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JP4655470B2 - コンテンツデータ処理装置及びコンテンツデータ処理方法、並びにコンテンツデータ管理システム及びコンテンツデータ管理方法 - Google Patents

コンテンツデータ処理装置及びコンテンツデータ処理方法、並びにコンテンツデータ管理システム及びコンテンツデータ管理方法 Download PDF

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JP4655470B2
JP4655470B2 JP2003388242A JP2003388242A JP4655470B2 JP 4655470 B2 JP4655470 B2 JP 4655470B2 JP 2003388242 A JP2003388242 A JP 2003388242A JP 2003388242 A JP2003388242 A JP 2003388242A JP 4655470 B2 JP4655470 B2 JP 4655470B2
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Description

本発明は、コンテンツ提供側サーバからネットワークを介してダウンロード等して取得した音楽及び/又は映像データ等のコンテンツデータを、このコンテンツデータの再生期限等の利用条件を規定する利用条件記述に基づき管理して処理するコンテンツデータ処理装置及びコンテンツデータ処理方法、並びにコンテンツデータをネットワークを介して上記コンテンツデータ処理装置に送信し、上記コンテンツデータ処理装置にて受信し、上記利用条件情報に基づいてコンテンツデータを管理して再生するコンテンツデータ管理システム及びコンテンツデータ管理方法に関する。
近年、インターネットやケーブルテレビ等のネットワークを用いた音楽及び/又は映像コンテンツのオンライン配信が実用化され始めた。このようなコンテンツの配信システムにおいて、コンテンツ配信業者は、上記コンテンツをネットワークを介して配信する場合、例えば、Web上にコンテンツを提供する。また、この音楽配信システムを利用するユーザは、自己のパーソナルコンピュータを用いて、コンテンツ配信業者が提供するWeb等にアクセスをして、所望のコンテンツをダウンロードする。
ここで、コンテンツ配信業者は、そのコンテンツの著作権を管理しなければならない。そのため、コンテンツ配信業者は、インターネットを介してWeb上にアクセスしてきたユーザをID情報や暗証番号等で認識し、正当なユーザに対してのみに暗号化したコンテンツを配信する。それとともに、コンテンツ配信業者は、利用回数や再生可能期間等の制限や著作権を保護する等のために、提供する音楽コンテンツに利用条件情報を付加してユーザに提供する。
本件出願人は、特開2002−359616号公報において、上記利用条件情報を基に、ユーザが暗号化コンテンツデータを復号する情報処理装置を開示した。
特開2002−359616号公報
ところで、上述したような暗号化されたコンテンツの利用条件では、例えば再生期間のような一つの項目に関する記述は、一つのファイルの中の一つのコンテンツに対して一つしかなかった。一つのファイルの同一の音楽コンテンツに対して、クライアントを対象に音楽データを配信するブロードキャスト型の音楽配信サービスと、CD等から読み取った音楽コンテンツをクライアントが内蔵する、又は外付けされたHDDに格納し、HDDからコンテンツを再生するようなメディアバインド型のサービスとで、再生期間を異ならせるような利用条件はなかった。すなわち、一つのファイルの中の同一の音楽コンテンツを異なったサービスで利用できなかった。
別々のファイルにサービス毎に異なったフォーマットで利用条件が記述されていれば、同一の音楽コンテンツを再生することは可能であるが、これではコンテンツの暗号化の手法はファイルのフォーマットで一意に決まってしまうことになる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、一つのファイルの中の同一のコンテンツを異なったサービスでも利用することを可能とするコンテンツデータ処理装置及びコンテンツデータ処理方法の提供を目的とする。
また、一つのファイルのフォーマットに、サービス毎に異なる利用条件を複数記述することを可能とするコンテンツデータ処理装置及びコンテンツデータ処理方法の提供を目的とする。
また、一つのファイルのフォーマットに、サービス毎に異なる利用条件を追加して記述することを可能とするコンテンツデータ処理装置及びコンテンツデータ処理方法の提供を目的とする。
また、一つのファイルに格納されている暗号化コンテンツの異なるサービス毎の暗号化鍵の取扱いをサービス依存にすることを可能とするコンテンツデータ処理装置及びコンテンツデータ処理方法の提供を目的とする。
また、ファイルフォーマットの変更無く、サービスを追加することを可能とするコンテンツデータ処理装置及びコンテンツデータ処理方法の提供を目的とする。
また、一つのファイルの中の同一のコンテンツを異なったサービスでも利用することを可能として、コンテンツデータを再生させるコンテンツデータ管理システム及びコンテンツデータ管理方法の提供を目的とする。
本発明に係るコンテンツデータ処理装置は、ネットワーク及び記録媒体の少なくとも一方にて配信されたコンテンツデータを処理するコンテンツデータ処理装置であって、上記コンテンツデータを暗号化して保存しておくためのファイルと、上記コンテンツデータを暗号化したコンテンツ暗号化鍵と、上記コンテンツデータを提供側サーバからネットワークを介してダウンロードするEMDサービスのEMD利用条件記述と上記コンテンツデータをポータブルデバイスに移動又はコピーするHDD−PDサービスのHDD−PD利用条件記述とを有するサービス毎の利用条件記述とを用いて上記コンテンツ暗号化鍵で暗号化された暗号化コンテンツデータを復号するデータ処理手段を備え、上記ファイルには、上記コンテンツデータの暗号化方式であるDES(Data Encryption Standard)と、上記暗号化コンテンツデータと、上記サービス毎の利用条件記述を探すための複数種類の利用条件記述に関する情報とが格納され、上記サービス毎の利用条件記述は、上記コンテンツデータの利用条件と、上記コンテンツ暗号化鍵を求めるための関数に代入され、該コンテンツ暗号化鍵を生成するための情報とからなり、上記データ処理手段は、上記ファイルから上記利用条件記述に関する情報を取得し、該利用条件記述に関する情報から上記サービス毎の利用条件記述を取得し、該サービス毎の利用条件記述の上記暗号化コンテンツデータの利用条件を評価して該暗号化コンテンツデータが利用可能か否かを判断し、利用可能な場合には、該サービス毎の利用条件記述の上記コンテンツ暗号化鍵を生成するための情報から上記コンテンツ暗号化鍵を生成し、該コンテンツ暗号化鍵と上記コンテンツデータの暗号化方式とを用いて上記暗号化コンテンツデータを復号し、上記データ処理手段で復号された暗号化コンテンツデータを他のコンテンツデータ処理装置に送信する際には、該他のコンテンツデータ処理装置での上記HDD−PDサービスの利用を許可しないための利用条件記述として当該コンテンツデータ処理装置に固有の識別コードを用いた記述を上記ファイルにさらに追加することにより上記課題を解決する。
このコンテンツデータ処理装置にあってデータ処理手段は、コンテンツを暗号化して保存しておくためのファイルと、上記コンテンツを暗号化した鍵と、上記コンテンツを利用するサービス毎の利用条件記述とを用いて上記コンテンツデータを処理する。
本発明に係るコンテンツデータ処理方法は、ネットワーク及び記録媒体の少なくとも一方にて配信されたコンテンツデータを処理するためにコンテンツデータ処理装置で実行されるコンテンツデータ処理方法であって、上記コンテンツデータを暗号化して保存しておくためのファイルと、上記コンテンツデータを暗号化したコンテンツ暗号化鍵と、上記コンテンツデータを提供側サーバからネットワークを介してダウンロードするEMDサービスのEMD利用条件記述と上記コンテンツデータをポータブルデバイスに移動又はコピーするHDD−PDサービスのHDD−PD利用条件記述とを有するサービス毎の利用条件記述とを用いて上記コンテンツ暗号化鍵で暗号化された暗号化コンテンツデータを復号するデータ処理工程を有し、上記ファイルには、上記コンテンツデータの暗号化方式であるDES(Data Encryption Standard)と、上記暗号化コンテンツデータと、上記サービス毎の利用条件記述を探すための複数種類の利用条件記述に関する情報とが格納され、上記サービス毎の利用条件記述は、上記コンテンツデータの利用条件と、上記コンテンツ暗号化鍵を求めるための関数に代入され、該コンテンツ暗号化鍵を生成するための情報とからなり、上記ファイルから上記利用条件記述に関する情報を取得する工程と、上記サービス毎の利用条件記述に関する情報から上記利用条件記述を取得する工程と、上記サービス毎の利用条件記述の上記暗号化コンテンツデータの利用条件を評価して該暗号化コンテンツデータが利用可能か否かを判断する工程と、上記暗号化コンテンツデータが利用可能な場合には、上記利用条件記述の上記コンテンツ暗号化鍵を生成するための情報から上記コンテンツ暗号化鍵を生成する工程と、上記コンテンツ暗号化鍵と上記コンテンツデータの暗号化方式とを用いて上記暗号化コンテンツデータを復号する工程とを有し、上記復号された暗号化コンテンツデータを上記コンテンツデータ処理装置外の他のコンテンツデータ処理装置に送信する際に、該他のコンテンツデータ処理装置での上記HDD−PDサービスの利用を許可しないための利用条件記述として上記コンテンツデータ処理装置に固有の識別コードを用いた記述を上記ファイルにさらに追加することにより上記課題を解決することを特徴とするコンテンツデータ処理方法。
このコンテンツデータ処理方法にあってデータ処理工程は、上記ファイルからサービスの利用条件記述に関する情報を取得し、上記利用条件記述に関する情報からサービスの利用条件記述をチェックし、上記サービスの利用条件記述から上記コンテンツを暗号化した鍵を求め、上記暗号化鍵を用いて暗号化コンテンツを復号する。
本発明に係るコンテンツデータ管理システムは、ネットワーク及び記録媒体の少なくとも一方にて配信されたコンテンツデータを処理するコンテンツデータ処理装置と、該コンテンツデータをネットワークを介して上記コンテンツデータ処理装置に提供する提供側サーバとからなるコンテンツデータ管理システムであって、上記コンテンツデータ処理装置は、上記コンテンツデータを暗号化して保存しておくためのファイルと、上記コンテンツデータを暗号化したコンテンツ暗号化鍵と、上記コンテンツデータを上記提供側サーバからネットワークを介してダウンロードするEMDサービスのEMD利用条件記述と上記コンテンツデータをポータブルデバイスに移動又はコピーするHDD−PDサービスのHDD−PD利用条件記述とを有するサービス毎の利用条件記述とを用いて上記コンテンツ暗号化鍵で暗号化された暗号化コンテンツデータを復号するデータ処理手段を備え、上記ファイルには、上記コンテンツデータの暗号化方式であるDES(Data Encryption Standard)と、上記暗号化コンテンツデータと、上記サービス毎の利用条件記述を探すための複数種類の利用条件記述に関する情報とが格納され、上記サービス毎の利用条件記述は、上記コンテンツデータの利用条件と、上記コンテンツ暗号化鍵を求めるための関数に代入され、該コンテンツ暗号化鍵を生成するための情報とからなり、上記データ処理手段は、上記ファイルから上記利用条件記述に関する情報を取得し、該利用条件記述に関する情報から上記サービス毎の利用条件記述を取得し、該サービス毎の利用条件記述の上記暗号化コンテンツデータの利用条件を評価して該暗号化コンテンツデータが利用可能か否かを判断し、利用可能な場合には、該サービス毎の利用条件記述の上記コンテンツ暗号化鍵を生成するための情報から上記コンテンツ暗号化鍵を生成し、該コンテンツ暗号化鍵と上記コンテンツデータの暗号化方式とを用いて上記暗号化コンテンツデータを復号し、上記データ処理手段で復号された暗号化コンテンツデータを上記コンテンツデータ処理装置外の他のコンテンツデータ処理装置に送信する際には、該他のコンテンツデータ処理装置での上記HDD−PDサービスの利用を許可しないための利用条件記述として上記コンテンツデータ処理装置に固有の識別コードを用いた記述を上記ファイルにさらに追加することにより上記課題を解決する。
コンテンツデータ処理装置のデータ処理手段は、コンテンツを暗号化して保存しておくためのファイルと、上記コンテンツを暗号化した鍵と、上記コンテンツを利用するサービス毎の利用条件記述とを用いて上記コンテンツデータを処理する。
本発明に係るコンテンツデータ管理方法は、ネットワーク及び記録媒体の少なくとも一方にて配信されたコンテンツデータを処理するコンテンツデータ処理装置と、コンテンツデータをネットワークを介して該コンテンツデータ処理装置に提供する提供側サーバとからなるコンテンツデータ管理システムによって実行されるコンテンツデータ管理方法であって、上記コンテンツデータを暗号化して保存しておくためのファイルと、上記コンテンツデータを暗号化したコンテンツ暗号化鍵と、上記コンテンツデータを提供側サーバからネットワークを介してダウンロードするEMDサービスのEMD利用条件記述と上記コンテンツデータをポータブルデバイスに移動又はコピーするHDD−PDサービスのHDD−PD利用条件記述とを有するサービス毎の利用条件記述とを用いて上記コンテンツ暗号化鍵で暗号化されたコンテンツデータを復号するデータ処理工程を有し、上記ファイルには、上記コンテンツデータの暗号化方式であるDES(Data Encryption Standard)と、上記暗号化コンテンツデータと、上記サービス毎の利用条件記述を探すための複数種類の利用条件記述に関する情報とが格納され、上記利用条件記述は、上記コンテンツデータの利用条件と、上記コンテンツ暗号化鍵を求めるための関数に代入され、該コンテンツ暗号化鍵を生成するための情報とからなり、上記ファイルから上記利用条件記述に関する情報を取得する工程と、上記利用条件記述に関する情報から上記利用条件記述を取得する工程と、上記利用条件記述の上記暗号化コンテンツデータの利用条件を評価して該暗号化コンテンツデータが利用可能か否かを判断する工程と、上記暗号化コンテンツデータが利用可能な場合には、上記利用条件記述の上記コンテンツ暗号化鍵を生成するための情報から上記コンテンツ暗号化鍵を生成する工程と、上記コンテンツ暗号化鍵と上記コンテンツデータの暗号化方式とを用いて上記暗号化コンテンツデータを復号する工程とを有し、上記復号された暗号化コンテンツデータを上記コンテンツデータ処理装置外の他のコンテンツデータ処理装置に送信する際に、該他のコンテンツデータ処理装置での上記HDD−PDサービスの利用を許可しないための利用条件記述として上記コンテンツデータ処理装置に固有の識別コードを用いた記述を上記ファイルにさらに追加することにより上記課題を解決する。
データ処理工程は、上記ファイルからサービスの利用条件記述に関する情報を取得し、上記利用条件記述に関する情報からサービスの利用条件記述をチェックし、上記サービスの利用条件記述から上記コンテンツを暗号化した鍵を求め、上記暗号化鍵を用いて暗号化コンテンツを復号する。
本発明のコンテンツデータ処理装置によれば、データ処理手段がコンテンツを暗号化して保存しておくためのファイルと、上記コンテンツを暗号化した鍵と、上記コンテンツを利用するサービス毎の利用条件記述とを用いて上記コンテンツデータを処理するので、一つのファイルの中の同一のコンテンツを異なったサービスでも利用することを可能とする。また、一つのファイルのフォーマットに、サービス毎に異なる利用条件を複数記述することを可能とする。また、一つのファイルのフォーマットに、サービス毎に異なる利用条件を追加して記述することを可能とする。また、一つのファイルに格納されている暗号化コンテンツの異なるサービス毎の暗号化鍵の取扱いをサービス依存にすることを可能とする。また、ファイルフォーマットの変更無く、サービスを追加することを可能とする。
本発明のコンテンツデータ処理方法によれば、データ処理工程が上記ファイルからサービスの利用条件記述に関する情報を取得し、上記利用条件記述に関する情報からサービスの利用条件記述をチェックし、上記サービスの利用条件記述から上記コンテンツを暗号化した鍵を求め、上記暗号化鍵を用いて暗号化コンテンツを復号するので、一つのファイルの中の同一のコンテンツを異なったサービスでも利用することを可能とする。また、一つのファイルのフォーマットに、サービス毎に異なる利用条件を複数記述することを可能とする。また、一つのファイルのフォーマットに、サービス毎に異なる利用条件を追加して記述することを可能とする。また、一つのファイルに格納されている暗号化コンテンツの異なるサービス毎の暗号化鍵の取扱いをサービス依存にすることを可能とする。また、ファイルフォーマットの変更無く、サービスを追加することを可能とする。
本発明のコンテンツデータ管理システムによれば、コンテンツデータ処理装置のデータ処理手段がコンテンツを暗号化して保存しておくためのファイルと、上記コンテンツを暗号化した鍵と、上記コンテンツを利用するサービス毎の利用条件記述とを用いて上記コンテンツデータを処理するので、一つのファイルの中の同一のコンテンツを異なったサービスでも利用することを可能として、コンテンツデータを再生させる。
本発明のコンテンツデータ管理方法によれば、データ処理手段がコンテンツを暗号化して保存しておくためのファイルと、上記コンテンツを暗号化した鍵と、上記コンテンツを利用するサービス毎の利用条件記述とを用いて上記コンテンツデータを処理するので、一つのファイルの中の同一のコンテンツを異なったサービスでも利用することを可能として、コンテンツデータを再生させる。
以下、本発明の最良の実施の形態となる、音楽コンテンツ管理システムについて図面を参照しながら説明する。この音楽コンテンツ管理システムは、ネットワークを介して音楽配信業者のコンテンツサーバから、音楽コンテンツを音楽利用者のクライアントにダウンロードし、さらに、ダウンロードした音楽コンテンツや、CD等のメディアから読みとった音楽コンテンツの管理等を行うシステムである。
図1は、本発明を適用した音楽コンテンツ管理システム1の全体構成図である。この音楽コンテンツ管理システム1は、例えばパーソナルコンピュータのようなクライアント2と、インターネットやローカルエリアネットワーク等のネットワーク3と、音楽データ(以下、コンテンツと呼ぶ。)を配信するコンテンツ提供側サーバ4とで構成されている。コンテンツ提供側サーバ4は、格納しているコンテンツをクライアントの要求に応じて配信するコンテンツサーバと、後述する利用条件等を格納しているライセンスサーバと、課金サーバからなる。
また、クライアント2には、USBケーブル5を介して携帯型の音楽再生器機であるポータブルデバイス(PD)6が接続される。このポータブルデバイス6は、内部にメモリーカードや、光磁気ディスクや、ハードディスク(HD)等の記憶媒体を格納し、この記憶媒体に、後述する利用条件に基づいてクライアント2から送られたコンテンツを記憶し、再生を行う。
クライアント2は、ブロードキャスト型の音楽配信サービスと、クライアントが内蔵する、又は外付けされたHDDに音楽データを格納し、HDDからコンテンツを、ポータブルデバイス6に移動したり、コピーして再生するようなメディアバインド型のサービスを実行する。
ブロードキャスト型の音楽配信サービスの具体例としては、EMD( Electrical Music Distribution )サービスがある。クライアント2は、EMDサービス用のコンテンツ提供側サーバ4から、所定の圧縮方式で圧縮されたコンテンツをダウンロードし、所定の暗号化方式で暗号化して内蔵又は外付けのHDDなどに記録する。この場合、コンテンツ提供側サーバ4は、コンテンツサーバからコンテンツと共に、ライセンスサーバからコンテンツの利用条件を示すEMDサービス用の利用条件情報も配信する。
クライアント2は、上記音楽コンテンツと上記利用条件情報を後述するようにファイルの中に格納した状態で扱う。なお、ファイルフォーマットには暗号化手法が記述してある。このため、クライアン2はサービス毎の利用条件を追加することができる。
メディアバインド型のサービスの具体例としては、例えば、上記EMDサービスによってダウンロードしたコンテンツや、CD( Compact Disc )等のメディアから読みとったコンテンツを、所定の圧縮方式で圧縮して、所定の暗号化方式で暗号化してHDDに記録し、さらにHDDからポータブルデバイス6にコンテンツを移動、又はコピーして再生するHDD−ポータブルデバイス(PD)サービスがある。
クライアント2は、上記EMDサービスによってダウンロードしたコンテンツやCD等のメディアから読み取ったコンテンツをHDDに記録する場合、そのコンテンツの再生条件に応じて、利用条件情報を生成してコンテンツと共にファイルの中に格納しHDDに記録する。また、HDDからポータブルデバイスにコンテンツを移動、又はコピーしたとき、ポータブルデバイスはファイルの中の利用条件情報を変更、又は更新して、コンテンツと共にPD内部の記録媒体に記録する。
なお、EMDサービスにおいてもコンテンツ提供側サーバ4からダウンロードしたコンテンツはクライアント2に内蔵又は外付けされたHDDに記録することになるが、この明細書中では二つのサービスを区別するために、コンテンツをHDDに記録し、さらに記録したコンテンツをPDに移動、又はコピーするサービスをHDD−PDサービスと称して、コンテンツサーバからコンテンツをダウンロードするEMDサービスと異ならせている。
両者のサービスにおいて用いる圧縮方式としては、例えばATRAC( Adaptive Transform Acoustic Coding )3(登録商標)やMP3( MPEG Audio Layer -3)等の方式が用いられる。また、暗号化方式としては、DES(Data Encryption Standard)などが用いられる。
クライアント2は、EMDサービスの利用条件情報に基づいても、HDDに記録した暗号化コンテンツをUSBケーブル5を介してポータブルデバイス6に移動し、移動させたことに対応して利用条件情報を更新する場合がある。HDDに格納されたコンテンツをポータブルデバイスに移動する処理のことを本明細書ではチェックアウトという。このチェックアウトに関する利用条件も上記利用条件情報に記述されており、クライアント2はチェックアウトしたときにチェックアウト可能回数を一つ減少させる。チェックアウト可能回数が0のときには、対応するコンテンツは、チェックアウトすることができない。もちろん、サービスによっては、始めからチェックアウト可能回数が0とされ、ポータブルデバイス6への記録を禁じているものもある。例えば、HDD−PDサービスではポータブルデバイス6へのチェックアウトを回数を設定して許可しているが、EMDサービスではクライアント2からポータブルデバイス6へのチェックアウトを禁じていることもある。
また、クライアント2は、EMDサービス用の利用条件情報や、HDD−PDサービスにおける利用条件情報によっては、USBケーブル5を介して、ポータブルデバイス6に記憶させているコンテンツを、消去し(または使用できなくさせ)、消去したことに対応させて利用条件情報を更新する。このような消去処理のことを本明細書ではチェックインという。チェックインしたとき、クライアント2が記録している、そのコンテンツのチェックアウト可能回数を1増加させる。
なお、クライアント2は、他のクライアントがポータブルデバイス6にチェックアウトしたコンテンツに対してはチェックインはできない。すなわち、クライアント自身がチェックアウトしたコンテンツしか、チェックインをすることができない。
この音楽コンテンツ管理システム1においてクライアント2は、図2に示すように、コンテンツを暗号化して保存しておくためのファイル10と、コンテンツを暗号化した鍵20と、コンテンツを利用するサービスごとの利用条件記述30の3種類のデータを用いて上記コンテンツを処理する。実際に上記3種類のデータを処理するのは、後述するハードウェア構成のCPU61(図6)である。CPU61は、データ処理部として機能し、ファイル10と、コンテンツを暗号化した鍵20と、コンテンツを利用するサービスごとの利用条件記述30の3種類のデータを用いてコンテンツを処理する。
ファイル10には、コンテンツの暗号化方式11が1種類と、暗号化されたコンテンツ12が1種類が格納されている。また、ファイル10には、各種サービスの利用条件記述に関する情報13が上記サービスの数分だけ格納されている。この実施の形態では、クライアントが実行するサービスは、上記EMDサービスと、HDD−PDサービスの2種類である。したがって、EMDサービスの利用条件記述に関する情報13aと、HDD−PDサービスの利用条件記述に関する情報13bが格納されている。もちろん、他のサービスも含めてもよい。HDD−PDサービス用の利用条件記述に関する情報13bは、クライアントが後から追加したものである。ファイルフォーマットに暗号化手法が記述してあるのでサービス毎の利用条件を追加することが容易である。
コンテンツを暗号化した鍵20は、上記ファイル10の暗号化されたコンテンツ12を上記暗号化方式11を用いて復号するための鍵である。このコンテンツの暗号化鍵の取扱いはサービス依存にすることが可能である。コンテンツを利用するサービス毎の利用条件記述には、再生期限などのコンテンツの利用条件と、上記暗号化した鍵を求めるための情報が記述されている。
利用条件としては、ディバイスアンドメディアカテゴリーフォアチェクアウト(Devaice and Media Categories for Check Out:チェックアウトのための端末及び媒体のカテゴリー)、チェックアウトマックスカウント(Check Out Max Count:チェックアウトの最大回数)、デバイスアンドメディアカテゴリーフォアコピー(Devaice and Media Categories for copy:コピーのための端末及び媒体のカテゴリー)、コピーマックスカウント(Copy Out Max Count:コピーの最大回数)も記述されることもある。また、アトラック3CDバーンマックスカウント(AT3CD Burn Max Count:符号化方式アトラック3でのCDへの複写最大回数)も記述されてもよい。また、上記再生期限を示すための、スタートタイム(start_time:絶対開始時間)、エンドタイム(end_time:絶対終了時間)、ピリオドタイム(period_time:相対時間)も記述される。
ディバイスアンドメディアカテゴリーフォアチェクアウト(Devaice and Media Categories for Check Out)は、クライアントからチェックアウト可能な機器を指定するために記述される。チェックアウトは、上述したようにクライアントからポータブル機器(PD)にコンテンツを転送することを意味する。例えば、インターネットに接続して音楽データを記録できるネット接続型のミニディスク記録再生装置、時計を有してタイマー機能を備えるポータブル機器、時計のないポータブル機器の3つのカテゴリを定義できる。チェックアウト可能であることをフラグ“1”で示すと、“110”は、クライアントからコンテンツを転送することができるPDは、ネット接続型のミニディスク記録再生装置とタイマー機能を備えるポータブル機器であることを指定していることになる。時計のないポータブル機器にはチェックアウトできないことを意味する。なお、チェックアウトしたコンテンツをPDから元のクライアントに戻すことは上述したようにチェックインという。クライアントからPDに一度チェックアウトしたコンテンツをチェックインによりまたクライアントに戻した後、再びチェックアウトすることも可能である。
チェックアウトマックスカウント(Check Out Max Count)は、上記ディバイスアンドメディアカテゴリーフォアチェクアウト(Devaice and Media Categories for Check Out)にてチェックアウトを許可したポータブル機器に対して最大何回までチェックアウトできるかを示す回数指定の情報である。
デバイスアンドメディアカテゴリーフォアコピー(Devaice and Media Categories for copy)は、クライアントからコピー可能な機器を指定するために記述されている。コピーは、クライアントからポータブル機器(PD)にコンテンツを複写することを意味する。よって、クライアントからコンテンツを複写できるポータブル機器を示す。前記ディバイスアンドメディアカテゴリーフォアチェクアウト(Devaice and Media Categories for Check Out)にて説明したのと同様に、ミニディスク記録再生装置、時計を有してタイマー機能を備えるポータブル機器、時計のないポータブル機器の3つのカテゴリを定義できる。コピー可能であることをフラグ“1”で示すと、“110”は、クライアントからコンテンツをコピーすることができるPDは、ネット接続型のミニディスク記録再生装置とタイマー機能を備えるポータブル機器であることを指定していることになる。時計のないポータブル機器にはコピーを禁止している。
コピーマックスカウント(Copy Out Max Count)は、上記デバイスアンドメディアカテゴリーフォアコピー(Devaice and Media Categories for copy)にてコピーを許可したポータブル機器に対して最大何回までコピーできるかを示す回数指定の情報である。
アトラック3CDバーンマックスカウント(AT3CD Burn Max Count)は、コーデック方式ATRAC3によるCDへのコンテンツの複写最大回数を指定する情報である。
スタートタイム(start_time:絶対開始時間)はコンテンツの利用可能開始絶対日時を示し、エンドタイム(end_time:絶対終了時間)はコンテンツの利用可能終了絶対日時を示す。よって、スタートタイム(start_time:絶対開始時間)とエンドタイム(end_time:絶対終了時間)により、コンテンツの利用できる絶対期間を指定する。ピリオドタイム(period_time:相対時間)は、ある特定の日時からどれくらいの期間コンテンツを利用できるかを示す情報である。
図2に示した例では、ファイル10にはEMDサービスの利用条件記述に関する情報13aが格納されている。クライアント2は、EMDサービスの利用条件記述に関する情報13aからEMD利用条件記述30aを探す。EMD利用条件記述30aには、例えば再生期限に関する利用条件記述に関する記述と、コンテンツを暗号化した鍵を求めるための情報が書かれている。コンテンツを暗号化した鍵を求めるための情報は、コンテンツを暗号化した鍵を求める関数(EMD用)31aに代入されてコンテンツ暗号鍵20が生成される。
また、ファイル10には、HDD−PDサービスの利用条件記述に関する情報13bも格納されている。クライアント2は、HDD−PDサービスの利用条件記述に関する情報13bからHDD−PD利用条件記述30bを探す。HDD−PD利用条件記述30bにも、例えば再生期限に関する利用条件記述に関する記述と、コンテンツを暗号化した鍵を求めるための情報が書かれている。コンテンツを暗号化した鍵を求めるための情報は、コンテンツを暗号化した鍵を求める関数(HDD−PD用)31bに代入されてコンテンツ暗号鍵20が生成される。
このように、各サービス毎に利用条件記述は設定可能であるが、利用条件記述から得られるコンテンツ暗号鍵20というものは常に一定である。また、ファイルには、利用できるサービスの記述があるのみで、暗号化コンテンツ、暗号方式とサービスの関係が密接に書かれていない。また、ファイルはサービス毎の利用条件記述に関する情報を増やすことによって、さまざまなサービスに対応することが可能となる。特に、本発明では、ファイルフォーマットの変更なく、サービスを追加することが可能となっている。
図3には、クライアント2でコンテンツが利用される際の処理手順を示す。クライアント2は、ファイル10からそのサービスの利用条件記述に関する情報13を探して取得し(ステップS1)、その情報13から利用条件に関する記述30を探してチェックし(ステップS2)、利用条件記述30にある上記暗号化した鍵20を求めるための情報を、上述したようにコンテンツを暗号化した鍵を求める関数31(EMD用31a、あるいはHDD−PD用31b)に代入して暗号化鍵20を求め(ステップS3)、この暗号化した鍵20を用いてファイル10内の暗号化されたコンテンツ12をコンテンツ復号部40で復号する(ステップS4)。コンテンツ復号部40は、後述するCPU61(図6)が本発明のコンテンツ処理方法の該当工程を実行することによって機能するブロックである。コンテンツ復号部40で復号されたオーディオ信号は、例えばスピーカ50やヘッドフォンから出力される。
図3のステップS2にてサービスの利用条件記述30をチェックしてから、ステップS3にて暗号化鍵20を求めるという処理への移行は、詳細には図4に示すようになる。クライアント2は、ステップS2−1にてサービスの利用条件記述に関する情報13からサービスの利用条件記述30を取得し、ステップS2−2にてサービスの利用条件記述30を評価し、ステップS2−3にて利用可能か否かを判断する。ステップS2−3にて利用可能であると判断すると、ステップS3へ移行する。
例えば、クライアント2が図2に示したファイル10をEMDサービスで利用する場合は、以下のようになる。先ず、ファイル10からEMDサービスに関する利用条件記述に関する情報13aを取得し(ステップS1)、そこからEMDサービス上で、利用条件記述30aを取得する(ステップS2−1)。EMDサービスの利用条件記述30aを評価し(ステップS2−2)、利用可能であると判断したときには(ステップS2−3でYES)、EMDサービスの利用条件記述30aから上述したようにコンテンツを暗号化した鍵を求めるための情報を取りだし、コンテンツを暗号化した鍵を求める関数(EMD用)31aに代入して、コンテンツ暗号鍵20を求める(ステップS3)。ここで、利用条件記述30を取得する部分と、コンテンツ暗号鍵20を求める部分はEMDサービス独自で決める事が可能である。もちろん、HDD−PDサービスでも独自で決めることができる。
そして、クライアント2は、後述するCPU61(図6)により機能的に構成されるコンテンツ復号部40でコンテンツ復号関数にコンテンツ暗号化鍵20を入れてコンテンツを復号し、上述したように、例えばスピーカ50やヘッドフォンから出力する。
このように、音楽コンテンツ管理システム1において、クライアント2が扱うファイルフォーマットには暗号化手法が記述してあるので、サービス毎の利用条件を追加することができる。また、コンテンツの暗号化鍵の取り扱いはサービス依存にすることが可能である。また、ファイルフォーマットの変更無く、サービスを追加することが可能となる。
なお、上記ブロードキャスト型記述のEMDの利用条件に関する記述には、記述に対する完全性の確認が記述内に存在するようにしてもよい。また、メディアバインド型記述のHDDの利用条件に関する記述では、記述の完全性をHDD内の情報と関連付けるようにしている。例えば、HDDの識別コード(ID)を用いる方法がある。
記述の完全性を確認してからコンテンツを再生する処理手順は、図5に示すようになる。先ず、利用したいサービスの利用条件記述に関する情報を取得し(ステップS11)、利用条件記述に関する情報の完全性をチェックする(ステップS12)。EMDサービスの場合は、記述に対する完全性の確認が記述内に存在するので、それを用いる。また、HDDサービスの場合は、例えばHDD−IDと関連付けられているのでHDD−IDを用いる。完全性の確認が終わったら、利用条件記述の再生に関する事項をチェックする(ステップS13)。次に、コンテンツの暗号化鍵を上記ステップS3と同様にして求め(ステップS14)、この暗号化鍵を使ってコンテンツを復号し再生する(ステップS15)。
例えば、EMDサービスでこのコンテンツを試聴するという例を考える。この場合、利用条件の再生期限は1週間と定められ、1週間後には聞けなくなる。ただし、コンテンツの権利を購入し、HDDで再生可能にしたときは、1週間たってもコンテンツが利用できる。このようにデータに2つ利用条件記述に関する情報が含まれることになる。HDDについての利用条件は、クライアントが生成してファイルに追加する。
HDDで再生する場合はHDDの利用条件に関する情報を用いることで再生が可能である。また、EMDとして再生することも可能である。しかし、このコンテンツを上記HDDと異なるHDDで再生する場合は、HDDの利用条件記述に関する情報の完全性が保証されないので用いることができない。一方、EMDの利用条件記述に関する情報に関しては、それ自体で完全性が保証されるので、この条件(再生期限1週間)を用いて他のHDDでも再生できる。これらの動作の具体例については後述する。
次に、上記音楽コンテンツ管理システム1を構成する各部のハードウェアについて説明する。先ず、クライアント2は、図6に示すような構成である。
CPU( Central Processing Unit )61は、各種アプリケーションプログラム(詳細については後述する。)や、OS( Operating System )を実際に実行する。ROM( Read - only Memory )62は、一般的には、CPU61が使用するプログラムや演算用のパラメータのうちの基本的に固定のデータを格納する。RAM( Random Access Memory )63は、CPU61の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータを格納する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバス64により相互に接続されている。
ホストバス64は、ブリッジ65を介して、PCI( Peripheral ComponentInterconnect / Interface ) バスなどの外部バス66に接続されている。
キーボード68は、CPU61に各種の指令を入力するとき、使用者により操作される。マウス69は、ディスプレイ70の画面上のポイントの指示や選択を行うとき、使用者により操作される。ディスプレイ70は、液晶表示装置又はCRT( Cathode Ray Tube )などから成り、各種情報をテキストやイメージで表示する。HDD(Hard Disk Drive) 71は、ハードディスクを駆動し、それらにCPU61によって実行するプログラムや情報を記録又は再生させる。
ドライブ72は、装着されている磁気ディスク91、光ディスク92(CDを含む)、光磁気ディスク93、又は半導体メモリ94に記録されているデータ又はプログラムを読み出して、そのデータ又はプログラムを、インターフェース67、外部バス66、ブリッジ65及びホストバス64を介して接続されているRAM63に供給する。
USBポート73には、USBケーブル5を介して、ポータブルデバイス6が接続される。USBポート73は、インターフェース67、外部バス66、ブリッジ65、又はホストバス64を介して、HDD71、CPU61、又はRAM63から供給されたデータ(例えば、コンテンツ又はポータブルデバイス6のコマンドなどを含む)をポータブルデバイス6に出力する。
IEC(Internationl Electrotechnical Commission)60958端子74aを有する音声入出力インタフェース74は、デジタル音声入出力、あるいはアナログ音声入出力のインタフェース処理を実行する。スピーカ95は、音声入出力インタフェース74から供給された音声信号を基に、コンテンツに対応する所定の音声を出力する。
これらのキーボード68、マウス69、ディスプレイ70、HDD71、ドライブ72、USBポート73、音声入出力インタフェース74は、インターフェース67に接続されており、インターフェース67は、外部バス66、ブリッジ65及びホストバス64を介してCPU61に接続されている。
通信部75は、ネットワークが接続され、CPU61、又はHDD71から供給されたデータ(例えば、登録の要求、又はコンテンツの送信要求など)を、所定の方式のパケットに格納して、ネットワークを介して、送信するとともに、ネットワークを介して、受信したパケットに格納されているデータ(例えば、認証鍵、又はコンテンツなど)をCPU61、RAM63、又はHDD71に出力する。
半導体ICとして、一体的に形成され、クライアント2に装着されるアダプタ76のCPU82は、外部バス66、ブリッジ65及びホストバス64を介してクライアント2のCPU61と共働し、各種の処理を実行する。RAM83は、CPU82が各種の処理を実行する上において必要なデータやプログラムを記憶する。不揮発性メモリ84は、クライアント2の電源がオフされた後も保持する必要があるデータを記憶する。ROM86には、クライアント2から、暗号化されているプログラムが転送されてきたとき、それを復号するプログラムが記憶されている。RTC(Real Time Clock)85は、計時動作を実行し、時刻情報を提供する。半導体ICは、セキュアな環境に設計されており、外部からの悪意なアクセスに対して耐性をもっている。なお、この機能は、ソフトウェアプログラムで構成されていてもよい。
通信部75及びアダプタ76は、外部バス66、ブリッジ65及びホストバス64を介してCPU61に接続されている。
なお、図示は省略するが、コンテンツ提供側サーバ4も、図6に示したクライアント2と基本的に同様の構成を有するコンピュータにより構成される。そこで、以下の説明においては、図6の構成は、コンテンツ提供側サーバ4や、このコンテンツ提供側サーバ4を構成するコンテンツサーバ、ライセンスサーバ、課金サーバなどの構成としても引用される。
次に、図7を参照して、ポータブルデバイス6の構成を説明する。
電源回路102は、乾電池101から供給される電源電圧を所定の電圧の内部電力に変換して、CPU103〜表示部117に供給することにより、ポータブルデバイス6全体を駆動させる。
USBコントローラ107は、USBコネクタ106を介して、クライアント2とUSBケーブル5を介して接続された場合、クライアント2から転送されたコンテンツを含むデータを、内部バス108を介して、CPU103に供給する。
クライアント2から転送されるデータは、1パケット当たり64バイトのデータから構成され、12Mbit/secの転送レートでクライアント2から転送される。
ポータブルデバイス6に転送されるデータは、ヘッダ及びコンテンツから構成される。ヘッダには、コンテンツID、ファイル名、ヘッダサイズ、コンテンツ鍵、ファイルサイズ、コーデックID、ファイル情報などが格納されているとともに、再生制限処理等に必要な利用条件情報等が格納されている。コンテンツは、ATRAC3などの符号化方式で符号化され、暗号化されている。
ヘッダサイズは、ヘッダのデータ長(例えば、33バイトなど)を表し、ファイルサイズは、コンテンツのデータ長(例えば、33,636,138バイトなど)を表す。
コンテンツ鍵は、暗号化されているコンテンツを復号するための鍵であり、クライアント2とポータブルデバイス6との相互認証の処理で生成されたセッション鍵(一時鍵)を基に暗号化された状態で、クライアント2からポータブルデバイス6に送信される。
ポータブルデバイス6がUSBケーブル5を介してクライアント2のUSBポート73に接続されたとき、ポータブルデバイス6とクライアント2とは、相互認証の処理を実行する。この相互認証の処理は、例えば、チャレンジレスポンス方式の認証の処理である。ちなみに、ポータブルデバイス6のDSP109は、チャレンジレスポンス方式の認証の処理を行うとき、暗号解読(復号)の処理を実行する。
チャレンジレスポンス方式とは、例えば、クライアント2が生成するある値(チャレンジ)に対して、ポータブルデバイス6がクライアント2と共有している秘密鍵を使用して生成した値(レスポンス)で応答する方式である。チャレンジレスポンス方式の相互認証の処理においては、クライアント2が生成する値は認証の処理毎に毎回変化するので、例えば、ポータブルデバイス6が出力した、秘密鍵を使用して生成された値が読み出されて、いわゆる、なりすましの攻撃を受けても、次の相互認証の処理では、相互認証に使用される値が異なるので、クライアント2は不正を検出できる。
コンテンツIDは、コンテンツに対応した、コンテンツを特定するためのIDである。コーデックIDは、コンテンツの符号化方式に対応したIDであり、例えば、コーデックID”1”は、ATRAC3に対応し、コーデックID”0”は、MP3(MPEG(Moving Picture Experts Group) Audio Layer-3)に対応する。
ファイル名は、コンテンツに対応するクライアント2が記録しているコンテンツファイル(後述する)をASCII( American National Standard Code for Information Interchange ) コードに変換したデータであり、ファイル情報は、コンテンツに対応する曲名、アーティスト名、作詞者名、又は作曲者名などをASCIIコードに変換したデータである。
ポータブルデバイス6が、クライアント2からコンテンツとともにコンテンツの書き込み命令を受信した場合、RAM104又はROM105から読み出したメインプログラムを実行するCPU103は、書き込み命令を受け取り、フラッシュメモリコントローラ110を制御して、クライアント2から受信したコンテンツをフラッシュメモリ111に書き込ませる。
フラッシュメモリ111は、約64MByteの記憶容量を有し、コンテンツを記憶する。また、フラッシュメモリ111には、所定の圧縮方式で圧縮されているコンテンツを伸張するための再生用コードが予め格納されている。
なお、フラッシュメモリ111は、ポータブルデバイス6にメモリカードとして着脱可能とすることができるようにしてもよい。
使用者による、図示せぬ再生/停止ボタンの押し下げ操作に対応した再生命令が操作キーコントローラ112を介してCPU103に供給されると、CPU103は、フラッシュメモリコントローラ110に、フラッシュメモリ111から、再生用コードとコンテンツとを読み出させ、DSP109に転送させる。
DSP109は、フラッシュメモリ111から転送された再生用コードに基づいてコンテンツをCRC( Cyclic Redundancy Check ) 方式で誤り検出をした後、再生して、再生したデータ(図7中においてD1で示す)をディジタル/アナログ変換回路113に供給する。
DSP109は、内部に設けられた発信回路とともに一体に構成され、外付けされた水晶で成る発信子109AからのマスタークロックMCLKを基に、コンテンツを再生するとともに、マスタークロックMCLK、マスタークロックMCLKを基に内部の発振回路で生成した所定の周波数のビットクロックBCLK、並びに、フレーム単位のLチャンネルクロックLCLK及びRチャンネルクロックRCLKからなる動作クロックLRCLKをディジタルアナログ変換回路113に供給する。
DSP109は、コンテンツを再生するとき、再生用コードに従って上述の動作クロックをディジタルアナログ変換回路113に供給して、コンテンツを再生しないとき、再生用コードに従って動作クロックの供給を停止して、ディジタルアナログ変換回路113を停止させて、ポータブルデバイス6全体の消費電力量を低減する。
同様に、CPU103及びUSBコントローラ107も、水晶でなる発振子103A又は107Aがそれぞれ外付けされ、発振子103A又は107Aからそれぞれ供給されるマスタークロックMCLKに基づき、所定の処理を実行する。
このように構成することで、ポータブルデバイス6は、CPU103,DSP109,USBコントローラ107等の各回路ブロックに対してクロック供給を行うためのクロック発生モジュールが不要となり、回路構成を簡素化するとともに小型化することができる。
ディジタルアナログ変換回路113は、再生したコンテンツをアナログの音声信号に変換して、これを増幅回路114に供給する。増幅回路114は、音声信号を増幅して、ヘッドフォンジャック115を介して、ヘッドフォンに音声信号を供給する。
このように、ポータブルデバイス6は、再生/停止ボタンが押圧操作されたとき、CPU103の制御に基づいてフラッシュメモリ111に記憶されているコンテンツを再生するとともに、再生中に再生/停止ボタンが押圧操作されたとき、コンテンツの再生を停止する。
ポータブルデバイス6は、停止後に再度再生/停止ボタンが押圧操作されたとき、CPU103の制御に基づいて停止した位置からコンテンツの再生を再開する。再生/停止ボタンが押圧操作により再生を停止して操作が加わることなく数秒間経過したとき、ポータブルデバイス6は、自動的に電源をオフして消費電力を低減する。
因みに、ポータブルデバイス6は、電源がオフになった後に再生/停止ボタンが押圧操作されたとき、前回の停止した位置からコンテンツを再生せず、1曲目から再生する。
また、ポータブルデバイス6のCPU103は、LCDコントローラ116を制御して、表示部117に、再生モードの状態(例えば、リピート再生、イントロ再生など)、イコライザ調整(すなわち、音声信号の周波数帯域に対応した利得の調整)、曲番号、演奏時間、再生、停止、早送り、早戻しなどの状態、音量及び乾電池101の残量等の情報を表示させる。
さらに、ポータブルデバイス6は、EEPROM118に、フラッシュメモリ111に書き込まれているコンテンツの数、それぞれのコンテンツが書き込まれているフラッシュメモリ111のブロック位置及びその他種々のメモリ蓄積情報等のいわゆるFAT( File Allocation Table )を格納する。
因みに、本実施の形態においては、コンテンツは、64KByteを1ブロックとして扱われ、1曲のコンテンツに対応したブロック位置がFATに格納される。
フラッシュメモリ111にFATが格納される場合、例えば、1曲目のコンテンツがCPU103の制御によりフラッシュメモリ111に書き込まれると、1曲目のコンテンツに対応するブロック位置がFATとしてフラッシュメモリ111に書き込まれ、次に、2曲目のコンテンツがフラッシュメモリ111に書き込まれると、2曲目のコンテンツに対応するブロック位置がFATとしてフラッシュメモリ111(1曲目と同一の領域)に書き込まれる。
このように、FATは、フラッシュメモリ111へのコンテンツの書き込みのたびに書き換えられ、更に、データの保護の為、同一のデータがリザーブ用に2重に書き込まれる。
FATがフラッシュメモリ111に書き込まれると、1回のコンテンツの書き込みに対応して、フラッシュメモリ111の同一の領域が2回書き換えられるので、少ないコンテンツの書き込みの回数で、フラッシュメモリ111に規定されている書換えの回数に達してしまい、フラッシュメモリ111の書換えができなくなってしまう。
そこで、ポータブルデバイス6は、FATをEEPROM118に記憶させて、1回のコンテンツの書き込みに対応するフラッシュメモリ111の書換えの頻度を少なくしている。
書換えの回数の多いFATをEEPROM118に記憶させることにより、FATをフラッシュメモリ111に記憶させる場合に比較して、ポータブルデバイス6は、コンテンツの書き込みができる回数を数十倍以上に増やすことができる。更に、CPU103は、EEPROM118にFATを追記するように書き込ませるので、EEPROM118の同一の領域の書換えの頻度を少なくして、EEPROM118が短期間で書換え不能になることを防止する。
ポータブルデバイス6は、USBケーブル5を介してクライアント2に接続されたとき(以下、これをUSB接続と称する)、USBコントローラ107からCPU103に供給される割り込み信号に基づき、USB接続されたことを認識する。
ポータブルデバイス6は、USB接続されたことを認識すると、クライアント2からUSBケーブル5を介して規定電流値の外部電力の供給を受けるとともに、電源回路102を制御して、乾電池101からの電力の供給を停止させる。
CPU103は、USB接続されたとき、DSP109のコンテンツの再生の処理を停止させる。これにより、CPU103は、クライアント2から供給される外部電力が規定電流値を超えてしまうことを防止して、規定電流値の外部電力を常時受けられるように制御する。
このようにCPU103は、USB接続されると、乾電池101から供給される電力からクライアント2から供給される電力に切り換えるので、電力単価の安いクライアント2からの外部電力が使用され、電力単価の高い乾電池101の消費電力が低減され、かくして乾電池101の寿命を延ばすことができる。
なお、CPU103は、クライアント2からUSBケーブル5を介して外部電力の供給を受けたとき、DSP109の再生処理を停止させることにより、DSP109からの輻射を低減させ、その結果としてクライアント2を含むシステム全体の輻射を一段と低減させる。
次に、音楽コンテンツ管理システム1の動作のいくつかの具体例を説明する。
先ず、図8を参照して、EMDサービスにて1週間の再生期限付きの試聴用音楽コンテンツがクライアント2に配信されてから、HDD−PDサービスにて同じ音楽コンテンツを再生期限を無制限にして有料で聞くことができるようにした第1具体例について説明する。
ここでは、コンテンツ提供側サーバ4は、登録処理用のサーバ(ライセンスサーバ)と課金用のサーバも兼用しているとして説明を進める。クライアント2がコンテンツ提供側サーバ4に試聴用の音楽コンテンツの取得要求を送信してきたとき、コンテンツ提供側サーバ4はクライアント2からの取得要求に対応して、ネットワーク3を介して、クライアント2との相互認証に必要な認証鍵をクライアント2に送信するとともに、コンテンツ提供側サーバ4に接続するためのプログラムを送信する。
クライアント2が上記認証鍵を受け取り認証が完了し、上記接続プログラムを実行してコンテンツ提供側サーバ4に接続してから、コンテンツ提供側サーバ4はクライアント2の要求に応じて、ネットワーク3を介して、上記試聴用の音楽コンテンツ12を暗号方式11と共にクライアント2に供給する(図8のステップS21)。また、コンテンツ提供側サーバ4は、EMDサービス用の利用条件記述に関する情報13aもクライアント2に供給する。
クライアント2は、上記ステップS21にて送られてきた暗号方式11、暗号化コンテンツ(試聴用)12、EMDサービス用の利用条件記述に関する情報13aをファイル10の中に格納した状態で記憶する。
この試聴用の音楽コンテンツは無料又は低価格とされており、EMDサービスの利用条件記述に関する情報13aから探すことのできる利用条件記述30aにより、再生期限が1週間と定められている。このため、クライアント2では、上記試聴用の音楽コンテンツを無料又は低価格にて再生することができるが、1週間後には聞けなくなってしまう。ここで例に挙げている音楽コンテンツは試聴用であり、ユーザ側にて期間無制限にて同じ音楽コンテンツを聴きたいという要望には直接対応していない。そこで、コンテンツ提供側では期間無制限にての観賞は新しく権利を購入すれば可能ですという案内をWEBサイトや、或いは購入案内という形で予めコンテンツや暗号化方式などと共に配布してもよい。具体的には、利用条件記述の中ではなく、曲のタイトルや、演奏者とかを記述している部分に、上記権利を買うことのできるホームページのアドレス(URL)を載せておけばよい。ユーザは、上記URLから上記新しい権利を販売しているホームページにアクセスでき、そこから上記新しい権利を購入できる。この例では、新しい利用権利はHDD−PDサービスに関するものである。
例えば、ユーザが上記購入案内を読み、その利用条件での再生を納得する(OK)のであれば、上記HDD−PDサービスによりコンテンツを利用するための権利を購入する(ステップS22)。コンテンツを利用するための権利をステップS22にて購入すると、クライアント2は、コンテンツ提供側からダウンロードすることができたHDD−PDサービス用の利用条件記述に関する情報13bを、既に所有しているファイル10の中に追加する。ファイルフォーマットには暗号化手法が記述してあるので、サービス毎の利用条件記述に関する情報13を複数追加することが可能である。
クライアント2は、HDD−PDサービスの利用条件記述に関する情報13bから上記図3又は図5に示した処理手順にしたがって、利用条件記述30bを探し、利用条件記述30bから上記暗号化鍵を求め、この暗号化した鍵20でファイル10内の暗号化されたコンテンツをコンテンツ復号部40で復号する。コンテンツ復号部40で復号されたオーディオ信号は、例えばスピーカ50やヘッドフォンから出力される。
さらに、HDD−PDサービスでは、コンテンツを利用するための権利を購入したユーザにより、クライアント2のHDDに格納したコンテンツを、USBケーブル5で接続したポータブルデバイス6にチェックアウトすることができる(ステップS23)。このときの、チェックアウト及びチェックインに関する利用条件は、利用条件記述に記述されている。ポータブルデバイス6では、HDD−PDサービスの利用条件記述に関する情報13b’によって探すことができる更新された利用条件記述が記述される。
次に、図9を参照して、EMDサービスにて1週間の再生期限付きの試聴用音楽コンテンツがクライアント2に配信されてから、ユーザがクライアント2にHDD−PDサービスでCD等のメディアをコピーし、これをHDDから再生したり、ポータブルデバイスにチェックアウトする第2具体例について説明する。
コンテンツ提供側サーバ4とクライアント2との認証処理が上述したように行われ、コンテンツ提供側サーバ4はクライアント2の要求に応じて、ネットワーク3を介して、上記試聴用の音楽コンテンツ12を暗号方式11と共にクライアント2に供給する(図9のステップS31)。また、コンテンツ提供側サーバ4は、EMDサービス用の利用条件記述に関する情報13aもクライアント2に供給する。
クライアント2は、上記ステップS21にて送られてきた暗号方式11、暗号化コンテンツ(試聴用)12、EMDサービス用の利用条件記述に関する情報13aをファイル10の中に格納した状態で記憶する。
この試聴用の音楽コンテンツは無料又は低価格とされており、EMDサービスの利用条件記述に関する記述13aから探すことのできる利用条件記述30aにより、再生期限が1週間と定められている。このため、クライアント2では、上記試聴用の音楽コンテンツをダウンロードし、無料又は低価格にて再生することができるが、1週間後には聞けなくなってしまう。
ユーザは、上記試聴用の音楽コンテンツが気に入り、同じコンテンツのCD等のメディア7を購入等して、HDD−PDサービスにより、メディア7から読みとったコンテンツを、所定の圧縮方式で圧縮して、所定の暗号化方式で暗号化してHDDに記録する(ステップS32)。このとき、HDD−PDサービスにおいて、クライアント2は、コンテンツの再生条件に応じて、HDD−PDサービス用の利用条件記述に関する情報13bを既に所有しているファイル10の中に追加する。ファイルフォーマットには暗号化手法が記述してあるので、サービス毎の利用条件記述に関する情報を複数追加することは可能である。
クライアント2は、HDD−PDサービスの利用条件記述に関する情報13bから上記図3又は図5に示した処理手順にしたがって利用条件記述30bを探し、利用条件記述30bから、上記暗号化鍵20を求め、この暗号化した鍵20でファイル10内の暗号化されたコンテンツをコンテンツ復号部40で復号する。コンテンツ復号部40で復号されたオーディオ信号は、例えばスピーカ50やヘッドフォンから出力される。
また、HDDからポータブルデバイス6にコンテンツを移動、又はコピーするとき、利用条件情報を変更、又は更新して、コンテンツと共にポータブルデバイス6の記録媒体に記録する(ステップS33)。
次に、図10を参照して、EMDサービスで1週間の再生期限付きの試聴用音楽コンテンツがクライアント2に配信されてからクライアント2が他のクライアント120に同じファイル10を渡し、他のクライアント120にて再生する第3具体例について説明する。
コンテンツ提供側サーバ4とクライアント2との認証処理が上述したように行われ、コンテンツ提供側サーバ4はクライアント2の要求に応じて、ネットワーク3を介して、上記試聴用の音楽コンテンツ12を暗号方式11と共にクライアント2に供給する(図10のステップS41)。また、コンテンツ提供側サーバ4は、EMDサービス用の利用条件記述に関する記述13aもクライアント2に供給する。
クライアント2は、上記ステップS41にて送られてきた暗号方式11、暗号化コンテンツ(試聴用)12、EMDサービス用の利用条件記述に関する情報13aをファイル10の中に格納した状態で記憶する。
試聴用の音楽コンテンツは無料又は低価格とされており、EMDサービスの利用条件記述に関する記述13aから探すことのできる利用条件記述30aにより、再生期限が1週間と定められている。クライアント2では、上記試聴用の音楽コンテンツが気にいったので、すぐにHDD−PDサービスによる利用の権利を購入して(ステップS42)、同一の音楽コンテンツを再生期間無制限に観賞できるようにした。このとき、クライアント2は、ステップS42にて購入し、コンテンツ提供側からダウンロードすることができたHDD−PDサービス用の利用条件記述に関する情報13bを、既に所有しているファイル10の中に追加する。ファイルフォーマットには暗号化手法が記述してあるので、サービス毎の利用条件を複数追加することは可能である。もちろん、HDD−PDサービスでは、コンテンツを利用するための権利を購入したユーザにより、クライアント2のHDDに格納したコンテンツを、USBケーブル5で接続したポータブルデバイス6にチェックアウトすることができる。このときの、チェックアウト及びチェックインに関する利用条件は、利用条件記述に記述されている。ポータブルデバイス6では、HDD−PDサービスの利用条件記述に関する記述13b’によって探すことができる更新された利用条件記述が記述される。
次に、クライアント2は、未だEMDサービスによる試聴の再生期限が過ぎていないのでこれを友人に聞かせてやりたいと思った。ファイル10には1週間以内であれば他のクライアントに渡すことを制限する記述はない。そこで、クライアント2は、他のクライアント120に、ファイル10をコピー等して渡す(ステップS44)。クライアント120は、ファイル10からそのサービスの利用条件記述に関する情報13を探し、その記述13から得た情報から利用条件記述を探し、利用条件記述にある上記暗号化した鍵20を求めるための情報から暗号化した鍵20を求め、この暗号化した鍵20でファイル10内の暗号化されたコンテンツ12をコンテンツ復号部40で復号する。コンテンツ復号部40で復号されたオーディオ信号は、例えばスピーカやヘッドフォンから出力される。
しかし、他のクライアント120では、上記クライアント2にて対応できたHDD−PDサービスには対応できない。これは、HDD−PDサービスの利用条件に、ポータブルデバイスへのリッピングは自分(クライアント2)でしかできないという記述があるためである。
クライアント2では、コンテンツを利用するための権利を購入しており、この権利の購入を条件にHDD−PDサービスの利用が可能となるということを前提としている。したがって、HDD−PDサービスを有効にして、ファイル10の音楽コンテンツを用いるときに、クライアント2で生成される利用条件には他のクライアントでのHDD−PDサービスの利用を許可しない条件を入れておきたい。具体的には、クライアント2でHDD−PDサービスの利用条件を生成するときに、クライアント2が内蔵しているHDD又は外付けしているHDDの識別コードHD−IDを用いた記述とすればよい。また、クライアント2に固有の識別コードでもよい。
クライアント2の上記HD−IDを記述の完全性と関連づければクライアント2のみでの完全性を確認できるが、クライアント120での完全性は確認できなくなる。したがって、コンテンツを利用するための権利を購入していないクライアント120での、クライアント2によるHDD−PDサービスの利用はできない(ステップS45)。
以上に説明したように、音楽コンテンツ管理システム1におけるクライアント2では、一つのファイルの中の同一のコンテンツを異なったサービスでも利用することが可能となる。また、一つのファイルのフォーマットに、サービス毎に異なる利用条件を複数記述することが可能となる。また、一つのファイルのフォーマットに、サービス毎に異なる利用条件を追加して記述することが可能となる。また、一つのファイルに格納されている暗号化コンテンツの異なるサービス毎の暗号化鍵の取扱いをサービス依存にすることが可能となる。また、ファイルフォーマットの変更無く、サービスを追加することが可能となる。
また、音楽コンテンツ管理システム1は、一つのファイルの中の同一のコンテンツを異なったサービスでも利用することを可能として、クライアント2にコンテンツデータを再生させる。
音楽コンテンツ管理システムの全体構成図である。 クライアントが扱うファイル内の構成と復号に至る処理を簡略的に示す図である。 クライアントにてコンテンツを利用する際の処理手順を示すフローチャートである。 サービスの利用条件記述をチェックしてから、暗号化鍵を求めるという処理への移行の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 クライアントにてコンテンツを利用する際に、記述の完全性を確認してからコンテンツを再生する処理手順を示すフローチャートである。 クライアントのハードウェア構成を示すブロック図である。 ポータブルデバイスのハードウェア構成を示すブロック図である。 音楽コンテンツ管理システムの第1具体例を説明するための図である。 音楽コンテンツ管理システムの第2具体例を説明するための図である。 音楽コンテンツ管理システムの第3具体例を説明するための図である。
符号の説明
1 音楽コンテンツ管理システム、2 クライアント、3 ネットワーク、4 コンテンツ提供側サーバ、5 USBケーブル、6 ポータブルデバイス

Claims (4)

  1. ネットワーク及び記録媒体の少なくとも一方にて配信されたコンテンツデータを処理するコンテンツデータ処理装置であって、
    上記コンテンツデータを暗号化して保存しておくためのファイルと、上記コンテンツデータを暗号化したコンテンツ暗号化鍵と、上記コンテンツデータを提供側サーバからネットワークを介してダウンロードするEMDサービスのEMD利用条件記述と上記コンテンツデータをポータブルデバイスに移動又はコピーするHDD−PDサービスのHDD−PD利用条件記述とを有するサービス毎の利用条件記述とを用いて上記コンテンツ暗号化鍵で暗号化された暗号化コンテンツデータを復号するデータ処理手段を備え、
    上記ファイルには、上記コンテンツデータの暗号化方式であるDES(Data Encryption Standard)と、上記暗号化コンテンツデータと、上記サービス毎の利用条件記述を探すための複数種類の利用条件記述に関する情報とが格納され、
    上記サービス毎の利用条件記述は、上記コンテンツデータの利用条件と、上記コンテンツ暗号化鍵を求めるための関数に代入され、該コンテンツ暗号化鍵を生成するための情報とからなり、
    上記データ処理手段は、上記ファイルから上記利用条件記述に関する情報を取得し、該利用条件記述に関する情報から上記サービス毎の利用条件記述を取得し、該サービス毎の利用条件記述の上記暗号化コンテンツデータの利用条件を評価して該暗号化コンテンツデータが利用可能か否かを判断し、利用可能な場合には、該サービス毎の利用条件記述の上記コンテンツ暗号化鍵を生成するための情報から上記コンテンツ暗号化鍵を生成し、該コンテンツ暗号化鍵と上記コンテンツデータの暗号化方式とを用いて上記暗号化コンテンツデータを復号し、
    上記データ処理手段で復号された暗号化コンテンツデータを他のコンテンツデータ処理装置に送信する際には、該他のコンテンツデータ処理装置での上記HDD−PDサービスの利用を許可しないための利用条件記述として当該コンテンツデータ処理装置に固有の識別コードを用いた記述を上記ファイルにさらに追加するコンテンツデータ処理装置。
  2. ネットワーク及び記録媒体の少なくとも一方にて配信されたコンテンツデータを処理するためにコンテンツデータ処理装置で実行されるコンテンツデータ処理方法であって、
    上記コンテンツデータを暗号化して保存しておくためのファイルと、上記コンテンツデータを暗号化したコンテンツ暗号化鍵と、上記コンテンツデータを提供側サーバからネットワークを介してダウンロードするEMDサービスのEMD利用条件記述と上記コンテンツデータをポータブルデバイスに移動又はコピーするHDD−PDサービスのHDD−PD利用条件記述とを有するサービス毎の利用条件記述とを用いて上記コンテンツ暗号化鍵で暗号化された暗号化コンテンツデータを復号するデータ処理工程を有し、
    上記ファイルには、上記コンテンツデータの暗号化方式であるDES(Data Encryption Standard)と、上記暗号化コンテンツデータと、上記サービス毎の利用条件記述を探すための複数種類の利用条件記述に関する情報とが格納され、
    上記サービス毎の利用条件記述は、上記コンテンツデータの利用条件と、上記コンテンツ暗号化鍵を求めるための関数に代入され、該コンテンツ暗号化鍵を生成するための情報とからなり、
    上記ファイルから上記利用条件記述に関する情報を取得する工程と、
    上記サービス毎の利用条件記述に関する情報から上記利用条件記述を取得する工程と、
    上記サービス毎の利用条件記述の上記暗号化コンテンツデータの利用条件を評価して該暗号化コンテンツデータが利用可能か否かを判断する工程と、
    上記暗号化コンテンツデータが利用可能な場合には、上記利用条件記述の上記コンテンツ暗号化鍵を生成するための情報から上記コンテンツ暗号化鍵を生成する工程と、
    上記コンテンツ暗号化鍵と上記コンテンツデータの暗号化方式とを用いて上記暗号化コンテンツデータを復号する工程とを有し、
    上記復号された暗号化コンテンツデータを上記コンテンツデータ処理装置外の他のコンテンツデータ処理装置に送信する際に、該他のコンテンツデータ処理装置での上記HDD−PDサービスの利用を許可しないための利用条件記述として上記コンテンツデータ処理装置に固有の識別コードを用いた記述を上記ファイルにさらに追加するコンテンツデータ処理方法。
  3. ネットワーク及び記録媒体の少なくとも一方にて配信されたコンテンツデータを処理するコンテンツデータ処理装置と、該コンテンツデータをネットワークを介して上記コンテンツデータ処理装置に提供する提供側サーバとからなるコンテンツデータ管理システムであって、
    上記コンテンツデータ処理装置は、上記コンテンツデータを暗号化して保存しておくためのファイルと、上記コンテンツデータを暗号化したコンテンツ暗号化鍵と、上記コンテンツデータを上記提供側サーバからネットワークを介してダウンロードするEMDサービスのEMD利用条件記述と上記コンテンツデータをポータブルデバイスに移動又はコピーするHDD−PDサービスのHDD−PD利用条件記述とを有するサービス毎の利用条件記述とを用いて上記コンテンツ暗号化鍵で暗号化された暗号化コンテンツデータを復号するデータ処理手段を備え、
    上記ファイルには、上記コンテンツデータの暗号化方式であるDES(Data Encryption Standard)と、上記暗号化コンテンツデータと、上記サービス毎の利用条件記述を探すための複数種類の利用条件記述に関する情報とが格納され、
    上記サービス毎の利用条件記述は、上記コンテンツデータの利用条件と、上記コンテンツ暗号化鍵を求めるための関数に代入され、該コンテンツ暗号化鍵を生成するための情報とからなり、
    上記データ処理手段は、上記ファイルから上記利用条件記述に関する情報を取得し、該利用条件記述に関する情報から上記サービス毎の利用条件記述を取得し、該サービス毎の利用条件記述の上記暗号化コンテンツデータの利用条件を評価して該暗号化コンテンツデータが利用可能か否かを判断し、利用可能な場合には、該サービス毎の利用条件記述の上記コンテンツ暗号化鍵を生成するための情報から上記コンテンツ暗号化鍵を生成し、該コンテンツ暗号化鍵と上記コンテンツデータの暗号化方式とを用いて上記暗号化コンテンツデータを復号し、
    上記データ処理手段で復号された暗号化コンテンツデータを上記コンテンツデータ処理装置外の他のコンテンツデータ処理装置に送信する際には、該他のコンテンツデータ処理装置での上記HDD−PDサービスの利用を許可しないための利用条件記述として上記コンテンツデータ処理装置に固有の識別コードを用いた記述を上記ファイルにさらに追加するコンテンツデータ管理システム。
  4. ネットワーク及び記録媒体の少なくとも一方にて配信されたコンテンツデータを処理するコンテンツデータ処理装置と、コンテンツデータをネットワークを介して該コンテンツデータ処理装置に提供する提供側サーバとからなるコンテンツデータ管理システムによって実行されるコンテンツデータ管理方法であって、
    上記コンテンツデータを暗号化して保存しておくためのファイルと、上記コンテンツデータを暗号化したコンテンツ暗号化鍵と、上記コンテンツデータを提供側サーバからネットワークを介してダウンロードするEMDサービスのEMD利用条件記述と上記コンテンツデータをポータブルデバイスに移動又はコピーするHDD−PDサービスのHDD−PD利用条件記述とを有するサービス毎の利用条件記述とを用いて上記コンテンツ暗号化鍵で暗号化されたコンテンツデータを復号するデータ処理工程を有し、
    上記ファイルには、上記コンテンツデータの暗号化方式であるDES(Data Encryption Standard)と、上記暗号化コンテンツデータと、上記サービス毎の利用条件記述を探すための複数種類の利用条件記述に関する情報とが格納され、
    上記利用条件記述は、上記コンテンツデータの利用条件と、上記コンテンツ暗号化鍵を求めるための関数に代入され、該コンテンツ暗号化鍵を生成するための情報とからなり、
    上記ファイルから上記利用条件記述に関する情報を取得する工程と、
    上記利用条件記述に関する情報から上記利用条件記述を取得する工程と、
    上記利用条件記述の上記暗号化コンテンツデータの利用条件を評価して該暗号化コンテンツデータが利用可能か否かを判断する工程と、
    上記暗号化コンテンツデータが利用可能な場合には、上記利用条件記述の上記コンテンツ暗号化鍵を生成するための情報から上記コンテンツ暗号化鍵を生成する工程と、
    上記コンテンツ暗号化鍵と上記コンテンツデータの暗号化方式とを用いて上記暗号化コンテンツデータを復号する工程とを有し、
    上記復号された暗号化コンテンツデータを上記コンテンツデータ処理装置外の他のコンテンツデータ処理装置に送信する際に、該他のコンテンツデータ処理装置での上記HDD−PDサービスの利用を許可しないための利用条件記述として上記コンテンツデータ処理装置に固有の識別コードを用いた記述を上記ファイルにさらに追加するコンテンツデータ管理方法。
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