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JPH04119352A - 光・熱センサ - Google Patents

光・熱センサ

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Publication number
JPH04119352A
JPH04119352A JP2240338A JP24033890A JPH04119352A JP H04119352 A JPH04119352 A JP H04119352A JP 2240338 A JP2240338 A JP 2240338A JP 24033890 A JP24033890 A JP 24033890A JP H04119352 A JPH04119352 A JP H04119352A
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JP
Japan
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layer
oxometal
phthalocyanine pigment
polysilane
ultraviolet rays
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JP2240338A
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JP2535659B2 (ja
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Masaaki Yokoyama
正明 横山
Mikio Kadoi
幹男 角井
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to US07/754,536 priority patent/US5184895A/en
Priority to EP91115273A priority patent/EP0475349B1/en
Priority to DE69124886T priority patent/DE69124886T2/de
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N31/00Investigating or analysing non-biological materials by the use of the chemical methods specified in the subgroup; Apparatus specially adapted for such methods
    • G01N31/22Investigating or analysing non-biological materials by the use of the chemical methods specified in the subgroup; Apparatus specially adapted for such methods using chemical indicators
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10S428/913Material designed to be responsive to temperature, light, moisture

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Biophysics (AREA)
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  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 の 本発明は、有機ポリシランの光・熱分解に伴うオキソ金
属フタロシアニン顔料の消色反応を利用した熱センサ、
光センサ及びイメージ記録媒体に関する。
従】じΣ皮術− 紙やフィルム等の表面に感熱材料、感光材料を塗布した
構造を有する熱センサ、光センサは現在までに多くの種
類が実用化され、使用されている。
また、文字や図形等のイメージを記録・表示する媒体と
しても、感熱紙、感光紙として既に多くのものが存在す
る。
見1血lL 本発明は新しい材料の組み合わせと、光・熱エネルギの
付与によるそれらの材料の物理的・化学的反応を利用す
ることにより、感度が良好であり、製造が容易であり、
がっ、安定である平面型の光センサ、熱センサ及びイメ
ージ記録媒体を提供するものである。
るための 本発明の光センサ、熱センサ及びイメージ記録媒体はい
ずれも、オキソ金属フタロシアニン顔料を含む第1層と
、有機ポリシランがら成る第2層とで構成される感熱部
、感光部または記録部(以下、積層部という)を有する
ことを特徴とする。
なお、有機ポリシランの化学式を第3図(a)に、オキ
ソ金属フタロシアニン顔料の化学式を同図(b)に示す
上記第1層はオキソ金属フタロシアニン顔料のみ(例え
ば、蒸着膜)としてもよいし、何らかのバインダポリマ
中に分散させたものとしてもよい。
ただしこの場合には、バインダポリマのガラス転移点は
有機ポリシランの熱分解温度よりも低いことが必要であ
る。
積層部を有機ポリシランの熱分解点以上の温度に加熱す
ることにより、第2層の有機ポリシランが分解する。有
機ポリシランの熱分解点はそのガラス転移点よりも高い
ため、この加熱により第2層と第1層の混合が生じ、有
機ポリシランの上記分解生成物とオキソ金属フタロシア
ニン顔料との接触が可能となる。これにより、有機ポリ
シランの分解生成物がオキソ金属フタロシアニン顔料と
反応し、オキソ金属フタロシアニン顔料が消色する。従
って、この積層部を有する熱センサは、有機ポリシラン
の熱分解点以上に温度が上昇したか否かを検出するセン
サとして使用することができる。
次に、上記積層部に紫外線を照射すると、第2層の有機
ポリシランが紫外線の光エネルギにより同様に分解(フ
ォトン分解)する。しかしこの時点では分解生成物は第
2層の中に留まったままであり、外観上は何の変化も生
じない。その後、紫外線を照射した積層部を有機ポリシ
ランのガラス転移点以上の温度に加熱することにより、
上記と同様、第2層と第1層が混合され、有機ポリシラ
ンとオキソ金属フタロシアニン顔料との接触によってオ
キソ金属フタロシアニン顔料の消色反応が生じる。従っ
て、この積層部を有する光センサは、紫外線が照射され
たか否かを検出するセンサとして使用することができる
以上説明した通り、本発明に係る積層部は2種類の処理
(有機ポリシランの熱分解点以上の温度に加熱すること
、及び紫外線照射+ガラス転移点以上の温度に加熱する
こと)により、オキソ金属フタロシアニン顔料の消色反
応が生じる。従って、積層部に選択的に、 [加熱コあ
るいは[紫外線照射+加熱部という処理を行うことによ
り、イメージ記録媒体として使用することができる。こ
のイメージ記録方法をさらに詳しく述べると、i)第1
図(a)に示すように、紙、フィルム等の基層14上に
塗布したオキソ金属フタロシアニン顔料層(バインダポ
リマを含んでいてもよい)12及び有機ポリシラン層1
0から成る記録部に、記録すべきイメージに沿ったパタ
ーンで選択的加熱を行うことにより、加熱部を消色させ
、イメージを表示する0選択的加熱にはレーザビームや
サーマルヘッド等を用いることができる。
ii)第1図(a)に示す記録部を記録すべきイメージ
に応じたマスク16で覆い、紫外線18を照射する(同
図(b))、  有機ポリシラン層10の紫外線18が
照射された部分20では有機ポリシランのフォトン分解
が生じるが、これは目に見える形では現れず、潜像とし
て記録された状態となる。次に記録部全体を有機ポリシ
ランのガラス転移点以上の温度に加熱すると、両層の混
合が生じ、紫外線照射によって分解された有機ポリシラ
ンが存在する部分22のみでオキソ金属フタロシアニン
顔料が消色する(同図(C))。
1ii)上記ii)の方法では選択的紫外線照射により
イメージを記録したが、最初の紫外線照射は記録部全面
に行い、その後の加熱をイメージに応じて選択的に行う
ことによってもイメージ記録を行うことができる。
なお、第1層12にバインダポリマを使用した場合には
、紫外線照射後の加熱はそのガラス転移点以上とするこ
とが必要である。
また、第2図(a)〜(C)に示すように、有機ボ刀シ
ランとオキソ金属フタロシアニン顔料とを混合して分散
型(オキソ金属フタロシアニン顔料が有機ポリシラン中
に分散されている)の記録層30を基層14上に形成し
た場合でも、第1図(b)と同様の方法で、イメージ記
録媒体として高コントラストのイメージを記録すること
ができる。これは、たとえ紫外線が照射されても加熱さ
れなければ、有機ポリシランとオキソ金属フタロシアニ
ン顔料との十分な接触の機会が無く、十分な消色反応が
生じないためである。従って、この分散型構造でも、光
センサ、熱センサとして上記積層構造の場合と全く同じ
ように使用することができる。
ス」1例− 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
く積層膜の作成〉 はじめに、有機ポリシランの一実施例として、フェニル
メチルポリシラン(PhMeSi)xを製造した。
その方法は次の通りである。金属ナトリウム13gの存
在下でフェニルメチルジクロロシラン50g(0,28
mo1)を乾燥トルエン200m1中で135℃に加熱
し、攪拌しながら約11時間反応させた。冷却後、濃紫
色の沈澱物が析出した溶液にエタノールを加え、未反応
のナトリウムをエトキシドにした。沈澱物を濾過した後
乾燥し、トルエンに溶かした。この溶液をエタノール中
に滴下し、再沈澱させてフェニルメチルポリシランを得
た。フェニルメチルポリシランの収量は10.2gで、
収率は34%であった。なお、フェニルメチルポリシラ
ンは第3図(a)においてR1をフェニル基、R2をメ
チル基としたものである。
次に、オキソ金属フタロシアニン顔料の一例として、チ
タニルフタロシアニンTie−Pc (第3図(b)に
おいて金属XをTiとしたもの。使用したのは商品名出
隅色素α型)を用い、これとフェニルメチルポリシラン
との積層膜を次のように作成した。チタニルフタロシア
ニン90mgをテトラヒドロフラン(THF)6mlに
加え、ボールミルで一昼夜混練して分散させた。これに
ポリビニルブチラール(使用したのは商品多積水化学5
−LECBM−2)90mgを加え、さらに1時間ボー
ルミル分散を行って塗工液とした。これを透明ガラス基
板(石英ガラスまたはスライドガラス)にスピンコード
し、チタニルフタロシアニン分散膜とした。次に、フェ
ニルメチルポリシラン35mgをベンゼン0.35a+
1に溶かし、チタニルフタロシアニン分散膜上にスピン
コードして(PhMeSi)x/ Tie−Pc積層膜
を作成した。
チタニルフタロシアニン分散膜及びフェニルメチルポリ
シラン膜のいずれの層も、スピンコードにより極めて容
易に均一な層が得られた。
〈積層膜の光・熱特性〉 このようにして作成した(PhMeSi)x/ Tie
−Pc積層膜に室温においてO〜39.2J/cm2の
強度の紫外線を照射した後、300℃まで加熱したとき
の積層膜の690nm赤色光に対する吸収率の変化を第
4図に示す。
この図より、例えば積層膜を240℃付近に加熱すると
、紫外線を照射したところ(39,2J/cm2)と照
射していないところ(OJ/cm2)とで大きな吸収率
の差が現れることがわかる。
これは、この積層膜を紫外線用の光センサとして用いる
ことができることを示している。すなわち、紫外線を検
出すべき箇所にこの光センサを置き、後に240℃付近
の温度に加熱することにより、紫外線が照射されたか否
かを非常に明瞭な色の変化(吸収率の差)により検出す
ることができる。
また、イメージに応じて紫外線照射を行い、後に加熱す
ることにより、コントラストの高い、明瞭なイメージの
記録を行うこともできる。
また、予め積層膜の一部のみに紫外線を照射して温度の
上がる所に置いておくことにより、その場所の温度が2
00〜300℃の範囲に上昇したが否がを検出する熱セ
ンサとしても使用することができる。積層膜の各部に予
め照射量を段階的に変化させて紫外線を照射しておくこ
とにより、より温度を細かく検出することのできる熱セ
ンサとすることもできる。
第4図はまた、積層膜を約300℃以上に加熱すること
により、予め紫外線を照射しなくても(照射量OJ/c
m2)吸収率が低下(消色)することを示しており、熱
センサ及びイメージ記録媒体として利用することができ
ることも示している。
く消色の原理〉 (PhMeSi)x/ Tie−Pc積層膜のこのよう
な光・熱特性の原因を探るため、まずフェニルメチルポ
リシランの紫外線照射による分解について調査を行った
、フェニルメチルポリシラン単体膜にO〜5.137c
m2の各種強度の300〜400nm紫外線を照射した
後の200〜400nm紫外線の吸収率を測定した結果
を第5図に示す、未照射時(OJ/c+a2)に現れて
いるλn11x=33111のピークは紫外線照射後急
速に消失している。このλ1.l*x=33inl11
のピークはフェニルメチルポリシランの主鎖の5i−8
i結合に対応するため、紫外線照射によりこの主鎖の5
i−8i結合が切断されることがわかる。また、紫外線
照射前後(上が照射前、下が照射後)のフェニルメチル
ポリシランのFT−IRスペクトルを測定すると第6図
のようになっており、5i−OH結合や8i−0−8i
結合の存在が確認される。これらのことから、フェニル
メチルポリシランに紫外線を照射することにより、ます
主鎖の5i−8i結合が切断され、シロキサン結合を有
するポリマーが生成されることがわかる。
このフェニルメチルポリシランの分解による柔軟な結合
であるシロキサン鎖(Si−0−3i)の生成は、紫外
線照射部のポリマー運動の自由度を向上させる(ガラス
転移点Tgを低下させる)という現象が、消色反応の低
温側へのシフト(第4図)の要因の一つになっているこ
とを示すものである。
次に、チタニルフタロシアニンTie−Pcの消色反応
の方を検討するため、チタニルフタロシアニンの分散溶
液で検討を行った。フェニルメチルポリシランのトルエ
ン溶液にチタニルフタロシアニンを分散し、紫外線を0
〜60分間照射した後、溶液の吸収スペクトルを測定す
ると第7図の通りであった。フェニルメチルポリシラン
とチタニルフタロシアニンとの自由接触が可能である分
散溶液では、紫外線の照射のみで消色反応を生ずること
がわかる。
以上の研究の結果、(PhMeSi)x/ Tie−P
c積層膜の消色現象は次のような過程で生ずるものと考
えられる。まず、紫外線の照射により、第8図に示すよ
うにフェニルメチルポリシランの5i−8i結合が切断
され、シリルラジカル、シロキサン結合、5i−H結合
のような分解生成物が生成する。しかし、温度が高くな
い場合には、これら分解生成物はフェニルメチルポリシ
ラン層からチタニルフタロシアニン層に移動することが
できないため、チタニルフタロシアニン顔料の消色反応
は生じない、積層膜が加熱され、フェニルメチルポリシ
ランのガラス転移点温度Tg以上になると、シリルラジ
カルやシロキサン結合を有するフェニルメチルポリシラ
ンがチタニルフタロシアニン層に移動し、フタロシアニ
ン環を分解してチタニルフタロシアニン顔料が消色する
第9図に、 (1)フェニルメチルポリシラン(PhM
esi)xのみ、 (2) (PhMeSi)x/Ti
0−Pc積層膜、(3) (PhMeSi)x/Ti0
−Pc積層膜に紫外線を2時間照射した後、 (4)さ
らに250℃で加熱を行って消色させた後、の各状態に
おけるFT−IR測測定結果を示す。 (1)と(2)
を比較することにより、 (2)のQ印で示した吸収ピ
ーク1330.1280.1120.1060.890
cr Iがチタニルフタロシアニン顔料のものであるこ
とを確認できるが、これらのピークは、紫外線照射後(
3)に有機ポリシランのフォトン酸化によるSi−〇−
3i結合の生成を示す1000〜1100cm”の広い
吸収帯により隠されているものの、未だ残っている。し
かし、加熱後(4)にはこれらの○印を付けたピークは
消失しており、代わりに、紫外線照射後(3)のフェニ
ルメチルポリシランの分解生成物のS i −OH結合
とチタニルフタロシアニン顔料との反応生成物と推定で
きる5i−0−Ti結合のピーク(約920cm−1付
近)が発生している。
以上の通り、本実施例の(PhMeSi)x/ Tie
−Pc積層膜では、紫外線照射後適当な温度に加熱する
ことにより、非常にコントラストの高いイメージ記録を
行うことができることが明らかとなった。また、そのメ
カニズムとしては、初めの紫外線照射により有機ポリシ
ランの5i−3i主鎖が分解し、その分解生成物である
シリルラジカル等の活性種がオキソ金属フタロシアニン
顔料と反応してオキソ金属フタロシアニン顔料の色を消
失させることを明らかにした。
第4図は、たとえ多量の紫外線(39,2J/cm2)
を照射した後であっても200℃までは消色は生じない
ことも示している。従って、−旦イメージを記録した記
録部は通常の状態(室温程度)ではきわめて安定であり
、記録時の高コントラストが長期間維持される。なお、
この安定性が高いという特長は記録前のイメージ記録媒
体及び光センサ、熱センサについても言えることである
以上の実施例では積層膜の第1層として、オキソ金属フ
タロシアニン顔料を比較的ガラス転移点の低いバインダ
(フェニルメチルポリシラン)で混合したものを用いた
。積層膜の第1層をオキソ金属フタロシアニン顔料のみ
の蒸着層とし、第2層をフェニルメチルポリシランとし
た場合の、紫外線照射量をパラメータとする加熱温度に
よる光吸収率の変化(上記実施例の第4図と同条件)の
グラフを第10図に示す。第4図とほぼ同様の関係が得
られており、定性的には上記議論がそのままあてはまる
ことがわかる。しかし、光吸収率が低下する温度は第4
図と比較すると低温側にずれており、より低い温度で消
色反応が生ずる。
以上の説明では積層構成についてのみ説明を行ったが、
上記各種実験の結果より、有機ポリシランとオキソ金属
フタロシアニン顔料とを混合して分散型の単層とした場
合でも、上記実施例の積層構造の場合と同様に、光セン
サ、熱センサ、イメージ記録媒体として使用できること
は明らかである。
丑」Wの」Ll 以上説明した通り、本発明は、光センサとしては、紫外
線が当たると不都合な箇所に貼って監視センサとして用
いることもできるし、逆に紫外線を照射すべき箇所に貼
り、所定量の紫外線が正しく照射されたか否かを検出す
ることもできる。また、後の加熱温度を一定とすれば、
オキソ金属フタロシアニン顔料の退色の度合は紫外線の
照射量に応じて変化するため、およその紫外線照射量の
判定も行うことができる。
熱センサとしては、例えば回転機械の軸受は部分等、作
動温度が所定温度以上になると危険である箇所に本発明
に係る熱センサを貼付しておく(あるいは、その部分に
積層構造の感熱部を直接塗布しておく)ことにより、危
険状態が一目で検出できるようになる。しかも、本発明
に係る熱センサは一旦所定温度以上に加熱され、消色す
ると、元に戻らないため、機械の運転が終了した後でも
危険箇所を見つけだすことができる。また、加熱された
温度により消色の度合いが異なるため、所定の色標準と
比較することにより、およそ何度程度の温度に加熱され
たかを知ることもできる。
イメージ記録媒体としては、通常に室温で保存する限り
は容易に退色せず、表示の消えない媒体として用いるこ
とができる。
以上いずれの場合においても、光・熱による顔料の光吸
収率の変化が極めて大きいため、明瞭な光センサ、熱セ
ンサとなり、また、コントラストの高い、明瞭な記録媒
体となる。本発明で使用する材料はいずれも有機材料で
あり、積層膜は非常に容易に形成することができる。さ
らに、常温状態では化学的、熱的に安定であるため、長
期間の保存に耐え、光センサ、熱センサとしての特性劣
化はほとんど生じない。イメージ記録媒体としても、記
録したイメージの消失の恐れがなく、安定した記録媒体
として使用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(c)は本発明のイメージ記録媒体に記
録を行う過程を示す模式図である。第2図(a)〜(c
)は分散型の記録層に対して同様のイメージ記録を行う
過程を示す模式図である。 第3図(a)は有機ポリシランの化学式、同図(b)は
オキソ金属フタロシアニンの化学式をそれぞれ示す図で
ある。、第4図は紫外線照射量をパラメータとして、実
施例の(PhMeSi)x/ Tie−Pc積層膜の加
熱による光吸収率の変化を示すグラフである。第5図は
(PhMeSi)x/ Tie−Pc積層膜の紫外線照
射量をパラメータとして、紫外線照射後の吸収スペクト
ルを示すグラフである。第6図は実施例のフェニルメチ
ルポリシランの紫外線照射前(上)後(下)のFT−I
R測定結果のグラフである。第7図はフェニルメチルポ
リシランのトルエン溶液中にチタニルフタロシアニンを
分散させて紫外線照射を行ったときの吸収スペクトルの
変化を示すグラフである。第8図はフェニルメチルポリ
シランのフォトンあるいは熱による分解の過程の化学式
を示す図である。第9図は実施例のフェニルメチルポリ
シラン(1)、(PhMeSi)x/ Tie−Pc積
層膜(2)、その紫外線照射後(3)、さらに加熱後(
4)のFT−IR測定結果のグラフである。第10図は
第1層をオキソ金属フタロシアニン顔料単体の蒸着膜と
した場合の(PhMeSi)x/ Tie−Pc積層膜
の、紫外線照射量をパラメータとした加熱による光吸収
率の変化を示すグラフである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)オキソ金属フタロシアニン顔料を含む第1層と有
    機ポリシランから成る第2層とで構成される感光部を有
    する光センサ。
  2. (2)オキソ金属フタロシアニン顔料を含む第1層と有
    機ポリシランから成る第2層とで構成される感熱部を有
    する熱センサ。
  3. (3)オキソ金属フタロシアニン顔料を含む第1層と有
    機ポリシランから成る第2層とで構成される記録部を有
    するイメージ記録媒体。
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