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JP4546074B2 - 自動車用座席を使用した椅子 - Google Patents

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Description

この発明は、車体から取り外した自動車用座席を事務用や会議用などの室内用等の椅子として使用する自動車用座席を使用した椅子に関する。
近年、製品のリサイクル(再利用)が環境重視、環境に優しい自然保護の観点から叫ばれている。自動車についても、その使用部材を再生可能にしたり、鉛の使用量を減らすなどの対策が施され、自動車の廃棄についても、廃棄台数が年々増加することから、そのリサイクルが強く叫ばれている。
自動車の廃棄に関するリサイクルとしては、特許文献1に開示されるように、自動車用座席を介護用の椅子として再生する技術が開示されている。特許文献1は、車体から離脱した自動車用座席の着座部平面形状に応じて形成される前後横枠フレームと左右縦枠フレームと、これらにより矩形状に枠組みされてなるフレーム本体に対して4個の連結金具が自動車用座席着座部下面に組み込まれている。車体から取り外した自動車用座席には、前後のスライド動作に使用されるガイドレールが設けられ、車体固定片に対応した位置に予め連結調節機構が組み込まれて、各連結調節機構をガイドレール各前後端の車体固定片夫々の傾斜角度および高さ等といった車体への固定構造に追随、調節した上、各連結金具を対応する左右一対のガイドレール車体固定片に連結可能とし、離脱した自動車用座席着座部を略水平状に支持し得るようにした構成を要旨とする。
特開2001−268
上記従来の自動車用座席を使用した椅子は、介護用の椅子(つまり車椅子)としての使用を目的とし、左右縦枠フレームと前後横枠フレームを備えることから、足を着座部の下に入れて自由な移動をしたいときなどに制約を生じたり、着座部を中心にして回転させたりすることはできない。事務用や会議用等の椅子に使用するには、足を着座部の下に入れたり、着座部を中心にして回転させることが通常必要となるが、上記従来の自動車用座席を使用した椅子では、足を投げ出すようにした使用を目的とし、これらの使用はできない。なお、車体から取り外した自動車用座席は、重厚で高級感を有するものが多いことから、これを介護用の椅子として使用しても、違和感がどうしても生じ、その他の介護用品との調和も図れない。しかし、事務用や会議用等の椅子には高級感を有するものが多く市販されていることから、事務用や会議用等の椅子に利用されると、リサイクル品の有効活用が図られる。
また、上記従来の自動車用座席を使用した椅子は、自動車用座席の前後のスライド動作に使用されるガイドレールが着座部の両側下方に平行に配されていることが通常であるため、事務用や会議用等の椅子に利用されるためには、自動車用座席の前後のスライド動作に使用されるガイドレールが椅子としての使用の邪魔になるという問題も有していた。着座部の下に足を移動させるとガイドレールと接触して、足を損傷させるような危険を有するからである。また、ガイドレールがあると、着座部が嵩高になりすぎる(厚くなりすぎる)ことにもなる。着座部の厚みは車種や同じ車種でもグレードにより厚さが異なることから、高さ調節して座り心地の良い高さに速やかにすることが必要であるが、上記従来例では4カ所で調節しなければならず、その調節が煩雑である。
さらに、事務用や会議用等の椅子に利用されるとき、肘掛用のアーム等が必要となる場合もあるが、上記自動車用座席を使用した椅子では、肘掛用のアーム等を有していないことから、肘掛用のアーム等を要求するユーザーには、満足の行く椅子を提供することが出来ない。さらに、車体に取り付けられた状態の自動車用座席は、自動車のフロントガラスに向けた状態において、その着座姿勢をやや斜め前方の上方に向けて通常セッティングされていることから、そのままでは事務用や会議用等の椅子に利用させても好ましくなく、平行姿勢かやや前方に下方に傾斜させることができないと、事務机や会議用テーブル等との高さ位置や方向性を適正に維持して使用することができない。
そこで本発明の目的は、廃車部品の再利用を図るために、車体から取り外した自動車用座席を事務用や会議用等の椅子として使用することができ、着座部を中心にして回転させたり着座部の高さ調節が容易な自動車用座席を使用した椅子を提供することにある。
本発明の請求項1記載の自動車用座席を使用した椅子は、車体から取り外した自動車用座席を改造して室内用等の椅子として使用する自動車用座席を使用した椅子において、設置面と接触するスタンド部材と、スタンド部材と回転可能に連結される一本の脚柱シャフトと、脚柱シャフトと連結されるとともに車体から取り外した自動車用座席と連結される連結フレームとを備え、車体から取り外した自動車用座席の両側下方には、前後のスライド動作に使用されるガイドレールが配され、上記連結フレームは、上記ガイドレールと連結される連結部を有し、前記脚柱シャフトには、ガスシリンダーが内蔵され、自動車用座席が昇降動可能に構成されており、前記連結フレームには、昇降動用の操作レバーが備わっており、当該操作レバーが前記ガイドレールと前記ガイドレールとの間に配されていることを特徴とする。
この発明によれば、設置面と接触するスタンド部材と、スタンド部材と回転可能に連結される一本の脚柱シャフトと、脚柱シャフトと連結されるとともに車体から取り外した自動車用座席と連結される連結フレームとを備えもので、介護用の椅子に改造される従来例のように、左右縦枠フレームと前後横枠フレームを備えるような足の移動を妨げるものがなく、足を着座部の下に入れるような使用が可能になるともに、回転する脚柱シャフトを介して回転させて着座部をその位置で回転させることが可能になる。
本発明の請求項2記載の自動車用座席を使用した椅子は、車体から取り外した自動車用座席を改造して室内用等の椅子として使用する自動車用座席を使用した椅子において、設置面と接触するスタンド部材と、スタンド部材と回転可能に連結される一本の脚柱シャフトと、脚柱シャフトと連結されるとともに車体から取り外した自動車用座席と連結される連結フレームとを備え、車体から取り外した自動車用座席の両側下方から、前後のスライド動作に使用されるガイドレールが除去され、上記連結フレームは、上記除去したガイドレールに代わる連結補助部材と、これらの連結補助部材と連結される連結部を有し、前記脚柱シャフトには、ガスシリンダーが内蔵され、自動車用座席が昇降動可能に構成されており、前記連結フレームには、昇降動用の操作レバーが備わっており、当該操作レバーが前記連結補助部材と前記連結補助部材との間に配されていることを特徴とする。
この発明によれば、車体から取り外した自動車用座席の前後のスライド動作に使用されるガイドレールが除去される。着座部を中心に回転させたり、足を自由に動かすと、ガイドレールに接触して、足を損傷させることがあるため、除去される。そして、上記連結フレームは、上記除去したガイドレールに代わる連結補助部材を上記連結フレームに設け、この連結補助部材と、上記連結フレームの連結部と連結させると、ガイドレールが除去されているので、着座部が嵩高になることがなく、しかも、足がガイドレールと接触して損傷させる危険もなくなる。したがって、通常の事務用や会議用等の椅子と同じように使用することが可能になる。
この発明によれば、ガスシリンダーが内蔵され、昇降動可能に構成されていることから事務用机や会議用テーブル等に対する高さを調節したり、使用者の好みに応じた着座部の高さを調節することが可能になる。
本発明の請求項記載の自動車用座席を使用した椅子は、請求項1又は請求項2記載の発明を前提として、上記連結フレームに、車体から取り外した自動車用座席の着座部の前後の高さを調節するための前方側の高さ調節部材と後方側の高さ調節部材を有することを特徴とする。
この発明によれば、上記連結フレームに、車体から取り外した自動車用座席の着座部の前後の高さを調節するための前方側の高さ調節部材と後方側の高さ調節部材を有することから、これらの高さ調節部材を調節することにより、自動車用座席の着座部を設置面に対して水平姿勢としたり、前方側に傾斜させたり、或いは、後方側に傾斜させたり等の使用が可能になる。
本発明の請求項記載の自動車用座席を使用した椅子は、請求項1又は請求項2記載の発明を前提として、上記連結フレームに、肘掛用のアーム、又は、補助テーブルが連結されていることを特徴とする。
この発明によれば、上記連結フレームに、肘掛用のアーム又は補助テーブルが連結されることから、使用者は、肘を肘掛用のアームにおいたり、補助テーブルを引き出して、机の代わりに使用することができるので、事務用や会議用の椅子としての汎用性が高められる。
本発明の請求項1記載の自動車用座席を使用した椅子によれば、設置面と接触するスタンド部材と、スタンド部材と回転可能に連結される一本の脚柱シャフトと、脚柱シャフトと連結されるとともに車体から取り外した自動車用座席と連結される連結フレームとを備えることから、通常の事務用や会議用等の椅子と同じように、足を着座部の下に入れるような使用が可能になるとともに、着座部を支持する一本の脚柱シャフトにより、事務用の椅子として回転させて使用させたり、昇降部材を備えることにより、利用する者の高さに応じた使用が可能になる。したがって、通常の事務用や会議用等の椅子と同じような使用ができるようになり、車体から取り外した自動車用座席を改造して室内用等の椅子としてのリサイクル効率の向上が図られることとなる。
本発明の請求項2記載の自動車用座席を使用した椅子によれば、車体から取り外した自動車用座席にガイドレールが除去されているので、着座部が嵩高になることがなく、しかも、足がガイドレールと接触して損傷させる危険もなくなる。したがって、通常の事務用や会議用等の椅子と同じように使用することが可能になる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に述べる。
(第1の実施の形態)
本実施の形態は、図1と図2に示すように、廃棄処分された自動車の車体から解体工場などで取り外した自動車用座席Sを事務用や会議用等の椅子、更にはPCチェアとして改造したもので、設置面と接触するスタンド部材5と、スタンド部材5と連結される一本の脚柱シャフト3と、連結フレーム2とを備えている。一本の脚柱シャフト3には、ガスシリンダーCが内蔵され、着座部S1の昇降動に使用される。自動車用座席Sは、重厚で高級感があるものが多いことから、これを事務用や会議用等の椅子に改造すると、重厚な高級感のある椅子として再生でき、リサイクル商品としての有効利用が図られる。また、自動車用座席Sとしては、リクライニング機能、つまり後方のみならず前方にも折り畳むような傾斜させる機能を有するものが多いことから、これを室内用等の椅子に再生すると、通常の事務用や会議用等の椅子にはない機能が付加される。本実施の形態では、普通乗用車自動車の補助座席Sをしたものであるが、運転席側の自動車用座席を使用しても良い。
車体から取り外した自動車用座席Sには、前後のスライド動作に使用されるガイドレールGrが配されている。このようなガイドレールGrは、着座部S1の両側下方に平行に一対配されており、本実施の形態では、これをそのまま使用する。つまり、自動車用座席Sを車体から取り外す際に、前後のスライド動作に使用されるガイドレールGrを取り付けた状態で、自動車用座席Sを取り外す。ガイドレールGrは、着座部S1の裏面側に取り付けられる連結部Sbとボルト止めされたり、溶接されている。ガイドレールGrは、車体側に配される車体側ガイドフレームと対応して、前後のスライド動作するもので、ガイドレールGrを隠すカバーが設けられているものが通常であるが、このカバーは、そのままでも、取り外して使用しても良い。車体から取り外した自動車用座席Sは、着座部S1の片側サイドのレバー(図示せず)を操作すると、背もたれ部S2が傾斜可能なリクライングの機能を有すると共に、前方側にも折り畳まれるように機能する。なお、符号S3はヘッドレストである。
連結フレーム2は、上記自動車用座席Sと脚柱シャフト3を連結させる鋼鉄製のもので、図3に示すように、中央にガスシリンダーCを通す中央穴2cが形成された固定板2tと、この固定板2tに溶接される前後の固定フレーム2f,2rと、これら前後の固定フレーム2f,2rを連結する連結部材2yと、昇降動用の操作レバーLと、上方板2e,2sを備えている。操作レバーLは、設置面からの着座部S1の高さを調節するためのもので、後方側の固定フレーム2rに沿うように配され、一方側に接触部Laが回転可能に取り付けられ、この接触部Laが後述するガスシリンダCと接触したり、非接触状態を得ることにより、着座部S1の高さ調節が可能になっている。また、上記連結フレーム2には、固定フレーム2f,2rの各上方に配される上方板2e,2sと、上方板2e,2sと上記固定フレーム2f,2rとの間に配される高さ調節部材8a,8bであるアジャストボルトが配され、アジャストボルト8a,8bの固定フレーム2f,2rの側と上方板2e,2s側に各々ナットn1,n2が取り付けられている。このアジャストボルト8a,8bを回すと、車体から取り外した自動車用座席Sの着座部S1の設置の高さを着座部S1の前後の2箇所でその高さ調節することができるようになっている(図4(a)(b))。上方板2e,2sの左右両側には、連結部2aが設けられている。本実施の形態の連結部2aは、ボルトBを通す穴として形成され、ガイドレールGrに形成された穴Saとボルトを介して連結させている。ただし、連結状態を得るものでこれに限らず、溶接等により連結されるものであっても良い。
スタンド部材5は、市販のもので、複数の脚部5aと、脚部5aの中央に配される軸筒5bとからなり、脚部5aの先端には各々キャスタ6が取り付けられ、軸筒5bには脚柱シャフト3が立設される。本実施の形態では、安定性確保のため、脚部5aは72度の間隔で5本設けられている。
脚柱シャフト3は、着座部S1の下方位置において、スタンド部材5の軸筒5bに挿通されるとともに、カバーが取り付けられている上方先端が連結アーム2の中央穴2cに挿通されている。この脚柱シャフト3には、図5に示すように、ガスシリンダーCが内蔵され、ガスシリンダーCの伸縮操作によって高さが調節可能である。また、脚柱シャフト3がスタンド部材5の軸筒5bに回転可能に取り付けられ、このため、着座部S1が回転可能に支持されている。ガスシリンダーCは、下方側(スタンド部材側)にピストンロッドCpが配され、その付勢力が常にガスシリンダーCの本体Caを上昇させ得るように配され、ガスシリンダー本体Caの上方側(着座部側)が操作レバーLの接触部Laと接触したり、非接触状態を得るようになっている。操作レバーLを回転操作すると、接触部Laが外れて、ピストンロッドCpによる付勢力が上方に働き、着座部S1を上昇させる。詳しくは、着座部S1に腰掛けた状態において、着座部S1の下方に配された操作レバーLを回転させると、腰を浮かせて体重をかけないようにすると、着座部S1が上昇し、着座部S1に腰掛けて体重をかけると、降下することで、着座部S1の高さ調節が可能になっている。脚柱シャフト3は、着座部S1の下方位置において、やや後方側に位置するように配され、上記リクラインニング機能によって、背もたれ部S2を倒しても支障のないように配されている。
上記自動車用座席を使用した椅子1を組み立てる場合は、連結フレーム2に車体から取り外した自動車用座席S1を取り付ける。ガスシリンダーCを脚柱シャフト3に内蔵させ、そして、スタンド部材5の軸筒5bに脚柱シャフト3の下方側を挿通させると共に、脚柱シャフト3の上方側を連結フレーム2の中央穴2cに挿通させることで、組み立てられる。ここで、本実施の形態では、連結フレーム2には、前後の固定フレーム2f,2rの他に上方板2e,2sを備えるもので説明したが、この上方板2e,2sを使用しないことも可能である。すなわち、図3に示すように、前後の固定フレーム2f,2rの連結部(ボルト孔)2hを使用して、ガイドレールGrの連結部(ボルト孔)SaとをボルトBにより連稀有させることも可能である。上記連結フレーム2を使用すると、廃車シート(車体から取り外した自動車用座席)は車種や同じ車種でもグレードにより異なるものがあるが、これらいずれのものも容易に椅子として容易に組み立てられ、量産化も図られる。
上記自動車用座席を使用した椅子1を事務用や会議用の椅子と使用する場合は、事務用の机や会議用のテーブルの前に配置して、自動車用座席を使用した椅子1の着座部S1の設置面からの高さを調節して使用する。着座部S1の設置面からの高さを調節するときは、前方側の高さ調節部材8aと後方側の高さ調節部材8bを回して、着座部S1を設置面に対して水平姿勢としたり、前方側に傾斜させたり、或いは、後方側に傾斜させたりする。なお、アジャスタボルト8a,8bのナットn1,n2は回転により調節した位置を固定するために使用される。
着座部S1の高さを高くしたいときは、操作レバーLを回転させるとともに、腰を浮かせて体重をかけないようにすると、着座部S1が上昇し、他方、着座部S1の高さを低くしたいときは、着座部S1に腰掛けて体重をかけると、降下する。また、仕事に疲れ、仮眠をとるような場合は、リクライニング機能により背もたれ部S2を傾斜させる。仕事が終了した場合には、背もたれ部S2を前方側に折り畳むようにする。このように、自動車用座席を使用した椅子1は、背もたれ部S2が傾斜可能なリクライングの機能を有すると共に、前方側にも折り畳まれる機能を有することから、通常の事務用や会議用等の椅子にはない機能を備えることになる。本実施の形態では、ガスシリンダーCにより、着座部S1の厚みは車種や同じ車種でもグレードにより厚さが異なる場合でも、座り心地の良い高さに速やかに高さ調節が可能であり、高さ調節部材8a,8bとにより、着座部S1の前後の向きの考慮した高さ調節を任意に行うことが可能である。
(第2の実施の形態)
本実施の形態は、図6に示すように、自動車用座席Sを車体から取り外すときに、前後のスライド動作に使用されるガイドレールGrを除去するもので、上記連結フレーム2は、上記除去したガイドレールに代わる連結補助部材4と、この連結補助部材4と連結される連結部2aを有する自動車用座席を使用した椅子11である。連結補助部材4は、板状のもので、その両端側に各々ボルトBを通す穴が形成されている。その一方は、自動車用座席Sの着座部S1の裏面側に取り付けられる連結部SbとボルトBにより連結され、他方は、上記連結フレーム2の連結部(ボルト孔)2aとボルトBにより連結されている。連結補助部材4のボルト止めされる箇所には、長孔4aが形成され、上記連結部Sbとの位置合わせが調整可能になっている。前後のスライド動作に使用されるガイドレールGrは、着座部S1の裏面側に取り付けられる連結部Sbとボルト止めされたり、溶接されていることから、上記連結補助部材4を上記連結部Sbとボルト止めしたり、上記溶接を外して再度溶接するなどする。その他の構成は、第1の実施の形態と同様である。本実施の形態では、車体から取り外した自動車用座席SにガイドレールGrが除去されているので、着座部S1が嵩高になることがなく、足がガイドレールGrと接触して損傷させる危険もない。
次に、上記各実施の形態の応用例としては、図7に示すように、上記連結フレーム2に、肘掛用のアーム9が連結されているものでも良い。この応用例の肘掛用のアーム9は、上記連結フレーム2と同様、鋼鉄製のものであり、2本の脚(連繋部材9a)を有して、連結フレーム2と連結されている。この応用例の肘掛用のアーム9に、図8に示すように、更に革製のものや布製のカバー(アームレストとも呼ばれる)9cを取り付けるなどしても良い。この図8に示す例では、連結フレーム2の上方板2e,2sに肘掛用のアーム9が弧を描くように取り付けられている。なお、ガイドレールGrに肘掛用のアーム9を取り付けることも可能ではある。また、連結フレーム2の上方板2e,2sがガイドレールGrとボルトにより連結されている。上記各実施の形態の応用例としては、図示しないが、上記連結フレーム2に、補助テーブル(図示せず)が連結されているものでも良い。また、上記連結フレーム2の左右に各々肘掛用のアーム9が連結されているものでも良いが、片側のみに肘掛用のアーム9を取り付け、他方には補助テーブル(図示せず)が連結されているものでも良い。上記応用例は、上記第1の実施の形態の自動車用座席を使用した椅子1に適用したものであるが、上記第2の実施の形態に適用することも可能である。なお、ガイドレールGrに肘掛用のアーム9を取り付けることは実施に応じ任意である。
以上、本実施の形態では、普通乗用車の自動車用座席を車体から取り外したもので説明したが、本発明の自動車用座席を使用した椅子、軽自動車のそれでも良く、又、一人掛けのものに限られず、二人掛け等のものにも広く適用することが可能である。
本発明の第1の実施の形態の自動車用座席を使用した椅子を示す分解斜視図である。 上記第1の実施の形態の側面図である。 上記第1の実施の形態の連結フレームを示す斜視図である。 上記第1の実施の形態の着座部の高さ調節を説明する断面図である。 上記第1の実施の形態の脚柱シャフトの内部構造を説明する斜視図である。 本発明の第2の実施の形態の自動車用座席を使用した椅子を示す分解斜視図である。 上記各実施の形態に肘掛用のアームが連結されている例を説明する斜視図である。 上記各実施の形態に肘掛用のアームが連結されている他の例を説明する側面図である。
符号の説明
1,11 自動車用座席を使用した椅子、
2 連結フレーム、2a,2h 連結部(ボルト孔)、2c 中央穴、
3 脚柱シャフト、
4 連結補助部材、
5 スタンド部材、5a 脚部、5b 軸筒
6 キャスタ、
8a,8b 高さ調節部材、
8a 前方側の高さ調節部材、8b 後方側の高さ調節部材、
9 肘掛用のアーム、
Gr ガイドレール、
C ガスシリンダー、Ca ガスシリンダーの本体、
Cp ピストンロッド、
L 操作レバー(昇降動用)、
S 自動車用座席、Sb 着座部とガイドレールとの連結部、
Sa ガイドレールの連結部(ボルト孔)、
S1 着座部、S2 背もたれ部、

Claims (4)

  1. 車体から取り外した自動車用座席を改造して室内用等の椅子として使用する自動車用座席を使用した椅子において、設置面と接触するスタンド部材と、スタンド部材と回転可能に連結される一本の脚柱シャフトと、脚柱シャフトと連結されるとともに車体から取り外した自動車用座席と連結される連結フレームとを備え、車体から取り外した自動車用座席の両側下方には、前後のスライド動作に使用されるガイドレールが配され、上記連結フレームは、上記ガイドレールと連結される連結部を有し、前記脚柱シャフトには、ガスシリンダーが内蔵され、自動車用座席が昇降動可能に構成されており、前記連結フレームには、昇降動用の操作レバーが備わっており、当該操作レバーが前記ガイドレールと前記ガイドレールとの間に配されていることを特徴とする自動車用座席を使用した椅子。
  2. 車体から取り外した自動車用座席を改造して室内用等の椅子として使用する自動車用座席を使用した椅子において、設置面と接触するスタンド部材と、スタンド部材と回転可能に連結される一本の脚柱シャフトと、脚柱シャフトと連結されるとともに車体から取り外した自動車用座席と連結される連結フレームとを備え、車体から取り外した自動車用座席の両側下方から、前後のスライド動作に使用されるガイドレールが除去され、上記連結フレームは、上記除去したガイドレールに代わる連結補助部材と、これらの連結補助部材と連結される連結部を有し、前記脚柱シャフトには、ガスシリンダーが内蔵され、自動車用座席が昇降動可能に構成されており、前記連結フレームには、昇降動用の操作レバーが備わっており、当該操作レバーが前記連結補助部材と前記連結補助部材との間に配されていることを特徴とする自動車用座席を使用した椅子。
  3. 前記連結フレームに、車体から取り外した自動車用座席の着座部の前後の高さを調節するための前方側の高さ調節部材と後方側の高さ調節部材を有することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の自動車用座席を使用した椅子。
  4. 前記連結フレームに、肘掛用のアーム、又は、補助テーブルが連結されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の自動車用座席を使用した椅子。
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