JP4570155B2 - 電子写真感光体、それを用いた画像形成方法、画像形成装置及び画像形成装置用プロセスカートリッジ - Google Patents
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Description
有機感光体は、導電性支持体とその上に形成された有機感光層から構成される。その導電性支持体の形状は、シート状や円筒状等用いられる電子写真装置の構成により選ばれるが、寸法精度や形状安定性はもとより、その製造方法により製造コストは異なってくる。
例えば、円筒状支持体の例を挙げると、押出・引き抜き加工を施すED管や、押し出し後に外表面にしごき加工を施すEI管、しぼり・しごき加工を施すことにより製作されるDI管等、各種のものが用いられており、いずれも表面切削を要しないために量産性に優れ、コストダウンが図れる。
この種の干渉縞の発生は、感光層内で吸収されなかった透過光が、支持体を含む感光層内でレーザービームの多重反射を起こし、感光層表面の入射光との間で干渉を生じることに起因するものと考えられている。
そこで、干渉縞の発生を防止するために、支持体表面の粗面化や下引き層に金属酸化物やシリコーン樹脂粒子を含有することにより、下引き層表面に粗面化処理を施す等、様々な方法が検討されている。
そこで、支持体表面を粗面化する他の方法として特許文献1、特許文献2、特許文献3等に乾式および湿式(液体)で行う処理方法が示されている。
下引き層を形成する材料としては、特許文献4および特許文献5にはセルロース系樹脂が、特許文献6および特許文献7にはナイロン系樹脂が、特許文献8および特許文献9にはマレイン酸系樹脂が、そして特許文献10にはポリビニルアルコール樹脂が、特許文献11および特許文献12にはポリアミド樹脂から形成される下引き層がそれぞれ開示されている。
最近では、コロトロン等の非接触帯電方式の帯電装置に代わり、オゾン、NOXガスの発生量の低減、高圧電源の不要による低コスト化、帯電器の小型化等のためにローラを接触させて帯電させる帯電方式が検討され、製品化されるようになっている。このようなローラによる接触帯電ではオゾン、NOX等のガスの発生は防止できるものの、ローラが常時電子写真感光体表面に接触し、更に接触帯電するが故に、電子写真感光体表面にピンホールが発生するといった、従来のコロナ放電による帯電プロセスを用いた装置では発生しなかった新たな画像欠陥という問題が発生するようになってきている。
例えば、金属酸化物粒子を結着樹脂中に分散させたものがあり、このような下引層は、金属酸化物粒子及び結着樹脂を含む塗布液を支持体上に塗布し、乾燥させることにより形成される。
一方、帯電電位の低下等によって地汚れが発生する場合があるが、この地汚れを抑制するためには、導電性粒子の含有量を少なくする必要がある。しかし、電気抵抗が高くなるために繰り返し使用による影響は著しく、残留電位の増加が画像品質を低下させてしまう。地汚れとは、本来、画像を印字しない白地領域に無数の黒点が発生する現象であり、導電性支持体からの電荷注入が主な原因である。
以上のように、電荷注入を制御する機能と、導電性粒子の含有による抵抗調整機能とを下引き層1層に両有する方法では残留電位の上昇を防止し、地汚れ効果が良好で、さらに環境安定性に優れた下引き層は得られない。
例えば、特許文献24および特許文献25等に提案されているように、アルミニウム等の導電性支持体上に導電性粒子を含有させた層を形成し、さらにこの導電性粒子を含有させた層上に、電荷注入を防止する機能を有する樹脂層を形成した2層構造の下引き層を有する方法が提案されている。この方法によると、導電性微粉末を含有させた層に導電性支持体層の表面の凹凸や汚れ等の欠陥の隠蔽とともに電気抵抗の調整機能を持たせ、その上に形成する樹脂層に電荷注入制御機能を持たせている。
陽極酸化被膜は、一般に5〜6μmの膜厚に形成され、この膜厚では支持体表面の欠陥部分全体が絶縁体化されることにより有効であることが知られているが、この方法は、電源設備投資や電気エネルギーが多く必要となること、陽極酸化膜は多孔質の膜であるために封孔処理を必要とすること、処理時間が長いこと、したがって、面処理費用が多大であるという問題があった。
更に別の方法としては、特許文献27に提案されているように、導電性支持体上に偏平形状を有する導電性粒子としてグラファイトを含有させた層を形成し、この導電層の上に有機樹脂あるいは有機金属化合物等、公知の材料からなる電荷注入を制御する中間層を形成するものである。しかしながら、その粒径および形状に起因する課題は多く、特に過剰な凹凸が形成されやすいために支持体との接着性の低下や、その上に形成される中間層による被覆効果が低い場合には、感光層の成膜性へ多大な影響を与えてしまう。このような問題を発生させないためには、粒径や樹脂の選択等の高度な塗布液のコントロールが不可欠である。
(2)「前記金属酸化物が酸化チタンであり、かつ一方の酸化チタン(T1)の平均粒径を(D1)、他方の酸化チタン(T2)の平均粒径を(D2)とした場合、0.2<D2/D1≦0.5の関係を満たすことを特徴とする前記第(1)項に記載の画像形成装置」、
(3)「前記酸化チタン(T2)の平均粒径(D2)が0.05μm<D2<0.20μmであり、かつ(T1)と(T2)との重量混合比率が、0.2≦T2/(T1+T2)≦0.8であることを特徴とする前記第(1)項または第(2)項に記載の画像形成装置」、
(5)「前記中間層が有機金属化合物とシランカップリング剤とを含有することを特徴とする前記第(1)項乃至第(4)項の何れかに記載の画像形成装置」、
(6)「前記中間層の膜厚が0.05〜0.5μmであることを特徴とする前記第(1)項乃至第(5)項の何れかに記載の画像形成装置」、
(7)「前記下引き層の膜厚が3〜15μmであることを特徴とする前記第(1)項乃至第(6)項の何れかに記載の画像形成装置」、
(8)「前記導電性支持体の表面粗さが十点平均粗さRzにおいて0.05〜1.0μmであり、かつ最大高さRyにおいて0.5〜1.5μmであることを特徴とする前記第(1)項乃至第(7)項の何れかに記載の画像形成装置」、
(10)「前記導電性支持体が直径30mm以下の導電性円筒状支持体であることを特徴とする前記第(1)項乃至第(9)項の何れかに記載の画像形成装置」、
(11)「前記導電性支持体がエンドレスベルトであることを特徴とする前記第(1)項乃至第(8)項の何れかに記載の画像形成装置」、により達成される。
(12)「少なくとも前記第(1)項乃至第(11)項の何れかに記載の画像形成装置を用いることを特徴とする画像形成方法」により達成される。
(14)「前記帯電手段が、接触配置された帯電部材により帯電を行なう帯電手段であることを特徴とする(13)記載のプロセスカートリッジ」により達成される。
(15)「前記(14)に記載のプロセスカートリッジを装着したことを特徴とする画像形成装置」により達成される。
なお、本発明における金属酸化物の平均粒径とは、特別な記載のない限り体積平均粒径を示し、超遠心式自動粒度分布測定装置:CAPA−700(堀場製作所製)により求めたものである。この際、累積分布の50%に相当する粒子径(Median系)として算出されたものである。
しかし、金属酸化物の抵抗が適切でないと、支持体からの電荷注入が促進され、画像欠陥を引き起こすので、102〜1011Ω・cmの範囲の比抵抗を有するものを好適に用いることができる。
また、適切な比抵抗を得るために、必要に応じて酸化錫等を用いて導電性被覆層を設けることも有効である。
本発明のように、特定範囲の粒径を有する酸化チタンを特定の比率で含有することにより、塗布液の分散安定性が良好で、かつ塗布液の粘度調整が容易に行なえるために、均一な塗膜形成が可能となり、耐リーク性と繰り返し使用による残留電位上昇が引き起こす画像劣化を抑制できる。
この2種の酸化チタンの粒径比(D2/D1)が、1/5<D2/D1≦1/2の範囲を超えた場合、すなわち、微粒子から構成される下引き層では、モアレ画像防止の効果は低く、また、大粒径の酸化チタンを含有した場合、塗工液での酸化チタン粒子の沈降が発生しやすくなるために、分散性が悪化する。
この下引き層を構成する結着樹脂としては、熱硬化性樹脂が特に有効に用いられる。前述したように樹脂の電気特性は、温湿度の影響を著しく受けるものであるため、黒点欠陥等の画像欠陥の発生を抑制するための手段が必要である。本発明では、熱硬化性樹脂を用いることによって三次元網目構造が形成され、この構造が塗膜内部への水分子等の取り込みを防止し、かつ成膜性が改善された状態の下引き層を得ることができるために、高温高湿下における抵抗の急激な低下がなくなる。
この効果は、前述した特定の粒径および混合比で含有されている金属酸化物と組み合わせることによってさらに向上し、構造的に緻密でかつ吸湿性の低い下引き層を得ることができる。
上記した熱硬化性樹脂は、水酸基、カルボキシル基、アミノ基を有するため、適当な硬化剤を含有させることによって、架橋、硬化させることができる。
硬化剤としては、メラミン樹脂、ポリイソシアネート樹脂、フェノール樹脂等、公知の硬化剤を用いることができる。
アルキッド樹脂の市販品としては、例えば、大日本インキ化学工業(株)製の「ベッコゾール」シリーズ、「スーパーベッコゾール」シリーズ、などが挙げられる。
メラミン樹脂の市販品としては、例えば、大日本インキ化学工業(株)製のブチル化メラミン樹脂である「スーパーベッカミン」シリーズ、三井サイテック社製の「サイメル」シリーズ、住友化学社製の「スミマール」シリーズ、三和ケミカル社製の「ニカラック」シリーズ、などが挙げられる。
フェノール樹脂の市販品としては、例えば、大日本インキ化学工業(株)製の「プライオーフェン」シリーズが挙げられる。
詳しくは、特定の粒径および混合比で含有されている粒径の異なる2種の金属酸化物と熱硬化性樹脂から構成される下引き層上に、有機金属化合物を主成分とする中間層が形成されるものであり、特に下引き層の構成が非常に重要な因子となる。
一般に、有機金属化合物からなる中間層は、その粘弾性の低さ故にクラック等が発生してしまい、その成膜性に致命的な欠点を有するものであったが、本発明の下引き層との組合せにより、成膜不良による画像欠陥の課題を解決でき、さらにはこの無機系の硬化膜特有の優れた環境安定性を十分に発揮し得る。
一般に、有機金属化合物を主成分とした場合、成膜時の体積収縮が大きいため、クラック発生の問題が懸念されていた。これは、モアレ画像の防止や支持体表面の欠陥部の被覆を目的として施される切削加工やホーニング処理等の表面処理により、または中間層との接着性やモアレ画像防止を目的に含有された下引き層中の導電性粒子等により、凹凸部が存在することは不可避であるが、これがクラック等の発生を誘発する過剰な表面物性を有することに起因するものと考えられる。これに対し、本発明の下引き層の構成は、特定の粒径および混合比でもって含有されている金属酸化物と熱硬化性樹脂が、下引き層の適切な充填化を実現し、かつその表面特性が中間層の成膜時における体積収縮の局所的な応力集中を緩和している。すなわち、本発明の下引き層自身が、有機金属化合物を主成分とする中間層との間に生じる歪みを吸収する緩衝層としての機能をも担っているために、クラックや細孔の発生を抑制できるものと考えられる。したがって、本発明の中間層の成膜性を飛躍的に高めることができる。
また、適当な導電性を有する厚膜の下引き層が、支持体欠陥部の被覆、モアレ防止およびピンホール防止機能を有し、下引き層とその上に形成される薄膜の中間層がともに、残留電位の蓄積を引き起こすことなく、地汚れの原因となる支持体からの電荷注入を防止する機能を有する。したがって、像露光によって感光層で発生した電荷のうち、支持体側へ流出されるべき電荷が中間層および下引き層にトラップされることなく、電荷の流れが円滑に行われるために、露光部と非露光部との電気特性の差により発生するゴースト画像の発生を抑制することができる。
説明の都合上、主に積層型感光体について説明するが、本発明は積層型感光体に限定されるものではない。
図2は、別の構成を示す断面図であり、導電性支持体(21)上に、平均粒径の異なる2種の金属酸化物と熱硬化性樹脂を含有する下引き層(22)と、有機金属化合物を主成分として含有する中間層(23)と、少なくとも電荷発生物質を含有する電荷発生層(24)と、少なくとも電荷輸送物質を含有する電荷輸送層(25)が順次形成されているものである。
本発明の構成は、導電性支持体上に、少なくとも平均粒径の異なる2種の金属酸化物と熱硬化性樹脂を含有する下引き層、有機金属化合物を主成分として含有する中間層、および感光層が順次形成されていれば、上記に示す層等が任意に組み合わされていても構わない。
導電性支持体(21)としては、体積抵抗1010Ω・cm以下の導電性を示すもの、例えば、アルミニウム、ニッケル、クロム、ニクロム、銅、金、銀、白金などの金属、酸化スズ、酸化インジウムなどの金属酸化物を蒸着またはスパッタリングにより、フィルム状もしくは円筒状のプラスチック、紙に被覆したもの、あるいは、ニッケル、ステンレスなどの板およびそれらを押し出し、引き抜きなどの工法で素管化後、切削、超仕上げ、研磨などの表面処理した管などを使用することができる。アルミ素管についてはJIS3003系、JIS5000系、JIS6000系等のアルミニウム合金を、EI法、ED法、DI法、II法など一般的な方法により管状に成形を行なったもの、さらにはダイヤモンドバイト等による表面切削加工や研磨、陽極酸化処理等を行なったものを用いることができる。
前述したように導電性支持体のコストダウンのために無切削アルミニウム管が用いられることがある。このための無切削アルミニウム管としては、特開平3−192265号公報に記載されているように、アルミニウム円板を深絞り加工してカップ状とした後、外表面をしごき加工によって仕上げたDI管、アルミニウム円板をインパクト加工してカップ状とした後、外表面をしごき加工によって仕上げたII管、アルミニウム押出管の外表面をしごき加工によって仕上げたEI管、押出加工後冷間引抜き加工したED管が知られている。その表面粗さは、請求項8に記載したように、十点平均粗さ(Rz)が0.05〜1.0μm、かつ最大高さ(Ry)が0.5〜1.5μmの範囲であることが好ましい。これらの無切削アルミニウム管は、モアレ等の異常画像が発生しやすいものであるが、本発明の構成によれば、後記する実施例からも明らかなように、無切削アルミニウム管を使用してもモアレ等の異常画像が発生せず、低コストでかつ長期にわたって高画質を維持できる優れた電子写真感光体を得ることができる。
下引き層(22)は、本発明に示す金属酸化物と熱硬化性樹脂を含有する。熱硬化性樹脂としては、ポリウレタン、メラミン樹脂、フェノール樹脂、アルキッド−メラミン樹脂、エポキシ樹脂等、三次元網目構造を形成する硬化型樹脂などが挙げられるが、電気抵抗や金属酸化物の分散性の面から、アルキッド−メラミン樹脂またはフェノール樹脂が好適に用いられる。これらの結着樹脂は、単独でも、2種以上組み合わせて用いてもよい。
また、下引き層(22)は、金属酸化物を含有することにより、適当な抵抗値を有していることが必要である。金属酸化物は、102〜1011Ω・cmの範囲の比抵抗を有するものを好適に用いることができる。本発明の下引き層(22)は、酸化チタン、シリカ、アルミナ、酸化ジルコニウム、酸化スズ、酸化インジウム等で例示できる平均粒径の異なる2種の金属酸化物を含有するものであるが、一般に、これらの金属酸化物に含有されているNa2O、K2O等の吸湿性物質およびイオン性物質等の不純物が電子写真特性に影響する場合があることから、本発明に用いられる金属酸化物の純度は、95%以上のものが望ましい。
また、これらの金属酸化物は、分散性向上等の諸特性を改善するために、含水アルミナ処理、含水二酸化ケイ素系処理等による表面被覆処理を施したもの等を適宜用いることができ、均一な表面処理を行うために、金属酸化物粒子の表面に複数回の表面処理を施すことも有効である。
金属酸化物と結着樹脂との重量比は、3/1〜8/1であることが好ましい。3/1以下であると、下引き層中のキャリア輸送性能が低下するために残留電位の蓄積が生じたり、光応答性が低下するようになる。一方、8/1以上であると、下引き層中の空隙が増大し、下引き層上に中間層を形成した場合に気泡が生じるようになる。
下引き層(22)の塗膜の熱硬化は、下引き層塗布後直ちに行ってもよいが、下引き層上の中間層(23)を形成する際の過熱によって行ってもよい。
乾燥温度は、10℃〜250℃、好ましくは100℃〜200℃の範囲で5分〜5時間、好ましくは10分〜2時間の送風乾燥または静止乾燥により行うことができる。
下引き層(22)の膜厚は、1μm以上が好ましく、更に好ましくは、請求項7に記載するように3〜10μm程度が適当である。
一般式(1)中のR’で表される有機機としては、アセチルアセトン、2,4−ヘプタンジオンなどのβ−ジケトン類、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル、アセト酢酸プロピル、アセト酢酸ブチルなどのケトエステル類、乳酸、酢酸、サリチル酸、リンゴ酸などのヒドロキシカルボン酸類、乳酸メチル、乳酸エチル、サリチル酸エチル、リンゴ酸エチルなどのヒドロキシカルボン酸エステル類、ジエチレングリコール、オクタンジオール、ヘキサンジオールなどのグリコール類、4−ヒドロキシ−4−メチル−2−ペンタノンなどのケトアルコール類から水素や水酸基が一部抜け、ジルコニウムと結合したものが好ましい特性を与える。
ジルコニウム化合物の例としては、ジルコニウムトリn−ブトキサイドペンタンジオネート、ジルコニウムジ−n−ブトキサイド(ビス−2,4−ペンタンジオネート)、ジルコニウムトリイソプロポキサイドペンタンジオネート、ジルコニウムジイソプロポサイド(ビス−2,4−ペンタンジオネート)、ジルコニウムトリn−ブトキサイドエチルアセトアセテート、ジルコニウムジ−n−ブトキサイド(ビスエチルアセトアセテート)、ジルコニウムトリn−ブトキサイドメチルアセトアセテート、ジルコニウムジ−n−ブトキサイド(ビスメチルアセトアセテート)、ジルコニウムジイソプロポキサイドビス(2,2,6,6,−テトラメチル−3,5,−ヘプタンジオネート)、ジルコニウムビス(トリエタノールアミン)ジ−n−ブトキサイド、ジルコニウムラクテート、メタクリレートジルコニウムブトキサイド、ステアリレートジルコニウムブトキサイド、イソステアレートジルコニウムブトキサイド等が挙げられるがこれらに限定されるものでなく、これらを単独もしくは2種以上組み合わせて用いてもよい。
本発明において、中間層の形成には、上記金属有機化合物の外にも、シランカップリング剤を混合して用いてもよい。
中間層(23)の形成の際には、本発明の有機金属化合物を適当な溶剤に混合した中間層用塗工液が用いられる。必要に応じてシランカップリング剤を用いることもできる。この中間層用塗工液に用いられる溶剤としては、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等の脂肪族アルコール系溶剤、トルエン等の芳香族炭化水素系溶剤、酢酸エチル、セロソルブアセテート等のエステル系溶剤が挙げられ、これらは単独、あるいは2種以上を混合して用いることができる。
中間層(23)の膜厚は、残留電位の上昇や感度低下を引き起こすことなく、電気的なブロッキング機能を有する3μm以下が好ましく、更に好ましくは、請求項6に記載するように0.05〜0.5μm程度が適当である。
さらに、中間層(23)の下に形成されている下引き層(22)が、支持体表面の欠陥部の隠蔽効果を持ち、さらに接触帯電手段を有する画像形成装置に用いた場合にも、ピンホールの発生を防止するために、厚膜化の必要性はなくなり、薄膜であっても、電子写真特性上の問題はない。
はじめに電荷発生層(24)について説明する。
電荷発生層(24)は、画像露光により潜像電荷を発生分離させることを目的とし、電荷発生物質を主成分とする層で、必要に応じてバインダー樹脂を併用することもできる。電荷発生物質としては、無機系材料と有機系材料を用いることができる。
無機系材料には、結晶セレン、アモルファスセレン、セレン−テルル、セレン−テルル−ハロゲン、セレン−ヒ素化合物や、アモルファスシリコン等が挙げられる。アモルファスシリコンにおいては、ダングリングボンドを水素原子、ハロゲン原子でターミネートしたものや、ホウ素原子、リン原子等をドープしたものが良好に用いられる。
これらのバインダー樹脂は、単独または2種以上の混合物として用いてもよい。
結着樹脂の量は、電荷発生物質100重量部に対し0〜500重量部、好ましくは10〜300重量部が適当である。
高分子電荷輸送物質として、以下のような公知の材料が使用できる。
たとえば、ポリ−N−ビニルカルバゾール等のカルバゾ−ル環を有する重合体、特開昭57−78402号公報等に例示されるヒドラゾン構造を有する重合体、特開昭63−285552号公報等に例示されるポリシリレン重合体、特開平8−269183号公報、特開平9−151248号公報、特開平9−71642号公報、特開平9−104746号公報、特開平9−328539号公報、特開平9−272735号公報、特開平9−241369号公報、特開平11−29634号公報、特開平11−5836号公報、特開平11−71453号公報、特開平9−221544号公報、特開平9−227669号公報、特開平9−157378号公報、特開平9−302084号公報、特開平9−302085号公報、特開平9−268226号公報、特開平9−235367号公報、特開平9−87376号公報、特開平9−110976号公報、特開2000−38442号公報に例示される芳香族ポリカーボネートが挙げられる。これらの高分子電荷輸送物質は、単独または2種以上の混合物として用いることができる。
電荷発生層(24)に併用できる低分子電荷輸送物質には、正孔輸送物質と電子輸送物質とがある。
電子輸送物質としては、たとえばクロルアニル、ブロムアニル、テトラシアノエチレン、テトラシアノキノジメタン、2,4,7−トリニトロ−9−フルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロ−9−フルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロキサントン、2,4,8−トリニトロチオキサントン、2,6,8−トリニトロ−4H−インデノ〔1,2−b〕チオフェン−4−オン、1,3,7−トリニトロジベンゾチオフェン−5,5−ジオキサイド、ジフェノキノン誘導体などの電子受容性物質が挙げられる。これらの電子輸送物質は、単独または2種以上の混合物として用いることができる。
電荷発生層(24)を形成する方法には、真空薄膜作製法と溶液分散系からのキャスティング法とに大別できる。
前者の方法には、真空蒸着法、グロー放電分解法、イオンプレーティング法、スパッタリング法、反応性スパッタリング法、CVD法などが用いられ、上述した無機系材料、有機系材料が良好に形成できる。
また、後者のキャスティング法によって電荷発生層を設けるには、上述した無機系もしくは有機系電荷発生物質を必要ならばバインダー樹脂とともに、例えばテトラヒドロフラン、シクロヘキサノン、ジオキサン、ジクロロエタン、ブタノン等の溶剤を用いてボールミル、アトライター、サンドミルなどにより分散し、分散液を適度に希釈して塗布することにより、形成できる。塗布は、浸漬塗工法やスプレーコート法、ビードコート法などを用いて行なうことができる。
以上のようにして設けられる電荷発生層(24)の膜厚は、0.01〜5μm程度が適当であり、好ましくは0.05〜2μmである。
電荷輸送層(25)は、帯電電荷を保持させ、かつ露光により電荷発生層(24)で発生した電荷を移動させて保持していた帯電電荷と結合させることを目的とする層である。帯電電荷を保持させる目的達成のために電気抵抗が高いことが要求され、また保持していた帯電電荷で高い表面電位を得る目的と達成するためには、誘電率が小さくかつ電荷移動性が良いことが要求される。これらの要件を満足させるための電荷輸送層は、電荷輸送物質および結着樹脂を適当な溶剤に溶解ないし分散し、これを電荷発生層(24)上に塗布、乾燥することにより形成できる。
電荷輸送物質としては、前記電荷発生層(24)で記載した電子輸送物質、正孔輸送物質を用いることができる。
また、電荷輸送層(25)には、結着樹脂としての機能と電荷輸送物質としての機能を持った高分子電荷輸送物質も良好に使用される。これらの高分子電荷輸送物質から構成される電荷輸送層は、耐摩耗性に優れ有効である。本発明においては、これらの高分子電荷輸送物質に前述の結着樹脂や低分子電荷輸送物質を混合して用いることも可能である。高分子電荷輸送物質としては、前記電荷発生層(24)で記載したような公知の材料を用いることができるが、特に、トリアリールアミン構造を主鎖および/又は側鎖に含むポリカーボネートが良好に用いられる。中でも、下記の一般式(1)〜(10)の高分子電荷輸送物質が特に有効に用いられ、これらを以下に例示し、具体例を示す。
併用できるレベリング剤としてはジメチルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル等のシリコーンオイル類や側鎖にパーフルオロアルキル基を有するポリマーあるいはオリゴマーが使用され、その使用量は結着樹脂100重量部に対して0〜1重量部程度が適当である。
また、併用できる可塑剤としては、例えばハロゲン化パラフィン、ジメチルナフタレン、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレート、トリクレジルホスフェート等やポリエステル等の重合体および共重合体などが挙げられ、その使用量は結着樹脂100重量部に対して0〜30重量部程度が適当である。
塗工方法としては浸漬法、スプレー塗工法、リングコート法、ロールコータ法、グラビア塗工法、ノズルコート法、スクリーン印刷法等が採用される。塗工の際に、塗工液が下層の感光層を溶解してしまうような場合は、下層と塗工液の接触時間、下層と塗工液中の溶媒との接触量を制御し易い、スプレー塗工法、リングコート法などを用いるのが良い。
更に、電荷輸送層(25)が感光体の最表層となる場合、無機および/または有機粒子を含有させることも有効である。
一般に、有機感光体は、耐久性が低いことが大きな欠点となっている。
感光体表面の摩耗や傷などの機械的負荷に対する耐久性と繰り返し使用による残留電位の蓄積や帯電性低下などの静電特性上の耐久性に大別されるが、機械的耐久性に劣ることも感光体の寿命を決定する要因となっている。また、これらの耐久性以外に、感光体表層は、コロナ帯電時に生ずるオゾンによって生成する低抵抗物質の付着、あるいはトナーのクリーニング不良によるフィルミング、融着といった画像劣化を引き起こす要因を持っている。そのため、機械的耐久性とともに感光体寿命を左右する感光体表面への各種付着物に対する離型性も求められる。
更にこれらの粒子は、分散性向上、表面性改質等の理由から少なくとも1種の無機物、有機物で表面処理させることが好ましい。
電荷輸送層(25)が最表層の場合、無機および/または有機粒子の含有量は全固形分に対して0〜40重量%が好ましく、さらに好ましくは0.1〜30重量%である。含有量が0.1重量%未満であると、耐摩耗性の点で好ましくない。また、40重量%を越えると膜の不透明化による解像度の低下、感度低下による画像濃度低下など画像劣化が発生する。また、粒子の体積平均粒径は0.05〜1.0μm、好ましくは0.05〜0.8μmに粉砕、分散するのが好ましい。粒径が0.05μmより小さいと均一な分散が行ないにくく、粒径が1.0μmより大きいと粒子が感光体表面に頭出し、クリーニングブレードを傷つけクリーニング不良が発生する場合がある。
これまで、感光層が積層の場合について述べたが、本発明においては、感光層(26)が単層構成でも構わない。単層構成の感光層(26)は、前述した電荷発生物質、電荷輸送物質、結着樹脂等を適当な溶剤に溶解ないし分散し、これを中間層(23)上に塗布、乾燥することにより形成できる。結着樹脂としては、電荷発生層(24)や電荷輸送層(25)の説明で挙げた材料を用いることができる。さらに、前述した高分子電荷輸送物質も結着樹脂と電荷輸送物質の機能を併せ持つため、良好に使用される。
また、先の電荷輸送層(25)の説明に記載した無機、有機粒子も良好に使用できる。
感光層(26)は、電荷発生物質、結着樹脂を電荷輸送物質とともにテトラヒドロフラン、ジオキサン、ジクロロエタン、シクロヘキサノン、トルエン、メチルエチルケトン、アセトン等の溶剤に溶解ないし分散し、これを浸漬塗工法やスプレーコート、ビードコート、リングコートなどで塗工して形成できる。
また、必要により前記の可塑剤やレベリング剤等の各種添加剤を添加することもできる。感光層(26)の膜厚は、5〜50μm程度が適当であり、好ましくは、10〜40μm程度が適当である。
これに使用される材料としては、ABS樹脂、ACS樹脂、オレフィン/ビニルモノマー共重合体、塩素化ポリエーテル、アリル樹脂、フェノール樹脂、ポリアセタール、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリアクリレート、ポリアリルスルホン、ポリブチレン、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリエーテルスルホン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリイミド、アクリル樹脂、ポリメチルペンテン、ポリプロピレン、ポリフェニレンオキシド、ポリスルホン、AS樹脂、AB樹脂、BS樹脂、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、エポキシ樹脂等の樹脂が挙げられる。
保護層(27)にはその他、耐摩耗性を向上する目的で、電荷輸送層(25)の説明に記載した無機および/または有機粒子を添加することもできる。保護層(27)の形成法としては、通常の塗布法が採用される。なお、保護層(27)の厚さは、0.5〜10μm程度が適当である。また、以上のほかに真空薄膜作製法にて形成したi−C、a−SiCなど公知の材料も保護層として用いることができる。また、必要により、前述の電荷輸送物質、酸化防止剤、可塑剤やレベリング剤を添加することもできる。
また、2種以上の酸化防止剤を混合して添加することにより効果が顕著に高まることがあり、有効である。本発明に用いることができる酸化防止剤として、下記のものが挙げられる。
2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール、ブチル化ヒドロキシアニソール、2,6−ジ−t−ブチル−4−エチルフェノール、n−オクタデシル−3−(4’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−ブチルフェノール)、2,2’−メチレン−ビス−(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2’−メチレン−ビス−(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4’−チオビス−(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4’−ブチリデンビス−(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、1,1,3−トリス−(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、テトラキス−[メチレン−3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン、ビス[3,3’−ビス(4’−ヒドロキシ−3’−t−ブチルフェニル)ブチリックアッシド]クリコールエステル、トコフェロール類など。
N−フェニル−N’−イソプロピル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ジ−sec−ブチル−p−フェニレンジアミン、N−フェニル−N−sec−ブチル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ジ−イソプロピル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ジメチル−N,N’−ジ−t−ブチル−p−フェニレンジアミンなど。
(ハイドロキノン類)
2,5−ジ−t−オクチルハイドロキノン、2,6−ジドデシルハイドロキノン、2−ドデシルハイドロキノン、2−ドデシル−5−クロロハイドロキノン、2−t−オクチル−5−メチルハイドロキノン、2−(2−オクタデセニル)−5−メチルハイドロキノンなど。
ジラウリル−3,3’−チオジプロピオネート、ジステアリル−3,3’−チオジプロピオネート、ジテトラデシル−3,3’−チオジプロピオネートなど。
(有機燐化合物類)
トリフェニルホスフィン、トリ(ノニルフェニル)ホスフィン、トリ(ジノニルフェニル)ホスフィン、トリクレジルホスフィン、トリ(2,4−ジブチルフェノキシ)ホスフィンなど。
これら化合物は、ゴム、プラスチック、油脂類などの酸化防止剤として知られており、市販品を容易に入手できる。
本発明は、上記電子写真感光体を提供すると共に、本発明の電子写真感光体、帯電手段、画像露光手段、現像手段、および転写手段を用いることを特徴とする画像形成方法、本発明の電子写真感光体、帯電手段、画像露光手段、現像手段、および転写手段を有することを特徴とする画像形成装置を提供するものである。
図4は、本発明の画像形成方法及び画像形成装置を示す概略図である。
感光体(11)には、上記本発明の電子写真感光体が用いられている。
図4においては、感光体(11)は、ドラム状の形状を示しているが、シート状であってもよく、図5に示すようにエンドレスベルト状のものであってもよい。
帯電手段(12)は、コロトロン、スコロトロン、固体帯電器(ソリッド・ステート・チャージャー)、帯電ローラを始めとする公知の手段が用いられる。帯電手段(12)は、オゾン発生の低減や消費電力の低減の観点から、感光体に対し接触もしくは近接配置したものが良好に用いられる。中でも、帯電手段への汚染を防止するため、感光体と帯電手段表面の間に適度な空隙を有する感光体近傍に近接配置された帯電機構が有効に使用される。本発明の効果は前述したように接触配置した帯電手段を用いた場合に顕著となる。本発明の転写手段には、一般に上記の帯電器が使用できるが、転写チャージャと分離チャージャを併用したものが効果的である。
図5は、本発明の別の画像形成方法及び画像形成装置を示す概略図である。感光体(11)には、上記本発明の電子写真感光体が用いられている。感光体(11)は、駆動手段(1C)により駆動され、帯電手段(12)による帯電、露光手段(13)による像露光、現像(図示せず)、転写手段(16)による転写、クリーニング前露光手段(1B)によるクリーニング前露光、クリーニング手段(17)によるクリーニング、除電手段(1A)による除電が繰返し行なわれる。図6においては、感光体(この場合は支持体が透光性である)の支持体側よりクリーニング前露光の光照射が行なわれる。
これまでに説明した画像形成手段は、複写装置、ファクシミリ、プリンター内に固定して組み込まれていてもよいが、プロセスカートリッジの形態でこれら装置内に組み込まれ、着脱自在としたものであってもよい。プロセスカートリッジとは、感光体を内蔵し、他に帯電手段、画像露光手段、現像手段、転写手段、定着手段、転写手段、およびクリーニング手段のうち、少なくとも一つの手段を含んだ一つの装置(部品)である。
本発明で使用される導電性支持体は、サーフコム1400D(東京精密製)を用い、表面粗さRz(JIS B0601−1994規格)を評価長さ(Ln):4mm、基準長さ(L):0.8mm、最大高さRy(JIS B0601−1994規格)を評価長さ(L):4mm、基準長さ(L):0.8mmにて測定した。
最大高さ(Ry)とは、粗さ曲線から、その平均線の方向に基準長さ(L)だけ抜き取り、この抜き取り部分の平均線の長さから最も高い山頂までの高さ(Yp)と、最も低い谷底までの深さ(Yv)との和である。
なお、実施例中使用する部は、すべて重量部を表す。
(実施例1)
[感光体作製例1]
導電性円筒状支持体として、直径30mm、長さ340mmの3003系アルミニウム合金からなるED管(十点平均粗さ(Rz):0.55μm、最大高さ(Ry):0.7μm)を用意した。このED管上に、下記組成の下引き層用塗工液、中間層用塗工液、電荷発生層用塗工液、電荷輸送層用塗工液を順次、塗布乾燥することにより、本発明の感光体1を得た。
下記組成からなる混合物をボールミルで72時間分散し、下引き層用塗工液を作成した。この下引き層用塗工液を、上記ED管上に浸漬塗布した後、120℃で25分間乾燥し、約3.0μmの下引き層を形成した。
酸化チタンT1 40部
(CR−EL 平均粒径:0.25μm、石原産業(株)社製)
酸化チタンT2 60部
(PT−401M 平均粒径:0.07μm、石原産業(株)社製
アルキッド樹脂 20部
(ベッコライト M6401−50、固形分:50%、大日本インキ化学工業(株)
社製)
メラミン樹脂 10部
(スーパーベッカミン G−821−60、固形分:60%、大日本インキ化学工業
(株)社製)
メチルエチルケトン 100部
下記構成の中間層用塗工液を前記下引き層上に、リング塗工機により塗布し、140℃で10分間加熱し、約0.15μm中間層を形成した。
トリブトキシジルコニウムアセチルアセトネート 10部
(オルガチックスZC540、松本製薬(株)製)
エチルアルコール 75部
n−ブチルアルコール 25部
〔電荷発生層用塗工液〕
下記組成の電荷発生層用塗工液を前記中間層上に浸漬塗布した後、120℃で20分間加熱乾燥して、0.2μmの電荷発生層を形成した。
オキソチタニウムフタロシアニン顔料 2部
ポリビニルブチラール 0.2部
(エスレックBM−S、積水化学工業(株)製)
テトラヒドロフラン 50部
下記組成の電荷輸送層用塗工液を前記電荷発生層上に浸漬塗布した後、135℃で20分間加熱乾燥して、20μmの電荷輸送層を形成した。
下記構造式で表される電荷輸送物質(D−1) 10部
(パンライトTS−2050:帝人化成社製)
シリコーンオイル 0.002部
(KF−50、信越化学工業社製)
テトラヒドロフラン 100部
[感光体作製例2]
感光体作製例1における下引き層の膜厚を6.0μmに変更した以外は、感光体作製例1と同様に感光体2を作製した。
(実施例3)
[感光体作製例3]
感光体作製例2における中間層用塗工液を下記組成のものに変更した以外は、感光体作製例2と同様に感光体3を作製した。
〔中間層用塗工液〕
トリブトキシジルコニウムアセチルアセトネート 10部
(オルガチックスZC540、松本製薬(株)製)
γ−アミノプロピルトリメトキシシラン 0.24部
(A1110、日本ユニカー(株)製)
エチルアルコール 75部
n−ブチルアルコール 25部
[感光体作製例4]
感光体作製例3における下引き層用塗工液を下記組成のものに変更した以外は、感光体作製例3と同様に感光体4を作製した。
〔下引き層用塗工液〕
酸化チタンT1 40部
(CR−EL 平均粒径:0.25μm、石原産業(株)社製)
酸化チタンT2 40部
(PT−401M 平均粒径:0.07μm、石原産業(株)社製)
アルキッド樹脂 16部
(ベッコライト M6401−50、固形分:50%、大日本インキ化学工業(株)
社製)
メラミン樹脂 9部
(スーパーベッカミン G−821−60、固形分:60%、大日本インキ化学工業
(株)社製)
メチルエチルケトン 80部
[感光体作製例5]
感光体作製例3における下引き層用塗工液を下記組成のものに変更した以外は、感光体作製例3と同様に感光体5を作製した。
〔下引き層用塗工液〕
酸化チタンT1 20部
(CR−EL 平均粒径:0.25μm、石原産業(株)社製)
酸化チタンT2 80部
(PT−401M 平均粒径:0.07μm、石原産業(株)社製)
アルキッド樹脂 20部
(ベッコライト M6401−50、固形分:50%、大日本インキ化学工業(株)
社製)
メラミン樹脂 10部
(スーパーベッカミン G−821−60、固形分:60%、大日本インキ化学工業
(株)社製)
メチルエチルケトン 100部
[感光体作製例6]
感光体作製例3における下引き層用塗工液を下記組成のものに変更した以外は、感光体作製例3と同様に感光体6を作製した。
〔下引き層用塗工液〕
酸化チタンT1 100部
(CR−EL 平均粒径:0.25μm、石原産業(株)社製)
アルキッド樹脂 20部
(ベッコライト M6401−50、固形分:50%、大日本インキ化学工業(株)
社製)
メラミン樹脂 10部
(スーパーベッカミン G−821−60、固形分:60%、大日本インキ化学工業
(株)社製)
メチルエチルケトン 100部
[感光体作製例7]
感光体作製例6において、中間層を設けない以外は感光体作製例6と同様に感光体7を作製した。
(実施例6)
[感光体作製例8]
感光体作製例1における下引き層用塗工液を下記組成のものに変更した以外は、感光体作製例1と同様に感光体8を作製した。
〔下引き層用塗工液〕
酸化チタンT1 40部
(TA−3000 平均粒径:0.30μm、富士チタン工業(株)社製)
酸化チタンT2 60部
(PT−401M 平均粒径:0.07μm、石原産業(株)社製
フェノール樹脂 23部
(ブライオーフェン J−325、固形分:70%、大日本インキ化学工業(株)
社製)
2−メトキシ−1−プロパノール 100部
[感光体作製例9]
感光体作製例8における下引き層の膜厚を6.0μmに変更した以外は、感光体作製例8と同様に感光体9を作製した。
(実施例8)
[感光体作製例10]
感光体作製例9における中間層用塗工液を下記組成のものに変更した以外は、感光体作製例9と同様に感光体10を作製した。
〔中間層用塗工液〕
トリブトキシジルコニウムアセチルアセトネート 16.5部
(オルガチックスZC540、松本製薬工業(株)製)
N(3−トリブトキシシリルプロピル)−1,6−ヘキシレンジアミン 5部
(KBM−6063、信越化学工業(株)製)
イソプロピルアルコール 400部
[感光体作製例11]
感光体作製例3において、下引き層用塗工液を下記組成のものに変更し、4.5μmの下引き層を設けた以外は感光体作製例3と同様に感光体11を作製した。
〔下引き層用塗工液〕
酸化チタンT1 40部
(CR−EL 平均粒径:0.25μm、石原産業(株)社製)
酸化チタンT2 60部
(PT−401M 平均粒径:0.07μm、石原産業(株)社製)
ポリアミド樹脂 25部
(アミランCM8000、東レ(株)社製)
メチルアルコール 64部
n−ブチルアルコール 16部
[感光体作製例12]
感光体作製例3において下引き層を設けない以外は、感光体作製例3と同様に感光体12を作製した。
(比較例5)
[感光体作製例13]
感光体作製例2における中間層用塗工液を下記組成のものに変更し、中間層の膜厚を1.0μmに変更した以外は、感光体作製例2と同様に感光体13を作製した。
〔中間層用塗工液〕
ポリアミド樹脂 8部
(CM8000、東レ(株)社製)
メチルアルコール 60部
n−ブチルアルコール 32部
(比較例6)
[感光体作製例14]
感光体作製例2において中間層を設けない以外は、感光体作製例2と同様に感光体14を作製した。
[感光体作製例15]
感光体作製例2における中間層用塗工液を下記組成のものに変更し、1.5μmの中間層を設けた以外は感光体作製例2と同様に感光体15を作製した。
〔中間層用塗工液〕
トリブトキシジルコニウムアセチルアセトネート 20部
(オルガチックスZC540、松本製薬工業(株)製)
γ−アミノプロピルトリメトキシシラン 2部
(A1110、日本ユニカー(株)製)
ポリビニルブチラール樹脂 1.5部
(エスレックBM−S、積水化学(株)製)
n−ブチルアルコール 70部
[感光体作製例16]
感光体作製例3における電荷輸送層用塗工液を下記組成のものに変更した以外は、感光体作製例3と同様に感光体16を作製した。
〔電荷輸送層用塗工液〕
上記電荷輸送物質(D−1) 10部
ビスフェノールZポリカーボネート 10部
(パンライトTS−2050:帝人化成社製)
ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)粒子
(ルブルンL−2、ダイキン工業(株)製) 1部
クシ型フッ素系グラフトポリマー
(GF300、東亜合成化学工業社製) 0.1部
テトラヒドロフラン 70部
[感光体作製例17]
感光体作製例3における電荷輸送層用塗工液を下記組成のものに変更した以外は、感光体作製例3と同様に感光体17を作製した。
〔電荷輸送層用塗工液〕
下記構造式で表される高分子電荷輸送(PD−1) 10部
テトラヒドロフラン 100部
[感光体作製例18]
感光体作製例1における導電性円筒状支持体を、直径24mm、長さ246mmの3003系アルミニウム合金からなるED管(十点平均粗さ(Rz):0.80μm、最大高さ(Ry):1.0μm)に変更し、中間層用塗工液および電荷発生層用塗工液を下記組成のものに変更した以外は、感光体作製例1と同様に感光体18を作製した。
〔中間層用塗工液〕
ジプロピルオキシチタンアセチルアセトネート 10部
(TC100、松本製薬工業(株)社製)
イソプロピルアルコール 70部
〔電荷発生層用塗工液〕
下記構造式で表されるビスアゾ顔料 2.5部
(エスレックBM−1:積水化学工業(株)製)
シクロヘキサノン 200部
メチルエチルケトン 80部
[感光体作製例19]
感光体作製例18における下引き層の膜厚を6.0μmに変更した以外は、感光体作製例18と同様に感光体19を作製した。
(実施例13)
[感光体作製例20]
感光体作製例19における中間層用塗工液を下記組成のものに変更した以外は、感光体作製例19と同様に感光体20を作製した。
〔中間層用塗工液〕
ジプロピルオキシチタンアセチルアセトネート 10部
(オルガチックスTC100、松本製薬工業(株)社製)
γ−アミノプロピルトリメトキシシラン 1部
(A1110、日本ユニカー(株)製)
イソプロピルアルコール 40部
n−ブチルアルコール 20部
[感光体作製例21]
感光体作製例19における下引き層用塗工液を下記組成のものに変更し、中間層を設けない以外は、感光体作製例19と同様に感光体21を作製した。
〔下引き層用塗工液〕
酸化チタンT1 40部
(CR−EL 平均粒径:0.25μm、石原産業(株)社製)
酸化チタンT2 40部
(PT−401M 平均粒径:0.07μm、石原産業(株)社製)
アルキッド樹脂 16部
(ベッコライト M6401−50、固形分:50%、大日本インキ化学工業(株)
社製)
メラミン樹脂 9部
(スーパーベッカミン G−821−60、固形分:60%、大日本インキ化学工業
(株)社製)
メチルエチルケトン 80部
[感光体作製例22]
感光体作製例20における下引き層用塗工液を下記組成のものに変更した以外は、感光体作製例20と同様に感光体22を作製した。
〔下引き層用塗工液〕
酸化チタンT1 85部
(CR−EL 平均粒径:0.25μm、石原産業(株)社製)
酸化チタンT2 15部
(PT−401M 平均粒径:0.07μm、石原産業(株)社製)
アルキッド樹脂 20部
(ベッコライト M6401−50、固形分:50%、大日本インキ化学工業(株)
社製)
メラミン樹脂 10部
(スーパーベッカミン G−821−60、固形分:60%、大日本インキ化学工業
(株)社製)
メチルエチルケトン 100部
[感光体作製例23]
感光体作製例20における下引き層用塗工液を下記組成のものに変更した以外は、感光体作製例20と同様に感光体23を作製した。
〔下引き層用塗工液〕
酸化チタンT1 30部
(CR−EL 平均粒径:0.25μm、石原産業(株)社製)
酸化チタンT2 50部
(TTO−F1 平均粒径:0.04μm、石原産業(株)社製)
アルキッド樹脂 16部
(ベッコライト M6401−50、固形分:50%、大日本インキ化学工業(株)
社製)
メラミン樹脂 9部
(スーパーベッカミン G−821−60、固形分:60%、大日本インキ化学工業
(株)社製)
メチルエチルケトン 100部
[感光体作製例24]
感光体作製例20における下引き層用塗工液を下記組成のものに変更した以外は、感光体作製例20と同様に感光体24を作製した。
〔下引き層用塗工液〕
酸化チタンT1 100部
(CR−EL 平均粒径:0.25μm、石原産業(株)社製)
アルキッド樹脂 20部
(ベッコライト M6401−50、固形分:50%、大日本インキ化学工業(株)
社製)
メラミン樹脂 10部
(スーパーベッカミン G−821−60、固形分:60%、大日本インキ化学工業
(株)社製)
メチルエチルケトン 100部
[感光体作製例25]
感光体作製例20における下引き層用塗工液を下記組成のものに変更した以外は、感光体作製例20と同様に感光体25を作製した。
〔下引き層用塗工液〕
酸化チタンT2 100部
(PT−401M 平均粒径:0.07μm、石原産業(株)社製)
アルキッド樹脂 20部
(ベッコライト M6401−50、固形分:50%、大日本インキ化学工業(株)
社製)
メラミン樹脂 10部
(スーパーベッカミン G−821−60、固形分:60%、大日本インキ化学工業
(株)社製)
メチルエチルケトン 100部
[感光体作製例26]
感光体作製例18において、下引き層用塗工液を下記組成のものに変更し、1.0μmの下引き層を設けた以外は感光体作製例5と同様に感光体26を作製した。
〔下引き層用塗工液〕
ポリアミド 8部
(CM8000、東レ社製)
メチルアルコール 60部
n−ブチルアルコール 32部
(比較例12)
[感光体作製例27]
感光体作製例20において下引き層を設けない以外は、感光体作製例20と同様に感光体27を作製した。
[感光体作製例28]
感光体作製例27における中間層用塗工液を下記組成のものに変更し、1.5μmの中間層を設けた以外は感光体作製例27と同様に感光体28を作製した。
〔中間層用塗工液〕
ジプロピルオキシチタンアセチルアセトネート 10部
(オルガチックスTC100、松本製薬工業(株)社製)
γ−アミノプロピルトリメトキシシラン 1部
(A1110、日本ユニカー(株)製)
ポリビニルブチラール樹脂 1.5部
(エスレックBM−1、積水化学(株)製)
イソプロピルアルコール 70部
[感光体作製例29]
感光体作製例20における中間層用塗工液を下記組成のものに変更した以外は、感光体作製例20と同様に感光体29を作製した。
〔中間層用塗工液〕
ジプロピルオキシチタンアセチルアセトネート 10部
(オルガチックスTC100、松本製薬工業(株)社製)
γ−アミノプロピルトリメトキシシラン 1部
(A1110、日本ユニカー(株)製)
ポリビニルブチラール樹脂 1.5部
(エスレックBM−1、積水化学(株)製)
イソプロピルアルコール 70部
[感光体作製例30]
感光体作製例20における電荷輸送層塗工液を下記組成のものに変更した以外は、感光体作製例20と同様に感光体30を作製した。
〔電荷輸送層用塗工液〕
下記構造式で表される高分子電荷輸送(PD−2) 10部
テトラヒドロフラン 100部
[感光体作製例31]
感光体作製例20における電荷輸送層塗工液を下記組成のものに変更した以外は、感光体作製例20と同様に感光体31を作製した。
〔電荷輸送層用塗工液〕
下記構造式で表される高分子電荷輸送(PD−3) 10部
テトラヒドロフラン 100部
[感光体作製例32]
感光体作製例20における電荷輸送層上に、下記組成の保護層用塗工液をスプレー塗工した後、110℃20分間加熱乾燥して、5μmの保護層を設けた以外は感光体作製例20と同様に感光体32を作製した。
〔保護層用塗工液〕
上記電荷輸送物質(D−1) 7部
ビスフェノールZポリカーボネート 10部
(パンライトTS−2050:帝人化成社製)
アルミナ微粒子 6部
(スミコランダムAA−03 中心粒径0.3μm 住友化学工業製)
分散助剤 0.08部
(ビックケミージャパン製BYK−P104)
テトラヒドロフラン 700部
シクロヘキサノン 200部
[感光体作製例33]
導電性支持体として、厚さ30μmのニッケルシームレスベルト(十点平均粗さ(Rz):0.70μm、最大高さ(Ry):1.1μm)を用意した。このニッケルシームレスベルト上に下記組成の下引き層用塗工液、中間層用塗工液を順次、塗布乾燥することにより、本発明の感光体33を得た。
〔下引き層用塗工液〕
下記組成からなる混合物をボールミルで72時間分散し、下引き層用塗工液を作成した。この下引き層用塗工液を上記ニッケルシームレスベルト上にスプレー塗布した後、120℃で25分間乾燥し、約3.0μmの下引き層を形成した。
酸化チタンT1 40部
(CR−EL 平均粒径:0.25μm、石原産業(株)社製)
酸化チタンT2 60部
(PT−401M 平均粒径:0.07μm、石原産業(株)社製)
アルキッド樹脂 20部
(ベッコライト M6401−50、固形分:50%、大日本インキ化学工業(株)
社製)
メラミン樹脂 10部
(スーパーベッカミン G−821−60、固形分:60%、大日本インキ化学工業
(株)社製)
メチルエチルケトン 100部
〔中間層用塗工液〕
下記構成の中間層用塗工液を前記下引き層上に、スプレー塗工機により塗布し、140℃で10分間加熱し、約0.15μm中間層を形成した。
トリブトキシジルコニウムアセチルアセトネート 10部
(オルガチックスZC540、松本製薬(株)製)
エチルアルコール 75部
n−ブチルアルコール 25部
[感光体作製例34]
感光体作製例33における下引き層の膜厚を6.0μmに変更した以外は、感光体作製例33と同様に感光体34を作製した。
(実施例21)
[感光体作製例35]
感光体作製例34における下引き層用塗工液および中間層用塗工液を下記組成のものに変更した以外は、感光体作製例34と同様に感光体35を作製した。
〔下引き層用塗工液〕
酸化チタンT1 40部
(CR−EL 平均粒径:0.25μm、石原産業(株)社製)
酸化チタンT2 40部
(PT−401M 平均粒径:0.07μm、石原産業(株)社製)
アルキッド樹脂 16部
(ベッコライト M6401−50、固形分:50%、大日本インキ化学工業(株)
社製)
メラミン樹脂 9部
(スーパーベッカミン G−821−60、固形分:60%、大日本インキ化学工業
(株)社製)
メチルエチルケトン 80部
〔中間層用塗工液〕
トリブトキシジルコニウムアセチルアセトネート 10部
(オルガチックスZC540、松本製薬(株)製)
γ−アミノプロピルトリメトキシシラン 0.24部
(A1110、日本ユニカー(株)製)
エチルアルコール 75部
n−ブチルアルコール 25部
[感光体作製例36]
感光体作製例35における下引き層用塗工液を下記組成のものに変更した以外は、感光体作製例35と同様に感光体36を作製した。
〔下引き層用塗工液〕
酸化チタンT1 85部
(CR−EL 平均粒径:0.25μm、石原産業(株)社製)
酸化チタンT2 15部
(PT−401M 平均粒径:0.07μm、石原産業(株)社製)
アルキッド樹脂 20部
(ベッコライト M6401−50、固形分:50%、大日本インキ化学工業(株)
社製)
メラミン樹脂 10部
(スーパーベッカミン G−821−60、固形分:60%、大日本インキ化学工業
(株)社製)
メチルエチルケトン 100部
[感光体作製例37]
感光体作製例34における中間層用塗工液を下記組成のものに変更し、1.5μmの中間層を設けた以外は、感光体作製例34と同様に感光体37を作製した。
〔中間層用塗工液〕
トリブトキシジルコニウムアセチルアセトネート 20部
(オルガチックスZC540、松本製薬工業(株)製)
γ−アミノプロピルトリメトキシシラン 2部
(A1110、日本ユニカー(株)製)
ポリビニルブチラール樹脂 1.5部
(エスレックBM−S、積水化学(株)製)
n−ブチルアルコール 70部
[感光体作製例38]
感光体作製例35における下引き層用塗工液を下記組成のものに変更した以外は、感光体作製例35と同様に感光体38を作製した。
〔下引き層用塗工液〕
酸化チタンT1 40部
(CR−EL 平均粒径:0.25μm、石原産業(株)社製)
酸化チタンT2 60部
(PT−401M 平均粒径:0.07μm、石原産業(株)社製)
フェノール樹脂 23部
(ブライオーフェン J−325、固形分:70%、大日本インキ化学工業(株)
社製)
2−メトキシ−1−プロパノール 100部
[感光体作製例39]
感光体作製例35における下引き層用塗工液を下記組成のものに変更した以外は、感光体作製例35と同様に感光体39を作製した。
〔下引き層用塗工液〕
酸化チタンT1 30部
(PT−401M 平均粒径:0.07μm、石原産業(株)社製)
酸化チタンT2 50部
(TTO−F1 平均粒径:0.04μm、石原産業(株)社製)
アルキッド樹脂 16部
(ベッコライト M6401−50、固形分:50%、大日本インキ化学工業(株)
社製)
メラミン樹脂 9部
(スーパーベッカミン G−821−60、固形分:60%、大日本インキ化学工業
(株)社製)
メチルエチルケトン 100部
[感光体作製例40]
感光体作製例35における下引き層用塗工液を下記組成のものに変更し、3.0μmの下引き層を設けた以外は、感光体作製例35と同様に感光体40を作製した。
〔下引き層用塗工液〕
酸化チタンT1 100部
(TA−3000 平均粒径:0.30μm、富士チタン工業(株)社製)
アルキッド樹脂 20部
(ベッコライト M6401−50、固形分:50%、大日本インキ化学工業(株)
社製)
メラミン樹脂 10部
(スーパーベッカミン G−821−60、固形分:60%、大日本インキ化学工業
(株)社製)
メチルエチルケトン 100部
[感光体作製例41]
感光体作製例40における下引き層の膜厚を6.0μmに変更した以外は、感光体作製例40と同様に感光体41を作製した。
(比較例18)
[感光体作製例42]
感光体作製例35における下引き層用塗工液を下記組成のものに変更し、3.0μmの下引き層を設けた以外は、感光体作製例35と同様に感光体42を作製した。
〔下引き層用塗工液〕
酸化チタンT1 100部
(CR−EL 平均粒径:0.25μm、石原産業(株)社製)
フェノール樹脂 23部
(ブライオーフェン J−325、固形分:70%、大日本インキ化学工業(株)
社製)
2−メトキシ−1−プロパノール 100部
[感光体作製例43]
感光体作製例42における下引き層の膜厚を6.0μmに変更した以外は、感光体作製例42と同様に感光体43を作製した。
(比較例20)
[感光体作製例44]
感光体作製例35における下引き層用塗工液を下記組成のものに変更した以外は、感光体作製例35と同様に感光体44を作製した
〔下引き層用塗工液〕
酸化チタンT2 100部
(PT−401M 平均粒径:0.07μm、石原産業(株)社製)
フェノール樹脂 23部
(ブライオーフェン J−325、固形分:70%、大日本インキ化学工業(株)
社製)
2−メトキシ−1−プロパノール 100部
電子写真感光体1〜17については、図6に示した電子写真プロセス用カートリッジに装着後、これを像露光手段に780nmの半導体レーザー(ポリゴン・ミラーによる書き込み)および帯電手段に接触帯電ローラを備えた画像形成装置(株式会社リコー製imagio MF−2200)に搭載し、初期の暗部電位(VD)、露光部電位(VL)を測定した。なお、露光部電位については、図6の装置の現像部に電位計プローブを装着し、帯電、画像露光後、現像部位まで移動した際の感光体表面電位を測定した。帯電電位(暗部電位:VD)を−600V、VLを−100(V)になるように初期設定を行なった。ΔVD、ΔVLは、それぞれ、初期時と5万枚通紙試験後の暗部電位、露光部電位の電位変化量を表わす。続いて、常温常湿(23℃55%RH)、低温低湿(15℃25%RH)および高温高湿(30℃80%RH)の環境下でA4サイズPPC用紙を縦方向送りで5万枚通紙し、VD、VLの測定および画像評価を実施した。
ΔVD、およびΔVLは、それぞれ、初期時と5万枚通紙試験後の暗部電位、露光部電位の電位変化量を表わす。
ΔVD=(初期時における暗部電位:−600V)−(5万枚通紙後における暗部電位)
ΔVL=(初期時における露光部電位:−100V)−(5万枚通紙後における露光部電位)
中間層表面へのクラックあるいは細孔等の発生の評価は目視にて、
◎:全く見られない
○:極僅かに観察される
△:若干観察される
×:画像品質を低下させるレベルのクラックが発生する
とした。
モアレ画像、ピンホールリーク、地汚れの評価は、
○:全く見られない
△:僅かに観察されるが、実使用上問題ない
×:画像品質を低下させるレベル
とした。
ゴーストの評価は
○:全く見られない
×:画像品質を低下させる可能性がある
とした。
12 帯電手段
13 露光手段
14 現像手段
15 トナー
16 転写手段
17 クリーニング手段
18 受像媒体
19 定着手段
21 導電性支持体
22 電荷発生層
23 電荷輸送層
24 感光層
25 下引き層
26 保護層
1A 除電手段
1B クリーニング前露光手段
1C 駆動手段
Claims (15)
- 導電性支持体上に、少なくとも下引き層、中間層および感光層を順次積層してなる電子写真感光体を有し、該下引き層が少なくとも、平均粒径の異なる2種の金属酸化物と熱硬化性樹脂を含有し、かつ該中間層が有機金属化合物を主成分として含有するものであり、さらに、接触配置された帯電部材により帯電を行なう帯電手段、画像露光手段、現像手段、および転写手段を有することを特徴とする画像形成装置。
- 前記金属酸化物が酸化チタンであり、かつ一方の酸化チタン(T1)の平均粒径を(D1)、他方の酸化チタン(T2)の平均粒径を(D2)とした場合、0.2<D2/D1≦0.5の関係を満たすことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記酸化チタン(T2)の平均粒径(D2)が0.05μm<D2<0.20μmであり、かつ(T1)と(T2)との重量混合比率が、0.2≦T2/(T1+T2)≦0.8であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
- 前記中間層が有機金属化合物とシランカップリング剤とを含有することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の画像形成装置。
- 前記中間層の膜厚が0.05〜0.5μmであることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の画像形成装置。
- 前記下引き層の膜厚が3〜15μmであることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の画像形成装置。
- 前記導電性支持体の表面粗さが十点平均粗さRzにおいて0.05〜1.0μmであり、かつ最大高さRyにおいて0.5〜1.5μmであることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の画像形成装置。
- 前記導電性支持体がアルミニウムまたはアルミニウム合金からなる無切削管であることを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の画像形成装置。
- 前記導電性支持体が直径30mm以下の導電性円筒状支持体であることを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載の画像形成装置。
- 前記導電性支持体がエンドレスベルトであることを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の画像形成装置。
- 少なくとも請求項1乃至11の何れかに記載の画像形成装置を用いることを特徴とする画像形成方法。
- 前記画像形成装置本体に対して、着脱自在に装着し得るプロセスカートリッジであって、請求項1乃至11の何れかに記載の電子写真感光体と帯電手段、画像露光手段、現像手段、転写手段、定着手段、クリーニング手段の中から選ばれた少なくとも1つの手段をカートリッジ容器に組み込んで構成したものであることを特徴とするプロセスカートリッジ。
- 前記帯電手段が、接触配置された帯電部材により帯電を行なう帯電手段であることを特徴とする請求項13記載のプロセスカートリッジ。
- 請求項14に記載のプロセスカートリッジを装着したことを特徴とする画像形成装置。
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