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JP4575090B2 - 折り畳み容器 - Google Patents

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JP4575090B2
JP4575090B2 JP2004261293A JP2004261293A JP4575090B2 JP 4575090 B2 JP4575090 B2 JP 4575090B2 JP 2004261293 A JP2004261293 A JP 2004261293A JP 2004261293 A JP2004261293 A JP 2004261293A JP 4575090 B2 JP4575090 B2 JP 4575090B2
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文男 原田
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Sekisui Techno Molding Co Ltd
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Description

この発明は、合成樹脂製の折り畳み容器に関するものである。
従来より、物品を輸送する場合、物品を容器に収納し、容器をトラックなどに積載して目的地まで輸送する一方、物品の輸送が終了して空になった容器を再びトラックなどに積載して回収するようにしている。
この場合、空の容器をそのまま回収すると、輸送効率が低下することから、返送時には折り畳んで容積を減少できる容器が考案されている。
このような容器100は、図12および図13に示すように、対向する一対の短辺枠材101および長辺枠材102からなる上枠体103と、方形状の底板104と、一対の短側板105と、上部長側板106の下端部および下部長側板107の上端部が折り畳み自在に連結された一対の長側板108と、から構成され、上枠体103の各短辺枠材101の下端部に各短側板105の上端部がそれぞれ回動自在に連結され、また、上枠体103の各長辺枠材102の下端部に各長側板108における上部長側板106の上端部がそれぞれ回動自在に連結される一方、底板106の各長辺側端縁部に各長側板108における下部長側板107の下端部がそれぞれ回動自在に連結されて形成されている(例えば、特許文献1参照)。
そして、対向する一対の短側板105の外面側下部を内方に押し込んで上枠体103に対してそれぞれ跳ね上げた後、対向する一対の長側板108の、上部長側板106および下部長側板107の連結部を内方に押し込むことにより、上枠体103と底板104との間に各長側板108をそれぞれ二つ折り状態に折曲して収納することができる。この際、短側板105は、上枠体103の内方において、二つ折りされた長側板108の上に積み重ねられる。
また、折り畳み状態から上枠体103を持ち上げ、二つ折りされた上部長側板106および下部長側板107を伸展させて各長側板108を底板104に対して垂直状態に立ち上げた後、各短側板105をそれぞれ上枠体103に対して押し下げることにより、底板104に対して垂直状態に立ち上げ、容器100を組み立てることができる。
このような構造の容器においては、容器を組み立てて物品を収容し、積み重ねた状態で保管する場合、収納された物品を取り出し、あるいは、収容するためには、積み重ねた容器をいちいち下ろして作業しなければならず、作業効率が低下するという問題がある。このため、容器の一側面に開口部を形成するとともに、該一側面に開口部を開閉する扉を取り付けた折り畳み容器が提案されている(例えば、特許文献2,3参照)。また、容器の一側面に開口部を形成した折り畳み容器も市販されている。
実開昭58−119525号公報 特公平5−25743号公報 実開平7−8220号公報
ところで、前述した特許文献2,3に示した折り畳み容器にあっては、容器を積み重ねた状態であっても、扉を開放することにより、開口部を通して収容された物品を取り出す
ことができ、所謂ピッキング容器として使用することができるものの、特許文献1に示した一般的な折り畳み容器に比較して構造が複雑になるとともに、部品点数が増加するため、コストがかさみ、高価となる問題がある。また、輸送容器として使用する際において、収容した物品の数量が少ない場合や、物品の性状が柔軟な場合、輸送途中で外部から短側板に衝撃などが作用すると、短側板が跳ね上がり、積み重ねた容器の荷崩れが発生するおそれがある。さらに、短側板を外方から押し込むと短側板を跳ね上げることができ、物品が盗難されるおそれもある。
一方、容器の一側面に扉を付設することなく開口部を形成したのみの折り畳み容器にあっては、ピッキング容器として使用することはできるものの、開口部を開放したままでは、輸送容器として使用することはできない。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、構造が簡単で安価に製造することができるとともに、ピッキング容器としても輸送容器としても使用することができる折り畳み容器を提供するものである。
本発明は、開口部を通して収容された物品を取り出すことができるピッキング容器として
も輸送容器としても使用することができる折り畳み容器であって、対向する一対の短辺枠
材および長辺枠材からなる上枠体と、方形状の収容部およびその周縁に一体に形成された
周縁部からなる底板と、上枠体の各短辺枠材の下端部に各上端部がそれぞれ回動自在に連
結された一対の短側板と、それぞれ上部長側板の下端部および下部長側板の上端部が折り
畳み自在に連結され、上枠体の各長辺枠材の下端部に各上部長側板の上端部がそれぞれ回
動自在に連結されるとともに、底板の各長辺側周縁部に各下部長側板の下端部がそれぞれ
回動自在に連結された一対の長側板と、から構成された折り畳み容器において、一方の長
側板に収容された物品を取り出すことができる開口部が形成され、また、底板の収容部表
面の各長辺側端縁部および各短側板内面の左右各端縁部のうち、少なくとも一方の長側板
に面する側の端縁部にそれぞれ係合部が形成されてなり、一方の長側板の内面に沿って差
し込まれた側板が底板の係合部および短側板の係合部によって立設状態に保持されて、一
方の長側板の開口部を閉鎖するとともに、短側板の跳ね上がりを規制することを特徴とす
るものである。
本発明によれば、対向する一対の短側板の外面側下部を内方に押し込み、上枠体に対して各短側板を跳ね上げた後、対向する一対の長側板における上部長側板および下部長側板の連結部を内方に押し込むことにより、上枠体と底板との間に各長側板を二つ折り状態に折曲して収納することができる。この際、短側板は、上枠体の内方において、二つ折りされた長側板の上に積み重ねられる。したがって、空の容器を回収する場合は、容器を折り畳んで容積を小さくして輸送することができ、輸送効率を向上させることができる。
一方、折り畳み状態から上枠体を持ち上げ、二つ折りされた上部長側板および下部長側板を伸展させて底板に対して各長側板を垂直状態に立ち上げるとともに、各短側板を上枠体に対して押し下げ、底板に対して垂直状態に立ち上げることにより、容器を組み立てることができる。ここで、側板を一方の長側板の内面に沿って差し込むことにより、側板の左右各端縁および下端縁が短側板の係合部および底板の係合部に係合し、側板を立設状態に保持することができるとともに、一方の長側板に形成された開口部を閉鎖することができる。したがって、組み立てた容器に物品を収容した後、容器を積み重ねて保管し、あるいは、輸送することができる。この場合、側板の左右各端面は、短側板の内面と当接しており、短側板の意図しない跳ね上がりを規制することができ、輸送時あるいは積み卸し時における容器の荷崩れを防止できる。
容器が目的地に到着すれば、一方の長側板から側板を引き上げて取り出すことにより、一方の長側板の開口部を開放することができる。したがって、容器を積み重ねた状態であっても、開口部を通して物品を取り出すことができる。また、輸送容器からピッキング容
器への物品の移し替えも不要となる。
なお、係合部を、一方の長側板に面する側の、底板の収容部表面の長辺側端縁部および各短側板内面の左右一方の端縁部に形成するとともに、他方の長側板に面する側の、底板の収容部表面の長辺側端縁部および各短側板内面の左右他方の端縁部に合わせて形成してもよい。このように、他方の長側板に面する側の、底板の収容部表面の長辺側端縁部および各短側板内面の左右他方の端縁部にも係合部を形成すると、一方の長側板から引き上げた側板を他方の長側板に沿って差し込んで、その左右各端縁および下端縁を短側板の係合部および底板の係合部に係合させ、他方の側板に沿って立設状態に保持することが可能となる。したがって、一方の長側板から引き上げた側板を紛失しないように保管することができる。この場合も、側板の左右各端面が短側板の内面と当接することから、短側板の意図しない跳ね上がりを規制して、容器を積み重ねた際の荷崩れを防止できる。
本発明の係合部としては、側板の左右各端縁および下端縁が係合可能な係合突起であってもよい他、側板の左右各端縁および/または下端縁が嵌合可能な係合溝であってもよく、また、係合突起と係合溝を併用してもかまわない。また、係合突起または係合溝は、連続して形成してもよく、間欠的に形成してもよい。
本発明において、前記側板は、短側板の回動操作に干渉することなく底板の収容部表面に載置可能であると、容器を折り畳んで回収する際、底板に側板を載置することができ、容器とは別に側板を保管して輸送する必要がなく、また、容器と一対一に対応付けて保管することができ、紛失のおそれもない。
本発明において、前記上枠体の各長辺枠材の上端部に蓋体が回動自在に連結されていると、蓋体によって容器の上方開口部を閉鎖することが可能となり、輸送容器として使用することができる。そして、例えば、蓋体を短側板に対して封緘して輸送すれば、密閉容器となることから、物品の盗難を防止できる。この場合、蓋体としては、観音開き方式であっても、片開き方式であってもかまわない。
本発明において、前記蓋体の内面に、長側板の内面に沿って差し込まれた側板の上端部を係止可能な係止部が形成されていると、蓋体によって上方開口部を閉鎖した状態で物品を輸送する際、長側板の内面に沿って立設された側板の上端部を蓋体の係止部によって係止することができ、底板の係合部および短側板の係合部と相まって輸送時における側板のガタツキを確実に抑えることができる。
本発明によれば、構造が簡単で安価に製造することができるとともに、ピッキング容器としても輸送容器としても使用することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本発明の折り畳み容器1の一実施形態が示されている。
この折り畳み容器1は、対向する一対の短辺枠材21および長辺枠材22からなる上枠体2と、方形状の収容部31およびその周縁に一体に形成された周縁部32からなる底板3と、一対の短側板4と、それぞれ上部長側板51の下端部および下部長側板52の上端部が折り畳み自在に連結された一対の長側板5と、側板6と、から構成され、上枠体2の各短辺枠材21の下端部に各短側板4の上端部がそれぞれ回動自在に連結され、また、上枠体2の各長辺枠材22の下端部に各長側板5における上部長側板51の上端部がそれぞ
れ回動自在に連結される一方、底板3の各長辺側周縁部に各長側板5における下部長側板52の下端部がそれぞれ回動自在に連結されて形成されている。
なお、一方の長側板5には、その周縁部を残して上部長側板51および下部長側板52にわたる開口部5aが形成されている。
上枠体2の各短辺枠材21の下端部には、設定間隔をおいて複数個のヒンジブラケット21aが設けられており、これらのヒンジブラケット21aに、後述する短側板4の上端部に形成された複数個のヒンジ用切欠部4aがそれぞれ嵌合されている。そして、各短辺枠材21に対して各短側板4が、ヒンジブラケット21aに形成された嵌合部(図示せず)およびヒンジ用切欠部4aに設けられたヒンジピン4b(図3参照)を介してそれぞれ回動自在に連結されている。
また、上枠体2の各長辺枠材22の下端部には、設定間隔をおいて複数個のヒンジ用切欠部22aが形成されており、これらのヒンジ用切欠部22aに、後述する長側板5における上部長側板51の上端部に設けられた複数個のヒンジブラケット51aがそれぞれ嵌合されている。そして、各長辺枠材22に対して各長側板5の上部長側板51が、ヒンジ用切欠部22aおよびヒンジブラケット51aの図示しないヒンジピンおよびピン孔を介してそれぞれ回動自在に連結されている。
底板3は、図2に示すように、物品を収容する収容部31および該収容部31の周縁に一体に形成され、短側板4および長側板5をそれぞれ支持する周縁部32からなり、周縁部32の表面は、収容部31の表面よりも側板6の厚みを若干越える高さだけ上方に位置して形成されている。そして、底板3における収容部31の表面には、各長辺側端縁近傍に位置して、係合部としての複数個の係合突起3xが設定間隔をおいて形成されている。
また、底板3における周縁部32のうち、短辺側周縁部の外周縁には、長辺側周縁部の上面に連続する高さの立上片321が形成されており、短側板4の下部外面と当接するように設定されている。
一方、底板3における周縁部32のうち、長辺側周縁部には、設定間隔をおいて複数個のヒンジ用切欠部32aが形成されており、これらのヒンジ用切欠部32aに、長側板5における下部長側板52の下端部に設けられた複数個のヒンジブラケット52aがそれぞれ嵌合されている。そして、底板3に対して各長側板5の下部長側板52が、ヒンジ用切欠部32aおよびヒンジブラケット52aの図示しないヒンジピンおよびピン孔を介してそれぞれ回動自在に連結されている。
ここで、上枠体2の短辺枠材21に対して短側板4をそれぞれ回動させ、その外面側下端部を立上片321に当接させるとともに、下端面を底板3の短辺側周縁部に支持した際、短側板4の内面が底板3の収容部31の短辺側周縁の垂直面上に位置するように設定されている。また、上枠体2の長辺枠材22に対して上部長側板51を回動させるとともに、底板3における周縁部32の長辺側周縁部に対して下部長側板52を回動させ、上部長側板51および下部長側板52を伸展させて長側板5を底板3の長辺側周縁部に支持した際、長側板5の内面が底板3の収容部31の長辺側周縁の垂直面上に位置するように設定されている。
短側板4は、略浅い箱状に形成され、その上端部には、上枠体2の短辺枠材21に形成されたヒンジブラケット21aに対応して複数個のヒンジ用切欠部4aが形成され、該ヒンジ用切欠部4aには、ヒンジピン4bが設けられている。そして、短側板4の内面側左右各端縁近傍には、図3に示すように、それぞれ係合部としての係合突起4xが上端近傍
から下端近傍にかけて連続して形成されている他、その外面側左右各端縁には、後述する長側板5の被嵌合リブ5bの厚みに相当する間隔をおいてそれぞれ嵌合リブ4cが外方に突出して形成されている。
長側板5は、上部長側板51の下端部および下部長側板52の上端部が折り畳み自在に連結されて構成され、上部長側板51の上端部には、上枠体2の長辺枠材22に形成されたヒンジ用切欠部22aに対応して複数個のヒンジブラケット51aが形成され、また、下部長側板52の下端部には、底板3の長辺側周縁部に形成されたヒンジ用切欠部32aに対応して複数個のヒンジブラケット52aが形成されている。さらに、長側板5における上部長側板51の内面側左右各端縁および下部長側板52の内面側左右各端縁には、内方に向かって突出する断面L字状の被嵌合リブ5b(図4参照)が形成されている。そして、長側板5を垂直状態に立設して、短側板4を回動した際、図4に示すように、長側板5の被嵌合リブ5bに短側板4の嵌合リブ4cが嵌合するように設定されている。
また、側板6は、対向する一対の短側板4の内面間隔に略相当する幅と、ほぼ底板3の収容部31の表面から上枠体2の上面までの間隔に略相当する高さと、底板3の収容部31の周縁から突起部3xの外縁までの間隔に略相当する厚みを有してほぼ方形状に形成され、その上端部近傍には、把手用孔6aが形成されている(図1参照)。そして、側板6は、一方の長側板5の内面に沿う位置と、他方の長側板5の内面に沿う位置と、底板3の収容部31の表面に載置する位置とに選択的に配置することができ、側板6を一方の長側板5の内面に沿って配置した際には、一方の長側板5の開口部5aを閉鎖することができる。
次に、このように構成された折り畳み容器1の使用方法を説明する。
まず、図1に示した容器1の組み立て状態において、側板6を底板3の収容部31の表面に載置した後(図1の一点鎖線状態)、対向する一対の短側板4の外面側下部を内方に向けて押し込み、上枠体2に対して各短側板4をそれぞれ跳ね上げる。この際、短側板4の下端面は、底板3の収容部31の表面に載置された側板6の表面よりも若干上方に位置しているため、側板6に干渉することなく短側板4を回動させることができる。
短側板4を内方に跳ね上げた後、長側板5を構成する上部長側板51および下部長側板52の連結部を内方に向けて押し込めば、上枠体2と底板3との間において、各長側板5の上部長側板51および下部長側板52がそれぞれく字状に折曲して二つ折りされる。すなわち、上枠体2の長辺枠材22に対して上部長側板51が内方に回動するとともに、底板3の長辺側周縁部に対して下部長側板52が内方に回動し、底板3の収容部31に載置された側板6の上に二つ折りされた上部長側板51および下部長側板52が積み重ねられて収納され、さらに、底板3の周縁部32に上枠体2が積み重ねられることから、図5に示すように、小さな容積に折り畳むことができる。この際、上枠体2によって区画された内方において、二つ折りされた長側板5の上に短側板4がそれぞれ積み重ねられる。
一方、折り畳み容器1を使用する場合は、図5に示す折り畳み状態から、上枠体2を把握して上方に持ち上げれば、上枠体2に連結された長側板5の上部長側板51が追従して引き上げられる。そして、上部長側板51に連結された下部長側板52も上部長側板51に対して回動角度を徐々に大きくなるように伸展し、追従して引き上げられる。この際、短側板4を支えていた長側板5が伸展するため、短側板4は自重で下方に回動する。この後、各短側板4の下部内面側を外方に向けて押圧すれば、その下端面が底板3の短辺側周縁部に乗り上げるとともに、外面側下端部が立上片321に当接することから、その内面が垂直面を形成するように立設することができる。そして、短側板4が回動にすることにより、その左右側端面が長側板5の内面を支持して長側板5が屈曲することを規制すると
ともに、長側板5の上部長側板51の左右各端縁および下部長側板52の左右各端縁にそれぞれ形成された被嵌合リブ5bに短側板4の嵌合リブ4cが嵌合し、上枠体2に対する短側板4の跳ね上がりを、底板3の短辺側周縁部に対する短側板4の下端面の嵌合による摩擦抵抗とともに、長側板5の被嵌合リブ5bに対する短側板4の嵌合リブ4cの嵌合による摩擦抵抗によって防止することができる。
容器1が組み立てられたならば、一方の長側板5の内面に沿って側板6を差し込めば、その左右各端縁および下端縁が短側板4の係合突起4xおよび底板3の係合突起3xに係合することから、側板6は、倒れが規制されて立設状態に保持される。したがって、一方の長側板5の開口部5aを側板6によって閉鎖することができる。
したがって、容器1の上方開口部を通して内部に物品を収容することができ、物品を収容した容器1を積み重ねて保管し、あるいは、輸送することができる(図6参照)。この際、側板6の左右各端面は、短側板4の内面に当接しており、短側板4の跳ね上がりを規制することができることから、短側板4の意図しない跳ね上げによって積み重ねた容器1の荷崩れを確実に防止することができる。
一方、物品を目的地まで輸送した後、側板6を引き上げれば、一方の長側板5の開口部5aを開放することができることから、その後、容器1を積み重ねた状態で、開放された開口部5aを通して物品を取り出すことができる(図7参照)。この場合、一方の長側板5に沿って引き上げた側板6については、他方の長側板5の内面に沿って同様に差し込むことにより、底板3の係合突起3xおよび短側板4の係合突起4xによって立設状態に保持することができることから、側板6の紛失を防止することができる。また、側板6の左右各端面が短側板4の内面に当接して、短側板4の跳ね上がりを規制できることから、短側板4の意図しない跳ね上げによって積み重ねた容器1が荷崩れするのを確実に防止することができる。
なお、物品の取り出しが終了して容器1を回収する場合は、前述したように、側板6を底板3の収容部31の表面に載置した後、一対の短側板4の外面側下部を内方に向けて押し込んで上枠体2に対して各短側板4をそれぞれ跳ね上げ、次いで、長側板5を構成する上部長側板51および下部長側板52の連結部を内方に向けて押し込めば、上枠体2と底板3との間において、各長側板5の上部長側板51および下部長側板52がそれぞれく字状に折曲して二つ折りされ、側板6の上に積み重ねられるとともに、その上に短側板4がそれぞれ積み重ねられ、さらに、底板3の周縁部32に上枠体2が積み重ねられて折り畳むことができる(図5参照)。
したがって、空の容器1を回収する場合は、容積を小さくして輸送することができ、輸送効率を向上させることができる。
ところで、図8および図9には、本発明の折り畳み容器1の他の実施形態が記載されている。
この折り畳み容器1は、先に説明した折り畳み容器1にその上方開口部を開閉可能な蓋体7をさらに設けて構成されている。
すなわち、容器1を構成する上枠体2における各長辺枠材22の上端部には、それぞれ複数個のヒンジブラケット22bが形成されており、このヒンジブラケット22bのピン孔(図示せず)に対してそれぞれ蓋体7がヒンジピン7aを介して回動自在に連結されている。
なお、蓋体7の内面には、底板3の係合突起3xおよび短側板4の係合突起4xによって長側板5の内面に沿って立設状態に保持された側板6の上端部を係止可能な係止部としての係止片7xが形成されており、蓋体7を回動して容器1の上方開口部を閉鎖した際、側板6の上端部を係止片7xによって係止することができ、容器1の輸送時において、側板6のガタツキを確実に防止することができる。
また、上枠体2における各短辺枠材21の上端部には、それぞれ複数個のスタック用突起21bが形成されており、前述した各長辺枠材22の上端部に形成されたヒンジブラケット22bと合わせて、容器1を積み重ねた際の容器1の脱落を防止することができるものである。具体的には、底板3の外面には、各短辺枠材21のスタック用突起21bおよび各長辺枠材22のヒンジブラケット22bの内面によって区画される方形に対応する外周面を有するリブ3a(図9参照)が垂設されており、容器1を上下に積み重ねた際、底板3のリブ3aの外面に、各短辺枠材21のスタック用突起21bおよび各長辺枠材22のヒンジブラケット22bの内面がそれぞれ位置するとともに、その上面に上方の容器1の底板3の外面側周縁部が載置されるように設定されている。
したがって、一方の長側板5の開口部5aを側板6によって閉鎖する一方、物品を内部に収容した後、容器1の上方開口部を蓋体7によって閉鎖した状態で、積み重ねて目的地に向けて輸送し、あるいは、保管することができる(図10参照)。この場合、詳細には図示しないが、蓋体7を上枠体2に対して封緘することにより、短側板4の跳ね上げが側板6によって規制されることと相まって、開口部が存在せず、物品の盗難を回避することができ、防犯上好ましい。
また、物品を目的地まで輸送した後、側板6を引き上げれば、一方の長側板5の開口部5aを開放することができ、開放された開口部5aを通して物品を取り出すことができる(図11参照)。この際、側板6は、他方の長側板5の内面に沿って差し込んで、保持すればよい。
なお、詳細には図示しないが、空容器1を回収する場合は、折り畳んで輸送する点は同様である。
以上のように本発明によれば、容器を組み立てて物品を収容し、積み重ねた状態で保管や輸送を行うことができるとともに、開口部を通して物品を取り出すことができることから、折り畳み容器を多目的に活用することが可能となる。しかも、簡単な構成を付加するのみでよく、折り畳み容器を安価に提供することができる。
本発明の折り畳み容器の一実施形態を示す斜視図である。 図1の容器の底板を一部省略して示す平面図、そのA−A線断面図およびB−B線断面図である。 図1の容器の短側板を一部省略して示す正面図およびそのC−C線断面図である。 図1の容器を一部省略して示す横断面図である。 図1の容器を折り畳んだ状態を説明する斜視図である。 図1の容器を輸送容器として使用する状態を説明する斜視図である。 図1の容器をピッキング容器として使用する状態を説明する斜視図である。 本発明の折り畳み容器の他の実施形態を示す斜視図である。 図8のD−D線断面図である。 図8の折り畳み容器を輸送容器として使用する状態を説明する斜視図である。 図8の折り畳み容器をピッキング容器として使用する状態を説明する斜視図である。 従来の折り畳み容器を示す斜視図である。 従来の折り畳み容器における短側板と底板との係合状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 折り畳み容器
2 上枠体
21 短辺枠材
22 長辺枠材
3 底板
31 収容部
32 周縁部
3x 係合突起(係合部)
4 短側板
4x 係合突起(係合部)
5 長側板
51 上部長側板
52 下部長側板
6 側板
7 蓋体

Claims (4)

  1. 開口部を通して収容された物品を取り出すことができるピッキング容器としても輸送容器
    としても使用することができる折り畳み容器であって、対向する一対の短辺枠材および長
    辺枠材からなる上枠体と、方形状の収容部およびその周縁に一体に形成された周縁部から
    なる底板と、上枠体の各短辺枠材の下端部に各上端部がそれぞれ回動自在に連結された一
    対の短側板と、それぞれ上部長側板の下端部および下部長側板の上端部が折り畳み自在に
    連結され、上枠体の各長辺枠材の下端部に各上部長側板の上端部がそれぞれ回動自在に連
    結されるとともに、底板の各長辺側周縁部に各下部長側板の下端部がそれぞれ回動自在に
    連結された一対の長側板と、から構成された折り畳み容器において、一方の長側板に収容
    された物品を取り出すことができる開口部が形成され、また、底板の収容部表面の各長辺
    側端縁部および各短側板内面の左右各端縁部のうち、少なくとも一方の長側板に面する側
    の端縁部にそれぞれ係合部が形成されてなり、一方の長側板の内面に沿って差し込まれた
    側板が底板の係合部および短側板の係合部によって立設状態に保持されて、一方の長側板
    の開口部を閉鎖するとともに、短側板の跳ね上がりを規制することを特徴とする折り畳み
    容器。
  2. 前記側板は、短側板の回動操作に干渉することなく底板の収容部表面に載置可能であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の折り畳み容器。
  3. 前記上枠体の各長辺枠材の上端部に蓋体が回動自在に連結されていることを特徴とする請
    求項1または2記載の折り畳み容器。
  4. 前記蓋体の内面に、長側板の内面に沿って差し込まれた側板の上端部を係止可能な係止部
    が形成されていることを特徴とする請求項3記載の折り畳み容器。
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