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JP4578623B2 - 光触媒担持構造体用塗布液 - Google Patents

光触媒担持構造体用塗布液 Download PDF

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JP4578623B2
JP4578623B2 JP2000165430A JP2000165430A JP4578623B2 JP 4578623 B2 JP4578623 B2 JP 4578623B2 JP 2000165430 A JP2000165430 A JP 2000165430A JP 2000165430 A JP2000165430 A JP 2000165430A JP 4578623 B2 JP4578623 B2 JP 4578623B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は光触媒担持構造体を製造するために用いる塗布液及び光触媒担持構造体の製造方法に関し、特に担体上に順に積層された接着層及び光触媒を含む光触媒層から成る光触媒担持構造体を製造するために用いる着色性塗布液及びこの塗布液を用いる光触媒担持構造体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
紫外線のエネルギーによって、水の分解、脱臭、殺菌、水の浄化、排水処理等の各種の化学反応を進行させるために、n型半導体の酸化チタン等の光触媒を担持させた光触媒構造体はよく知られている(特開昭62−66861、特開平2−68190、特開平5−309267等)。この光触媒は様々な色のついた担体に接着層や触媒層等を多層塗工する必要があるため、それら塗膜は無色透明であることが要求される。
しかし、このような塗膜は透明でありしかも膜厚も薄いために、目視で塗工面と非塗工面を区別することが困難であり、特に接着層や光触媒層を形成するための薬剤を現場塗工した場合には塗工物の検査がしにくいためこれらの区別が極めて困難になる。そのため塗工漏れ、塗工班の発生、二重塗工等の不具合が生じ、塗工物の品質が不均一になり、また修復のために作業効率が悪化する等の問題があった。
【0003】
一方、従来無色又は淡色の薄膜を塗布した塗布品の塗布むらを目視で識別する様々な方法が開発されてきる。例えば、塗膜に蛍光発光体を含有させて紫外線(太陽光中の紫外線も含む)等の光を照射してその膜が発光することによりその塗膜の存在を認識する方法が知られており(特開2000−51782、特開平11−43787、特開平2−24366、特開昭62−1477等)、これらは光を照射した時のみ発光し、照射を止めるともとの無色に戻る。また、水溶性色素で塗膜組成物を着色し、その色素が空気中の酸素や紫外線により酸化されることにより塗膜を退色させる方法(特開昭60−202133)、被膜組成物にロイコ染料と酸を含有させて塗布後酸の揮発により塗膜を無色にする方法(特開昭60−262874)、一定の有機系染料で塗膜を着色し、塗工時に塗装むらを確認し、その後光化学反応若しくは染料の昇華による退色又は染料の雨水による流出により一定期間後に塗膜を退色させる方法(特開平5−25899)等が知られている。しかし、これらはこの発明の光触媒担持構造体の表面で恒久的に光触媒が紫外線を吸収して触媒作用を行うような堅牢な塗膜には適当でなく、このような光触媒担持構造体の製造に適当な着色性の塗布液は存在しなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、塗工後一定期間は塗膜が着色して、目視で塗工面と非塗工面を区別することが可能になり、その後塗膜が速やかにかつ最終的に退色し無色透明(可視領域ばかりでなく紫外領域においても透明)になる、光触媒担持構造体用の塗布液、及びこの塗布液を用いる光触媒担持構造体の製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明の主題は、担体上に順に積層された接着層及び光触媒を含む光触媒層から成る光触媒担持構造体を構成する接着層を形成するための塗布液であって、少なくとも一種のクロミック材料を含む接着層形成用塗布液である。この発明のまた別の主題は、上記の接着層形成用塗布液に物理的刺激を加えるか又は化学反応を起こさせることにより該接着層形成用塗布液を着色させる段階、その後該接着層形成用塗布液を担体に塗布する段階、及び接着層上に光触媒層形成用塗布液を塗布する段階から成る光触媒担持構造体の製造方法である。この発明の更に別の主題は、上記の接着層形成用塗布液を担体に塗布する段階、その後形成された接着層に物理的刺激を加えるか又は化学反応を起こさせることにより該接着層を着色させる段階、及び該接着層上に光触媒層形成用塗布液を塗布する段階から成る光触媒担持構造体の製造方法である。
【0006】
【発明の実施の形態】
この発明の塗布液又は製造方法によって製造される光触媒担持構造体は担体上に順に接着層及び光触媒層を積層して成り、この接着層を形成するために接着層形成用塗布液を担体上に塗布し、更に光触媒層を形成するためにこの上に光触媒層形成用塗布液を塗布する。
この接着層形成用塗布液は、少なくとも一種のクロミック材料を含む。
このクロミック材料とは物理的刺激または化学反応により可逆的に色の変わるいかなる有機分子をも含む概念である。ここで物理的刺激とは光、熱、加圧、電流又はこれらの組み合わせ等を意味し、化学反応とは溶媒組成の変化等を意味し、クロミック材料はこれらの刺激により色を変える。このようなクロミック材料には光による刺激により色の変わるフォトクロミック材料、熱反応により分子構造が変化し色を変えるサーモクロミック材料、電気化学的な酸化還元によって色を変えるエレクトロクロミック材料等が含まれる。
このような変化は可逆的であり、従来クロミック材料としては無限大の繰り返し回数が要求されてきたが、現実的にはこの可逆反応の過程で副反応が起こるために繰り返し回数は有限である。この発明においては、従来クロミック材料に求められてきた性能とは異なって、ある繰り返し回数まではこの可逆反応が起きることが必要であるが、この繰り返し回数が少ないほど有効であり、繰り返し回数が103オーダー以下、又は半減回数が103以下であることが好ましい。
【0007】
フォトクロミック材料は光による刺激により色を変える材料であって、可視光線や近可視光線を照射することによって、光誘起互変異性、3重項状態への転移、均一若しくは不均一開裂、又はシストランス異性化等の変化により着色する。
本発明においてはクロミック材料の中でフォトクロミック材料が好ましい。
このようなフォトクロミック材料として、スピロピラン類、フルギド類、シクロファン類、ジアリールエテン類、スピロオキサジン類、縮合多環芳香族化合物、光応答性液晶等がある。上記のような理由から、本発明においては繰り返し回数の比較的少ないスピロピラン類、フルギド類、シクロファン類が好ましく、特にスピロピラン類がより好ましい。
【0008】
スピロピラン類としては1,3,3−トリメチルインドリノ−6’−ニトロベンゾピリロスピラン、1’,3’−ジヒドロ−8−メトキシ−1’,3’,3’−トリメチル−6−ニトロスピロ[2H−1−ベンゾピラン−2’,2’−(2H)−インドール]、1,3,3−トリメチルインドリノベンゾピリロスピラン、1,3,3−トリメチルインドリノ−6’−ブロモベンゾピリロスピラン、1,3,3−トリメチルインドリノ−8’−メトキシベンゾピリロスピラン、1,3,3−トリメチルインドリノ−β−ナフトピリロスピラン等が挙げられるが、下式
【化1】
Figure 0004578623
で表される1,3,3−トリメチルインドリノ−6’−ニトロベンゾピリロスピランが好ましい。
【0009】
フルギド類としては、ジフェニルフルギドやトリフェニルフルギドが挙げられる。シクロファン類としては、アントラセノファン、アントラセノナフタレノファン、アントラセノパラシクロファン等のアントラセン含有シクロファンやメタシクロファンが挙げられる。ジアリールエテン類としては、対称型ジアリールエテン、非対称型2,3−ジアリールマレイン酸無水物、非対称ジアリールペルフルオロシクロペンテン等が挙げられる。スピロオキサジン類としては、スピロベンゾオキサジン類、スピロナフトオキサジン類、スピロフェナントオキサジン等が挙げられる。
【0010】
また、本発明のサーモクロミック材料としては、トリフェニルメタンフタリド系やフルオラン系の化合物のような電子供与呈色性色素と、フェノール製OH基を有する化合物とその金属塩、トリアゾール類、カルボン酸とその塩等の電子受容性化合物とを組み合わせた系に、アルコール類(セチルアルコール等)、アルキルベンゼン(ドデシルベンゼン等)、エステル類(ジスチアニルチオプロピオネート等)の第3成分を存在させた材料が挙げられる。
本発明のエレクトロクロミック材料としては、ビオロゲン系やルテニウムフタロシアニン系化合物のような希土類ジフタロシアニン等が挙げられる。
接着層形成用塗布液中のクロミック材料の含有量は0.001〜1.0重量%が好ましく、溶媒としてはアルコール類、エステル類、ケトン類等の極性溶媒を用いることが出来る。
【0011】
この発明の接着層形成用塗布液は、上記クロミック材料に加えて、シリコン含有量が2〜60重量%であるシリコン変性樹脂、ポリシロキサンを3〜60重量%含有する樹脂又はコロイダルシリカを5〜40重量%含有する樹脂を樹脂固形分として1〜50重量%含む溶液が好ましい。
シリコン含有量が2重量%未満のアクリル−シリコン樹脂等のシリコン変性樹脂、ポリシロキサン含有量が3重量%未満の樹脂やコロイダルシリカ含有量が5重量%未満の樹脂では光触媒層との接着が悪くなり、また、接着層が光触媒により劣化し、光触媒層が剥離し易くなる。一方、シリコン含有量60重量%を超えるアクリル−シリコン樹脂等のシリコン変性樹脂では、接着層と担体との接着が悪く、また、接着層の硬度が小さくなるために耐摩耗性が悪くなる。
また、ポリシロキサン含有量が60重量%を超える樹脂やコロイダルシリカ含有量が40重量%を超える樹脂では、接着層が多孔質となったり、下地の担体が光触媒により劣化し、また、担体と接着層との間の接着性が悪くなり、共に光触媒は担体より剥離し易くなる。
【0012】
接着層樹脂がアクリル−シリコン樹脂やエポキシ−シリコン樹脂等のシリコン変性樹脂の場合のシリコンの樹脂への導入方法は、エステル交換反応、シリコンマクロマーや反応性シリコンモノマーを用いたグラフト反応、ヒドロシリル化反応、ブロック共重合法等種々あるが、本発明ではどのような方法で作られた物でも使用することができる。
シリコンが導入される樹脂としては、アクリル樹脂やエポキシ樹脂が成膜性、強靭性、担体との密着性の点で最も優れているが、アルキッド樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂等のような物でも使用できる。これらの樹脂は、溶剤に溶けたタイプであってもエマルジョンタイプであってもどちらでも使用することができる。また、架橋剤などの添加物が含まれていても何等問題はない。
【0013】
接着層樹脂がポリシロキサンを含有し、そのポリシロキサンが炭素数1〜5のアルコキシ基を有するシリコンアルコキシドの加水分解物あるいは該加水分解物からの生成物である場合に、接着性及び耐久性がより向上した担持構造体を得ることができる。シリコンアルコキシドのアルコキシ基の炭素数が6以上であると、高価であり、しかも、加水分解速度が非常に遅いので、樹脂中で硬化させるのが困難になり、接着性や耐久性が悪くなる。
部分的に塩素を含んだシリコンアルコキシドを加水分解したポリシロキサンを使用することもできるが、塩素を多量に含有したポリシロキサンを使用すると、不純物の塩素イオンにより、担体が腐食したり、接着性を悪くする。
【0014】
ポリシロキサンの樹脂への導入方法としては、シリコンアルコキシドモノマーの状態で樹脂溶液へ混合し、接着層形成時に空気中の水分で加水分解させる方法、前もって、シリコンアルコキシドを部分加水分解した物を樹脂と混合し、更に、保護膜形成時に空気中の水分で加水分解する方法等種々あるが、樹脂と均一に混合できる方法ならどのような方法でも良い。また、シリコンアルコキシドの加水分解速度を変えるために、酸や塩基触媒を少量添加しても構わない。
ポリシロキサンが導入される樹脂としては、アクリル樹脂、アクリル−シリコン樹脂、エポキシ−シリコン樹脂、シリコン変性樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂等が使用できるが、アクリル−シリコン樹脂やエポキシ−シリコン樹脂を含むシリコン変性樹脂が耐久性の点で最も優れている。
【0015】
接着層が、コロイダルシリカを含有する樹脂の場合、そのコロイダルシリカの粒子径は10nm以下が好ましい。10nm以上になると、接着層中の樹脂は光触媒により劣化し易くなるばかりか、光触媒層と接着層との接着も悪くなる。このコロイダルシリカを樹脂に導入する方法としては、樹脂溶液とコロイダルシリカ溶液を混合後、塗布、乾燥して接着層を形成する方法が最も簡便であるが、コロイダルシリカを分散した状態で、樹脂を重合し、合成したものを塗布、乾燥して使用しても良い。また、コロイダルシリカと樹脂との接着性および分散性を良くするために、シランカップリング剤でコロイダルシリカを処理して用いることもできる。
コロイダルシリカが導入される樹脂としては、アクリル樹脂、アクリル−シリコン樹脂、エポキシ−シリコン樹脂、シリコン変性樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂等を例示することができるが、アクリル−シリコン樹脂やエポキシ−シリコン樹脂を含むシリコン変性樹脂が最も耐久性の点で優れている。
コロイダルシリカは、珪酸ナトリウム溶液を陽イオン交換することにより作られるシリカゾルであっても、シリコンアルコキシドを加水分解して作られるシリカゾルであっても、どのような物でも使用することができる。
【0016】
また、光触媒作用による劣化を抑える目的で、光安定化剤及び/又は紫外線吸収剤等を混合することにより耐久性を向上させることができる。使用できる光安定化剤としては、ヒンダードアミン系が好ましいが、その他の物でも使用可能である。紫外線吸収剤としてはトリアゾール系などが使用できる。添加量は、樹脂に対して0.005重量%以上10重量%以下、好ましくは0.01重量%以上5重量%以下である。なお、接着層の表面をシラン系若しくはチタン系カップリング剤で処理すると光触媒層との接着性が向上することがある。
【0017】
接着層形成用塗布液に使用される樹脂としては、上記樹脂を単独もしくは混合して使用するのがよく、有機溶剤溶液としてもしくは水性エマルジョンとして、樹脂固形分1〜50重量%の塗布液を使用するのが望ましい。樹脂固形分濃度が1重量%以下の塗布液では、接着層が薄くなり過ぎて光触媒層の接着が困難になり、樹脂固形分が50重量%以上の塗布液では、接着層が厚くなり過ぎて良好な塗膜にならないだけでなく、粘度が高くなり過ぎてハンドリングが困難になったりする。
【0018】
この発明の光触媒層形成用塗布液は、光触媒を含有し、更にシリコン化合物を0.001%〜5重量%、金属の酸化物および/または水酸化物のゾルを固型分として0.1〜30重量%、及び光触媒の粉末および/またはゾルを固型分として0.1〜30重量%を含有してもよい。
本発明に使用される光触媒は、粉末状、ゾル状、溶液状など、光触媒層の乾燥温度で乾燥した時に、接着層と固着して光触媒活性を示すものであればいずれも使用可能である。ゾル状の光触媒を使用する場合、粒子径が20nm以下、好ましくは10nm以下のものを使用すると、光触媒層の透明性が向上し、直線透過率が高くなるため、透明性を要求されるガラス基板やプラスチック成形体に塗布する場合に特に好ましい。また下地の担体に色や模様が印刷されたものの場合にこうした透明な光触媒層を塗布すると下地の色や柄を損なうことがない。
【0019】
光触媒層中の光触媒としては、TiO2 、ZnO、SrTiO3 、CdS、GaP、InP、GaAs、BaTiO3 、KNbO3 、Fe23 、Ta25 、WO3 、SnO2 、Bi23 、NiO、Cu2O、SiC、SiO2 、MoS2 、InPb、RuO2 、CeO2 など、及び、これらの光触媒に、Pt、Rh、RuO2 、Nb、Cu、Sn、Ni、Feなどの金属及びそれらの金属の酸化物を添加したものが使用することができる。また、これらの光触媒に光触媒還元作用を利用してPt、Rh、RuO2 、Nb、Cu、Sn、Ni、Feなどの金属を添加したものなども全て使用可能である。
光触媒層形成用塗布液中の光触媒の含有量は、形成した光触媒層中の光触媒の含有量が75重量%以下と成るようにすることが好ましい。
【0020】
本発明の光触媒層の塗布液中に添加するシリコン化合物としては、一般式
SiR1 n (OR24-n
〔但し、式中、R1は(アミノ基、塩素原子、若しくはカルボキシル基で置換されてもよい)炭素数1〜8のアルキル基を表し、R2は炭素数1〜8のアルキル基またはアルコキシ基で置換された炭素数1〜8のアルキル基を表し、n は0,1,2,3のいずれかの数を表す。〕で表されるアルコキシシラン類またはそれらの加水分解生成物の1種または2種以上の混合物が使用可能である。上記一般式において、R1としては、メチル基、エチル基、ビニル基、γ−グリシドキシプロピル基、γ−メタクリロキシプロピル基、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピル基、γ−クロロプロピル基、γ−メルカプトプロピル基、γ−アミノプロピル基、γ−アクリロキシプロピル基などがあり、−OR2としては、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、i−プロポキシ基、n−プトキシ基、β−メメトキシエトキシ基、β−エトキシエトキシ基、2−エチルヘキシロキシ基などのC1〜C8のアルコキシ基のものが望ましい。上記一般式で表されるシリコン化合物の例として、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、及び、それらの加水分解生成物の1種又は2種以上の混合物を好ましく挙げることができる。
【0021】
光触媒層の塗布液中に上記のシリコン化合物を少量添加することにより、長期間保存しても粘度増加や粒子沈降の少ない安定な光触媒層形成用塗布液を得ることができる。シリコン化合物の添加量は、固形分として光触媒層の塗布液中に0.001〜5重量%加えることが望ましい。0.001重量%未満では光触媒層塗布液の長期保存時の安定性が低下し、5重量%より多量の添加では光触媒活性の低下が著しい。光触媒層の塗布液中へのシリコン化合物の添加方法としては、光触媒粉末もしくはゾルの液中へ添加する方法や、光触媒とともに添加する金属酸化物および/または水酸化物のゾルの液中へ添加する方法など種々の方法が可能である。また、部分加水分解されたシリコン化合物が添加されていても良い。
この光触媒層の塗布液中に添加するシリコン化合物は、沸騰水中での光触媒層の付着性を高める効果も有するため、前述のシランカップリング剤等が添加されている場合はシリコン化合物の添加量を減らすことが可能である。
【0022】
金属酸化物ゲルもしくは水酸化物ゲルは、光触媒粉末を固着し、接着層と強固に接着させる効果を有している。この金属酸化物ゲルもしくは水酸化物ゲルは多孔質であることから吸着性を持っており、光触媒活性を高める効果もある。この金属酸化物ゲルもしくは金属水酸化物ゲルの光触媒層中での含有量は、25〜95重量%が好ましい。25重量%未満では、接着層との接着が不十分となり、95重量%を超えると、光触媒活性が不十分となる。
また、金属酸化物ゲルもしくは金属水酸化物ゲルの比表面積が好ましくは150℃で乾燥後50m2 /g以上、更に好ましくは100m2 /g以上あると、接着性はより強固になり、触媒活性も向上する。
金属成分としては、珪素、アルミニウム、チタニウム、ジルコニウム、マグネシウム、ニオビウム、タンタラム、タングステン、錫等の金属の酸化物ゲルもしくは水酸化物ゲルを好ましく例示することができる。
【0023】
また、金属成分として、珪素、アルミニウム、チタニウム、ジルコニウム、ニオビウムの中から選ばれた2種以上の金属を含有する酸化物もしくは水酸化物ゲルを使用することにより、沸騰水に浸漬した後の光触媒層の付着性を高めることが可能である。耐沸騰水性に優れた金属成分の組み合わせの例としては、珪素−アルミニウム、珪素−チタニウム、珪素−ジルコニウム、珪素−ニオビウム、アルミニウム−チタニウム、アルミニウム−ジルコニウム、アルミニウム−ニオビウム、アルミニウム−タンタラム、チタニウム−ジルコニウム、チタニウム−ニオビウム、チタニウム−タンタラム、珪素−アルミニウム−ジルコニウム、珪素−アルミニウム−チタニウムなどが好ましく、更に好ましくは、珪素−アルミニウム、珪素−チタニウム、珪素−ジルコニウム、珪素−チタニウム−アルミニウム、珪素−アルミニウム−ジルコニウムなどの酸化物ゲルもしくは水酸化物ゲル等を挙げることができる。
【0024】
これらの酸化物ゲルもしくは水酸化物ゲルの比表面積が50m2 /g以上あると、接着性が高く、触媒活性も向上し、沸騰水中に浸漬した後でも優れた接着性を有している。また、実際の使用に当たっては、ゲルを形成させるためのゾルを混合し乾燥して得られるゲルでも、共沈法などの方法で作られる複合酸化物ゲルを使用しても良い。光触媒との複合化には、ゲルとなる前のゾルの状態で均一混合するか、もしくは、ゾルを調製する前の原料の段階で混合するのが望ましい。
ゲルを調製する方法には、金属塩を加水分解する方法、中和分解する方法、イオン交換する方法、金属アルコキシドを加水分解する方法等があるが、ゲルの中に光触媒粉末が均一に分散された状態で得られるものであればいずれの方法も使用可能である。但し、ゲル中に多量の不純物が存在すると、光触媒の接着性や触媒活性に悪影響を与えるので、不純物の少ないゲルの方が好ましい。
また、光触媒層中にシリコン変性樹脂あるいはシランカップリング剤を10〜50重量%加えることによっても高い触媒活性を維持したまま、沸騰水中へ15分間浸漬した後でJIS K5400に規定された碁盤目テープ法による付着性試験で評価点数が6点以上の優れた付着性のものを得ることができる。
【0025】
光触媒層中に添加するシリコン変性樹脂あるいはシランカップリング剤は、沸騰水中での光触媒層の付着性を高める効果を有している。シリコン変性樹脂としては通常市販されているシリコン−アクリル系やシリコン−エポキシ系のものが使用可能であり、溶剤に溶解したものでもエマルジョンとなって水中に分散しているものでもいずれも使用可能である。また、シランカップリング剤としては、一般式:RSi(Y)3や(R)2Si(Y)2(但し、Rは有機性官能基を、Yは塩素原子またはアルコキシ基を示す。)等で示されるものが使用可能である。前記一般式において、Rとしては、メチル基、エチル基、ビニル基、γ−グリシドキシプロピル基、γ−メタクリロキシプロピル基、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピル基、γ−クロロプロピル基、γ−メルカプトプロピル基、γ−アミノプロピル基、γ−アクリロキシプロピル基などがあり、Yとしては塩素原子以外にメトキシ基、エトキシ基、β−メトキシエトキシ基、β−エトキシエトキシ基などのC1〜C5のアルコキシ基のものがいずれも使用可能である。
【0026】
シリコン変性樹脂あるいはシランカップリング剤の添加量は、固形分として光触媒層中に10〜50重量%加えることが望ましい。10重量%未満では沸騰水試験後の付着性が低下し、50重量%より多量の添加では光触媒活性の低下が著しい。光触媒層中へのシリコン変性樹脂あるいはシランカップリング剤の添加方法としては、光触媒粉末やゾルの液中へ添加する方法や、光触媒とともに添加する金属酸化物ゲルを形成するための金属の酸化物もしくは水酸化物のゾル液中へ添加する方法など種々の方法が可能である。なお、エマルジョンタイプのシリコン変性樹脂を前記のゾル液中へ添加することは、光触媒活性を殆ど低下させることなく沸騰水中での光触媒層の付着性を著しく高めることができるので特に望ましい。
また、架橋剤などの添加物をシリコン変成樹脂あるいはシランカップリング剤に含めることもできる。
【0027】
光触媒層形成用塗布液中の金属の酸化物および/または水酸化物のゾルは、固型分として塗布液に対して0.1〜30重量%、光触媒の粉末および/またはゾルは固型分として塗布液に対して0.1〜30重量%をそれぞれ加えるのが望ましい。
金属酸化物および/または水酸化物のゾルは、0.1重量%以下の添加では、光触媒を基材に固着させる働きが乏しく、30重量%以上の添加では同時に加えられる光触媒の粉末および/またはゾルの量が少なくなって光触媒活性が低下する。また、光触媒の粉末および/またはゾルの添加量が0.1重量%以下では光触媒活性が低く、30重量%以上では基材に固着させるための金属酸化物および/または水酸化物のゾルの量が少なくなるため剥離しやすくなる。
【0028】
この発明の光触媒層形成用塗布液には種々の染料・色素・顔料等の有機系着色剤を含ませてもよい。これら有機系着色剤はいずれ光触媒の作用により無色化するため、いかなる種類のものであってもよく、例えば、ニトロソ染料、ニトロ染料、アゾ染料、スチルベン染料、ジフェニルメタン染料、トリフェニルメタン染料、トリアリールメタン染料、ザンセン染料、アクリジン染料、キノリン染料、メチン染料、ポリメチン染料、チアゾール染料、インダミン染料、インドフェノール染料、アジン染料、オキサジン染料、チアジン染料、硫化染料、アミノケトン染料、オキシケトン染料、アントラキノン染料、インジゴイド染料、フタロシアニン染料が挙げられる。
光触媒層形成用塗布液中の有機系着色剤の含有量は0.001〜1.0重量%が好ましい。
【0029】
接着層形成用塗布液を塗布する方法としては、この塗布液を印刷法、シート成形法、スプレー吹き付け法、ディップコーティング法、スピンコーティング法等でコートし、乾燥する方法が使用できる。乾燥する温度は、溶媒や樹脂の種類によっても異なるが、一般的に150℃以下が好ましい。接着層の厚さは、0.1μm以上であれば光触媒層を強固に接着し耐久性の高い光触媒担持構造体とすることが可能である。また、グラビア印刷法などの短時間で接着層を乾燥硬化させることが必要な塗布法の場合は、シリコン系などの硬化剤を接着層固形分に対し、必要な硬化速度に応じて0.1〜10重量%添加することも好ましく採用される。
【0030】
光触媒層形成用塗布液を塗布する方法としては、金属酸化物ゾルもしくは金属水酸化物ゾル液中に光触媒を分散した懸濁液を接着層形成用塗布液を塗布する方法と同様のコート法でコートすることができる。金属酸化物ゾルもしくは金属水酸化物ゾルの前駆体溶液の状態で光触媒を分散し、コート時に加水分解や中和分解してゾル化もしくはゲル化させても良い。ゾルを使用する場合には、安定化のために、酸やアルカリの解膠剤等が添加されていても良い。また、ゾル懸濁液中に光触媒に対し、5重量%以下の界面活性剤やシランカップリング剤などを添加して、接着性や操作性を良くすることもできる。光触媒層形成時の乾燥温度としては、担体材質及び接着層中の樹脂材質によっても異なるが、50℃以上200℃以下が好ましい。
【0031】
光触媒層の厚さは、厚い方が活性が高いが、5μm以上になるとほとんど変わらなくなる。5μm以下でも、高い触媒活性を示し、しかも、透光性を示すようになり、触媒層が目立たなくなり好ましい。しかし、厚さが、0.1μm未満になると透光性は良くなるものの、光触媒が利用している紫外線をも透過してしまうために、高い活性は望めなくなる。光触媒層の厚さを0.1μm以上5μm以下にし、しかも、結晶粒子径が40nm以下の光触媒粒子および比表面積100m2 /g以上の金属酸化物ゲルもしくは金属水酸化物ゲルを用いると、光触媒層と接着層の合計の波長550nmの全光線透過率は70%以上になる。波長550nmの全光線透過率が、70%以上になるように担持した構造体は、担体が透明な場合、透過した可視光線を照明として利用でき、また、担体が不透明な場合でも、担体上の柄を損なうことがないので装飾性の上でも有用となる。
【0032】
塗布した接着層を検査するためには、まず接着層形成用塗布液を着色させ、その後この接着層形成用塗布液を担体に塗布する方法、や接着層形成用塗布液を担体に塗布した後、形成された接着層を着色させる方法のいずれでもよい。接着層形成用塗布液又は接着層を着色させる方法は、上述の物理的刺激を加える方法又は化学反応を起こさせる方法のいずれでもよく、特にフォトクロミック材料を用いた場合には紫外線を照射することが効果的であり、この場合紫外線照射の方法はいかなる手段であってもよいが、紫外線強度1〜2mW/cm2 のブラックライト(FL 15BL−B 松下電器(株)製)等を用いることが簡便で好ましい。
このようにして担体上に塗布された接着層は着色し、接着層が形成された面と形成されていない面を目視で区別することが可能になり、その後接着層は速やかにかつ最終的に退色し無色透明になる。本発明で用いるクロミック材料、特にフォトクロミック材料は、可逆反応の繰り返し回数が有限であって、好ましくは繰り返し回数が103オーダー以下、又は半減回数が103以下であるため、その後はこの材料は紫外線を吸収する能力を失うため、可視領域ばかりでなく紫外領域においても透明になる。
【0033】
一方、担体に接着層を塗布した後、接着層上に光触媒層形成用塗布液を塗布するが、この光触媒層形成用塗布液に上述の着色剤を含ませておけば、光触媒層は着色し、光触媒層が形成された面と形成されていない面を目視で区別することが可能になる。その後光触媒層中の有機着色剤はその中に含有された光触媒により最終的に分解されて、退色し無色透明(可視領域ばかりでなく紫外領域においても透明)になる。
【0034】
【発明の効果】
本発明の光触媒担持構造体用塗布液を用いて光触媒担持構造体を製造すれば、塗工後一定期間は塗膜が着色して、目視で塗工面と非塗工面を区別することが可能になり、塗工品の品質向上を図り、かつ塗布工程の作業効率を大幅に上げることが可能になる。その後塗膜は速やかにかつ最終的に退色し無色透明(可視領域ばかりでなく紫外領域においても透明)になるため、その後の光触媒担持構造体の品質を落とすことも無い。
【0035】
【実施例】
実施例1
酸化物換算でシリコン含有量が3重量%のアクリルシリコン樹脂(ガラス転移温度20℃)テトラメトキシシランの部分加水分解生成物であり重合度が3〜6であるオリゴマーを固形分重量比65:35に混合し、エタノール−酢酸エチル混合溶媒で固形分濃度が10重量%になるように希釈し、更にフォトクロミック化合物である1,3,3−トリメチルインドリノ−6’−ニトロベンゾピロリスピランを固形分に対し、0.5重合%になるように混合して接着層用塗布液を得た。
また、光触媒ゾル(石原産業(株)製、商品番号:STS−01、固形分濃度30重量%、平均粒子径7nm)、コロイダルシリカ(粒子径20nm)を固形分重量比50:50に混合し、エタノール及び水を用いて固形分10重量%になるように希釈し、光触媒層用塗布液を調製した。
次いで、ガラス基板上に刷毛塗りで成膜し、120℃で1時間乾燥し、膜厚2μmの接着層を形成した。ガラス基板にブラックライト(1mW/cm2)を照射したところガラス前面が赤色に変色し、接着層の塗り残しがないことが確認できた。その後、先に調製した光触媒層用塗布液を同様の刷毛塗りで乾燥膜厚1μmになるように塗布し、60℃で1時間乾燥し、光触媒層を得た。得られた試料は、赤色をしていた。これを、太陽光に1日暴露したところ、色は退色し透明な膜が得られた。
【0036】
実施例2
実施例1においてメチレンブルーを固形分で0.05重量%を更に添加した光触媒層用塗布液を用いる他は、実施例1と同様にして接着層及び光触媒層を塗布した。この光触媒層形成用塗布液を塗ることにより、成膜の色調が変化することから、塗り残し無く光触媒層を形成することが出来ることを確認した。得られた試料を太陽光に1週間曝したところ、接着層及び光触媒層の色は退色し透明な膜が得られた。
比較例1
実施例1で接着層用塗布液に色素を混合しない溶液を調整し、同条件で、ガラス基板上に接着層、光触媒層を成膜した。塗布1ヶ月後、光触媒層のチョーキングによって接着層の塗り忘れが面積比で3%見つかり、表面の汚れによって、光触媒層の塗り忘れが面積比で2%見つかった。

Claims (4)

  1. 担体上に順に積層された接着層及び光触媒を含む光触媒層から成る光触媒担持構造体を構成する接着層を形成するための塗布液であって、少なくとも一種のフォトクロミック材料を含む接着層形成用塗布液。
  2. シリコン含有量が2〜60重量%であるシリコン変性樹脂、ポリシロキサンを3〜60重量%含有する樹脂、又はコロイダルシリカを5〜40重量%含有する樹脂を、樹脂固形分として1〜50重量%含む請求項1に記載の接着層形成用塗布液。
  3. 請求項1又は2に記載の接着層形成用塗布液に紫外線を照射することにより該接着層形成用塗布液を着色させる段階、その後該接着層形成用塗布液を担体に塗布する段階、及び接着層上に光触媒層形成用塗布液を塗布する段階から成る光触媒担持構造体の製造方法。
  4. 請求項1又は2に記載の接着層形成用塗布液を担体に塗布する段階、その後形成された接着層に紫外線を照射することにより該接着層を着色させる段階、及び該接着層上に光触媒層形成用塗布液を塗布する段階から成る光触媒担持構造体の製造方法。
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