JP4562016B2 - ライティングボード装置およびそれで用いるクリーナ液 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、マーカーペン等の筆記具を用いてシート状の記録媒体の手書き面に書込みを行う、会議等で用いる電子黒板装置や、プレゼンテーションを行うときに用いるプレゼンテーション装置、子供が絵を描いたりして遊ぶお絵描きボード装置などのライティングボード装置に関する。壁掛けタイプやスタンド支持タイプや卓上タイプで、書込み面が黒色・白色・緑色などの各種のライティングボード装置に適用し得る。および、そのようなライティングボード装置において、手書き面に付着してその書込み内容を消去するクリーナ液に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ライティングボード装置の中には、シート状の記録媒体で手書き面を形成し、使用時は、その手書き面に、マーカーペン等の筆記具を用いて書込みを行う一方、消去時は、拭き具やクリーナ器等のイレーサで拭いて該手書き面にクリーナ液を付着し、その手書き面上の書込み内容を消すものがある。クリーナ液としては、水等を使用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、クリーナ液として、水等を使用するから、長時間使用すると、腐る問題があった。
【0004】
そこで、この発明の第1の目的は、この種のライティングボード装置において、クリーナ液が腐ることを防止することにある。
【0005】
また、クリーナ液として、水等を使用するから、手書き面上の書込み内容を消去するとき、記録媒体上での、拭き具やクリーナ器等のイレーサの滑りが悪い問題があった。
【0006】
そこで、この発明の第2の目的は、この種のライティングボード装置において、イレーサで手書き面上の書込み内容を消去するとき、そのイレーサの滑りをよくすることにある。
【0007】
また、クリーナ液として、水等を使用するから、クリーナ液が徐々に自然蒸発する問題があった。
【0008】
そこで、この発明の第3の目的は、この種のライティングボード装置において、クリーナ液の自然蒸発を防止することにある。
【0009】
この発明の第4の目的は、クリーナ器で走査して手書き面上の書込み内容を消去するライティングボード装置において、クリーナ液が腐ることを防止し、手書き面上の書込み内容を消去するときのクリーナ器の滑りをよくし、またクリーナ液の自然蒸発を防止することにある。
【0010】
この発明の第5の目的は、クリーナ液に対して添加剤を均一に混合することにある。
【0011】
この発明の第6の目的は、ライティングボード装置のクリーナ液において、液が腐ることを防止し、手書き面上の書込み内容を消去するときのクリーナ器の滑りをよくし、またクリーナ液の自然蒸発を防止することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
そのため、請求項1に記載の発明は、上記第2および第3の目的を達成すべく、クリーナ液を付着して手書き面上の書込み内容を消去するライティングボード装置において、
クリーナ液が水を主成分とし、そのクリーナ液に、水より比重が軽い潤滑剤を添加してなる、ことを特徴とする。
【0014】
請求項2に記載の発明は、上記第1の目的を達成すべく、請求項1に記載のライティングボード装置において、クリーナ液に、潤滑剤とともに抗菌剤を添加してなる、ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のライティングボード装置において、抗菌剤が、水より重い比重である、ことを特徴とする。
【0015】
請求項4に記載の発明は、上記第4の目的を達成すべく、請求項3に記載のライティングボード装置において、抗菌剤が、タルク粉末に水用抗菌成分を塗布したものであり、潤滑剤が、シリコーン油よりなるものである、ことを特徴とする。
【0017】
請求項5に記載の発明は、上記第5の目的を達成すべく、請求項3または4に記載のライティングボード装置において、手書き面上を走査してその手書き面上にクリーナ液を付着するクリーナ器を設け、そのクリーナ器で手書き面上の書込み内容を消去してなるとともに、ポンプを駆動し、貯蔵容器内のクリーナ液をクリーナ器に向けて送り出すとともに、そのクリーナ器を通過してからクリーナ液を貯蔵容器に戻す第1の循環路と、ポンプを駆動し、タンク内のクリーナ液をタンク内の底部より貯蔵容器に補給するとともに、その貯蔵容器からオーバーフローしたクリーナ液をタンク内の上部に戻す第2の循環路とを備えてなる、ことを特徴とする。
【0018】
請求項6に記載の発明は、上記第2および第3の目的を達成すべく、手書き面に付着してその手書き面上の書込み内容を消去する、ライティングボード装置で用いるクリーナ液において、水を主成分とし、水より比重が軽い潤滑剤を添加してなることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のライティングボード装置で用いるクリーナ液において、潤滑剤とともに抗菌剤を添加してなる、ことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載のライティングボード装置で用いるクリーナ液において、抗菌剤が、水より重い比重である、ことを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載のライティングボード装置で用いるクリーナ液において、抗菌剤が、タルク粉末に水用抗菌成分を塗布したものであり、潤滑剤が、シリコーン油よりなるものである、ことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の形態につき説明する。
図1には、この発明に係るライティングボード装置の一例である電子黒板装置の概略構成を示す。図2には、その斜視図を示す。
【0020】
図中符号10は駆動ローラであり、11はそれから一定間隔離して平行に設ける従動ローラである。それらのローラ10・11間には、エンドレスシート状の記録媒体12を掛け回す。記録媒体12の正面内側には、その記録媒体12に裏当てするように裏板13を設ける。また、従動ローラ11の横には、記録媒体12の外面と対面するように読取機構部14を備える。
【0021】
記録媒体12の背面外側には、その記録媒体12に、押し当て面15aを対向するようにクリーナ器15を設ける。クリーナ器15は、縦長で、押し当て面15aに縦長な開口15bを有する凹溝15cを内部に形成してなる。
【0022】
そして、図示省略するが、読取機構部14およびクリーナ器15を含めて記録媒体12の全体をケースで被い、そのケースの正面側に大きな表示窓を設けてそこから記録媒体12の正面側を外部に臨ませ、そこを、マーカーペン等の筆記具を用いて書込みを行う手書き面とする。
【0023】
さて、クリーナ器15の裏側上端部には、内部の凹溝15cに通ずる導入口16を設ける。そして、その導入口16には、送出チューブ17の一端を接続する。送出チューブ17は、途中に電磁弁18を設けて、他端を貯蔵容器19に接続する。
【0024】
他方、クリーナ器15の裏側下端部には、内部の凹溝15cに通ずる排出口20を設ける。そして、その排出口20には、戻しチューブ21の一端を接続する。戻しチューブ21は、途中にポンプ22を設けて、他端を貯蔵容器19に接続する。
【0025】
戻しチューブ21の、クリーナ器15とポンプ22間には、吸上げ管23の一端を連結する。吸上げ管23は、途中に流量調整装置24を設け、他端をタンク25内に挿入する。その吸上げ管23の他端は、タンク25内の底部までのびている。
【0026】
また、貯蔵容器19の上部には、オーバーフロー管26の一端を接続する。オーバーフロー管26の他端は、タンク25内に挿入し、そのタンク25内の上部で止まっている。
【0027】
タンク25は、貯蔵容器19よりはるかに大きな容器部27と、その開口を被う蓋部28と、その蓋部28を外れないように容器部27に掛け留める留め具29とからなり、受皿30上に載置してなる。
【0028】
容器部27内には、筆記具のインクと反応して手書き面上の書込み内容を消去するクリーナ液31を収納する。クリーナ液31は、図示例では水を主成分とし、それに抗菌剤と潤滑剤を添加してなる。
【0029】
抗菌剤としては、防菌、防黴効果を有する、例えばサンアイゾール5000(三愛石油株式会社製の抗菌剤)等、有機窒素硫黄系化合物・安息香酸エステル類等の活性成分をタルク粉末に塗布したものなどを用いる。
【0030】
一方、潤滑剤としては、例えばKF−96−300CS(信越化学工業株式会社製の潤滑油)等、シリコーン油などを用いる。
【0031】
蓋部28は、上述した吸上げ管23およびオーバーフロー管26が貫通する。また、蓋部28には、液面が一定以下となったことを検知する液面検知センサ32を取り付ける。液面検知センサ32は、クリーナ液31が導電性であることを利用し、先端がクリーナ液31内にあるときはONとなり、ないときはOFFとなる電気回路を構成する。
【0032】
そして、いま、このライティングボード装置を使用するときは、記録媒体12の手書き面に、水で消えるインクを用いたマーカーペン等の筆記具を用いて書込みを行う。手書き面がいっぱいになったときには、不図示の送りボタンを押して駆動ローラ10を回転し、従動ローラ11を従動回転しながら記録媒体12を搬送して記録媒体12の新しい面を表示窓に臨ませる。
【0033】
手書き面上に書き込んだ手書き内容を用紙にプリントするときは、不図示のコピーボタンを押して駆動ローラ10を回転し、従動ローラ11を従動回転しながら記録媒体12を搬送するとともに、記録媒体12上の手書き内容を読取機構部14で読み取り、それを不図示のプリンタでプリントアウトする。
【0034】
手書き内容を消去したいときには、不図示の消去ボタンを押して駆動ローラ10を回転し、従動ローラ11を従動回転しながら記録媒体12を搬送する一方、ポンプ22を駆動する。
【0035】
そして、タンク25内のクリーナ液31を吸上げ管23を通して吸い上げ、貯蔵容器19内に入れるとともに、戻しチューブ21を通してクリーナ器15から空気を吸い込んで開口15bを通して記録媒体12を吸い付け、押し当て面15aを記録媒体12に押し当てて記録媒体12で開口15bを塞ぐ。
【0036】
これにより、貯蔵容器19内から送出して送出チューブ17に入れたクリーナ液31を、途中電磁弁18を通過して導入口16からクリーナ器15の凹溝15c内に入れ、その凹溝15c内を流れるクリーナ液31で記録媒体12の表面を吸着スクイズし、水を付着してインクを消し、記録媒体12上に書き込んだ手書き内容を消去して後、インク成分を含んだクリーナ液31を排出口20から戻しチューブ21に入れ、途中ポンプ22内を通過して貯蔵容器19内に戻す。
【0037】
一方、貯蔵容器19内でオーバーフローしたクリーナ液31は、オーバーフロー管26を通してタンク25内に入る。
【0038】
つまり、図示電子黒板装置では、ポンプ22を駆動することにより、貯蔵容器19内のクリーナ液31を送出チューブ17を通してクリーナ器15に向けて送出するとともに、そのクリーナ器15内のクリーナ液31を戻しチューブ21を通して貯蔵容器19に戻す第1の循環路Aを備える。
【0039】
また、ポンプ22を駆動することにより、タンク25内のクリーナ液31を吸上げ管23を通して汲み上げ、ポンプ22内を通過して貯蔵容器19に補給するとともに、その貯蔵容器19からオーバーフローしたクリーナ液31をオーバーフロー管26を通してタンク25内に戻す第2の循環路Bを備えてなる。
【0040】
ところで、図示例では、水を主成分とし、それに抗菌剤と潤滑剤を添加したクリーナ液31を用いる。すなわち、抗菌剤を入れるから、長期間使用しても、水が腐るおそれがない。また、潤滑剤を加えるから、記録媒体12に対するクリーナ器15の滑りをよくし、記録媒体12の送りトルクを軽減することができる。
【0041】
図3には、図示電子黒板装置における、クリーナ器15の消去時の吸引圧力であるイレース負圧と、記録媒体12の送りトルクとの関係を示す。図3から判るとおり、イレース負圧が増加するにともない、送りトルクが低くなっている。
【0042】
さて、図示例で、活性成分をタルク粉末に塗布した抗菌剤は比重が水より重く、シリコーン油よりなる潤滑剤は比重が水より軽くなっている。そこで、タンク25内では、抗菌剤は底に沈み、潤滑剤は水に浮いた状態にある。この状態でポンプ22を駆動してクリーナ液31が第1の循環路Bを循環すると、クリーナ液31がタンク25内に戻ったとき、タルク粉末はその表面にタンク25内で水に浮いた状態にある潤滑剤を付着し、再びタンク25の底に沈むこととなる。これにより、潤滑剤を常にクリーナ器15へと供給することができる。
【0043】
また、水の表面には潤滑剤が浮いた状態にあるから、潤滑剤で水の自然蒸発を妨げ、クリーナ液の交換頻度を低減することができる。
【0044】
しかし、長期間使用すると、やはりクリーニング液31中に混入するインク成分が多くなり、クリーナ液は汚れる。同時に、タンク25内のクリーナ液は少しずつ減ってくる。そして、液面検知センサ32の先端がクリーナ液中でなくなったときには、電気回路をOFFとして、タンク25内のクリーナ液の液面が一定以下となったことを不図示の報知手段により報知する。報知を受けたとき、クリーナ液の汚れがさほどひどくないときには、タンク25内にクリーナ液を補充する。クリーナ液の汚れがひどいときには、クリーナ液を交換する。
【0045】
なお、上述した図示例では、記録媒体12をエンドレスシート状として横方向に搬送した。しかし、エンドレスに限らないことはいうまでもなく、また横方向に搬送する場合に限らず、縦方向に搬送する場合にも当然に適用することができる。もちろん、手書き面は、図示例のような表裏2面に限らず、1面でも、3面以上であってもよい。
【0046】
さらに、図示例では、記録媒体12側を移動してクリーナ器15で手書き面上を走査し、手書き面上の書込み内容を自動消去する場合について説明した。しかし、記録媒体側ではなく、クリーナ器側を移動して手書き面上を走査し、手書き面上の書込み内容を自動消去するようにしてもよい。また、拭き具を用いて手動消去する場合にも、クリーナ液に、抗菌剤や潤滑剤を添加すると、有効である。
【0047】
【発明の効果】
したがって、請求項2および7に記載の発明によれば、クリーナ液に抗菌剤を添加するから、クリーナ液が腐ることを防止し、耐久性を向上し、また信頼性および安全性を高めることができる。
【0048】
請求項1および6に記載の発明によれば、クリーナ液に潤滑剤を添加するから、イレーサで手書き面上の書込み内容を消去するとき、そのイレーサの滑りをよくし、駆動モータのトルクを小さくし、騒音および振動の低減を図ることができる。また、潤滑剤の比重がクリーナ液の主成分である水より軽いから、水の表面に浮いた潤滑剤により水の自然蒸発を妨げ、クリーナ液の交換頻度を低減することができる。
【0049】
請求項2および7に記載の発明によれば、加えて、クリーナ液に、抗菌剤と潤滑剤とを添加するから、クリーナ液が腐ることを防止するとともに、イレーサで手書き面上の書込み内容を消去するとき、そのイレーサの滑りをよくすることができる。
【0050】
請求項4に記載の発明によれば、クリーナ液が水を主成分とし、そのクリーナ液に、抗菌剤としてタルク粉末に水用抗菌成分を塗布したものと、潤滑剤としてシリコーン油よりなるものとを添加するから、クリーナ液が腐ることを防止するとともに、イレーサで手書き面上の書込み内容を消去するとき、そのイレーサの滑りをよくすることができ、また水の表面に浮いた潤滑剤により水の自然蒸発を妨げ、クリーナ液の交換頻度を低減することができる。
【0052】
請求項5に記載の発明によれば、ポンプを駆動し、貯蔵容器内のクリーナ液をクリーナ器に向けて送り出すとともに、そのクリーナ器を通過してからクリーナ液を貯蔵容器に戻す第1の循環路とともに、ポンプを駆動し、タンク内のクリーナ液を貯蔵容器に補給するとともに、その貯蔵容器からオーバーフローしたクリーナ液をタンク内に戻す第2の循環路を備えるから、クリーナ液を循環してクリーナ液に対して添加剤を均一に混合することができる。
【0053】
請求項9に記載の発明によれば、手書き面に付着してその手書き面上の書込み内容を消去する、ライティングボード装置で用いるクリーナ液において、水を主成分とし、タルク粉末に水用抗菌成分を塗布した抗菌剤と、シリコーン油よりなる潤滑剤とを添加するから、クリーナ液が腐ることを防止し、手書き面上の書込み内容を消去するときのクリーナ器の滑りをよくし、またクリーナ液の自然蒸発を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るライティングボード装置の一例である電子黒板装置の概略構成図である。
【図2】その概略構成斜視図である。
【図3】その電子黒板装置におけるイレーサ負圧と記録媒体の送りトルクとの関係図である。
【符号の説明】
15 クリーナ器
19 貯蔵容器
22 ポンプ
25 タンク
31 クリーナ液
A 第1の循環路
B 第2の循環路
Claims (9)
- クリーナ液を付着して手書き面上の書込み内容を消去するライティングボード装置において、
前記クリーナ液が水を主成分とし、そのクリーナ液に、水より比重が軽い潤滑剤を添加してなる、ライティングボード装置。 - 前記クリーナ液に、前記潤滑剤とともに抗菌剤を添加してなる、請求項1に記載のライティングボード装置。
- 前記抗菌剤が、水より重い比重である、請求項2に記載のライティングボード装置。
- 前記抗菌剤が、タルク粉末に水用抗菌成分を塗布したものであり、前記潤滑剤が、シリコーン油よりなるものである、請求項3に記載のライティングボード装置。
- 前記手書き面上を走査してその手書き面上にクリーナ液を付着するクリーナ器を設け、そのクリーナ器で前記手書き面上の書込み内容を消去してなるとともに、ポンプを駆動し、貯蔵容器内のクリーナ液を前記クリーナ器に向けて送り出すとともに、そのクリーナ器を通過してからクリーナ液を前記貯蔵容器に戻す第1の循環路と、ポンプを駆動し、タンク内のクリーナ液を前記タンク内の底部より前記貯蔵容器に補給するとともに、その貯蔵容器からオーバーフローしたクリーナ液を前記タンク内の上部に戻す第2の循環路とを備えてなる、請求項3または4に記載のライティングボード装置。
- 手書き面に付着してその手書き面上の書込み内容を消去する、ライティングボード装置で用いるクリーナ液において、水を主成分とし、水より比重が軽い潤滑剤を添加してなる、ライティングボード装置で用いるクリーナ液。
- 前記潤滑剤とともに抗菌剤を添加してなる、請求項6に記載のライティングボード装置で用いるクリーナ液。
- 前記抗菌剤が、水より重い比重である、請求項7に記載のライティングボード装置で用いるクリーナ液。
- 前記抗菌剤が、タルク粉末に水用抗菌成分を塗布したものであり、前記潤滑剤が、シリコーン油よりなるものである、請求項8に記載のライティングボード装置で用いるクリーナ液。
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