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JP4616074B2 - アクセスルータ、サービス制御システム、サービス制御方法 - Google Patents

アクセスルータ、サービス制御システム、サービス制御方法 Download PDF

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Description

本発明はアクセスルータ、サービス制御システム、サービス制御方法に関し、特にサービスを提供するサービス提供装置とそのサービスの提供を受ける移動端末装置との間のパケットの授受を制御するアクセスルータ、サービス制御システム、サービス制御方法に関する。
近年、IPネットワーク上で移動端末装置にモビリティを提供する方式として、Mobile IPおよびMobile IPv6が検討されている(例えば、非特許文献1)。以下、簡単のためIPv6ネットワークにおけるモビリティ制御手法を用いて説明を行い、これをMobile IPv6についてはMobile IPと呼ぶこととする。
Mobile IPでは、Mobile IPを実装した装置(MIP端末)が2種類のIPアドレスを使用することにより、通信の継続性を実現する。すなわち、MIP端末は、Home Address(以下、HoAと略称する)とCare-of Address(以下、CoAと略称する)とを使用する。HoAは、端末アプリケーションが使用し、ホームリンク上で割り当てられるアドレスである。一方、CoAは、MIP端末が外部リンク上で接続アクセスルータから広告されるRouter Advertisement(RA)あるいはDynamic Host Configuration Protocol(以下、DHCPと略称する)により動的に取得し、パケット転送のために使用するアドレスである。
また、ホームリンク上にはHoAとCoAとの組み合わせ情報を管理するHome Agent(以下、HAと略称する)を配置し、MIP端末のモビリティ情報を管理する。MIP端末はHoAとCoAとの組み合わせ情報をHAに登録するために、Binding Update信号を定期的に送信する他、CoA更新時に送信する。
また、HAはHoAを宛先とするMIP端末宛パケットを、HAに登録されるCoA情報を用いて端末までカプセル化転送する機能を持つ。これにより、MIP端末の移動により動的にCoAが変化しても、この変化をBinding Updateの送信によりHAに登録することで、常に端末の在圏位置にパケットを転送することが可能となり、通信のモビリティを提供する通信システムの構築が可能となる。
しかしながら、Mobile IPでは端末がアクセスルータ(Access Router;以下、ARと略称する)を跨る移動を行うたびにCoAの更新作業を行い、ホームネットワークに設置されたHAに対してBinding Updateを送信して、端末のHoAとCoAの組み合わせ情報を更新する必要がある。そのため、CoAの更新作業およびBinding Update信号の送信完了までにかかる時間内では、端末がパケットを受信することができず、端末アプリケーションのサービス中断が発生するといった問題があった(以下、問題Aと称する)。
このサービス中断時間を軽減し、リアルタイムアプリケーションを行う端末にシームレスなモビリティを提供するいくつかの方式が提案されている。このうち、端末の移動予測を前提としてないプロトコルとしてHierarchical Mobile IPv6 (HMIP)(例えば、非特許文献2参照)と、Brain Candidate Mobility Management Protocol(BCMP)のunplanned handover(例えば、非特許文献3参照)とがある。以下、これらについて説明する。
(HMIP)
図21は、HMIPの動作例を示す概略図である。HMIPでは、モビリティを制御するノードとしてHAと同等の機能を有するMobility Anchor Point(MAP)を導入する。
MAP31は複数のAR11、12を束ねる位置に配置され、配下のAR間を移動する端末(MN;Mobile Node)10のモビリティ情報を管理する。MAP32も、AR13等を束ねる位置に配置され、同様にモビリティ情報を管理する。
HMIPでは、ARを移動するごとに更新されるLocal CoA(以下、LCoAと略称する)と、MAPに対応するエリアを移動するごとに更新され、モバイルIPにおけるCoAと同等の機能を提供するRegional CoA(以下、RCoAと略称する)という、二種類のCoAを定義する。そして、HAにはRCoAを登録し、MAPにはRCoAとLcoAとの組み合わせをモビリティ情報として登録する。これにより、通信相手であるCN(Correspondent Node)より端末宛に送信されたパケットはHA(図示せず)を経由して、MAPまで転送され、MAPのモビリティ情報を参照して、端末まで転送される。
ここで、移動端末装置10がMAP配下のAR間移動を行った場合(ステップS1)は、移動先のAR12から受信した広告情報を用いてLCoAを生成し(ステップS2)、更新されたLCoAと移動前と変わらないRCoAとの組み合わせをMAPに対して登録するのみで(ステップS3)、HAへのRCoAの更新登録は行わない。
一方で、移動端末装置10がMAP間を跨る移動を行った場合(ステップS4)には、移動先のAR13から受信した広告情報を用いてLCoA及びRCoAの生成を行い(ステップS5)、端末自身の管理するMAPのIPアドレス等を保持するMAP情報テーブルを更新する(ステップS6)。そして、移動端末装置10は、HAには更新したRCoAをBinding Updateにより通知し(図示せず)、MAPには更新したRCoA及びLCoAを、Local Binding Updateにより通知する(ステップS8)。なお、ハンドオーバ処理中のパケットロスを低減するため、HAに対するBinding Updateが完了するまでの間、前回接続していたMAP(以下、旧MAPと呼ぶ)に到着したパケットを更新したLCoA宛てに転送するように旧MAPに対して要求通知を行うこともできる(ステップS7)。これにより、モビリティ情報を更新する。
このように、MAP配下の移動については、HAよりも端末に近い位置に存在するMAPに対して端末位置情報を登録することにより、従来のMIPでサービス中断の一因となっていたBinding Update送信完了までにかかる時間を軽減する。このように処理することで、ハンドオーバに要する時間を短縮し、端末アプリケーションのサービス中断時間の軽減を実現している。
以上のように、HMIPを実現するためには、AR間の移動を管理するMAPのIPアドレスを、ARから定期的および端末の要請時に送信するRAに付加することで、これを端末に通知する。端末はRA内に含まれるMAPのIPアドレスからRCoAを、RAに含まれるARのPrefix情報あるいはDHCPによりLCoAを作成する。取得したMAP情報は端末が常に保持しておき、MAPに対してLocal Binding Updateを送信するために用いられる。また、端末がMAPを跨る移動を行った場合、端末が保持している旧MAPに対して、移動先MAP(以下、新MAPと呼ぶ)で取得した新LCoA情報を旧MAPへ送信する。これにより、移動後に新RCoAをHAに登録している間のパケットは、旧RCoA宛に転送されるが、旧MAPには転送先アドレスである新LCoAがモビリティ制御情報として登録されているため、端末はこれを移動先AR配下で受信可能となり、パケットロスが軽減される。
(BCMP)
図22は、BCMPの動作例を示す概略図である。BCMPには移動予測を利用したハンドオーバ制御方式(planned handover)と、移動予測を用いないあるいは予測に失敗した場合のハンドオーバ制御方式(unplanned handover)とがある。図22は、後者の場合におけるBCMPの動作例を示している。
BCMPはBRAIN Access Router(BAR)、Anchor Router(ANR)およびその他BCMPを実現するノードによって構成される。図22では簡単のため、通信中の端末がANR4内のBAR跨りの移動を行う場合の動作に注目し、BAR51及び52並びにANR4に関連する動作のみを示す。なお、移動端末装置10はネットワークへの接続処理時にANRからIPアドレス割り当てられ、またANRとBARとの間ではカプセル化転送に必要なトンネル制御処理が事前に行われることを前提としている。このため、通信相手から端末のIPアドレス宛に送信されたパケットはANR4まで転送され、移動端末装置10のIPアドレスにより決定されるトンネル制御情報から、現在端末の接続するBAR51までパケットが転送される。
同図において、端末が、現在接続中のBAR(以下、旧BARと称する)51から移動先のBAR(以下、新BARと称する)52へ移動すると(ステップS11)、端末は新BAR52の情報を得た後(ステップS12)、新BAR52に対して旧BAR情報を含むハンドオーバ要求信号を送信する(ステップS13)。新BAR52は受信した信号の旧BAR情報をもとに、旧BAR51に対してハンドオーバ開始要求信号を送信する(ステップS14)。旧BAR51は、この信号を受信すると、ANR4から旧BAR51宛にカプセル化して送信される移動端末装置10のIPアドレス宛パケットを、新BAR52宛としてカプセル化転送する(ステップS15、S16)。
以上のようにすることにより、新BAR52がANR4に対してリダイレクト信号を送信し(ステップS17)、ANR4に記憶されているANR−BAR間のトンネル制御情報を書き換える間に、ANR4より旧BAR51に到着するパケットを、移動端末装置0が受信することが可能となる。このため、パケットロスを軽減することができる。
以上のように、BCMPでは、端末が旧BAR情報を新BARに対して通知することにより上記ハンドオーバ制御を実現する。
"Mobility Support in IPv6",RFC3775, June, 2004. "Hierarchical Mobile IPv6 mobility management (HMIPv6)",draft-ietf-mipshop-hmipv6-04.txt, December, 2004 Keszei, C., Georganopoulos, N., Turanyi, Z. and A. Valko, "Evaluation of the BRAIN Candidate Mobility Management Protocol", IST Summit Barcelona, September 2001.
しかしながら、上述したHMIP及びBCMPには以下のような問題がある。
すなわち、上述したHMIP及びBCMPでは、上記問題Aを解決するために、端末がモビリティサービスを提供する制御ノード(HMIPにおけるMAP、BCMPにおけるBAR)のアドレスを知り、端末自身が制御ノードに対して直接的あるいは間接的にモビリティ処理を行う必要がある。そのため、ネットワーク内のモビリティ制御ノードのアドレスが端末に事前あるいはいずれかの方法によって通知されなければならず、ネットワークオペレータがセキュリティの観点からネットワーク外へその存在を隠蔽したいモビリティ制御ノード情報を隠蔽できないという問題がある。
また、HMIPなどではMIPの課題を克服するために端末側にHMIPの機能追加を必須とするため、MIPなどの従来モビリティ制御方式機能のみを備える端末に対して、透過的に高度なモビリティ制御を提供することが不可能であった。
以上の問題を解決するには、移動する端末を収容するネットワークにおいて、端末に対してサービスを提供するサービス提供装置のアドレスを端末に対して通知することなく、また端末側に機能追加を要求することなく、ネットワーク側でサービス提供装置のアドレスを一意に決定すれば良いと考えられる。本発明は上述した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的はネットワーク内のサービス提供装置やパケットを中継する装置のアドレスを移動端末装置が知ることなく、ネットワークが移動端末装置にサービスを透過的に提供することのできるアクセスルータ、サービス制御システム、サービス制御方法を実現することである。
本発明の請求項1によるアクセスルータは、サービスを提供するサービス提供装置(例えば、図1中のサービス提供装置40Aに対応)と前記サービスの提供を受けつつ異なるアクセスルータ配下に移動する移動端末装置との間でサービス提供に必要な情報を保持する機能を持ったアクセスルータであって、自装置の周囲の装置に、前記サービス提供装置に関する情報を問い合わせる問い合わせ手段(後述するメッセージ制御部45)と、前記問い合わせ手段の問い合わせ結果によって得られた情報と前記移動端末装置の識別情報との対応情報を保持する保持手段(後述する対応情報保持部43)とを含み、前記サービス提供装置と前記移動端末装置との間のサービスを、前記保持手段に保持されている対応情報に基づいて制御し、前記サービス提供装置およびパケットを中継する装置のアドレスを前記移動端末装置が知ることなく、前記サービスを前記移動端末装置に提供することを特徴とする。このような構成のアクセスルータを採用することにより、ネットワーク内のサービス提供装置のアドレスを移動端末装置が知ることなく、ネットワークが移動端末装置に透過的にサービスを提供することができる。
本発明の請求項2によるアクセスルータは、サービスを提供するサービス提供装置と前記サービスの提供を受けつつ異なるアクセスルータ配下に移動する移動端末装置との間のパケットの授受を制御するアクセスルータであって、自装置の周囲の装置に、前記パケットを中継するモビリティ制御装置に関する情報を問い合わせる問い合わせ手段(後述するメッセージ制御部45に対応)と、前記問い合わせ手段の問い合わせ結果によって得られた情報と前記移動端末装置の識別情報との対応情報を保持する保持手段(後述する対応情報保持部43に対応)とを含み、前記モビリティ制御装置と前記移動端末装置との間のパケットの授受を、前記保持手段に保持されている対応情報に基づいて制御し、前記サービス提供装置およびパケットを中継する装置のアドレスを前記移動端末装置が知ることなく、前記サービスを前記移動端末装置に提供することを特徴とする。このような構成のアクセスルータを採用することにより、ネットワーク内のモビリティ制御装置のアドレスを移動端末装置が知ることなく、ネットワークが移動端末装置に透過的にサービスを提供することができる。また、識別情報同士の対応情報を保持することにより、特別な構成を移動端末装置に設ける必要はなく、ネットワークが移動端末装置に透過的にサービスを提供することができる。
本発明の請求項3によるアクセスルータは、請求項1または2において、前記移動端末装置との間で授受されるメッセージ内のIPアドレスの一部を、前記移動端末装置の識別情報として取得する識別情報取得手段(後述する端末識別子処理部42に対応)を更に含むことを特徴とする。このようにして移動端末装置の識別情報を取得すれば、特別な構成を移動端末装置に設ける必要はなく、ネットワークが移動端末装置に透過的にサービスを提供することができる。
本発明の請求項4によるアクセスルータは、請求項1から請求項3までのいずれか1項において、自装置が送信したメッセージに対する応答からPrefix情報を取得するPrefix情報取得手段(後述するPrefix情報取得部46に対応)と、前記Prefix情報取得手段により取得したPrefix情報を前記移動端末装置に広告する広告手段(後述する広告部47に対応)とを更に含むことを特徴とする。このような構成によれば、アクセスルータがサービス提供装置又はモビリティ制御ノードに対してメッセージを送信した場合に、それに対する応答メッセージからPrefix情報を取得し、この取得したPrefix情報を移動端末装置に広告することができる。ここで、「Prefix情報」とは、ネットワーク上のルータ装置においてパケットを転送するために必要な情報であり、またIPアドレスを構成する情報要素である。パケット転送時にPrefix情報を持つIPアドレスを宛先アドレスとすることで、パケットはこのPrefix情報と同一のPrefix情報を広告するサブネットまで転送される。
本発明の請求項5によるアクセスルータは、請求項1または2において、前記移動端末装置とDHCPサーバとの間で授受されるIPアドレスの一部を、前記移動端末装置の識別情報として取得する識別情報取得手段を更に含むことを特徴とする。このようにして移動端末装置の識別情報を取得すれば、特別な構成を移動端末装置に設ける必要はなく、ネットワークが移動端末装置に透過的にサービスを提供することができる。
本発明の請求項6によるサービス制御システムは、
移動端末装置にサービスを提供するサービス提供装置(例えば、図1中のサービス提供装置40Aに対応)と、
自装置の周囲の装置に、前記サービス提供装置に関する情報を問い合わせる問い合わせ手段と、前記問い合わせ手段の問い合わせ結果によって得られた情報と前記移動端末装置の識別情報との対応情報を保持する保持手段とを含むアクセスルータと、
を備え、前記移動端末装置は、前記サービスの提供を受けつつ異なるアクセスルータ配下に移動し、前記サービス提供装置と前記移動端末装置との間のサービスを、前記保持手段に保持されている対応情報に基づいて制御し、前記サービス提供装置およびパケットを中継する装置のアドレスを前記移動端末装置が知ることなく、前記サービスを前記移動端末装置に提供することを特徴とする。このような構成によれば、ネットワーク内のサービス提供装置のアドレスを移動端末装置が知ることなく、ネットワークが移動端末装置に透過的にサービスを提供することができる。
本発明の請求項7によるサービス制御システムは、
サービスを提供するサービス提供装置と前記サービスの提供を受けつつ異なるアクセスルータ配下に移動する移動端末装置との間のパケットを中継するモビリティ制御装置と、
自装置の周囲の装置に、前記モビリティ制御装置に関する情報を問い合わせる問い合わせ手段と、前記問い合わせ手段の問い合わせ結果によって得られた情報と前記移動端末装置の識別情報との対応情報を保持する保持手段とを含むアクセスルータと、
を備え、前記モビリティ制御装置と前記移動端末装置との間のパケットの授受を、前記保持手段に保持されている対応情報に基づいて制御し、前記サービス提供装置およびパケットを中継する装置のアドレスを前記移動端末装置が知ることなく、前記サービスを前記移動端末装置に提供することを特徴とする。このような構成によれば、ネットワーク内のモビリティ制御装置のアドレスを移動端末装置が知ることなく、ネットワークが移動端末装置に透過的にサービスを提供することができる。
本発明の請求項8によるサービス制御方法は、サービスを提供するサービス提供装置(例えば、図1中のサービス提供装置40Aに対応)と前記サービスの提供を受けつつ異なるアクセスルータ配下に移動する移動端末装置との間のサービスを制御するサービス制御方法であって、前記移動端末装置の移動先のアクセスルータが周囲の装置に、前記サービス提供装置に関する情報を問い合わせる問い合わせステップと、前記問い合わせステップにおける問い合わせ結果によって得られた情報と前記移動端末装置の識別情報との対応情報を保持する保持ステップと、前記サービス提供装置と前記移動端末装置との間のサービスを、前記保持ステップにおいて保持された対応情報に基づいて制御する制御ステップとを含み、前記サービス提供装置およびパケットを中継する装置のアドレスを前記移動端末装置が知ることなく、前記サービスを前記移動端末装置に提供することを特徴とする。このようにすれば、ネットワーク内のモビリティ制御装置のアドレスを移動端末装置が知ることなく、ネットワークが移動端末装置に透過的にサービスを提供することができる。
本発明の請求項9によるサービス制御方法は、サービスを提供するサービス提供装置と前記サービスの提供を受けつつ異なるアクセスルータ配下に移動する移動端末装置との間のパケットの授受を制御するサービス制御方法であって、前記移動端末装置の移動先のアクセスルータが周囲の装置に、前記パケットを中継するモビリティ制御装置に関する情報を問い合わせる問い合わせステップと、前記問い合わせステップにおける問い合わせ結果によって得られた情報と前記移動端末装置の識別情報との対応情報を保持する保持ステップと、前記モビリティ制御装置と前記移動端末装置との間のパケットの授受を、前記保持ステップにおいて保持された対応情報に基づいて制御する制御ステップとを含み、前記サービス提供装置およびパケットを中継する装置のアドレスを前記移動端末装置が知ることなく、前記サービスを前記移動端末装置に提供することを特徴とする。このようにすれば、ネットワーク内のモビリティ制御装置のアドレスを移動端末装置が知ることなく、ネットワークが移動端末装置に透過的にサービスを提供することができる。
要するに、本発明では、移動する移動端末装置を収容するネットワークにおいて、ネットワーク側が提供するサービスに関して、そのサービス独自の処理機能を移動端末装置に要求せず、移動端末装置の識別情報をキーとしてネットワーク内のサービス提供装置やパケットを中継する装置を、ネットワーク内部で発見し、識別情報同士の対応情報を保持することによって、ネットワークが移動端末装置に透過的にサービスを提供する。
以上説明したように本発明は、移動する移動端末装置に対してモビリティサービスやその他のサービスを提供する際に、サービス提供装置又はパケットを中継する装置のアドレス情報の通知や、それらの装置との信号の送受信機能を移動端末装置において必要とせず、ネットワーク側で移動端末装置に対してモビリティサービスその他のサービスを提供するサービス提供装置又はパケットを中継する装置のアドレスを決定することができる。これにより、移動端末装置に対して透過的にモビリティサービスその他のサービスを提供することが可能となる。さらに、従来方式で発生した移動端末装置とARとの間で交換される端末の移動に伴って発生していたサービスの継続提供に必要な制御信号を削減することができる。また、オペレータがネットワーク内のサービス提供装置又はパケットを中継する装置のアドレスを移動端末装置から隠蔽することができる。さらに、移動端末装置が移動する先のアクセスルータが、事前に移動端末装置に対してサービスを提供しているサービス提供装置又はパケットを中継する装置を知る必要がなくなる。なお、本発明はIPバージョンに依存せず、任意の移動通信ネットワークに適用できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の説明において参照する各図では、他の図と同等部分は同一符号によって示されている。
図1及び図2は本発明によるサービス制御システムの基本的構成を示す図である。図3から図20は、移動端末装置がモビリティ制御機能を持たないIP端末である場合に、本発明を適用したネットワークが移動端末装置に透過的にモビリティサービスを提供する場合の実施例を示す図である。
(システムの基本構成)
図1は、本システムの基本的な構成例を示す図である。同図において、本システムは、移動する移動端末装置に対してサービスを提供し、その制御を行うサービス提供装置40A、40Bと、移動端末装置10のネットワークに対する接続点となるAR11〜13と、IPパケットのルーチング機能を持つルータ301〜303と、アクセスルータを介してネットワークに接続する機能を持つ移動端末装置10とを含んで構成されている。
サービス提供装置40A、40Bは、提供するサービスに応じた処理能力およびサービス提供に必要な情報と、AR11〜13とサービス内容に応じて必要な情報を交換する機能とを有しており、そのアドレスがネットワーク内のノードに対してのみ公開される。なお、本発明をモビリティ制御に対して適用する場合には、サービス提供装置40A、40Bは、移動端末装置のIPアドレス宛のパケットを移動端末装置が接続するARまで転送する機能と、これに必要なパケット転送情報をメモリ上に保持する機能と、サービス提供装置の問い合わせに対して、応答あるいは他のノードへ転送する機能と、アクセスルータと連携しパケット転送情報を作成・更新・削除する機能とを有している。
AR11〜13は、移動端末装置の接続時に、ネットワークと移動端末装置と間で交換されるメッセージを利用してネットワーク上で移動端末装置を一意に識別可能な移動端末装置識別子を作成する機能を持っている。また、AR11〜13は、サービス提供装置40A、40Bと連携してサービス提供装置に関する情報と端末識別子との組み合わせ情報を保持する機能や、周囲のアクセスルータとサービス提供装置に関する情報を交換する機能を持っている。
(アクセスルータの構成例)
図2は、移動端末装置のネットワークに対する接続点となるアクセスルータの構成例を示すブロック図である。同図において、アクセスルータは、移動端末装置、周囲のアクセスルータや、ネットワーク内の他の装置と情報を交換するためのインターフェイス40、移動端末装置に対してネットワークへの接続に必要な処理を行う端末接続処理部41と、ネットワークと移動端末装置間で交換されるサービス固有ではないメッセージを利用し、移動端末装置をネットワーク内で一意に識別可能な識別子の作成を行う端末識別子処理部42と、事前設定などによって設定されたデフォルトサービス提供装置や、情報交換により取得したサービス提供装置と端末識別子との関連付け情報を保持する対応情報保持部3と、サービス提供装置と連携してサービス内容に応じて必要な情報を交換するサービス提供装置連携処理部44と、サービス提供ノードやパケットを中継する装置に関する情報、他の装置に問い合わせるメッセージの送受信を制御するメッセージ制御部45とを含んで構成されている。このような構成からなるアクセスルータを用いることで、ネットワーク内のサービス提供装置のアドレスを移動端末装置が知ることなく、ネットワークが移動端末装置に透過的にサービスを提供することができる。

また、本例のアクセスルータは、パケットの転送に用いられる転送情報を更新するためのメッセージやサービス提供装置へのメッセージを送信した場合に、そのメッセージに対する応答からPrefix情報を取得するPrefix情報取得部46と、前記Prefix情報取得部46により取得したPrefix情報を移動端末装置に広告する広告部47とを含んで構成されている。このような構成が付加されているので、後述するようにアクセスルータがサービス提供装置又はモビリティ制御ノードに対してメッセージを送信した場合に、それに対する応答メッセージからPrefix情報を取得し、この取得したPrefix情報を移動端末装置に広告することができる。
同図において、ネットワークの接続処理やIPアドレスの取得やモビリティ制御処理に伴って移動端末装置からネットワークに対して送信される情報に含まれる、移動端末装置を一意に識別可能な端末識別子と、サービスを提供するサービス提供装置又はモビリティ制御ノードのIPアドレスとの組み合わせ情報を、移動端末装置が最初に接続したアクセスルータ(AR)が、保持する。移動端末装置が移動し、異なるAR(新AR)配下に移動すると、移動端末装置はIPアドレスの再取得処理等ネットワークへの再接続処理を行う。この際、新ARは移動端末装置のIPアドレス再取得などの再接続処理に伴って移動端末装置からネットワークに対して送信される情報について、新ARが移動端末装置の識別情報を解析および取得する。さらに、ARは、その周囲のARあるいはサービス提供装置等、周囲の装置に対して、この識別情報を元に、サービス提供装置又はモビリティ制御ノードすなわち移動端末装置に対してサービスを提供するノードに関する情報を問い合わせる。新ARは移動前に接続していたARからの応答によりサービス提供装置又はモビリティ制御ノードのアドレスを決定する。
また、この問い合わせの応答を受けた新ARはこの情報をメモリにキャッシュする。そして、次にこの移動端末装置が移動した際、接続先ARからのモビリティ制御ノードに関する問い合わせに対して、最初に接続したARに代わって応答することにより応答時間を短縮する。
(動作例)
以下、図1を参照し、上述した基本的構成における動作例の処理手順について説明する。
移動端末装置10が初めてネットワークに接続した際、移動端末装置はネットワークに接続するために必要な処理(認証、IPアドレスの設定等)を行うために、初期接続処理を開始する(ステップS31)。AR11は、この処理において交換される情報を元に、ネットワーク内で移動端末装置10を一意に識別可能な端末識別子を作成する。
AR11は、周囲のARに問い合わせを行い、移動端末装置10に対してサービスを提供するサービス提供装置を、ネットワーク構成時の事前設定情報などにより決定する(ステップS32)。
AR11は、そのサービス提供装置との間で、サービス提供開始のための処理を行う(ステップS33)。
これによりAR11は、端末識別子と、サービス提供装置のIPアドレスとの組み合わせ情報を保持する(ステップS34)。
以上の処理が終了すると、移動端末装置に対してサービスの提供が開始される。
ここで、移動端末装置10が異なるアクセスルータ配下へ移動する(ステップS35)。
すると、移動端末装置10は移動時接続処理を開始する(ステップS36)。この際、初期接続時と同様に認証やIPアドレス設定などのネットワークへの接続に必要な処理を行い、AR12は、この処理時に交換されるメッセージを利用して、端末識別子を作成する。
AR12は、移動端末装置10に対してサービスを提供中のサービス提供装置のアドレスを発見するために、端末識別子をキーとして、周囲のARに対して問い合わせを行う(ステップS37)。
AR11は、この問い合わせに応答し、AR12に対して要求されたサービス提供装置に関する情報を送信する(ステップS38)。
AR12は、受信した情報を自身のメモリに登録する(ステップS39)。以上により、サービス提供装置40Aはサービス提供に必要な情報をAR12と交換することが可能となる。以上の処理によれば、移動する移動端末装置10に対して移動前に提供していたサービスを継続して提供することを実現する。
ところで、図1の例では、MCN情報の問い合わせを周囲のARに対して行っているが、この問い合わせはMCNを含む周囲のノード(すなわち周囲の装置)に行ってもよい。また、MCNが該当する情報を保持している場合には、その問い合わせに対して応答してもよい。
図3から図20は、モビリティ制御機能を持たない移動端末装置に対して機能を加えることなく、通信中の移動端末装置に対してモビリティサービスの提供を可能とするモバイルネットワークに関する実施例である。
(ネットワーク構成例)
図3は、本発明を適用するネットワーク構成例を示す図である。本ネットワークは、移動する移動端末装置宛に到着したパケットを、移動端末装置が現在接続しているアクセスルータまで転送する機能を提供するモビリティ制御ノード(Mobility Control Node;以下、MCNと略称する)21、22と、移動端末装置を収容し、モビリティ制御ノード21、22と連携することで移動端末装置へモビリティサービスを透過的に提供するAR11〜14と、IPパケットのルーチング機能を持ち、外部ネットワークと接続するルータ301と、IPを用いてネットワークに接続する機能を持ち、ネットワーク内を移動する移動端末装置(MN)10とを含んで構成されている。なお、モビリティ制御ノードの機能をAR内に設ければ、モビリティ制御ノードを設ける必要はない。
移動する移動端末装置がモビリティ機能を持たない場合には、移動端末装置のユーザに対してサービス中断を認識させないために、移動端末装置が移動しても使用するIPアドレスが変化しないようにすることが求められる。そのため、Stateless Address Auto Configurationを用いる場合には、各アクセスルータは、移動端末装置に対してIPアドレスの変化を意識させないように、図4において述べる初期接続処理時に端末へ広告したPrefix情報と同じPrefix情報を広告する。詳細は後述する図4、図5、図6を参照して説明する。
(Stateless Address Auto Configurationを用いる場合)
図4は、移動端末装置が初めてネットワークに接続した場合の処理例を示す図である。以下、処理手順について説明する。
MN10はネットワークに無線または有線により接続すると、Stateless Address Auto Configurationの手法により、通信に用いるIPアドレスを取得する。すなわち、MN10がネットワークに接続する際、Router SolicitationメッセージをAR11に送信すると(ステップS61)、AR11はこれに応答し、MN10の接続するリンクに割り当てられたPrefix情報をRouter Advertisementメッセージを用いてMN10に通知する(ステップS62)。MN10は、受信したPrefix情報とMN10自身のインターフェイス情報などから作成されるインターフェイス識別子を結合し、IPアドレスを作成する。そして、MN10はこのIPアドレスが接続するリンク上で重複していないかを確認するために、作成したIPアドレスを宛先としてNeighbor Solicitationメッセージを送信する(ステップS63)。
このメッセージを受信したAR11は、MN10のIPアドレスを分解して、ネットワーク内で移動端末装置を一意に識別可能な端末識別子(Terminal ID;以下、T−IDと呼ぶ)を作成する。そして、AR11は、MN10のIPアドレスおよび作成した端末識別子を含めたサービス開始要求メッセージをMCN21に対して送信する(ステップS64)。MCN21はこのメッセージを受信すると、保持するメモリ上にMNのIPアドレスに該当するサービス情報がないことを確認する。そして、MCNは、MNにサービスを提供するためのサービス情報を作成する(ステップS65)。この後、MCNはARに対してサービス開始要求応答メッセージを送信する(ステップS66)。このサービス開始要求応答メッセージを受信したARは、MCN情報テーブル(すなわち図2中の対応情報保持部43)にT−IDとMCN−ID(MCNのIPアドレス等のMCNを識別するためのMCN情報)との対応情報をMCN情報テーブルに追加する(ステップS67)。さらにARは、移動端末装置とMCNとの間のパケット転送を行うためのパケット転送情報を作成する(ステップS68)。以降、MCN21がMN10に対してモビリティサービスの提供を開始する。
以上のように、AR11はMCN21が提供するモビリティサービスに関する制御信号をMCN21と交換し、MCN21およびAR11のそれぞれについてMCN21とAR11との間のパケット転送情報を設定して、モビリティサービスの提供を開始する。これ以降、ネットワーク内において、MCN21に到着した移動端末装置10宛のパケットは、端末アドレスと接続ARアドレスとの対応情報、すなわちMCN21に保持されているサービス情報を基にして、AR11まで転送される。
また、移動端末装置10からのパケットは、端末アドレスと接続MCNアドレスとの対応情報、すなわちAR11に保持されているパケット転送情報を基にして、MCN21まで転送される。
図5は、移動端末装置がStateless Address Configurationの手法によりネットワークへの初期接続処理を完了し、現在サービスを提供するMCN配下の異なるARへ移動した際の処理例を示す図である。以下、処理手順について説明する。
MN10がAR11配下からAR12配下へ移動すると、無線あるいは有線リンクの再接続情報を契機に、IPアドレスの有効性確認処理を開始する。すなわち、MN10は、接続するリンクが変化するとRouter Solicitationを送信し(ステップS71)、IPアドレスの有効性確認の処理を開始する。AR12はこのメッセージを受信すると、送信元アドレスとなっているIPアドレスに含まれるインターフェイス識別子を取得する。これを端末識別子として周囲のARにモビリティサービスを提供しているMCN情報を問い合わせる(ステップS72)。この場合、移動前に移動端末装置が接続していたAR11は、上記問い合わせに対してMCN情報テーブルに該当のMCN情報を保持しているため、この問い合わせに応答してAR12に対してMCN情報を通知する(ステップS73)。
AR12は、問い合わせの結果得られたMCN情報を、AR12内のMCN情報テーブルに保持する(ステップS74)。
MN10が現在接続するAR12は、以前接続していたAR11からMCN情報を受信すると、MCN21に対して端末識別子をキー情報としてサービス開始要求を送信する(ステップS75)。なお、このメッセージは、端末識別子を含むIPアドレスを含んでいる。
このサービス開始要求を受信したMCN21では、MN10にパケットを転送するためのサービス情報を更新する(ステップS76)。この後、MCN21はAR12に対してサービス開始要求応答メッセージを送信する(ステップS77)。このとき、MCN21は、Prefix情報をAR12に送信する。
このサービス開始要求応答メッセージを受信したAR12は、端末アドレスと接続MCNアドレスとの対応をパケット転送情報に追加する(ステップS78)。そして、AR12はMN10にRouter Advertisementを送信する(ステップS79)。このとき、AR12は、MCNから通知されたPrefix情報を送信する。
これ以降、MCN21はAR11へのパケット転送を中止し、AR12に向けて転送を開始する。なお、移動前のAR11におけるMCN情報テーブルおよびパケット転送情報は、保持するタイマーによる有効期限が満了した時に削除されるか、又はMCN21またはAR12からのシグナリングにより削除される。
ところで、図5の例では、MCN情報の問い合わせを周囲のARに対して行っているが、この問い合わせはMCNを含む周囲のノード(すなわち周囲の装置)に行ってもよい。また、MCNが該当する情報を保持している場合には、その問い合わせに対して応答してもよい。
図6は、移動端末装置がStateless Address Configurationの手法によりネットワークへの初期接続処理を完了し、現在サービスを提供するMCN配下とは異なるMCN配下のARへ移動した際の処理例を示す図である。
移動端末装置10がAR12からAR13配下へ移動し、IPアドレスの有効性確認処理を開始する。すなわち、MN10は、接続するリンクが変化するとRouter Solicitationを送信し(ステップS71)、IPアドレスの有効性確認の処理を開始する。AR13はこのメッセージを受信すると、送信元アドレスとなっているIPアドレスに含まれるインターフェイス識別子を取得する。これを端末識別子として周囲のARにモビリティサービスを提供しているMCN情報を問い合わせる(ステップS72)。この場合、移動前に移動端末装置が接続していたAR12は、上記問い合わせに対してMCN情報テーブルに該当のMCN情報を保持しているため、この問い合わせに応答してAR13に対してMCN情報を通知する(ステップS73)。
AR13は、問い合わせの結果得られたMCN情報を、AR13内のMCN情報テーブルに保持する(ステップS74)。
MN10が現在接続するAR13は、以前接続していたAR12からMCN情報を受信すると、MCN21に対して端末識別子をキー情報としてサービス開始要求を送信する(ステップS75)。なお、このメッセージは、端末識別子を含むIPアドレスを含んでいる。
このサービス開始要求を受信したMCN21では、MN10にパケットを転送するためのサービス情報を更新する(ステップS76)。この後、MCN21はAR13に対してサービス開始要求応答メッセージを送信する(ステップS77)。このサービス開始要求応答メッセージを受信したAR13は、端末アドレスと接続MCNアドレスとの対応をパケット転送情報に追加する(ステップS78)。そして、AR13はMN10にRouter Advertisementを送信する(ステップS79)。このとき、AR13は、MCNから通知されたPrefix情報を送信する。
これ以降、MCN21はAR12へのパケット転送を中止し、AR13に向けて転送を開始する。なお、AR12におけるMCN情報テーブルおよびパケット転送情報は、保持するタイマーによる有効期限が満了した時に削除されるか、又はMCN21またはAR13からのシグナリングにより削除される。
ところで、図6の例では、MCN情報の問い合わせを周囲のARに対して行っているが、この問い合わせはMCNを含む周囲のノード(すなわち周囲の装置)に行ってもよい。また、MCNが該当する情報を保持している場合には、その問い合わせに対して応答してもよい。
図7はStateless Address Configurationを用いた、ネットワークへの初期接続時における端末識別子の作成処理等を示すシーケンス図である。同図には、MN、AR、MCNの間における信号授受の様子が示されている。
同図において、MNがネットワークに接続する際、RFC2462(Internet Engineering Task ForceによるRequest For Comments 2462)に従いRouter Solicitationメッセージをネットワーク対して送信する(ステップS61)。アクセスルータはこれに応答し、MNの接続するリンクに割り当てられたPrefix情報をRouter Advertisementメッセージを用いてMNに通知する(ステップS62)。
MNは、受信したPrefix情報とMN自身のインターフェイス情報などから作成されるインターフェイス識別子を結合し、IPアドレスを作成する(ステップS62a)。MNはこのIPアドレスが接続するリンク上で重複していないかを確認するために、作成したIPアドレスを宛先としてNeighbor Solicitationメッセージを送信する(ステップS63)。ARはこのメッセージを受信すると、MNのIPアドレスを分解して、インターフェイス識別子を作成する(ステップS63a)、以後ネットワーク上でMNを識別するための端末識別子として周囲の装置への問い合わせに利用する。
ここで、MNのIPアドレスと、インターフェイス識別子との関係が図8に示されている。同図を参照すると、IPアドレスは、広告Prefix部分と、インターフェイス識別子とから構成されており、後者がMNを識別するための端末識別子として利用される。
図7に戻り、ARはMNのIPアドレスおよび抽出した端末識別子を含めたサービス開始要求メッセージをMCNに対して送信する(ステップS64)。MCNはこのメッセージを受信すると、保持するメモリ上にMNのIPアドレスに該当するサービス情報がないことを確認する。そして、MCNは、MNにサービスを提供するためのサービス情報を作成する(ステップS65)。この後、MCNはARに対してサービス開始要求応答メッセージを送信する(ステップS66)。このサービス開始要求応答メッセージを受信したARは、MCN情報テーブルにT−IDとMCN−IDとの対応情報をMCN情報テーブルに追加する(ステップS67)。さらにARは、移動端末装置とMCNとの間のパケット転送を行うためのパケット転送情報を作成する(ステップS68)。以上により、モビリティサービスの提供準備が整う。
図9は、移動端末装置がStateless Address Configurationを用いたIPアドレスを利用している場合に、無線または有線のリンクの変化によるIPアドレスの有効性確認処理と、アクセスルータにおける端末識別子作成処理とを示すシーケンス図である。同図には、MN、AR、MCNの間における信号授受の様子が示されている。
同図において、移動端末装置は、接続するリンクが変化するとRouter Solicitationを送信し(ステップS71)、IPアドレスの有効性確認の処理を開始する。ARはこのメッセージを受信すると、送信元アドレスとなっているIPアドレスに含まれるインターフェイス識別子を取得する(ステップS71a)。そして、ARはこれを端末識別子として周囲のARにモビリティサービスを提供しているMCN情報を問い合わせる(ステップS72)。この問い合わせの結果、得られたMCN情報は、AR内のMCN情報テーブルに保持される(ステップS74)。
ここで、MNのIPアドレスと、インターフェイス識別子との関係が図10に示されている。同図を参照すると、IPアドレスは、広告Prefix部分もしくはLink Local Prefixと、インターフェイス識別子とから構成されており、後者がMNを識別するための端末識別子として利用される。
図9に戻り、MNが現在接続するARは、以前接続していたARからMCN情報を受信すると、MCNに対して端末識別子をキー情報としてサービス開始要求を送信する(ステップS75)。なお、このメッセージは、端末識別子を含むIPアドレスを含んでいる。
このサービス開始要求を受信したMCNでは、MNにパケットを転送するためのサービス情報を更新する(ステップS76)。この後、MCNはARに対してサービス開始要求応答メッセージを送信する(ステップS77)。このサービス開始要求応答メッセージを受信したARは、端末アドレスと接続MCNアドレスとの対応をパケット転送情報に保持する(ステップS78)。そして、ARはMNにRouter Advertisementを送信する(ステップS79)。このとき、ARは、MCNから通知されたPrefix情報を送信する。以上の処理により、初期接続時にモビリティサービスを提供開始したMCNが移動端末装置に対して引き続きモビリティサービスを提供する。
(DHCPを利用する場合)
図11は、移動端末装置が初めてネットワークに接続した場合の処理例を示す図である。以下、処理手順について説明する。
同図において、MN10がネットワークに接続すると、DHCP処理が行われる(ステップS111)。AR11はこのDHCP処理において抽出したMN10のIPアドレスおよび抽出した端末識別子を含めたサービス開始要求メッセージをMCN21に対して送信する(ステップS113)。MCN21はこのメッセージを受信すると、保持するメモリ上にMN10のIPアドレスに該当するサービス情報がないことを確認する。そして、MCN21は、MN10にサービスを提供するためのサービス情報を作成する(ステップS114)。この後、MCN21はAR11に対してサービス開始要求応答メッセージを送信する(ステップS115)。このサービス開始要求応答メッセージを受信したAR11は、MCN情報テーブルにT−IDとMCN−IDとの対応情報をMCN情報テーブルに追加する(ステップS116)。さらにAR11は、MN10とMCN21との間のパケット転送を行うためのパケット転送情報を作成する(ステップS117)。以降、MCN21がMN10に対してモビリティサービスの提供を開始する。
図12は、移動端末装置がDHCP処理によりネットワークへの初期接続処理を完了し、現在サービスを提供するMCN配下の異なるARへ移動した際の処理例を示す図である。以下、処理手順について説明する。
同図において、MN10がAR11配下からAR12配下へ移動すると、MN10は接続するリンクの変化を検知し、保持するIPアドレスの有効性を確認するDHCP処理が行われる(ステップS121)。AR12は、有効性が確認されたIPアドレスを抽出してそのSuffix部分を端末識別子とする。そして、AR12はこの端末識別子を利用し、周囲のARに、モビリティサービスを提供しているMCN情報を問い合わせる(ステップS123)。この場合、移動前に移動端末装置が接続していたAR11は、上記問い合わせに対して該当のMCN情報を保持しているため、この問い合わせに応答してAR12に対してMCN情報を通知する(ステップS123a)。
AR12は、問い合わせの結果、得られたMCN情報を、AR12内のMCN情報テーブルに保持する(ステップS124)。
MN10が現在接続するAR12は、以前接続していたAR11からMCN情報を受信すると、MCN21に対して端末識別子をキー情報としてサービス開始要求を送信する(ステップS125)。なお、このメッセージは、DHCP処理において有効性が確認されたIPアドレスを含んでいる。
このサービス開始要求を受信したMCN21では、MN10にパケットを転送するための情報を更新する(ステップS126)。この後、MCN21はAR12に対してサービス開始要求応答メッセージを送信する(ステップS127)。このサービス開始要求応答メッセージを受信したAR12は、端末IPアドレスと接続MCNアドレスとの対応情報をパケット転送情報として保持する(ステップS128)。こうすることで、MN10の移動前にサービスを提供していたMCN21が、引き続きMN10にモビリティサービスを提供する。
図13は、移動端末装置がDHCP処理によりネットワークへの初期接続処理を完了し、現在サービスを提供するMCN配下とは異なるMCN配下のARへ移動した際の処理例を示す図である。以下、処理手順について説明する。
同図において、MN10がAR12配下からAR13配下へ移動すると、MN10は接続するリンクの変化を検知し、保持するIPアドレスの有効性を確認するDHCP処理が行われる(ステップS121)。AR13は、有効性が確認されたIPアドレスを抽出してそのSuffix部分を端末識別子とする。そして、AR13はこの端末識別子を利用し、周囲のARに、モビリティサービスを提供しているMCN情報を問い合わせる(ステップS123)。この場合、移動前に移動端末装置が接続していたAR12は、上記問い合わせに対して該当のMCN情報を保持しているため、この問い合わせに応答してAR13に対してMCN情報を通知する(ステップS123a)。
AR13は、問い合わせの結果、得られたMCN情報を、AR13内のMCN情報テーブルに保持する(ステップS124)。
MN10が現在接続するAR13は、以前接続していたAR12からMCN情報を受信すると、MCN22を経由してMCN21に対して端末識別子をキー情報としてサービス開始要求を送信する(ステップS125)。なお、このメッセージは、DHCP処理において有効性が確認されたIPアドレスを含んでいる。
このサービス開始要求を受信したMCN21では、MN10にパケットを転送するための情報を更新する(ステップS126)。この後、MCN21はMCN22を経由してAR13に対してサービス開始要求応答メッセージを送信する(ステップS127)。このサービス開始要求応答メッセージを受信したAR13は、端末IPアドレスと接続MCNアドレスとの対応情報をパケット転送情報として保持する(ステップS128)。こうすることで、MN10の移動前にサービスを提供していたMCN21が、引き続きMN10にモビリティサービスを提供する。
図14はDHCPを用いた、ネットワークへの初期接続時における端末識別子の作成処理等を示すシーケンス図である。同図には、MN、AR、MCN、DHCPサーバの間における信号授受の様子が示されている。
同図において、MNがネットワークに接続すると、DHCP処理が行われる(ステップS111)。すなわち、RFC3315(Internet Engineering Task ForceによるRequest For Comments 3315)に規定されるDHCPメッセージ(DHCP Solicit/Advertisement/Request/Reply)をDHCPサーバと送受信する(ステップS111aa、S111ab、S111ba、S111bb、S111ca、S111cb、S111da、S111db)。このとき、ARはDHCP Relay Agentとなり、移動端末装置とDHCPサーバとの間で転送されるメッセージを仲介転送する。
ARはDHCP Replyに含まれるIPアドレス情報を取得し、PrefixとSuffixとに分解し、このSuffix部分を端末識別子とする(ステップS112)。
ここで、MNのIPアドレスとSuffixとの関係が図15に示されている。同図を参照すると、IPアドレスは、Global Prefix部分と、Suffix部分とから構成されており、後者すなわちSuffix部分がMNを識別するための端末識別子として利用される。なお、SuffixとはDHCPによって割り当てられるIPアドレスについて、ルーチングに関係のない固定情報に当たる部分であり、移動端末装置が移動した場合にもDHCPがIPアドレスの再割り当てを行う際に、変化する必要がない情報要素である。
図14に戻り、ARはMNのIPアドレスおよび抽出した端末識別子を含めたサービス開始要求メッセージをMCNに対して送信する(ステップS113)。MCNはこのメッセージを受信すると、保持するメモリ上にMNのIPアドレスに該当するサービス情報がないことを確認する。そして、MCNは、MNにサービスを提供するためのサービス情報を作成する(ステップS114)。この後、MCNはARに対してサービス開始要求応答メッセージを送信する(ステップS115)。このサービス開始要求応答メッセージを受信したARは、MCN情報テーブルにT−IDとMCN−IDとの対応情報をMCN情報テーブルに追加する(ステップS116)。さらにARは、移動端末装置とMCNとの間のパケット転送を行うためのパケット転送情報を作成する(ステップS117)。以降、MCNがMNに対してモビリティサービスの提供を開始する。
図16は、MNがDHCPを用いたIPアドレスを利用している際に、無線又は有線のリンクの変化によるIPアドレスの有効性確認処理と、アクセスルータにおける端末識別子作成方法を示すシーケンス図である。同図には、MN、AR、MCN、DHCPサーバの間における信号授受の様子が示されている。
同図において、MNは接続するリンクの変化を検知すると、DHCP処理が行われる(ステップS121)。すなわち、DHCPメッセージ(DHCP Confirm/Reply)をDHCPサーバと送受信する(ステップS121aa、S121ab、S121ba、S121bb)。ここで、図14の場合と同様に、ARはRelay Agentとして動作し、有効性が確認されたIPアドレスを抽出してSuffix部分を端末識別子とする(ステップS122)。そして、ARはこの端末識別子を利用し、周囲のARにモビリティサービスを提供しているMCN情報を問い合わせる(ステップS123)。この問い合わせの結果、得られたMCN情報は、AR内のMCN情報テーブルに保持される(ステップS124)。
ここで、MNのIPアドレスと、Suffixとの関係が図17に示されている。同図を参照すると、IPアドレスは、Global Prefix部分と、Suffix部分とから構成されており、後者すなわちSuffix部分がMNを識別するための端末識別子として利用される。
図16に戻り、MNが現在接続するARは、MNのIPアドレス及び抽出した端末識別子を含むサービス開始要求をMCNに対して送信する(ステップS125)。MCNはこのメッセージを受信すると、保持するメモリ上にMNのIPアドレスに該当するサービス情報が無いことを確認する。そして、MCNは、MNのIPアドレス宛のパケットをメッセージ送信元のARまで転送するためのパケット転送情報を作成する(ステップS126)。この後、MCNはARに対してサービス開始要求応答メッセージを送信する(ステップS127)。このサービス開始要求応答メッセージを受信したARは、移動端末装置とMCNとの間のパケット転送を行うためのパケット転送情報を作成する(ステップS128)。こうすることで、MNの移動前にサービスを提供していたMCNが、引き続きMNにモビリティサービスを提供する。
(MCN情報テーブル)
図18は、MCN情報テーブルの構成例を示す図である。MCN情報テーブルは、端末識別子(T−ID)と、MCNのIPアドレスなどのMCN情報(MCN−ID)と、エントリの有効期限を示す有効期限情報と、そのほか必要なオプション情報とから構成されている。このMCN情報テーブルは、ARにおいて保持されている。エントリの有効期限情報に従い、有効期限が過ぎたエントリは自動的に削除される。この有効期限情報は、パケット転送情報と連携して更新されてもよい。また、有効期限情報を設定せずに、MCNからのメッセージによりエントリを削除してもよい。
(パケット転送情報)
図19は、パケット転送情報の構成例を示す図である。同図に示されているパケット転送情報は、上述した端末アドレス等、パケット転送対象である端末IPアドレスと、上述した接続MCNアドレス等の転送先IPアドレスと、エントリの有効期限を示す有効期限情報と、その他の必要なオプション情報とから構成されている。このパケット転送情報は、ARにおいて保持される。エントリ有効期限が過ぎたエントリは自動的に削除される。ARのMCN情報テーブルと連携する場合には、ARのMCN情報テーブル削除のメッセージをMCNから送信してもよい。
(サービス情報)
図20は、MCNに保持される、サービス情報の構成例を示す図である。同図に示されているサービス情報は、上述した端末アドレス等、パケット転送対象である端末IPアドレスと、上述した接続MCNアドレス等の転送先IPアドレスと、この端末に対してARが広告すべきPrefix情報と、エントリの有効期限を示す有効期限情報と、その他の必要なオプション情報とを含んで構成されている。なお、DHCP処理を利用する場合には、同図中のPrefix情報は存在しなくても良い。
エントリの有効期限情報に従い、有効期限が過ぎたエントリは自動的に削除される。また、有効期限情報を設定せずに、ARからのメッセージによりエントリを削除してもよい。
(サービス制御方法)
以上説明したサービス制御システムにおいては、以下のようなサービス制御方法が実現されている。すなわち、サービスを提供するサービス提供装置と上記サービスの提供を受ける移動端末装置との間のサービスを制御するサービス制御方法であって、他の装置に、上記サービス提供装置に関する情報を問い合わせる問い合わせステップと、上記問い合わせステップにおける問い合わせ結果によって得られた情報と上記移動端末装置の識別情報との対応情報を保持する保持ステップと、上記サービス提供装置と上記移動端末装置との間のサービスを、上記保持ステップにおいて保持された対応情報に基づいて制御する制御ステップとを含むサービス制御方法が実現されている。このようにすれば、ネットワーク内のサービス提供装置のアドレスを移動端末装置が知ることなく、ネットワークが移動端末装置に透過的にサービスを提供することができる。
また、サービスを提供するサービス提供装置と上記サービスの提供を受ける移動端末装置との間のパケットの授受を制御するサービス制御方法であって、他の装置に、上記パケットを中継する装置に関する情報を問い合わせる問い合わせステップと、上記問い合わせステップにおける問い合わせ結果によって得られた情報と上記移動端末装置の識別情報との対応情報を保持する保持ステップと、上記パケットを中継する装置と上記移動端末装置との間のパケットの授受を、上記保持ステップにおいて保持された対応情報に基づいて制御する制御ステップとを含むサービス制御方法が実現されている。このようにすれば、ネットワーク内のパケットを中継する装置のアドレスを移動端末装置が知ることなく、ネットワークが移動端末装置に透過的にサービスを提供することができる。
(変形例)
上述したサービス制御システムにおいて、ARがMNの移動情報をも保持することとし、MNの移動情報及び移動履歴をサービス提供装置に関する情報の一部として新ARへの転送時に併せて転送するようにしても良い。このようにすれば、MNが新ARに移動した際に、旧ARから取得したサービス提供装置に関する情報を取得すると同時に、新ARがMNのこれまでの移動情報及び移動履歴(どのようなARを経由してきたか)を取得することができる。新ARがこれらの情報を取得すれば、提供されるサービス種別が、サービス提供中にその提供を行うサービス提供装置を変更しても問題無い場合、新ARがこれまでの移動情報を用いて、現在サービスを提供しているノードとの距離を推定し、必要に応じて新ARの直近のサービス提供装置に切り替える処理を行うことができる。
(まとめ)
本発明を、ネットワーク内制御装置が移動する移動端末装置に対してサービスを提供するようなネットワークに適用することにより、移動端末装置がその制御装置の情報を知ることなく、移動端末装置に対してサービスを提供することが可能となる。また、移動端末装置にはネットワークが提供するサービスを受けるための機能追加が必要なく、ネットワーク提供者が容易にサービス提供を開始することが可能となる。また、従来の移動端末装置とネットワーク間で送受信されるメッセージ以外の新たなメッセージを必要としないことから、移動端末装置とネットワークとの間でやり取りされる信号量を削減することが可能となる。また、モビリティ制御方式に応用することにより、通信を開始した移動端末装置に対して、移動端末装置に意識させることなくモビリティサービスの提供を可能とする。さらに、移動端末装置が移動する先のアクセスルータが、移動端末装置に対してサービスを提供しているモビリティ制御ノードを、事前に知る必要がなくなる。
なお、本発明は、上述した実施例にとらわれることなく、移動する移動端末装置を収容するネットワークにおいて、移動端末装置に対してサービスを提供するサービス提供装置のアドレスを、移動端末装置に対して通知することなく、また移動端末装置側に機能を追加することなく、ネットワーク側でサービスを提供するネットワーク内制御ノードの一意にアドレスを決定する場合に適用できる。
本発明は、サービスを提供するサービス提供装置とそのサービスの提供を受ける移動端末装置との間のパケットの授受を制御する場合に利用することができる。
本発明の実施の形態によるサービス制御システムの構成例を示す図である。 図1中のアクセスルータの構成例を示す機能ブロック図である。 移動端末装置に対して透過的にモビリティサービスを実現する場合のネットワーク構成を示す図である。 Stateless Address Configurationの手法により、移動端末装置が初めてネットワークに接続した場合の処理例を示す図である。 Stateless Address Configurationの手法により、ネットワークへの初期接続処理を完了し、現在サービスを提供するMCN配下の異なるARへ移動した際の処理例を示す図である。 Stateless Address Configurationの手法により、ネットワークへの初期接続処理を完了し、現在サービスを提供するMCN配下とは異なるMCN配下のARへ移動した際の処理例を示す図である。 Stateless Address Configurationの手法を用いた初期接続時の端末識別子作成方法を示す図である。 図7の場合における、移動端末装置のIPアドレスと、インターフェイス識別子との関係を示す図である。 Stateless Address Configurationの手法を用いたIPアドレス確認処理時の端末識別子作成方法を示す図である。 図9の場合における、移動端末装置のIPアドレスと、インターフェイス識別子との関係を示す図である。 DHCP処理を利用し、移動端末装置が初めてネットワークに接続した場合の処理例を示す図である。 移動端末装置がDHCP処理によりネットワークへの初期接続処理を完了し、現在サービスを提供するMCN配下の異なるARへ移動した際の処理例を示す図である。 移動端末装置がDHCP処理によりネットワークへの初期接続処理を完了し、現在サービスを提供するMCN配下とは異なるMCN配下のARへ移動した際の処理例を示す図である。 DHCP処理を利用した初期接続時の端末識別子作成方法を示す図である。 図14の場合における、移動端末装置のIPアドレスと、Suffixとの関係を示す図である。 DHCP処理を利用したIPアドレス確認処理時の端末識別子作成方法を示す図である。 図16の場合における、移動端末装置のIPアドレスと、Suffixとの関係を示す図である。 ARにおいて保持される、MCN情報テーブルの構成を示す図である。 ARにおいて保持される、パケット転送情報の構成を示す図である。 MCNに保持される、サービス情報の構成例を示す図である。 従来の手法であるHMIPの課題を示す図である。 従来の手法であるBCMPの課題を示す図である。
符号の説明
4 Anchor Router
10 移動端末装置
11〜14 アクセスルータ
21、22 モビリティ制御ノード
40 インターフェイス
40A、40B サービス提供装置
41 端末接続処理部
42 端末識別子処理部
43 対応情報保持部
44 サービス提供装置連携処理部
45 メッセージ制御部
46 Prefix情報取得部
47 広告部
301〜303 ルータ
51、52 BRAIN Access Router

Claims (9)

  1. サービスを提供するサービス提供装置と前記サービスの提供を受けつつ異なるアクセスルータ配下に移動する移動端末装置との間でサービス提供に必要な情報を保持する機能を持ったアクセスルータであって、自装置の周囲の装置に、前記サービス提供装置に関する情報を問い合わせる問い合わせ手段と、前記問い合わせ手段の問い合わせ結果によって得られた情報と前記移動端末装置の識別情報との対応情報を保持する保持手段とを含み、前記サービス提供装置と前記移動端末装置との間のサービスを、前記保持手段に保持されている対応情報に基づいて制御し、前記サービス提供装置およびパケットを中継する装置のアドレスを前記移動端末装置が知ることなく、前記サービスを前記移動端末装置に提供することを特徴とするアクセスルータ。
  2. サービスを提供するサービス提供装置と前記サービスの提供を受けつつ異なるアクセスルータ配下に移動する移動端末装置との間のパケットの授受を制御するアクセスルータであって、自装置の周囲の装置に、前記パケットを中継するモビリティ制御装置に関する情報を問い合わせる問い合わせ手段と、前記問い合わせ手段の問い合わせ結果によって得られた情報と前記移動端末装置の識別情報との対応情報を保持する保持手段とを含み、前記モビリティ制御装置と前記移動端末装置との間のパケットの授受を、前記保持手段に保持されている対応情報に基づいて制御し、前記サービス提供装置およびパケットを中継する装置のアドレスを前記移動端末装置が知ることなく、前記サービスを前記移動端末装置に提供することを特徴とするアクセスルータ。
  3. 前記移動端末装置との間で授受されるメッセージ内のIPアドレスの一部を、前記移動端末装置の識別情報として取得する識別情報取得手段を更に含むことを特徴とする請求項1または2に記載のアクセスルータ。
  4. 自装置が送信したメッセージに対する応答からPrefix情報を取得するPrefix情報取得手段と、前記Prefix情報取得手段により取得したPrefix情報を前記移動端末装置に広告する広告手段とを更に含むことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のアクセスルータ。
  5. 前記移動端末装置とDHCPサーバとの間で授受されるIPアドレスの一部を、前記移動端末装置の識別情報として取得する識別情報取得手段を更に含むことを特徴とする請求項1または2に記載のアクセスルータ。
  6. 移動端末装置にサービスを提供するサービス提供装置と、
    自装置の周囲の装置に、前記サービス提供装置に関する情報を問い合わせる問い合わせ手段と、前記問い合わせ手段の問い合わせ結果によって得られた情報と前記移動端末装置の識別情報との対応情報を保持する保持手段とを含むアクセスルータと、
    を備え、前記移動端末装置は、前記サービスの提供を受けつつ異なるアクセスルータ配下に移動し、前記サービス提供装置と前記移動端末装置との間のサービスを、前記保持手段に保持されている対応情報に基づいて制御し、前記サービス提供装置およびパケットを中継する装置のアドレスを前記移動端末装置が知ることなく、前記サービスを前記移動端末装置に提供することを特徴とするサービス制御システム。
  7. サービスを提供するサービス提供装置と前記サービスの提供を受けつつ異なるアクセスルータ配下に移動する移動端末装置との間のパケットを中継するモビリティ制御装置と、
    自装置の周囲の装置に、前記モビリティ制御装置に関する情報を問い合わせる問い合わせ手段と、前記問い合わせ手段の問い合わせ結果によって得られた情報と前記移動端末装置の識別情報との対応情報を保持する保持手段とを含むアクセスルータと、
    を備え、前記モビリティ制御装置と前記移動端末装置との間のパケットの授受を、前記保持手段に保持されている対応情報に基づいて制御し、前記サービス提供装置およびパケットを中継する装置のアドレスを前記移動端末装置が知ることなく、前記サービスを前記移動端末装置に提供することを特徴とするサービス制御システム。
  8. サービスを提供するサービス提供装置と前記サービスの提供を受けつつ異なるアクセスルータ配下に移動する移動端末装置との間のサービスを制御するサービス制御方法であって、前記移動端末装置の移動先のアクセスルータが周囲の装置に、前記サービス提供装置に関する情報を問い合わせる問い合わせステップと、前記問い合わせステップにおける問い合わせ結果によって得られた情報と前記移動端末装置の識別情報との対応情報を保持する保持ステップと、前記サービス提供装置と前記移動端末装置との間のサービスを、前記保持ステップにおいて保持された対応情報に基づいて制御する制御ステップとを含み、前記サービス提供装置およびパケットを中継する装置のアドレスを前記移動端末装置が知ることなく、前記サービスを前記移動端末装置に提供することを特徴とするサービス制御方法。
  9. サービスを提供するサービス提供装置と前記サービスの提供を受けつつ異なるアクセスルータ配下に移動する移動端末装置との間のパケットの授受を制御するサービス制御方法であって、前記移動端末装置の移動先のアクセスルータが周囲の装置に、前記パケットを中継するモビリティ制御装置に関する情報を問い合わせる問い合わせステップと、前記問い合わせステップにおける問い合わせ結果によって得られた情報と前記移動端末装置の識別情報との対応情報を保持する保持ステップと、前記モビリティ制御装置と前記移動端末装置との間のパケットの授受を、前記保持ステップにおいて保持された対応情報に基づいて制御する制御ステップとを含み、前記サービス提供装置およびパケットを中継する装置のアドレスを前記移動端末装置が知ることなく、前記サービスを前記移動端末装置に提供することを特徴とするサービス制御方法。
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