12にそれぞれ接続されている。TFT36は、ドレインが接続ノードN11に、ソースが第3の電源電位Vss(例えば、接地電位GND)にそれぞれ接続されている。なお、第3の電源電位Vssとして、負側電源電位を用いても良い。
TFT37は、ドレインが電源電位Vccに、ソースがTFT32のドレインに、ゲートが第2駆動線15にそれぞれ接続されている。TFT38は、ドレインがTFT32のドレインとTFT37のソースとの接続ノードN13に、ソースが接続ノードN12に、ゲートがオートゼロ線16にそれぞれ接続されている。TFT39は、ドレインが所定電位Vofsに、ソースがTFT35のドレインに、ゲートがオートゼロ線16にそれぞれ接続されている。
続いて、上記構成の画素(画素回路)11を行列状に2次元配置してなるアクティブマトリクス型有機EL表示装置の回路動作について、図2のタイミングチャートおよび図3〜図7の動作説明図を用いて説明する。
図2には、ある行の画素11を駆動する際に、書き込み走査回路18から走査線13を介して画素11に与えられる書き込み信号WS、第1,第2駆動走査回路19,20から第1,第2駆動線14,15を介して画素11に与えられる第1,第2駆動信号DS1,DS2およびオートゼロ回路21からオートゼロ線16を介して画素11に与えられるオートゼロ信号AZのタイミング関係を示している。図3〜図7の動作説明図では、図面の簡略化のために、TFT32,35〜39についてはスイッチのシンボルを用いて図示するものとする。
通常の発光状態では、書き込み走査回路18から出力される書き込み信号WS、第1駆動走査回路19から出力される駆動信号DS1およびオートゼロ回路21から出力されるオートゼロ信号AZが“L”レベルにあり、第2駆動走査回路20から出力される駆動信号DS2が“H”レベルにあるため、図3に示すように、TFT35,36,38,39はオフした状態にあり、TFT37がオンした状態にある。このとき、駆動トランジスタであるTFT32は、飽和領域で動作するように設計されているため定電流源として動作する。その結果、有機EL素子31にはTFT32から、先述した式(1)で与えられる一定電流Idsが供給される。
次に、TFT37がオンした状態で第1駆動走査回路19から出力される駆動信号DS1およびオートゼロ回路21から出力されるオートゼロ信号AZがH”レベルになり、TFT36,38,39がオン状態となる。これにより、有機EL素子31のアノードには電源電位Vssが印加され、TFT32のゲートには電源電位Vccが印加される。この際、電源電位Vssが有機EL素子31のカソード電圧Vcas(本例では、接地電位GNG)と有機EL素子31の閾値電圧Vthelとの和(Vcas+Vthel)よりも小さいのであれば、有機EL素子31は非発光状態となり、非発光期間に入る。以下、Vss≦Vcas+Vthelとし、VssはGNDレベルにあるとする。このとき、TFT36,38がオンすることでゲート・ソース間電圧Vgdに応じた一定電流Idsは、図4に点線の矢印で示す経路を通って流れる。
次に、第2駆動走査回路20から出力される駆動信号DS2が“L”レベルになることで、図5に示すように、TFT37がオフ状態となり、TFT32の閾値電圧Vthをキャンセル(補正)する閾値キャンセル期間に入る。このとき、TFT32は、ゲートとドレインがTFT38を介して接続されているため飽和領域で動作する。また、TFT32のゲートには、キャパシタ33,34が並列に接続されているため、TFT32のゲート・ドレイン間の電圧Vgdは、図8に示すように、時間の経過とともに緩やかに減少してゆく。
そして、一定期間が経過した後、TFT32のゲート・ソース間電圧VgsはTFT32の閾値電圧Vthとなる。このとき、キャパシタ34には(Vofs−Vth)の電圧が、キャパシタ33にはVthの電圧がそれぞれ充電される。その後、TFT35,37がオフし、TFT36がオンした状態でオートゼロ回路21から出力されるオートゼロ信号AZが“H”レベルから“L”レベルに遷移すると、TFT38,39がオフ状態となり、閾値キャンセル期間の終了となる。このとき、キャパシタ34には(Vofs−Vth)の電圧が、キャパシタ33にはVthの電圧がそれぞれ保持される。
次に、TFT35,38,39がオフし、TFT36,37がオンした状態で書き込み走査回路18から出力される書き込み信号WSが“H”レベルになることで、この書き込み期間では、図6に示すように、TFT35がオン状態となり、データ線17を通して与えられる入力信号電圧Vinの書き込み期間となる。TFT35がオンすることで、TFT35のドレイン、キャパシタ34の一端およびTFT39のソースの接続ノードN14に入力信号電圧Vinを取り込み、当該接続ノードN14の電圧変化量ΔVを、キャパシタ34を介してTFT32のゲートにカップリングさせる。
このとき、TFT32のゲート電圧Vgは閾値電圧Vthという値であり、カップリング量ΔVはキャパシタ33の容量値C1、キャパシタ34の容量値C2およびTFT32の寄生容量値C3によって下記の式(2)のように決定される。
ΔV={C2/(C1+C2+C3)}・(Vin−Vofs)…(2)
したがって、キャパシタ33,34の容量値C1,C2をTFT32の寄生容量値C3に比べて十分大きく設定すれば、TFT32のゲートへのカップリング量ΔVは、TFT32の閾値電圧Vthの影響を受けずに、キャパシタ33,34の容量値C1,C2のみによって決定される。
書き込み走査回路18から出力される書き込み信号WSが“H”レベルから“L”レベルに遷移し、TFT35がオフすることで、入力信号電圧Vinの書き込み期間が終了する。この書き込み期間の終了後、TFT35,38,39がオフした状態で第1駆動走査回路19から出力される駆動信号DS1が“L”レベルになることで、TFT36がオフ状態となり、その後、第2駆動走査回路20から出力される駆動信号DS2が“H”レベルになることで、図7に示すように、TFT37がオン状態となる。
TFT37がオンすることで、TFT32のドレイン電位が電源電位Vccまで上昇する。TFT32のゲート・ソース間電圧Vgsが一定であるため、TFT32は一定電流Idsを有機EL素子31に供給する。このとき、接続ノードN11の電位は、有機EL素子31に一定電流Idsが流れる電圧Vxまで上昇し、その結果、有機EL素子31は発光する。
上述した一連の動作を行う画素回路11においても、有機EL素子31は発光時間が長くなるとそのI−V特性が変化してしまう。そのため、接続ノードN11の電位も変化する。しかしながら、TFT32のゲート・ソース間電位Vgsが一定値に保たれているため、有機EL素子31に流れる電流は変化しない。したがって、有機EL素子31のI−V特性が劣化しても、一定電流Idsが常に流れ続けるため、有機EL素子31の輝度が変化することはない。また、閾値キャンセル期間におけるTFT38の作用により、TFT32の閾値電圧Vthをキャンセルし、当該閾値電圧Vthのバラツキの影響を受けない一定電流Idsを流すことができるため、高画質の画像を得ることができる。
ここで、電源電位Vssについて考える。TFT36がオン状態となって有機EL素子31の非発光期間に入ることにより、電源電位Vcc→TFT37→TFT32→TFT36の経路を通して電源電位Vssのノード(以下、Vssノードと記す)に電流が流れる(流れ込むあるいは流れ出る)ようになる。その後、TFT38,39がオン状態となり、TFT37がオフ状態となって、閾値電圧Vthのバラツキをキャンセルする閾値キャンセル期間に入ることによっても、接続ノードN12→TFT38→TFT32→TFT36の経路を通してVssノードに電流が流れる。
これは、ある行(段)の画素回路11における回路動作である。表示パネル全体でみても、各行ごとにVssノードに電流が流れることにより、図9に示すように、1行目から最終行nに向かって垂直走査が進むにつれてVssノードに流れる電流量(Vssノードに流れ込む電流量あるいはVssノードから流れ出る電流量)が増加するため、電源電位Vssが変動する。そして、最終行nの閾値キャンセル期間が終了した時点でVssノードに流れ込むあるいはVssノードから流れ出る電流が無くなることで、電源電位Vssが本来の電位に瞬時に戻ろうとするため、電源電位Vssに揺れが生じる。この電源電位Vssの揺れは、Vssノードに流れ込む電流量あるいはVssノードから流れ出る電流量が少なくなれば起こらなくなる。
画素回路11内において、TFT37の駆動終了からTFT36の駆動終了までの期間に電源電位Vssに揺れが生じてしまうと、この期間では駆動トランジスタであるTFT32のゲート電位が、当該TFT32がほぼオフ状態となる電位にあることから、TFT32のドレイン電圧(接続ノードN13の電位)は電源電位Vssの揺れ、つまりTFT32のソース電位の変化に追随することができず、その結果、キャパシタ33に充電されている電圧、即ちTFT32のゲート・ソース間電圧Vgsが変化してしまう。
図10を用いてより具体的に説明すると、閾値キャンセル期間中、特にキャンセル動作終了付近で電源電位Vssに揺れが生じると、まもなく閾値キャンセル期間が終了してしまうため、閾値キャンセル期間内にTFT32のゲート電位がソース電位に完全に追随することができず、閾値キャンセル動作終了時のTFT32のゲート・ソース間電圧Vgsは、電源電位Vssの揺れがないときの電圧ΔVに対して一定値αだけ変化してしまう。逆に、キャンセル動作開始付近で電源電位Vssに揺れが生じたとしても、閾値キャンセル期間が終了するまでに十分に時間があり、閾値キャンセル期間内に電源電位Vssの揺れに完全に追随することができるために、TFT32のゲート・ソース間電圧Vgsは、電源電位Vssの揺れがないときの電圧ΔVに対してほとんど変化しない。
このように、閾値電圧Vthのキャンセル期間において、垂直走査方向の最終行nに向けて走査が進むにつれてVssノードに流れ込んだり、あるいはVssノードから流れ出たりする電流量が徐々に増加あるいは減少することによって電源電位Vssが変動し、最終行nの閾値キャンセル動作が終了した時点で本来の電位に戻る際に電源電位Vssに揺れが生じ、この揺れは最終行nだけではなく、図11に示すように、画素回路11がVssノードに接続されている垂直走査方向のi段目(iは任意の段数)にまで影響を及ぼすことになる。電源電位Vssに揺れが生じと、TFT32のゲート・ソース間電圧Vgsの変化分αが大きくなるため、図12に示すように、画としては、ラスター表示時に、垂直走査方向の最終行n側に帯状の白筋や黒筋、あるいはグラデーションが生じてしまい、均一な濃度の画表示を行うことができなくなる。
[第1実施形態]
そこで、本実施形態では、図1に示す画素回路(画素)11を基本とし、当該画素回路11が行列状に配置されてなるアクティブマトリクス型有機EL表示装置において、画素アレイ部12の行列状配列における第1行目から、最終行nよりも第2駆動走査回路20およびオートゼロ回路(第3の駆動走査手段)21によるTFT37(第2のスイッチングトランジスタ)およびTFT38,39(第4,第5のスイッチングトランジスタ)の駆動期間中でかつ第1駆動走査回路19によるTFT36(第3のスイッチングトランジスタ)の駆動終了から書き込み走査回路18によるTFT35(第1のスイッチングトランジスタ)の駆動開始までの期間に相当する行数だけ手前の第N行目までの画素回路11を有効画素とする構成を採っている。
すなわち、図13に示すように、n行m列の画素配列の画素アレイ部12において、第1行目から上記行数だけ最終行n(第n行目)よりも手前の第N行目までの画素回路11の領域を有効画素領域12Aとし、第N+1行目から最終行nまでの画素回路11の領域を無効画素領域12Bとする。ここで、有効画素とは実際に画表示に用いられる画素(画素回路)を言い、無効画素とは実際に画表示に用いられない画素(画素回路)を言う。無効画素領域12Bの各画素については、画表示に用いられない訳であるから発光する必要がなく、したがって有機EL素子31は不要となる。
ただし、有効画素領域12Aの各画素の回路特性と無効画素領域12Bの各画素の回路特性とを全く同じにするには、無効画素領域12Bの各画素にも有機EL素子31を設けるようにしても良い。無効画素領域12Bの各画素にも有機EL素子31を設ける場合には、無効画素領域12Bの全体を遮光するようにすれば良い。
ここで、有効画素領域12Aの最終行N(第N行目)を決定する根拠について述べる。先述したように、閾値電圧Vthのキャンセル期間において、垂直走査方向の最終行nに向けて走査が進むにつれてVssノード(電源電位Vssのノード)に流れ込んだり、あるいは当該ノードから流れ出たりする電流量が徐々に増加あるいは減少することによって電源電位Vssが変動し、最終行nの閾値キャンセル動作が終了した時点で本来の電位に戻る際に電源電位Vssに揺れが生じ、これに起因してラスター表示時に最終行n側に帯状の白筋や黒筋、あるいはグラデーションの画質不良が生じる。
これら画質不良が生じるのは、TFT37〜39の駆動(オン)期間中でかつTFT36の駆動終了(オフ)、即ち閾値電圧Vthのキャンセル動作開始から、TFT35の駆動開始(オン)、即ち書き込み動作開始までの期間に相当する行数Mだけ最終行nよりも手前の第N+1行目から最終行nまでとなる。このことから、第1行目から上記行数M+1だけ最終行nよりも手前の第N行目までの各画素の領域を有効画素領域12Aとし、第N+1行目から最終行まで(M行分)の各画素の領域を無効画素領域12Bとするのである。これにより、図14から明らかなように、帯状の白筋や黒筋、あるいはグラデーションの画質不良が無効画素領域12Bで発生することになるため、実際に画表示が行われる有効画素領域12A上に当該画質不良が現れることはなくなる。
上述したように、図1に示す画素回路(画素)11が行列状に2次元配置されてなるアクティブマトリクス型有機EL表示装置において、第1行目から閾値キャンセル動作開始から書き込み動作開始までの期間に相当する行数M+1だけ最終行nよりも手前の第N行目までの各画素の領域を有効画素領域12Aとして用いることにより、電源電位Vssの揺れに起因して発生する帯状の白筋や黒筋、あるいはグラデーションの画質不良が有効画素領域12A上に現れることがないため、有効画素領域12Aにおいてムラのない均一な画質を得ることができる。
ここで、画素アレイ部12の画素配列がn行m列を基準として考えた場合、最終行nからM行分の領域を無効画素領域12Bとすることで、その分だけ実際に画表示が行われる有効画素領域12Aの画角が小さくなることになる。そこで、n行m列の画素アレイ部12の下側(垂直走査方向の前方側)に、画表示に寄与しないダミー画素を配列した領域を設けるようにすれば良い。このときのダミー画素領域の行数(垂直方向の画素数)としては、上記の場合と同様に、閾値キャンセル動作開始から書き込み動作開始までの期間に相当するM行に設定することになる。これにより、無効画素領域12Bを設けないときと同じn行m列の画角(有効画素領域)を得ることができる。
ところで、画素回路11内に配線される電源電位Vss用の電源ライン(以下、Vssラインと記す)については、配線抵抗値が小さくして電源電位Vssの揺れを最小限に抑えるために、一般的に、Vssラインの配線の太さを太しており、その分だけ画素回路11の面積が大きくならざるを得ない。これに対して、本実施形態に係るアクティブマトリクス型有機EL表示装置では、上述したように、電源電位Vssの揺れに起因して発生する帯状の白筋や黒筋、あるいはグラデーションの画質不良が有効画素領域12A上に現れなくなることから、電源電位Vssの揺れを気にする必要がなくなり、その分だけVssラインの配線の太さを細くすることができるため、画素回路11の小面積化を図ることができる。その結果、多画素化に伴う高精細化を実現することができ、しかも画素内のレイアウトに余裕を持たせることができるため、高歩留まり化を実現することができる。
(変形例)
ここで、図2のタイミングチャートに示すように、オートゼロ信号AZのパルス幅、即ち閾値キャンセル期間が長いと、それだけ閾値キャンセル動作開始から書き込み動作開始までの期間が長くなるため、無効画素領域12Bの行数(垂直方向の画素数)が多くなることがわかる。したがって、オートゼロ信号AZのパルス幅の調整によって無効画素領域12Bの行数を任意に設定でき、特に当該パルス幅を可能な限り狭くすることによって無効画素領域12Bの行数を少なく抑えることができる。
特に、オートゼロ信号AZの立ち上がりタイミングを遅くしてパルス幅を狭くすることで、当該立ち上がりタイミングを遅くした分だけ発光期間を長く設定できるとともに、駆動トランジスタであるTFT32の閾値電圧Vthのバラツキをキャンセルする際に、当該TFT32の移動度についてもキャンセルすることができるという利点もある。
また、TFT37の駆動終了からTFT36の駆動終了までの期間についても、オートゼロ信号AZのパルス幅と同様にその期間が長いと、閾値キャンセル動作開始から書き込み動作開始までの期間が長くなるため無効画素領域12Bの行数が多くなる。したがって、閾値キャンセル動作終了から書き込み動作開始までの期間の調整によって無効画素領域12Bの行数を任意に設定でき、特に当該期間を可能な限り短くすることによって無効画素領域12Bの行数を少なく抑えることができる。
[第2実施形態]
本実施形態では、第1実施形態に係るアクティブマトリクス型有機EL表示装置、即ち図1に示す画素回路(画素)11を基本とし、当該画素回路11が行列状に配置されてなり、第1行目から閾値キャンセル動作開始から書き込み動作開始までの期間に相当する行数M+1だけ最終行nよりも手前の第N行目までの各画素の領域を有効画素領域12Aとして用いる構成のアクティブマトリクス型有機EL表示装置において、TFT36(第3のスイッチングトランジスタ)の駆動終了(オフ)のタイミングを、書き込み動作開始のタイミングよりも早く設定した構成を採っている。
このように、書き込み動作の開始よりもTFT36の駆動が早く終了するようにタイミング設定を行うことで、TFT36を通してのVssノードへの電流の流れ込み、あるいはVssノードからの電流の流れ出しが書き込み動作が開始する以前に終わるため、電源電位Vssの揺れに起因して帯状の白筋や黒筋、あるいはグラデーションの画質不良が発生する期間が、閾値キャンセル動作開始から書き込み動作開始までの期間ではなく、閾値キャンセル動作開始からTFT36の駆動終了までの期間に短縮できる。
これにより、無効画素領域12Bの行数としては、後者の期間、即ち閾値キャンセル動作開始からTFT36の駆動終了までの期間に相当する行数を設定すれば良いため、無効画素領域12Bとして、第1実施形態の場合よりも少ない行数を確保すれば良く、有効画素領域12Aに対する無効画素領域12Bの画素数の割合を減らすことができるため、その分だけ有効画素領域12Aの画角を広く設定できる。また、同じ行数のダミー画素を追加して、当該ダミー画素の領域を無効画素領域12Bとして用いる構成を採る場合には、追加するダミー画素数を、第1実施形態の場合よりも少なくすることができるため、ダミー画素を追加することに伴うパネルサイズの拡大を最小限に抑えることができる。
書き込み動作の開始よりもTFT36の駆動が早く終了するようにタイミング設定を行うに当たっては、好ましくは、TFT36(第3のスイッチングトランジスタ)の駆動タイミングを、TFT38,39(第4,第5のスイッチングトランジスタ)の駆動タイミングと同一に設定する。具体的には、図15に示すように、第1駆動走査回路19から出力される駆動信号DS1の立ち上がりおよび立ち下がりの各タイミングを、オートゼロ回路21から出力されるオートゼロ信号AZの立ち上がりおよび立ち下がりの各タイミングと同じタイミングにしている。
このようなタイミング設定を行うことにより、図2のタイミングチャートと図15のタイミングチャートとの対比から明らかなように、上記画質不良が発生する期間をより短縮できるため、無効画素領域12Bとしてより少ない行数を確保すれば済むとともに、FTF38,39を駆動するオートゼロ信号AZを、TFT36を駆動する駆動信号DS1として(あるいは、駆動信号DS1をオートゼロ信号AZとして)兼用することができるため、これら信号を伝送する配線を1本減らすことができるとともに、第1駆動走査回路19およびオートゼロ回路21の一方を削減できる。その結果、画素回路11の小面積化、それに伴う高精細化(多画素化)が可能になるとともに、表示パネルの狭額縁化が可能になる。
(変形例)
第2実施形態の変形例として、図16に示すように、TFT36の駆動終了(駆動信号DS1の立ち下がりタイミング)を、TFT38,39の駆動終了(オートゼロ信号AZの立ち下がりタイミング)よりも早く設定する構成を採ることも可能である。この構成を採ることにより、信号を伝送する配線を1本減らしたり、第1駆動走査回路19およびオートゼロ回路21の一方を削減したりする効果は得られないものの、電源電位Vssの揺れに起因して帯状の白筋や黒筋、あるいはグラデーションの画質不良が発生する期間をさらに短縮できるため、有効画素領域12Aに対する無効画素領域12Bの画素数の割合をさらに減らすことができる。
なお、上記各実施形態では、第1の電源電位を接地電位GND、第2の電源電位を正側電源電位、第3の電源電位を接地電位GND(または、負側電源電位)とした画素回路を例に挙げて説明したが、この電位関係に限られるものではなく、例えば第1の電源電位を負側電源電位、第2の電源電位を接地電位GNDに設定した画素回路や、第3の電源電位を正側電源電位に設定した画素回路にも同様に適用可能である。
また、上記各実施形態では、画素の表示素子として、有機EL素子を用いた有機EL表示装置に適用した場合を例に挙げて説明したが、これに限られるものではなく、流れる電流によって輝度が変化する電気光学素子を画素の表示素子として用いた表示装置全般に適用可能である。
本発明の適用例に係るアクティブマトリクス型表示装置および当該表示装置に用いられる画素(画素回路)の構成を示す回路図である。 本適用例に係る画素回路の動作説明に供するタイミングチャートである。 本適用例に係る画素回路の動作説明図(その1)である。 本適用例に係る画素回路の動作説明図(その2)である。 本適用例に係る画素回路の動作説明図(その3)である。 本適用例に係る画素回路の動作説明図(その4)である。 本適用例に係る画素回路の動作説明図(その5)である。 本適用例に係る画素回路の動作説明に供する特性図である。 本適用例に係る画素回路の課題の説明に供する波形図(その1)である。 本適用例に係る画素回路の課題の説明に供する波形図(その2)である。 電源電位Vssの揺れの影響が及ぶ行の説明図である。 垂直走査方向の最終行に向けてグラデーションが生じる様子を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るアクティブマトリクス型有機EL表示装置における有効画素領域と無効画素領域の関係を示す図である。 グラデーションが有効画素領域には現れず、無効画素領域に発生する様子を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るアクティブマトリクス型有機EL表示装置に用いられる画素回路の動作説明に供するタイミングチャートである。 第2実施形態の変形例に係るタイミングチャートである。 アクティブマトリクス型有機EL表示装置の構成の概略を示すブロック図である。 従来例に係る画素回路を示す回路図である。 有機EL素子のI−V特性の経時変化を示す特性図である NチャネルTFTで構成した従来例に係る画素回路を示す回路図である。 初期状態における駆動トランジスタであるTFTと有機EL素子の動作点を示す図である。 経時変化後の駆動トランジスタであるTFTと有機EL素子の動作点を示す図である。 NチャネルTFTのソースを接地電位に接続した構成の画素回路を示す回路図である。
符号の説明
11…画素(画素回路)、12…画素アレイ部、13…走査線、14…第1駆動線、15…第2駆動線、16…オートゼロ線、17…データ線、18…書き込み走査回路、19…第1駆動走査回路、20…第2駆動走査回路、21…オートゼロ回路、22…データ線駆動回路、31…有機EL素子、32…駆動トランジスタ(TFT)、33,34…キャパシタ、35〜39…スイッチングトランジスタ(TFT)

Claims (14)

  1. 一端が第1の電源電位に接続された電気光学素子、
    前記電気光学素子の他端にソースが接続されたNチャネルの駆動トランジスタ、
    前記駆動トランジスタのゲートとソースの間に接続された第1のキャパシタ、
    データ線から輝度情報に応じた信号を選択的に取り込む第1のスイッチングトランジスタ、
    前記駆動トランジスタのドレインと第2の電源電位との間に接続された第2のスイッチングトランジスタ、
    前記駆動トランジスタのソースと第3の電源電位との間に接続された第3のスイッチングトランジスタ、
    前記駆動トランジスタのゲートと前記第1のスイッチングトランジスタとの間に接続された第2のキャパシタ、
    前記駆動トランジスタのゲートとドレインとの間に接続された第4のスイッチングトランジスタ、及び、
    前記第1のスイッチングトランジスタと前記第2のキャパシタとの接続ノードと所定電位との間に接続された第5のスイッチングトランジスタ
    を有する画素回路が行列状に配置されてなる画素アレイ部と、
    前記第1のスイッチングトランジスタを駆動する書き込み走査手段と、
    前記第3のスイッチングトランジスタを駆動する第1駆動走査手段と、
    前記第2のスイッチングトランジスタを駆動する第2駆動走査手段と、
    前記第4,第5のスイッチングトランジスタを駆動する第3駆動走査手段と、
    前記画素アレイ部の行列状配列における第1行目から、最終行よりも前記第2駆動走査手段による前記第2のスイッチングトランジスタの駆動終了から前記第1駆動走査手段による前記第3のスイッチングトランジスタの駆動終了までの期間に相当する行数だけ手前の第N行目までの前記画素回路を、
    前記データ線から輝度情報に応じた信号を取り込むべく前記書き込み走査手段を介して前記第1のスイッチングトランジスタをオン駆動し、
    しかる後、前記電気光学素子を発光させるべく前記第2駆動走査手段を介して前記第2のスイッチングトランジスタをオン駆動することにより、画表示に用いる有効画素とする制御手段と
    を備えた表示装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1のスイッチングトランジスタにより輝度情報に応じた信号を取り込むのに先立って、前記電気光学素子の非発光状態において、前記第1のキャパシタに前記駆動トランジスタの閾値電圧に対応する電圧を保持すべく、前記第1、第2のスイッチングトランジスタがオフし、前記第3のスイッチングトランジスタがオンした状態で前記第3駆動走査手段を介して前記第4、第5のスイッチングトランジスタをオフ駆動する
    請求項1記載の表示装置。
  3. 前記制御手段は、前記第4のスイッチングトランジスタの駆動期間の調整によって前記行数を設定可能である
    請求項1記載の表示装置。
  4. 前記制御手段は、前記第4のスイッチングトランジスタの駆動終了から前記第1のスイッチングトランジスタの駆動開始までの期間の調整によって前記行数を設定可能である
    請求項1記載の表示装置。
  5. 前記制御手段は、前記第3のスイッチングトランジスタの駆動終了を、前記第1のスイッチングトランジスタの駆動開始よりも早くする
    請求項1記載の表示装置。
  6. 前記制御手段は、前記第3のスイッチングトランジスタの駆動タイミングを、前記第4のスイッチングトランジスタの駆動タイミングと同一にする
    請求項5記載の表示装置。
  7. 前記制御手段は、前記第3のスイッチングトランジスタの駆動終了を、前記第4のスイッチングトランジスタの駆動終了よりも早くする
    請求項5記載の表示装置。
  8. 一端が第1の電源電位に接続された電気光学素子、
    前記電気光学素子の他端にソースが接続されたNチャネルの駆動トランジスタ、
    前記駆動トランジスタのゲートとソースの間に接続された第1のキャパシタ、
    データ線から輝度情報に応じた信号を選択的に取り込む第1のスイッチングトランジスタ、
    前記駆動トランジスタのドレインと第2の電源電位との間に接続された第2のスイッチングトランジスタ、
    前記駆動トランジスタのソースと第3の電源電位との間に接続された第3のスイッチングトランジスタ、
    前記駆動トランジスタのゲートと前記第1のスイッチングトランジスタとの間に接続された第2のキャパシタ、
    前記駆動トランジスタのゲートとドレインとの間に接続された第4のスイッチングトランジスタ、及び、
    前記第1のスイッチングトランジスタと前記第2のキャパシタとの接続ノードと所定電位との間に接続された第5のスイッチングトランジスタ
    を有する画素回路が行列状に配置されてなる画素アレイ部を備えた表示装置の駆動に当たって、
    前記画素アレイ部の行列状配列における第1行目から、最終行よりも前記第2のスイッチングトランジスタの駆動終了から前記第3のスイッチングトランジスタの駆動終了までの期間に相当する行数だけ手前の第N行目までの前記画素回路を、
    前記データ線から輝度情報に応じた信号を取り込むべく前記第1のスイッチングトランジスタをオン駆動し、
    しかる後、前記電気光学素子を発光させるべく前記第2のスイッチングトランジスタをオン駆動することにより、画表示に用いる有効画素とする
    表示装置の駆動方法。
  9. 前記第1のスイッチングトランジスタにより輝度情報に応じた信号を取り込むのに先立って、前記電気光学素子の非発光状態において、前記第1のキャパシタに前記駆動トランジスタの閾値電圧に対応する電圧を保持すべく、前記第1、第2のスイッチングトランジスタがオフし、前記第3のスイッチングトランジスタがオンした状態で前記第3駆動走査手段を介して前記第4、第5のスイッチングトランジスタをオフ駆動する
    請求項8記載の表示装置の駆動方法。
  10. 前記第4のスイッチングトランジスタの駆動期間の調整によって前記行数を設定可能である
    請求項8記載の表示装置の駆動方法。
  11. 前記第4のスイッチングトランジスタの駆動終了から前記第1のスイッチングトランジスタの駆動開始までの期間の調整によって前記行数を設定可能である
    請求項8記載の表示装置の駆動方法。
  12. 前記第3のスイッチングトランジスタの駆動終了を、前記第1のスイッチングトランジスタの駆動開始よりも早くする
    請求項8記載の表示装置の駆動方法。
  13. 前記第3のスイッチングトランジスタの駆動タイミングを、前記第4のスイッチングトランジスタの駆動タイミングと同一にする
    請求項12記載の表示装置の駆動方法。
  14. 前記第3のスイッチングトランジスタの駆動終了を、前記第4のスイッチングトランジスタの駆動終了よりも早くする
    請求項12記載の表示装置の駆動方法。
JP2004213778A 2004-07-22 2004-07-22 表示装置および表示装置の駆動方法 Expired - Lifetime JP4687026B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004213778A JP4687026B2 (ja) 2004-07-22 2004-07-22 表示装置および表示装置の駆動方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004213778A JP4687026B2 (ja) 2004-07-22 2004-07-22 表示装置および表示装置の駆動方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006030921A JP2006030921A (ja) 2006-02-02
JP4687026B2 true JP4687026B2 (ja) 2011-05-25

Family

ID=35897291

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004213778A Expired - Lifetime JP4687026B2 (ja) 2004-07-22 2004-07-22 表示装置および表示装置の駆動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4687026B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100769448B1 (ko) 2006-01-20 2007-10-22 삼성에스디아이 주식회사 디지털-아날로그 변환기 및 이를 채용한 데이터 구동회로와평판 디스플레이 장치
JP2007206590A (ja) * 2006-02-06 2007-08-16 Seiko Epson Corp 画素回路、その駆動方法、表示装置および電子機器
KR100805587B1 (ko) 2006-02-09 2008-02-20 삼성에스디아이 주식회사 디지털-아날로그 변환기 및 이를 채용한 데이터 구동회로와평판 표시장치
KR100776488B1 (ko) 2006-02-09 2007-11-16 삼성에스디아이 주식회사 데이터 구동회로 및 이를 구비한 평판 표시장치
JP5056265B2 (ja) 2007-08-15 2012-10-24 ソニー株式会社 表示装置および電子機器
JP6872795B2 (ja) * 2017-10-05 2021-05-19 株式会社Joled 表示装置
JP6781176B2 (ja) * 2018-02-22 2020-11-04 株式会社Joled 画素回路および表示装置
JP6732822B2 (ja) 2018-02-22 2020-07-29 株式会社Joled 画素回路および表示装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003316315A (ja) * 2002-04-23 2003-11-07 Tohoku Pioneer Corp 発光表示パネルの駆動装置および駆動方法
JP2004361640A (ja) * 2003-06-04 2004-12-24 Sony Corp 画素回路、表示装置、および画素回路の駆動方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003316315A (ja) * 2002-04-23 2003-11-07 Tohoku Pioneer Corp 発光表示パネルの駆動装置および駆動方法
JP2004361640A (ja) * 2003-06-04 2004-12-24 Sony Corp 画素回路、表示装置、および画素回路の駆動方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006030921A (ja) 2006-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20230048033A1 (en) Pixel circuit, display device, and method of driving pixel circuit
US7764248B2 (en) Display and method for driving display
JP5115180B2 (ja) 自発光型表示装置およびその駆動方法
JP5157467B2 (ja) 自発光型表示装置およびその駆動方法
JP4737221B2 (ja) 表示装置
KR101755156B1 (ko) 표시 장치
JP4529467B2 (ja) 画素回路および表示装置
JP2010008521A (ja) 表示装置
JP2010266493A (ja) 画素回路の駆動方法、表示装置
JP5423859B2 (ja) 自発光型表示装置およびその駆動方法
US20100085345A1 (en) Display apparatus and display driving method
JP4687026B2 (ja) 表示装置および表示装置の駆動方法
JP5789585B2 (ja) 表示装置および電子機器
JP2007108380A (ja) 表示装置および表示装置の駆動方法
JP2005215102A (ja) 画素回路、表示装置およびその駆動方法
JP2006243526A (ja) 表示装置、画素駆動方法
JP4639674B2 (ja) 表示装置および表示装置の駆動方法
JP4747528B2 (ja) 画素回路及び表示装置
JP2006243525A (ja) 表示装置
JP2005181920A (ja) 画素回路、表示装置およびその駆動方法
JP5034208B2 (ja) 表示装置および表示装置の駆動方法
JP2008026513A (ja) 表示装置
JP2006030728A (ja) 表示装置および表示装置の駆動方法
JP2008026514A (ja) 表示装置
JP2010008941A (ja) 画素回路及び表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070629

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20091009

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20091009

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20091029

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100831

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101005

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110118

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110131

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4687026

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140225

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S303 Written request for registration of pledge or change of pledge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R316303

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S803 Written request for registration of cancellation of provisional registration

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R316803

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

EXPY Cancellation because of completion of term
R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350