JP4635327B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えばレーザービームプリンタやLEDプリンタ等)、ファクシミリ装置及びワードプロセッサなどの画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、紙等の印刷媒体に画像を形成する画像形成装置として、例えばレーザービームプリンタの様に、電子写真画像形成方式により印刷媒体に画像を形成する画像形成装置が知られている。
【0003】
この電子写真画像形成方式とは、帯電手段によって一様に帯電させた電子写真感光体ドラムに、画像情報に応じた選択的な露光を行って静電潜像を形成し、その静電潜像を現像手段によってトナーを用いて現像して、感光体ドラム上にトナー像を形成し、その後、感光体ドラム上のトナー像を転写ローラにより印刷媒体に転写して画像形成を行う方式である。
【0004】
この種の画像形成装置においては、感光体ドラム及び感光体ドラムを帯電させる帯電器、感光体ドラムに形成された静電潜像を現像するため、感光体ドラムに現像剤を供給する現像ローラ等を一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを装置本体に形成された開口部分である装着部に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されている。
【0005】
また、前記画像形成装置では、少なくとも感光体ドラムを駆動するために、プロセスカートリッジを装置本体に装着した際に、装置本体の駆動源につらなる回転駆動体と感光体ドラムとを連結させている。
この感光体ドラムを回転駆動する方法として、例えば、特開平10−254327号公報には、左右一対のフレームが立設され、その左右のフレームに挟まれた領域を前記装着部としてプリンタ内部に画定し、装着部にプロセスカートリッジを着脱可能に装着するようにしたものが開示されている。
【0006】
具体的には、前記一対のフレームの内、一方のフレームに貫通孔を設け、その貫通孔を介して装着部の外部と内部との間を移動可能に回転駆動体を設け、その回転駆動体の先端に係合部を設けている。プロセスカートリッジのケースから突出形成され且つカートリッジに収容された感光体ドラムを回転させるための駆動軸の先端には、前記係合部に係合される被係合部を設けている。そして、前記装着部に装着されたプロセスカートリッジの被係合部に対して、前記回転駆動体を接近移動させてその係合部を被係合部に当接させ、回転駆動体を駆動源により回転させて感光体ドラムを回転させるようにし、プロセスカートリッジを交換する際には、回転駆動体を装着部から離れる方向に移動させて回転駆動体とプロセスカートリッジの駆動軸とを離脱させ、駆動を切り離すようにしたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前記プロセスカートリッジ内では、感光体ドラム上に形成された静電潜像が現像剤(トナー)により現像され、可視像(トナー像)が形成されるが、その可視像は感光体ドラム上に供給された印刷媒体に転写されることになる。この転写のために、前記装着部には前記プロセスカートリッジの感光体ドラムに付勢手段により付勢され且つ回転される転写ローラが配置され、その転写ローラと感光体ドラムとにより印刷媒体を挟持搬送すると共に、転写ローラに転写電圧を印加することにより、感光体ドラム上にトナー像が印刷媒体に転写されるのである。
【0008】
転写ローラは回転可能且つ感光体ドラムに付勢可能に取り付けが必要であることから、一般的には、転写ローラを固定した支持軸を支持する軸受けを支持ベース(転写ローラ支持体)に設けた案内ガイドに沿って上下動可能に配置し、支持ベースと軸受けとの間に付勢手段(圧縮バネ)を介在させて転写ローラを支持し、支持ベースを前記装着部に固定し、プロセスカートリッジが装着されたときに感光体ドラムに転写ローラが付勢されるようにしている。
【0009】
一般に、感光体ドラムに対する転写ローラの接触位置は厳密に決定しておく必要がある。それは、転写ローラは前記支持ベースの案内ガイドに沿って付勢手段により感光体ドラムに付勢されるため、前記支持ベースの取付位置がずれていると、案内ガイドにより案内され付勢された転写ローラの感光体ドラムに対する接触位置が変化することとなり、その変化によって、感光体ドラムと転写ローラとの間の転写条件が大きく変化してしまい、印刷媒体に転写される画像の品質が不安定になるためである。
【0010】
このため、上記した一般の画像形成装置にあっては、転写ローラを支持する支持ベースと、感光体ドラムの位置の基準となる回転駆動体とを装着部のフレームに正確に取り付ける必要がある。
しかしながら、支持ベースのフレームに対する取り付けと回転駆動体のフレームに対する取り付けは独立して行われているため、回転駆動体に連結されたときの感光体ドラムに対する転写ローラの当接位置を高精度に設定することが難しく、回転駆動体と支持ベースとの取り付け時の位置調節に時間がかかるという問題がある。
【0011】
また、装着部のフレームには、プロセスカートリッジを装着する際に、プロセスカートリッジの駆動軸を前記回転駆動体に係合可能な位置まで案内するカートリッジガイドを取り付ける必要があるが、その取り付けも従来は独立して行われており、その取付位置の調節に時間がかかるという問題もある。
【0012】
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、少なくとも転写ローラ支持体及び回転駆動体がフレームに対して精度よく位置決めされた画像形成装置で、しかも、その構成によって、位置決めの作業を従来よりも容易にすることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
(1)前記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、感光体ドラムを有するプロセスカートリッジを着脱可能に装着するための装着部を備えた装置本体と、前記装置本体のフレームに設けられた連通部を介して、前記装着部に装着されたプロセスカートリッジの感光体ドラムと作動的に係合して回転駆動する回転駆動体と、前記フレームの連通部に配置されて該フレームに支持され、前記回転駆動体を回転可能に支持する軸受体と、前記フレームに支持され、前記軸受体に係合する係合部を有し、前記装着部に装着されたプロセスカートリッジの感光体ドラムから、現像剤像を印刷媒体に転写するための転写ローラを支持する転写ローラ支持体と、前記フレームに支持され、前記軸受体に係合する係合部を有し、前記プロセスカートリッジを装着部に案内するカートリッジガイドと、を備え、前記回転駆動体の軸部と前記転写ローラ支持体の係合部と前記カートリッジガイドの係合部とは、前記フレームに支持された軸受体により、同軸に、前記フレームに位置決めされており、前記回転駆動体の軸部は、前記軸受体の軸受貫通孔内を軸方向に摺動可能に構成されているとともに、前記感光体ドラムと係合可能に構成されていることを特徴とする。
【0014】
本発明では、感光体ドラムを有するプロセスカートリッジは、装置本体の装着部に着脱可能に装着されるものであり、装着されたプロセスカートリッジの感光体ドラムは、装置本体のフレームに設けられた連通部を介して、回転駆動体と作動的に係合して回転駆動される。この回転駆動体は、フレームの連通部に配置された軸受体により回転可能に支持される。また、フレームには、軸受体に係合する係合部を有する転写ローラ支持体が支持され、この転写ローラ支持体に支持された転写ローラにより、プロセスカートリッジの感光体ドラムから、現像剤像が印刷媒体に転写される。更に、フレームには、軸受体に係合する係合部を有し、プロセスカートリッジを装着部に案内するカートリッジガイドが支持されている。
【0015】
特に本発明では、回転駆動体と転写ローラ支持体とカートリッジガイドとは、軸受体という共通の部材を介して同軸にフレームに位置決めされているので、回転駆動体と転写ローラ支持体とカートリッジガイドとの位置精度、つまり、回転駆動体を介して感光体ドラムと転写ローラとの当接位置精度を高くすることができる。また、本発明の構成により、回転駆動体と転写ローラ支持体とカートリッジガイドとをフレーム対して位置決めする作業が従来より容易になる。つまり、本発明の構成であれば、回転駆動体と転写ローラ支持体とカートリッジガイドとは、それぞれ別々に位置決めする必要がなく、軸受体を利用して同じ位置で位置決めできるので、その作業が簡易化される。
【0016】
【0017】
【0018】
(2)請求項2の発明は、請求項1に記載の構成に加え、軸受体は、連通部を貫通した状態で固定されているとともに、カートリッジガイドに設けられた係合部としての支持孔及び転写ローラ支持体に設けられた係合部としての支持孔に挿入されており、この軸受体によって、カートリッジガイド及び転写ローラ支持体がフレームに位置決めされていることを特徴としている。
【0019】
本発明では、軸受体は、フレームの連通部を貫通した状態で固定されているので、この軸受体が、カートリッジガイドの支持孔及び転写ローラ支持体の支持孔に係合することにより、感光体ドラムと転写ローラとの当接位置精度を更に高めることができ、カートリッジガイドの位置決めも高精度且つ容易に行うことができる。
【0020】
(3)請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の構成に加え、回転駆動体は、装着部を覆うカバーの開閉動作に伴って作動する作動部材に作動的に連結され、開閉動作に伴って回転駆動体はその軸方向に移動されて感光体ドラムに作動的に着脱されることを特徴としている。
【0021】
本発明では、カバーが開閉されると、その開閉動作に伴って、回転駆動体は作動部材により軸方向に移動し、感光体ドラムと作動的に着脱される。
例えば、カバーが閉じられている時には、回転駆動体は装着部よりの位置に配置されているが、カバーが開けられると、作動部材により装着部から離れる方向に移動される。従って、この状態にてプロセスカートリッジを装着部に装着することができる。その後、カバーが閉じられると、作動部材が作用して回転駆動体は装着部よりに移動し、感光体ドラムと係合して感光体ドラムを回転させることができる状態となる。尚、プロセスカートリッジを取り出す場合は、この逆の動作となる。
【0022】
(4)請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の構成に加え、カートリッジガイドとフレームとの間に、転写ローラ支持体の係合部が挟まれる構成を有することを特徴としている。
本発明は、カートリッジガイドとフレームと転写ローラ支持体との位置関係を例示したものである。この構成により、転写ローラ支持体の係合部が軸受体から脱落してしまうのを防止できる。
【0023】
(5)請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の構成に加え、転写ローラ支持体の係合部には軸受体が挿入される円弧状又は円形の支持孔が形成されるとともに、転写ローラ支持体の係合部が形成された一側には、支持孔に向かって延びる長孔が形成されており、転写ローラ支持体はこの長孔を介してフレームに固定されていることを特徴としている。
【0024】
本発明では、転写ローラ支持体に支持孔に加えて長孔が形成されているので、この長孔(及び例えばフレームに設けられた孔)に例えばカートリッジガイドのボス等が嵌り込むことにより、転写ローラ支持体の回転方向の位置が決まり、転写ローラ支持体が正しい向きを保って配置される。
【0025】
つまり、支持孔と軸受体との嵌合により転写ローラ支持体の回転中心位置が決定され、長孔を介してフレームに固定されることにより容易に転写ローラ支持体のフレームに対する取付姿勢が決定され、その結果、回転駆動体と転写ローラとの位置精度、つまり、感光体ドラムと転写ローラとの当接位置精度を容易に高く設定することができる。
【0026】
(6)請求項6の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の構成に加え、転写ローラ支持体の係合部には軸受体が挿入される円弧状又は円形の支持孔が形成されるとともに、転写ローラ支持体の係合部が形成された一側には、支持孔に向かって延びる長孔が形成されており、カートリッジガイドには転写ローラ支持体の長孔を介してフレームに固定するための固定部が形成されている。
【0027】
本発明では、カートリッジガイドにボス等の固定部が設けらているので、このカートリッジガイドの固定部が転写ローラ支持体の長孔に嵌り込むことにより、転写ローラ支持体の回転方向の位置が決まる。
このため、転写ローラ支持体の回転方向の位置を決めるために、別部品の固定部剤を準備する必要がなく、低コストになる。
【0028】
(7)請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれかに記載の構成に加え、転写ローラ支持体の係合部は転写ローラ支持体の一方端に設けられ、その係合部には軸受体が挿入される円弧状又は円形の支持孔が形成されるとともに、転写ローラ支持体の他方端には補助係合部が設けられており、その補助係合部には係合部の支持孔と同軸上に配置される円弧状又は円形の補助係合孔が設けられており、転写ローラ支持体は補助係合孔を介してフレームに固定されていることを特徴としている。
【0029】
本発明は、転写ローラ支持体の支持孔が設けられた一方端とは反対側の構成を示している。つまり、転写ローラ支持体の他方端には、支持孔と同軸に補助係合孔を有する補助係合部が設けられ、この補助係合孔を介してフレームに固定されている。
【0030】
従って、転写ローラ支持体は、その支持孔と補助係合孔を貫く軸を中心にして回動可能な様にフレームに支持され、その回転が前記長孔を利用した固定により規制されることにより、感光体ドラムの回転軸に対して転写ローラの回転軸を確実に平行にすることができる。
【0031】
(8)請求項8の発明は、請求項1〜7のいずれかに記載の構成に加え、画像形成装置は、レーザ光を走査して感光体ドラムに静電潜像を形成する光走査装置を有することを特徴としている。
本発明は、画像形成装置を例示したものであり、この装置により、精密な画像を形成することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の画像形成装置の好適な実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
(実施の形態)
本実施の形態では、画像形成装置として、レーザービームプリンタ(レーザプリンタ)を例に挙げて説明する。
【0033】
a)まず、本実施の形態のレーザプリンタの全体構成を、図1に基づいて説明する。
尚、図1はレーザプリンタの装置本体(本体ユニット)1の構成を表す縦断面図である。
【0034】
図1に示す様に、本実施の形態のレーザプリンタは、本体ユニット1の下方に、本体ユニット1に着脱自在に挿入される給紙トレー3が配置され、その内部には、図示しないバネにより上方に付勢された支持板5が設けられている。
前記支持板5の上方には、支持板5の上に積層状に保持された記録紙(印刷媒体に相当)を一枚ずつ分離して画像形成部7方向へ供給する供給ローラ9が配設されている。
【0035】
前記供給ローラ9から画像形成部7へ到る記録紙の搬送経路には、2対の搬送ローラ11,13と、適宜停止することによって記録紙の先端を係止し、その記録紙の斜行を補正するレジストローラ15とが順次配設されている。
前記画像形成部7は、プロセスカートリッジ21内に設けられた感光体としての感光体ドラム23と、その感光体ドラム23に対向配置された転写手段としての転写ローラ25とを備えている。尚、感光体ドラム23は、プロセスカートリッジ21側に配置され、転写ローラ25は本体ユニット1側に配置されている。
【0036】
前記画像形成部7の下流側(図の右側)には、搬送ベルト27を介して、加熱ローラ31と押圧ローラ33とからなる定着部35が設けられている。
更に、前記定着部35の下流側には、その搬送経路に沿って3対の排紙ローラ37a〜cが配置され、本体ユニット1の上面には、最後の排紙ローラ37cから排出される記録紙を受ける排紙トレー39が設けられている。
【0037】
また、排紙トレー39とプロセスカートリッジ21との間には、感光ドラム23をレーザ光Lによって走査露光するスキャナユニット41が配設されている。
尚、前記スキャナユニット41には、画像形成のために、レーザダイオード(図示せず)から照射されるレーザ光を走査する目的で、モータ(図示せず)により回転駆動されるポリゴンミラー42など、各種の光学素子等が配置されている。
【0038】
b)次に、前記プロセスカートリッジ21について、図1及び図2に基づいて説明する。尚、図2は、プロセスカートリッジの内部構造を表す縦断面図である。
まず、図1に示す様に、プロセスカートリッジ21は、本体ユニット1の上方に開口する凹部である装着部17に、(矢印A、B方向に進退して)着脱自在に装着されるものである。尚、装着部17の上方の開口は、常時はカバー19にて覆われており、カバー19を上方に回動させて開くことにより、プロセスカートリッジ21を着脱することができる。
【0039】
このプロセスカートリッジ21は、図2に示すように、表面に感光層を有する感光体ドラム23を回転可能に備え、更に、その感光体ドラム23の表面を一様に帯電させる帯電ローラ43、及び帯電した感光体ドラム23の表面にトナーを供給する現像手段としての現像ローラ45を備えている。
【0040】
そして、帯電ローラ43によって帯電された感光体ドラム23の表面には、スキャナユニット41から露光開口部21aを介して入射するレーザ光Lによって静電潜像が形成され、続いて、現像ローラ45が感光体ドラム23の表面へ現像材としてのトナーを供給することにより、感光体ドラム23上にて静電潜像が現像され、トナー像(可視像)が形成される。
【0041】
尚、プロセスカートリッジ21には、この他、トナー容器21bに収容されたトナーを撹拌しながら現像ローラ45に向けて送り出すトナー送り部材47や、現像ローラ45の表面に付着したトナーを摩擦帯電させ薄層化する層厚規制ブレード49等、周知の各種構成が設けられている。
【0042】
c)次に、本実施の形態における画像形成の手順を説明する。
給紙トレー3から供給ローラ9により取り出された記録紙は、搬送ローラ11、13によりレジローラ15に送られ、そこで、記録紙の斜行が修正される。
その後、記録紙が画像形成部7に送られると、感光体ドラム23及び転写ローラ25の間を通過する際に、感光体ドラム23に付着したトナーが前述の転写ローラ25との間を通過する記録紙に転写されることにより、記録紙に画像(トナー像)が形成される。
【0043】
そのトナー像が形成された記録紙は、搬送ベルト27によって定着部35に搬送される。定着部35では、加熱ローラ31と押圧ローラ33とにより挟まれるとともに、加熱ローラ31により加熱されて、トナー像の記録紙への定着が行われ、画像形成が完了する。
【0044】
その後、画像が定着された記録紙は、3対の排紙ローラ37a〜cを介して、本体ユニット1の上面に設けた排紙トレー39に排出される。
d)次に、本実施の形態の要部である、プロセスカートリッジ21を本体ユニット1に装着するために必要な構成について、図3〜図11に基づいて説明する。
【0045】
尚、図3はレーザプリンタを前方から見た正面図であり、図4(a)はフレームの一部を構成する支持フレームの左側面図であり、図4(b)は支持フレームの右側面図である。
図3に示す様に、本実施の形態では、本体ユニット1のカバー19を開けて、装着部17にプロセスカートリッジを装着する構成であるが、この装着部17の左右には、金属製の板材からなる一対の支持フレーム(支持プレート)51、53が平行に立設されている。
【0046】
前記両支持フレーム51、53間には、両支持フレーム51、53を連結固定するために、金属製の丸棒パイプである補強部材(図3の細かい斜線部分)55と、スキャナユニット41が搭載される金属製の板金曲げ加工された補助プレート57と、電源を覆う金属製の板金曲げ加工された補助プレート59とが配置されている。また、両支持フレーム51、53間には、転写ローラ25を回転可能に支持した転写ローラ支持体(転写ベース:図3の粗い斜線部分)61が取り付けられている。
【0047】
従って、前記補強部材55と両補助プレート57、59との左右の端部は、図4(但し要部のみ示してある)に示す位置にて、ネジ等により左右の支持フレーム51、53にそれぞれ固定されている。尚、補強部材55のねじり強度は、補助プレート57、59のねじり強度よりも充分大きいものである。
【0048】
尚、前記両支持フレーム51、53の外側などに、各種の樹脂製の板材などが取り付けられることにより、本体ユニット1の筐体部分が構成されている。
以下、各構成について詳細に説明する。
(1)図5に転写ローラ支持体61の近傍を示す様に、転写ローラ支持体61の上面には、同図の左右方向(従って本体ユニット1の左右方向)に延びる転写ローラ25が、回転可能に軸支されている。尚、この転写ローラ25の支持軸の両端を回転可能に支持する軸受は、転写ローラ支持体61に設けられた上下方向に延びるガイドG(図7参照)に摺動可能に嵌合され、且つ圧縮バネ等の付勢手段を介して転写ローラ支持体61に支持されている。
【0049】
この転写ローラ支持体61の上方には、前記プロセスカートリッジ21が、転写ローラ25と感光体ドラム23とが対向する様に、感光体ドラム23を下側にして配置されるので、プロセスカートリッジ21の下面側と転写ローラ支持体61の上面側との間に搬送経路が形成されることになる。このとき、前記付勢手段により転写ローラ25は、前記ガイドGに案内されて感光体ドラム23に付勢される。
【0050】
前記転写ローラ支持体61の右側の端部には、図6(a)に右側面図を示す様に、板状の右側壁部63が立設され、一方、転写ローラ支持体61の左側の端部には、図6(b)に左側面図を示す様に、その後方(図6(b)では左側)に板状の第1左側壁部65が、前方(図6(b)では右側)に板状の第2左側壁部67が立設されている。
【0051】
図5に示す様に、右側壁部63を挟んで、右側壁部63の右側(外側)には、支持フレーム53が配置され、右側壁部63の左側(装着部17側:内側)には、板状のカートリッジガイド69が配置されている。従って、外側から順に、支持フレーム53、右側壁部63、カートリッジガイド69の順で平行に配置され、それらは、後述する様に、一体に連結されている。
【0052】
一方、第1、2左側壁部65、67の左側(外側)には、支持フレーム51が配置され、第1、2左側壁部65,67の右側(装着部17側:内側)には、板状のカートリッジガイド71が配置されている。従って、外側から順に、支持フレーム51、第1、2左側壁部65、67、カートリッジガイド71の順で平行に配置され、それらは、後述する様に、一体に連結されている。
【0053】
(2)次に、図7に装着部17近傍の右側の構成を分解して示す様に、右側の支持フレーム53には、係合部として円形の貫通部(貫通孔)73が設けられており、その貫通孔73の軸を軸中心として、支持フレーム53の左右には、以下に述べる各種の部材が取り付けられている。尚、貫通孔73の半径方向の左右には、一対のスリット状の係止孔75a、bが設けられるとともに、一方の係止孔75aの近傍に細孔77が設けられている。
【0054】
まず、支持フレーム53の左側(内側)には、前記転写ローラ支持体61が配置され、この転写ローラ支持体61の右側壁部63には、前記貫通孔73と同径の支持孔79が設けられている。尚、前記と同様に、支持孔79の半径方向の左右には、一対のスリット状の係止孔81a、bが設けられるとともに、一方の係止孔81aの近傍に細孔83が設けられている。
【0055】
更に、転写ローラ支持体61の右側壁部63の左側(内側)には、前記カートリッジガイド69が配置され、このカートリッジガイド69には、前記貫通孔73と同径の支持孔85が設けられている。尚、前記と同様に、支持孔85の半径方向の左右には、一対のスリット状の係止孔87a、bが設けられるとともに、一方の係止孔87aの近傍に細孔89が設けられている。
【0056】
一方、支持フレーム53の右側(外側)には、内側から順に、軸受体91、カム部材93、回転駆動体95が、それぞれ配置されている。
このうち、軸受体91は、その円筒状の軸受体本体部分が、支持フレーム53の貫通孔73に内嵌して(隙間無く摺動可能に)取り付けられ、回転駆動体95の軸受けとなる略筒状の部材である。
【0057】
つまり、前記軸受体91は、貫通孔73に内嵌する外径を有する略円筒形の本体103を備えており、この本体103には、回転駆動体95の軸部101が摺動可能に挿入される軸受貫通孔91aが形成されている。この軸受貫通孔91aの中心と、本体103の外周の中心とは同心である。
【0058】
前記本体103には、図8に示す様に、その外周面の左右に、前記カム部材93が摺動する斜面(カム面)を有する一対の鍔状のカム部材105a、bが突出している。このカム部材105a、bには、軸受体91を、支持フレーム53側に固定するために、先端側(支持フレーム53側)に突出する係止突起107a、bが設けられている。また、一方のカム部材105aには、軸受体91の回転方向の移動を規制するために、先端側に突出するピン109が設けられている。
【0059】
更に、軸受体91の本体103の先端側には、プロセスカートリッジ21の装着の際に、感光体ドラム23の端部の外周に突設された円筒形の枠体24(図1参照)を保持するために、本体103の外周に沿って円弧状に張り出す凸部103aが設けられている。
【0060】
図7に戻り、前記カム部材93は、軸受体91の本体103の円筒壁周面に外嵌する(円筒壁周面が隙間無く摺動可能に挿入される)カム貫通孔93aを有する筒状部111と、筒状部111より径方向に扇状に張り出す板材113と、板材113の先端から軸方向に突出する棒状の係止部115とを備えている。
【0061】
この係止部115には、長尺の板状のリンク部材117の一端が回動自由に係止されている。尚、リンク部材117の他端は、カバー19に回動自由に係止されており、カバー19の開閉動作に伴って、上下方向に移動する。
また、前記回転駆動体95は、大径のギヤであり、図示しないモータ及びギヤ機構により駆動されて、矢印A方向に回転される。この回転駆動体95の軸中心には、図7の左側(装着部17側)に軸部101が同軸上に突出しており、この軸部101が、カム部材93のカム貫通孔93aを貫くとともに、軸受体91の貫通孔91aに回転自由に挿入されて支持されている。
【0062】
尚、軸部101の先端には、感光体ドラム23の軸部の先端に設けられたねじれた形状の略三角形状の係合凸部23a(図1参照)と着脱可能に係合して感光体ドラム23を回転させるために、略三角形状の係合凹部101a及びその中央の円筒形の凸部101bが形成されている。
【0063】
従って、上述した回転駆動体95、カム部材93、軸受体91、支持フレーム53、転写ローラ支持体61の右側壁部63、カートリッジガイド69は、支持フレーム53の支持孔73を貫く中心軸を中心にして配置されている。即ち、回転駆動体95、カム部材93、軸受体91、転写ローラ支持体61の右側壁部63、カートリッジガイド69は、軸受体91を利用して、支持フレーム53に対して位置決めされて、組み付けられている。
【0064】
(3)次に、上述した各部材の組み付け方法について説明する。
図7の左側から、カートリッジガイド69の支持孔85と、転写ローラ支持体61の右側壁部63の支持孔79と、支持フレーム53の貫通孔73の位置を一致させた状態で、重ね合わせる。尚、この場合には、各係止孔87a、b、81a、b、75a、b及び細孔89、83、73の位置も一致させる。
【0065】
この状態で、支持フレーム53の右側(外側)から、軸受体91の本体103を支持フレーム53の貫通孔73及び各支持孔85、79に嵌め込む。それとともに、係止突起107a、bを各係止孔87a、b、81a、b、75a、bに嵌め込んで係止し、且つ、係止部109を各細孔89、83、73に嵌め込む。
【0066】
これによって、カートリッジガイド69と転写ローラ支持体61と支持フレーム53と軸受体91とが、同軸にて一体化する。
更に、軸受体91にカム部材93を外嵌し、外側より回転駆動体95の軸部101を、軸受体91の軸受貫通孔91aに挿入する。
【0067】
これにより、カートリッジガイド69と転写ローラ支持体61と支持フレーム53と軸受体91とカム部材93と回転駆動体95とが、軸部101を軸中心として、同軸に配置されたことになる。
従って、図9に示す様に、装着部17の内側に、軸受体91の本体103の先端及び凸部103a、回転駆動体95の軸部101が露出した状態となる。
【0068】
(4)次に、右側の支持フレーム53近傍の他の構成ついて説明する。
図10にカートリッジガイド69を示す様に、右側の支持フレーム53に一体に固定されるカートリッジガイド69は、図10の左下部に形成された支持孔85の右側に、同図の手前側(装着部17側)に突出する第1ガイド凸部121を備えるとともに、第1ガイド凸部121の上方にも同図の手前側に突出する第2ガイド凸部123を備えている。
【0069】
前記第1ガイド凸部121は、支持孔85に向かって傾斜する斜面121aを有し、この斜面121aに沿ってプロセスカートリッジ21が案内される。つまり、感光体ドラム23の端部の枠体24が、第1ガイド121と第2ガイド123との間を通って、同図の一点鎖線の経路をたどって、支持孔85の位置にまで案内される。
【0070】
また、カートリッジガイド69の一方の面(外側面)には、4カ所に係止フック125a〜dが立設され、この係止フック125a〜dが、支持フレーム53の係止孔53a〜d(図4(b)参照)に係止されることにより、カートリッジガイド69と支持ブレート53とが、転写ローラ支持体61の右側壁部63を挟んで結合されて一体化している。
【0071】
更に、カートリッジガイド69の外側面の下部には、その手前側(前方)に、外側に向かって突出する円筒形のボス(固定部)127が設けられている。一方、図11に示す様に、転写ローラ支持体61の右側壁部63には、同図の左側(前方)に、ボス127が貫挿されるボス孔63aが設けられるとともに、前記図4(b)に示す様に、支持フレーム53には、ボス127が貫挿される(貫通孔73の軸中心の方向に延びる)長孔54が設けられている。
【0072】
従って、前記ボス127が、前記ボス孔63a及び長孔54に貫挿されることにより、図11に示す様に、支持孔79(従って貫通孔73)を回転中心とする転写ローラ支持体61の回転方向(矢印)方向への動きが規制される。
そのため、回転駆動体95と転写ローラ支持体61の支持フレーム53に対する取付位置及び姿勢が正確に設定され、プロセスカートリッジ21を装着した時に、感光体ドラム23に対する転写ローラ25の当接位置も正確に設定されるのである。
【0073】
(5)次に、左側の支持フレーム51近傍の構成ついて説明する。
前記図5に示す様に、左側の支持フレーム51に一体に固定されるカートリッジガイド71は、前記右側のカートリッジガイド69と同様な形状にて内側(装着部17側)に突出するガイド凸部131を備えている。尚、図5では、カートリッジガイド71の外面側から見ている。
【0074】
また、カートリッジガイド71の一方の面(外側面)には、前記右側のカートリッジガイド69と同様に、4カ所に係止フック133a〜dが立設され、この係止フック133a〜dが、支持フレーム53の係止孔51a〜d(図4(a)参照)に係止されることにより、カートリッジガイド71と支持フレーム51とが、転写ローラ支持体61の第1、第2左側壁部65,67を挟んで結合されて一体化している。
【0075】
更に、カートリッジガイド71の外側面の下方には、外側に向かって突出する円筒形の第1ボス135及び第2ボス137が設けられている。
一方、転写ローラ支持体61の第1左側壁部65には、第1ボス135が貫挿される第1ボス孔(補助係合部の補助係合孔)65aが設けられるとともに、第2左側壁部67には、第2ボス137が貫挿される第2ボス孔67aが設けられている。
【0076】
また、前記図4(a)に示す様に、支持フレーム51には、第1ボス135が貫挿される円孔50と、第2ボス137が貫挿される(ボス孔50の軸中心の方向に延びる)長孔52が設けられている。
前記左側の支持フレーム51の円孔50は、右側の支持フレーム53の貫通孔73と対向する位置に同軸に設けられるものであり、よって、転写ローラ支持体61の第1左側壁部65の第1ボス孔65aは、右側壁部63の支持孔79と対向する位置に同軸に設けらている。
【0077】
よって、転写ローラ支持体61は、左側の支持フレーム51の円孔50と右側の支持フレーム53の貫通孔73とを貫く中心軸に対して、回転可能に軸支されることになる。
従って、前記第2ボス137が、前記第2ボス孔67a及び長孔52に貫挿されることにより、円孔50を回転中心とする転写ローラ支持体61の回転方向への動きが規制される。
【0078】
前記右側のカートリッジガイド69の取り付けにより、同時に転写ローラ支持体61の取付位置及び姿勢が正確に決定され、感光体ドラム23に対する転写ローラ25の当接位置も正確に設定されるだけでなく、左側のカートリッジガイド71の取り付けにより、感光体ドラム23と転写ローラ25を平行に確実に保持することができる。
【0079】
e)次に、上述した構成を備えた本実施の形態における、プロセスカートリッジ21の装着時の動作について簡単に説明する。
前記図1及び図7に示す様に、カバー19が閉じられた状態では、リンク部材117は下方に移動しているので、回転駆動体95を軸方向の外側に移動させていない状態である。即ち、回転駆動体95は、軸受体91側に移動されている。
【0080】
従って、この状態では、回転駆動体95の軸部101の先端は、カートリッジガイド69の内側面よりわずかに突出している。
次に、カバー19が開けられると、そのカバー19の上方への開動作により、リンク部材117が上方に移動される。それにより、カム部材93は、矢印B方向(図7参照)に回動される。
【0081】
この回動により、カム部材93の内側面に設けられた斜面(カム面)が、軸受体91の外側面に設けられた斜面(カム面)に沿って摺動するとともに、軸受体91の斜面の傾斜によりカム部材93自身を軸方向の外側に移動される。
これにより、カム部材93に(図示しないバネ部材(付勢手段)により軸方向内側に付勢されて)当接している回転駆動体95も、付勢手段の付勢に抗して軸方向外側に移動される。
【0082】
従って、回転駆動体95の軸部101も軸方向外側に移動され、その軸部101は貫通孔73内に引き込まれ、軸部101の先端は、カートリッジガイド69の内側面より突出しない状態となる。
よって、この状態で、装着部17にプロセスカートリッジ21を装着すれば、感光体ドラム23の枠体24が、軸受体91の円弧状の凸部103aの内面に当接して停止した状態となる。これにより、感光体ドラム23と回転駆動体95の軸部101とが、同軸に配置されたことになる。
【0083】
その後、カバー19が閉じられると、上述した手順とは逆に、カバー19の下方への閉動作により、リンク部材117が下方に移動される。それにより、カム部材93は、矢印A方向に回動される。
この回動により、カム部材93の内側面に設けられた斜面が、軸受体91の外側面に設けられた斜面に沿って摺動するとともに、軸受体91の斜面の傾斜によりカム部材93自身が軸方向の内側に移動される。これにより、カム部材93に当接している回転駆動体95も、軸方向内側に移動される。
【0084】
従って、回転駆動体95の軸部101も軸方向内側に移動され、回転駆動体95の軸部101の先端は、カートリッジガイド69の内側面より突出する。
これにより、回転駆動体95の軸部101の先端の凹部101aと感光体ドラム23の軸部の先端の凸部23aとが嵌合し、回転駆動体95の回転によって、感光体ドラム23を回転できる状態となる。
【0085】
f)この様に、本実施の形態では、右側の支持フレーム53の貫通孔73に軸受体91が内嵌して固定され、この軸受体91に、(内側から)転写ローラ支持体61の右側壁部63の支持孔79とカートリッジガイド69の支持孔85が嵌合している。これにより、軸受体91を利用して、転写ローラ支持体61とカートリッジガイド69を、支持フレーム23に対して位置決めすることができる。
【0086】
つまり、本実施の形態では、軸受体91を用いて、軸受体91と転写ローラ支持体61とカートリッジガイド69とを同軸に配置することができるので、従来に比べて、転写ローラ支持体61とカートリッジガイド69とを取り付ける作業が容易であり、しかもその位置決めを極めて精度良く行うことができる。そのため、形成される画像が極めて精密である。
【0087】
また、転写ローラ支持体61を支持フレーム53に対して取り付ける際には、前記軸受体91を利用して転写ローラ支持体61を支持するだけでなく、長孔52、54を用いて、その回転方向の位置決めを行うことができる。つまり、カートリッジガイド69の支持孔85とボス127との距離や、カートリッジガイド71の第1ボス135、第2ボス137との距離に多少のバラツキがあった場合でも、長孔52、54にてバラツキを吸収して組み付けが可能となるので、極めて便利である。
【0088】
尚、本発明は上記実施の形態に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲を逸脱しない限り、種々の態様で実施できることはいうまでもない。
例えば支持孔の形状は、軸受体に係合して位置決めができる形状であればよく、円弧や円形が好ましいが、必ずしもそれに限定されるものではない。
【0089】
また、印刷媒体としては、例えば紙やOHPシート等を利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態のレーザプリンタの装置本体(本体ユニット)の構成を表す縦断面図である。
【図2】プロセスカートリッジの内部構造を表す縦断面図である。
【図3】レーザプリンタを前方から見た正面図である。
【図4】(a)は支持フレームの左側面図、(b)は支持フレームの右側面図である。
【図5】転写ローラ支持体及びカートリッジガイドを組み合わせた状態を示す斜視図である。
【図6】(a)転写ローラ支持体の右側面図、(b)は転写ローラ支持体の左側面図である。
【図7】右側の支持フレーム近傍に組み合わされる部品を示す分解斜視図である。
【図8】(a)は軸受体の上面図、(b)は軸受体の正面図、(c)は軸受体の底面図である。
【図9】装着部近傍の内部構成を示す斜視図である。
【図10】(a)はカートリッジガイドの正面図、(b)はカートリッジガイドの側面図である。
【図11】転写ローラ支持体の右側壁部及びカートリッジガイドを示す斜視図である。
【符号の説明】
1…装置本体(本体ユニット)
17…装着部
19…カバー
21…プロセスカートリッジ
23…感光体ドラム
25…転写ローラ
51、53…支持フレーム
61…転写ローラ支持体(転写ベース)
63…右側壁部
69、71…カートリッジガイド
73…貫通部(貫通孔)
79、85…支持孔
91…軸受体
93…カム部材
95…回転駆動体
117…リンク部材
Claims (8)
- 感光体ドラムを有するプロセスカートリッジを着脱可能に装着するための装着部を備えた装置本体と、
前記装置本体のフレームに設けられた連通部を介して、前記装着部に装着されたプロセスカートリッジの感光体ドラムと作動的に係合して回転駆動する回転駆動体と、
前記フレームの連通部に配置されて該フレームに支持され、前記回転駆動体を回転可能に支持する軸受体と、
前記フレームに支持され、前記軸受体に係合する係合部を有し、前記装着部に装着されたプロセスカートリッジの感光体ドラムから、現像剤像を印刷媒体に転写するための転写ローラを支持する転写ローラ支持体と、
前記フレームに支持され、前記軸受体に係合する係合部を有し、前記プロセスカートリッジを装着部に案内するカートリッジガイドと、
を備え、
前記回転駆動体の軸部と前記転写ローラ支持体の係合部と前記カートリッジガイドの係合部とは、前記フレームに支持された軸受体により、同軸に、前記フレームに位置決めされており、
前記回転駆動体の軸部は、前記軸受体の軸受貫通孔内を軸方向に摺動可能に構成されているとともに、前記感光体ドラムと係合可能に構成されていることを特徴とする画像形成装置。 - 前記軸受体は、前記連通部を貫通した状態で固定されているとともに、前記カートリッジガイドに設けられた前記係合部としての支持孔及び前記転写ローラ支持体に設けられた前記係合部としての支持孔に挿入されており、前記軸受体によって、前記カートリッジガイド及び前記転写ローラ支持体が前記フレームに位置決めされていることを特徴とする前記請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記回転駆動体は、前記装着部を覆うカバーの開閉動作に伴って作動する作動部材に作動的に連結され、前記開閉動作に伴って前記回転駆動体はその軸方向に移動されて前記感光体ドラムに作動的に着脱されることを特徴とする前記請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記カートリッジガイドと前記フレームとの間に、前記転写ローラ支持体の係合部が挟まれる構成を有することを特徴とする前記請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記転写ローラ支持体の係合部には前記軸受体が挿入される円弧状又は円形の支持孔が形成されるとともに、前記転写ローラ支持体の前記係合部が形成された一側には、前記支持孔に向かって延びる長孔が形成されており、前記転写ローラ支持体はこの長孔を介して前記フレームに固定されていることを特徴とする前記請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記転写ローラ支持体の係合部には前記軸受体が挿入される円弧状又は円形の支持孔が形成されるとともに、前記転写ローラ支持体の前記係合部が形成された一側には、前記支持孔に向かって延びる長孔が形成されており、前記カートリッジガイドには前記転写ローラ支持体の長孔を介して前記フレームに固定するための固定部が形成されていることを特徴とする前記請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記転写ローラ支持体の係合部は当該転写ローラ支持体の一方端に設けられ、その係合部には前記軸受体が挿入される円弧状又は円形の支持孔が形成されるとともに、前記転写ローラ支持体の他方端には補助係合部が設けられており、その補助係合部には前記係合部の支持孔と同軸上に配置される円弧状又は円形の補助係合孔が設けられており、前記転写ローラ支持体は当該補助係合孔を介して前記フレームに固定されていることを特徴とする前記請求項1〜6のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記画像形成装置は、レーザ光を走査して前記感光体ドラムに静電潜像を形成する光走査装置を有することを特徴とする前記請求項1〜7のいずれかに記載の画像形成装置。
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