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JP4660156B2 - 燃料逆流防止バルブ - Google Patents

燃料逆流防止バルブ Download PDF

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Description

本発明は、自動車等の燃料タンクに取付けられ、ゴム製のシール部材を用いずとも、燃料通路をしっかりと閉塞して、燃料タンク内の燃料の逆流を確実に防止する燃料逆流防止バルブに関する。
自動車の燃料タンクには、給油口に連結された燃料供給管が接続されており、この燃料供給管の出口付近には、燃料供給管への逆流を防止する燃料逆流防止バルブが連結されている。この燃料逆流防止バルブは、給油時には、燃料供給管から流入する燃料の圧力で開いて燃料タンク内へ燃料を流入させ、常時は弾性手段によって閉じて、燃料タンク内から燃料供給管へ燃料が逆流するのを防止している。
上記燃料の逆流防止用のバルブとして、下記特許文献1には、バルブケーシングのフィラーパイプ側の部分に、テーパー状の弁座部が形成され、この弁座部に向けて弁体が付勢ばねで付勢されており、この弁体に、弁座部に着座するリップ部を有する弾性材製のシール部材を取付けられたバルブが開示されている。また、その実施形態には、前記シール部材は、本体部材とばね受け部材との間に挟み込まれており、該シール部材は、NBR(アクリロニトリルブタジエンゴム)等のゴム製の弾性材料で形成されていることが記載されている。
下記特許文献2には、燃料タンクと燃料供給管との連結口部を開閉するスライド式の弁体を備え、この弁体は、前記連結口部の上流側に向かって伸長し、その内壁面に摺接する複数のガイド突起を設けたスライド部材と、上記連結口部の口縁に密着する弾性シール部材と、該弾性シール部材をスライド部材側に押圧する押圧部材とから構成されているバルブが開示されている。また、その実施形態には、前記弾性シール部材は、スライド部材と押圧部材との間にて挟み込まれており、この弾性シール部材は、ゴム等の弾性材料で形成されていることが記載されている。
特開2000−16099号公報 特開平11−78549号公報
上記特許文献1又は2のバルブのいずれも、ゴム製のシール部材によって、バルブケーシングの弁座部、又は連結口部の口縁に当接してシールして燃料の逆流を防止している。しかしながら、ゴム製のシール部材は、シール性を効率的に向上させることができるが、コストが高いという問題がある。また、シール部材は、特許文献1では本体部材とばね受け部材、特許文献2ではスライド部材と押圧部材といったように、2部材により挟み込まれているので部品点数が多く、それに伴い組付け工数も多くなってしまって、結果としてコストが増加してしまうこととなる。更に、燃料のアルコール濃度が高いような場合、ゴム製のシール部材だと、膨潤してシール性が低下したり、耐久性が低下したりしてしまうことがあった。
したがって、本発明の目的は、ゴム製のシール部材を用いなくとも、シール性を十分に確保して、燃料の逆流を確実に防止することができるとともに、部品点数及び組付け工数を少なくして、コストの低減を図ることができる燃料逆流防止バルブを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の第1は、燃料タンクに取付けられて、その一端が燃料供給管に連結され、他端が燃料タンク内に開口されるハウジングと、このハウジングの燃料通路に設けられた弁座と、この弁座に対して燃料タンク内に連通する側から弾性手段により圧接された弁体とを備え、前記弁座と前記弁体との接触面が、ほぼ同一の曲率で、かつ、ほぼ同一の曲率中心をもつ球面をなしており、前記弁体は、その周縁が折曲部を介して斜め外方に薄板状をなしてスカート状に伸び、このスカート状部分が前記曲率及び曲率中心を有する球面をなして、前記弁との接触面を構成していることを特徴とする燃料逆流防止バルブを提供するものである。
本発明の第2は、前記第1の発明において、前記折曲部の裏面側が環状にへこんで薄肉部を構成している燃料逆流防止バルブを提供するものである。
本発明の第3は、前記第1又は第2の発明において、前記弁体の裏面中心から放射状に伸びるリブが形成されている燃料逆流防止バルブを提供するものである。
本発明の第4は、前記第1〜3の発明のいずれか1つにおいて、前記弁体の前記弁座への接触面より内周側に平坦部が形成されている燃料逆流防止バルブを提供するものである。
本発明の燃料逆流防止バルブによれば、燃料の供給がなされると燃料の圧力によって、弾性手段の付勢力に抗して弁体が開いて、燃料タンク内に燃料が供給され、燃料の供給が終了すると、弁体は弾性手段により弁座と圧接し、通路を閉塞して燃料供給管への逆流を防止し、給油時における燃料の吹き返し等の事故を防止する。
そして、弁座と弁体との接触面が、ほぼ同一の曲率で、かつ、ほぼ同一の曲率中心をもつ球面をなしているので、弁座と弁体との間に隙間がほとんど生じない状態で、弁座に対して広い接触面積で弁体が当接するようになり、弁座と弁体とのシール性を向上させることができる。
また、車両の揺れ等によって、燃料タンクが斜めに傾いたりして、弁体が弁座に対してやや傾いた状態で当接したとしても、弁体と弁座とが球面どうしで接触するため、どのような角度で当たっても両者が密接状態となり、ガタ付きによるシール性の低下も防止することができる。
こうして、弁体にゴム製のシール部材を用いなくても、シール性を良好に維持することができるため、部品点数を少なくすることができ、シール部材の組付け作業も不要となるので、コストの低減を図ることができ、燃料のアルコール濃度を気にする必要もなく、信頼性を高めることができる。
以下、図1〜7を参照して、本発明の燃料逆流防止バルブの一実施形態を説明する。
図1に示されるように、この燃料逆流防止バルブ(以下、バルブ10という)は、燃料タンクに取付けられて、その一端が燃料供給管に連結され、他端が燃料タンク内に開口したハウジング20を有している。このハウジング20は、燃料タンク1に固定される蓋体30と、蓋体30とインサート成形されて、その内部に弁体50をスライド可能に収容する弁ケース40とから構成される。なお、この実施形態の場合、蓋体30は、樹脂燃料タンクに溶着可能な材質、例えばポリエチレン等のオレフィン系樹脂で形成され、弁ケース40は、強度が高く、燃料非透過性の材質、例えばポリアセタール(POM)、ポリアミド(PA)等の樹脂で形成されている。
蓋体30は、燃料タンクの開口部周縁に溶着されるフランジ部31と、燃料供給管が接続される接続管部32とを有している。接続管部32の先端部外周には、燃料供給管をホースバンド等で締め付け固定したときに、外部配管を抜け止めするための環状凸部33が形成されている。接続管部32内周の下方に、拡径段部32aが形成され、接続管部32内周の上方には、周方向に均等な間隔をおいて4つの爪部32bが形成されている(図1、4参照)。そして拡径段部32aに金属カラー70下端面を配置し、爪部32bにより金属カラー70上端面が係止されて、金属カラー70が接続管部32内周に固定されるようになる。この金属カラー70によって、接続管部32の剛性を確保し、外部配管を締付固定した際の破損等を防止する。
また、フランジ部31内周から、円筒壁34が軸方向に突出し、更に、フランジ部31周縁から内周方向に向かって環状突部35が突出している。これらは後述する弁ケース40の溝部43c、43eにそれぞれ入り込んで、弁ケース40と強固に結合されている。このような接合構造は、予め成形された弁ケース40のフランジ部43bの外周に、蓋体30をインサート成形することによって形成されている。
図2に示される弁ケース40は、燃料が自由に出入り可能とされた複数の窓部41aが形成された、ケース本体部41を有している。このケース本体部41の下縁部には、複数の係合孔41bが形成され、後述する底蓋60の係合爪が係合して、底蓋60が取付け可能とされている。
そして、このケース本体部41上方から次第に縮径する壁部を介して、筒部43が延出している。上記次第に縮径する壁部の内周が本発明における弁座42をなしている。この弁座42は、所定の曲率で球面状に形成されている。より具体的には、図5に示されるように、曲率中心Oから所定の曲率半径Rでもって球面が形成されており、この面が後述する弁体50のシール面55との接触面となる。なお、曲率半径は、曲率の逆数と定義されており、すなわち、ゆるやかなカーブ形状のように曲率半径が大きいと曲率は小さくなり、一方、きついカーブ形状のように曲率半径が小さくなると曲率は大きくなる。また、曲率中心Oは、この実施形態の場合、接続管部32の軸中心であって、後述するガイド突起62の軸方向途中が基点とされている。
また、筒部43上方には、周方向外側に環状突出部43aが突設され、この環状突出部43a内周から立設した壁部43dを介して、壁部43dから周方向外側に広がるフランジ部43bが形成されている。このフランジ部43bには、周方向に均等な間隔をおいて、複数の孔43fが形成されている。そして、蓋体30と弁ケース40とがインサート成形される際には、筒部43先端周壁と壁部43dとの間の溝部43e、及び、環状突出部43aとフランジ部43bとの間の溝部43cに、前述した蓋体30の円筒壁34、環状突部35がそれぞれ入り込み、更にフランジ部43bの孔43fには、蓋体30の溶融した部分が入り込んで、インサート成形後の接合強度を高くして蓋体30と弁ケース40とが接合される(図4参照)。
ケース本体部41には、弁体50が上下スライド可能に収容されている。この弁体50は、燃料非透過性のポリアセタール(POM)等の樹脂製であり、その上面中央部に円錐状の隆起部51を有している(図3(a)参照)。図3(b)を併せて参照すると、隆起部51から均等な間隔をおいて、4本のガイド羽根52が立設されている。これらのガイド羽根52は、筒部43内に挿入され、弁体50のスライドをガイドする役割をなしている。
また、隆起部51の周縁から平坦部53が広がっている(図3(a)、(b)参照)。そのため燃料の供給の際に、流入する燃料が平坦部53に衝突して、その燃料の圧力を受け易くなるので、弁体50がスムーズに開くようになる。
更に、図3(d)に示されるように、平坦部53周縁から折曲部54を介して、斜め外方に伸びてスカート状をなしたシール面55が形成されている。このシール面55が、前述した弁ケース40の弁座42に接触する部分となり、接続管部32に連通する燃料通路を閉塞する。また、シール面55は、前述した弁座42の曲率半径R及び曲率中心Oとほぼ同じ曲率半径及び曲率中心を有する球面形状をなしている(図5参照)。
また、折曲部54の裏面側は環状にへこんでおり、平坦部53及びシール面55と比較して薄肉とされた薄肉部54aとなっている(図3(d)参照)。そのため、折曲部54がより撓みやすくなるので、弁座42とシール面55とがより密着しやすくなり、シール性を向上させる。
更に、隆起部51の裏面中心からガイド軸56が垂設しており、このガイド軸56基端外周にバネ受け部57が形成され、このバネ受け部57周縁から均等な間隔をおいて、放射状に伸びる複数のリブ58が形成されている(図3(a)、(c)参照)。このリブ58によって、弁体50が補強されるとともに耐久性が向上するようになるので、燃料供給時の燃料圧力や外力を受けた場合や、長期間に渡って使用した場合であっても、弁体50の破損等を効果的に防止する。
ケース本体部41の下面には、底蓋60が、その外周に設けた爪61を、ケース本体部41の係合孔41bに係合させることにより取付けられている。底蓋60は、その中心部からガイド突起62が突設され、このガイド突起62を囲むように環状のリブ63が形成され、このリブ63の内側にコイルスプリング71の下端が支持される。また、ガイド突起62は、弁体50のガイド軸56内部に入り込んで、弁体50のスライド動作をガイドしている。そして、前記コイルスプリング71の上端は、弁体50のバネ受け部57に当接して、弁体50を常時上方に向けて付勢している。
次に、上記逆流防止バルブ10の作用について説明する。
このバルブ10は、図6に示される燃料タンク1の開口部2に挿入され、蓋体30のフランジ部31を開口部2周縁に熱板溶着、超音波溶着等により溶着することによって、燃料タンク1に取付けられる。そして、接続管部32外周に、燃料供給管3の一端部が差し込まれて、ホースバンド4によって締め付け固定されて、燃料供給管3と燃料タンク1とが、バルブ10を介して連結される。
そして、図示しない給油口から燃料が供給され、この給油口に接続された上記燃料供給管3内に燃料が供給されると、燃料は蓋体30の接続管部32、弁ケース40のケース本体部内の燃料通路を通り、弁体50に燃料圧力が加わるようになると、図4中の弁体50の想像線に示されるように、弁体50をコイルスプリング71の付勢力に抗して下方にスライドさせて、弁座42に圧接されていた弁体50のシール面55が、弁座42から離れ弁が開かれて、燃料が燃料タンク1内に充填される。また、燃料の供給が終了すると、コイルスプリング71の付勢力によって弁体50が上方にスライドして(図4参照)、弁座42と圧接して燃料通路を閉じ、燃料タンク1内の圧力によって燃料が燃料供給管内を逆流して、燃料の吹き返し等が生じるのを防止したり、燃料供給時以外でも燃料蒸気や、燃料自体が外部へ流出したりすることを防止する。
この際、弁座42とこれに接触する弁体50のシール面55とが、ほぼ同一の曲率、言い換えると、ほぼ同一の曲率半径Rで、かつ、ほぼ同一の曲率中心Oをもつ球面をなしているので、弁座42と弁体50のシール面55との間に隙間がほとんど生じない状態で、弁座42に対して広い接触面積で弁体50のシール面55が当接するようになり、弁座42と弁体50とのシール性を向上させることができる。
また、車両の揺れ等によって、燃料タンク1が斜めに傾いたりして、弁座42に対して弁体50が傾いて当接した場合でも、弁座42と弁体50のシール面55とが、ほぼ同一の曲率半径Rで、かつ、ほぼ同一の曲率中心Oをもつ球面どうしの接触となるので、シール性の低下を防止することができる。
更に、弁体50には、上記特許文献1、2のように、ゴム製のシール部材が不要なので、部品点数を少なくすることができ、しかも、組付け作業も不要となるので、コストの低減を図ることができる。また、ゴム製のシール部材が不要となるので、燃料のアルコール濃度を気にする必要がなく、信頼性が高いバルブが得られる。
以上説明した実施形態の作用効果を下記に簡単に説明する。
すなわち、本発明によれば、燃料供給がなされると、弾性手段の付勢力に抗して弁体が開き燃料タンク内に燃料が供給され、燃料供給が終了すると、弁体は燃料通路を閉塞して燃料の逆流を防止する。この際、弁座と弁体との接触面が、ほぼ同一の曲率及び曲率中心をもつ球面をなすので、弁座と弁体との間に隙間がほとんど生じず、弁座に広い接触面積で弁体が当接しシール性が向上する。なお、燃料タンクが斜めに傾いたりして、弁座に対して弁体が傾いて当接しても、ほぼ同一の曲率及び曲率中心をもつ球面どうしの接触となるため、シール性を良好に維持することができる。更に、ゴム製シール部材が不要なので、部品点数を少なく組付け作業も不要でコスト低減を図れ、燃料のアルコール濃度を気にする必要もなく、信頼性が高い。
また、弁体周縁に折曲部を介してシール面を設けたので、弁座に接触する接触面積を広くすることができ、シール性が一層向上する。
更に、折曲部裏面に薄肉部を形成したので、折曲部がより撓みやすくなり、弁座とシール面とがより密着しやすくなり、シール性を向上させることができる。
更に、弁体の裏面中心から放射状に伸びるリブを形成したので、弁体の補強、耐久性向上等の効果が得られ、弁体の破損等を効果的に防止する。
また、弁体の弁座への接触面より内周側に平坦部が形成されており、この平坦部によって燃料供給時に燃料圧力を受け易くなるので、弁体がスムーズに開くようになる。
なお、上記実施形態におけるコイルスプリング71が、本発明における弾性手段をなしている。
本発明の燃料逆流防止バルブ10における、弁座と弁体とのシール性を試験した。
実施例
図1に示されるバルブ10を作製した。この際、蓋体30は、ポリエチレンで形成し、それ以外のコイルスプリング71を除く各部材を、ポリアセタール(POM)で形成した。
比較例
前記特許文献2に記載されたバルブから、ゴム製のシール部材を取り除いた燃料逆流防止バルブを得た。このバルブは、弁体のシール面及び弁座が球面状をなしていない点が上記実施例と異なっている。
試験方法
以上の実施例及び比較例のバルブを用いて、図4に示されるように、弁座に弁体が当接して燃料通路をシールした状態で、弁ケースの下方から15kPaの燃料圧で加圧した。その際に、燃料通路から、1分間で何ccの燃料が漏れるかを測定した。なお、比較例では、3つのバルブについて行い、実施例では、5つのバルブについて行なった。その結果を、表1にし示す。
Figure 0004660156
上記表1より、比較例のバルブでは、その漏れ量が41〜153ccと極めて多く、またバラツキも大きいことが分かる。これに対し、実施例のバルブでは、漏れ量が0.3〜1.5ccと、比較例に比べて極めて小さく、バラツキも比較的小さいことが分かった。このように本発明のバルブによれば、ゴム製のシール部材を用いずとも、弁座に対して弁体がしっかりと密着して、安定して十分なシール性が得られることが理解できる。
本発明は、自動車等の燃料タンクに取付けられ、ゴム製のシール部材を用いずとも、シール性を十分に確保して、燃料の逆流を確実に防止することができるとともに、部品点数及び組付け工数を少なくして、コストの低減を図ることができる燃料逆流防止バルブとして利用することができる。
本発明の燃料逆流防止バルブの一実施形態を示す分解斜視図である。 同燃料逆流防止バルブを構成する弁ケースの断面図である。 同燃料逆流防止バルブを構成する弁体を示しており、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は底面図、(d)は断面図である。 同燃料逆流防止バルブを組み立てた状態を示す断面図である。 同燃料逆流防止バルブを弁体及び弁座の形状を説明する部分拡大図である。 同燃料逆流防止バルブを燃料タンクに取付けた状態を示す説明図である。
符号の説明
1 燃料タンク
2 開口部
3 燃料供給管
10 燃料逆流防止バルブ(バルブ)
20 ハウジング
30 蓋体
31 フランジ部
32 接続管部
40 弁ケース
41 ケース本体部
42 弁座
43 筒部
50 弁体
51 隆起部
52 ガイド羽根
53 平坦部
54 折曲部
54a 薄肉部
55 シール面
60 底蓋
70 金属カラー
71 コイルスプリング(弾性手段)
O 曲率中心
R 曲率半径

Claims (4)

  1. 燃料タンクに取付けられて、その一端が燃料供給管に連結され、他端が燃料タンク内に開口されるハウジングと、このハウジングの燃料通路に設けられた弁座と、この弁座に対して燃料タンク内に連通する側から弾性手段により圧接された弁体とを備え、前記弁座と前記弁体との接触面が、ほぼ同一の曲率で、かつ、ほぼ同一の曲率中心をもつ球面をなしており、前記弁体は、その周縁が折曲部を介して斜め外方に薄板状をなしてスカート状に伸び、このスカート状部分が前記曲率及び曲率中心を有する球面をなして、前記弁との接触面を構成していることを特徴とする燃料逆流防止バルブ。
  2. 前記折曲部の裏面側が環状にへこんで薄肉部を構成している請求項1記載の燃料逆流防止バルブ。
  3. 前記弁体の裏面中心から放射状に伸びるリブが形成されている請求項1又は2記載の燃料逆流防止バルブ。
  4. 前記弁体の前記弁座への接触面より内周側に平坦部が形成されている請求項1〜3のいずれか1つに記載の燃料逆流防止バルブ。
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