JP4639164B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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また、搬送オーガの上方には供給オーガと現像ローラとの対向部よりも上方で現像剤から回収された回収現像剤を供給オーガ及び搬送オーガと同方向に搬送する回収搬送オーガを備えている。
さらに、余剰現像剤と、回収搬送オーガの最下流部まで搬送された回収現像剤とを撹拌しながら供給オーガ及び搬送オーガとは逆方向に搬送する撹拌搬送オーガを備えている。
供給オーガと搬送オーガとは撹拌搬送オーガの略水平方向に配置されおり、供給オーガ及び搬送オーガを備える供給搬送路と撹拌搬送オーガを備える撹拌搬送路とは仕切り部材である第1隔壁で仕切られている。また、2つの搬送路は第1隔壁の軸方向両端部の開口部で連通しており、現像に用いられず供給搬送路の下流端まで搬送された余剰現像剤は、供給搬送路の下流端の開口部で水平方向に移送され、撹拌搬送路に供給される。また、回収搬送オーガを備える回収搬送路は供給搬送路の上方に設けており、回収搬送路と供給搬送路とは、仕切り部材である第2隔壁で仕切られている。そして、回収搬送オーガの下流端側の第2隔壁は開口部となっており、回収搬送路の搬送方向下流部は供給搬送路の下流端部を介して、撹拌搬送路と連通している。回収搬送路の下流端まで搬送された回収現像剤は開口部から、供給搬送路に落下して、余剰現像剤と共に撹拌搬送路に供給される。
撹拌搬送路に供給された余剰現像剤と回収現像剤とは撹拌搬送オーガによって撹拌、搬送され、撹拌搬送路の下流端の開口部で水平方向に移送され、供給搬送路の上流に供給される。
また、供給搬送路の現像剤搬送方向下流側の底部には、トナー濃度センサーが設けられており、搬送される現像剤のトナー濃度を検知している。そして、トナー濃度検知信号により、補給制御手段によって、トナー補給手段を駆動させ補給用トナーを撹拌搬送路の現像剤搬送方向上流側付近に設けられたトナー補給用開口部に補給する。
一方、トナー濃度センサーを供給搬送路の現像剤搬送方向下流側の底部に設け、その検知結果により撹拌搬送路の現像剤搬送方向上流側付近に設けられたトナー補給用開口部から補給用トナーの補給を行なっている。しかしながら、このような構成では、現像後の現像剤へ補給するトナーの補給量を、現像でトナーを消費した現像剤だけのトナー濃度を検知することによって求めるのではなく、現像でトナーを消費した現像剤と余剰現像剤とが混合した現像剤のトナー濃度を検知することによって求めることになる。だが、現像済みの現像剤と余剰現像剤とが混合しているので、現像済みの現像剤のトナー濃度を正確に検知することができない。そのため、現像剤に適切な量の補給用トナーを補給することができないため、現像剤のトナー濃度にムラが生じてしまう。したがって、トナー濃度にムラのある現像剤が現像ローラに供給されるため、画像ムラが生じるといった問題が生じる。
また、請求項2の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記補給動作制御手段は、上記第1のトナー濃度検知部材と上記2のトナー濃度検知部材とによるトナー濃度検知結果を比較して得られた、該第2の搬送路の現像剤搬送方向下流部と該第3の搬送路の現像剤搬送方向下流部とのトナー濃度差に応じて、上記トナー補給手段を制御するものであることを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1または2の画像形成装置において、上記補給動作制御手段は、所定のトナー濃度と上記第2のトナー濃度検知部材のトナー濃度検知結果とを比較して得られた該所定のトナー濃度と該第3の搬送路の現像剤搬送方向下流部とのトナー濃度差に応じて、トナー補給手段を制御するものであることを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1、2、3または4の画像形成装置において、上記第2の搬送路及び上記第3の搬送路は現像剤搬送方向下流側に現像剤を他の搬送路に移送する移送部を有し、上記第1のトナー濃度検知部材は、該第2の搬送路の移送部より現像剤搬送方向上流側にある該第2の搬送路側面の、上記第2のスクリュー部材の回転軸を通る仮想水平面よりも下方で、かつ、該第2のスクリュー部材の回転軸の回転の中心から下ろした垂線と該第2の搬送路底面との交点から該第2の搬送路側面に向かって仰角30°以上の位置に設けており、また、上記第2のトナー濃度検知部材は、該第3の搬送路の移送部より現像剤搬送方向上流側にある該第3の搬送路側面の、上記第3のスクリュー部材の回転軸を通る仮想水平面よりも下方で、かつ、該第3のスクリュー部材の回転軸の回転の中心から下ろした垂線と該第3の搬送路底面との交点から該第3の搬送路側面に向かって仰角30°以上の位置に設けたことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1、2、3または4の画像形成装置において、該第2のスクリュー部材及び該第3のスクリュー部材の軸方向中央部から該軸の現像剤搬送方向下流端までのスクリュウピッチは、現像剤搬送方向上流端から軸方向中央部までのスクリューピッチよりも短いことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1、2、3、4または5の画像形成装置において、上記トナー補給手段は、上記第2の搬送路の現像剤搬送方向下流端近傍へトナー補給をするものであることを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1、2、3、4、5または6の画像形成装置において、上記第1の搬送路、上記第2の搬送路及び上記第3の搬送路は、上記現像剤担持体上の画像領域における該現像剤担持体の軸に対して直交する方向の外方領域と重複するように配置されており、かつ、それぞれの搬送路のスクリュー部材軸方向長さが、該現像剤担持体上の画像領域の現像剤担持体軸方向の長さよりも長く、該第1の搬送路と該第2の搬送路とは、現像剤搬送方向が同じであり、また、該第3の搬送路は、該第1の搬送路と該第2の搬送路とは現像剤搬送方向が反対であり、該第1の搬送路の現像剤搬送方向下流側と該第3の搬送路の現像剤搬送方向上流側とは第1の開口部を介して連通しており、また、該第1の搬送路の現像剤搬送方向上流側と該第3の搬送路の現像剤搬送方向下流側とは第2の開口部を介して連通しており、また、該第2の搬送路の現像剤搬送方向下流側と該第1の搬送路の現像剤搬送方向下流側とが第3の開口部を介して連通しており、該第1の開口部、該第2の開口部及び該第3の開口部は、上記現像剤担持体上の画像領域の端部より該画像領域の該現像剤担持体軸方向中心に向かって10[mm]の位置に相当する該第1の搬送路、該第2の搬送路及び該第3の搬送路の位置から軸方向外側で開口するように設けられていることを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項1、2、3、4、5、6または7の画像形成装置において、上記磁性キャリアとして、該磁性キャリアの体積平均粒径が20[μm]以上60[μm]以下の範囲内であるものを用いることを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7または8の画像形成装置において、上記トナーとして、該トナーの体積平均粒径が3[μm]以上8[μm]以下の範囲内であり、かつ、個数平均粒径に対する体積平均粒径の比率が1.00以上1.40以下の範囲であるものを用いることを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9の画像形成装置において、上記トナーとして、形状係数SF−1が100以上180以下の範囲内であり、かつ、形状係数SF−2が100以上180以下の範囲内であるものを用いることを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9または10の画像形成装置において、上記トナーとして、平均1次粒径が50[nm]以上500[nm]以下の範囲内であり、かつ、嵩密度が0.3[g/cm3]以上である外部添加剤がトナー母体粒子表面に添加されたものを用いることを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11の画像形成装置において、上記潜像担持体及び上記現像手段を備え、かつ、該潜像担持体上のトナー像を記録体上に転写させるための作像部を2つ有し、一方の作像部による上記記録体の一方の面へのトナー像の転写及び他方の作像部による該記録体の他方の面へのトナー像の転写を、同時または順次に行い、該記録体の両面に各トナー像が転写された後に該各トナー像を該記録体に定着させる定着手段を備えたことを特徴とするものである。
また、請求項13の発明は、請求項12の画像形成装置において、上記2つの作像部は、それぞれ上記潜像担持体及び上記現像手段を複数備えており、各潜像担持体上にそれぞれ形成された互いに異なる色のトナー像を互いに重ね合わせた重ね合わせトナー象を上記記録体へ転写するものであり、上記トナー収容器として、各色の補給用トナーをそれぞれ別個に収容する複数のトナー収容器を有し、各作像部に設けられる互いに同じ色に対応した現像手段のトナー補給手段は、該色の補給用トナーを収容する同じトナー収容器からの補給用トナーを補給することを特徴とするものである。
図2は、本発明が適用される画像形成装置である複写機100の内部の構成を示した略中央断面図である。
図3において、複写機100の動作時に、不図示の駆動源により、矢印方向に回転するよう回転可能に支持された円筒状の感光体1の周囲に、静電写真プロセスに従い帯電手段であるスコロトロンチャージャ3、露光装置4、現像装置130、クリーニング装置2、光除電装置Q等の作像部材や電位センサS1、画像センサS2が配設されている。
感光体1は、例えば直径30〜120[mm]程度のアルミニウム円筒表面に光導電性物質である有機感光層(OPC)を形成したものである。アモルファスシリコン(a−Si)層を形成した感光体も採用可能である。またベルト状の感光体も採用できる。クリーニング装置2は、クリーニングブラシ2a、クリーニングブレード2b、回収部材2cを備え、感光体表面に残留するトナー等の異物を除去、回収する。
帯電手段として、チャージャ3のほかに、感光体1の表面に接触させるタイプ、たとえば帯電ローラも採用できる。
第1像担持ベルト21の外周部には、ローラ23に対向する位置にクリーニング装置20Aが設けられている。このクリーニング装置20Aは、像担持ベルトベルト21の表面に残留する不要なトナーや、紙粉などの異物を拭い去る。
上記の像担持ベルト21に関連する部材は、第1像担持体ユニット20として一体的に構成してあり、複写機100に対し着脱が可能となっている。
第2像担持ベルト31の外周部には、ローラ33に対向する位置にクリーニング装置30Aが設けられている。このクリーニング装置30Aは、像担持ベルト31の表面に残留する不要なトナーや、紙粉などの異物を拭い去る。
上記の像担持ベルト31に関連する部材は、第2像担持体ユニット30として一体的に構成してあり、複写機100に対し着脱が可能となっている。
未定着のトナー画像と接触しながら記録体Sとともに移動する搬送ベルト51は、前記吸着用チャージャ57により、トナーの極性と同極性のマイナス帯電が施される。搬送ベルト51として、金属ベルト、ポリイミドベルト、ポリアミドベルトなどが採用できる。表面にトナーとの離型性を与えるとともに、帯電可能の抵抗値を備える。このベルト51の走行速度は、定着装置における記録体Sの走行速度と合わせてある。
片面記録の方法は基本的に2種類あって、選択が可能となっている。2種類のうちの一つは、第1の像担持ベルト21に担持させた画像を記録体Sの片面に直接転写する方法であり、他の方法は、第2の像担持ベルト31に担持させた画像を記録体Sの片面に直接転写する方法である。本実施形態では複写機100の構成から、第1の像担持ベルト21に担持させた画像を記録体Sの片面に直接転写する場合には、画像が記録体Sの上面に、第2の像担持ベルト31に担持させた画像を記録体Sの片面に直接転写するときに、画像が記録体Sの下面に形成される。記録するべきデータが複数の頁になるケースでは、排送スタック部75上で頁が揃うように作像順序を制御するのが好都合である。
複写機100を稼動させると、第1の像担持ベルト21と第1の画像形成ユニット80Y〜80Kにおける感光体1Y,1C,1M,1Kが回動する。同時に第2の像担持ベルト31が回動するが、第2の画像形成ユニット81Y〜81Kにおける感光体1Y,1C,1M,1Kは第2の像担持ベルト31と離間されるとともに不回転状態にされる。まず、画像形成ユニット80Yによる画像形成から開始される。LED(発光ダイオード)アレイと結像素子からなる露光装置4の作動により、LEDから出射されたイエロー用の画像データ対応の光が、帯電装置3により一様帯電された感光体1Yの表面に照射されて静電潜像が形成される。
静電潜像は現像ローラ5によりイエロートナーで現像され、可視像となり、1次転写ローラ22の転写作用により感光体1Yと同期して移動する第1像担持ベルト21上に静電的に1次転写される。このような潜像形成、現像、1次転写動作が感光体1C,1M,1K側でもタイミングをとって順次同様に行われる。
この結果、第1像担持ベルト21上には、イエロー、シアン、マゼンタ及びブラックの各色トナー画像が、順次重なり合ったフルカラートナー画像として担持され、第1像担持ベルト21とともに矢印の方向に移動される。
記録体S上に重ねられていた各色のトナーが定着装置60の熱による定着作用を受け、溶融、混色されて完全にカラー画像となる。記録体Sの片面(上面)だけにトナーを有しているので、両面にトナーを有している両面記録時に比べ、定着に要する熱エネルギは少なくて済む。不図示の制御手段が画像に応じて定着装置の使用する電力を最適に制御する。定着されたトナーも記録体S上で完全に固着するまでは、搬送路のガイド部材等にこすられ、画像が欠落したり、乱れたりする。この不具合を防止するため、冷却手段である冷却ローラ対70が作動し、トナーと記録体Sを冷却する。その後、排送ローラ71により排送スタック部75に、画像面が上向きとなって排送される。排送スタック部75では若い頁の記録体Sが順次上に重ねられるようにスタックされるよう、作像順序がプログラムされているので、頁順が揃う。排送スタック部75は、排送される記録体Sの増加に従って、下降するので、記録体Sは整然と確実にスタックでき、頁順が乱れることがない。記録済みの記録体Sを排送スタック部75に直接スタックする代わりに、穴あけ加工処理を実施するとか、ソータ、コレータや綴じ装置や折り装置など後処理装置に搬送することもできる。
このようにして片面に画像を有した記録体Sは、転写ローラ46の搬送作用により、引き続き第2の二次転写手段たる転写チャージャ47のある第2転写ステーションに送られる。そしてチャージャにプラス極性の転写電流が印加されることにより、第2像担持ベルト31にあらかじめ担持されているフルカラーの第2の画像が、一括して記録体Sの下面に転写される。
複数の頁の記録体Sに両面記録する場合、若い頁の画像が下面となって排送スタック部75にスタックされるように作像順序を制御すると、そこから取り出し、上下面を逆にしたとき記録体Sは上から順に1頁、その裏に2頁、2枚目が3頁、その裏が4頁となり頁順が揃う。このような作像順序の制御や、定着装置に入力する電力を片面記録時より増やすなどの制御は、制御手段(不図示)により実行される。
片面記録、両面記録動作に関して、フルカラー記録を実行させる例で説明したが、ブラックトナーだけによるモノクロ記録も可能である。
現像ローラ5から現像済の現像剤を回収搬送する回収搬送スクリュー6及び回収搬送路7、現像ローラ5へ現像剤を供給搬送する供給搬送スクリュー8及び供給搬送路9が現像ローラ5の下方に並設されている。回収搬送路7及び供給搬送路9の現像剤は同方向に搬送されている。搬送方向下流側で両搬送路は連通しており、回収搬送スクリュー6で搬送された回収現像剤は供給搬送路9に移送される。また、回収現像剤と供給搬送スクリュー8で搬送される現像ローラ5に供給されなかった現像剤は、連通している撹拌搬送路10に移送される。撹拌搬送路10に配置された撹拌搬送スクリュー11は、回収現像剤、未供給の現像剤及び補給されたトナーを、回収搬送路7及び供給搬送路9の現像剤と逆方向に撹拌搬送し、搬送方向下流側で連通している供給搬送路9に撹拌された現像剤を移送する。
回収搬送路7及び撹拌搬送路10の下方には、トナー濃度センサーA,Bが設けられ、センサー出力を比較する事でトナー補給制御装置(図示せず)によってトナー補給手段を制御してトナー補給口よりトナー補給を行っている。このトナー補給口は図4の128の矢印位置に示すような回収搬送路7中に設けられている。このトナー補給手段として、公知のモーノポンプを用いる方式のものが採用できる。この方式によればトナーカートリッジの設置場所の制約が少ないため、複写機100内部のスペース配分に対し有利である。またトナーが適時補給できるため、現像装置130に大きなトナー貯留スペースを設けなくてすみ、現像装置130の小型化がはかれる。
下ケーシング12には、図手前より回収搬送スクリュー6、供給搬送スクリュー8及び撹拌搬送スクリュー11が設置され、それぞれのスクリューを取り巻くように、下ケーシング12には、各搬送路が形成されている。但し、供給搬送路9及び回収搬送路7は、上ケーシング(図示せず)に保持され、下ケーシング12と勘合する仕切り板123により隔離されている。仕切り板123は画像形成領域において回収部から供給部へ現像剤が進入しないように現像ローラ5に十分近接して設置されている。現像剤は、回収搬送スクリュー6及び供給搬送スクリュー8では矢印126,129の方向に、撹拌搬送スクリュー11では逆方向の矢印130の方向に搬送されている。
なお本実施形態の各スクリューの形状は、
撹拌搬送スクリュー11:外径φ30、ピッチ36(1条)
供給搬送スクリュー8:外径φ27、ピッチ36(1条)
回収搬送スクリュー6:外径φ25、ピッチ34(2条)
としている。ただし、この値に限定するものではない。
なお、一般に開口部は、現像ローラ5の画像領域N外に設けられている。これは、画像領域N内に開口部を設けると現像ローラ5上の現像剤にトナー濃度が低い現像剤が混入するなどの不具合が生じ、現像ローラ5上の現像剤のトナー濃度が安定しなくなり、画像に影響を及ぼす恐れがあるためである。しかし、図5のように、開口幅Mの開口部は、画像領域N端部から画像領域N内側に10[mm]までの範囲内であれば画像領域N内にあっても、画質にほとんど影響が現れない。そのため、本実施形態では、開口部を画像領域Nの端部より画像領域Nの内側10[mm]の位置から軸方向外側で開口するように設けることができる。これにより、所定の開口幅Mで開口部を設ける場合には、開口部を画像領域N外だけに設けたものよりも、画像領域N内に開口部がある分、装置本体の軸方向の幅を短くすることができる。
キャリアについては、体積平均粒径が20〜60[μm]が好ましい。平均粒径60[μm]以下の小粒径のキャリアを用いることで、現像能力を低下させることなく、汲み上げ量の低減をすることができる。それはキャリア間の間隙が小さくなり現像領域における磁気ブラシがより緻密になり、少ない汲み上げ量で十分な現像が行えることになるからである。よって回収部における現像剤の搬送性が向上し、そこで補給されるトナーの分散性の向上につながる。
なおキャリアの平均粒径が60[μm]より大きいと回収部で現像剤のオーバーフローがおきやすくなり、安定な剤循環が行えず、トナー濃度変動が生じてしまう。また20[μm]より小さいと感光体にキャリアが付着したり、現像ローラ5からキャリアが飛散しやすくなるという不具合が発生する。
キャリアの平均粒径測定については、マイクロトラック粒度分析計(日機装株式会社)のSRAタイプを使用し、0.7[μm]以上125[μm]以下のレンジ設定で行うことができる。
粒径について、トナーの体積平均粒径は3〜8[μm]が好ましい。平均粒径が8[μm]以下の小粒径トナーを用いることで、現像剤の嵩密度を高めることができるため、安定した現像剤搬送が可能となり、回収部における補給用トナーの拡散性が向上する。また粒径分布がシャープであることから、現像剤の流動性が良く、長期的に安定した現像剤循環を行うことが可能となり、現像剤中での補給用トナーの拡散性が向上する。一方、トナー同士の間隙が小さくなり画像中のトナーのうまりが良くなるので、必要なトナー付着量およびトナー像の高さ(パイルハイト)の低減が図れる。また600[dpi]以上の微少ドットの再現性について、この範囲では、微小な潜像ドットに対して、十分に小さい粒径のトナー粒子を有していることから、ドット再現性に優れる。
一方、体積平均粒径(D4)が3[μm]未満では、転写効率の低下、ブレードクリーニング性の低下といった現象が発生しやすい。体積平均粒径(D4)が8[μm]を超えると、画像のパイルハイトが大きくなり、文字やラインの飛び散りを抑えることが難しい。 また、同時に重量平均粒径(D4)と個数平均粒径(D1)との比(D4/D1)は1.00〜1.30の範囲にあることが好ましい。なお、(D4/D1)が1.00に近いほど粒径分布がシャープであることを示す。このような小粒径で粒径分布の狭いトナーでは、トナーの帯電量分布が均一になり、地肌かぶりの少ない高品位な画像を得ることができ、また、静電転写方式では転写率を高くすることができる。
まず、電解水溶液100〜150[ml]中に分散剤として界面活性剤(好ましくはアルキルベンゼンスルフォン酸塩)を0.1〜5[ml]加える。ここで、電解液とは1級塩化ナトリウムを用いて約1[%]NaCl水溶液を調製したものが使用できる。次に、測定試料を2〜20mg加える。試料を懸濁した電解液は、超音波分散器で約1〜3分間分散処理を行ない、前記測定装置により、アパーチャーとして100[μm]アパーチャーを用いて、トナー粒子又はトナーの体積、個数を測定して、体積分布と個数分布を算出する。得られた分布から、トナーの重量平均粒径(D4)、個数平均粒径(D1)を求めることができる。
チャンネルとしては、2.00〜2.52[μm]未満;2.52〜3.17[μm]未満;3.17〜4.00[μm]未満;4.00〜5.04[μm]未満;5.04〜6.35[μm]未満;6.35〜8.00[μm]未満;8.00〜10.08[μm]未満;10.08〜12.70[μm]未満;12.70〜16.00[μm]未満;16.00〜20.20[μm]未満;20.20〜25.40[μm]未満;25.40〜32.00[μm]未満;32.00〜40.30[μm]未満の13チャンネルを使用し、粒径2.00[μm]以上乃至40.30[μm]未満の粒子を対象とする。
また、形状係数SF−2は、トナーの形状の凹凸の割合を示すものであり、数2で表される。トナーを2次元平面に投影してできる図形の周長PERIの二乗を図形面積AREAで除して、100/4πを乗じた値である。
形状係数の測定は、具体的には、走査型電子顕微鏡でトナーの写真を撮り、これを画像解析装置に導入して解析して計算を行なう。
トナーの形状が球形に近くなると、トナー間の接触状態が点接触となるためにトナー同士の吸着力は弱まりしたがって流動性が高くなる。ゆえに、現像剤の循環性が向上するとともに補給用トナーの拡散性が向上する。
また、トナーと感光体との接触状態が点接触になるために、トナーと感光体との吸着力も弱くなって、転写率は高くなり高画質化に寄与する。一方、形状係数SF−1、SF−2のいずれかが180を超えると、流動性が悪化し、剤循環性および補給用トナーの拡散性が悪いために好ましくない。また転写率が低下するため好ましくない。
本実施形態において、トナーの表面に適切な特性の微粒子が存在することで、トナー粒子と対象体との間に適度な空隙が形成される。また、微粒子は、トナー粒子、感光体、搬送ベルト等との接触面積が非常に小さく、均等に接触するので付着力低減効果が大きく、搬送ベルトに面した未定着像のトナーが搬送ベルトに付着しづらいために画像の乱れが少ない。また現像・転写効率が向上し、ドットの再現性が向上するため画像が安定して搬送時の乱れに対して余裕度が高くなる。さらに、コロの役割を果たすため、感光体を摩耗または損傷させることなく、クリーニングブレードと感光体との高ストレス(高荷重、高速度等)下でのクリーニングの際も、トナー粒子に埋没し難く、あるいは少々埋没しても離脱、復帰が可能であるので、長期間にわたって安定した特性を得ることができる。さらに、トナーの表面から適度に脱離し、クリーニングブレードの先端部に蓄積し、いわゆるダム効果によって、ブレードからトナーが通過する現象を防止する効果がある。これらの特性は、トナー粒子の受けるシェアを低減させる作用を示すので、高速定着(低エネルギー定着)のためトナーに含有されている低レオロジー成分によるトナー自身のフィルミングの低減効果を発揮する。しかも、微粒子として、平均一次粒径が50〜500[μm]の範囲のものを用いると、十分にその優れたクリーニング性能を活かすことができる上、極めて小粒径であるため、トナーの粉体流動性を低下させることがない。さらに、詳細は明らかでないが、表面処理された微粒子はトナーに外部添加されても、仮にキャリアを汚染した場合においても現像剤劣化の度合が少ない。よって経時的にトナーの流動性および帯電性の変化が少ないため、長期的に現像剤の循環および補給用トナーの拡散を安定に行うことができる。
微粒子の平均一次粒径(以下、平均粒径という)は、50〜500[nm]のものが用いられ、特に100〜400[nm]のものが好ましい。50[nm]未満であると、微粒子がトナー表面の凹凸の凹部分に埋没してコロの役割を低下する場合が生じる。一方、500[μm]よりも大きいと、微粒子がブレードと感光体表面との間に位置した場合、トナー自身の接触面積と同レベルのオーダーとなり、クリーニングされるべきトナー粒子を通過させる、即ちクリーニング不良を発生させやすくなる。
嵩密度が0.3[mg/cm3]未満では、流動性向上への寄与はあるものの、トナー及び微粒子の飛散性および付着性が高くなるために、トナーとコロとしての効果や、クリーニング部で蓄積して、トナーのクリーニング不良を防止するいわゆるダム効果といった働きが低下してしまう。
ビニル系樹脂の具体的な例としては、ビニル系モノマーを単独重合また共重合したポリマーで、例えば、スチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、(メタ)アクリル酸−アクリル酸エステル共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−(メタ)アクリル酸共重合体等が挙げられる。
本実施形態で用いた微粒子を、トナー表面に外添加し付着させる方法としては、トナー母体粒子と微粒子を各種の公知の混合装置を用いて、機械的に混合して付着させる方法や、液相中でトナー母体粒子と微粒子を界面活性剤などで均一に分散させ、付着処理後、乾燥させる方法などがある。
これにより、トナー濃度センサーAが回収搬送路7の現像剤搬送方向下流部で現像後の現像剤のトナー濃度を検知することで、現像によりトナーが消費されてから早期のうちに、消費されたトナー量を把握することができる。したがって、現像によってトナーが消費した現像剤に対して迅速に適切なトナー補給を行なうことができる。さらに、撹拌搬送路10の現像剤搬送方向下流部で補給されたトナーが十分に撹拌された後に、トナー濃度センサーBによって現像剤のトナー濃度を検知することにより、トナーを補給した後の現像剤のトナー濃度が目標とするトナー濃度範囲にあるかを把握することができる。よって、現像ローラに供給する現像剤のトナー濃度を安定に保つことが可能である。
また、本実施形態において、トナー補給制御装置は、トナー濃度センサーAによるトナー濃度検知結果と、トナー濃度センサーBによるトナー濃度検知結果とを比較して得られた、回収搬送路7の現像剤搬送方向下流部と撹拌搬送路10の現像剤搬送方向下流部とのトナー濃度差に応じてトナー補給手段を制御するものである。このように、現像によって消費したトナー量はトナー濃度センサーA,Bによって、正確に求めることができる。よって、トナー補給制御装置は、消費トナー量に応じた補給用トナー量を精度良く決めることができ、トナー補給手段が適切な量の補給用トナーを補給するように制御することができる。したがって、現像剤のトナー濃度の変動を最小限に抑えることが可能である。
また、本実施形態において、トナー補給制御装置は、所定のトナー濃度とトナー濃度センサーAによるトナー濃度検知結果とを比較して得られた、当該所定のトナー濃度と撹拌搬送路10の現像剤搬送方向下流部とのトナー濃度差に応じて、トナー補給手段を制御するものである。これにより、トナー補給のバラツキなどによってトナー濃度の変動が生じたとしても、トナー補給をするときに、現像剤のトナー濃度が所定のトナー濃度になるようにトナー補給制御手段がトナー補給量を調整することによって抑制できる。したがって、現像剤のトナー濃度を均一に維持することが可能である。
また、本実施形態において、回収搬送路7及び撹拌搬送路10は、それぞれ現像剤搬送方向下流側に現像剤を他の搬送路に移送する移送部を有し、トナー濃度センサーAは、回収搬送路7の移送部より現像剤搬送方向上流側にある回収搬送路側面の、回収搬送スクリュー6の回転軸を通る仮想水平面よりも下方で、かつ、回収搬送スクリュー6の回転軸の回転の中心から下ろした垂線と回収搬送路底面との交点から回収搬送路側面に向かって仰角30°以上の位置に設けており、また、トナー濃度センサーBは、撹拌搬送路10の移送部より現像剤搬送方向上流側にある撹拌搬送路側面の、撹拌搬送スクリュー11の回転軸を通る仮想水平面よりも下方で、かつ、撹拌搬送スクリュー11の回転軸の回転の中心から下ろした垂線と撹拌搬送路底面との交点から撹拌搬送路側面に向かって仰角30°以上の位置に設けている。また、回収搬送路7及び撹拌搬送路10で搬送される現像剤の搬送方向は、移送路で略直角方向に変更される。これにより、移送路では現像剤の流れが大きく乱れ現像剤が滞留する。したがって、トナー濃度センサーA,Bを移送路に設けると、トナー濃度センサーA,B付近に現像剤が滞留するため安定したトナー濃度の検知ができない。同様に、トナー濃度センサーA,Bを当該仰角が30°未満の位置に設けた場合でも、搬送路の側面と底面とでなされるコーナー付近では現像剤の流れが乱れ現像剤が滞留する。よって、トナー濃度センサーA,B付近に現像剤が滞留するため、安定したトナー濃度の検知ができない。しかし、移送路より現像剤搬送方向上流側及び当該仰角が30°以上の位置では、現像剤の流れは大きく乱れず現像剤は滞留しない。このことから、トナー濃度センサーA,Bを本実施形態で設けた位置にすることにより、安定したトナー濃度の検知ができ、トナー濃度検知精度を向上することが可能である。
また、本実施形態において、回収搬送スクリュー6及び撹拌搬送スクリュー11の軸方向中央部から当該軸の現像剤搬送方向下流端までのスクリューピッチは、当該軸の現像剤搬送方向上流端から軸方向中央部までのスクリューピッチよりも短い。言い換えれば、トナー濃度センサーA,B付近にある各スクリューのスクリューピッチが短くなっている。これにより、トナー濃度センサーA,B付近の現像剤は各スクリューによって圧縮されるので、現像剤の帯電状態の変動などにより現像剤の嵩が変化することを抑制することができる。つまり、トナー濃度センサーA,B付近の現像剤中のトナー密度の変化を抑えることができるので、トナー濃度の検知精度が向上する。
また、本実施形態において、トナー補給手段は、回収搬送路7の現像剤搬送方向下流端近傍へトナー補給を行なうものである。本実施形態では、回収搬送路7の現像剤搬送方向最下流部は移送路となっているので、現像剤の搬送方向が略直角方向に変化する。そのため、移送路では、現像剤の流れが大きく乱れている。このことから、トナー補給を回収搬送路7の現像剤搬送方向最下流端近傍で行なうことにより、トナー濃度の下がった現像後の現像剤と補給用トナーとが現像剤の流れの乱れにより大きく撹拌される。よって、トナー濃度の下がった現像後の現像剤と補給用トナーとを混合した現像剤でのトナーの拡散性が向上する。
また、本実施形態において供給搬送路9、回収搬送路7及び撹拌搬送路10は、現像ローラ5上の画像領域における現像ローラ5の軸に対して直交する方向の外方領域と重複するように配置されており、かつ、それぞれの搬送路のスクリュー部材軸方向長さが、現像ローラ5上の画像領域Nの現像ローラ5軸方向の長さよりも長く、供給搬送路9と回収搬送路7とは、現像剤搬送方向が同じであり、また、撹拌搬送路10は、供給搬送路9と回収搬送路7とは現像剤搬送方向が反対であり、供給搬送路9の現像剤搬送方向下流側と撹拌搬送路10の現像剤搬送方向上流側とは第1の開口部を介して連通しており、また、供給搬送路9の現像剤搬送方向上流側と撹拌搬送路10の現像剤搬送方向下流側とは第2の開口部を介して連通しており、また、回収搬送路7の現像剤搬送方向下流側と供給搬送路9の現像剤搬送方向下流側とが第3の開口部を介して連通しており、第1の開口部、第2の開口部及び第3の開口部は、現像ローラ5上の画像領域の端部より当該画像領域の現像ローラ軸方向中心に向かって10[mm]の位置に相当する供給搬送路9、回収搬送路7及び撹拌搬送路10の位置から軸方向外側で開口するように設けられている。一般に、各開口部の開口幅Mを広くすれば各搬送路間での現像剤の受け渡し効率が良くなが、各開口部の開口幅Mを広く取りすぎると、現像装置130の軸方向の幅が広がってしまうため、現像装置の小型化が困難となってしまう場合がある。このことから各開口部を、現像ローラ5上の画像領域Nの現像ローラ軸方向端部より画像領域N内の現像ローラ5軸方向中心に向かって10[mm]の位置に相当する、供給搬送路9、回収搬送路7及び撹拌搬送路10の位置から軸方向外側で開口するように設けている。これにより、所定の開口幅Mで各開口部を設ける場合には、各開口部を画像領域N外側だけに設けたものよりも、画像領域N内側に開口部がある分、各搬送路の軸方向長さを短くすることができる。よって、現像装置130の軸方向の長さを短くするために、各開口部の開口幅を所定の開口幅Mよりも短くする必要が無いので、各搬送路間での現像剤の搬送性を低下させることなく、現像装置130の小型化を行なうことができる。
また、本実施形態に係る複写機100で用いる現像剤の磁性キャリアは、その体積平均粒径が20[μm]以上60[μm]以下の範囲内である。これにより、現像領域に存在する現像剤量が少なくても現像能力が低下しないので、現像装置130内の現像剤量を低減することができる。よって、回収部で現像剤がオーバーフローすることなく安定に現像剤を搬送できる。したがって、回収部にて補給されたトナーが効率よく拡散し、トナー濃度を均一にすることが可能である。
また、本実施形態に係る複写機100に用いる現像剤のトナーは、その体積平均粒径が3[μm]以上8[μm]以下の範囲であり、かつ、個数平均粒径に対する体積平均粒径の比率が1.00以上1.40以下の範囲である。これにより、体積平均粒径が小さく、かつ、粒径分布のシャープなトナーを用いることで、トナー粒子間の間隙が小さくなるため、色再現性を損なうことなくトナーの必要付着量を低減することができる。よって、現像における濃度変動を小さくすることができる。また、現像剤の流動性が良く、長期的に安定した現像剤の循環および補給用トナーの拡散を行なうことが可能となる。
また、本実施形態に係る複写機100に用いる現像剤のトナーは、形状係数SF−1が100以上180以下の範囲内であり、かつ、形状係数SF−2が100以上180以下の範囲内である。これにより、トナーの形状が球形に近いことにより、現像剤の流動性が良くなり、長期的に安定した現像剤の循環及び補給用トナー拡散を行なうことが可能となる。
また、本実施形態に係る複写機100に用いる現像剤のトナーは、平均1次粒径が50[nm]以上500[nm]以下の範囲内であって、嵩密度が0.3[g/cm3]以上である外部添加剤がトナー母体粒子表面に添加されたものを用いる。これにより、微粒子がトナー表面の凹凸の凹部分への埋没が少なく、経時的にトナーの流動性および帯電性の変化が少ないため、長期的に現像剤の循環および補給用トナーの拡散を安定に行うことができる。
また、本実施形態に係る複写機100は、感光体1Y,1M,1C,1K及び現像装置130を備え、かつ、その感光体1Y,1M,1C,1K上のトナー像を記録体S上に転写させるための作像部としての画像形成部を2つ有する。そして、一方の作像部である第1画像形成部による記録体Sの一方の面(第1面)へのトナー像の転写及び他方の作像部である第2画像形成部による当該記録体Sの他方の面(第2面)へのトナー像の転写を、同時または順次に行い、その記録体Sの両面に各トナー像が転写された後に各トナー像を当該記録体Sに定着させる定着手段としとの定着装置を備えている。この複写機100は、いわゆる両面同時プリント方式の複写機100と呼ばれ、1回のプリント動作で1枚の記録体Sの両面に画像を形成できる。
また、本実施形態に係る複写機100が、特に上記両面同時プリント式の複写機100の場合、各作像部に設けられる互いに同じ色に対応した現像装置130のトナー補給手段は、当該色の補給用トナーを収容する同じトナー収容器からの補給用トナーを補給する。これにより、各面の画像形成ユニットそれぞれにおいて、補給されるトナーを同一のものとすることにより、補給用トナーの拡散性が各面を形成する現像器で等しくなる。よって、両面画像の各面において画質の差異が少なく、画像濃度の安定した両面画像を得ることが可能である。
5 現像ローラ
6 回収搬送スクリュー
7 回収搬送路
8 供給搬送スクリュー
9 供給搬送路
10 撹拌搬送路
11 撹拌搬送スクリュー
12 下ケーシング
13 上ケーシング
121 回収搬送スクリューの移送パドル
122 供給搬送スクリューの移送パドル
123 仕切り部材
124 仕切り部材
125 撹拌搬送スクリューの移送パドル
Claims (13)
- 磁性キャリアとトナーとからなる現像剤を表面上に担持して回転し、潜像担持体と対向する箇所で該潜像潜像担持体の表面の潜像にトナーを供給し現像する現像剤担持体と、
該現像剤担持体の軸線方向に沿って該現像剤を搬送し、該現像剤担持体に該現像剤を供給する第1のスクリュー部材を有する第1の搬送路と、
該潜像担持体と対向する箇所を通過した後の該現像剤担持体上から回収した回収現像剤を、該現像剤担持体の軸線方向に沿って搬送する第2のスクリュー部材を有する第2の搬送路と、
現像に用いられずに該第1の搬送路の現像剤搬送方向下流側まで搬送された余剰現像剤と、該現像担持体から回収され該第2の搬送路の現像剤搬送方向下流側まで搬送された該回収現像剤との供給を受け、該現像剤担持体の軸線方向に沿って該余剰現像剤と該回収現像剤とを撹拌しながら搬送する第3のスクリュー部材を有し、該余剰現像剤と該回収現像剤とを撹拌した後の撹拌現像剤を該第1の搬送路に供給する第3の搬送路と、
補給用トナーを収容するトナー収容器と、
該補給用トナーをトナ−補給口から補給するトナー補給手段と、
該現像剤のトナー濃度を検知する手段と、
該トナー濃度検知手段の検知結果に応じて、該トナー補給手段の補給動作を制御する補給動作制御手段とを有する現像手段を備えた画像形成装置において、
該トナー濃度検知手段として第1のトナー濃度検知部材と第2のトナー濃度検知部材とを有し、該第2の搬送路の現像剤搬送方向下流側に第1のトナー濃度検知部材を、及び、該第3の搬送路の現像剤搬送方向下流側に第2のトナー濃度検知部材を設けたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1の画像形成装置において、
上記補給動作制御手段は、上記第1のトナー濃度検知部材と上記2のトナー濃度検知部材とによるトナー濃度検知結果を比較して得られた、該第2の搬送路の現像剤搬送方向下流部と該第3の搬送路の現像剤搬送方向下流部とのトナー濃度差に応じて、上記トナー補給手段を制御するものであることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1または2の画像形成装置において、
上記補給動作制御手段は、所定のトナー濃度と上記第2のトナー濃度検知部材のトナー濃度検知結果とを比較して得られた該所定のトナー濃度と該第3の搬送路の現像剤搬送方向下流部とのトナー濃度差に応じて、トナー補給手段を制御するものであることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1、2、3または4の画像形成装置において、
上記第2の搬送路及び上記第3の搬送路は現像剤搬送方向下流側に現像剤を他の搬送路に移送する移送部を有し、
上記第1のトナー濃度検知部材は、該第2の搬送路の移送部より現像剤搬送方向上流側にある該第2の搬送路側面の、上記第2のスクリュー部材の回転軸を通る仮想水平面よりも下方で、かつ、該第2のスクリュー部材の回転軸の回転の中心から下ろした垂線と該第2の搬送路底面との交点から該第2の搬送路側面に向かって仰角30°以上の位置に設けており、
また、上記第2のトナー濃度検知部材は、該第3の搬送路の移送部より現像剤搬送方向上流側にある該第3の搬送路側面の、上記第3のスクリュー部材の回転軸を通る仮想水平面よりも下方で、かつ、該第3のスクリュー部材の回転軸の回転の中心から下ろした垂線と該第3の搬送路底面との交点から該第3の搬送路側面に向かって仰角30°以上の位置に設けたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1、2、3または4の画像形成装置において、
該第2のスクリュー部材及び該第3のスクリュー部材の軸方向中央部から該軸の現像剤搬送方向下流端までのスクリュウピッチは、現像剤搬送方向上流端から軸方向中央部までのスクリューピッチよりも短いことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1、2、3、4または5の画像形成装置において、
上記トナー補給手段は、上記第2の搬送路の現像剤搬送方向下流端近傍へトナー補給をするものであることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1、2、3、4、5または6の画像形成装置において、
上記第1の搬送路、上記第2の搬送路及び上記第3の搬送路は、上記現像剤担持体上の画像領域における該現像剤担持体の軸に対して直交する方向の外方領域と重複するように配置されており、かつ、それぞれの搬送路のスクリュー部材軸方向長さが、該現像剤担持体上の画像領域の現像剤担持体軸方向の長さよりも長く、
該第1の搬送路と該第2の搬送路とは、現像剤搬送方向が同じであり、また、該第3の搬送路は、該第1の搬送路と該第2の搬送路とは現像剤搬送方向が反対であり、
該第1の搬送路の現像剤搬送方向下流側と該第3の搬送路の現像剤搬送方向上流側とは第1の開口部を介して連通しており、
また、該第1の搬送路の現像剤搬送方向上流側と該第3の搬送路の現像剤搬送方向下流側とは第2の開口部を介して連通しており、
また、該第2の搬送路の現像剤搬送方向下流側と該第1の搬送路の現像剤搬送方向下流側とが第3の開口部を介して連通しており、
該第1の開口部、該第2の開口部及び該第3の開口部は、上記現像剤担持体上の画像領域の端部より該画像領域の該現像剤担持体軸方向中心に向かって10[mm]の位置に相当する該第1の搬送路、該第2の搬送路及び該第3の搬送路の位置から軸方向外側で開口するように設けられていることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1、2、3、4、5、6または7の画像形成装置において、
上記磁性キャリアとして、該磁性キャリアの体積平均粒径が20[μm]以上60[μm]以下の範囲内であるものを用いることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1、2、3、4、5、6、7または8の画像形成装置において、
上記トナーとして、該トナーの体積平均粒径が3[μm]以上8[μm]以下の範囲内であり、かつ、個数平均粒径に対する体積平均粒径の比率が1.00以上1.40以下の範囲であるものを用いることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9の画像形成装置において、
上記トナーとして、形状係数SF−1が100以上180以下の範囲内であり、かつ、形状係数SF−2が100以上180以下の範囲内であるものを用いることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9または10の画像形成装置において、
上記トナーとして、平均1次粒径が50[nm]以上500[nm]以下の範囲内であり、かつ、嵩密度が0.3[g/cm3]以上である外部添加剤がトナー母体粒子表面に添加されたものを用いることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11の画像形成装置において、
上記潜像担持体及び上記現像手段を備え、かつ、該潜像担持体上のトナー像を記録体上に転写させるための作像部を2つ有し、
一方の作像部による上記記録体の一方の面へのトナー像の転写及び他方の作像部による
該記録体の他方の面へのトナー像の転写を、同時または順次に行い、該記録体の両面に各トナー像が転写された後に該各トナー像を該記録体に定着させる定着手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項12の画像形成装置において、
上記2つの作像部は、それぞれ上記潜像担持体及び上記現像手段を複数備えており、各潜像担持体上にそれぞれ形成された互いに異なる色のトナー像を互いに重ね合わせた重ね合わせトナー象を上記記録体へ転写するものであり、
上記トナー収容器として、各色の補給用トナーをそれぞれ別個に収容する複数のトナー収容器を有し、各作像部に設けられる互いに同じ色に対応した現像手段のトナー補給手段は、該色の補給用トナーを収容する同じトナー収容器からの補給用トナーを補給することを特徴とする画像形成装置。
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