JP4658327B2 - C20またはそれよりも高級な不飽和脂肪酸と環状ポリオールとのポリエステルから成る頭髪トリートメント組成物 - Google Patents
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Description
(発明の分野)
本発明は、コンディショニング効果を有しており、ポリオールのある種の脂肪酸ポリエステルを含有する頭髪トリートメント組成物に関する。
【0002】
(発明の背景)
環状ポリオール及び/または糖誘導体の脂肪酸ポリエステルを頭髪コンディショニング用配合物の一成分として使用することは以下のような文献に広く記載されている。
【0003】
国際特許WO98/04241は、シャンプー組成物中のポリオールカルボン酸エステルと特定の非イオン性水溶性ポリマーとの混合物から成るコンディショニング系が髪の感触及び扱い易さの改善を果たすことを開示している。カチオン性セルロース誘導体ポリマー材料が任意成分として組成物に含有されてもよい。
【0004】
国際特許WO96/37594は、油分散性の非イオン性界面活性剤と分散した油相との組合せを基剤とし、優良な皮膚感触性、低刺激性及び高い泡立ち性をもつ身体洗浄組成物を開示している。油相は、液状のポリオール脂肪酸ポリエステルと、好ましくは鉱油、ペトロラタム、水不溶性シリコーン、大豆油及びそれらの混合物から選択された1種または複数の非極性油から成る第二の油性成分との混合物である。この混合油系の使用が皮膚感触の改善を果たすと記載されている。
【0005】
国際特許WO98/04240は、短鎖アルキルスルフェートとアルキルエトキシスルフェートとを基剤とする特定の界面活性剤を、シリコーン材料、液体ポリオールカルボン酸エステル及びそれらの混合物から選択された不溶性の油コンディショニング剤から成るコンディショニング系と組合せて含有するシャンプー組成物を記載している。
【0006】
日本特許公開JP−A−10/077,215は、糖脂肪酸エステルと、メチルポリシロキサン、メチルフェニルシロキサン及びメチルポリシクロシロキサンから選択された1種または複数のシロキサンとから成る化粧用材料を記載している。組成物は、頭髪のリンスまたはトリートメントとして使用されたときに洗髪後の梳き易さ及び感触を改善すると記載されている。代表例として、ステアリン酸、ベヘン酸、12−ヒドロキシステアリン酸及びラノリン脂肪酸のような炭素原子数18−22の直鎖状の飽和脂肪酸鎖を有する糖脂肪酸エステルが挙げられている。
【0007】
国際特許WO98/52528は、液体ポリオール脂肪酸ポリエステルと固体油との組合せから成る頭髪または皮膚用の表在性皮膚緩和組成物を記載している。使用される液体ポリオールポリエステルは好ましくは、炭素原子数8−22、好ましくは炭素原子数8−18の1種もしくは複数の脂肪酸でエステル化された糖または糖アルコールである。適当な種類の液体ポリエステルを得るためには、ポリエステル分子に含まれている脂肪酸の少なくともほぼ半量が不飽和でなければなならないこと、また、この観点から特に好ましい脂肪酸はオレイン酸、リノレン酸及びそれらの混合物であることが記載されている。
【0008】
国際特許WO98/52531は、固体状のポリオール脂肪酸ポリエステルと液体状の油とを含む頭髪または皮膚用の吸収性皮膚緩和化粧品を記載している。固体ポリオール脂肪酸ポリエステルは典型的には糖ポリエステルであり、飽和及び不飽和の脂肪酸鎖の混合物を含有している。ポリエステルの全脂肪酸部分の少なくとも15重量%、より好ましくは少なくとも60重量%がC20またはそれよりも高級な飽和脂肪酸部分である。
【0009】
本発明の発明者らは、幾つかの選択された環状ポリオール及び/または糖誘導体の脂肪酸エステルが頭髪トリートメント組成物に含まれているときに予想外に改善された総合的コンディショニング効果を与えることを知見した。
【0010】
更に、頭髪の柔軟性が特に改善される。
【0011】
本発明の組成物はまた、例えば外気に曝されたり、熱スタイリング、パーマまたは脱色などの苛酷な機械的または化学的処置で傷んだ頭髪のトリートメントに特に有効である。このような場合、本発明の組成物は柔軟性及び梳き易さに関して特に明らかな効果を与える。
【0012】
(発明の概要)
本発明は、環状ポリオール、その糖誘導体及びその混合物から選択されたポリオールの脂肪酸ポリエステルを含み、ポリエステルの全脂肪酸部分の少なくとも50重量%がC20またはそれよりも高級な不飽和脂肪酸部分であることを特徴とする頭髪トリートメント組成物を提供する。
【0013】
(好ましい実施態様の詳細な説明)
(i)脂肪酸ポリエステル
本発明の頭髪トリートメント組成物中の必須成分は、環状ポリオール、その糖誘導体及びその混合物から選択されたポリオールの脂肪酸ポリエステルである。ポリエステルの全脂肪酸部分の少なくとも50重量%がC20またはそれよりも高級な不飽和脂肪酸部分である。
【0014】
“ポリオール”なる用語は、少なくとも4個のヒドロキシル基を有している材料を意味する。脂肪酸ポリエステルの製造に使用されるポリオールは好ましくは4−12個、より好ましくは4−11個、最も好ましくは4−8個のヒドロキシル基を有しているであろう。
【0015】
“脂肪酸ポリエステル”なる用語は、少なくとも2個のエステル基が互いに独立に脂肪鎖(C8−C22のアルキルまたはアルケニル)に結合している材料を意味する。所与の材料について、“テトラ−”、“ペンタ−”という接頭辞は、平均エステル化度を表す。化合物はモノエステルから完全エステル化したエステルまでの範囲の材料の混合物として存在する。
【0016】
環状ポリオールは、本発明の脂肪酸ポリエステルの製造に使用される好ましいポリオールである。具体例は、イノシトール及びすべての形態の糖類である。糖類、特に単糖類及び二糖類が特に好ましい。
【0017】
単糖類の例は、キシロース、アラビノース、ガラクトース、フルクトース、ソルボース及びグルコースである。グルコースが特に好ましい。
【0018】
二糖類の例は、マルトース、ラクトース、セロビオース及びスクロースである。スクロースが特に好ましい。
【0019】
適当な糖誘導体の例は、キシリトール、エリトリトール、マルチトール及びソルビトールのような糖アルコール並びにソルビタンのような糖エーテルである。
【0020】
ポリエステルの全脂肪酸部分の少なくとも50重量%がC20またはそれよりも高級な不飽和脂肪酸部分である。好ましくは、ポリエステルの全脂肪酸部分の少なくとも60重量%がC20またはそれよりも高級な不飽和脂肪酸部分である。
【0021】
C20またはそれよりも高級な不飽和脂肪酸部分の適例は、エルケート、ブラシデート、ネルボネート、アラキドネート、エイコサペンタエノエート、エイコセネート、エイコサジエノエート、エイコサトリエノエート、ドコサジエノエート、ドコサトリエノエート、ドコサテトラエノエート及びドコサヘキサエノエートがある。酸化安定度のためには、モノ−及びジ不飽和脂肪酸部分が好ましい。エルケートが特に好ましい。
【0022】
実質量の所望の不飽和脂肪酸を含有する資源油の混合脂肪酸部分は、本発明の頭髪トリートメント組成物に適した脂肪酸ポリエステルを製造するために酸部分として使用できる。油の混合脂肪酸は少なくとも50%、最も好ましくは少なくとも60%の所望の不飽和酸を含有しなければならない。例えば、エルカ酸含量の高いナタネ油の脂肪酸を、純粋なC20−C22不飽和酸に代替して使用し得る。好ましくはC20及びそれよりも高級な酸またはそれらの誘導体、例えばメチルまたはその他の低級アルキルエステルを、例えば蒸留によって濃縮し得る。
【0023】
適当な脂肪酸ポリエステルの特定例は、スクローストリエルケート、スクロースペンタエルケート、スクローステトラエルケート、スクローストリラペエート、スクローステトララペエート及びスクロースペンタラペエート並びにそれらの混合物である。
【0024】
スクロースペンタエルケート及びスクローステトラエルケートが特に好ましい。これらの材料はMitsubishi Kasei Foods社製のRyoto Sugar Estersとして市販されている。
【0025】
脂肪酸ポリエステルは当業者に公知の種々の方法で製造できる。これらの方法としては、酸塩化物による環状ポリオールまたは還元糖のアシル化、種々の触媒を使用した環状ポリオールまたは還元糖脂肪酸エステルのエステル交換、酸無水物による環状ポリオールまたは還元糖のアシル化、脂肪酸による環状ポリオールまたは還元糖のアシル化がある。これらの材料の代表的な調製物は米国特許US4386213及びオーストラリア特許AU14416/88に開示されている。
【0026】
本発明の頭髪トリートメント組成物中の脂肪酸ポリエステルの全量は、一般には全頭髪トリートメント組成物の0.001−10重量%、好ましくは0.01−5重量%、より好ましくは0.01−3重量%である。
【0027】
(ii)製品形態
本発明の頭髪トリートメント組成物の適当な形態としてはシャンプー、コンディショナー、スプレー、ムースまたはローションがある。頭髪トリートメント組成物の好ましい形態はシャンプー及びコンディショナーである。
【0028】
シャンプー組成物
特に好ましい本発明の頭髪トリートメント組成物はシャンプー組成物である。
【0029】
−洗浄用界面活性剤
このようなシャンプー組成物は、化粧品として許容されかつ頭髪に表在使用するために好適な1種または複数の洗浄用界面活性剤を含むであろう。洗浄目的には十分でないがシャンプー中に典型的に存在し得る油性または疎水性の成分(例えばシリコーン)の乳化剤として作用する別の界面活性剤が追加成分として存在してもよい。
【0030】
本発明のシャンプー組成物は(乳化剤として使用された界面活性剤に加えて)洗浄効果を与える少なくとも1種類の別の界面活性剤を含むのが好ましい。
【0031】
単独でまたは組合せて使用され得る適当な洗浄用界面活性剤は、アニオン性、両性及び双性の界面活性剤、カチオン性界面活性剤及びそれらの混合物から選択される。洗浄用界面活性剤は乳化剤と同じ界面活性剤でもよく、または異なる界面活性剤でもよい。好ましい洗浄用界面活性剤は、アニオン性、両性及び双性の界面活性剤並びにそれらの混合物から選択される。
【0032】
アニオン性界面活性剤の例は、アルキルスルフェート、アルキルエーテルスルフェート、アルカリールスルホネート、アルカノイルイセチオネート、アルキルスクシネート、アルキルスルホスクシネート、N−アルキルサルコシネート、アルキルホスフェート、アルキルエーテルホスフェート、アルキルエーテルカルボキシレート及びアルファ−オレフィンスルホネート、特にそれらのナトリウム塩、マグネシウム塩、アンモニウム塩並びにモノ−、ジ−及びトリエタノールアミン塩である。アルキル基及びアシル基は一般に8−18個の炭素原子を含み、不飽和でもよい。アルキルエーテルスルフェート、アルキルエーテルホスフェート及びアルキルエーテルカルボキシレートは、1分子あたり1−10個のエチレンオキシド単位またはプロピレンオキシド単位を含有し得る。
【0033】
本発明のシャンプーに使用される典型的なアニオン性界面活性剤は、オレイルコハク酸ナトリウム、ラウリルスルホコハク酸アンモニウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、ココイルイセチオン酸ナトリウム、ラウリルイセチオン酸ナトリウム及びN−ラウリルサルコシン酸ナトリウムである。最も好ましいアニオン性界面活性剤は、ラウリル硫酸ナトリウム、モノラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウリルエーテル硫酸ナトリウム1EO、2EO及び3EO、ラウリル硫酸アンモニウム並びにラウリルエーテル硫酸アンモニウム、1EO、2EO及び3EOである。
【0034】
両性及び双性の界面活性剤の例は、アルキルアミンオキシド、アルキルベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルスルホベタイン(スルタイン)、アルキルグリシネート、アルキルカルボキシグリシネート、アルキルアンホプロピオネート、アルキルアンホグリシネート、アルキルアミドプロピルヒドロキシスルタイン、アシルタウレート及びアシルグルタメートであり、これらのアルキル基及びアシル基は8−19個の炭素原子を有している。本発明のシャンプーに使用される典型的な両性及び双性の界面活性剤は、ラウリルアミンオキシド、ココジメチルスルホプロピルベタインであり、好ましくはラウリルベタイン、コカミドプロピルベタイン及びコカンホプロピオン酸ナトリウムである。
【0035】
シャンプー組成物はまた、組成物に美的特性、物理的特性または洗浄特性を与えることを支援する界面活性助剤を含有し得る。好ましい例は、非イオン性界面活性であり、全重量を基準として0%−5重量%の範囲の量で含有され得る。
【0036】
例えば、本発明のシャンプー組成物に含有され得る代表的な非イオン性界面活性剤は、直鎖状または分枝状の脂肪族(C8−C18)第一または第二アルコールまたはフェノールとアルキレンオキシド、通常はエチレンオキシドとの縮合物であり、一般に6−30個のエチレンオキシド基を有している。
【0037】
別の代表的な非イオン性界面活性剤は、モノ−またはジ−アルキルアルカノールアミドである。具体例はココモノ−またはジ−エタノールアミド及びココモノ−イソプロパノールアミドである。
【0038】
本発明のシャンプー組成物に含有され得る更に別の非イオン性界面活性剤は、アルキルポリグリコシド(APG)である。典型的なAPGは、1つまたは複数のグリコシル基のブロックに(任意に架橋基を介して)結合されたアルキルを含むAPGである。好ましいAPGは以下の式:
RO−(G)n
〔式中、Rは飽和または不飽和の分枝状または直鎖状のアルキル基であり、Gは糖基である〕によって定義される。
【0039】
RはC5−C20の平均アルキル鎖長を表し得る。好ましくはRはC8−C12の平均アルキル鎖長を表す。最も好ましくは、Rの値は9.5−10.5の範囲である。GはC5またはC6の単糖残基から選択されることができ、好ましくはグルコシドである。Gは、グルコース、キシロース、ラクトース、フルクトース、マンノース及びそれらの誘導体から選択され得る。好ましくはGがグルコースである。
【0040】
重合度nは1−10またはそれ以上の値を有し得る。好ましくは、nの値が1.1−2の範囲である。最も好ましくは、nの値が1.3−1.5の範囲である。
【0041】
本発明に使用される適当なアルキルポリグリコシドは市販されており、例えば、Seppic社製のOramix NS10、Henkel社製のPlantaren 1200及びPlantaren 2000という名称の材料がある。
【0042】
本発明のシャンプー組成物中の界面活性剤の全量(任意の界面活性助剤及び/または任意の乳化剤も含む)は、一般には全シャンプー組成物の0.1−50重量%、好ましくは5−30重量%、より好ましくは10−25重量%である。
【0043】
−カチオン性ポリマー
カチオン性ポリマーは、本発明のシャンプー組成物中でシャンプーのコンディショニング性能を増強するために好ましい成分である。典型的にはこのようなポリマーはシリコーンのようなコンディショニング成分が使用中にシャンプー組成物から予定の部位、即ち頭髪及び/または頭皮に付着することを増進する。
【0044】
−カチオン性ポリマー
カチオン性ポリマーは、本発明のシャンプー組成物中でシャンプーのコンディショニング性能を増強するために好ましい成分である。典型的にはこのようなポリマーはシリコーンのようなコンディショニング成分が使用中にシャンプー組成物から予定の部位、即ち頭髪及び/または頭皮に付着することを増進する。
カチオン性ポリマーはホモポリマーでもよくまたは2種類以上のモノマーから形成されてもよい。ポリマーの分子量は一般には5,000−10,000,000、典型的には少なくとも10,000、好ましくは100,000−2,000,000の範囲である。ポリマーは、第四級アンモニウムまたはプロトン化アミノ基またはそれらの混合物のようなカチオン性の窒素含有基を有するであろう。
【0045】
カチオン性の窒素含有基は概してカチオン性ポリマーの全モノマー単位の一部分に置換して存在するであろう。従ってポリマーがホモポリマーでないときは、ポリマーは非カチオン性のスペーサーモノマー単位を含有し得る。このようなポリマーはCTFA Cosmetic Ingredient Directory,3rd editionに記載されている。カチオン性モノマー単位対非カチオン性モノマー単位の比は、必要な範囲のカチオン性電荷密度を有するポリマーが得られるように選択される。
【0046】
適当なカチオン性ポリマーは例えば、カチオン性アミンまたは第四級アンモニウム官能基を有するビニルモノマーと、(メタ)アクリルアミド、アルキル及びジアルキル(メタ)アクリルアミド、アルキル(メタ)アクリレート、ビニルカプロラクトン及びビニルピロリジンのような水溶性スペーサーモノマーとのコポリマーである。アルキル及びジアルキル置換モノマーは好ましくは、C1−C7アルキル基、より好ましくはC1−C3アルキル基を有している。別の適当なスペーサーとしては、ビニルエステル、ビニルアルコール、マレイン酸無水物、プロピレングリコール及びエチレングリコールがある。
【0047】
カチオン性アミンは、組成物の種類及び組成物のpH次第で第一、第二または第三アミンでよい。一般には第二及び第三アミン、特に第三アミンが好ましい。
【0048】
アミン置換ビニルモノマー及びアミンはアミン形態に重合し、次いで第四級化によってアンモニウムに変換され得る。
【0049】
カチオン性ポリマーは、アミン置換モノマー及び/または第四級アンモニウム置換モノマーに由来のモノマー単位及び/または相溶性スペーサーモノマーの混合物を含み得る。
【0050】
適当なカチオン性ポリマーを以下に例示する:
−1−ビニル−2−ピロリジンと1−ビニル−3−メチル−イミダゾリウム塩(例えば塩化物塩)とのコポリマー。Cosmetic,Toiletry,and Fragrance Association,(CTFA)による業界名はPolyquaternium−16である。この材料はBASF Wyandotte Corp.(Parsippany,NJ,USA)から商標LUVIQUAT(例えばLUVIQUAT FC 370)で市販されている;
−1−ビニル−2−ピロリジンとジメチルアミノエチルメタクリレートとのコポリマー。業界(CTFA)名はPolyquaternium−11である。この材料はGaf Corporation(Wayne,NJ,USA)から商標GAFQUAT(例えばGAFQUAT 755N)で市販されている;
−カチオン性ジアリル第四級アンモニウム−含有ポリマー、例えば、ジメチルジアリルアンモニウムクロリドホモポリマー、アクリルアミドとジメチルジアリルアンモニウムクロリドとのコポリマー。業界(CTFA)名はそれぞれPolyquaternium 6及びPolyquaternium 7である;
−3−5個の炭素原子を有している不飽和カルボン酸のホモポリマー及びコポリマーのアミノ−アルキルエステルの無機酸塩(例えば米国特許US4,009,256に記載);
−カチオン性ポリアクリルアミド(国際特許WO95/22311に記載)。
【0051】
使用され得る別のカチオン性ポリマーは、カチオン性セルロース誘導体、カチオン性デンプン誘導体及びカチオン性グアーガム誘導体のようなカチオン性多糖ポリマーである。
【0052】
本発明の組成物に使用される適当なカチオン性多糖ポリマーは、式:
A−O−〔R−N+(R1)(R2)(R3)X−〕
で表される。式中のAはデンプンまたはセルロースの無水グルコース残基のような無水グルコース残基を表す。Rはアルキレン、オキシアルキレン、ポリオキシアルキレンもしくはヒドロキシアルキレン基またはそれらの組合せを表す。R1、R2及びR3は独立に、アルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アルコキシアルキルまたはアルコキシアリール基を表し、基の各々が18個以下の炭素原子を含有する。各カチオン性部分の炭素原子の総数(即ち、R1、R2及びR3の炭素原子の総和)は好ましくは20個以下であり、Xは対イオンを表す。
【0053】
カチオン性セルロースは、Amerchol Corp.(Edison,NJ,USA)から、Polymer JR(商標)及びLR(商標)というポリマーシリーズで、トリメチルアンモニウム置換エポキシドと反応したヒドロキシエチルセルロースの塩として市販されている。業界(CTFA)名はPolyquaternium10である。別の種類のカチオン性セルロースは、ラウリルジメチルアンモニウム置換エポキシドと反応したヒドロキシエチルセルロースの重合第四級アンモニウム塩である。この業界(CTFA)名はPolyquaternium 24である。これらの材料はAmerchol Corp.(Edison,NJ,USA)から商標Polymer LM−200で市販されている。
【0054】
別の適当なカチオン性多糖ポリマーは、第四級窒素含有セルロースエーテル(例えば米国特許US3,962,418に記載)及びエーテル化セルロースとデンプンとのコポリマー(例えば米国特許US3,958,581に記載)である。
【0055】
使用され得る特に適当な種類のカチオン性多糖ポリマーは、カチオン性グアーガム誘導体、例えば、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド(Rhone−Poulencから商標JAGUARシリーズで市販されている)である。
【0056】
具体例としては、カチオン性基の置換度が低くかつ高粘度をもつJAGUAR C13S、中等の置換度及び低粘度をもつJAGUAR C15、JAGUAR C17(高置換度、高粘度)、置換基及びカチオン性第四級アンモニウム基を低レベルで含有するヒドロキシプロピル化カチオン性グアー誘導体であるJAGUAR C16、高透明度、中等粘度、低置換度のグアーであるJAGUAR C162がある。
【0057】
好ましくはカチオン性ポリマーは、カチオン性セルロース及びカチオン性グアー誘導体から選択される。特に好ましいカチオン性ポリマーは、JAGUAR C13S、JAGUAR C15、JAGUAR C17及びJAGUAR C16及びJAGUAR C162である。
【0058】
コンディショナー
本発明の組成物はまた、(典型的にはシャンプー後の)頭髪のトリートメント及びその後のリンスのためのコンディショナーの形態に製品化され得る。
−コンディショニング用界面活性剤
このようなコンディショナーは、化粧品として許容され頭髪に外用塗布するために適当な1種または複数のコンディショニング用界面活性剤を含むであろう。
【0059】
適当なコンディショニング用界面活性剤は、単独使用または混用されるカチオン性界面活性剤から選択される。具体例は第四級水酸化アンモニウムまたはその塩、例えば塩化物である。
【0060】
本発明の頭髪コンディショナーに使用される適当なカチオン性界面活性剤は、セチルトリメチルアンモニウムクロリド、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド、セチルピリジニウムクロリド、テトラメチルアンモニウムクロリド、テトラエチルアンモニウムクロリド、オクチルトリメチルアンモニウムクロリド、ドデシルトリメチルアンモニウムクロリド、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロリド、オクチルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、デシルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、ステアリルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、ジドデシルジメチルアンモニウムクロリド、ジオクタデシルジメチルアンモニウムクロリド、タロウトリメチルアンモニウムクロリド、ココトリメチルアンモニウムクロリド、及び、対応するその水酸化物である。別の適当なカチオン性界面活性剤は、CTFAでQuaternium−5、Quaternium−31及びQuaternium−18と命名された材料である。上記材料の任意の混合物も適当であろう。本発明の頭髪コンディショナーに使用される特に有用なカチオン性界面活性剤は、例えばHenkel社からDEHYQUARTとして市販されているセチルトリメチルアンモニウムクロリドである。
【0061】
本発明のコンディショナー中のカチオン性界面活性剤のレベルは好ましくは組成物の0.01−10重量%、より好ましくは0.05−5重量%、最も好ましくは0.1−2重量%である。
−脂肪アルコール
本発明のコンディショナーは脂肪アルコール材料を含有しているのが有利である。コンディショニング組成物に脂肪アルコール材料とカチオン性界面活性剤とを組合せて使用することは特に有利であると考えられている。その理由は、カチオン性界面活性剤が分散しているラメラ相が形成されるからである。
【0062】
代表的な脂肪アルコールは8−22個の炭素原子、より好ましくは16−20個の炭素原子を含む。適当な脂肪アルコールの例は、セチルアルコール、ステアリルアルコール及びそれらの混合物である。これらの材料の使用は、本発明の組成物の総合的コンディショニング特性に貢献するという利点を有している。
【0063】
本発明のコンディショナー中の脂肪アルコール材料の適当なレベルは組成物の0.01−10重量%、好ましくは0.1−5重量%である。カチオン性界面活性剤対脂肪アルコールの適当な重量比は10:1−1:10、好ましくは4:1−1:8、最適には1:1−1:4である。
【0064】
シリコーン
シリコーンは本発明の頭髪トリートメント組成物中の特に好ましい成分である。より特定的には、本発明の頭髪用シャンプー及びコンディショナーが更に、コンディショニング性能を強化する乳化シリコーン粒子を含有するのが好ましい。シリコーンは組成物の水性マトリックスに不溶性であり、従って乳化形態で存在し、シリコーンは分散粒子として存在する。
【0065】
適当なシリコーンは、ポリジオルガノシロキサン、特にジメチコーンというCTFA名のポリジメチルシロキサンである。本発明の組成物(特にシャンプー及びコンディショナー)にはまた、ジメチコノールというCTFA名のヒドロキシル末端基を有するポリジメチルシロキサンの使用が適当である。本発明の組成物にはまた、例えば国際特許WO96/31188に記載されているような低架橋度のシリコーンガムの使用が適当である。これらの材料は、頭髪に腰の強さ、量の豊かさ及びスタイリング適性を与え、また濡れた髪及び乾いた髪に良好なコンディショニング効果を与える。
【0066】
(エマルジョンの形態でもなく最終製品である頭髪トリートメント組成物の形態でもない)乳化シリコーン自体の粘度は典型的には少なくとも10,000cstである。一般に粘度の増加に伴ってコンディショニング性能が強化されることが知見された。従って、シリコーン自体の粘度は好ましくは少なくとも0.06m2/秒(60,000cst)、最も好ましくは少なくとも0.5m2/秒(500,000cst)、理想的には少なくとも1m2/秒(1,000,000cst)である。配合が容易であるという観点からは粘度が100m2/秒(109cst)を超過しないのが好ましい。
【0067】
本発明の頭髪用シャンプー及びコンディショナーに使用される乳化シリコーンは典型的には、組成物中の平均シリコーン粒度が30μm未満、好ましくは20μm未満、より好ましくは10μm未満であろう。一般に粒度の縮小がコンディショニング性能を改善することが知見された。最も好ましくは、組成物中の乳化シリコーンの平均シリコーン粒度は2μm未満、理想的には0.01−1μmの範囲である。≦0.15μm未満の平均シリコーン粒度を有するシリコーンエマルジョンは一般にマイクロエマルジョンと呼ばれる。
【0068】
粒度は、Malvern Instruments社製の2600D粒度計を使用するレーザー光散乱技術によって測定され得る。
【0069】
本発明に使用される適当なシリコーンエマルジョンはまたプレ乳化形態で市販されている。
【0070】
プレ形成エマルジョンの適例は、エマルジョンDC2−1766、DC2−1784及びマイクロエマルジョンDC2−1865及びDC2−1870である。これらはいずれもDow Corningから入手し得る。これらはいずれもジメチコノールのエマルジョン/マイクロエマルジョンである。また、配合が容易であるという利点をもつ架橋シリコーンガムもプレ乳化形態で入手できる。好ましい例は、Dow CorningからDC X2−1787として入手できる材料であり、これは架橋ジメチコノールガムのエマルジョンである。別の好ましい例は、Dow CorningからDC X2−1391として入手できる材料であり、これは架橋ジメチコノールガムのマイクロエマルジョンである。
【0071】
本発明のシャンプー及びコンディショナーに含有させ得る別の好ましいクラスのシリコーンはアミノ官能シリコーンである。“アミノ官能シリコーン”は、少なくとも1つの第一、第二もしくは第三のアミン基または第四級アンモニウム基を含有するシリコーンを意味する。
【0072】
適当なアミノ官能シリコーンを以下に例示する:
(i)CTFA名が“アモジメチコーン”であり、一般式:
HO−〔Si(CH3)2−O−〕x−〔Si(OH)(CH2CH2CH2−NH−CH2CH2NH2)−O−〕y−H
で表されるポリシロキサン。式中のx及びyは、ポリマーの分子量に依存して、一般には分子量が5,000−500,000となるように選択された数である。
【0073】
(ii)一般式:
R′aG3−a−Si(OSiG2)n−(OSiGbR′2−b)m−O−SiG3−a−R′a
で表されるポリシロキサン。式中の、
Gは、H、フェニル、OHまたはC1−8アルキル例えばメチルから選択され;aは、0または1−3の整数、好ましくは0であり;
bは、0または1、好ましくは1であり;
m及びnは、(m+n)が1−2000、好ましくは50−150となるような数であり;
mは、1−2000、好ましくは1−10の数であり;
nは、0−1999、好ましくは49−149の数であり;
R′は、式−CqH2qLで示される一価の基であり、
ここに、qは2−8の数であり、
Lは、
−NR″−CH2−CH2−N(R″)2
−N(R″)2
−N+(R″)3A−
−N+H(R″)2A−
−N+H2(R″)A−
−N(R″)−CH2−CH2−N+H2(R″)A−
から選択されたアミノ官能基であり、ここに、
R″はH、フェニル、ベンジルまたは一価の飽和炭化水素基例えばC1−20アルキルから選択され、
Aはハロゲンイオン、例えば塩素イオンまたは臭素イオンである。
【0074】
上記の式に対応する適当なアミノ官能シリコーンは、本発明の組成物中で有効に作用するように十分に水溶性である“トリメチルシリルアモジメチコーン”と呼ばれるポリシロキサンであり、式:
Si(CH3)3−O−〔Si(CH3)2−O−〕x−〔Si(CH3)(R−NH−CH2CH2NH2)−O−〕y−Si(CH3)3
〔式中のx+yは50−500の数であり、Rは2−5個の炭素原子を有するアルキレン基である〕によって表される。好ましくは、x+yの値は100−300の範囲である。
【0075】
(iii)一般式:
{(R1)(R2)(R3)N+CH2CH(OH)CH2O(CH2)3〔Si(R4)(R5)−O−〕n−Si(R6)(R7)−(CH2)3−O−CH2CH(OH)CH2N+(R8)(R9)(R10)}(X−)2
で表される第四級シリコーンポリマー。式中の
R1及びR10は同じまたは独立に異なって、H、飽和もしくは不飽和の長鎖もしくは短鎖のアルキル(アルケニル)、分枝状アルキル(アルケニル)及びC5−C8の環系から選択され;
R2からR9は同じまたは独立に異なって、H、直鎖状または分枝状の低級アルキル(アルケニル)及びC5−C8の環系から選択され;
nは約60−約120、好ましくは約80の数であり;
X−は好ましくは酢酸塩であるが、代替的に例えばハロゲン化物、有機カルボン酸塩、有機スルホン酸塩などでもよい。このクラスの適当な第四級シリコーンポリマーは欧州特許公開EP−A−0,530,974に記載されている。
【0076】
本発明のシャンプー及びコンディショナーに使用される適当なアミノ官能シリコーンにおいて、アミン官能価のモル%は、典型的には0.1−8.0モル%、好ましくは0.1−5.0モル%、最も好ましくは0.1−2.0モル%の範囲である。一般に、アミン濃度が8.0モル%を超過してはならない。過度に高いアミン濃度は全シリコーン付着量を減少させ従ってコンディショニング性能を損なうことが知見されたからである。
【0077】
アミノ官能シリコーンの粘度は特に厳密ではなく、0.0001−0.5m2/秒(100−500,000cst)の範囲が適当である。
【0078】
本発明に使用される適当なアミノ官能シリコーンの特定例は、アミノシリコーン油DC2−8220、DC2−8166、DC2−8466及びDC2−8950−114(すべてDow Corning社製)、GE 1149−75(General Electric Silicones社製)である。
【0079】
また、非イオン性及び/またはカチオン性界面活性剤によるアミノ官能シリコーン油のエマルジョンも適当である。
【0080】
このようなプレ形成エマルジョンは、シャンプー組成物中で適当なアミノ官能シリコーンの平均粒度、即ち、30μm未満、好ましくは20μm未満、より好ましくは10μm未満という平均粒度を有するであろう。この場合にも一般に、粒度が小さくなるほどコンディショニング性能が改善されることが知見された。組成物中のアミノ官能シリコーンの最も好ましい平均粒度は2μm未満であり、理想的には0.01−1μmの範囲である。シリコーン平均粒度≦0.15μmのシリコーンエマルジョンは一般にマイクロエマルジョンと呼ばれている。
【0081】
アミノ官能シリコーンのプレ形成エマルジョンはまた、Dow Corning及びGeneral Electricのようなシリコーン油の製造業者から入手し得る。特定例は、DC929カチオン性エマルジョン、DC939カチオン性エマルジョン、並びに、非イオン性エマルジョンDC2−7224、DC−8467、DC2−8177及びDC2−8154(すべてDow Corning社製)である。
【0082】
本発明に有用な第四級シリコーンポリマーの例は、Goldschmidt社製の材料K3474である。
【0083】
本発明の組成物に含有させ得るシリコーンの全量は、所望のコンディショニングレベル及び使用される材料に依存する。好ましい量は全組成物の0.01−10重量%であるが、これらの範囲は絶対ではない。下限はコンディショニング効果が得られる最小レベルによって決定され、上限は頭髪及び/または皮膚が許容できない脂性になることが避けられる最大レベルによって決定される。
【0084】
シリコーンの全量が全組成物の0.3−5重量%、好ましくは0.5−3重量%となる範囲が適当なレベルであることが知見された。
【0085】
任意成分
本発明の組成物は頭髪トリートメント用配合物に常用される他の任意成分を含有し得る。これらの任意成分としては、粘度調整剤、保存剤、着色剤、グリセリン及びポリプロピレングリコールのようなポリオール、EDTAのようなキレート化剤、ビタミンEアセテートのような酸化防止剤、香料、抗菌剤及び日光遮断剤がある。これらの成分の各々はその目的を果たす有効な量で存在する。一般にこれらの任意成分の各々は、それぞれが全組成物の5重量%以下のレベルで含まれている。
【0086】
好ましくは本発明の組成物が更に頭髪保護に好適な補助剤を含有する。このような成分の各々は一般に、それぞれが全組成物の2重量%以下、好ましくは1重量%以下のレベルで含まれている。
【0087】
適当な頭髪保護補助剤を以下に示す:
(i)アミノ酸及び糖のような天然の毛根栄養素。適当なアミノ酸の例は、アルギニン、システイン、グルタミン、グルタミン酸、イソロイシン、ロイシン、メチオニン、セリン及びバリン、及び/またはそれらの前駆体及び誘導体である。アミノ酸は単独でまたは混合物としてまたはジペプチド及びトリペプチドのようなペプチドの形態で添加し得る。アミノ酸はまた、ケラチンまたはコラーゲン加水分解物のようなタンパク質加水分解物の形態で添加し得る。適当な糖は、グルコース、デキストロース及びフルクトースである。これらは単独でまたは果実エキスの形態で添加し得る;
(ii)頭髪繊維有効物質。例えば:
−繊維を湿潤化し完全なクチクラを維持するセラミド。セラミドは、天然ソースから抽出することによってまたは合成セラミド及びプソイドセラミドとして入手し得る。好ましいセラミドは、Quest社製のCeramide IIである。Laboratoires Serobiologiques社製のCeramides LSのようなセラミド混合物も適当であろう;
−クチクラの修復及び損傷予防に役立つ遊離脂肪酸。例えば、18−メチルエイコサン酸のような分枝状脂肪酸及びこのシリーズのその他の同族体、ステアリン酸、ミリスチン酸及びパルミチン酸のような直鎖状脂肪酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸及びアラキドン酸のような不飽和脂肪酸がある。好ましい脂肪酸はオレイン酸である。脂肪酸は単独でまたは混合物としてまたは例えばラノリンエキスに由来のブレンドの形態で添加し得る。
【0088】
上記の有効成分の任意の混合物も使用し得る。
【0089】
本発明を以下の非限定実施例に基づいてより詳細に説明する。他に注釈がない限り実施例に示されたすべてのパーセンテージは全重量を基準とした重量%である。
【0090】
実施例
実施例1:湿った髪及び乾いた髪に対するコンディショニング特性の比較試験
5種類の糖ポリエステルを用いて以下の表に記載の溶液を調製し、各溶液で処理した頭髪の特性に対するコンディショニング効果を湿った状態及び乾いた状態で試験した。
【0091】
【表1】
手順
ヘアピースを使用する前に、ヘアピースを“エーテル洗浄”することによって頭髪に残る残留物を完全に除去した。7g、10インチのスペイン人のヘアピースをエーテルで15分間浸軟させ、次いで5%のラウリルエーテル硫酸ナトリウム溶液に浸漬させ、残留エーテルが完全に蒸発するまで通風室に静置した。ヘアピースを温水流によって流水が透明になるまで濯いだ。
【0092】
糖ポリエステルの各々を用いて100mlの溶液(ジクロロメタン中に0.5%)を調製し、エーテル洗浄したヘアピースを溶液に5分間浸漬させた。ヘアピースを取り出し、脱水し、通風室で乾燥させた。各被検物質毎に重複サンプルを準備した。
【0093】
各被検物質を2つの標準ヘアピースとの比較によって採点した。コンディショニング処理しない一方の標準ヘアピースをランク1とし、高度にコンディショニング処理した他方の標準ヘアピースをランク9とした。パネリストは、ランク1及びランク9のヘアピースと比較することによって湿った状態及び乾いた状態の被検ヘアピースの滑らかさ、梳き易さ、脂っぽさ及び抜け毛の有無を採点した。
【0094】
ランク1及びランク9の標準ヘアピースをパネルスタンドから吊り下げ、それらの滑らかさ、梳き易さ、脂っぽさ及び抜け毛の有無をパネリストに評価させた。パネリストが最低ランク(1)及び最高ランク(9)の標準状態を認識した後で、パネリストに被検ヘアピースを1つずつ与えて、各特性の採点を依頼した。ヘアピースを無作為順序でパネリストに与えた。各試験に20人のパネリストを使用した。最初に乾いた状態で評価し、次いで水道水を噴霧して湿った状態にしてから評価することによって試験を完了した。結果を分散分析によって分析した。
【0095】
得られた結果を以下の表に示す。
【0096】
【表2】
得点は、各特性に対するパネリストの採点の平均を表す。
【0097】
結果は、湿った状態及び乾いた状態の頭髪の種々のコンディショニング特性に関して評価するとサンプルE(本発明)で処理したヘアピースはサンプルA−D(比較実施例)で処理したヘアピースに比較して顕著に改善されたコンディショニング効果を示したことを表す。上記の試験から意外にも、飽和脂肪酸部分の鎖長の延長はコンディショニング効果を低下させるが、不飽和脂肪酸部分では逆の結果(鎖長の延長に伴ってコンディショニング効果が向上する)が観察されることが判明した。
【0098】
実施例2
以下の成分を以下の量で混合することによってシャンプー組成物を調製した。
成分 重量%
ラウリルエーテル硫酸ナトリウム2EO 14.0
コカミドプロピルベタイン 2.0
Jaguar C13S 0.2
CARBOPOL ETD 2020 0.4
シリコーンエマルジョン(1) 1.5
EUPERLAN PK3000(2) 6.0
スクローステトラエルケート(3) 0.025
保存剤、色素、香料 q.s.
水、微量成分 100%まで
(1)DC2−1766として添加(アニオン性界面活性剤中のジメチコノールのエマルジョン、有効成分60%、Dow Corning社製)
(2)グリコールステアレート、真珠光沢剤(Henkel社製)
(3)Ryoto Sugar Ester ER290として添加(Mitsubishi Kasei Foods社製)。
Claims (3)
- 環状ポリオール、糖誘導体及びその混合物から選択されたポリオールの脂肪酸ポリエステルを含み、ポリエステルの全脂肪酸部分の少なくとも50重量%がC20またはそれよりも高級な不飽和脂肪酸部分であることを特徴とする頭髪トリートメント組成物であって、前記脂肪酸ポリエステルの製造に使用されるポリオールが糖であり、前記脂肪酸ポリエステルがスクローストリラペエート、スクローステトララペエート、スクロースペンタラペエート、スクローストリエルケート、スクロースペンタエルケート及びスクローステトラエルケート並びにそれらの混合物から選択されるものである、組成物。
- ポリエステルの全脂肪酸部分の少なくとも60重量%がC20またはそれよりも高級な不飽和脂肪酸部分であることを特徴とする請求項1に記載の頭髪トリートメント組成物。
- C20またはそれよりも高級な不飽和脂肪酸部分が、エルケート、ブラシデート、ネルボネート、アラキドネート、エイコサペンタエノエート、エイコセネート、エイコサジエネート、エイコサトリエネート、ドコサジエノエート、ドコサトリエノエート、ドコサテトラエノエート及びドコサヘキサエノエート並びにそれらの混合物から選択されることを特徴とする請求項1又は2に記載の組成物。
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