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JP4683297B2 - 自在継手とシャフトとの結合構造を製造する方法 - Google Patents

自在継手とシャフトとの結合構造を製造する方法 Download PDF

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Description

本発明は、自在継手とシャフトとの結合構造を製造する方法に関するものである。
この種の自在継手は、シャフトを連結するためのヨークを備えており、ヨークはヨーク本体を備えている。ヨーク本体は、軸方向に延びるスリットを形成する筒状部と、上記スリットを挟んで相対向する第1および第2のタブとを含んでいる。第1のタブのボルト挿通孔から挿通されたボルトが、第2のタブのねじ孔にねじ込まれることにより、筒状部によってシャフトが締め付けられ、その結果、ヨーク本体にシャフトを固定されるようになっている。
通例、シャフトの外周には、その軸方向の所定位置に断面円弧状の逃がし部が設けられている。上記ボルトは、その逃がし部に挿通され、これにより、ボルトによって、シャフトが軸方向の正規位置に規制されるようになっている。
一方、筒状部へのシャフトの挿入量が不足し、シャフトが正規位置に達していない(いわゆる不完全嵌合の状態である)場合がある。その場合には、ボルトの先端がシャフトと干渉するので、ボルトを第2のタブのねじ孔内へ挿入できなくなっている。これにより、正規位置にないシャフトがヨーク本体に組み付けられるという、誤組み付けが防止されるようになっている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、シャフトの先端を長くし過ぎると不完全嵌合は防止しやすくなる反面、ヨーク本体に挿通されたシャフトが、そのままヨークの十字軸部へ当接するおそれがあり、逆に短くし過ぎると不完全嵌合を防止し難い。したがって、車両毎に、シャフト先端部の長さ調整のために何度も設計、調整を繰り返す作業が必要になる場合があり、コストアップを招くおそれがある。
一方、シャフトに針金製の位置決め部材を取り付け、この位置決め部材を用いて、シャフトとヨーク本体の筒状部の位相を合わせるとともに、筒状部へのシャフトの挿入量を規制するようにした自在継手とシャフトとの結合構造が提案されている(例えば特許文献2参照)。
特開2001−280361号公報 実願平3−24313号(実開平4−113334号)のCD−ROM
しかしながら、特許文献2では、自在継手にシャフトを組み付けた後にも、針金製の位置決め部材が自在継手に取り付けられたまま残存しており、この針金製の位置決め部材が、他のヨークと干渉しない範囲で、自在継手の屈曲角を設定することになり、したがって、屈曲角の大きさが制限されてしまう。さらに、自在継手の回転中心に対する最大回転半径が誤組付防止具の分だけ増大するため、周辺の部品との干渉を避けるために、配置スペースを大きく確保する必要がある。
そこで、本発明の目的は、自在継手とシャフトとの結合構造を製造する方法において、シャフトの誤組付を確実に防止でき、しかも、組付工程で必要な誤組付防止具によって、自在継手の屈曲角の大きさが制限されることがないことである。
上記目的を達成するため、本発明は、軸方向に延びるスリットを形成する筒状部、並びに上記スリットを挟んで相対向する第1および第2のタブを含むヨーク本体に、合成樹脂製の誤組付防止具が取り付けられた状態で、シャフトを上記筒状部の軸方向の正規位置まで挿入するシャフト挿入工程と、上記第1のタブのねじ挿通孔に挿通されたボルトを、上記正規位置に挿入されたシャフトの外周面の凹溝を通して、上記第2のタブのねじ孔にねじ込むことにより、両タブを互いに近接させて、上記筒状部にシャフトを固定するシャフト固定工程とを備え、上記誤組付防止具は、第2のタブの外側面に沿う第1の部分と、第1の部分から突出形成され第2のタブのねじ孔の一部に弾性的に嵌合された第2の部分と、上記スリット内に配置され、第1のタブのボルト挿通孔から挿通されたボルトの先端に当接することにより、ボルトが第2のタブのねじ孔に挿通されることを阻止可能な阻止位置および阻止を解除する阻止解除位置に変位可能な第3の部分と、第1の部分および第3の部分を互いに連結した第4の部分とを含み、上記シャフト挿入工程では、上記正規位置へのシャフトの挿入に伴って、シャフトの先端によって誤組付防止具の第3の部分が押されることにより、上記第4の部分のねじりを伴って上記第3の部分が阻止位置から阻止解除位置に駆動され、上記シャフト固定工程では、上記ねじ孔へのボルトのねじ込みに伴って、ボルトの先端によって誤組付防止具の第2の部分がねじ孔から押し出されることにより、誤組付防止具がヨーク本体から取り外されることを特徴とするものである。
本発明では、シャフトが筒状部の正規位置まで挿入されない状態(いわゆる半嵌合の状態)で、第1のタブのボルト挿通孔を通してボルトを挿入したときは、そのボルトの先端が阻止位置にある誤組付防止具に当接する。これにより、第2のタブのねじ孔へのボルトのねじ込みが阻止されるので、当該ボルトによりシャフトを固定することができなくなる。その結果、シャフトが半嵌合のままでヨーク本体に固定されてしまうという誤組み付けの発生を防止することができる。
一方、シャフトが筒状部の正規位置まで挿入されると、その挿入に伴ってシャフトの端部により押された誤組付防止具の第3の部分が、阻止解除位置に変位される。これにより、次のシャフト固定工程において、第1のタブのボルト挿通孔を挿通したボルトを第2のタブのねじ孔にねじ込むことが許容され、その結果、当該ボルトによって正規位置にあるシャフトをヨーク本体に固定することができる。
また、シャフト固定工程において、ボルトのねじ込みによって、誤組付防止具を自在継手から取り外してしまうことができるので、完成した自在継手とシャフトとの結合構造において、誤組付防止具が残存することに起因する不具合をなくすことができる。特に、シャフトを固定するためのボルトのねじ込み作業をすると、誤組付防止具が自動的に取り外されるので、作業性が非常に良い。
また、上記シャフト挿入工程では、シャフトの先端によって誤組付防止具の第3の部分が押されることにより、誤組付防止具が第2のタブのねじ孔の軸線を中心として回動されるようにしてもよい(請求項2)。この場合、筒状部内に挿入されたシャフトの先端によって、誤組付防止具の第3の部分が押されたときに、誤組付防止具自体が回動するので、第4の部分のねじれ量が過大になることを防止することができる。
本発明の好ましい実施の形態を添付図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係る製造方法を用いて製造された、自在継手とシャフトとの結合構造Pが、ステアリング装置50に適用された自動車51を模式的に示している。
図1を参照して、ステアリング装置50は、ステアリングホイール等の操舵部材52と、車体53に固定された筒状のステアリングコラム54によって回転自在に支持され、上記の操舵部材52が一端に連結されたステアリングシャフト55と、このステアリングシャフト55の他端と自在継手56を介して連結されたインターミディエイトシャフト58と、このインターミディエイトシャフト58と自在継手57を介して連結されたピニオンシャフト1と、このピニオンシャフト1のピニオン歯に噛み合うラック歯を有するラックバー(図示せず)を収容したラックハウジング59と、上記ラックバーの端部を操向用の車輪60に連結するためのタイロッド61および図示しないナックルアームとを備えている。
上記のピニオンシャフト1とラックバーとによって、ラックアンドピニオン機構からなる舵取り機構が構成されている。インターミディエイトシャフト58は、車室とエンジンルームとを仕切るファイヤーウォール62を貫通している。
本実施の形態では、インターミディエイトシャフト58とピニオンシャフト1とを連結する自在継手57に、結合構造Pが適用された例に則して説明するが、結合構造Pは、ステアリングシャフト55とインターミディエイトシャフト58とを連結する自在継手56に適用されてもよい。
図2は上記結合構造Pの正面図である。図2を参照して、自動車51のステアリング装置50における、ピニオンシャフト1は自在継手ヨーク2に嵌合されており、この自在継手ヨーク2は十字軸3を介して他の自在継手ヨーク4に連結されている。他の自在継手ヨーク4はインターミディエイトシャフト58(図1参照)に連結されている。
再び図2を参照して、自在継手ヨーク2は、ヨーク本体5と、このヨーク本体5にピニオンシャフト1を固定するための固定部材としてのボルト6とを備えている。ボルト6は、頭部7とねじ軸8とを備えている。
上記ヨーク本体5は、ピニオンシャフト1を軸方向X1に沿って挿通させて保持するための筒状部9と、この筒状部9の一端から二股に分かれて延び、十字軸3の一対のトラニオン10を軸受(図示せず)を介して支持するためのフォーク11とを備えている。
上記筒状部9は、軸方向X1に沿って延びるスリット12を形成しており、ヨーク本体5は、上記スリット12を挟んで相対向する第1のタブ13および第2のタブ14を備えている。
上記のボルト6は、図5に示すように、第1のタブ13に形成されたボルト挿通孔15を通して、第2のタブ14に形成されたねじ孔16にねじ込まれるようになっている。これにより、第1および第2のタブ13,14を互いに近接させて筒状部9を縮径させてピニオンシャフト1を締めつけて筒状部9に固定するようになっている。
本実施の形態の、結合構造Pの製造方法では、ピニオンシャフト1がヨーク本体5の筒状部9の軸方向X1の正規位置に挿入されない状態で、ボルト6の締め付けによってピニオンシャフト1がヨーク本体5の筒状部9に固定されることを防止するための誤組付防止具17(図3参照)が用いられる。その誤組付防止具17は、製造過程では、図4に示すようにヨーク本体5に取り付けられおり、製造完了時には、図5に示すように、誤組付防止具17が当該結合構造Pから取り外されるようにしてある。
具体的には、図3および図4を参照して、誤組付防止具17は、第1の部分21、第2の部分22、第3の部分23および第4の部分24を備えており、弾性変形可能な合成樹脂部材により形成されている。誤組付防止具17の第1の部分21、第3の部分23および第4の部分24は、それぞれ板状をしている。
第1の部分21は、第2のタブ14の平坦な外側面14aに沿う板部材からなる。第2の部分22は、第1の部分21の内側面21aから突出形成された円柱状の突起からなる。第2の部分22として、円筒状の突起を用いることもできる。第2の部分22が第2のタブ14のねじ孔16の一部に弾性的に嵌合されることにより、図4に示すように、誤組付防止具17がヨーク本体5に保持されるようになっている。
第3の部分23は、第1の部分21に平行な板部材からなり、スリット12内に配置される。第4の部分24は、第1の部分21および第3の部分23に例えば直交状に交差する板部材からなり、第1の部分21および第3の部分23の対応する一端部211,231を互いに連結している。
スリット12内に配置された第3の部分23は、第1のタブ13のボルト挿通孔15からボルト6が挿通された場合に、そのボルト6の先端に当接することにより、ボルト6が第2のタブ14のねじ孔16に挿通されることを阻止可能な阻止位置〔図4および図6(a)参照〕と、その阻止を解除する阻止解除位置〔図6(c)参照〕とに変位可能である。阻止位置にある第3の部分23は、ボルト挿通孔15およびねじ孔16とこれらの軸線Y1方向に対向し、阻止解除位置に変位した第3の部分23は、ボルト挿通孔15およびねじ孔16とは対向しないようになっている。
図3を参照して、ピニオンシャフト1の端部1aの外周面には、互いの間に二面幅を形成する相対向する一対の平坦部1bが形成されているとともに、一対の平坦部1bと直交する態様にて、ボルト6のための逃がし溝1cが形成されている。図4に示すように、筒状部9の内周面は、二面幅を形成するピニオンシャフト1の端部形状に合致する形状に形成され、組み付け時にピニオンシャフト1と筒状部9との相対回転が規制されるようになっている。
次いで、図6および図7を参照して、自在継手とシャフトとの結合構造Pの製造方法について説明する。まず、図6(a)〜(c)はシャフト挿入工程を順次に示している。図6(a)および図4に示すように、誤組付防止具17がヨーク本体5に取り付けられた状態で、ピニオンシャフト1をヨーク本体5の筒状部9内に挿入する。
すると、筒状部9内に挿入されたピニオンシャフト1の先端1dが、図6(b)に示すように、第3の部分23の駆動部としての一側縁232の一部を押す。
これにより、誤組付防止具17の第3の部分23が、第4の部分24のねじりを伴って、阻止位置から阻止解除位置側へ、図6(b)において、反時計回りに回動する。
ピニオンシャフト1をさらに挿入すると、図6(c)に示すように、第4の部分24のねじりに加えて、誤組付防止具17全体が、第2のタブ14のねじ孔16の軸線Y1を中心として回動されることにより、第3の部分23が、ねじ挿通孔15とは対向しない阻止解除位置まで変位する。
次いで、図7(a),(b)に示すシャフト固定工程に移行する。図7(a)に示すように、第1のタブ13のねじ挿通孔15から挿通したボルト6のねじ軸8を、ピニオンシャフト1の逃がし溝1cを通して、第2のタブ14のねじ孔16にねじ込んでいくと、図7(b)に示すように、ボルト6のねじ軸8の先端によって、誤組付防止具17の第2の部分22が、第2のタブ14のねじ孔16から外側方へ押し出され、その結果、誤組付防止具17がヨーク本体5から取り外される。また、ボルト6によって両タブ13,14間の間隔が狭められ、筒状部9にピニオンシャフト1を強固に固定することができる。
本実施の形態によれば、ピニオンシャフト1が図5(b)に示すように筒状部9の軸方向X1の正規位置まで挿入されない状態、いわゆる半嵌合の状態では、ボルト6の挿通方向から見て、誤組付防止具17の阻止位置にある第3の部分23が第2のタブ14のねじ孔16の少なくとも一部と重なっている。したがって、第1のタブ13のボルト挿通孔15を通してボルト6を挿入したときに、当該ボルト6の先端が阻止位置にある第3の部分23に当接する。これにより、第2のタブ14のねじ孔16へのボルト6のねじ込みが阻止されるので、当該ボルト6によりピニオンシャフト1を固定することができなくなる。その結果、ピニオンシャフト1が半嵌合のままでヨーク本体5に固定されてしまうという誤組み付けを確実に防止することができる。
一方、ピニオンシャフト1が図5(c)に示すように筒状部9の軸方向X1の正規位置まで挿入されると、ピニオンシャフト1の先端1dにより誤組付防止具17の第3の部分23の一側縁232が押されることにより、誤組付防止具17の第3の部分23が阻止解除位置に変位される。これにより、第1のタブ13のボルト挿通孔15を挿通したボルト6を第2のタブ14のねじ孔16にねじ込むことが許容される。
そのボルト6のねじ込みに伴って、誤組付防止具17を自動的に取り外すことができる。すなわち、従来構造においても必須の作業工程であったボルト締結工程を実施することによって、誤組付防止具17を自動的に取り外せるので、作業性が非常に良い。
また、完成した結合構造Pにおいて、誤組付防止具17が取り外されているので、ピニオンシャフト1とヨーク本体5との組み付け後に、自在継手5の回転半径が、十字軸3を中心とする、自在継手57自身の組み付け前の回転半径を超えてしまうことがなくなり、その結果、自在継手57の屈曲角の大きさが制限されることがない。
また、結合構造Pの配置スペースの縮小化により、車両への搭載性が向上する。つまり、ピニオンシャフト1とヨーク本体5の組み付け後に、当該結合構造Pの周囲にある部品、例えば、ファイヤーウォール62と自在継手57とが近接する部位の近傍に配置される各種電装品の配線、車室内のカーペットなどとの干渉を確実に防止することができるという利点がある。
また、シャフト挿入工程において、誤組付防止具17の第3の部分23を阻止解除位置に変位させるときに、図6(c)に示すにように、第4の部分24のねじれに加えて、誤組付防止具17全体が、第2のタブ14のねじ孔16の軸線Y1を中心として回動されるようになっているので、第4の部分24のねじれ量が過大になることが防止される。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、例えば、ピニオンシャフト1と筒状部9とをスプライン嵌合させて両者の相対回転を規制するようにしてもよい。
本発明の一実施の形態の製造方法を用いて製造された、自在継手とシャフトとの結合構造が適用されたステアリング装置を含む車両の模式図である。 自在継手とシャフトとの結合構造の正面図である。 結合構造の分解斜視図である。 シャフト組み付け前において、誤組付防止具が取りつけられたヨーク本体の断面図である。 製造完了後の結合構造の断面図である。 (a)〜(c)は、シャフト挿入工程を順次に示す、結合構造の概略側面図である。 (a)および(b)は、シャフト固定工程を順次に示す、結合構造の概略側面図である。
符号の説明
P…(自在継手とシャフトとの)結合構造、1…ピニオンシャフト、1c…逃がし溝、1d…先端、2…自在継手ヨーク、5…ヨーク本体、6…ボルト、9…筒状部、X1…(筒状部の)軸方向、12…スリット、13…第1のタブ、14…第2のタブ、14a…外側面、15…ボルト挿通孔、16…ねじ孔、Y1…(ねじ孔の)軸線、17…誤組付防止具、21…第1の部分、22…第2の部分、23…第3の部分、24…第4の部分

Claims (2)

  1. 軸方向に延びるスリットを形成する筒状部、並びに上記スリットを挟んで相対向する第1および第2のタブを含むヨーク本体に、合成樹脂製の誤組付防止具が取り付けられた状態で、シャフトを上記筒状部の軸方向の正規位置まで挿入するシャフト挿入工程と、
    上記第1のタブのねじ挿通孔に挿通されたボルトを、上記正規位置に挿入されたシャフトの外周面の凹溝を通して、上記第2のタブのねじ孔にねじ込むことにより、両タブを互いに近接させて、上記筒状部にシャフトを固定するシャフト固定工程とを備え、
    上記誤組付防止具は、第2のタブの外側面に沿う第1の部分と、第1の部分から突出形成され第2のタブのねじ孔の一部に弾性的に嵌合された第2の部分と、上記スリット内に配置され、第1のタブのボルト挿通孔から挿通されたボルトの先端に当接することにより、ボルトが第2のタブのねじ孔に挿通されることを阻止可能な阻止位置および阻止を解除する阻止解除位置に変位可能な第3の部分と、第1の部分および第3の部分を互いに連結した第4の部分とを含み、
    上記シャフト挿入工程では、上記正規位置へのシャフトの挿入に伴って、シャフトの先端によって誤組付防止具の第3の部分が押されることにより、上記第4の部分のねじりを伴って上記第3の部分が阻止位置から阻止解除位置に駆動され、
    上記シャフト固定工程では、上記ねじ孔へのボルトのねじ込みに伴って、ボルトの先端によって誤組付防止具の第2の部分がねじ孔から押し出されることにより、誤組付防止具がヨーク本体から取り外されることを特徴とする自在継手とシャフトとの結合構造を製造する方法。
  2. 上記シャフト挿入工程では、シャフトの先端によって誤組付防止具の第3の部分が押されることにより、誤組付防止具が第2のタブのねじ孔の軸線を中心として回動されることを特徴とする請求項1記載の自在継手とシャフトとの結合構造を製造する方法。
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