JP4608979B2 - 疲労特性に優れた鋼材および高周波焼入れ用鋼素材 - Google Patents
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Description
他方、近年、環境問題から自動車用部材に対する軽量化の要求が高く、この観点から自動車用部材における疲労強度の一層の向上が要求されている。
また、疲労強度の向上には、粒界強度の向上も有効であり、この観点からTiCを分散させることによって旧オーステナイト粒径を微細化する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記のCD/Rを制御したとしても回転曲げ疲労の向上には限界があり、近年の疲労強度に対する要求には十分に応えられないものであった。
通常、疲労強度は材料の強度が上昇するにつれて上昇するが、特に焼き入れ部の硬さがHv500以上の高強度材では粒界破壊または非金属介在物を起点とした疲労破壊が支配的となり、材料の強度を上昇させても疲労強度が上昇しない。
そこで、焼入れ部の粒界強度の向上について検討を行い、以下の知見を得た。
すなわち、本発明の要旨構成は次のとおりである。
1.C:0.3〜0.7mass%、
Si:0.30mass%以下、
Mn:0.2〜2.0mass%、
Al:0.005〜0.25mass%、
Ti:0.005〜0.1mass%、
Mo:0.05〜0.6mass%、
B:0.0003〜0.006mass%、
S:0.06mass%以下、
P:0.020mass%以下および
O:0.0030mass%以下
を含有し、残部はFeおよび不可避不純物の成分組成であり、少なくとも一部表面に高周波焼入れによる硬化層を有する鋼材であって、該硬化層は、旧オーステナイト粒の平均粒径が7μm以下であり、かつ1μm3当たり500個以上の分散したMo系析出物を有し、該Mo系析出物の平均粒径が20nm以下であり、該Mo系析出物は主として(Mo,Ti) 2 (C,N)であることを特徴とする疲労特性に優れた鋼材。
Cr:2.5mass%以下、
Cu:1.0mass%以下、
Ni:3.5mass%以下、
Co:1.0mass%以下、
Nb:0.1mass%以下、
V:0.5mass%以下、
Ta:0.5mass%以下、
Hf:0.5mass%以下および
Sb:0.015mass%以下
のうちから選んだ1種または2種以上を含有することを特徴とする疲労特性に優れた鋼材。
W:1.0mass%以下、
Ca:0.005mass%以下、
Mg:0.005mass%以下、
Te:0.1mass%以下、
Se:0.1mass%以下、
Bi:0.5mass%以下、
Pb:0.5mass%以下、
Zr:0.01mass%以下および
REM:0.1mass%以下
のうちから選んだ1種または2種以上を含有することを特徴とする疲労特性に優れた鋼材。
C:0.3〜0.7mass%、
Si:0.30mass%以下、
Mn:0.2〜2.0mass%、
Al:0.005〜0.25mass%、
Ti:0.005〜0.1mass%、
Mo:0.05〜0.6mass%、
B:0.0003〜0.006mass%、
S:0.06mass%以下、
P:0.020mass%以下および
O:0.0030mass%以下
を含有し、残部はFeおよび不可避不純物の成分組成であり、鋼組織がベイナイトおよび/またはマルテンサイトを有し、該ベイナイトおよびマルテンサイトのいずれか一方または両方の合計の組織分率が10体積%以上であり、さらに、鋼材中にMo系析出物が1μm3当たり500個以上分散してなり、該Mo系析出物の平均粒径が20nm以下であり、該Mo系析出物は主として(Mo,Ti)2(C,N)であることを特徴とする高周波焼入れ用鋼素材。
C:0.3〜0.7mass%、
Si:0.30mass%以下、
Mn:0.2〜2.0mass%、
Al:0.005〜0.25mass%、
Ti:0.005〜0.1mass%、
Mo:0.05〜0.6mass%、
B:0.0003〜0.006mass%、
S:0.06mass%以下、
P:0.020mass%以下および
O:0.0030mass%以下
を含み、さらに、
Cr:2.5mass%以下、
Cu:1.0mass%以下、
Ni:3.5mass%以下、
Co:1.0mass%以下、
Nb:0.1mass%以下、
V:0.5mass%以下、
Ta:0.5mass%以下、
Hf:0.5mass%以下および
Sb:0.015mass%以下
のうちから選んだ1種または2種以上を含有し、残部はFeおよび不可避不純物の成分組成であり、鋼組織がベイナイトおよび/またはマルテンサイトを有し、該ベイナイトおよびマルテンサイトのいずれか一方または両方の合計の組織分率が10体積%以上であり、さらに、鋼材中にMo系析出物が1μm 3 当たり500個以上分散してなり、該Mo系析出物の平均粒径が20nm以下であり、該Mo系析出物は主として(Mo,Ti) 2 (C,N)であることを特徴とする高周波焼入れ用鋼素材。
C:0.3〜0.7mass%、
Si:0.30mass%以下、
Mn:0.2〜2.0mass%、
Al:0.005〜0.25mass%、
Ti:0.005〜0.1mass%、
Mo:0.05〜0.6mass%、
B:0.0003〜0.006mass%、
S:0.06mass%以下、
P:0.020mass%以下および
O:0.0030mass%以下
並びに、
W:1.0mass%以下、
Ca:0.005mass%以下、
Mg:0.005mass%以下、
Te:0.1mass%以下、
Se:0.1mass%以下、
Bi:0.5mass%以下、
Pb:0.5mass%以下、
Zr:0.01mass%以下および
REM:0.1mass%以下
のうちから選んだ1種または2種以上を含み、
あるいはさらに、
Cr:2.5mass%以下、
Cu:1.0mass%以下、
Ni:3.5mass%以下、
Co:1.0mass%以下、
Nb:0.1mass%以下、
V:0.5mass%以下、
Ta:0.5mass%以下、
Hf:0.5mass%以下および
Sb:0.015mass%以下
のうちから選んだ1種または2種以上を含有し、残部はFeおよび不可避不純物の成分組成であり、鋼組織がベイナイトおよび/またはマルテンサイトを有し、該ベイナイトおよびマルテンサイトのいずれか一方または両方の合計の組織分率が10体積%以上であり、さらに、鋼材中にMo系析出物が1μm 3 当たり500個以上分散してなり、該Mo系析出物の平均粒径が20nm以下であり、該Mo系析出物は主として(Mo,Ti) 2 (C,N)であることを特徴とする高周波焼入れ用鋼素材。
発明者らは、Mo添加鋼においては、高周波焼入れによる硬化層の旧オーステナイト粒径が非常に微細となり、これにより疲労強度が格段に向上するとの知見を得た。そして、さらにMoによる旧オーステナイト粒径の微細化機構について検討を行った。発明者等の検討によれば、旧オーステナイト粒を微細化し疲労強度を向上させるために微細な析出物を高密度に分散させることが有効であると推定するに到った。
C:0.3〜0.7mass%
Cは、本発明におけるMo系析出物が(Mo,Ti)2(C,N)が主であることを考慮すると、このMo系析出物を得る意味でも必要である。さらに、Cは焼入れ性への影響が最も大きい元素であり、焼入れによる硬化層の硬さを高くおよび深さを深めて強度の向上に有効に寄与する。しかしながら、含有量が0.3mass%に満たないと必要とされる強度を確保するために焼入れ硬化深さを飛躍的に高めねばならず、その際焼割れの発生が顕著となるため、0.3mass%以上で添加する。一方、0.7mass%を超えて含有させると、粒界強度が低下し、それに伴い疲労強度が低下し、また切削性、冷間鍛造性および耐焼割れ性も低下する。このため、Cは、0.3〜0.7mass%の範囲が好適である。
Tiは、本発明におけるMo系析出物が(Mo,Ti)2(C,N)が主であることを考慮すると、このMo系析出物を得る意味で添加されることが有効である。また、不可避的不純物として混入するNと結合することで、BがBNとなってBの焼入れ性向上効果が消失するのを防止し、Bの焼入れ性向上効果を十分に発揮させる作用を有する。この効果を得るためには、少なくとも0.005mass%の含有を必要とするが、0.1mass%を超えて含有されるとTiNが多量に形成される結果、これが疲労破壊の起点となって回転曲げ疲労強度の著しい低下を招くので、Tiは0.005〜0.1mass%の範囲とすることが好ましい。
Moは、本発明において非常に重要な元素である。すなわち、Moは、焼入れ加熱時におけるオーステナイト粒径を微細化し、焼入れ硬化層の粒径を細粒化する作用がある。特にこの効果は、高周波焼入れ時の加熱温度を 800〜1000℃より好ましくは 800〜950 ℃とすることにより、一層顕著となる。さらに、焼入れ性の向上に有用な元素であるため、焼入れ性を調整するために用いられる。加えて、Moは、炭化物の生成を抑制し、炭化物による粒界強度の低下を有効に阻止する元素でもある。
Si:1.1mass%以下
Siは、焼入れ加熱時にオーステナイトの核生成サイト数を増加させると共に、オーステナイトの粒成長を抑制し、焼入れ硬化層の粒径を微細化する作用を有する。また、炭化物生成を抑制し、炭化物による粒界強度の低下を抑制する作用も有する。このため疲労強度の向上に有効な元素である。しかしながら、Si量の増加に伴い被削性、鍛造性には不利となるため、これらの特性を確保するために、Siは1.1mass%以下が好ましい。さらに、好ましくは0.3mass%以下である。
Mnは、焼入れ性を向上させ、焼入れ時の硬化深さを確保する上で不可欠の成分であり積極的に添加するが、含有量が0.2mass%未満ではその添加効果に乏しいため、0.2mass%以上含有させることが好ましい。さらに、好ましくは0.3mass%以上である。一方、Mn量が2.0mass%を超えると、焼入れ後の残留オーステナイトが増加し、かえって表面硬度が低下し、ひいては疲労強度の低下をまねくため、Mnは2.0mass%以下が好ましい。なお、Mnは含有量が多いと、母材の硬質化を招き、被削性に不利となるきらいがあるため、1.2mass%以下とするのが好適である。さらに好ましくは1.0mass%以下である。
Alは、脱酸に有効な元素である。また、焼入れ加熱時におけるオーステナイト粒成長を抑制する作用も有し、焼入れ硬化層の粒径を微細化する上でも有用な元素である。そのため、0.005mass%以上含有させることが好ましい。しかしながら、0.25mass%を超えて含有させてもその効果は飽和し、むしろ成分コストの上昇を招く不利が生じるので、0.25mass%以下とすることが好ましい。
Bは、微量の添加によって焼入れ性を向上させ、焼入れ時の焼入れ深さを高めることにより回転曲げ疲労強度を向上させる効果がある。さらにBは、粒界に優先的に偏析して、粒界に偏析するPの濃度を低減し、粒界強度を向上させ、もって回転曲げ疲労強度を向上させる作用もある。
このため、本発明では、Bを積極的に添加することが好ましい。含有量が0.0003mass%に満たないとその添加効果に乏しく、一方、0.006mass%を超えて含有させるとその効果は飽和し、むしろ成分コストの上昇を招くため、Bは0.0003〜0.006mass%の範囲が好ましい。さらに、好ましくは0.0005〜0.004mass%の範囲である。
Sは、鋼中でMnSを形成し、切削性を向上させる有用元素であるが、0.06mass%を超えて含有させると、粒界に偏析して粒界強度を低下させるため、0.06mass%以下とすることが好ましい。
Pは、オーステナイトの粒界に偏析し、粒界強度を低下させることにより、回転曲げ疲労強度を低下させる。また、焼割れを助長する弊害もある。従って、Pの含有は0.020mass%以下とすることが望ましい。
Oは、非金属介在物として鋼中に存在し、これが疲労破壊の起点となって回転曲げ疲労強度を低下させる作用を有する。本発明の鋼材では、後述するように硬化層の旧オーステナイト粒径を微細化し、硬化層の粒界強度を向上させて疲労強度を向上させている。しかしながら、硬化層の粒界強度が上昇すると、疲労破壊の起点が非金属介在物となる傾向にある。そこで、本発明ではO含有量を低減し、非金属介在物の粒径を微細化することで、疲労強度の向上をさせる。この意味で、Oの上限は0.0030mass%とすることが好ましい。なお、好ましいO量は0.0010mass%以下、さらに好ましいO含有量は0.0008mass%以下である。
Cr:2.5mass%以下
Crは、焼入れ性の向上に有効であり、硬化深さを確保する上で有用な元素であるので添加してもよい。しかし、過度に含有されると炭化物を安定化させて残留炭化物の生成を助長し、粒界強度を低下させて疲労強度を劣化させる。従って、Crの含有は極力低減することが望ましいが、2.5mass%までは許容できる。好ましくは1.5mass%以下である。なお、焼入れ性の向上効果を得る発現させるためには、0.03mass%以上含有させることが好ましい。
Cuは、焼入れ性の向上に有効であり、またフェライト中に固溶し、この固溶強化によって、疲労強度を向上させる。また炭化物の生成を抑制することにより、炭化物による粒界強度の低下を抑制し、疲労強度を向上させる。しかしながら、含有量が1.0mass%を超えると熱間加工時に割れが発生するため、1.0mass%以下の添加とする。好ましくは0.5mass%以下である。なお、0.03mass%未満の添加では焼入れ性の向上効果および粒界強度の低下抑制効果が小さいので、0.03mass%以上含有させることが望ましい。好ましくは0.1〜1.0mass%である。
Niは、焼入れ性を向上させる元素であるので、焼入れ性を調整する場合に用いる。また、炭化物の生成を抑制し、炭化物による粒界強度の低下を抑制して、疲労強度を向上させる元素でもある。しかしながら、Niは極めて高価な元素であり、3.5mass%を超えて添加すると鋼材のコストが上昇するので、3.5mass%以下の添加とする。なお、0.05mass%未満の添加では焼入れ性の向上効果および粒界強度の低下抑制効果が小さいので、0.05mass%以上含有させることが望ましい。好ましくは0.1〜1.0mass%である。
Coは、炭化物の生成を抑制して、炭化物による粒界強度の低下を抑制し、疲労強度を向上させる元素である。しかしながら、Coは極めて高価な元素であり、1.0mass%を超えて添加すると鋼材のコストが上昇するので、1.0mass%以下の添加とする。なお、0.01mass%未満の添加では、粒界強度の低下抑制効果が小さいので、0.01mass%以上添加することが望ましい。好ましくは0.02〜0.5mass%である。
Nbは、焼入れ性の向上効果があるだけでなく、鋼中でC,Nと結合し析出強化元素として作用する。また、焼もどし軟化抵抗性を向上させる元素でもあり、これらの効果によって疲労強度を向上させる。しかしながら、0.1mass%を超えて含有させても効果は飽和するので、0.1mass%を上限とする。なお、0.005mass%未満の添加では、析出強化作用および焼もどし軟化抵抗性の向上効果が小さいため、0.005mass%以上添加することが望ましい。好ましくは0.01〜0.05mass%である。
Vは、鋼中でC,Nと結合し析出強化元素として作用する。また、焼もどし軟化抵抗性を向上させる元素でもあり、これらの効果によって疲労強度を向上させる。しかしながら、0.5mass%を超えて含有させてもその効果は飽和するので、0.5mass%以下とする。なお、0.01mass%未満の添加では、疲労強度の向上効果が小さいので、0.01mass%以上添加することが望ましい。好ましくは0.03〜0.3mass%である。
Taは、ミクロ組織変化の遅延に対して効果があり、疲労強度、特に転動疲労の劣化を防止する効果があるので、添加してもよい。しかし、その含有量が0.5mass%を超えて含有量を増加させても、それ以上強度向上に寄与しないので、0.5mass%以下とする。なお、疲労強度の向上作用を発現させるためには、0.02mass%以上とすることが好ましい。
Hfは、ミクロ組織変化の遅延に対して効果があり、疲労強度、特に転動疲労の劣化防止する効果があるので、添加してもよい。しかし、その含有量が0.5mass%を超えて含有量を増加させても、それ以上強度向上に寄与しないので、0.5mass%以下とする。なお、疲労強度の向上作用を発現させるためには、0.02mass%以上とすることが好ましい。
Sb:0.015mass%以下
Wは、脆化作用により被削性を向上させる元素である。しかしながら、1.0mass%を超えて添加しても、効果が飽和する上、コストが上昇し、経済的に不利となるため、1.0mass%以下で含有させることが好ましい。なお、被削性の改善のためには、Wは0.005mass%以上含有させることが好ましい。
Caは、MnSと共に硫化物を形成し、これがチップブレーカーとして作用することにより被削性を改善するので必要に応じて添加することができる。しかしながら、0.005mass%を超えて含有させても、効果が飽和する上、成分コストの上昇を招くので、0.005mass%以下とした。なお、0.0001mass%未満では、含有されていても被削性改善効果が小さいので、0.0001mass%以上含有させることが好ましい。
Mgは、脱酸元素であるだけでなく、応力集中源となって被削性を改善する効果があるので、必要に応じて添加することができる。しかしながら、過剰に添加すると効果が飽和する上、成分コストが上昇するため、0.005mass%以下とした。なお、0.0001mass%未満では、含有されていても被削性改善効果が小さいので、0.0001mass%以上含有させることが好ましい。
Se:0.1mass%以下
SeおよびTeはそれぞれ、Mnと結合してMnSeおよびMnTeを形成し、これがチップブレーカーとして作用することにより被削性を改善する。しかしながら、含有量が0.1 mass%を超えると、効果が飽和する上、成分コストの上昇を招くので、いずれも0.1 mass%以下で含有させるものとした。また、被削性の改善のためには、Seの場合は 0.003mass%以上およびTeの場合は 0.003mass%以上で含有させることが好ましい。
Biは、切削時の溶融、潤滑および脆化作用により、被削性を向上させるので、この目的で添加することができる。しかしながら、0.5mass%を超えて添加しても効果が飽和するばかりか、成分コストが上昇するため、0.5mass%以下とした。なお、0.01mass%未満では、含有されていても被削性改善効果が小さいので、0.01mass%以上含有させることが好ましい。
Pbは、切削時の溶融、潤滑および脆化作用により、被削性を向上させるので、この目的で添加することができる。しかしながら、0.5mass%を超えて添加しても効果が飽和するばかりか、成分コストが上昇するため、0.5mass%以下とした。なお、0.01mass%未満では、含有されていても被削性改善効果が小さいので、0.01mass%以上含有させることが好ましい。
Zrは、MnSと共に硫化物を形成し、これがチップブレーカーとして作用することにより被削性を改善する。しかしながら、0.01mass%を超えて含有させても、効果が飽和する上成分コストの上昇を招くので、0.01mass%以下とした。なお、0.003mass%未満では、含有されていても被削性改善効果が小さいので、0.003mass%以上含有させることが好ましい。
REMは、MnSと共に硫化物を形成し、これがチップブレーカーとして作用することにより被削性を改善する。しかしながら、REMを0.1mass%を超えて含有させても、効果が飽和する上、成分コストの上昇を招くので、それぞれ上記の範囲で含有させるものとした。なお、被削性の改善のためには、REM は0.0001mass%以上含有させることが好ましい。
以上説明した成分以外の残部はFeであることが好ましい。
上記した所定の成分組成に調整した鋼材を、棒鋼圧延または熱間鍛造などの熱間加工後、必要に応じて冷間圧延や冷間鍛造を施し、次いで必要に応じて切削加工を施して、高周波焼入れ用鋼素材とされる。
本発明の鋼材は、上述した高周波焼入れ用鋼素材に対して、その少なくとも一部表面に高周波焼入れが施されたものである。ここで、高周波焼入れを施した鋼材には、ドライブシャフト、インプットシャフト、アウトプットシャフト、クランクシャフト、等速ジョイント外輪、等速ジョイント内輪、ハブ、歯車等の機械構造用部品の形態を有するものも含む。そして、この高周波焼入れによる硬化層の旧オーステナイト粒平均径が7μm以下であることを特徴とする。
すなわち、焼入れ硬化層の旧オーステナイト粒平均径が7μmを超えると、十分な粒界強度が得られず、満足いくほどの疲労強度の向上が望めないからである。なお、好ましくは5μm以下、さらに好ましくは3μm以下である。
高周波焼入れ後の本発明の鋼材では、高周波焼入れした部分の鋼材最表面は面積率で100%のマルテンサイト組織を有する。そして、表面から内部にいくに従い、ある深さまでは100%マルテンサイト組織の領域が続くが、ある深さから急激にマルテンサイト組織の面積率が減少する。
本発明では、高周波焼入れした部分について、鋼材表面から、マルテンサイト組織の面積率が98%に減少するまでの深さ領域を硬化層と定義する。
[高周波焼入条件]
加熱温度を800〜1000℃とし、600〜800℃を300℃/s以上の昇温速度で昇温する。加熱温度が800℃未満の場合、オーステナイト組織の生成が不充分となり、硬化層を得ることができない。一方、加熱温度が1000℃を超える場合と600〜800℃の昇温速度が300℃/s未満の場合にはオーステナイト粒の成長が促進されると同時に粒の大きさのばらつきが大きくなり、疲労強度の低下を招く。すなわち、最終的に得られる硬化層の旧オーステナイト粒径は、焼入れ加熱時にオーステナイト域でいかに粒成長を防止するかが重要となる。前組織を上述のように微細なベイナイトあるいはマルテンサイトを有する組織としておくことで、オーステナイトへの逆変態の核生成サイトは多数あるため、多数生成したオーステナイト粒が成長しないうちに冷却を開始することによって、焼入れ組織の旧オーステナイト粒平均径を微細化できる。オーステナイト粒の成長は高温であればあるほど、またオーステナイト域における保持時間が長ければ長いほど進行するので、粒成長を防止して、最終的に平均粒径が7μm以下の旧オーステナイト粒を得るためには、加熱温度は1000℃以下、600〜800℃の昇温速度は300℃/s以上とする。
なお、加熱温度は800〜950℃とすることが好ましく、600〜800℃の昇温速度は700℃/s以上であることが好ましい。より好ましくは1000℃/s以上である。
すなわち、下記a鋼またはb鋼に示す成分組成の素材を150kg真空溶解炉にて溶製し、150mm角に熱間鍛造後、ダミービレットを製造し、850℃で80%の熱間加工を行った後、700℃〜500℃の温度範囲を0.7℃/sで冷却し、棒鋼圧延材を製造した。さらに、一部の棒鋼には、第2加工として、前記冷却の前に750℃で20%の加工あるいは、前記冷却の後に冷間で20%の加工を施した。
[a鋼]C:0.48mass%、Si:0.2mass%、Mn:0.78mass%、P:0.011mass%、S:0.019mass%、Al:0.024mass%、Ti:0.017mass%、B:0.0013mass%、N:0.0043mass%、O:0.0015mass%、残部Feおよび不可避不純物。
[b鋼]C:0.48mass%、Si:0.2mass%、Mn:0.79mass%、P:0.011mass%、S:0.021mass%、Al:0.024mass%、N:0.0039mass%、Mo:0.45mass%、Ti:0.021mass%、B:0.0024mass%、O:0.0015mass%、残部Feおよび不可避不純物。
得られた供試材について、回転曲げ疲労試験を行い、1×108回で破断しない限界応力を疲労強度として評価した。また、高周波焼入れによる硬化層の旧オーステナイト粒平均径を前述の方法により測定した。
これに対し、析出物の平均粒径、個数、高周波焼入れ条件のいずれかが、本発明の範囲を満足しない場合は、回転曲げ疲労強度が劣る。
なお、No.3はC含有量が上述の最適範囲よりも大きく、No.5は、Mo含有量が上述した最適範囲よりも大きく、No.6はO含有量が上述の大きい。そのため、その他の発明例に比較して被削性に劣ってる。
Claims (6)
- C:0.3〜0.7mass%、
Si:0.30mass%以下、
Mn:0.2〜2.0mass%、
Al:0.005〜0.25mass%、
Ti:0.005〜0.1mass%、
Mo:0.05〜0.6mass%、
B:0.0003〜0.006mass%、
S:0.06mass%以下、
P:0.020mass%以下および
O:0.0030mass%以下
を含有し、残部はFeおよび不可避不純物の成分組成であり、少なくとも一部表面に高周波焼入れによる硬化層を有する鋼材であって、該硬化層は、旧オーステナイト粒の平均粒径が7μm以下であり、かつ1μm3当たり500個以上の分散したMo系析出物を有し、該Mo系析出物の平均粒径が20nm以下であり、該Mo系析出物は主として(Mo,Ti)2(C,N)であることを特徴とする疲労特性に優れた鋼材。 - 請求項1において、前記成分組成が、さらに、
Cr:2.5mass%以下、
Cu:1.0mass%以下、
Ni:3.5mass%以下、
Co:1.0mass%以下、
Nb:0.1mass%以下、
V:0.5mass%以下、
Ta:0.5mass%以下、
Hf:0.5mass%以下および
Sb:0.015mass%以下
のうちから選んだ1種または2種以上を含有することを特徴とする疲労特性に優れた鋼材。 - 請求項1または2において、前記成分組成が、さらに、
W:1.0mass%以下、
Ca:0.005mass%以下、
Mg:0.005mass%以下、
Te:0.1mass%以下、
Se:0.1mass%以下、
Bi:0.5mass%以下、
Pb:0.5mass%以下、
Zr:0.01mass%以下および
REM:0.1mass%以下
のうちから選んだ1種または2種以上を含有することを特徴とする疲労特性に優れた鋼材。 - 請求項1に記載の鋼材を製造するための高周波焼入れ用鋼素材であって、
C:0.3〜0.7mass%、
Si:0.30mass%以下、
Mn:0.2〜2.0mass%、
Al:0.005〜0.25mass%、
Ti:0.005〜0.1mass%、
Mo:0.05〜0.6mass%、
B:0.0003〜0.006mass%、
S:0.06mass%以下、
P:0.020mass%以下および
O:0.0030mass%以下
を含有し、残部はFeおよび不可避不純物の成分組成であり、鋼組織がベイナイトおよび/またはマルテンサイトを有し、該ベイナイトおよびマルテンサイトのいずれか一方または両方の合計の組織分率が10体積%以上であり、さらに、鋼材中にMo系析出物が1μm3当たり500個以上分散してなり、該Mo系析出物の平均粒径が20nm以下であり、該Mo系析出物は主として(Mo,Ti)2(C,N)であることを特徴とする高周波焼入れ用鋼素材。 - 請求項2に記載の鋼材を製造するための高周波焼入れ用鋼素材であって、
C:0.3〜0.7mass%、
Si:0.30mass%以下、
Mn:0.2〜2.0mass%、
Al:0.005〜0.25mass%、
Ti:0.005〜0.1mass%、
Mo:0.05〜0.6mass%、
B:0.0003〜0.006mass%、
S:0.06mass%以下、
P:0.020mass%以下および
O:0.0030mass%以下
を含み、さらに、
Cr:2.5mass%以下、
Cu:1.0mass%以下、
Ni:3.5mass%以下、
Co:1.0mass%以下、
Nb:0.1mass%以下、
V:0.5mass%以下、
Ta:0.5mass%以下、
Hf:0.5mass%以下および
Sb:0.015mass%以下
のうちから選んだ1種または2種以上を含有し、残部はFeおよび不可避不純物の成分組成であり、鋼組織がベイナイトおよび/またはマルテンサイトを有し、該ベイナイトおよびマルテンサイトのいずれか一方または両方の合計の組織分率が10体積%以上であり、さらに、鋼材中にMo系析出物が1μm 3 当たり500個以上分散してなり、該Mo系析出物の平均粒径が20nm以下であり、該Mo系析出物は主として(Mo,Ti) 2 (C,N)であることを特徴とする高周波焼入れ用鋼素材。 - 請求項3に記載の鋼材を製造するための高周波焼入れ用鋼素材であって、
C:0.3〜0.7mass%、
Si:0.30mass%以下、
Mn:0.2〜2.0mass%、
Al:0.005〜0.25mass%、
Ti:0.005〜0.1mass%、
Mo:0.05〜0.6mass%、
B:0.0003〜0.006mass%、
S:0.06mass%以下、
P:0.020mass%以下および
O:0.0030mass%以下
並びに、
W:1.0mass%以下、
Ca:0.005mass%以下、
Mg:0.005mass%以下、
Te:0.1mass%以下、
Se:0.1mass%以下、
Bi:0.5mass%以下、
Pb:0.5mass%以下、
Zr:0.01mass%以下および
REM:0.1mass%以下
のうちから選んだ1種または2種以上を含み、
あるいはさらに、
Cr:2.5mass%以下、
Cu:1.0mass%以下、
Ni:3.5mass%以下、
Co:1.0mass%以下、
Nb:0.1mass%以下、
V:0.5mass%以下、
Ta:0.5mass%以下、
Hf:0.5mass%以下および
Sb:0.015mass%以下
のうちから選んだ1種または2種以上を含有し、残部はFeおよび不可避不純物の成分組成であり、鋼組織がベイナイトおよび/またはマルテンサイトを有し、該ベイナイトおよびマルテンサイトのいずれか一方または両方の合計の組織分率が10体積%以上であり、さらに、鋼材中にMo系析出物が1μm 3 当たり500個以上分散してなり、該Mo系析出物の平均粒径が20nm以下であり、該Mo系析出物は主として(Mo,Ti) 2 (C,N)であることを特徴とする高周波焼入れ用鋼素材。
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