[go: up one dir, main page]

JP4648011B2 - 芳香族溶剤を含まないシリコーン粘着剤組成物およびそれを塗工した粘着テープ、シートまたはラベル - Google Patents

芳香族溶剤を含まないシリコーン粘着剤組成物およびそれを塗工した粘着テープ、シートまたはラベル Download PDF

Info

Publication number
JP4648011B2
JP4648011B2 JP2005005848A JP2005005848A JP4648011B2 JP 4648011 B2 JP4648011 B2 JP 4648011B2 JP 2005005848 A JP2005005848 A JP 2005005848A JP 2005005848 A JP2005005848 A JP 2005005848A JP 4648011 B2 JP4648011 B2 JP 4648011B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
sio
group
units
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2005005848A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006193598A (ja
Inventor
俊司 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority to JP2005005848A priority Critical patent/JP4648011B2/ja
Priority to TW95101242A priority patent/TWI383030B/zh
Publication of JP2006193598A publication Critical patent/JP2006193598A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4648011B2 publication Critical patent/JP4648011B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)

Description

本発明は、芳香族溶剤を含まないシリコーン粘着剤組成物およびそれを塗工した粘着テープ、シートまたはラベルに関する
シリコーン粘着剤を使用した粘着テープや粘着ラベルは、シリコーン粘着剤層が耐熱性、耐寒性、耐候性、電気絶縁性及び耐薬品性に優れることから、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、などの有機系粘着剤では変質・劣化してしまうような厳しい環境下で使用されている。また、種々の被着体に対しても良好に粘着することから、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、などの有機系粘着剤では粘着が困難なポリオレフィン樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、水分を含有する表面に対して使用されている。
たとえば、電子・電気部品製造時や加工時、組立時にシリコーン粘着剤を用いた粘着テープが用いられる。この製造工程で加熱処理を行う場合、全面もしくは部分的に保護したりマスキングや仮固定が必要になることがある。このような用途に用いられる粘着テープや、高温にさらされる電子・電気部品の製造、固定、結束などに用いる粘着テープには250℃を越える加熱後でも耐熱性を有するシリコーン粘着剤を用いたものが好適である。しかし、近年、電子・電気部品を製造、加工の工程は多段階になり、加熱、冷却、洗浄、照射などが繰り返されることもあり、高度に精密化、複雑化している。さらに、無塵化を目的にクリーンルーム、クリーンブースなど閉鎖された空間で、処理されることも多い。
しかし、シリコーン粘着剤の原料の一つであるMQレジンは、R SiO0.5単位およびSiO単位を含有し、R SiO0.5単位/SiO単位のモル比が0.6〜1.7であるポリオルガノシロキサン(Rは炭素数1から10の1価炭化水素基)からなり、トルエンまたはキシレンを溶剤とする反応系中で製造される。このポリオルガノシロキサンは、溶剤を除去すると固体になるため、工業的にはトルエンまたはキシレン溶液として取り扱われる。シリコーン粘着剤を製造する場合も、MQレジンはトルエンまたはキシレンなどの溶液として使用されるため、従来、公知のシリコーン粘着剤組成物はこれらの芳香族溶剤を含有する。
粘着テープ、シートまたはレベルを製造するには、シリコーン粘着剤組成物をプラスチックフィルムなどの基材に塗工して、加熱することにより硬化させて粘着剤層を形成させるが、上記のようにして製造されたシリコーン粘着剤組成物を用いた場合、加熱工程を経ても微量の芳香族溶剤が粘着剤層に残留することが避けられなかった。
従って、これらのシリコーン粘着剤を用いた粘着テープや粘着ラベルを被着体に貼りつけたりマスキングし、100〜250℃の高温の履歴を受けた場合、粘着剤層に残留する微量のトルエン、キシレン、エチルベンゼン、ベンゼン、などの芳香族炭化水素が揮発することがあった。これら芳香族炭化水素はシリコーン粘着剤組成物に含まれているものである。上記のような電気・電子部品の製造工程における閉鎖された空間で、シリコーン粘着剤を用いた粘着テープを使用し、芳香族炭化水素の揮発物質が発生し、さらにそのあとの工程で紫外線照射がおこなわれた場合、芳香族炭化水素により紫外線が吸収されてしまい、効率的に照射がおこなわれないという問題をひきおこすことがある。
また、建築、内装などにおける粘着テープ・粘着ラベルの用途では、被着体の表面が、撥水、撥油、汚れ防止などを目的に、シリコーン樹脂やフッ素樹脂が含有していたり、シリコーン処理、フッ素処理されていることがあるため、シリコーン粘着剤が使用されることがある。壁紙貼付用粘着紙、家具などの化粧板等貼付用粘着紙、防水・気密用粘着テープ、屋内内装固定用粘着テープ、補修用テープ、装飾固定用テープ、ガラス飛散防止用粘着フィルム、遮光用粘着フィルム、自動車内装固定用テープ、など、住環境で使用される粘着テープ、粘着ラベルでは、芳香族炭化水素溶剤が残留し、それが揮発し、室内空気に滞留した場合、それが極微量であっても、化学物質アレルギー、シックハウス症候群、化学物質過敏症、などの原因となるおそれがある。
さらに、貼付薬や、絆創膏、サージカルテープ、スポーツ用テーピングテープなど、直接、皮膚に貼り付けるような用途では、芳香族炭化水素溶剤の残留があると、皮膚への刺激が問題になる
本発明は、上記事情を改善したもので、芳香族炭化水素溶剤を含有せず、残留・揮発する物質による、電子・電気部品の汚染、人体への影響、皮膚への刺激を防ぐことが可能なシリコーン粘着剤組成物を簡便に提供することを目的とする。
特公昭30−5186号公報 特公昭32−5099号公報
本発明者は、鋭意検討を行った結果、芳香族炭化水素溶剤を使用せずに製造した R SiO0.5単位およびSiO単位を含有し、R SiO0.5単位/SiO単位のモル比が0.6〜1.7であるポリオルガノシロキサン を用いて製造されたシリコーン粘着剤組成物が、上記目的を達成するのに有効であることを知見した。
本発明のシリコーン粘着剤組成物としては、有機過酸化物硬化型、付加反応硬化型等のいずれでもよい。
過酸化物硬化型シリコーン粘着剤組成物としては次のものが用いられる。
(A)ポリジオルガノシロキサン 20〜80質量部
(B)R SiO0.5単位およびSiO単位を含有し、R SiO0.5単位/SiO単位のモル比が0.6〜1.7であるポリオルガノシロキサン(Rは炭素数1から10の1価炭化水素基。) 80〜20質量部
(C)有機過酸化物硬化剤
(A)、(B)の合計100質量部に対して 0.5〜5.0質量部
(D)脂肪族有機溶剤
(A)、(B)の合計100質量部に対して 25〜900質量部
からなり、(B)成分が、芳香族炭化水素溶剤を使用せずに製造されたものであることを特徴とする過酸化物硬化型シリコーン粘着剤組成物を提供する。
付加反応硬化型シリコーン粘着剤組成物としては次のものが用いられる。
(A′)1分子中に2個以上のアルケニル基を有するポリジオルガノシロキサン 20〜80質量部
(B)R SiO0.5単位およびSiO単位を含有し、R SiO0.5単位/SiO単位のモル比が0.6〜1.7であるポリオルガノシロキサン(Rは炭素数1から10の1価炭化水素基。) 80〜20質量部
(E)SiH基を含有するポリオルガノシロキサン
(A′)成分中のアルケニル基に対する(E)成分中のSiH基のモル比が0.5〜20となる量
(F)制御剤 (A′)、(B)の合計100質量部に対して 0〜8.0質量部
(G)白金触媒(A′)、(B)成分の合計に対し白金分として 5〜2000ppm
(D)脂肪族有機溶剤
(A′)、(B)の合計100質量部に対して 25〜900質量部
からなり、(B)成分が芳香族炭化水素溶剤を使用せずに製造されたものであることを特徴とする付加反応型シリコーン粘着剤組成物を提供する。
本発明により、芳香族溶剤を含まないシリコーン粘着剤組成物を得ることができる。
この場合、これらシリコーン粘着剤組成物は、優れた粘着テープ、粘着シート、粘着ラベル用などに有効に用いられる。
過酸化物硬化型シリコーン粘着剤組成物
以下、更に詳述すると、過酸化物硬化型シリコーン粘着剤組成物として用いられる(A)成分はポリジオルガノシロキサンであり、下記式で示される。分子鎖末端がOH基である化2で示されるものが好ましい。
Figure 0004648011
Figure 0004648011

(式中、Rは同一または異種の炭素数1から10の炭化水素基。pはこのポリジオルガノシロキサンの25℃における粘度を500mPa・s以上とする数である。)
ここで、Rとしては、炭素数1〜10の一価炭化水素基が好ましく、例示すると、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などのアルキル基、シクロヘキシル基などのシクロアルキル基、フェニル基、トリル基などのアリール基、ビニル基、アリル基、ヘキセニル基などのアルケニル基などであり、さらに、これらの基の炭素原子に結合した水素原子の一部または全部を他の基で置換した、3−アミノプロピル基、3,3,3−トリフロロプロピル基、3−ヒドロキシプロピル基、なども例示される。特にメチル基、フェニル基が好ましい。
このポリジオルガノシロキサンの性状はオイル状、生ゴム状であればよい。(A)成分の粘度は25℃において、オイル状のものであれば500mPa・s以上。特に10,000 mPa・s以上が好ましい。500mPa・s以下では硬化性が低下したり、凝集力(保持力)が低下するため不適である。また、生ゴム状のものであれば、30%の濃度となるようにトルエンで溶解したときの粘度が100,000 mPa・s以下が好ましい。100,000 mPa・sを越えると、組成物が高粘度となりすぎて製造時の撹拌が困難になる。さらに、(A)成分は2種以上を併用してもよい。
(A)成分は、通常、オクタメチルシクロテトラシロキサンなどのモノマーを、触媒を用いて開環重合させて製造するが、重合後は環状の低分子シロキサンを含有しているため、この環状低分子シロキサンを加熱および/または減圧下で不活性気体を通気させながら、留去したものを用いることが好ましい。
(B)成分は、R SiO0.5単位(Rは炭素数1から10の1価炭化水素基。)およびSiO単位を含有し、R SiO0.5単位/SiO単位のモル比が0.6〜1.7、さらに好ましくは0.7〜0.9であるポリオルガノシロキサンである。R SiO0.5単位/SiO単位のモル比が0.6未満では粘着力やタックが低下することがあり、1.7を越えると粘着力や保持力が低下することがある。Rは、メチル基、エチル基 、プロピル基、ブチル基などのアルキル基、シクロアルキル基、フェニル基、ビニル基、アリル基、ヘキセニル基があげられる。さらに、これらの基の炭素原子に結合した水素原子の一部または全部を他の基で置換した、3−アミノプロピル基、3,3,3−トリフロロプロピル基、3−ヒドロキシプロピル基、なども例示される。メチル基が好ましい。
(B)成分はOH基を含有していてもよく、OH基含有量は0.01〜4.0質量%のものが好ましい。OH基が0.01質量%未満では粘着剤の凝集力が低くなることがあり、4.0質量%を超えるものは粘着剤のタックが低下する理由により好ましくない。また、本発明の特性を損なわない範囲でRSiO1.5単位、R SiO単位を(B)成分中に含有させることも可能である。なお、(B)成分は2種以上を併用してもよい。
本発明で用いる(B)成分は、芳香族溶剤を用いずに製造されたものである。
その製造方法としては、例えば、(a)ケイ酸ナトリウムを水とを含有する溶媒中、酸の存在下でヒドロゾルを生成させる工程と、ヒドロゾルとトリオルガノハロシランとを反応させる工程を含む方法、(b)トリオルガノハロシランと酸を含む混合系中にケイ酸ナトリウムを添加する工程を含む方法、(c)テトラアルコキシシランおよびまたはその加水分解物とヘキサオルガノジシロキサンを、酸と水の存在下で反応させる工程を含む方法、いずれの方法でも可能である。
さらに(a)法について詳述すれば、米国特許第2676182号、第2814601号で公知の方法である。すなわち、ケイ酸ナトリウムを水とを含有する溶媒中、酸の存在下でヒドロゾルを生成させたのち、アルコールを添加してヒドロゾルを安定化させ、次いで、ヒドロゾルとトリオルガノハロシランとを反応させ、脂肪族炭化水素溶剤を添加する工程を含むものとすることが好ましい。さらに、反応終了後に目的のオルガノポリシロキサンを含む有機層と水層を分離し、必要に応じて有機層中に残留するアルコールと酸を、水洗により除去し、およびまたは塩基で中和する工程を含むもの、とすることが好ましい。さらに必要に応じて、残留する水の脱水や、塩基触媒による縮合、オルガノポリシロキサンの濃度を調整するために非芳香族溶剤などを添加する工程を追加してもよい。
さらに(b)法について詳述すれば、特開2003−213000号で公知の方法である。すなわち、トリオルガノハロシランと酸を含む混合系中に、室温での水に対する溶解度が1から100である含酸素溶剤を添加し、さらにケイ酸ナトリウムと水の混合物を添加して反応させる工程を含むものとすることが好ましい。さらに、反応終了後に目的のオルガノポリシロキサンを含む有機層と水層を分離し、必要に応じて有機層中に残留するアルコールと酸を、水洗により除去し、およびまたは塩基で中和する工程を含むもの、とすることが好ましい。さらに必要に応じて、残留する水の脱水や、塩基触媒による縮合、オルガノポリシロキサンの濃度を調整するために非芳香族溶剤などを添加する工程を追加してもよい。
さらに(c)法について詳述すれば、特開昭61−195129号、特公平6−23253号及び特公平6−33335号で公知の方法である。すなわち、テトラアルコキシシランおよびまたはその加水分解物とヘキサオルガノジシロキサンを、酸と水を添加して反応させる工程を含むものとすることが好ましい。さらに、反応終了後に目的のオルガノポリシロキサンを含む有機層と水層を分離し、必要に応じて有機層中に残留するアルコールと酸を、水洗により除去し、およびまたは塩基で中和する工程を含むもの、とすることが好ましい。さらに必要に応じて、残留する水の脱水や、塩基触媒による縮合、オルガノポリシロキサンの濃度を調整するために非芳香族溶剤などを添加する工程を追加してもよい。
(A)、(B)成分の配合比は質量比として20/80〜80/20、特に30/70〜70/30とすることが好ましい。(A)成分のポリジオルガノシロキサンの配合比が20/80より低いと粘着力や保持力が低下し、80/20を越えると粘着力やタックが低下する。
(C)成分は有機過酸化物硬化剤で、具体的にはジベンゾイルパーオキサイド、4、4’−ジメチルジベンゾイルパーオキサイド、3、3’−ジメチルジベンゾイルパーオキサイド、2、2’−ジメチルジベンゾイルパーオキサイド、2、2’、4、4’−テトラクロロジベンゾイルパーオキサイド、クミルパーオキサイド、などを例示できる。
(C)成分の配合量は成分(A)、(B)の合計100質量部に対して0.5〜5質量部の範囲であればよい。とくに1〜4質量部が好ましい。0.5質量部未満では硬化性や保持力が低下することがある。5質量部を越えると粘着剤層に着色が生じたり、粘着力が低下することがある。(C)成分の形態は特に限定されない。(C)成分の単独、(C)成分を有機溶剤に希釈したもの、水に分散させたもの、シリコーンオイルなどに分散させペースト状にしたもの、などがあげられる。(C)成分は2種以上を併用してもよい。
(D)成分は脂肪族有機溶剤で、芳香族炭化水素溶剤以外のもので、上記した(A)〜(C)成分を均一に溶解するものがあげられる。具体的にはヘキサン、ヘプタン、オクタン、イソオクタン、デカン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、イソパラフィン、などの脂肪族炭化水素系溶剤、アセトン、メチルエチルケトン、2−ペンタノン、3−ペンタノン、2−ヘキサノン、2−ヘプタノン、4−ヘプタノン、メチルイソブチルケトン、ジイソブチルケトン、アセトニルアセトン、シクロヘキサノンなどのケトン系溶剤、
ギ酸エチル、ギ酸プロピル、ギ酸ブチル、ギ酸イソブチル、ギ酸ペンチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル、酢酸ペンチル、酢酸イソペンチル、3−メトキシブチルアセタート、2−エチルブチルアセタート、2−エチルヘキシルアセタート、酢酸シクロヘキシル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、プロピオン酸ブチル、プロピオン酸イソペンチル、酪酸エチル、酪酸ブチル、イソ酪酸ブチル、γ−ブチロラクトン、シュウ酸ジエチル、エチレングリコールモノアセタート、エチレングリコールモノエステル類、エチレングリコールジエステル類、ジエチレングリコールモノエステル類、ジエチレングリコールジエステル類、炭酸ジエチル、炭酸エチレン、炭酸プロピレンなどのエステル系溶剤、
ジエチルエーテル、ジプロピルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、プロピレングリコールジメチルエーテル、アセタール、1,4−ジオキサンなどのエーテル系溶剤、
メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール、などのアルコール系溶剤、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル系溶剤、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、アセトアミド、N−メチルアセトアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、2−ピロリドン、N−メチルピロリドン、などのアミド系溶剤、
エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、ジアセトンアルコール、乳酸メチル、乳酸エチル、2−メトキシエチルアセタート、2−エトキシエチルアセタート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセタート、2−ブトキシエチルアセタート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセタート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセタート、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル、などの複官能性溶剤、
ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、トリス(トリメチルシロキシ)メチルシラン、テトラキス(トリメチルシロキシ)シラン、などのシロキサン系溶剤、
またはこれらの混合溶剤、などがあげられる。ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、スチレン等の芳香族炭化水素溶剤を含まない。さらに、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、トリクロロエタン、ブロモホルム、フロン類などのハロゲン系溶剤を含まない ヘキサン、ヘプタン、イソオクタン、オクタン、デカン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、イソパラフィンなどの脂肪族炭化水素系溶剤が好ましい。また脂肪族炭化水素系溶剤と、エーテル系溶剤、エステル系溶剤、エーテル基とエステル基の両方を有する溶剤などとの混合溶剤も好ましい。
本発明の組成物は、(A)成分、(B)成分、(D)成分の一部または全部を混合溶解することにより製造される。通常、不揮発分の濃度を、例えば30〜80質量%に調整し、保管、輸送のために容器に充填される。粘着テープ、粘着シート、粘着ラベルなどを製造する際は、このものを、必要に応じて有機溶剤で希釈し、(C)成分を添加、混合して、後に示す種々の基材に塗工される。
または、(A)成分、(B)成分、(D)成分の一部または全部を塩基触媒存在下で室温または加熱下で混合して製造される。塩基触媒としては、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウムなどの金属水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどの炭酸塩、炭酸水素ナトリウム、などの炭酸水素塩、ナトリウムメトキシド、カリウムブトキシドなどの金属アルコキシド、ブチルリチウムなどの有機金属、カリウムシラノレート、アンモニアガス、アンモニア水、メチルアミン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、などの窒素化合物、などがあげられる。アンモニアガス、アンモニア水が好ましい。温度は、20〜150℃とすることができる。通常は、室温ないし有機溶剤の還流温度でおこなえばよい。時間は、特に限定されないが、0.5時間から10時間、好ましくは1時間から6時間とすればよい。
さらに、反応終了後、必要に応じて、塩基触媒を中和する中和剤を添加しても良い。中和剤としては、塩化水素、二酸化炭素などの酸性ガス、酢酸、オクチル酸、クエン酸などの有機酸、塩酸、硫酸、リン酸などの鉱酸、などがあげられる。
この生成物は、通常、保管、輸送のために容器に充填される。粘着テープ、粘着シート、粘着ラベルなどを製造する際は、この生成物を、必要に応じて有機溶剤で希釈し、(C)成分を添加、混合して、後に示す種々の基材に塗工される。
上記のような方法によらず、例えば従来の芳香族溶剤を使用して製造された(B)成分を用いて製造したシリコーン粘着剤組成物を用いて製造した粘着テープには、芳香族溶剤の残留をなくすことができない。また、芳香族溶剤を使用して製造された(B)成分から加熱、減圧などの方法により溶剤を除去し、これを用いてシリコーン粘着剤組成物が製造することもおこなわれるが、この場合でも、微量の芳香族溶剤が残留することが避けられない。
付加反応硬化型シリコーン粘着剤組成物
付加反応硬化型シリコーン粘着剤組成物として用いられる(A′)成分は、アルケニル基含有ポリジオルガノシロキサンであり、下記式で示されるものであることが好ましい。
Figure 0004648011
Figure 0004648011

(式中、Rは脂肪属不飽和結合を有さない1価炭化水素基、Rはアルケニル基含有有機基であり、aは0〜3の整数、好ましくは1、mは0以上、nは100以上の整数であり、aが0のときmは2以上。また、m+nはこのポリジオルガノシロキサンの25℃における粘度を500 mPa・s以上とする数である。)
ここで、Rとしては、炭素数1〜10のものが好ましく、例示すると、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などのアルキル基、シクロヘキシル基などのシクロアルキル基、フェニル基、トリル基などのアリール基などであり、さらに、これらの基の炭素原子に結合した水素原子の一部または全部を他の基で置換した、3−アミノプロピル基、3,3,3−トリフロロプロピル基、3−ヒドロキシプロピル基、なども例示される。特にメチル基、フェニル基が好ましい。
のアルケニル基含有有機基としては、炭素数2〜10のものが好ましく、ビニル基、アリル基、ヘキセニル基、オクテニル基、アクリロイルプロピル基、アクリロイルメチル基、メタクリロイルプロピル基、シクロヘキセニルエチル基、ビニルオキシプロピル基などであり、特に、工業的にはビニル基が好ましい。
このポリジオルガノシロキサンの性状はオイル状、生ゴム状であればよい。
(A′)成分の粘度は25℃において、オイル状のものであれば500mPa・s以上。特に10,000 mPa・s以上が好ましい。500mPa・s以下では粘着力やタックが低下するため不適である。また、生ゴム状のものであれば、30%の濃度となるようにトルエンで溶解したときの粘度が100,000mPa・s以下が好ましい。100,000mPa・sを越えると、組成物が高粘度となりすぎて製造時の撹拌が困難になる。さらに、(A′)成分は2種以上を併用してもよい。
(A′)成分は、通常、オクタメチルシクロテトラシロキサンなどのモノマーを、触媒を用いて開環重合させて製造するが、重合後は環状の低分子シロキサンを含有しているため、この環状低分子シロキサンを加熱および減圧下で不活性気体を通気させながら、留去したものを用いることが好ましい。
(B)成分は前記のとおり、R SiO0.5単位およびSiO単位を含有し、R SiO0.5単位/SiO単位のモル比が0.6〜1.7、さらに好ましくは0.7〜0.9であるポリオルガノシロキサン(Rは炭素数1から10の1価炭化水素基。)である。
(B)成分は2種以上を併用してもよい。また、本発明の特性を損なわない範囲でRSiO1.5単位、R SiO単位を(B)成分中に含有させることも可能である。
(A’)、(B)成分の配合比は20/80〜80/20とすればよい。特に30/70〜70/30とすることが好ましい。(A′)成分のポリジオルガノシロキサンの配合比が20/80より低いと粘着力や保持力が低下し、80/20を越えると粘着力やタックが低下する。
(E)成分は架橋剤で、1分子中にケイ素原子に結合した水素原子を少なくとも2個、好ましくは3個以上有するオルガノヒドロポリシロキサンであり、直鎖状、分岐状、環状のものを使用できる。
(E)成分として、下記式のものを例示することができるが、これらのものには限定されない。
Figure 0004648011

及び/または
Figure 0004648011

(Rは同一または異種の脂肪属不飽和結合を有さない1価炭化水素基であり、bは0または1、x、yは0以上の整数。bが0のときは、xは2以上であり、このオルガノヒドロポリシロキサンの25℃における粘度が1〜5,000mPa・sとなる数を示す。また、sは2以上の整数、tは0以上の整数で、かつs+t≧3、好ましくは8≧s+t≧3の整数を示す。)
ここで、Rは炭素数1〜10の一価炭化水素基で、具体的にはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などのアルキル基、シクロヘキシル基などのシクロアルキル基、フェニル基、トリル基などのアリール基などであり、さらに、これらの基の炭素原子に結合した水素原子の一部または全部を他の基で置換した、3−アミノプロピル基、3,3,3−トリフロロプロピル基、3−ヒドロキシプロピル基、なども例示される。特にメチル基、フェニル基が好ましい。
このオルガノヒドロポリシロキサンの25℃における粘度は、1〜5,000mPa・sであることが好ましく、5〜500mPa・sがさらに好ましい。2種以上の混合物でもよい。
(E)成分の使用量は(A′)成分中のアルケニル基に対する(E)成分中のSiH基のモル比が0.5〜20、特に0.8〜15の範囲となるように配合することが好ましい。0.5未満では架橋密度が低くなり、これにともない保持力が低くなることがあり、20を超えると架橋密度が高くなり十分な粘着力及びタックが得られないことがある
(F)成分は制御剤であり、シリコーン粘着剤組成物を調合ないし基材に塗工する際に加熱硬化の以前に処理液が増粘やゲル化をおこさないようにするために添加するものである。具体例としては、3−メチル−1−ブチン−3−オール、3−メチル−1−ペンチン−3−オール、3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3−オール、1−エチニルシクロヘキサノール、3−メチル−3−トリメチルシロキシ−1−ブチン、3−メチル−3−トリメチルシロキシ−1−ペンチン、3,5−ジメチル−3−トリメチルシロキシ−1−ヘキシン、1−エチニル−1−トリメチルシロキシシクロヘキサン、ビス(2,2−ジメチル−3−ブチノキシ)ジメチルシラン、1,3,5,7−テトラメチル−1,3,5,7−テトラビニルシクロテトラシロキサン、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ジビニルジシロキサンなどが挙げられる。
(F)成分の配合量は成分(A′)、(B)成分の合計100質量部に対して0〜8.0質量部の範囲であればよく、特に0.05〜2.0質量部が好ましい。8.0質量部を超えると硬化性が低下することがある。
(G)成分は付加反応触媒であり、塩化白金酸、塩化白金酸のアルコール溶液、塩化白金酸とアルコールとの反応物、塩化白金酸とオレフィン化合物との反応物、塩化白金酸とビニル基含有シロキサンとの反応物、白金−オレフィン錯体、白金−ビニル基含有シロキサン錯体、ロジウム錯体、ルテニウム錯体などが挙げられる。
添加量は(A′)、(B)成分の合計に対し、金属分として5〜2,000ppm、特に10〜500ppmとすることが好ましい。5ppm未満では硬化性が低下し、架橋密度が低くなり、保持力が低下することがあり、2,000ppmを超えると処理浴の使用可能時間が短くなる場合がある。
本発明の組成物は、(A′)成分、(B)成分、(D)成分、(E)成分、(F)成分を混合溶解することにより製造される。通常、不揮発分の濃度を、例えば30〜80質量%に調整し、保管、輸送のために容器に充填される。粘着テープ、粘着シート、粘着ラベルなどを製造する際は、このものを、必要に応じて有機溶剤で希釈し、(G)成分を添加、混合して、後に示す種々の基材に塗工される。
または本発明の組成物は、(A’)、(B)、(D)成分の一部または全部を塩基触媒存在下で混合して得られる生成物に、(E)、(F)成分を添加することことにより製造される。塩基触媒は前記と同じ。混合の温度は、20〜150℃とすることができるが、通常は、室温〜有機溶剤の還流温度でおこなえばよい。時間は、特に限定されないが、0.5時間から10時間、好ましくは1時間から6時間とすればよい。
さらに、反応終了後、必要に応じて、塩基触媒を中和する中和剤を添加しても良い。中和剤としては前記と同じ。
この生成物は、通常、不揮発分の濃度を、例えば30〜80質量%に調整し、保管、輸送のために容器に充填される。粘着テープ、粘着シート、粘着ラベルなどを製造する際は、この生成物に、必要に応じて有機溶剤で希釈し、(G)成分を添加、混合して、後に示す種々の基材に塗工される。
その他の添加剤
本発明のシリコーン粘着剤組成物には、上記各成分以外に任意成分を添加することができる。例えば、ポリジメチルシロキサン、ポリジメチルジフェニルシロキサンなどのポリオルガノシロキサン、さらに、フェノール系、キノン系、アミン系、リン系、ホスファイト系、イオウ系、チオエーテル系などの酸化防止剤、ヒンダードアミン系、トリアゾール系、ベンゾフェノン系などの光安定剤、リン酸エステル系、ハロゲン系、リン系、アンチモン系などの難燃剤、カチオン活性剤、アニオン活性剤、非イオン系活性剤などの帯電防止剤、塗工の際の粘度を下げるための溶剤として、ヘキサン、オクタン、イソパラフィンなどの脂肪族炭化水素系溶剤、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケトン系溶剤、酢酸エチル、酢酸イソブチルなどのエステル系溶剤、ジイソプロピルエーテル、1,4−ジオキサンなどのエーテル系溶剤、またはこれらの混合溶剤、染料、顔料などが使用される。
上記のように配合されたシリコーン粘着剤組成物は、種々の基材に塗工し、所定の条件にて硬化させることにより粘着剤層を得ることができる。
基材としては、ポリエステル、ポリテトラフルオロエチレン、ポリイミド、ポリフェニレンスルフィド、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニルなどのプラスチックフィルム、アルミニウム箔、銅箔などの金属箔、和紙、合成紙、ポリエチレンラミネート紙などの紙、布、ガラス繊維、これらのうちの複数を積層してなる複合基材が挙げられる。
これらの基材と粘着層の密着性を向上させるためにプライマー処理、コロナ処理、エッチング処理、プラズマ処理、サンドブラスト処理したものを用いてもよい。
塗工方法は、公知の塗工方式を用いて塗工すればよく、コンマコーター、リップコーター、ロールコーター、ダイコーター、ナイフコーター、ブレードコーター、ロッドコーター、キスコーター、グラビアコーター、スクリーン塗工、浸漬塗工、キャスト塗工などが挙げられる。
塗工量としては、硬化したあとの粘着剤層の厚みとして2〜200μm、特に3〜100μmとすることができる。
硬化条件としては、過酸化物硬化型のものは100〜200℃で30秒から10分、付加反応型のものとしては80から130℃で30秒〜3分とすればよいがこの限りではない。
上記のように基材に直接塗工して粘着テープ、シート、ラベルなどを製造してもよいし、剥離コーティングを行った剥離フィルムや剥離紙に塗工し、硬化を行った後、上記の基材に貼り合わせる転写法により粘着テープ、シート、ラベルなどを製造してもよい。
本発明のシリコーン粘着剤組成物を用いて製造した粘着テープ、シート、ラベルなどによりマスキングが可能な被着体としては特に限定されないが、次のものを例示できる。ステンレス、銅、鉄、アルミニウム、クロム、金などの金属や合金、これらの表面がメッキ処理や防錆処理、コーティング処理された金属、ガラス、陶磁器、セラミックス、ポリテトラフロロエチレン、ポリイミド、エポキシ樹脂、ノボラック樹脂などの樹脂、さらにこれらのうちの複数が複合されて構成されたものなどである。
以下、実施例と比較例を示して本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。なお、例中の部は質量部を示したものであり、特性値は下記の試験方法による測定値を示す。また、Meはメチル基、Viはビニル基を表す。
粘着力
シリコーン粘着剤組成物溶液を、厚み25μm、幅25mmのポリイミドフィルムに硬化後の厚みが40μmとなるようにアプリケータを用いて塗工した後、過酸化物硬化型のものは165℃、2分、付加型のものは120℃、1分の条件で加熱し硬化させ、粘着テープを作成した。この粘着テープをステンレス板に貼りつけ、重さ2kgのゴム層で被覆されたローラーを2往復させることにより圧着した。室温で約20時間放置した後、引っ張り試験機を用いて300mm/分の速度で180゜の角度でテープをステンレス板から引き剥がすのに要する力(N/25mm)を測定した。
保持力
粘着力評価と同様の方法で粘着テープを作成した。この粘着テープをステンレス板の下端に粘着面積が25×25mmとなるように貼りつけ、粘着テープの下端に重さ1kgの荷重をかけ、250℃で1時間、垂直に放置した後のずれ距離を読みとり顕微鏡で測定した。
プローブタック
粘着力評価と同様の方法で粘着テープを作成した。この粘着テープのタックをポリケンプローブタックテスターを用いて測定した。
残留トルエン量
粘着力評価と同様の方法で粘着テープを作成した。この粘着テープの約10cmを秤量したのち、バイアルびんに封入した。このバイアルびんを260℃1時間加熱したのち、バイアルびん中の気体をガスクロマトグラフィーにより分析して発生した単位粘着テープ質量あたりのトルエン量を定量した。
[合成例1]
36%塩酸(202部)、水(794部)の混合物中に、ケイ酸ナトリウム(ケイ酸ソーダ3号)(480部)、水(268部)の混合物を0〜10℃を保ちながら滴下し、ヒドロゾルを生成させた。ついで、イソプロパノール(527部)を加えたのち、トリメチルクロロシラン(317部)とイソパラフィン(沸点範囲115から138℃)(366部)の混合物を15℃を保ちながら滴下した。その後、60℃で30分、加熱した。静置し、分離させたのち下層の水層を捨てた。有機層に炭酸水素ナトリウムを加え過剰の酸を中和した。共沸脱水したのち溶液層の不揮発分が60%となるようにイソパラフィンを添加した。濾過により不溶分を除去して、78%の収率でMeSiO0.5単位およびSiO単位を含有するポリシロキサンIのイソパラフィン溶液を得た。MeSiO0.5単位/SiO単位のモル比は0.85であった。
[合成例2]
トリメチルクロロシラン(266部)、36%塩酸(90部)、水(700部)、イソブタノール(350部)の混合物中に、ケイ酸ナトリウム(ケイ酸ソーダ3号)(595部)、水(1000部)の混合物を0〜10℃を保ちながら滴下した。イソパラフィン(沸点範囲115から 138℃)(400部)を添加して、60℃で30分、加熱した。静置し、分離させたのち下層の水層を捨てた。共沸脱水したのち、溶液層の不揮発分が60%となるようにイソパラフィンを添加し、濾過により不溶分を除去して、94%の収率でMeSiO0.5単位およびSiO単位を含有するポリシロキサンIIのイソパラフィン溶液を得た。MeSiO0.5単位/SiO単位のモル比は0.84であった。
[合成例3]
ヘキサメチルジシロキサン(64部)、水(60部)、塩酸(40部)、エタノール(20部)、イソパラフィン(40部)からなる混合物を、70℃を保ちながらテトラエトキシシラン(208部)を滴下し、70℃で5時間加熱した。静置し、分離させたのち、有機層を水洗した。水層を捨て、ついで共沸脱水した。溶液層の不揮発分が60%となるようにイソパラフィンを添加し、濾過により不溶分を除去して、90%の収率でMeSiO0.5単位およびSiO単位を含有するポリシロキサンIIIのイソパラフィン溶液を得た。MeSiO0.5単位/SiO単位のモル比は0.79であった。
[合成例4]
36%塩酸(202部)、水(794部)の混合物中に、ケイ酸ナトリウム(ケイ酸ソーダ3号)(480部)、水(268部)の混合物を0〜10℃を保ちながら滴下し、ヒドロゾルを生成させた。ついで、イソプロパノール(527部)を加えたのち、トリメチルクロロシラン(317部)とトルエン(366部)の混合物を15℃を保ちながら滴下した。その後、60℃で30分、加熱した。静置し、分離させたのち下層の水層を捨てた。有機層に炭酸水素ナトリウムを加え過剰の酸を中和した。共沸脱水したのち溶液層の不揮発分が60%となるようにトルエンを添加した。濾過により不溶分を除去して、75%の収率でMeSiO0.5単位およびSiO単位を含有するポリシロキサンIVのトルエン溶液を得た。MeSiO0.5単位/SiO単位のモル比は0.85であった。
[合成例5]
トリメチルクロロシラン(266部)、36%塩酸(90部)、水(700部)、イソブタノール(350部)の混合物中に、ケイ酸ナトリウム(ケイ酸ソーダ3号)(595部)、水(1000部)の混合物を0〜10℃を保ちながら滴下した。トルエン(400部)を添加して、60℃で30分、加熱した。静置し、分離させたのち下層の水層を捨てた。共沸脱水したのち、溶液層の不揮発分が60%となるようにトルエンを添加し、濾過により不溶分を除去して、92%の収率でMeSiO0.5単位およびSiO単位を含有するポリシロキサンVのトルエン溶液を得た。MeSiO0.5単位/SiO単位のモル比は0.84であった。
[実施例1]
30%の濃度となるようにトルエンで溶解したときの粘度が33,000mPa・sであり、分子鎖末端がOH基で封鎖されたポリジメチルシロキサンVI(40部)、合成例1で製造したMeSiO0.5単位、SiO単位からなるポリシロキサンI(MeSiO0.5単位/SiO単位=0.85)の60%イソパラフィン溶液(100部)、イソパラフィン(26.7部)からなる溶液に、28%アンモニア水(0.5部)を添加し室温で6時間撹拌した。その後、還流させながら4時間加熱してアンモニアガスと水を留去したのち放冷し、留出したイソパラフィンに相当するイソパラフィンを加えた。
上記の生成物(シロキサン分60%)(100部)に、ベンゾイルパーオキサイドの50%シリコーンペースト(2.4部)、イソパラフィン(25部)、メチルイソブチルケトン(25部)を混合し、シロキサン分約40%のシリコーン粘着剤組成物溶液を調製した。このシリコーン粘着剤の糊残り性、粘着力、保持力、残留トルエン量を測定した。
[実施例2]
実施例1のポリシロキサンIの60%イソパラフィン溶液を、ポリシロキサンIIの60%イソパラフィン溶液として、同様に組成物を調整した。このシリコーン粘着剤の糊残り性、粘着力、保持力、残留トルエン量を測定した。結果を表1に示す。
[実施例3]
実施例1のポリシロキサンIの60%イソパラフィン溶液を、ポリシロキサンIIIの60%イソパラフィン溶液として、同様に組成物を調整した。このシリコーン粘着剤の糊残り性、粘着力、保持力、残留トルエン量を測定した。結果を表1に示す。
[比較例1]
実施例1のポリシロキサンIの60%イソパラフィン溶液を、ポリシロキサンIVの60%トルエン溶液として、同様に組成物を調整した。このシリコーン粘着剤の糊残り性、粘着力、保持力、残留トルエン量を測定した。結果を表1に示す。
[比較例2]
実施例のポリシロキサンIの60%イソパラフィン溶液を、ポリシロキサンVの60%トルエン溶液として、同様に組成物を調整した。このシリコーン粘着剤の糊残り性、粘着力、保持力、残留トルエン量を測定した。結果を表1に示す。
[実施例4]
30%の濃度となるようにトルエンで溶解したときの粘度が27,000mPa・sであり、0.15モル%のメチルビニルシロキサン単位を有し、分子鎖末端がSiMeVi基で封鎖されたビニル基含有ポリジメチルシロキサンVII(40部)、MeSiO0.5単位、SiO単位からなるポリシロキサンI(MeSiO0.5単位/SiO単位=0.85)の60%イソパラフィン溶液(100部)、イソパラフィン(26.7部)からなる溶液に、28%アンモニア水(0.5部)を添加し室温で6時間撹拌した。その後、還流させながら4時間加熱してアンモニアガスと水を留去したのち放冷し、留出したイソパラフィンに相当するイソパラフィンを加えた。
この生成物に、次式の架橋剤(0.25部)、エチニルシクロヘキサノール(0.20部)を添加し混合した。
Figure 0004648011
上記の混合物(シロキサン分60%)(100部)にヘプタン(50部)、白金分を0.5質量%含有する白金−ビニル基含有シロキサン錯体のシリコーン溶液(0.5部)を添加しさらに混合し、シロキサン分約40%のシリコーン粘着剤組成物溶液を調製した。このシリコーン粘着剤の糊残り性、粘着力、保持力、トルエン残留量を測定した。結果を表1に示す
[実施例5]
実施例4のポリシロキサンIの60%イソパラフィン溶液を、ポリシロキサンIIの60%イソパラフィン溶液として、同様に組成物を調整した。このシリコーン粘着剤の糊残り性、粘着力、保持力、残留トルエン量を測定した。結果を表1に示す。
[実施例6]
実施例4のポリシロキサンIの60%イソパラフィン溶液を、ポリシロキサンIIIの60%イソパラフィン溶液として、同様に組成物を調整した。このシリコーン粘着剤の糊残り性、粘着力、保持力、残留トルエン量を測定した。結果を表1に示す。
[比較例3]
実施例のポリシロキサンIの60%イソパラフィン溶液を、ポリシロキサンIVの60%トルエン溶液として、同様に組成物を調整した。このシリコーン粘着剤の糊残り性、粘着力、保持力、残留トルエン量を測定した。結果を表1に示す。
[比較例4]
実施例のポリシロキサンIの60%イソパラフィン溶液を、ポリシロキサンVの60%トルエン溶液として、同様に組成物を調整した。このシリコーン粘着剤の糊残り性、粘着力、保持力、残留トルエン量を測定した。結果を表1に示す。
Figure 0004648011

Claims (3)

  1. (A)ポリジオルガノシロキサン 20〜80質量部
    (B)R SiO0.5単位およびSiO単位を含有し、R SiO0.5単位/SiO単位のモル比が0.6〜1.7であるポリオルガノシロキサン(Rは炭素数1から10の1価炭化水素基。)であって、(a)ケイ酸ナトリウムと水とを含有する溶媒中、酸の存在下でヒドロゾルを生成させる工程と、ヒドロゾルとトリオルガノハロシランとを反応させる工程を含む方法、(b)トリオルガノハロシランと酸を含む混合系中にケイ酸ナトリウムを添加する工程を含む方法、及び(c)テトラアルコキシシランおよび/またはその加水分解物と、ヘキサオルガノジシロキサンを、酸の存在下で反応させる工程を含む方法から選択される方法により、芳香族炭化水素溶剤を使用せずに製造されたものであるポリオルガノシロキサン 80〜20質量部
    (C)有機過酸化物硬化剤 (A)、(B)の合計100質量部に対して 0.5〜5.0質量部
    (D)ヘキサン、ヘプタン、イソオクタン、オクタン、デカン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、及びイソパラフィン(沸点範囲115から138℃)から選ばれる少なくとも1種の脂肪族有機溶剤 (A)、(B)の合計100質量部に対して 25〜900質量部
    からなることを特徴とする過酸化物硬化型シリコーン粘着剤組成物。
  2. (A′)1分子中に2個以上のアルケニル基を有するポリジオルガノシロキサン 20〜80質量部
    (B)R SiO0.5単位およびSiO単位を含有し、R SiO0.5単位/SiO単位のモル比が0.6〜1.7であるポリオルガノシロキサン(Rは炭素数1から10の1価炭化水素基。)であって、(a)ケイ酸ナトリウムと水とを含有する溶媒中、酸の存在下でヒドロゾルを生成させる工程と、ヒドロゾルとトリオルガノハロシランとを反応させる工程を含む方法、(b)トリオルガノハロシランと酸を含む混合系中にケイ酸ナトリウムを添加する工程を含む方法、及び(c)テトラアルコキシシランおよび/またはその加水分解物と、ヘキサオルガノジシロキサンを、酸の存在下で反応させる工程を含む方法から選択される方法により、芳香族炭化水素溶剤を使用せずに製造されたものであるポリオルガノシロキサン 80〜20質量部
    (E)SiH基を含有するポリオルガノシロキサン (A′)成分中のアルケニル基に対する(E)成分中のSiH基のモル比が0.5〜20となる量
    (F)制御剤 (A′)、(B)の合計100質量部に対して 0〜8.0質量部
    (G)付加反応触媒 (A′)、(B)成分の合計に対し金属分として 5〜2000ppm
    (D)ヘキサン、ヘプタン、イソオクタン、オクタン、デカン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、及びイソパラフィン(沸点範囲115から138℃)から選ばれる少なくとも1種の脂肪族有機溶剤 (A′)、(B)の合計100質量部に対して 25〜900質量部
    からなることを特徴とする付加反応型シリコーン粘着剤組成物。
  3. 請求項1又は2に記載のシリコーン粘着剤組成物を基材に塗工して製造された粘着テープ、シートまたはラベル。
JP2005005848A 2005-01-13 2005-01-13 芳香族溶剤を含まないシリコーン粘着剤組成物およびそれを塗工した粘着テープ、シートまたはラベル Expired - Lifetime JP4648011B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005005848A JP4648011B2 (ja) 2005-01-13 2005-01-13 芳香族溶剤を含まないシリコーン粘着剤組成物およびそれを塗工した粘着テープ、シートまたはラベル
TW95101242A TWI383030B (zh) 2005-01-13 2006-01-12 Silicone-free adhesive composition without aromatic solvent and adhesive tape, sheet or label

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005005848A JP4648011B2 (ja) 2005-01-13 2005-01-13 芳香族溶剤を含まないシリコーン粘着剤組成物およびそれを塗工した粘着テープ、シートまたはラベル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006193598A JP2006193598A (ja) 2006-07-27
JP4648011B2 true JP4648011B2 (ja) 2011-03-09

Family

ID=36799930

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005005848A Expired - Lifetime JP4648011B2 (ja) 2005-01-13 2005-01-13 芳香族溶剤を含まないシリコーン粘着剤組成物およびそれを塗工した粘着テープ、シートまたはラベル

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4648011B2 (ja)
TW (1) TWI383030B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102559133A (zh) * 2011-12-23 2012-07-11 成都硅宝科技股份有限公司 加成型单组分有机硅密封胶及其制造方法
WO2020090781A1 (ja) 2018-11-02 2020-05-07 信越化学工業株式会社 シリコーン粘着剤組成物の製造方法

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5049584B2 (ja) * 2006-12-25 2012-10-17 東レ・ダウコーニング株式会社 過酸化物硬化型シリコーン系感圧接着剤組成物および粘着テープ
JP5309714B2 (ja) * 2007-07-04 2013-10-09 信越化学工業株式会社 帯電防止性能を有するシリコーン粘着剤組成物およびシリコーン粘着テープ
WO2009028455A1 (ja) 2007-08-27 2009-03-05 Lintec Corporation 再剥離型粘着シートおよび不完全硬化塗膜の保護方法
JP4919098B2 (ja) * 2008-06-26 2012-04-18 信越化学工業株式会社 有機過酸化物硬化型シリコーン粘着剤組成物及び粘着テープ
JP2010070599A (ja) * 2008-09-17 2010-04-02 Dow Corning Toray Co Ltd 液状ダイボンディング剤
JP2020015865A (ja) * 2018-07-27 2020-01-30 信越化学工業株式会社 皮膚貼付用付加反応硬化型シリコーン粘着剤組成物及び皮膚貼付用粘着テープ
JP2020125390A (ja) * 2019-02-01 2020-08-20 信越化学工業株式会社 画像表示装置用紫外線硬化型液状オルガノポリシロキサン組成物、該組成物を含む画像表示装置用接着剤、該接着剤を用いた画像表示装置及び該接着剤を用いた接着方法
JP2021152122A (ja) * 2020-03-24 2021-09-30 信越化学工業株式会社 皮膜形成性シリコーン組成物およびその製造方法
CN114901775B (zh) * 2020-12-03 2023-04-25 美国陶氏有机硅公司 有机硅压敏粘合剂及其制备方法和用途

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05345824A (ja) * 1992-02-06 1993-12-27 General Electric Co <Ge> 6〜15個の炭素原子を有する脂肪族炭化水素溶媒中において製造されたmq樹脂
JPH09137150A (ja) * 1995-06-06 1997-05-27 General Electric Co <Ge> シリコーン感圧接着剤組成物並びにその製造方法
JPH1081869A (ja) * 1996-05-28 1998-03-31 General Electric Co <Ge> シリコーンコンタクト接着剤組成物
JPH1129757A (ja) * 1997-03-24 1999-02-02 Dow Corning Corp シリコーン感圧接着剤組成物
JP2001081436A (ja) * 1999-09-07 2001-03-27 Dow Corning Corp シリコーン組成物及びそれから形成したシリコーン感圧性接着剤
JP2003213000A (ja) * 2002-01-25 2003-07-30 Shin Etsu Chem Co Ltd オルガノポリシロキサンの製造方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05345824A (ja) * 1992-02-06 1993-12-27 General Electric Co <Ge> 6〜15個の炭素原子を有する脂肪族炭化水素溶媒中において製造されたmq樹脂
JPH09137150A (ja) * 1995-06-06 1997-05-27 General Electric Co <Ge> シリコーン感圧接着剤組成物並びにその製造方法
JPH1081869A (ja) * 1996-05-28 1998-03-31 General Electric Co <Ge> シリコーンコンタクト接着剤組成物
JPH1129757A (ja) * 1997-03-24 1999-02-02 Dow Corning Corp シリコーン感圧接着剤組成物
JP2001081436A (ja) * 1999-09-07 2001-03-27 Dow Corning Corp シリコーン組成物及びそれから形成したシリコーン感圧性接着剤
JP2003213000A (ja) * 2002-01-25 2003-07-30 Shin Etsu Chem Co Ltd オルガノポリシロキサンの製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102559133A (zh) * 2011-12-23 2012-07-11 成都硅宝科技股份有限公司 加成型单组分有机硅密封胶及其制造方法
WO2020090781A1 (ja) 2018-11-02 2020-05-07 信越化学工業株式会社 シリコーン粘着剤組成物の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006193598A (ja) 2006-07-27
TW200630451A (en) 2006-09-01
TWI383030B (zh) 2013-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5130995B2 (ja) 無溶剤型シリコーン粘着剤組成物
KR101822197B1 (ko) 무용제형 부가형 실리콘 점착제 조성물 및 점착성 물품
US8178207B2 (en) Silicone-based pressure-sensitive adhesive composition and adhesive tape
JP4678847B2 (ja) シリコーン組成物から得られる粘着層を有する粘着性フィルム
KR101529060B1 (ko) 실리콘계 감압성 접착제 조성물 및 감압성 테이프 또는 시트
TWI383030B (zh) Silicone-free adhesive composition without aromatic solvent and adhesive tape, sheet or label
KR101149235B1 (ko) 점착제용 실리콘 조성물 및 이 조성물로부터 얻어지는 점착테이프
US8372936B2 (en) Silicone-type pressure-sensitive adhesive composition, pressure-sensitive adhesive sheet, and silicone rubber laminate
JP4761020B2 (ja) 無溶剤型シリコーン粘着剤組成物
JP4727139B2 (ja) シリコーン粘着剤組成物及び粘着テープ
KR20170130501A (ko) 실리콘 점착제용 박리제 조성물, 박리 필름 및 적층체
JP6413878B2 (ja) シリコーン粘着剤用剥離剤組成物及び剥離フィルム
WO2019087759A1 (ja) シリコーン粘着剤組成物、粘着テープ、粘着シート、及び両面粘着シート
JP2006028311A (ja) 耐熱性に優れるシリコーン粘着剤組成物および製造方法
TW201602281A (zh) 矽氧黏著劑組成物、其製造法以及黏著薄膜
JP6515876B2 (ja) 付加反応硬化型シリコーン粘着剤組成物及び粘着テープ
JP2010006918A (ja) 有機過酸化物硬化型シリコーン粘着剤組成物及び粘着テープ
JPWO2020090781A1 (ja) シリコーン粘着剤組成物の製造方法
JP4123349B2 (ja) シリコーン剥離層とシリコーン粘着層の積層物品及びその製造方法
WO2021171734A1 (ja) シリコーン粘着剤組成物
CN118804962A (zh) 硅酮粘着剂组合物、粘着带及粘着膜
JP2021152122A (ja) 皮膜形成性シリコーン組成物およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100525

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100708

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20100708

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100709

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101207

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101209

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4648011

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150