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JP4622729B2 - 車体速度演算装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動二輪車両において、前後輪それぞれに対して備えられた車輪速度センサからの検出信号から前後輪の車輪速度を求めると共に、求めた前後輪の車輪速度に基づいて車体速度(推定車体速度)の演算を行う車体速度演算装置に関するものである。
従来、例えば後輪駆動の四輪車両では、加速スリップなどの影響を受けた信頼性に乏しいものであるという理由から、駆動輪となる後輪の車輪速度ではなく、従動輪となる前輪の車輪速度が車体速度演算に用いられている。そして、前輪に対して備えられた車輪速度センサが左右両前輪共に故障した場合等に、最終的に駆動輪となる後輪の車輪速度が車体速度演算に用いられるようになっている。
このとき、前輪の車輪速度を用いて車体速度演算を行っていた場合と状況が異なることから、後輪の車輪速度を用いて車体速度演算を行う場合、補正を行うことがある(特許文献1参照)。例えば、前輪と後輪で車輪径が相違していることを考慮し、その車輪径の相違分を補正定数として後輪の車輪速度に掛け合わせることにより、車体速度を求めている。
特開平8−268252号公報
自動二輪車両においても、基本的には従動輪となる前輪の車輪速度を用いて車体速度演算を行い、補助的に後輪の車輪速度を用いて車体速度演算を行うことができる。この場合において、自動二輪車両に関しても、前輪の車輪速度を用いて車体速度演算を行う場合と状況が異なってくるため、後輪の車輪速度を用いて車体速度演算を行う場合に補正を行う必要がある。
しかしながら、自動二輪車両の場合、前輪と後輪の車輪径の相違というよりも、後輪の加速スリップによる影響を考慮した補正を行うのが好ましい。この加速スリップによる影響は、上述した前輪と後輪の車輪径の相違を考慮した補正とは異なり、一定の補正定数で対応できるものではなく、単に一定の補正定数を後輪の車輪速度に掛け合わせただけでは正確な車体速度を求めることができない。これにより、例えば、正確な車速表示が行えなくなったり、適切なABS制御が実施できなくなるという問題がある。
本発明は上記点に鑑みて、自動二輪車両において、後輪の車輪速度を用いて車体速度演算を行う場合にも、正確に車体速度を求めることができる車体速度演算装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、前輪用車輪速度センサ(23)および後輪用車輪速度センサ(24)が共に正常である場合に、車輪速度比記憶手段(110、120)にて、前輪(FW)の車輪速度と後輪(RW)の車輪速度の少なくとも一方に基づいて推定車速(VS0)を求めると共に、前輪(FW)の車輪速度と後輪(RW)の車輪速度の比となる車輪速度比を求め、推定車速(VS0)と対応付けて車輪速度比を記憶させ、車体速度演算手段(140、160、200、210)にて、後輪(RW)の車輪速度に基づいて推定車速(VS0)を求めると共に、求められた該推定車速(VS0)に対応するものとして車輪速度比記憶手段(110、120)に記憶された車輪速度比を用いて、後輪(RW)の車輪速度を補正することで車体速度(SP1)を演算することを特徴としている。
このように、推定車速(VS0)と対応付けて車輪速度比を記憶させるようにした場合、車速に応じて後輪(RW)の加速スリップが変動しても、それを考慮に入れた車輪速度比を記憶させることが可能となる。したがって、駆動輪となる後輪(RW)の車輪速度を用いて車体速度(SP1)を求める際に、正確な車体速度(SP1)を求めることが可能となる。これにより、例えば、請求項10に示されるように、車体速度演算装置で求められた車体速度(SP1)を車速メータ(30)に出力することで、車速メータ(30)にて正確な車速表示を行うことが可能になる。また、車体速度演算装置をブレーキ液圧制御装置に適用した場合には、正確な車体速度(SP1)に基づいて正確にABS制御等のブレーキ液圧制御を実行することが可能となる。
請求項2に記載の発明では、車輪速度比記憶手段(110、120)は、推定車速(VS0)から求められる車体減速度に基づき、求められた車輪速度比を記憶させるものとして用いるか否かを判定することを特徴としている。
このように、車体減速度に基づいて、求められた車輪速度比を記憶させるものとして用いるか否かを決めることができる。例えば、車体減速度が所定のしきい値を超えているような場合には、砂利道などを走行中の信頼性に乏しい車輪速度に基づく車輪速度比であるとして、それを除外することが可能となる。
また、請求項3に示されるように、車輪速度比記憶手段(110、120)は、推定車速(VS0)に対応する車輪速度比として想定される範囲を規定範囲として設定しており、求められた車輪速度比が該規定範囲内であるか該規定範囲外であるかに基づき、求められた車輪速度比を記憶させるものとして用いるか否かを判定することもできる。
請求項4に記載の発明では、車輪速度比記憶手段(110、120)は、複数の速度領域に区画して車輪速度比を記憶させるようになっており、推定車速(VS0)が複数の速度領域のうちのどの領域に該当するかを判別すると共に、判別された領域と対応付けて車輪速度比を記憶することを特徴としている。このように、複数の速度領域に区画して車輪速度比を記憶させることが可能である。
また、請求項5に記載の発明では、車輪速度比記憶手段(110、120)は、推定車速(VS0)が高いほど車輪速度比がリニアに増加するような値として記憶することを特徴としている。このように、車輪速度比が推定車速(VS0)に応じてリニアに変化するような値として記憶させることもできる。このようにすれば、複数の速度領域に分けて車輪速度比を記憶させた場合のように、速度領域の切替りとなる速度において、車体速度が階段状に変化することを防止することができる。
請求項6に記載の発明では、前輪用車輪速度センサ(23)および後輪用車輪速度センサ(24)が共に正常であった場合において、前輪制動判定手段(130)により前輪用ブレーキ操作部材(11)が操作されていると判定されたときには、車体速度演算手段(140、160、200、210)は、車輪速度比記憶手段(110、120)に記憶された車輪速度比を用いて、後輪(RW)の車輪速度を補正することで車体速度(SP1)を演算することを特徴としている。
このように、前輪(FW)が制動中である場合には、たとえ前輪(FW)が従動輪であったとしても、前輪(FW)の車輪速度を用いて車体速度演算を行うことは好ましくない。このため、後輪(RW)の車輪速度を用いて車体速度(SP1)を求めることで、比較的正確な車体速度(SP1)を求めることが可能となる。
請求項7に記載の発明では、前輪用車輪速度センサ(23)および後輪用車輪速度センサ(24)が共に正常であった場合において、前輪制動判定手段(130)により前輪用ブレーキ操作部材(11)が操作されていると判定されていても、後輪制動判定手段(150)により後輪用ブレーキ操作部材(12)が操作されていると判定された場合には、車体速度演算手段(140、160、200、210)は、車輪速度比記憶手段(110、120)に記憶された車輪速度比を用いずに、前輪(FW)の車輪速度を用いて車体速度(SP1)を演算することを特徴としている。
このように、後輪(RW)も制動中である場合には、前輪(FW)の車輪速度と後輪(RW)の車輪速度のいずれも信頼性に乏しいが、比較的前輪(FW)の車輪速度を用いて車輪速度演算を行った方が好ましいと考えられる。このため、このような場合に前輪(FW)の車輪速度を用いて車体速度(SP1)を求めることで、比較的正確な車体速度(SP1)を求めることが可能となる。
請求項8に記載の発明では、前輪用車輪速度センサ(23)が正常であり、かつ、後輪用車輪速度センサ(24)が異常であった場合、車体速度演算手段(140、160、200、210)は、車輪速度比記憶手段(110、120)に記憶された車輪速度比を用いずに、前輪(FW)の車輪速度を用いて車体速度(SP1)を演算することを特徴としている。
このように、前輪用車輪速度センサ(23)が正常であり、かつ、後輪用車輪速度センサ(24)が異常であった場合には、前輪(FW)の車輪速度を用いて車体速度(SP1)を求めることで、正確な車体速度(SP1)を求めることが可能となる。
請求項9に記載の発明では、前輪用車輪速度センサ(23)が異常であり、かつ、後輪用車輪速度センサ(24)が正常であった場合、車体速度演算手段(140、160、200、210)は、車輪速度比記憶手段(110、120)に既に車輪速度比が記憶されているか否かを判定し、記憶されている場合には車輪速度比記憶手段(110、120)に記憶された車輪速度比を用いて、後輪(RW)の車輪速度を補正することで車体速度(SP1)を演算し、まだ記憶されていない場合には車輪速度比記憶手段(110、120)に予め記憶させておいた車輪速度比のデフォルト値を用いて、後輪(RW)の車輪速度を補正することで車体速度(SP1)を演算することを特徴としている。
このように、前輪用車輪速度センサ(23)が異常であり、かつ、後輪用車輪速度センサ(24)が正常であった場合には、後輪(RW)の車輪速度を用いて車体速度(SP1)を求めることで、正確な車体速度(SP1)を求めることが可能となる。この場合において、まだ車輪速度比記憶手段(110、120)に車輪速度比が記憶されていない場合には、そのデフォルト値を用いて車体速度(SP1)を求めることが可能である。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の一実施形態が適用された車体速度演算装置が備えられる自動二輪車両用のブレーキ液圧制御装置1の全体構成を示したものである。このブレーキ液圧制御装置1は、前輪FWに対して制動力を発生させる第1配管系統と後輪RWに対して制動力を発生させる第2配管系統を有した構成となっている。
図1に示されるように、ブレーキ液圧制御装置1には、右側ハンドルに位置するブレーキレバー11と右足置き前方に位置するブレーキペダル12が備えられている。これらブレーキレバー11およびブレーキペダル12は、それぞれ前輪FWと後輪RWに対して制動力を発生させるためのブレーキ操作部材に相当するものであり、ドライバに独立して操作されるものである。これらブレーキレバー11およびブレーキペダル12は、図示しないマスタシリンダ(以下、M/Cという)などを介して、第1、第2配管系統を備えたブレーキ回路に接続されている。
ブレーキレバー11は、M/Cなどを介し、前輪FWに対して制動力を発生させる第1配管系統に接続されている。第1配管系統には、ブレーキレバー11の操作に応じたブレーキ液圧を発生させるM/Cに接続された主管路としての管路Aを有し、この管路Aを通じて前輪FWに備えられたホイールシリンダ(以下、W/Cという)13に接続されている。このため、ブレーキレバー11の操作に伴ってM/Cに発生させられたM/C圧は、管路Aを通じてW/C13に伝えられるようになっている。
また、管路Aには、減圧管路としての管路Bが接続されている。この管路Bにはリザーバ14が接続されていると共に、管路Bのうちリザーバ14よりも上流側、つまり管路A側には減圧制御弁15が配設されている。また、リザーバ14と管路Aとの間を結ぶように還流管路となる管路Cが配設されている。この管路Cにはリザーバ14から管路Aに向けてブレーキ液を吸入吐出するように、モータ16によって駆動されるポンプ17が設けられている。
リザーバ14は、所定容量までブレーキ液を流入させることができるように構成されている。このリザーバ14のリザーバ室14a内には、所定ストロークを有するピストン14bとリザーバ室14a内のブレーキ液を排出させる方向にピストン14bを付勢するスプリング14cが備えられている。
このように構成されたリザーバ14は、W/C13に対してW/C圧を発生させているブレーキ液を逃がし、ポンプ17での吸入が行われると収容したブレーキ液をポンプ17に向けて排出するようになっている。
減圧制御弁15は、例えばW/C13とリザーバ14の間の連通・遮断状態を制御できる常閉型2位置電磁弁により構成されている。この減圧制御弁15は、通常ブレーキ時には、非励磁状態であるため、常時遮断状態とされている。
一方、ブレーキペダル12は、M/Cなどを介して後輪RWに対して制動力を発生させる第2配管系統に接続されている。第2配管系統は、ブレーキペダル12の操作に応じたブレーキ液圧を発生させるM/Cに接続された主管路としての管路Dを有し、この管路Dを通じて後輪RWに備えられたW/C18に接続されている。この第2配管系統は、第1配管系統と同様の構成とされているため、個々の構成要素についての詳細説明は行わないが、それぞれ、管路Dが管路A、管路Eが管路B、管路Fが管路C、減圧制御弁19が減圧制御弁15、リザーバ20がリザーバ14、ポンプ21がポンプ17に相当するものとして備えられている。
また、ブレーキ液圧制御装置1には、ブレーキECU22が備えられている。このブレーキECU22が車輪速度演算装置として機能するものであり、CPU、ROM、RAM、I/Oなどを備えた周知のマイクロコンピュータによって構成され、ROMなどに記憶されたプログラムに従って車体速度演算処理やABS制御処理などの各種処理が実行される。
このブレーキECU22からの電気信号に基づいて、上記のように構成されたブレーキ液圧制御装置1における各減圧制御弁15、19及びポンプ17、21を駆動するためのモータ16への電圧印加制御が実行されるようになっている。これにより、各W/C13、18に発生させられるW/C圧が制御されるようになっている。
また、ブレーキ液圧制御装置1には、車輪速度センサ23、24も備えられている。車輪速度センサ23、24は、前輪FWおよび後輪RWそれぞれに対応して配設され、前輪FWおよび後輪RWの回転速度、すなわち車輪速度に比例するパルス数のパルス信号をブレーキECU22に向けて出力する。このため、ブレーキECU22では、各車輪速度センサ23、24からの検出信号に基づいて、前輪FWおよび後輪RWの車輪速度を求めると共に、この車輪速度を用いて車体速度を求め、これらに基づいてABS制御等のブレーキ液圧制御が実行されるようになっている。
さらに、ブレーキ液圧制御装置1には、ストップスイッチ25、26も備えられている。ストップスイッチ25、26は、ブレーキレバー11とブレーキペダル12それぞれに対応して配設され、これらがドライバによって操作されているか否か、つまり前輪FWもしくは後輪RWが制動中であるか否かを示す検出信号をブレーキECU22に向けて出力する。
このように構成されるブレーキ液圧制御装置1では、例えば、ABS制御等が実行されない通常のブレーキ時には、ブレーキECU22から減圧制御弁15、19およびモータ16を駆動するための制御電圧が印加されず、ブレーキレバー11やブレーキペダル12での操作量に応じたW/C圧が各W/C13、18に発生させられることになる。これにより、ブレーキレバー11やブレーキペダル12に応じた制動力が前輪FWや後輪RWに発生する。
また、ABS制御時には、必要に応じて、ブレーキECU22から減圧制御弁15、19およびモータ16を駆動するための制御電圧が印加され、その印加電圧に応じて各減圧制御弁15、19が駆動されると共に、モータ16が駆動される。これにより、管路B、Eを通じて管路A、Dとリザーバ14、18が連通状態になり、各W/C13、18に発生したW/C圧が減少させられ、車輪スリップが抑制されることで車輪ロックを回避することが可能となる。
以上のようにして、本実施形態に示す自動二輪車両用のブレーキ液圧制御装置1が構成されている。続いて、このブレーキ液圧制御装置1により実行される車体速度演算処理について説明する。
図2は、本実施形態のブレーキ液圧制御装置1におけるブレーキECU22で実行される車体速度演算処理のフローチャートである。この処理は、例えばイグニッションスイッチがOFF状態からON状態に切替えられたあと、所定の演算周期(例えば、60msもしくは80ms)毎に実行される。
まず、ステップ100では、前後輪FW、RWの車輪速度センサ23、24が共に正常であるか否かが判定される。例えば、ハード的な断線などによって車輪速度センサ23、24からの検出信号がブレーキECU22に入力されない場合、もしくは、車輪速度センサ23、24からセンサ異常を示すダイアグ信号が出力されている場合などに、車輪速度センサ23、24が異常であるものと判定される。
このステップで肯定判定された場合、ステップ110に進み、前輪FWの車輪速度と後輪RWの車輪速度が求められたのち、それら車輪速度比(A%)が計算される。また、このとき、車輪速度センサ23、24から入力された検出信号が正確な車輪速度を表しているものと想定として、推定車速VS0が求められる。ここでいう推定車速VS0は、基本的には、車体速度SP1と同じ手法によって求められるものであり、周知のものであるが、例えば、従動輪となる前輪FWの車輪速度を推定車速VS0と想定しても良いし、駆動輪となる後輪RWの車輪速度もしくはこれを補正したものを推定車速VS0と想定しても良いし、前輪FWと後輪RWの両車輪速度を比較して推定車速VS0を求めても良い。
そして、推定車速VS0が予め複数の速度領域に区画されたどの領域に該当しているかが認識され、認識された領域に該当する車輪速度比として識別される。例えば、図中に示されるように、推定車速VS0<50km/hであればそのときの車輪速度比がA1%に相当するものであると識別され、50km/h≦推定車速VS0<100km/hであればそのときの車輪速度比がA2%に相当するものであると識別され、100km/h≦推定車速VS0であればそのときの車輪速度比がA3%に相当するものであると識別される。このようにして、各速度領域に対応する車輪速度比(A%)が識別されることになる。
この後、ステップ120に進み、ステップ110で求められた車輪速度比(A%)がブレーキECU22に備えられたRAMなどに記憶される。このようにして記憶された車輪速度比(A%)は、前輪FWと後輪RWの車輪径だけでなく、車速に応じて変動する後輪RWの加速スリップを考慮に入れた値となる。
なお、ステップ110およびステップ120では、演算周期毎に車輪速度比(A%)が繰り返し求められ、それが記憶されることになる。このとき、求められる度に車輪速度比(A%)を記憶しても良いが、実際には求められた車輪速度比(A%)が正確では無い場合もあり得る。例えば、車輪速度センサ23、24からの検出信号にノイズが入るなどにより、正確な車輪速度が得られなかった場合などにそのような状況が発生する可能性がある。このため、複数の速度領域で想定される車輪速度比(A%)を予め規定範囲として記憶させておき、その規定範囲外の場合には求められた車輪速度比(A%)を記憶させないようにすることもできる。
また、1度だけ求めた車輪速度比(A%)では信頼性に欠けるという場合には、複数回分(例えば1秒相当分)の車輪速度比(A%)の平均、自乗平均などを求め、それを記憶することもできる。この場合に、平均化に用いる車輪速度比(A%)として、上記のような規定範囲外のもの若しくは他の車輪速度比(A%)からかけ離れた値であるものを除外するという手法を用いることもできる。
また、複数回分の車輪速度比(A%)の平均などを用いる場合には、複数回分を1サイクルとして、1サイクル毎に車輪速度比(A%)の平均値を求めて更新する形態とすることもできるし、新たに車輪速度比(A%)が求められたらそれを最も古くに求められた車輪速度比(A%)に代えて平均値を求める形態、つまり移動平均により更新する形態とすることもできる。
さらに、演算周期ごとに求められた車輪速度にバラツキが大きい場合には、砂利道などを走行中の信頼性に乏しい車輪速度であるものとして、記憶させないようにすることも可能である。このような砂利道などは、例えば、前回と今回求められた推定車速VS0の差、つまり車体減速度が所定のしきい値を超えているか否か等により判別することが可能である。
続いて、ステップ130に進み、前輪FWのストップスイッチ25がONになっているか否かが判定される。前輪FWのストップスイッチ25がONになっている場合、前輪FWが制動中であると考えられる。したがって、このような場合には、たとえ前輪FWが従動輪であったとしても、前輪FWの車輪速度を用いて車体速度演算を行うことは好ましくない。このため、このステップで否定判定された場合に、初めて前輪FWの車輪速度の信頼性が高いものであるとして、ステップ140に進み、従動輪となる前輪FWの車輪速度に基づいて車体速度SP1が演算される。これにより、前輪FWの車輪速度がそのまま車体速度SP1として用いられることになる。
また、ステップ130で肯定判定された場合には、ステップ150に進み、後輪RWのストップスイッチ26がONになっているか否かが判定される。後輪RWのストップスイッチ26もONになっている場合、前輪FWの車輪速度と後輪RWの車輪速度のいずれも信頼性に乏しいが、比較的前輪FWの車輪速度を用いて車輪速度演算を行った方が好ましいと考えられる。このため、ステップ150で肯定判定された場合にはステップ140に進み、上記と同様の手法により車体速度SP1が求められる。
逆に、ステップ150で否定判定された場合には、駆動輪となる後輪RWの車輪速度は、制動中の前輪FWの車輪速度よりも信頼性が高いと判定して、ステップ160に進み、駆動輪となる後輪RWの車輪速度に基づいて車体速度SP1が演算される。これにより、上述したステップ120で記憶された車輪速度比(A%)の逆数を補正定数として、その補正定数を後輪RWの車輪速度に積算することで車体速度SP1が求められる。
一方、ステップ100で否定判定された場合には、ステップ170に進み、従動輪となる前輪FWの車輪速度センサ23が正常であるか否かが判定される。ここでの判定手法は、ステップ100と同様である。そして、このステップで肯定判定された場合には、前輪FWの車輪速度センサ23は正常で、後輪RWの車輪速度センサ24は異常であるということであるため、ステップ140に進み、従動輪となる前輪FWの車輪速度に基づいて車体速度SP1が演算される。これにより、前輪FWの車輪速度がそのまま車体速度SP1として用いられることになる。
また、ステップ170で否定判定された場合には、ステップ180に進み、駆動輪となる後輪RWの車輪速度センサ24が正常であるか否かが判定される。ここでの判定手法も、ステップ100と同様である。そして、このステップで肯定判定された場合には、前輪FWの車輪速度センサ23は異常で、後輪RWの車輪速度センサ24は正常であるということであるため、ステップ190に進む。
続く、ステップ190では、ブレーキECU22のRAMに学習した車輪速度比が記憶されているか否かが判定される。このとき、既にステップ110で該当する速度領域での車輪速度比が求められ、ステップ120でそれが記憶されている場合には、本ステップで肯定判定されるが、まだ記憶されていなければ否定判定されることになる。
そして、ステップ190で肯定判定された場合には、ステップ200に進み、たとえ前輪FWが従動輪であったとしても、前輪FWの車輪速度を用いて車体速度演算を行うことは好ましくないことから、駆動輪となる後輪RWの車輪速度を用いて車体速度演算が行われる。これにより、上述したステップ120で記憶された車輪速度比(A%)の逆数を補正定数として、その補正定数を後輪RWの車輪速度に積算することで車体速度SP1が求められる。
また、ステップ190で否定判定された場合には、ステップ210に進む。この場合には、まだ該当する速度領域での車輪速度比が記憶されていないことから、予めブレーキECU22のROMに記憶させておいたデフォルト値(A0%)を用い、これを駆動輪となる後輪RWの車輪速度に積算することで車体速度SP1が演算される。
なお、ここでいうデフォルト値(A0%)は、複数の速度領域ごとに予めROMに記憶されている。
一方、ステップ180で否定判定された場合には、ステップ220に進む。この場合には、前輪FWと後輪RWの両方の車輪速度センサ23、24が共に異常であることから、これらの検出信号から求められた車輪速度を用いて正確な車体速度SP1を求めることはできない。このため、この場合には、車体速度SP1の演算が不能(二重故障)である。
以上のようにして、本実施形態のブレーキ液圧制御装置1による車体速度演算処理が完了する。なお、図2中に示したステップは、ブレーキECU22における各種処理を実行する手段に対応する。具体的には、ステップ110、120の処理を実行する部分が車輪速度比記憶手段、ステップ130の処理を実行する部分が前輪制動判定手段、ステップ140、160、200、210の処理を実行する部分が車体速度演算手段、ステップ150の処理を実行する部分が後輪制動判定手段に対応する。
このように、本実施形態のブレーキ液圧制御装置1によれば、複数の速度領域毎に前輪FWと後輪RWの車輪速度が正常に得られたときの車輪速度比(A%)を記憶しておき、駆動輪となる後輪RWの車輪速度を用いて車体速度SP1を求める際に、その車輪速度比(A%)に基づいて車体速度演算が行われる様にしている。
すなわち、車速に応じて後輪RWの加速スリップが変動し、例えば車速が高くなるほど後輪RWの加速スリップが大きくなるため、単に前輪FWと後輪RWの車輪径だけで表した車輪速度比は速度に応じて変動する加速スリップを全く考慮に入れていないものとなる。しかしながら、本実施形態のように、複数の速度領域毎に車輪速度比(A%)を記憶させるようにした場合、車速に応じて後輪RWの加速スリップが変動しても、それを考慮に入れた車輪速度比(A%)を記憶させることが可能となる。
したがって、駆動輪となる後輪RWの車輪速度を用いて車体速度SP1を求める際に、上記のように複数の速度領域毎に記憶させた車輪速度比(A%)を用いれば、正確な車体速度SP1を求めることが可能となる。これにより、正確な車体速度SP1に基づいて正確にABS制御等のブレーキ液圧制御を実行することが可能となる。
(他の実施形態)
上記実施形態では、車体速度演算装置がブレーキECU22に備えられる場合について説明したが、他のECUに備えられる場合についても同様に本発明を適用することが可能である。例えば、メータECUのように、車体速度演算装置によって求められた車体速度SP1をそのまま速度メータの表示に用いるような場合に対しても、本発明を適用することが可能である。この場合、メータECUに車輪速度センサ23、24やストップスイッチ25、26の検出信号が入力されるようにし、メータECUにて上記実施形態と同様の手法により車体速度演算を行う。このようにすれば、車体速度演算装置によって正確な車体速度SP1を求めることが可能になるため、速度メータにて正確な速度表示を行うことが可能となる。
また、上記実施形態において、図1に示されるようにブレーキECU22で求められた車体速度に関するデータを車内LAN等を通じて他のECUに伝え、それを速度メータ30で車速表示することも可能である。
さらに、上記実施形態では、推定車速毎に対応付けて車輪速度比を記憶する手法として、車輪速度比が複数の速度領域のそれぞれで1つの固定値となるようにして記憶させる例を挙げたが、複数の速度領域に区画せずに、求められた推定車速と車輪速度比を1対1の関係で記憶させておくことも可能である。
また、推定車速毎に対応付けた車輪速度比を推定車速に対してリニアに変化させ、推定車速が高くなるほど増加するような値として記憶させるようにすることができる。このように車輪速度比を推定車速に応じてリニアに変化させるようにすれば、複数の速度領域の切替りとなる速度において、車体速度が階段状に変化することを防止することができる。
本発明の第1実施形態における車体速度演算装置が備えられる自動二輪車両用のブレーキ液圧制御装置1の全体構成を示した図である。 図1に示すブレーキ液圧制御装置1のブレーキECU22で実行される車体速度演算処理のフローチャートである。
符号の説明
1…ブレーキ液圧制御装置、11…ブレーキレバー、12…ブレーキペダル、13、18…W/C、14、20…リザーバ、15、19…減圧制御弁、16…モータ、17、21…ポンプ、23…車輪速度センサ(前輪用車輪速度センサ)、24…車輪速度センサ(後輪用車輪速度センサ)、25…ストップスイッチ、26…ストップスイッチ、A〜F…管路、FW…前輪、RW…後輪。

Claims (10)

  1. 従動輪となる前輪(FW)と駆動輪となる後輪(RW)それぞれに対して設けられた前輪用車輪速度センサ(23)および後輪用車輪速度センサ(24)からの検出信号を受け取り、前記前輪(FW)の車輪速度と前記後輪(RW)の車輪速度を求め、これら前記前輪(FW)の車輪速度と前記後輪(RW)の車輪速度とに基づいて車体速度(SP1)の演算を行う自動二輪車両用の車体速度演算装置であって、
    前記前輪用車輪速度センサ(23)および前記後輪用車輪速度センサ(24)が共に正常である場合に、前記前輪(FW)の車輪速度と前記後輪(RW)の車輪速度の少なくとも一方に基づいて推定車速(VS0)を求めると共に、前記前輪(FW)の車輪速度と前記後輪(RW)の車輪速度の比となる車輪速度比を求め、前記推定車速(VS0)と対応付けて前記車輪速度比を記憶させる車輪速度比記憶手段(110、120)と、
    前記後輪(RW)の車輪速度に基づいて前記推定車速(VS0)を求めると共に、求められた該推定車速(VS0)に対応するものとして前記車輪速度比記憶手段(110、120)に記憶された前記車輪速度比を用いて、前記後輪(RW)の車輪速度を補正することで前記車体速度(SP1)を演算する車体速度演算手段(140、160、200、210)と、を有していることを特徴とする車体速度演算装置。
  2. 前記車輪速度比記憶手段(110、120)は、前記推定車速(VS0)から求められる車体減速度に基づき、求められた前記車輪速度比を記憶させるものとして用いるか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の車体速度演算装置。
  3. 前記車輪速度比記憶手段(110、120)は、前記推定車速(VS0)に対応する前記車輪速度比として想定される範囲を規定範囲として設定しており、求められた前記車輪速度比が該規定範囲内であるか該規定範囲外であるかに基づき、求められた前記車輪速度比を記憶させるものとして用いるか否かを判定することを特徴とする請求項1または2に記載の車体速度演算装置。
  4. 前記車輪速度比記憶手段(110、120)は、複数の速度領域に区画して前記車輪速度比を記憶させるようになっており、前記推定車速(VS0)が前記複数の速度領域のうちのどの領域に該当するかを判別すると共に、判別された領域と対応付けて前記車輪速度比を記憶することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車体速度演算装置。
  5. 前記前輪(FW)に対して制動力を発生させるための前輪用ブレーキ操作部材(11)が操作されたことを検出する前輪用ストップスイッチ(25)からの検出信号に基づいて、前記前輪用ブレーキ操作部材(11)が操作されているか否かを判定する前輪制動判定手段(130)と、
    前記後輪(RW)に対して制動力を発生させるための後輪用ブレーキ操作部材(12)が操作されたことを検出する後輪用ストップスイッチ(26)からの検出信号に基づいて、前記後輪用ブレーキ操作部材(12)が操作されているか否かを判定する後輪制動判定手段(150)とを備え、
    前記前輪用車輪速度センサ(23)および前記後輪用車輪速度センサ(24)が共に正常であった場合において、前記前輪制動判定手段(130)により前記前輪用ブレーキ操作部材(11)が操作されていると判定されたときには、前記車体速度演算手段(140、160、200、210)は、前記車輪速度比記憶手段(110、120)に記憶された前記車輪速度比を用いて、前記後輪(RW)の車輪速度を補正することで前記車体速度(SP1)を演算することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の車体速度演算装置。
  6. 前記前輪用車輪速度センサ(23)および前記後輪用車輪速度センサ(24)が共に正常であった場合において、前記前輪制動判定手段(130)により前記前輪用ブレーキ操作部材(11)が操作されていると判定されていても、前記後輪制動判定手段(150)により前記後輪用ブレーキ操作部材(12)が操作されていると判定された場合には、前記車体速度演算手段(140、160、200、210)は、前記車輪速度比記憶手段(110、120)に記憶された前記車輪速度比を用いずに、前記前輪(FW)の車輪速度を用いて前記車体速度(SP1)を演算することを特徴とする請求項5に記載の車体速度演算装置。
  7. 前記前輪用車輪速度センサ(23)が正常であり、かつ、前記後輪用車輪速度センサ(24)が異常であった場合、前記車体速度演算手段(140、160、200、210)は、前記車輪速度比記憶手段(110、120)に記憶された前記車輪速度比を用いずに、前記前輪(FW)の車輪速度を用いて前記車体速度(SP1)を演算することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の車体速度演算装置。
  8. 前記前輪用車輪速度センサ(23)が異常であり、かつ、前記後輪用車輪速度センサ(24)が正常であった場合、前記車体速度演算手段(140、160、200、210)は、前記車輪速度比記憶手段(110、120)に既に前記車輪速度比が記憶されているか否かを判定し、記憶されている場合には前記車輪速度比記憶手段(110、120)に記憶された前記車輪速度比を用いて、前記後輪(RW)の車輪速度を補正することで前記車体速度(SP1)を演算し、まだ記憶されていない場合には前記車輪速度比記憶手段(110、120)に予め記憶させておいた前記車輪速度比のデフォルト値を用いて、前記後輪(RW)の車輪速度を補正することで前記車体速度(SP1)を演算することを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記載の車体速度演算装置。
  9. 前記車輪速度比記憶手段(110、120)は、前記推定車速(VS0)が高いほど前記車輪速度比がリニアに増加するような値として記憶することを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載の車体速度演算装置。
  10. 前記車体速度演算手段(140、160、200、210)で演算される前記車体速度(SP1)を車速メータ(30)に出力し、車速表示を行わせることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1つに記載の車体速度演算装置。
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