JP4668801B2 - 顔料分散剤およびその使用 - Google Patents
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- Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
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Description
(但し、式中のR 1 およびR 2 は、互いに独立して、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基またはフェニル基である。)
(但し、式中のX1は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基またはアシルアミノ基であり、Y1は、アントラキノニルアミノ基であり、これらの基は置換基としてハロゲン原子、アルキル基またはアシルアミノ基を含んでいてもよい。R1は水素原子、アルキル基またはフェニル基であり、R2はアルキレン基、フェニレン基、或いはナフチレン基であって、これらは置換基を含んでいてもよい。)
(a)成分は、スルホン基を有するジケトピロロピロール顔料とスルホン基を有さないジケトピロロピロール顔料との顔料複合体であって、該複合体におけるジケトピロロピロール顔料分子1個あたりのスルホン基の数が0.05〜0.5である顔料複合体である。
前記一般式(I)で表される化合物は、置換基を有していてもよい1−アミノアントラキノン1モルと、置換基を有していてもよいアニリンまたは置換基を有していてもよいフェノールまたは置換基を有していてもよい1−アミノアントラキノンのいずれか1モルと、塩化シアヌル1モルとをo−ジクロルベンゼンなどの不活性な溶媒中、130℃〜170℃で2〜6時間反応させ、さらにスルホン基を1個有する脂肪族アミンまたは芳香族アミン1モルを150℃〜170℃で3〜4時間反応させることによって得ることができる。
(イ)硫酸などに顔料および顔料分散剤を溶解した後、水中に注入し、両者を固溶体にして、カチオン系樹脂分散剤とともに樹脂ワニスに添加して練肉する。
(ロ)水または有機溶媒中に顔料を均一に懸濁させ、該懸濁液に顔料分散剤を含有する溶液を添加し、上記顔料粒子表面に顔料分散剤を沈着させたものをカチオン系樹脂分散剤とともに樹脂ワニスに加えて練肉する。
(ハ)顔料、顔料分散剤およびカチオン系樹脂分散剤をアトライターやボールミルなどの湿式媒体分散機で微分散し、樹脂ワニスに添加して練肉する。
(ニ)樹脂ワニス中に顔料、顔料分散剤およびカチオン系樹脂分散剤をプレミキシング時に添加し、湿式媒体分散機で分散処理する。
ジケトピロロピロール顔料(C.I.ピグメントレッド254)30部を20%発煙硫酸300部に添加し、その後60〜65℃で6時間反応させる。冷却後、反応混合物を3,000部の氷水中に析出させ、濾過および水洗し、水ペースト110部(純量28部)を得た。この水ペーストを乾燥させ、硫黄の元素分析の結果より1分子当たり平均0.8個のスルホン基が導入されているジケトピロロピロール28部(顔料分散剤A1)を得た。
3.75部の合成例A1の顔料分散剤A1および6.25部のC.I.ピグメントレッド254を95%濃硫酸100部に添加し、室温で1時間撹拌する。冷却後、得られた濃硫酸溶液を1,000部の氷水中に注入して複合体を析出させ、濾過および水洗し、水ペースト39部(純量10部)を得た。この水ペーストを乾燥させ、硫黄の元素分析の結果より1分子当たり平均0.3個のスルホン基が導入されているジケトピロロピロール10部(顔料分散剤A3)を得た。
2.5部の合成例A1の顔料分散剤A1および7.5部のC.I.ピグメントレッド254を使用し、合成例A2と同様にして、硫黄の元素分析の結果より1分子当たり平均0.2個のスルホン基が導入されているジケトピロロピロール10部(顔料分散剤A4)を得た。
ジケトピロロピロール顔料(C.I.ピグメントレッド254)30部を20%発煙硫酸300部に添加し、その後45〜50℃で6時間反応させる。冷却後、反応混合物を3,000部の氷水中に析出させ、濾過および水洗し、水ペースト110部(純量28部)を得た。この水ペーストを乾燥させ、硫黄の元素分析の結果より1分子当たり平均0.4個のスルホン基が導入されているジケトピロロピロール28部(顔料分散剤A5)を得た。
アクリル樹脂ワニス(メタクリル酸/ブチルアクリレート/スチレン/ヒドロキシエチルアクリレートを25/50/15/10のモル比で共重合させたもの、分子量12,000、固形分30%)50部にC.I.ピグメントレッド254の20部、イソインドリンイエロー顔料(C.I.ピグメントイエロー139)4部、合成例A1で得られた顔料分散剤A2の1部、カチオン系樹脂分散剤(ディスパーBYK−2000)4部および溶剤(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)(以下PGMAcと略す)を20部配合し、プレミキシングの後、横型ビーズミルで分散し赤色の着色組成物を得た。
参考例a1の顔料分散剤A2の代わりにそれぞれ合成例A2〜A4で得られた顔料分散剤A3〜A5を使用し、その他は参考例a1と同様にして赤色の着色組成物を得た。
[比較例A1]
参考例a1の顔料分散剤A2の代わりに合成例A1で得られた顔料分散剤A1を使用し、参考例a1と同様にして赤色の着色組成物を得た。
流動性:E型粘度計を用い、各着色組成物を室温(25℃)、ローターの回転数6rpmの条件で測定した。
○:良好
△:やや良好
×:不良
異物観察:各着色組成物をスピンナーでガラス基板に塗布し、90℃で2分乾燥して成膜後、被膜を顕微鏡を用いて200倍で、異物の有無について観察し、観察結果を下記の評価指標で表示した。
○:異物なし
△:わずかに異物あり
×:かなり異物あり
以上の測定および評価の結果を表A1に示す。
参考例a1で使用したものと同じ種類のアクリル樹脂ワニス50部に臭塩素化フタロシアニングリーン(C.I.ピグメントグリーン36)17部、キノフタロンイエロー顔料(C.I.ピグメントイエロー138)13部、顔料分散剤としてモノスルホン化キノフタロンイエロー2部、カチオン系樹脂分散剤(ディスパーBYK−2000)4部およびPGMAc20部配合し、プレミキシングの後、横型ビーズミルで分散し、緑色の着色組成物を得た。
参考例a1で使用したものと同じ種類のアクリル樹脂ワニス50部にε型銅フタロシアニンブルー(C.I.ピグメントブルー15:6)16部、ジオキサジンバイオレット(C.I.ピグメントバイオレット23)4部、顔料分散剤としてモノスルホン化フタロシアニンブルー2部、モノスルホン化インダントロン1部、カチオン系樹脂分散剤(ディスパーBYK−2000)4部およびPGMAc20部配合し、プレミキシングの後、横型ビーズミルで分散し、青色の着色組成物を得た。
RGBのカラーフィルターを作製するために、下記の表A2の配合処方によりR、GおよびBの着色組成物を得た。
ニトロベンゼン1,000部に、72部の1−アミノアントラキノンと30部の塩化シアヌルとを加え、170℃で5時間攪拌する。冷却後、41部のタウリンと23部の炭酸カリウムを添加して180℃で8時間攪拌する。冷却後析出物を濾過し、アルコール洗浄し、次いで水に解膠して塩酸酸性にした。析出物を濾過により集め、水で洗浄および乾燥して、下記の化合物B1の94部を得た。
ニトロベンゼン1,000部に、72部の1−アミノアントラキノンと30部の塩化シアヌルとを加え、170℃で5時間攪拌する。冷却後、56部のスルファニル酸と23部の炭酸カリウムを添加して180℃で12時間攪拌する。冷却後濾過し、アルコール洗浄し、次いで水に解膠して塩酸酸性にした後水で洗浄および乾燥して、下記の化合物B2の101部を得た。
o−ジクロロベンゼン1,100部に、73部の1−アミノアントラキノンと30部の塩化シアヌルを加え、170℃で5時間攪拌する。冷却後、35部のo−トルイジンを添加して180℃で5時間攪拌する。冷却後濾過し、アルコール洗浄、次いで水で洗浄および乾燥して、2,4−ビス(1−アントラキノニルアミノ)−6−トリルアミノ−1,3,5−トリアジン94部を得た。次いで、この化合物94部を5%発煙硫酸800部に10℃以下で添加し、その後30℃で5時間反応させる。冷却後、反応混合物を2,500部の氷水中に析出させ、濾過および水洗し、硫黄の元素分析の結果より1分子当たり平均0.9個のスルホン基が導入されている下記の化合物B3の102部を得た。
アクリル樹脂ワニス(メタクリル酸/ブチルアクリレート/スチレン/ヒドロキシエチルアクリレートを25/50/15/10のモル比で共重合させたもの、分子量12,000、固形分30%)50部にジケトピロロピロール顔料(C.I.ピグメントレッド254)20部、イソインドリンイエロー顔料(C.I.ピグメントイエロー139)4部、合成例B1で得られた化合物B1の1部、前記合成例A4で得られた顔料分散剤A5の1部、カチオン系樹脂分散剤(ディスパーBYK−2000)4部およびPGMAc20部を配合し、プレミキシングの後、横型ビーズミルで分散し、赤色の着色組成物を得た。
化合物B1の代わりに合成例B2の化合物B2を使用する以外は実施例B1と同様にして赤色の着色組成物を得た。
化合物B1の代わりに合成例B3の化合物B3を使用する以外は実施例B1と同様にして赤色の着色組成物を得た。
顔料分散剤A5を使用せず、化合物B1のみを使用した以外は、実施例B1と同様にして赤色の着色組成物を得た。
顔料分散剤A5を使用せず、化合物B2のみを使用しした以外は、実施例B1と同様にして赤色の着色組成物を得た。
顔料分散剤A5を使用せず、化合物B3のみを使用しした以外は、実施例B1と同様にして赤色の着色組成物を得た。
RGBの各画素を有するカラーフィルターを作製するために、下記の表B2の配合処方によりR、GおよびBの着色組成物を得た。
テトラクロロキノフタロン50部を20%発煙硫酸250部に添加し、その後80℃で6時間反応させる。冷却後、反応混合物を2,000部の氷水中に析出させ、濾過および水洗し、下記の化合物C1の水ペースト280部(純量55部)を得た。この水ペーストを乾燥させ、硫黄の元素分析の結果より1分子あたり平均1.3個のスルホン基が導入されている化合物C1の55部を得た。
合成例C1の化合物C1のペースト90部(純量18部)に水240部を加え25℃で1時間攪拌した。これにテトラブチルアンモニウムクロライド7部を加え1時間攪拌した。析出物を濾過、水洗および乾燥し、下記の化合物C2の17部を得た。
テトラクロロキノフタロン50部の代わりにC.I.Pigment Yellow 138の50部を用いる以外は、合成例C1と同様な操作を行ない、硫黄の元素分析の結果より1分子あたり平均0.9個のスルホン基が導入されている下記の化合物C3の56部を得た。
合成例C1の化合物C1の水ペースト90部の代わりに合成例C3の化合物C3の水ペースト90部を用いる以外は、合成例C2と同様な操作を行ない、下記の化合物C4の18部を得た。
アクリル樹脂ワニス(メタクリル酸/ブチルアクリレート/スチレン/ヒドロキシエチルアクリレートを25/50/15/10のモル比で共重合させたもの、分子量12,000、固形分30%)50部にジケトピロロピロール顔料(C.I.ピグメントレッド254)20部、イソインドリンイエロー顔料(C.I.ピグメントイエロー139)4部、合成例C1で得られた化合物C1の1部、前記合成例A4で得られた顔料分散剤A5の1部、カチオン系樹脂分散剤(アジスパーPB−821)4部およびPGMAcを20部配合し、プレミキシングの後、横型ビーズミルで分散し、赤色の着色組成物を得た。
化合物C1の代わりに合成例C2の化合物C2を使用する以外は実施例C1と同様にして赤色の着色組成物を得た。
化合物C1の代わりに合成例C3の化合物C3を使用する以外は実施例C1と同様にして赤色の着色組成物を得た。
化合物C1の代わりに合成例C4の化合物C4を使用する以外は実施例C1と同様にして赤色の着色組成物を得た。
顔料分散剤A5を使用せず、化合物C1のみを使用した以外は、実施例C1と同様にして赤色の着色組成物を得た。
顔料分散剤A5を使用せず、化合物C2のみを使用した以外は、実施例C1と同様にして赤色の着色組成物を得た。
顔料分散剤A5を使用せず、化合物C3のみを使用した以外は、実施例C1と同様にして赤色の着色組成物を得た。
顔料分散剤A5を使用せず、化合物C4のみを使用した以外は、実施例C1と同様にして赤色の着色組成物を得た。
RGBの各画素を有するカラーフィルターを作製するために、下記の表C2の配合処方によりR、GおよびBの着色組成物を得た。
常法により、3−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸60部をニトロベンゼン400部中、塩化チオニル40部を用いて酸クロライド化し、2,5−ジクロロ−1,4−フェニレンジアミン25部を加え130〜135℃で5時間加熱する。冷却後、メタノール200部を加え、精製した析出物をろ過しメタノール、次いで水で洗浄、乾燥し、反応物60部を得た。このうちの10部に、メタノール100部、水酸化ナトリウム3部、酢酸ナトリウム3水和物11部を加えて下漬液とする。p−アミノベンゼンスルホン酸3.5部を常法によりジアゾ化し、上記下漬液にカップリングさせ、1時間後、2−クロロ−5−トリフルオロメチルアニリンを4.3部を常法によりジアゾ化し、カップリングさせ硫黄の元素分析の結果より1分子あたり平均1個のスルホン基が導入されている下記の化合物D1の11部を得た。
合成例D1の2,5−ジクロロ−1,4−フェニレンジアミン25部の代わりに3,3’−ジクロロベンジジン35部を使用する以外は合成例D1と同様にして、硫黄の元素分析の結果より1分子あたり平均1個のスルホン基が導入されている下記の化合物D2の11部を得た。
アクリル樹脂ワニス(メタクリル酸/ブチルアクリレート/スチレン/ヒドロキシエチルアクリレートを25/50/15/10のモル比で共重合させたもの、分子量12,000、固形分30%)50部にジケトピロロピロール顔料(C.I.ピグメントレッド254)20部、イソインドリンイエロー顔料(C.I.ピグメントイエロー139)4部、合成例D1で得られた化合物D1の1部、前記合成例A4で得られた顔料分散剤A5の1部、カチオン系樹脂分散剤(ソルスパース−24000)4部およびPGMAcを20部配合し、プレミキシングの後、横型ビーズミルで分散し、赤色の着色組成物を得た。
化合物D1の代わりに合成例D2の化合物D2を使用する以外は実施例D1と同様にして赤色の着色組成物を得た。
顔料分散剤A5を使用せず、化合物D1のみを使用した以外は、実施例D1と同様にして赤色の着色組成物を得た。
顔料分散剤A5を使用せず、化合物D2のみを使用した以外は、実施例D1と同様にして赤色の着色組成物を得た。
RGBの各画素を有するカラーフィルターを作製するために、下記の表D2の配合処方によりR、GおよびDの着色組成物を得た。
Claims (12)
- 下記(a)成分と下記(b)成分とを含むことを特徴とする顔料分散剤。
(a)成分;スルホン基を有するジケトピロロピロール顔料とスルホン基を有さないジケトピロロピロール顔料との顔料複合体であって、該複合体におけるジケトピロロピロール顔料分子1個あたりのスルホン基の数が0.05〜0.5である顔料複合体であり、ジケトピロロピロール顔料は、下記一般式(V)で表される。
(但し、式中のR1およびR2は、互いに独立して、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基またはフェニル基である。)
(b)成分;下記の一般式(I)、一般式(II)、一般式(III)または一般式(IV)で表される化合物、その金属塩、アンモニウム塩および/またはアミン塩である。
(但し、式中のX1は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基またはアシルアミノ基であり、Y1は、アントラキノニルアミノ基であり、これらの基は置換基としてハロゲン原子、アルキル基またはアシルアミノ基を含んでいてもよい。R1は水素原子、アルキル基またはフェニル基であり、R2はアルキレン基、フェニレン基、或いはナフチレン基であって、これらは置換基を含んでいてもよい。)
(但し、式中のX1は水素原子、ハロゲン原子またはアルキル基であり、R1は水素原子、アルキル基またはフェニル基であり、R2はフェニル基、或いはナフチル基であって、これらは置換基を含んでいてもよく、kは化合物へのスルホン基の平均個数であり、0.5〜2の数である。)
(但し、式中のR1は、水素原子、ハロゲン原子、水酸基、アルキル基、無置換または置換のアリール基、無置換または置換のフタルイミド基であり、R2は、水素原子または水酸基であり、R3は、ハロゲン原子であり、mは0〜4の整数を表わし、nは化合物へのスルホン基の平均導入個数であり、0.5〜4の数である。)
であり、R1およびR2は水素原子、ハロゲン原子、水酸基、アルキル基、カルボキシル基、スルホン基またはトリフルオロメチル基を表し、R3は水素原子、ハロゲン原子、水酸基またはアルキル基を表し、R4、R5、R6およびR7は水素原子、ハロゲン原子、メチル基またはシアノ基を表し、Mは水素原子、金属原子、アンモニウム基またはアミン基を表し、nは1〜3の整数を表す。) - スルホン基を有するジケトピロロピロール顔料のスルホン基が、フリーのスルホン基、スルホン基の金属塩、アミン塩およびアンモニウム塩から選ばれる少なくとも1種である請求項1に記載の顔料分散剤。
- 一般式(I)のR2−SO3Hが、タウリン、N−メチルタウリン、o−アミノベンゼンスルホン酸、m−アミノベンゼンスルホン酸、スルファニル酸、4−クロロアニリン−3−スルホン酸、2−ニトロアニリン−4−スルホン酸、2−アミノフェノール−4−スルホン酸、o−アニシジン−5−スルホン酸、p−アニシジン−5−スルホン酸、o−トルイジン−4−スルホン酸、m−トルイジン−4−スルホン酸、p−トルイジン−2−スルホン酸、2−クロロ−p−トルイジン−3−スルホン酸、3−アミノ−6−クロロ−4−スルホ安息香酸、1−アミノ−8−ナフタレンスルホン酸、2−アミノ−1−ナフタレンスルホン酸、5−アミノ−1−ナフタレンスルホン酸、6−アミノ−1−ナフタレンスルホン酸および5−アミノ−3−ナフタレンスルホン酸から選ばれるアミンからアミノ基を除いた基由来のものである請求項1または2に記載の顔料分散剤。
- 一般式(II)のR2が、アニリン、N−メチルアニリン、トルイジン(o−、m−またはp−)、アニシジン(o−、m−またはp−)、クロロアニリン(o−、m−またはp−)、ジフェニルアミン、1−ナフチルアミンおよび2−ナフチルアミンから選ばれるアミンからアミノ基を除いた基である請求項1ないし3のいずれか1項に記載の顔料分散剤。
- (a)成分と(b)成分との質量比が、a:b=10:90〜90:10である請求項1ないし4のいずれか1項に記載の顔料分散剤。
- 赤色顔料と請求項1ないし5のいずれか1項に記載の顔料分散剤と樹脂分散剤と樹脂ワニスとを含むことを特徴とするカラーフィルター用着色組成物。
- 赤色顔料が、C.I.ピグメントレッド254である請求項6に記載のカラーフィルター用着色組成物。
- 樹脂分散剤が、カチオン系樹脂分散剤である請求項6に記載のカラーフィルター用着色組成物。
- カラーフィルター用基板に着色画素を形成する工程を含むカラーフィルターの製造方法において、上記着色画素を、請求項6に記載のカラーフィルター用着色組成物を使用して形成することを特徴とするカラーフィルターの製造方法。
- 請求項9に記載の方法で製造されたことを特徴とするカラーフィルター。
- 請求項10に記載のカラーフィルターを含んでいることを特徴とする画像表示装置。
- 請求項11に記載の画像表示装置を含んでいることを特徴とする情報伝達機器。
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