[go: up one dir, main page]

JP2002536308A - C20またはそれよりも高級な不飽和脂肪酸と環状ポリオールとのポリエステルから成る頭髪トリートメント組成物 - Google Patents

C20またはそれよりも高級な不飽和脂肪酸と環状ポリオールとのポリエステルから成る頭髪トリートメント組成物

Info

Publication number
JP2002536308A
JP2002536308A JP2000596899A JP2000596899A JP2002536308A JP 2002536308 A JP2002536308 A JP 2002536308A JP 2000596899 A JP2000596899 A JP 2000596899A JP 2000596899 A JP2000596899 A JP 2000596899A JP 2002536308 A JP2002536308 A JP 2002536308A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fatty acid
sucrose
polyester
hair
hair treatment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000596899A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4658327B2 (ja
Inventor
ジヤイルズ,コリン・クリストフアー・デイビッド
エリス,フランシス・アン
マーリー,アンドリュー・マルカム
ピアス,マシュー・レズリー
レッド,パメラ・アイリーン
Original Assignee
ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ filed Critical ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ
Publication of JP2002536308A publication Critical patent/JP2002536308A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4658327B2 publication Critical patent/JP4658327B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q5/00Preparations for care of the hair
    • A61Q5/02Preparations for cleaning the hair
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/60Sugars; Derivatives thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q5/00Preparations for care of the hair
    • A61Q5/12Preparations containing hair conditioners

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 環状ポリオール、その糖誘導体及びその混合物から選択されたポリオールの脂肪酸ポリエステルを含有し、ポリエステルの全脂肪酸部分の少なくとも50重量%がC20またはそれよりも高級な不飽和脂肪酸部分であることを特徴とするコンディショニング効果を有している頭髪トリートメント組成物が提供される。適当な脂肪酸ポリエステルの特定例は、スクローストリエルケート、スクロースペンタエルケート、スクローステトラエルケート、スクローストリラペエート、スクローステトララペエート及びスクロースペンタラペエート並びにそれらの混合物である。組成物は典型的にはシャンプーまたはコンディショナーの形態であり、総合的コンディショニング効果、特に頭髪の柔軟性を予想外に改善する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は、コンディショニング効果を有しており、ポリオールのある種の脂肪
酸ポリエステルを含有する頭髪トリートメント組成物に関する。
【0002】 (発明の背景) 環状ポリオール及び/または糖誘導体の脂肪酸ポリエステルを頭髪コンディシ
ョニング用配合物の一成分として使用することは以下のような文献に広く記載さ
れている。
【0003】 国際特許WO98/04241は、シャンプー組成物中のポリオールカルボン
酸エステルと特定の非イオン性水溶性ポリマーとの混合物から成るコンディショ
ニング系が髪の感触及び扱い易さの改善を果たすことを開示している。カチオン
性セルロース誘導体ポリマー材料が任意成分として組成物に含有されてもよい。
【0004】 国際特許WO96/37594は、油分散性の非イオン性界面活性剤と分散し
た油相との組合せを基剤とし、優良な皮膚感触性、低刺激性及び高い泡立ち性を
もつ身体洗浄組成物を開示している。油相は、液状のポリオール脂肪酸ポリエス
テルと、好ましくは鉱油、ペトロラタム、水不溶性シリコーン、大豆油及びそれ
らの混合物から選択された1種または複数の非極性油から成る第二の油性成分と
の混合物である。この混合油系の使用が皮膚感触の改善を果たすと記載されてい
る。
【0005】 国際特許WO98/04240は、短鎖アルキルスルフェートとアルキルエト
キシスルフェートとを基剤とする特定の界面活性剤を、シリコーン材料、液体ポ
リオールカルボン酸エステル及びそれらの混合物から選択された不溶性の油コン
ディショニング剤から成るコンディショニング系と組合せて含有するシャンプー
組成物を記載している。
【0006】 日本特許公開JP−A−10/077,215は、糖脂肪酸エステルと、メチ
ルポリシロキサン、メチルフェニルシロキサン及びメチルポリシクロシロキサン
から選択された1種または複数のシロキサンとから成る化粧用材料を記載してい
る。組成物は、頭髪のリンスまたはトリートメントとして使用されたときに洗髪
後の梳き易さ及び感触を改善すると記載されている。代表例として、ステアリン
酸、ベヘン酸、12−ヒドロキシステアリン酸及びラノリン脂肪酸のような炭素
原子数18−22の直鎖状の飽和脂肪酸鎖を有する糖脂肪酸エステルが挙げられ
ている。
【0007】 国際特許WO98/52528は、液体ポリオール脂肪酸ポリエステルと固体
油との組合せから成る頭髪または皮膚用の表在性皮膚緩和組成物を記載している
。使用される液体ポリオールポリエステルは好ましくは、炭素原子数8−22、
好ましくは炭素原子数8−18の1種もしくは複数の脂肪酸でエステル化された
糖または糖アルコールである。適当な種類の液体ポリエステルを得るためには、
ポリエステル分子に含まれている脂肪酸の少なくともほぼ半量が不飽和でなけれ
ばなならないこと、また、この観点から特に好ましい脂肪酸はオレイン酸、リノ
レン酸及びそれらの混合物であることが記載されている。
【0008】 国際特許WO98/52531は、固体状のポリオール脂肪酸ポリエステルと
液体状の油とを含む頭髪または皮膚用の吸収性皮膚緩和化粧品を記載している。
固体ポリオール脂肪酸ポリエステルは典型的には糖ポリエステルであり、飽和及
び不飽和の脂肪酸鎖の混合物を含有している。ポリエステルの全脂肪酸部分の少
なくとも15重量%、より好ましくは少なくとも60重量%がC20またはそれ
よりも高級な飽和脂肪酸部分である。
【0009】 本発明の発明者らは、幾つかの選択された環状ポリオール及び/または糖誘導
体の脂肪酸エステルが頭髪トリートメント組成物に含まれているときに予想外に
改善された総合的コンディショニング効果を与えることを知見した。
【0010】 更に、頭髪の柔軟性が特に改善される。
【0011】 本発明の組成物はまた、例えば外気に曝されたり、熱スタイリング、パーマま
たは脱色などの苛酷な機械的または化学的処置で傷んだ頭髪のトリートメントに
特に有効である。このような場合、本発明の組成物は柔軟性及び梳き易さに関し
て特に明らかな効果を与える。
【0012】 (発明の概要) 本発明は、環状ポリオール、その糖誘導体及びその混合物から選択されたポリ
オールの脂肪酸ポリエステルを含み、ポリエステルの全脂肪酸部分の少なくとも
50重量%がC20またはそれよりも高級な不飽和脂肪酸部分であることを特徴
とする頭髪トリートメント組成物を提供する。
【0013】 (好ましい実施態様の詳細な説明) (i)脂肪酸ポリエステル 本発明の頭髪トリートメント組成物中の必須成分は、環状ポリオール、その糖
誘導体及びその混合物から選択されたポリオールの脂肪酸ポリエステルである。
ポリエステルの全脂肪酸部分の少なくとも50重量%がC20またはそれよりも
高級な不飽和脂肪酸部分である。
【0014】 “ポリオール”なる用語は、少なくとも4個のヒドロキシル基を有している材
料を意味する。脂肪酸ポリエステルの製造に使用されるポリオールは好ましくは
4−12個、より好ましくは4−11個、最も好ましくは4−8個のヒドロキシ
ル基を有しているであろう。
【0015】 “脂肪酸ポリエステル”なる用語は、少なくとも2個のエステル基が互いに独
立に脂肪鎖(C−C22のアルキルまたはアルケニル)に結合している材料を
意味する。所与の材料について、“テトラ−”、“ペンタ−”という接頭辞は、
平均エステル化度を表す。化合物はモノエステルから完全エステル化したエステ
ルまでの範囲の材料の混合物として存在する。
【0016】 環状ポリオールは、本発明の脂肪酸ポリエステルの製造に使用される好ましい
ポリオールである。具体例は、イノシトール及びすべての形態の糖類である。糖
類、特に単糖類及び二糖類が特に好ましい。
【0017】 単糖類の例は、キシロース、アラビノース、ガラクトース、フルクトース、ソ
ルボース及びグルコースである。グルコースが特に好ましい。
【0018】 二糖類の例は、マルトース、ラクトース、セロビオース及びスクロースである
。スクロースが特に好ましい。
【0019】 適当な糖誘導体の例は、キシリトール、エリトリトール、マルチトール及びソ
ルビトールのような糖アルコール並びにソルビタンのような糖エーテルである。
【0020】 ポリエステルの全脂肪酸部分の少なくとも50重量%がC20またはそれより
も高級な不飽和脂肪酸部分である。好ましくは、ポリエステルの全脂肪酸部分の
少なくとも60重量%がC20またはそれよりも高級な不飽和脂肪酸部分である
【0021】 C20またはそれよりも高級な不飽和脂肪酸部分の適例は、エルケート、ブラ
シデート、ネルボネート、アラキドネート、エイコサペンタエノエート、エイコ
セネート、エイコサジエノエート、エイコサトリエノエート、ドコサジエノエー
ト、ドコサトリエノエート、ドコサテトラエノエート及びドコサヘキサエノエー
トがある。酸化安定度のためには、モノ−及びジ不飽和脂肪酸部分が好ましい。
エルケートが特に好ましい。
【0022】 実質量の所望の不飽和脂肪酸を含有する資源油の混合脂肪酸部分は、本発明の
頭髪トリートメント組成物に適した脂肪酸ポリエステルを製造するために酸部分
として使用できる。油の混合脂肪酸は少なくとも50%、最も好ましくは少なく
とも60%の所望の不飽和酸を含有しなければならない。例えば、エルカ酸含量
の高いナタネ油の脂肪酸を、純粋なC20−C22不飽和酸に代替して使用し得
る。好ましくはC20及びそれよりも高級な酸またはそれらの誘導体、例えばメ
チルまたはその他の低級アルキルエステルを、例えば蒸留によって濃縮し得る。
【0023】 適当な脂肪酸ポリエステルの特定例は、スクローストリエルケート、スクロー
スペンタエルケート、スクローステトラエルケート、スクローストリラペエート
、スクローステトララペエート及びスクロースペンタラペエート並びにそれらの
混合物である。
【0024】 スクロースペンタエルケート及びスクローステトラエルケートが特に好ましい
。これらの材料はMitsubishi Kasei Foods社製のRyo
to Sugar Estersとして市販されている。
【0025】 脂肪酸ポリエステルは当業者に公知の種々の方法で製造できる。これらの方法
としては、酸塩化物による環状ポリオールまたは還元糖のアシル化、種々の触媒
を使用した環状ポリオールまたは還元糖脂肪酸エステルのエステル交換、酸無水
物による環状ポリオールまたは還元糖のアシル化、脂肪酸による環状ポリオール
または還元糖のアシル化がある。これらの材料の代表的な調製物は米国特許US
4386213及びオーストラリア特許AU14416/88に開示されている
【0026】 本発明の頭髪トリートメント組成物中の脂肪酸ポリエステルの全量は、一般に
は全頭髪トリートメント組成物の0.001−10重量%、好ましくは0.01
−5重量%、より好ましくは0.01−3重量%である。
【0027】 (ii)製品形態 本発明の頭髪トリートメント組成物の適当な形態としてはシャンプー、コンデ
ィショナー、スプレー、ムースまたはローションがある。頭髪トリートメント組
成物の好ましい形態はシャンプー及びコンディショナーである。
【0028】 シャンプー組成物 特に好ましい本発明の頭髪トリートメント組成物はシャンプー組成物である。
【0029】 −洗浄用界面活性剤 このようなシャンプー組成物は、化粧品として許容されかつ頭髪に表在使用す
るために好適な1種または複数の洗浄用界面活性剤を含むであろう。洗浄目的に
は十分でないがシャンプー中に典型的に存在し得る油性または疎水性の成分(例
えばシリコーン)の乳化剤として作用する別の界面活性剤が追加成分として存在
してもよい。
【0030】 本発明のシャンプー組成物は(乳化剤として使用された界面活性剤に加えて)
洗浄効果を与える少なくとも1種類の別の界面活性剤を含むのが好ましい。
【0031】 単独でまたは組合せて使用され得る適当な洗浄用界面活性剤は、アニオン性、
両性及び双性の界面活性剤、カチオン性界面活性剤及びそれらの混合物から選択
される。洗浄用界面活性剤は乳化剤と同じ界面活性剤でもよく、または異なる界
面活性剤でもよい。好ましい洗浄用界面活性剤は、アニオン性、両性及び双性の
界面活性剤並びにそれらの混合物から選択される。
【0032】 アニオン性界面活性剤の例は、アルキルスルフェート、アルキルエーテルスル
フェート、アルカリールスルホネート、アルカノイルイセチオネート、アルキル
スクシネート、アルキルスルホスクシネート、N−アルキルサルコシネート、ア
ルキルホスフェート、アルキルエーテルホスフェート、アルキルエーテルカルボ
キシレート及びアルファ−オレフィンスルホネート、特にそれらのナトリウム塩
、マグネシウム塩、アンモニウム塩並びにモノ−、ジ−及びトリエタノールアミ
ン塩である。アルキル基及びアシル基は一般に8−18個の炭素原子を含み、不
飽和でもよい。アルキルエーテルスルフェート、アルキルエーテルホスフェート
及びアルキルエーテルカルボキシレートは、1分子あたり1−10個のエチレン
オキシド単位またはプロピレンオキシド単位を含有し得る。
【0033】 本発明のシャンプーに使用される典型的なアニオン性界面活性剤は、オレイル
コハク酸ナトリウム、ラウリルスルホコハク酸アンモニウム、ラウリル硫酸アン
モニウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン
酸トリエタノールアミン、ココイルイセチオン酸ナトリウム、ラウリルイセチオ
ン酸ナトリウム及びN−ラウリルサルコシン酸ナトリウムである。最も好ましい
アニオン性界面活性剤は、ラウリル硫酸ナトリウム、モノラウリル硫酸トリエタ
ノールアミン、ラウリルエーテル硫酸ナトリウム1EO、2EO及び3EO、ラ
ウリル硫酸アンモニウム並びにラウリルエーテル硫酸アンモニウム、1EO、2
EO及び3EOである。
【0034】 両性及び双性の界面活性剤の例は、アルキルアミンオキシド、アルキルベタイ
ン、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルスルホベタイン(スルタイン)
、アルキルグリシネート、アルキルカルボキシグリシネート、アルキルアンホプ
ロピオネート、アルキルアンホグリシネート、アルキルアミドプロピルヒドロキ
シスルタイン、アシルタウレート及びアシルグルタメートであり、これらのアル
キル基及びアシル基は8−19個の炭素原子を有している。本発明のシャンプー
に使用される典型的な両性及び双性の界面活性剤は、ラウリルアミンオキシド、
ココジメチルスルホプロピルベタインであり、好ましくはラウリルベタイン、コ
カミドプロピルベタイン及びコカンホプロピオン酸ナトリウムである。
【0035】 シャンプー組成物はまた、組成物に美的特性、物理的特性または洗浄特性を与
えることを支援する界面活性助剤を含有し得る。好ましい例は、非イオン性界面
活性であり、全重量を基準として0%−約5重量%の範囲の量で含有され得る。
【0036】 例えば、本発明のシャンプー組成物に含有され得る代表的な非イオン性界面活
性剤は、直鎖状または分枝状の脂肪族(C−C18)第一または第二アルコー
ルまたはフェノールとアルキレンオキシド、通常はエチレンオキシドとの縮合物
であり、一般に6−30個のエチレンオキシド基を有している。
【0037】 別の代表的な非イオン性界面活性剤は、モノ−またはジ−アルキルアルカノー
ルアミドである。具体例はココモノ−またはジ−エタノールアミド及びココモノ
−イソプロパノールアミドである。
【0038】 本発明のシャンプー組成物に含有され得る更に別の非イオン性界面活性剤は、
アルキルポリグリコシド(APG)である。典型的なAPGは、1つまたは複数
のグリコシル基のブロックに(任意に架橋基を介して)結合されたアルキルを含
むAPGである。好ましいAPGは以下の式: RO−(G) 〔式中、Rは飽和または不飽和の分枝状または直鎖状のアルキル基であり、Gは
糖基である〕によって定義される。
【0039】 Rは約C−約C20の平均アルキル鎖長を表し得る。好ましくはRは約C −約C12の平均アルキル鎖長を表す。最も好ましくは、Rの値は約9.5−約
10.5の範囲である。GはCまたはCの単糖残基から選択されることがで
き、好ましくはグルコシドである。Gは、グルコース、キシロース、ラクトース
、フルクトース、マンノース及びそれらの誘導体から選択され得る。好ましくは
Gがグルコースである。
【0040】 重合度nは約1−約10またはそれ以上の値を有し得る。好ましくは、nの値
が約1.1−約2の範囲である。最も好ましくは、nの値が約1.3−約1.5
の範囲である。
【0041】 本発明に使用される適当なアルキルポリグリコシドは市販されており、例えば
、Seppic社製のOramix NS10、Henkel社製のPlant
aren 1200及びPlantaren 2000という名称の材料がある
【0042】 本発明のシャンプー組成物中の界面活性剤の全量(任意の界面活性助剤及び/
または任意の乳化剤も含む)は、一般には全シャンプー組成物の0.1−50重
量%、好ましくは5−30重量%、より好ましくは10−25重量%である。
【0043】 −カチオン性ポリマー カチオン性ポリマーは、本発明のシャンプー組成物中でシャンプーのコンディ
ショニング性能を増強するために好ましい成分である。典型的にはこのようなポ
リマーはシリコーンのようなコンディショニング成分が使用中にシャンプー組成
物から予定の部位、即ち頭髪及び/または頭皮に付着することを増進する。
【0044】 カチオン性ポリマーはホモポリマーでもよくまたは2種類以上のモノマーから
形成されてもよい。ポリマーの分子量は一般には5,000−10,000,0
00、典型的には少なくとも10,000、好ましくは100,000−約2,
000,000の範囲である。ポリマーは、第四級アンモニウムまたはプロトン
化アミノ基またはそれらの混合物のようなカチオン性の窒素含有基を有するであ
ろう。
【0045】 カチオン性の窒素含有基は概してカチオン性ポリマーの全モノマー単位の一部
分に置換して存在するであろう。従ってポリマーがホモポリマーでないときは、
ポリマーは非カチオン性のスペーサーモノマー単位を含有し得る。このようなポ
リマーはCTFA Cosmetic Ingredient Directo
ry,3rd editionに記載されている。カチオン性モノマー単位対非
カチオン性モノマー単位の比は、必要な範囲のカチオン性電荷密度を有するポリ
マーが得られるように選択される。
【0046】 適当なカチオン性ポリマーは例えば、カチオン性アミンまたは第四級アンモニ
ウム官能基を有するビニルモノマーと、(メタ)アクリルアミド、アルキル及び
ジアルキル(メタ)アクリルアミド、アルキル(メタ)アクリレート、ビニルカ
プロラクトン及びビニルピロリジンのような水溶性スペーサーモノマーとのコポ
リマーである。アルキル及びジアルキル置換モノマーは好ましくは、C1−C7
アルキル基、より好ましくはC1−C3アルキル基を有している。別の適当なス
ペーサーとしては、ビニルエステル、ビニルアルコール、マレイン酸無水物、プ
ロピレングリコール及びエチレングリコールがある。
【0047】 カチオン性アミンは、組成物の種類及び組成物のpH次第で第一、第二または
第三アミンでよい。一般には第二及び第三アミン、特に第三アミンが好ましい。
【0048】 アミン置換ビニルモノマー及びアミンはアミン形態に重合し、次いで第四級化
によってアンモニウムに変換され得る。
【0049】 カチオン性ポリマーは、アミン置換モノマー及び/または第四級アンモニウム
置換モノマーに由来のモノマー単位及び/または相溶性スペーサーモノマーの混
合物を含み得る。
【0050】 適当なカチオン性ポリマーを以下に例示する: −1−ビニル−2−ピロリジンと1−ビニル−3−メチル−イミダゾリウム塩(
例えば塩化物塩)とのコポリマー。Cosmetic,Toiletry,an
d Fragrance Association,(CTFA)による業界名
はPolyquaternium−16である。この材料はBASF Wyan
dotte Corp.(Parsippany,NJ,USA)から商標LU
VIQUAT(例えばLUVIQUAT FC 370)で市販されている; −1−ビニル−2−ピロリジンとジメチルアミノエチルメタクリレートとのコポ
リマー。業界(CTFA)名はPolyquaternium−11である。こ
の材料はGaf Corporation(Wayne,NJ,USA)から商
標GAFQUAT(例えばGAFQUAT 755N)で市販されている; −カチオン性ジアリル第四級アンモニウム−含有ポリマー、例えば、ジメチルジ
アリルアンモニウムクロリドホモポリマー、アクリルアミドとジメチルジアリル
アンモニウムクロリドとのコポリマー。業界(CTFA)名はそれぞれPoly
quaternium 6及びPolyquaternium 7である; −3−5個の炭素原子を有している不飽和カルボン酸のホモポリマー及びコポリ
マーのアミノ−アルキルエステルの無機酸塩(例えば米国特許US4,009,
256に記載); −カチオン性ポリアクリルアミド(国際特許WO95/22311に記載)。
【0051】 使用され得る別のカチオン性ポリマーは、カチオン性セルロース誘導体、カチ
オン性デンプン誘導体及びカチオン性グアーガム誘導体のようなカチオン性多糖
ポリマーである。
【0052】 本発明の組成物に使用される適当なカチオン性多糖ポリマーは、式: A−O−〔R−N(R)(R)(R)X〕 で表される。式中のAはデンプンまたはセルロースの無水グルコース残基のよう
な無水グルコース残基を表す。Rはアルキレン、オキシアルキレン、ポリオキシ
アルキレンもしくはヒドロキシアルキレン基またはそれらの組合せを表す。R 、R及びRは独立に、アルキル、アリール、アルキルアリール、アリールア
ルキル、アルコキシアルキルまたはアルコキシアリール基を表し、基の各々が約
18個以下の炭素原子を含有する。各カチオン性部分の炭素原子の総数(即ち、
、R及びRの炭素原子の総和)は好ましくは約20個以下であり、Xは
対イオンを表す。
【0053】 カチオン性セルロースは、Amerchol Corp.(Edison,N
J,USA)から、Polymer JR(商標)及びLR(商標)というポリ
マーシリーズで、トリメチルアンモニウム置換エポキシドと反応したヒドロキシ
エチルセルロースの塩として市販されている。業界(CTFA)名はPolyq
uaternium10である。別の種類のカチオン性セルロースは、ラウリル
ジメチルアンモニウム置換エポキシドと反応したヒドロキシエチルセルロースの
重合第四級アンモニウム塩である。この業界(CTFA)名はPolyquat
ernium 24である。これらの材料はAmerchol Corp.(E
dison,NJ,USA)から商標Polymer LM−200で市販され
ている。
【0054】 別の適当なカチオン性多糖ポリマーは、第四級窒素含有セルロースエーテル(
例えば米国特許US3,962,418に記載)及びエーテル化セルロースとデ
ンプンとのコポリマー(例えば米国特許US3,958,581に記載)である
【0055】 使用され得る特に適当な種類のカチオン性多糖ポリマーは、カチオン性グアー
ガム誘導体、例えば、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド(Rho
ne−Poulencから商標JAGUARシリーズで市販されている)である
【0056】 具体例としては、カチオン性基の置換度が低くかつ高粘度をもつJAGUAR C13S、中等の置換度及び低粘度をもつJAGUAR C15、JAGUA
R C17(高置換度、高粘度)、置換基及びカチオン性第四級アンモニウム基
を低レベルで含有するヒドロキシプロピル化カチオン性グアー誘導体であるJA
GUAR C16、高透明度、中等粘度、低置換度のグアーであるJAGUAR C162がある。
【0057】 好ましくはカチオン性ポリマーは、カチオン性セルロース及びカチオン性グア
ー誘導体から選択される。特に好ましいカチオン性ポリマーは、JAGUAR
C13S、JAGUAR C15、JAGUAR C17及びJAGUAR C
16及びJAGUAR C162である。
【0058】 コンディショナー 本発明の組成物はまた、(典型的にはシャンプー後の)頭髪のトリートメント
及びその後のリンスのためのコンディショナーの形態に製品化され得る。 −コンディショニング用界面活性剤 このようなコンディショナーは、化粧品として許容され頭髪に外用塗布するた
めに適当な1種または複数のコンディショニング用界面活性剤を含むであろう。
【0059】 適当なコンディショニング用界面活性剤は、単独使用または混用されるカチオ
ン性界面活性剤から選択される。具体例は第四級水酸化アンモニウムまたはその
塩、例えば塩化物である。
【0060】 本発明の頭髪コンディショナーに使用される適当なカチオン性界面活性剤は、
セチルトリメチルアンモニウムクロリド、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロ
リド、セチルピリジニウムクロリド、テトラメチルアンモニウムクロリド、テト
ラエチルアンモニウムクロリド、オクチルトリメチルアンモニウムクロリド、ド
デシルトリメチルアンモニウムクロリド、ヘキサデシルトリメチルアンモニウム
クロリド、オクチルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、デシルジメチルベ
ンジルアンモニウムクロリド、ステアリルジメチルベンジルアンモニウムクロリ
ド、ジドデシルジメチルアンモニウムクロリド、ジオクタデシルジメチルアンモ
ニウムクロリド、タロウトリメチルアンモニウムクロリド、ココトリメチルアン
モニウムクロリド、及び、対応するその水酸化物である。別の適当なカチオン性
界面活性剤は、CTFAでQuaternium−5、Quaternium−
31及びQuaternium−18と命名された材料である。上記材料の任意
の混合物も適当であろう。本発明の頭髪コンディショナーに使用される特に有用
なカチオン性界面活性剤は、例えばHenkel社からDEHYQUARTとし
て市販されているセチルトリメチルアンモニウムクロリドである。
【0061】 本発明のコンディショナー中のカチオン性界面活性剤のレベルは好ましくは組
成物の0.01−10重量%、より好ましくは0.05−5重量%、最も好まし
くは0.1−2重量%である。 −脂肪アルコール 本発明のコンディショナーは脂肪アルコール材料を含有しているのが有利であ
る。コンディショニング組成物に脂肪アルコール材料とカチオン性界面活性剤と
を組合せて使用することは特に有利であると考えられている。その理由は、カチ
オン性界面活性剤が分散しているラメラ相が形成されるからである。
【0062】 代表的な脂肪アルコールは8−22個の炭素原子、より好ましくは16−20
個の炭素原子を含む。適当な脂肪アルコールの例は、セチルアルコール、ステア
リルアルコール及びそれらの混合物である。これらの材料の使用は、本発明の組
成物の総合的コンディショニング特性に貢献するという利点を有している。
【0063】 本発明のコンディショナー中の脂肪アルコール材料の適当なレベルは組成物の
0.01−10重量%、好ましくは0.1−5重量%である。カチオン性界面活
性剤対脂肪アルコールの適当な重量比は10:1−1:10、好ましくは4:1
−1:8、最適には1:1−1:4である。
【0064】 シリコーン シリコーンは本発明の頭髪トリートメント組成物中の特に好ましい成分である
。より特定的には、本発明の頭髪用シャンプー及びコンディショナーが更に、コ
ンディショニング性能を強化する乳化シリコーン粒子を含有するのが好ましい。
シリコーンは組成物の水性マトリックスに不溶性であり、従って乳化形態で存在
し、シリコーンは分散粒子として存在する。
【0065】 適当なシリコーンは、ポリジオルガノシロキサン、特にジメチコーンというC
TFA名のポリジメチルシロキサンである。本発明の組成物(特にシャンプー及
びコンディショナー)にはまた、ジメチコノールというCTFA名のヒドロキシ
ル末端基を有するポリジメチルシロキサンの使用が適当である。本発明の組成物
にはまた、例えば国際特許WO96/31188に記載されているような低架橋
度のシリコーンガムの使用が適当である。これらの材料は、頭髪に腰の強さ、量
の豊かさ及びスタイリング適性を与え、また濡れた髪及び乾いた髪に良好なコン
ディショニング効果を与える。
【0066】 (エマルジョンの形態でもなく最終製品である頭髪トリートメント組成物の形
態でもない)乳化シリコーン自体の粘度は典型的には少なくとも10,000c
stである。一般に粘度の増加に伴ってコンディショニング性能が強化されるこ
とが知見された。従って、シリコーン自体の粘度は好ましくは少なくとも60,
000cst、最も好ましくは少なくとも500,000cst、理想的には少
なくとも1,000,000cstである。配合が容易であるという観点からは
粘度が10cstを超過しないのが好ましい。
【0067】 本発明の頭髪用シャンプー及びコンディショナーに使用される乳化シリコーン
は典型的には、組成物中の平均シリコーン粒度が30ミクロン未満、好ましくは
20ミクロン未満、より好ましくは10ミクロン未満であろう。一般に粒度の縮
小がコンディショニング性能を改善することが知見された。最も好ましくは、組
成物中の乳化シリコーンの平均シリコーン粒度は2ミクロン未満、理想的には0
.01−1ミクロンの範囲である。≦0.15ミクロン未満の平均シリコーン粒
度を有するシリコーンエマルジョンは一般にマイクロエマルジョンと呼ばれる。
【0068】 粒度は、Malvern Instruments社製の2600D粒度計を
使用するレーザー光散乱技術によって測定され得る。
【0069】 本発明に使用される適当なシリコーンエマルジョンはまたプレ乳化形態で市販
されている。
【0070】 プレ形成エマルジョンの適例は、エマルジョンDC2−1766、DC2−1
784及びマイクロエマルジョンDC2−1865及びDC2−1870である
。これらはいずれもDow Corningから入手し得る。これらはいずれも
ジメチコノールのエマルジョン/マイクロエマルジョンである。また、配合が容
易であるという利点をもつ架橋シリコーンガムもプレ乳化形態で入手できる。好
ましい例は、Dow CorningからDC X2−1787として入手でき
る材料であり、これは架橋ジメチコノールガムのエマルジョンである。別の好ま
しい例は、Dow CorningからDC X2−1391として入手できる
材料であり、これは架橋ジメチコノールガムのマイクロエマルジョンである。
【0071】 本発明のシャンプー及びコンディショナーに含有させ得る別の好ましいクラス
のシリコーンはアミノ官能シリコーンである。“アミノ官能シリコーン”は、少
なくとも1つの第一、第二もしくは第三のアミン基または第四級アンモニウム基
を含有するシリコーンを意味する。
【0072】 適当なアミノ官能シリコーンを以下に例示する: (i)CTFA名が“アモジメチコーン”であり、一般式: HO−〔Si(CH−O−〕−〔Si(OH)(CHCHCH
NH−CHCHNH)−O−〕−H で表されるポリシロキサン。式中のx及びyは、ポリマーの分子量に依存して、
一般には分子量が約5,000−500,000となるように選択された数であ
る。
【0073】 (ii)一般式: R′3−a−Si(OSiG−(OSiGR′2−b−O−S
iG3−a−R′ で表されるポリシロキサン。式中の、 Gは、H、フェニル、OHまたはC1−8アルキル例えばメチルから選択され;
aは、0または1−3の整数、好ましくは0であり; bは、0または1、好ましくは1であり; m及びnは、(m+n)が1−2000、好ましくは50−150となるような
数であり; mは、1−2000、好ましくは1−10の数であり; nは、0−1999、好ましくは49−149の数であり; R′は、式−C2qLで示される一価の基であり、 ここに、qは2−8の数であり、 Lは、 −NR″−CH−CH−N(R″) −N(R″) −N(R″) −NH(R″) −N(R″)A −N(R″)−CH−CH−N(R″)A から選択されたアミノ官能基であり、ここに、 R″はH、フェニル、ベンジルまたは一価の飽和炭化水素基例えばC1−20
ルキルから選択され、 Aはハロゲンイオン、例えば塩素イオンまたは臭素イオンである。
【0074】 上記の式に対応する適当なアミノ官能シリコーンは、本発明の組成物中で有効
に作用するように十分に水溶性である“トリメチルシリルアモジメチコーン”と
呼ばれるポリシロキサンであり、式: Si(CH−O−〔Si(CH−O−〕−〔Si(CH)(R
−NH−CHCHNH)−O−〕−Si(CH 〔式中のx+yは約50−約500の数であり、Rは2−5個の炭素原子を有す
るアルキレン基である〕によって表される。好ましくは、x+yの値は約100
−約300の範囲である。
【0075】 (iii)一般式: {(R)(R)(R)NCHCH(OH)CHO(CH〔S
i(R)(R)−O−〕−Si(R)(R)−(CH−O−C
CH(OH)CH(R)(R)(R10)}(X で表される第四級シリコーンポリマー。式中の R及びR10は同じまたは独立に異なって、H、飽和もしくは不飽和の長鎖
もしくは短鎖のアルキル(アルケニル)、分枝状アルキル(アルケニル)及びC −Cの環系から選択され; RからRは同じまたは独立に異なって、H、直鎖状または分枝状の低級ア
ルキル(アルケニル)及びC−Cの環系から選択され; nは約60−約120、好ましくは約80の数であり; Xは好ましくは酢酸塩であるが、代替的に例えばハロゲン化物、有機カルボ
ン酸塩、有機スルホン酸塩などでもよい。このクラスの適当な第四級シリコーン
ポリマーは欧州特許公開EP−A−0,530,974に記載されている。
【0076】 本発明のシャンプー及びコンディショナーに使用される適当なアミノ官能シリ
コーンにおいて、アミン官能価のモル%は、典型的には約0.1−約8.0モル
%、好ましくは約0.1−約5.0モル%、最も好ましくは約0.1−約2.0
モル%の範囲である。一般に、アミン濃度が約8.0モル%を超過してはならな
い。過度に高いアミン濃度は全シリコーン付着量を減少させ従ってコンディショ
ニング性能を損なうことが知見されたからである。
【0077】 アミノ官能シリコーンの粘度は特に厳密ではなく、約100−約500,00
0cstの範囲が適当である。
【0078】 本発明に使用される適当なアミノ官能シリコーンの特定例は、アミノシリコー
ン油DC2−8220、DC2−8166、DC2−8466及びDC2−89
50−114(すべてDow Corning社製)、GE 1149−75(
General Electric Silicones社製)である。
【0079】 また、非イオン性及び/またはカチオン性界面活性剤によるアミノ官能シリコ
ーン油のエマルジョンも適当である。
【0080】 このようなプレ形成エマルジョンは、シャンプー組成物中で適当なアミノ官能
シリコーンの平均粒度、即ち、30ミクロン未満、好ましくは20ミクロン未満
、より好ましくは10ミクロン未満という平均粒度を有するであろう。この場合
にも一般に、粒度が小さくなるほどコンディショニング性能が改善されることが
知見された。組成物中のアミノ官能シリコーンの最も好ましい平均粒度は2ミク
ロン未満であり、理想的には0.01−1ミクロンの範囲である。シリコーン平
均粒度≦0.15ミクロンのシリコーンエマルジョンは一般にマイクロエマルジ
ョンと呼ばれている。
【0081】 アミノ官能シリコーンのプレ形成エマルジョンはまた、Dow Cornin
g及びGeneral Electricのようなシリコーン油の製造業者から
入手し得る。特定例は、DC929カチオン性エマルジョン、DC939カチオ
ン性エマルジョン、並びに、非イオン性エマルジョンDC2−7224、DC−
8467、DC2−8177及びDC2−8154(すべてDow Corni
ng社製)である。
【0082】 本発明に有用な第四級シリコーンポリマーの例は、Goldschmidt社
製の材料K3474である。
【0083】 本発明の組成物に含有させ得るシリコーンの全量は、所望のコンディショニン
グレベル及び使用される材料に依存する。好ましい量は全組成物の0.01−約
10重量%であるが、これらの範囲は絶対ではない。下限はコンディショニング
効果が得られる最小レベルによって決定され、上限は頭髪及び/または皮膚が許
容できない脂性になることが避けられる最大レベルによって決定される。
【0084】 シリコーンの全量が全組成物の0.3−5重量%、好ましくは0.5−3重量
%となる範囲が適当なレベルであることが知見された。
【0085】 任意成分 本発明の組成物は頭髪トリートメント用配合物に常用される他の任意成分を含
有し得る。これらの任意成分としては、粘度調整剤、保存剤、着色剤、グリセリ
ン及びポリプロピレングリコールのようなポリオール、EDTAのようなキレー
ト化剤、ビタミンEアセテートのような酸化防止剤、香料、抗菌剤及び日光遮断
剤がある。これらの成分の各々はその目的を果たす有効な量で存在する。一般に
これらの任意成分の各々は、それぞれが全組成物の約5重量%以下のレベルで含
まれている。
【0086】 好ましくは本発明の組成物が更に頭髪保護に好適な補助剤を含有する。このよ
うな成分の各々は一般に、それぞれが全組成物の2重量%以下、好ましくは1重
量%以下のレベルで含まれている。
【0087】 適当な頭髪保護補助剤を以下に示す: (i)アミノ酸及び糖のような天然の毛根栄養素。適当なアミノ酸の例は、ア
ルギニン、システイン、グルタミン、グルタミン酸、イソロイシン、ロイシン、
メチオニン、セリン及びバリン、及び/またはそれらの前駆体及び誘導体である
。アミノ酸は単独でまたは混合物としてまたはジペプチド及びトリペプチドのよ
うなペプチドの形態で添加し得る。アミノ酸はまた、ケラチンまたはコラーゲン
加水分解物のようなタンパク質加水分解物の形態で添加し得る。適当な糖は、グ
ルコース、デキストロース及びフルクトースである。これらは単独でまたは果実
エキスの形態で添加し得る; (ii)頭髪繊維有効物質。例えば: −繊維を湿潤化し完全なクチクラを維持するセラミド。セラミドは、天然ソース
から抽出することによってまたは合成セラミド及びプソイドセラミドとして入手
し得る。好ましいセラミドは、Quest社製のCeramide IIである
。Laboratoires Serobiologiques社製のCera
mides LSのようなセラミド混合物も適当であろう; −クチクラの修復及び損傷予防に役立つ遊離脂肪酸。例えば、18−メチルエイ
コサン酸のような分枝状脂肪酸及びこのシリーズのその他の同族体、ステアリン
酸、ミリスチン酸及びパルミチン酸のような直鎖状脂肪酸、オレイン酸、リノー
ル酸、リノレン酸及びアラキドン酸のような不飽和脂肪酸がある。好ましい脂肪
酸はオレイン酸である。脂肪酸は単独でまたは混合物としてまたは例えばラノリ
ンエキスに由来のブレンドの形態で添加し得る。
【0088】 上記の有効成分の任意の混合物も使用し得る。
【0089】 本発明を以下の非限定実施例に基づいてより詳細に説明する。他に注釈がない
限り実施例に示されたすべてのパーセンテージは全重量を基準とした重量%であ
る。
【0090】 実施例 実施例1:湿った髪及び乾いた髪に対するコンディショニング特性の比較試験 5種類の糖ポリエステルを用いて以下の表に記載の溶液を調製し、各溶液で処
理した頭髪の特性に対するコンディショニング効果を湿った状態及び乾いた状態
で試験した。
【0091】
【表1】 手順 ヘアピースを使用する前に、ヘアピースを“エーテル洗浄”することによって
頭髪に残る残留物を完全に除去した。7g、10インチのスペイン人のヘアピー
スをエーテルで15分間浸軟させ、次いで5%のラウリルエーテル硫酸ナトリウ
ム溶液に浸漬させ、残留エーテルが完全に蒸発するまで通風室に静置した。ヘア
ピースを温水流によって流水が透明になるまで濯いだ。
【0092】 糖ポリエステルの各々を用いて100mlの溶液(ジクロロメタン中に0.5
%)を調製し、エーテル洗浄したヘアピースを溶液に5分間浸漬させた。ヘアピ
ースを取り出し、脱水し、通風室で乾燥させた。各被検物質毎に重複サンプルを
準備した。
【0093】 各被検物質を2つの標準ヘアピースとの比較によって採点した。コンディショ
ニング処理しない一方の標準ヘアピースをランク1とし、高度にコンディショニ
ング処理した他方の標準ヘアピースをランク9とした。パネリストは、ランク1
及びランク9のヘアピースと比較することによって湿った状態及び乾いた状態の
被検ヘアピースの滑らかさ、梳き易さ、脂っぽさ及び抜け毛の有無を採点した。
【0094】 ランク1及びランク9の標準ヘアピースをパネルスタンドから吊り下げ、それ
らの滑らかさ、梳き易さ、脂っぽさ及び抜け毛の有無をパネリストに評価させた
。パネリストが最低ランク(1)及び最高ランク(9)の標準状態を認識した後
で、パネリストに被検ヘアピースを1つずつ与えて、各特性の採点を依頼した。
ヘアピースを無作為順序でパネリストに与えた。各試験に20人のパネリストを
使用した。最初に乾いた状態で評価し、次いで水道水を噴霧して湿った状態にし
てから評価することによって試験を完了した。結果を分散分析によって分析した
【0095】 得られた結果を以下の表に示す。
【0096】
【表2】 得点は、各特性に対するパネリストの採点の平均を表す。
【0097】 結果は、湿った状態及び乾いた状態の頭髪の種々のコンディショニング特性に
関して評価するとサンプルE(本発明)で処理したヘアピースはサンプルA−D
(比較実施例)で処理したヘアピースに比較して顕著に改善されたコンディショ
ニング効果を示したことを表す。上記の試験から意外にも、飽和脂肪酸部分の鎖
長の延長はコンディショニング効果を低下させるが、不飽和脂肪酸部分では逆の
結果(鎖長の延長に伴ってコンディショニング効果が向上する)が観察されるこ
とが判明した。
【0098】 実施例2 以下の成分を以下の量で混合することによってシャンプー組成物を調製した。
成分 重量% ラウリルエーテル硫酸ナトリウム2EO 14.0 コカミドプロピルベタイン 2.0 Jaguar C13S 0.2 CARBOPOL ETD 2020 0.4 シリコーンエマルジョン(1) 1.5 EUPERLAN PK3000(2) 6.0 スクローステトラエルケート(3) 0.025 保存剤、色素、香料 q.s. 水、微量成分 100%まで(1) DC2−1766として添加(アニオン性界面活性剤中のジメチコノール
のエマルジョン、有効成分60%、Dow Corning社製)(2) グリコールステアレート、真珠光沢剤(Henkel社製)(3) Ryoto Sugar Ester ER290として添加(Mits
ubishi Kasei Foods社製)。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年3月14日(2001.3.14)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0035】 シャンプー組成物はまた、組成物に美的特性、物理的特性または洗浄特性を与
えることを支援する界面活性助剤を含有し得る。好ましい例は、非イオン性界面
活性であり、全重量を基準として0%−5重量%の範囲の量で含有され得る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0039】 RはC−C20の平均アルキル鎖長を表し得る。好ましくはRはC−C の平均アルキル鎖長を表す。最も好ましくは、Rの値は9.5−10.5の範
囲である。GはCまたはCの単糖残基から選択されることができ、好ましく
はグルコシドである。Gは、グルコース、キシロース、ラクトース、フルクトー
ス、マンノース及びそれらの誘導体から選択され得る。好ましくはGがグルコー
スである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0040】 重合度nは1−10またはそれ以上の値を有し得る。好ましくは、nの値が1
.1−2の範囲である。最も好ましくは、nの値が1.3−1.5の範囲である
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0044】 −カチオン性ポリマー カチオン性ポリマーは、本発明のシャンプー組成物中でシャンプーのコンディ
ショニング性能を増強するために好ましい成分である。典型的にはこのようなポ
リマーはシリコーンのようなコンディショニング成分が使用中にシャンプー組成
物から予定の部位、即ち頭髪及び/または頭皮に付着することを増進する。 カチオン性ポリマーはホモポリマーでもよくまたは2種類以上のモノマーから
形成されてもよい。ポリマーの分子量は一般には5,000−10,000,0
00、典型的には少なくとも10,000、好ましくは100,000−2,0
00,000の範囲である。ポリマーは、第四級アンモニウムまたはプロトン化
アミノ基またはそれらの混合物のようなカチオン性の窒素含有基を有するであろ
う。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0052】 本発明の組成物に使用される適当なカチオン性多糖ポリマーは、式: A−O−〔R−N(R)(R)(R)X〕 で表される。式中のAはデンプンまたはセルロースの無水グルコース残基のよう
な無水グルコース残基を表す。Rはアルキレン、オキシアルキレン、ポリオキシ
アルキレンもしくはヒドロキシアルキレン基またはそれらの組合せを表す。R 、R及びRは独立に、アルキル、アリール、アルキルアリール、アリールア
ルキル、アルコキシアルキルまたはアルコキシアリール基を表し、基の各々が1
8個以下の炭素原子を含有する。各カチオン性部分の炭素原子の総数(即ち、R 、R及びRの炭素原子の総和)は好ましくは20個以下であり、Xは対イ
オンを表す。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0066
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0066】 (エマルジョンの形態でもなく最終製品である頭髪トリートメント組成物の形
態でもない)乳化シリコーン自体の粘度は典型的には少なくとも10,000c
stである。一般に粘度の増加に伴ってコンディショニング性能が強化されるこ
とが知見された。従って、シリコーン自体の粘度は好ましくは少なくとも0.0
6m/秒(60,000cst)、最も好ましくは少なくとも0.5m/秒
(500,000cst)、理想的には少なくとも1m/秒(1,000,0
00cst)である。配合が容易であるという観点からは粘度が100m/秒
(10cst)を超過しないのが好ましい。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0067
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0067】 本発明の頭髪用シャンプー及びコンディショナーに使用される乳化シリコーン
は典型的には、組成物中の平均シリコーン粒度が30μm未満、好ましくは20
μm未満、より好ましくは10μm未満であろう。一般に粒度の縮小がコンディ
ショニング性能を改善することが知見された。最も好ましくは、組成物中の乳化
シリコーンの平均シリコーン粒度は2μm未満、理想的には0.01−1μmの
範囲である。≦0.15μm未満の平均シリコーン粒度を有するシリコーンエマ
ルジョンは一般にマイクロエマルジョンと呼ばれる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0072
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0072】 適当なアミノ官能シリコーンを以下に例示する: (i)CTFA名が“アモジメチコーン”であり、一般式: HO−〔Si(CH−O−〕−〔Si(OH)(CHCHCH
NH−CHCHNH)−O−〕−H で表されるポリシロキサン。式中のx及びyは、ポリマーの分子量に依存して、
一般には分子量が5,000−500,000となるように選択された数である
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0074
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0074】 上記の式に対応する適当なアミノ官能シリコーンは、本発明の組成物中で有効
に作用するように十分に水溶性である“トリメチルシリルアモジメチコーン”と
呼ばれるポリシロキサンであり、式: Si(CH−O−〔Si(CH−O−〕−〔Si(CH)(R
−NH−CHCHNH)−O−〕−Si(CH 〔式中のx+yは50−500の数であり、Rは2−5個の炭素原子を有するア
ルキレン基である〕によって表される。好ましくは、x+yの値は100−30
0の範囲である。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0076
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0076】 本発明のシャンプー及びコンディショナーに使用される適当なアミノ官能シリ
コーンにおいて、アミン官能価のモル%は、典型的には0.1−8.0モル%、
好ましくは0.1−5.0モル%、最も好ましくは0.1−2.0モル%の範囲
である。一般に、アミン濃度が8.0モル%を超過してはならない。過度に高い
アミン濃度は全シリコーン付着量を減少させ従ってコンディショニング性能を損
なうことが知見されたからである。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0077
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0077】 アミノ官能シリコーンの粘度は特に厳密ではなく、0.0001−0.5m /秒(100−500,000cst)の範囲が適当である。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0080
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0080】 このようなプレ形成エマルジョンは、シャンプー組成物中で適当なアミノ官能
シリコーンの平均粒度、即ち、30μm未満、好ましくは20μm未満、より好
ましくは10μm未満という平均粒度を有するであろう。この場合にも一般に、
粒度が小さくなるほどコンディショニング性能が改善されることが知見された。
組成物中のアミノ官能シリコーンの最も好ましい平均粒度は2μm未満であり、
理想的には0.01−1μmの範囲である。シリコーン平均粒度≦0.15μm
のシリコーンエマルジョンは一般にマイクロエマルジョンと呼ばれている。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0083
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0083】 本発明の組成物に含有させ得るシリコーンの全量は、所望のコンディショニン
グレベル及び使用される材料に依存する。好ましい量は全組成物の0.01−1
0重量%であるが、これらの範囲は絶対ではない。下限はコンディショニング効
果が得られる最小レベルによって決定され、上限は頭髪及び/または皮膚が許容
できない脂性になることが避けられる最大レベルによって決定される。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0085
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0085】 任意成分 本発明の組成物は頭髪トリートメント用配合物に常用される他の任意成分を含
有し得る。これらの任意成分としては、粘度調整剤、保存剤、着色剤、グリセリ
ン及びポリプロピレングリコールのようなポリオール、EDTAのようなキレー
ト化剤、ビタミンEアセテートのような酸化防止剤、香料、抗菌剤及び日光遮断
剤がある。これらの成分の各々はその目的を果たす有効な量で存在する。一般に
これらの任意成分の各々は、それぞれが全組成物の5重量%以下のレベルで含ま
れている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 エリス,フランシス・アン イギリス国、マージーサイド・シー・エイ チ・63・3・ジエイ・ダブリユ、ウイラ ル、ベビントン、クオリー・ロード・イー スト、ユニリーバー・リサーチ・ポート・ サンライト (72)発明者 マーリー,アンドリュー・マルカム イギリス国、マージーサイド・シー・エイ チ・63・3・ジエイ・ダブリユ、ウイラ ル、ベビントン、クオリー・ロード・イー スト、ユニリーバー・リサーチ・ポート・ サンライト (72)発明者 ピアス,マシュー・レズリー イギリス国、マージーサイド・シー・エイ チ・63・3・ジエイ・ダブリユ、ウイラ ル、ベビントン、クオリー・ロード・イー スト、ユニリーバー・リサーチ・ポート・ サンライト (72)発明者 レッド,パメラ・アイリーン イギリス国、マージーサイド・シー・エイ チ・63・3・ジエイ・ダブリユ、ウイラ ル、ベビントン、クオリー・ロード・イー スト、ユニリーバー・リサーチ・ポート・ サンライト Fターム(参考) 4C083 AC071 AC392 AC712 AC782 AD092 AD132 AD151 AD152 AD191 AD221 AD222 AD352 BB01 BB04 BB34 CC33 CC38 DD23 DD27 EE06 EE07 EE10 EE28

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状ポリオール、その糖誘導体及びその混合物から選択され
    たポリオールの脂肪酸ポリエステルを含み、ポリエステルの全脂肪酸部分の少な
    くとも50重量%がC20またはそれよりも高級な不飽和脂肪酸部分であること
    を特徴とする頭髪トリートメント組成物。
  2. 【請求項2】 ポリエステルの全脂肪酸部分の少なくとも60重量%がC2
    0またはそれよりも高級な不飽和脂肪酸部分であることを特徴とする請求項1に
    記載の頭髪トリートメント組成物。
  3. 【請求項3】 脂肪酸ポリエステルの製造に使用されるポリオールが糖であ
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の頭髪トリートメント組成物。
  4. 【請求項4】 C20またはそれよりも高級な不飽和脂肪酸部分が、エルケ
    ート、ブラシデート、ネルボネート、アラキドネート、エイコサペンタエノエー
    ト、エイコセネート、エイコサジエネート、エイコサトリエネート、ドコサジエ
    ノエート、ドコサトリエノエート、ドコサテトラエノエート及びドコサヘキサエ
    ノエート並びにそれらの混合物から選択されることを特徴とする請求項1から3
    のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 脂肪酸ポリエステルが、スクローストリラペエート、スクロ
    ーステトララペエート、スクロースペンタラペエート、スクローストリエルケー
    ト、スクロースペンタエルケート及びスクローステトラエルケート並びにそれら
    の混合物から選択されることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載
    の頭髪トリートメント組成物。
  6. 【請求項6】 シャンプー組成物の形態であり、更に、1種または複数の洗
    浄用界面活性剤、カチオン性ポリマー及び乳化シリコーン粒子を含有することを
    特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の頭髪トリートメント組成物。
  7. 【請求項7】 コンディショナーの形態であり、更に、1種または複数のコ
    ンディショニング用界面活性剤、脂肪アルコール及び乳化シリコーン粒子を含有
    することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の組成物。
JP2000596899A 1999-02-05 2000-02-01 C20またはそれよりも高級な不飽和脂肪酸と環状ポリオールとのポリエステルから成る頭髪トリートメント組成物 Expired - Fee Related JP4658327B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GBGB9902632.0A GB9902632D0 (en) 1999-02-05 1999-02-05 Hair treatment compositions
GB9902632.0 1999-02-05
PCT/EP2000/000758 WO2000045778A1 (en) 1999-02-05 2000-02-01 Hair treatment compositions comprising c20 or higher unsaturated fatty acid polyester of cyclic polyols

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002536308A true JP2002536308A (ja) 2002-10-29
JP4658327B2 JP4658327B2 (ja) 2011-03-23

Family

ID=10847211

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000596899A Expired - Fee Related JP4658327B2 (ja) 1999-02-05 2000-02-01 C20またはそれよりも高級な不飽和脂肪酸と環状ポリオールとのポリエステルから成る頭髪トリートメント組成物

Country Status (15)

Country Link
US (1) US6440439B1 (ja)
EP (1) EP1148864B1 (ja)
JP (1) JP4658327B2 (ja)
CN (1) CN1191810C (ja)
AR (1) AR022506A1 (ja)
AT (1) ATE238756T1 (ja)
AU (1) AU2440600A (ja)
BR (1) BR0007989A (ja)
CA (1) CA2361543A1 (ja)
DE (1) DE60002431T2 (ja)
ES (1) ES2197070T3 (ja)
GB (1) GB9902632D0 (ja)
HU (1) HUP0200150A3 (ja)
PL (1) PL198974B1 (ja)
WO (1) WO2000045778A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002536309A (ja) * 1999-02-05 2002-10-29 ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ シャンプー組成物
JP2011512402A (ja) * 2008-02-25 2011-04-21 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー ショ糖ポリエステルを含むヘアケア組成物

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7763587B2 (en) * 2002-06-13 2010-07-27 L'oreal S.A. Derivative of glucose and of vitamin F, compositions comprising it, uses and preparation process
DE10301505A1 (de) * 2003-01-17 2004-07-29 Cognis Deutschland Gmbh & Co. Kg Flüssigkristalline wässrige Tensidgele
US20050058618A1 (en) * 2003-07-31 2005-03-17 Evans Roy M. Skin, scalp and hair treatment compositions and methods
DE102006022514A1 (de) * 2006-05-15 2007-11-22 Henkel Kgaa Kosmetisches Mittel mit speziellen Zuckerestern
CN101801200B (zh) 2007-09-17 2014-10-29 康奈尔大学 用于预防或治疗胃肠病症的支链脂肪酸
JP2013502418A (ja) * 2009-08-20 2013-01-24 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 第1及び第2ショ糖ポリエステルを含むヘアケア組成物
WO2013083349A1 (de) * 2011-12-08 2013-06-13 Henkel Ag & Co. Kgaa Haarpflegemittel
CN103897354B (zh) * 2012-12-24 2016-04-20 杜邦公司 具有改进的熔体粘度的聚酯组合物

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07500609A (ja) * 1991-10-29 1995-01-19 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー シリコーン、カチオン系ポリマー及び油性液体コンディショニング剤含有のシャンプー組成物
JPH08511272A (ja) * 1993-10-06 1996-11-26 ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ ヘアコンディショニング組成物
WO1997007774A1 (en) * 1995-08-23 1997-03-06 The Procter & Gamble Company Hair treatment composition
JPH10511099A (ja) * 1995-04-06 1998-10-27 ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ ヘアトリートメント組成物
JPH11507080A (ja) * 1996-03-27 1999-06-22 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー コンディショニングシャンプー組成物
JP2002536309A (ja) * 1999-02-05 2002-10-29 ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ シャンプー組成物

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0623086B2 (ja) 1989-07-19 1994-03-30 花王株式会社 洗浄剤組成物
ES2060070T5 (es) * 1989-12-04 2005-03-16 Unilever N.V. Composicion para el tratamiento del cabello.
GB9011696D0 (en) 1990-05-24 1990-07-11 Unilever Plc Cosmetic composition
GB9015086D0 (en) * 1990-07-09 1990-08-29 Unilever Plc Cosmetic composition
GB9113484D0 (en) * 1991-06-21 1991-08-07 Unilever Plc Cosmetic composition
JPH06271420A (ja) * 1993-03-16 1994-09-27 Mitsubishi Kasei Corp 化粧料または皮膚外用剤の吸水性改善剤
JP3509118B2 (ja) * 1993-03-16 2004-03-22 三菱化学株式会社 化粧料または皮膚外用剤の稠度改善方法
JPH08295615A (ja) * 1995-04-26 1996-11-12 Kanebo Ltd 頭髪用化粧料
JPH107534A (ja) * 1996-06-14 1998-01-13 Kose Corp ヘアコンディショニング組成物
GB9615631D0 (en) * 1996-07-25 1996-09-04 Procter & Gamble Shampoo compositions
GB9615632D0 (en) * 1996-07-25 1996-09-04 Procter & Gamble Shampoo compositions
EA001695B1 (ru) * 1996-10-16 2001-06-25 Унилевер Н.В. Композиция для размягчения тканей
JPH10182361A (ja) * 1996-12-27 1998-07-07 Kose Corp ヘアコンディショニング組成物
JPH11147816A (ja) * 1997-04-24 1999-06-02 Kurooda Japan Kk 保湿剤原料及びこれから成る保湿剤
EP0983048A1 (en) * 1997-05-23 2000-03-08 The Procter & Gamble Company Compositions containing select solid polyol fatty acid polyesters
GB9717951D0 (en) * 1997-08-22 1997-10-29 Procter & Gamble Cleansing compositions

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07500609A (ja) * 1991-10-29 1995-01-19 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー シリコーン、カチオン系ポリマー及び油性液体コンディショニング剤含有のシャンプー組成物
JPH08511272A (ja) * 1993-10-06 1996-11-26 ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ ヘアコンディショニング組成物
JPH10511099A (ja) * 1995-04-06 1998-10-27 ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ ヘアトリートメント組成物
WO1997007774A1 (en) * 1995-08-23 1997-03-06 The Procter & Gamble Company Hair treatment composition
JPH11511460A (ja) * 1995-08-23 1999-10-05 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー ヘアトリートメント組成物
JPH11507080A (ja) * 1996-03-27 1999-06-22 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー コンディショニングシャンプー組成物
JP2002536309A (ja) * 1999-02-05 2002-10-29 ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ シャンプー組成物

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002536309A (ja) * 1999-02-05 2002-10-29 ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ シャンプー組成物
JP4658328B2 (ja) * 1999-02-05 2011-03-23 ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ シャンプー組成物
JP2011512402A (ja) * 2008-02-25 2011-04-21 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー ショ糖ポリエステルを含むヘアケア組成物

Also Published As

Publication number Publication date
GB9902632D0 (en) 1999-03-31
PL350558A1 (en) 2002-12-16
DE60002431T2 (de) 2003-11-20
EP1148864A1 (en) 2001-10-31
JP4658327B2 (ja) 2011-03-23
US6440439B1 (en) 2002-08-27
CN1345221A (zh) 2002-04-17
HUP0200150A2 (hu) 2002-05-29
CN1191810C (zh) 2005-03-09
WO2000045778A1 (en) 2000-08-10
DE60002431D1 (de) 2003-06-05
ATE238756T1 (de) 2003-05-15
HUP0200150A3 (en) 2011-02-28
BR0007989A (pt) 2001-10-30
PL198974B1 (pl) 2008-08-29
CA2361543A1 (en) 2000-08-10
AR022506A1 (es) 2002-09-04
AU2440600A (en) 2000-08-25
ES2197070T3 (es) 2004-01-01
EP1148864B1 (en) 2003-05-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6350441B1 (en) Shampoo compositions
AU739000B2 (en) Hair treatment compositions
US20020034490A1 (en) Hair treatment compositions
US20060120988A1 (en) Hair treatment compositions
US20080317695A1 (en) Hair Care Compositions
EP1035827B1 (en) Hair treatment composition
US20020119113A1 (en) Shampoo compositions
EP1504747B1 (en) Cosmetic composition for hair comprising cetyl PEG/PPG-10/1 dimethicone and ceramide
JP2013528191A (ja) 毛髪スタイリング組成物
JP4658327B2 (ja) C20またはそれよりも高級な不飽和脂肪酸と環状ポリオールとのポリエステルから成る頭髪トリートメント組成物
EP1189580B1 (en) Hair treatment compositions
WO2000007551A1 (en) Hair treatment compositions
WO2002015852A2 (en) Hair treatment compositions
WO1999059530A1 (en) Hair treatment composition containing particles of macroporous, highly cross-linked polymer
MXPA01007887A (en) Hair treatment compositions comprising c20 or higher unsaturated fatty acid polyester of cyclic polyols
US20240180801A1 (en) Hair treatment method

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080709

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080722

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081021

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100126

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100622

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101021

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20101109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101207

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101224

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140107

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees