JP4545524B2 - 積層体、およびレジストパターン形成方法 - Google Patents
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Description
微細化の手法としては、一般に、露光光源の短波長化が行われている。具体的には、従来は、g線、i線に代表される紫外線が用いられていたが、現在では、KrFエキシマレーザーや、ArFエキシマレーザーを用いた半導体素子の量産が開始されている。さらに最近では、EUV(Extreme Ultraviolet(極端紫外光);波長約13.5nm)リソグラフィーや電子線リソグラフィーが注目されている(例えば非特許文献1参照)。特に、電子線リソグラフィーは、その作成に多額の費用を要するマスクを用いなくてもパターン形成が可能であるため、スループットを度外視した少量生産や、新規半導体構造の研究開発等において活用されている。
現在、化学増幅型レジストの基材成分としては主に樹脂が用いられており、たとえばポジ型の場合、ポリヒドロキシスチレン系樹脂の水酸基や(メタ)アクリル系樹脂のカルボキシ基の一部を酸解離性溶解抑制基で保護したものが用いられている(例えば特許文献1,2参照)。また、最近では、水酸基等のアルカリ可溶性基を有し、その一部または全部が酸解離性溶解抑制基で保護された低分子材料を用いることが提案されている(例えば非特許文献2参照)。
このような不具合の原因の1つとして、環境中に存在するアミン等の塩基性物質のレジスト層へのコンタミネーション(環境影響)が挙げられる。すなわち、化学増幅型レジストは、酸の作用を利用するという反応機構上、塩基性物質のコンタミネーションにより酸が失活し、その性能(感度や形状、解像性等)が影響を受ける。また、このような環境影響は、工程遅延の長さ、たとえばレジストの塗布後、露光を行うまでの時間や、露光後、露光後加熱(PEB)を行うまでの時間等の長さによってもその程度が異なり、このことがロット間の性能の違いを生じさせ、感度や形状、解像性の変動等を生じさせてしまう。特に、電子線やEUVによるリソグラフィーにおいては、露光は通常、減圧環境下で行われるため、減圧操作やパージ操作等を行う必要があることから工程遅延が長く、環境影響が重大な問題となる。
すなわち、本発明の第一の態様は、基板上に、基材成分(A)および露光により酸を発生する酸発生剤成分(B)を含有するレジスト層と、フッ素含有ポリマー(F)を有機溶剤に溶解してなる保護膜形成用材料からなる保護膜とが順に積層されてなる積層体であって、前記基材成分(A)が、2以上のフェノール性水酸基を有し、分子量が300〜2500である多価フェノール化合物(x)における前記フェノール性水酸基の一部が酸解離性溶解抑制基で保護されている保護体(X1)を含有し、前記多価フェノール化合物(x)が、下記一般式(I)
で表される化合物である積層体である。
本発明の第二の態様は、基板上に、第一の態様の積層体を形成し、前記保護膜を介して前記レジスト層を電子線またはEUVにより選択的に露光し、PEB(露光後加熱)を施した後、前記保護膜を除去し、前記レジスト層を現像してレジストパターンを形成するレジストパターン形成方法である。
≪保護膜形成用材料≫
本発明の保護膜形成用材料は、フッ素含有ポリマー(F)(以下、(F)成分ということがある)を有機溶剤に溶解してなるものである。
フルオロアルキル化合物としては、たとえば、アルキル基が環構造を含む環式フルオロアルキル化合物、アルキル基が直鎖状または分岐状である鎖式フルオロアルキル化合物が挙げられる。環式フルオロアルキル化合物としては、アルキル基の炭素数が3〜15であることが好ましく、4〜10であることがより好ましい。鎖式フルオロアルキル化合物としては、アルキル基の炭素数が1〜20であることが好ましく、1〜10であることがより好ましい。
また、フルオロアルキル化合物は、アルキル基の水素原子がすべてフッ素原子で置換されているパーフルオロアルキル化合物であることが好ましい。
式(f12)で表される構成単位を有するポリマーは、「テフロン(登録商標)AF1600」、「テフロン(登録商標)AF2400」(商品名)(以上、いずれもデュポン社製)等として市販されている。
また、(F)成分中、環式パーフルオロアルキルポリエーテル(F1)と鎖式パーフルオロアルキルポリエーテル(F2)との割合は、3:10〜10:1(質量比)であることが好ましく、6:10〜10:2であることがより好ましい。環式パーフルオロアルキルポリエーテル(F1)の割合が上記範囲を超えると、保護膜の除去性が低下してレジスト層の現像に支障をきたすおそれがある。一方、環式パーフルオロアルキルポリエーテル(F1)の割合が上記範囲より少ない場合は、保護膜の膜質が柔らかくなってしまい、該保護膜を設けた積層体を搬送する際に、保護膜の形が崩れたり垂れ落ちたりして装置周辺を汚染すおそれがある。
フッ素含有有機溶剤として、具体的には、パーフルオロヘキサン、パーフルオロヘプタン等のパーフルオロアルカン;パーフルオロシクロヘキサン、パーフルオロシクロヘプタン等のパーフルオロシクロアルカン;パーフルオロアルカンまたはパーフルオロシクロアルカンの一部に二重結合の残ったパーフルオロアルケンまたはパーフルオロシクロアルケン;パーフルオロテトラヒドロフラン、パーフルオロ(2−ブチルテトラヒドロフラン)等のパーフルオロ環状エーテル;パーフルオロトリブチルアミン、パーフルオロテトラペンチルアミン、パーフルオロテトラヘキシルアミン等のパーフルオロアルキルアミン等を挙げることができる。これらは単独で用いてもよく、あるいは2種以上を混合して用いてもよい。また相容性を有する他の有機溶剤や、界面活性剤等を添加剤として添加して溶解性を向上させてもよい。
保護膜形成用材料中、(F)成分の濃度は、塗布性等を考慮すると、保護膜形成用材料の総質量に対し、1〜10質量%が好ましく、2〜5質量%がより好ましい。
本発明の積層体は、基板上に、レジスト層と、上記本発明の保護膜形成用材料からなる保護膜とが順に積層されてなるものである。
保護膜は、後述する「レジストパターン形成方法」に示すように、上記本発明の保護膜形成用材料をレジスト層上に塗布することにより形成できる。
保護膜の膜厚は、特に限定されず、保護膜に必要とされるガス遮蔽性に応じて適宜設定される。本発明において、保護膜の膜厚の好ましい上限値としては、レジスト層の露光を保護膜を介して行うことを考慮すると、40nm以下が好ましく、35nm以下がより好ましく、30nm以下がさらに好ましい。保護膜の膜厚が40nm以下であれば、保護膜を介していても、レジスト層の露光を問題なく行うことができる。保護膜の膜厚の下限値としては、15nm以上であることが好ましく、20nm以上であることがより好ましい。15nm以上であると本発明の効果が充分なものとなる。
基板としては、特に限定されず、従来公知のものを用いることができ、例えば、電子部品用の基板や、これに所定の配線パターンが形成されたものなどを例示することができる。
基板として、より具体的には、シリコンウェーハ、銅、クロム、鉄、アルミニウムなどの金属製の基板や、ガラス基板などが挙げられる。
配線パターンの材料としては、例えば銅、アルミニウム、ニッケル、金などが使用可能である。
レジスト層は、基材成分(A)(以下、(A)成分ということがある)および露光により酸を発生する酸発生剤成分(B)(以下、(B)成分ということがある)を含有する、いわゆる化学増幅型のレジスト組成物からなるものである。
そのようなレジスト組成物としては、たとえば、(A)成分として、通常、化学増幅型レジスト用のベース樹脂として用いられている、一種又は二種以上のアルカリ可溶性樹脂又はアルカリ可溶性となり得る樹脂を用いたレジスト組成物が挙げられる。前者の場合はいわゆるネガ型、後者の場合はいわゆるポジ型のレジスト組成物である。本発明において、レジスト層はポジ型の感放射線性を有することが好ましい。
そのため、レジストパターンの形成においてマスクパターンを介して露光すると、または露光に加えて露光後加熱(PEB)を行うと、露光部はアルカリ可溶性へ転じる一方で未露光部はアルカリ不溶性のまま変化しないので、アルカリ現像することによりポジ型のレジストパターンが形成できる。
(A)成分としては、特に限定されず、化学増幅型レジストの基材成分として提案されている任意のもの、例えばポリヒドロキシスチレンの水酸基の一部をアルコキシアルキル基で保護した樹脂や、(メタ)アクリル酸のカルボキシル基と第3級エステルを形成した樹脂等が使用できる。
本発明においては、特に、ラフネスが低減され、パターン形状や解像性に優れたレジストパターンを形成できることから、(A)成分が、2以上のフェノール性水酸基を有し、分子量が300〜2500である多価フェノール化合物(x)における前記フェノール性水酸基の一部が酸解離性溶解抑制基で保護されている保護体(X1)を含有することが好ましい。
保護体(X1)においては、露光により(B)成分から発生した酸が作用すると、酸解離性溶解抑制基が解離し、これによってアルカリ溶解性が増大する。そのため、レジストパターンの形成において、該保護体(X1)を含有するレジスト層を選択的に露光すると、または露光に加えて露光後加熱すると、露光部はアルカリ可溶性へ転じる一方で未露光部はアルカリ不溶性のまま変化しないので、アルカリ現像することによりポジ型のレジストパターンが形成できる。
ビス(2,3,4−トリヒドロキシフェニル)メタン、2−(4−ヒドロキシフェニル)−2−(4’−ヒドロキシフェニル)プロパン、2−(2,3,4−トリヒドロキシフェニル)−2−(2’,3’,4’−トリヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−2−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−4−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(4−ヒドロキシ−2,5−ジメチルフェニル)−2−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−3,4−ジヒドロキシフェニルメタン、ビス(4−ヒドロキシ−2,5−ジメチルフェニル)−3,4−ジヒドロキシフェニルメタン、ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−3,4−ジヒドロキシフェニルメタン、ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−2−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(3−シクロヘキシル−4−ヒドロキシ−6−メチルフェニル)−2−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(3−シクロヘキシル−4−ヒドロキシ−6−メチルフェニル)−4−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(3−シクロヘキシル−4−ヒドロキシ−6−メチルフェニル)−3,4−ジヒドロキシフェニルメタン、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−2−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(4−ヒドロキシ−2,3,5−トリメチルフェニル)−2−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(4−ヒドロキシ−2,3,5−トリメチルフェニル)−3−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(4−ヒドロキシ−2,3,5−トリメチルフェニル)−4−ヒドロキシフェニルメタン、1−[1−(4−ヒドロキシフェニル)イソプロピル]−4−[1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エチル]ベンゼン、フェノール、m−クレゾール、p−クレゾールまたはキシレノールなどのフェノール類のホルマリン縮合物の4核体などが挙げられる。
g、jはそれぞれ独立に1以上、好ましくは1〜2の整数であり、kは0または1以上、好ましくは2を超えない整数であり、かつg+j+kが5以下である。
hは1以上、好ましくは1〜2の整数であり、l、mはそれぞれ独立に0または1以上、好ましくは2を超えない整数であり、かつh+l+mが4以下である。
iは1以上、好ましくは1〜2の整数であり、n、oはそれぞれ独立に0または1以上、好ましくは2を超えないの整数であり、かつi+n+oが4以下である。
pは0または1であり、好ましくは1である。
これらの中でも、R1がシクロアルキル基であり、jの数が1、かつR2が低級アルキル基であり、kの数が1、かつgの数が1のものが、好ましい。
さらに、好ましくは、R1がシクロヘキシル基であり、jの数が1、かつR2が低級アルキル基であり、kの数が1、かつgの数が1であり、かつlとmとnとoが0であり、hとiがともに1である化合物が、ラフネスの低減された高解像性で微細なパターンが形成できるので好ましい。
分散度は、最終目的生成物である多価フェノール化合物(x)を合成後、反応副生成物や不純物を精製除去したり、分子量分別処理等の公知の方法により不要な分子量部分を除去して調節することができる。
分散度は、一般的に用いられているポリマーの質量平均分子量(Mw)および数平均分子量(Mn)の測定方法、例えばゲルパーミエーションクロマトグラフィー等によりMwおよびMnを測定し、Mw/Mn比を求めることにより算出できる。
酸解離性溶解抑制基としては、特に制限はなく、KrFやArF用の化学増幅型レジスト組成物に用いられるヒドロキシスチレン系樹脂、(メタ)アクリル酸系樹脂等において提案されているもののなかから適宜選択して用いることができる。
具体的には、鎖状アルコキシアルキル基、第3級アルキルオキシカルボニル基、第3級アルキル基、第3級アルコキシカルボニルアルキル基及び環状エーテル基等が挙げられる。
第3級アルキルオキシカルボニル基としては、tert−ブチルオキシカルボニル基、tert−アミルオキシカルボニル基等が挙げられる。
第3級アルキル基としては、tert−ブチル基、tert−アミル基などのような鎖状第3級アルキル基、2−メチル−アダマンチル基、2−エチルアダマンチル基などのような脂肪族多環式基を含む第3級アルキル基等が挙げられる。
第3級アルコキシカルボニルアルキル基としては、tert−ブチルオキシカルボニルメチル基、tert−アミルオキシカルボニルメチル基等が挙げられる。
環状エーテル基としては、テトラヒドロピラニル基、テトラヒドロフラニル基等が挙げられる。
これらの中でも、解離性に優れ、保護体(X1)の均一性を高め、ラフネスを向上させることが可能な点から、鎖状アルコキシアルキル基が好ましく、1−エトキシエチル基や1−エトキシメチル基がより好ましい。
保護体(X1)における各異性体の割合は、逆相クロマトグラフィー等の手段により測定することができる。
(A)成分中の保護体(X1)の割合は、逆相クロマトグラフィー等の手段により測定することができる。
また、保護体(X1)において、各異性体の保護数は、上記酸解離性溶解抑制基で保護する方法の条件等により調節できる。
未保護体(X2)は、上記多価フェノール化合物(x)のフェノール性水酸基の水酸基が酸解離性溶解抑制基により全く保護されていないもの、すなわち多価フェノール化合物(x)である。
(A)成分中、未保護体(X2)の割合は少ないほど好ましく、60質量%以下であることがより好ましく、50質量%以下であることがより好ましく、10質量%以下であることがさらに好ましく、最も好ましくは0質量%である。未保護体(X2)が60質量%以下であることにより、パターンを形成した際、ラフネスを低減できる。また、解像性にも優れる。
(A)成分中の未保護体(X2)の割合は、たとえばゲルパーミュエーションクロマトグラフ(GPC)により未保護体(X2)を除去する等により調整できる。
(A)成分中の未保護体(X2)の割合は、逆相クロマトグラフィー等の手段により測定することができる。
かかる(A−2)成分としては、ノボラック樹脂、ヒドロキシスチレン系樹脂、ヒドロキシスチレンから誘導される構成単位と(メタ)アクリル酸エステルから誘導される構成単位を含有する共重合樹脂等が好適に用いられる。
なお、本明細書において、「構成単位」とは、重合体を構成するモノマー単位を意味する。
「ヒドロキシスチレン系樹脂」とは、ヒドロキシスチレンから誘導される構成単位を有し、かつ(メタ)アクリル酸エステルから誘導される構成単位を有さない樹脂である。
「ヒドロキシスチレンから誘導される構成単位」とは、ヒドロキシスチレンのエチレン性2重結合が開裂して形成される構成単位であり、以下ヒドロキシスチレン単位ということがある。
「(メタ)アクリル酸エステルから誘導される構成単位」とは、(メタ)アクリル酸エステルのエチレン性2重結合が開裂して形成される構成単位であり、以下(メタ)アクリレート構成単位ということがある。
「(メタ)アクリル酸」とは、メタクリル酸とアクリル酸の一方あるいは両方を示す。
当該樹脂は、酸の作用によってアルカリ溶解性が増大するものである。すなわち、露光によって(B)成分から発生する酸の作用によって、構成単位(a2)や構成単位(a3)の酸解離性溶解抑制基が解離し、これによって、はじめはアルカリ現像液に対して不溶性であった樹脂において、そのアルカリ溶解性が増大する。その結果、露光・現像により、化学増幅型のポジ型のパターンを形成することができる。
構成単位(a1)は、フェノール性水酸基を有する構成単位であって、下記一般式(IV)で表されるものである。
フェノール性水酸基(−OH)のベンゼン環への結合位置は、特に限定されるものではないが、式中に記載の4の位置(パラ位)が好ましい。
また、構成単位(a1)の割合は、下限値としては、より好ましくは50モル%以上、さらに好ましくは60モル%以上であり、上限値としては、より好ましくは75モル%以下である。
構成単位(a2)は、酸解離性溶解抑制基を有する構成単位であって、下記一般式(V)で表されるものである。
酸解離性溶解抑制基Xとしては、第3級炭素原子を有する第3級アルキル基であって、当該第3級アルキル基の第3級炭素原子がエステル基(−C(O)O−)に結合している酸離性溶解抑制基、テトラヒドロピラニル基、テトラヒドロフラニル基等の環状アセタール基などが挙げられる。
この様な酸解離性溶解抑制基Xは、上記以外にも、例えば化学増幅型のポジ型レジスト組成物において酸解離性溶解抑制基として提案されているものの中から任意に使用することができる。
構成単位(a3)は、酸解離性溶解抑制基を有する構成単位であって、下記一般式(IX)で表されるものである。
中でも、tert―ブチルオキシカルボニル基、tert―ブチルオキシカルボニルメチル基、tert−ブチル基、テトラヒドロピラニル基、エトキシエチル基が好ましい。
酸解離性溶解抑制基X’は、上記以外にも、例えば化学増幅型のポジ型レジスト組成物において酸解離性溶解抑制基として提案されているものの中から任意に使用することができる。
一般式(IX)において、ベンゼン環に結合している基(−OX’)の結合位置は、特に限定するものではないが、式中に示した4の位置(パラ位)が好ましい。
構成単位(a4)は、アルカリ不溶性の構成単位であって、下記一般式(X)で表されるものである。
nは0または1〜3の整数を示し、特に0であることが好ましい。
(1)前記構成単位(a1)と、前記(a3)とを有する共重合体(1)の1種或いは異なる共重合体の2種以上。
(2)構成単位(a1)と、前記(a2)と、前記(a4)とを有する共重合体(2)の1種或いは異なる共重合体の2種以上。
共重合体(1)と共重合体(2)とを混合する場合の共重合体(1)と共重合体(2)との混合比は、例えば1/9〜9/1(質量比)が好ましく、3/7〜7/3がより好ましい。
また分散度(Mw/Mn)は1.0〜5.0が好ましく、1.0〜3.0がより好ましい。
レジスト組成物中の(A)成分の含有量は、形成しようとするレジスト層の膜厚に応じて調整すればよい。
(B)成分は、従来の化学増幅型レジスト組成物において使用されている公知の酸発生剤から特に限定せずに用いることができる。
このような酸発生剤としては、これまで、ヨードニウム塩やスルホニウム塩などのオニウム塩系酸発生剤、オキシムスルホネート系酸発生剤、ビスアルキルまたはビスアリールスルホニルジアゾメタン類、ポリ(ビススルホニル)ジアゾメタン類などのジアゾメタン系酸発生剤、ニトロベンジルスルホネート類系酸発生剤、イミノスルホネート系酸発生剤、ジスルホン系酸発生剤など多種のものが知られている。
オニウム塩系酸発生剤の具体例としては、ジフェニルヨードニウムのトリフルオロメタンスルホネートまたはノナフルオロブタンスルホネート、ビス(4−tert−ブチルフェニル)ヨードニウムのトリフルオロメタンスルホネートまたはノナフルオロブタンスルホネート、トリフェニルスルホニウムのトリフルオロメタンスルホネート、そのヘプタフルオロプロパンスルホネートまたはそのノナフルオロブタンスルホネート、トリ(4−メチルフェニル)スルホニウムのトリフルオロメタンスルホネート、そのヘプタフルオロプロパンスルホネートまたはそのノナフルオロブタンスルホネート、ジメチル(4−ヒドロキシナフチル)スルホニウムのトリフルオロメタンスルホネート、そのヘプタフルオロプロパンスルホネートまたはそのノナフルオロブタンスルホネート、モノフェニルジメチルスルホニウムのトリフルオロンメタンスルホネート、そのヘプタフルオロプロパンスルホネートまたはそのノナフルオロブタンスルホネート、ジフェニルモノメチルスルホニウムのトリフルオロメタンスルホネート、そのヘプタフルオロプロパンスルホネートまたはそのノナフルオロブタンスルホネート、(4−メチルフェニル)ジフェニルスルホニウムのトリフルオロメタンスルホネート、そのヘプタフルオロプロパンスルホネートまたはそのノナフルオロブタンスルホネート、(4−メトキシフェニル)ジフェニルスルホニウムのトリフルオロメタンスルホネート、そのヘプタフルオロプロパンスルホネートまたはそのノナフルオロブタンスルホネート、トリ(4−tert−ブチル)フェニルスルホニウムのトリフルオロメタンスルホネート、そのヘプタフルオロプロパンスルホネートまたはそのノナフルオロブタンスルホネートなどが挙げられる。
また、ポリ(ビススルホニル)ジアゾメタン類としては、例えば、以下に示す構造をもつ1,3−ビス(フェニルスルホニルジアゾメチルスルホニル)プロパン(化合物A、分解点135℃)、1,4−ビス(フェニルスルホニルジアゾメチルスルホニル)ブタン(化合物B、分解点147℃)、1,6−ビス(フェニルスルホニルジアゾメチルスルホニル)ヘキサン(化合物C、融点132℃、分解点145℃)、1,10−ビス(フェニルスルホニルジアゾメチルスルホニル)デカン(化合物D、分解点147℃)、1,2−ビス(シクロヘキシルスルホニルジアゾメチルスルホニル)エタン(化合物E、分解点149℃)、1,3−ビス(シクロヘキシルスルホニルジアゾメチルスルホニル)プロパン(化合物F、分解点153℃)、1,6−ビス(シクロヘキシルスルホニルジアゾメチルスルホニル)ヘキサン(化合物G、融点109℃、分解点122℃)、1,10−ビス(シクロヘキシルスルホニルジアゾメチルスルホニル)デカン(化合物H、分解点116℃)などを挙げることができる。
(B)成分の含有量は、(A)成分100質量部に対し、0.5〜30質量部、好ましくは1〜10質量部とされる。上記範囲より少ないとパターン形成が十分に行われないおそれがあり、上記範囲を超えると均一な溶液が得られにくく、保存安定性が低下する原因となるおそれがある。
レジスト組成物は、(A)成分、(B)成分および後述する任意の成分を有機溶剤(以下、(C)成分ということがある)に溶解させて製造することができる。
(C)成分としては、使用する各成分を溶解し、均一な溶液とすることができるものであればよく、従来、化学増幅型レジストの溶剤として公知のものの中から任意のものを1種または2種以上適宜選択して用いることができる。
例えば、γ−ブチロラクトン等のラクトン類や、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、メチルイソアミルケトン、2−ヘプタノンなどのケトン類、エチレングリコール、エチレングリコールモノアセテート、ジエチレングリコール、ジエチレングリコールモノアセテート、プロピレングリコール、プロピレングリコールモノアセテート、ジプロピレングリコール、またはジプロピレングリコールモノアセテートのモノメチルエーテル、モノエチルエーテル、モノプロピルエーテル、モノブチルエーテルまたはモノフェニルエーテルなどの多価アルコール類およびその誘導体や、ジオキサンのような環式エーテル類や、乳酸メチル、乳酸エチル(EL)、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、ピルビン酸メチル、ピルビン酸エチル、メトキシプロピオン酸メチル、エトキシプロピオン酸エチルなどのエステル類などを挙げることができる。
これらの有機溶剤は単独で用いてもよく、2種以上の混合溶剤として用いてもよい。
また、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)と極性溶剤とを混合した混合溶媒は好ましい。その配合比(質量比)は、PGMEAと極性溶剤との相溶性等を考慮して適宜決定すればよいが、好ましくは9:1〜1:9、より好ましくは8:2〜2:8の範囲内とすることが好ましい。
より具体的には、極性溶剤としてELを配合する場合は、PGMEA:ELの質量比が好ましくは8:2〜2:8、より好ましくは7:3〜3:7であると好ましい。
また、(C)成分として、その他には、PGMEA及びELの中から選ばれる少なくとも1種とγ−ブチロラクトンとの混合溶剤も好ましい。この場合、混合割合としては、前者と後者の質量比が好ましくは70:30〜95:5とされる。
また、(C)成分としては、プロピレングリコールモノメチルエーテル(PGME)も好ましい。
(C)成分の使用量は、特に限定されず、基板等の支持体に塗布可能な濃度で、塗布膜厚に応じて適宜設定されるものであるが、一般的にはレジスト組成物の固形分濃度が2〜20質量%、好ましくは5〜15質量%の範囲内となる様に用いられる。
レジスト組成物には、レジストパターン形状、引き置き経時安定性などを向上させるために、さらに任意の成分として、含窒素有機化合物(D)(以下、(D)成分という)を配合させることができる。
この(D)成分は、既に多種多様なものが提案されているので、公知のものから任意に用いれば良く、例えば、n−ヘキシルアミン、n−ヘプチルアミン、n−オクチルアミン、n−ノニルアミン、n−デシルアミン等のモノアルキルアミン;ジエチルアミン、ジ−n−プロピルアミン、ジ−n−ヘプチルアミン、ジ−n−オクチルアミン、ジシクロヘキシルアミン等のジアルキルアミン;トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリ−n−プロピルアミン、トリ−n−ブチルアミン、トリ−n−ヘキシルアミン、トリ−n−ペンチルアミン、トリ−n−ヘプチルアミン、トリ−n−オクチルアミン、トリ−n−ノニルアミン、トリ−n−デカニルアミン、トリ−n−ドデシルアミン等のトリアルキルアミン;ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン、ジ−n−オクタノールアミン、トリ−n−オクタノールアミン等のアルキルアルコールアミンが挙げらる。これらの中でも、特に第2級脂肪族アミンや第3級脂肪族アミンが好ましく、炭素数5〜10のトリアルキルアミンがさらに好ましく、トリ−n−オクチルアミンが最も好ましい。
これらは単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
(D)成分は、(A)成分100質量部に対して、通常0.01〜5.0質量部の範囲で用いられる。
また、前記(D)成分の配合による感度劣化を防ぎ、またレジストパターン形状、引き置き安定性等の向上の目的で、さらに任意の成分として、有機カルボン酸またはリンのオキソ酸若しくはその誘導体(E)(以下、(E)成分という)を含有させることができる。なお、(D)成分と(E)成分は併用することもできるし、いずれか1種を用いることもできる。
有機カルボン酸としては、例えば、マロン酸、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、安息香酸、サリチル酸などが好適である。
リンのオキソ酸若しくはその誘導体としては、リン酸、リン酸ジ‐n‐ブチルエステル、リン酸ジフェニルエステルなどのリン酸またはそれらのエステルのような誘導体、ホスホン酸、ホスホン酸ジメチルエステル、ホスホン酸‐ジ‐n‐ブチルエステル、フェニルホスホン酸、ホスホン酸ジフェニルエステル、ホスホン酸ジベンジルエステルなどのホスホン酸およびそれらのエステルのような誘導体、ホスフィン酸、フェニルホスフィン酸などのホスフィン酸およびそれらのエステルのような誘導体が挙げられ、これらの中で特にホスホン酸が好ましい。
(E)成分は、(A)成分100質量部当り0.01〜5.0質量部の割合で用いられる。
レジスト組成物には、さらに所望により、混和性のある添加剤、例えばレジスト層の性能を改良するための付加的樹脂、塗布性を向上させるための界面活性剤、溶解抑制剤、可塑剤、安定剤、着色剤、ハレーション防止剤などを適宜、添加含有させることができる。
レジスト層の厚さは、特に限定されないが、好ましくは50〜300nm、より好ましくは50〜150nmである。レジスト層の厚さをこの範囲内とすることにより、電子線やEUVに対する充分な透過性がある。また、レジストパターンを高解像度で形成でき、ドライエッチングに対する十分な耐性が得られる。
本発明のレジストパターン形成方法は例えば以下の様にして行うことができる。
まず、シリコンウェーハ等の基板上にレジスト組成物をスピンナーなどで塗布し、プレベークを、たとえば80〜150℃、好ましくは110〜150℃の温度条件下で40〜120秒間、好ましくは60〜90秒間施してレジスト層を形成する。
次に、該レジスト層上に、本発明の保護膜形成用材料をスピンナーなどで塗布し、ソフトベークを、たとえば40〜100℃の温度条件下で15〜120秒間施して保護膜を形成し、本発明の積層体を作成する。なおソフトベーク処理は必ずしも必要でなく、塗布のみで均一性に優れた良好な塗膜が得られる場合はソフトベークしなくてよい。
次に、該保護膜を介して、電子線又はEUV露光装置により、真空中(例えば1×10−7〜1×10−5Pa)で所望のマスクパターンを介して、または描画によりレジスト層を選択的に露光した後、PEB(露光後加熱)を、たとえば80〜150℃の温度条件下で40〜120秒間、好ましくは60〜90秒間施す。
露光後、現像処理前に、保護膜を除去する。この除去処理は、例えばスピンナーによりシリコンウェーハを回転させながら、保護膜を溶解除去する溶剤を塗布して保護膜のみを完全に除去する等によって行うことができる。保護膜を除去する溶剤としては、上記したフッ素含有有機溶剤や、界面活性剤を配合した水溶液を用いることができる。本発明では特にフッ素含有有機溶剤を用いることが好ましい。その理由は、保護膜をフッ素含有有機溶剤により溶解除去した後、その溶液を回収し蒸留精製して濃度調整をすることにより、保護膜形成用材料に再利用可能であるためで、これにより、製造コストの低減化を図ることができるためである。
保護膜を除去した後、アルカリ現像液、例えば0.1〜10質量%テトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液を用いて現像処理する。これらの工程により、基板上にレジストパターンが形成される。
なお、基板とレジスト層との間には、有機系または無機系の反射防止膜を設けることもできる。
なお、保護膜の剥離後の環境影響は、酸による反応が既に終了しているので問題にならない。
なお、エキシマレーザー用の反射防止膜としてレジスト層上に膜を設けることは公知である。しかし、これらは環境影響の低減を意図したものではなく、環境影響を低減するための保護膜として機能するためのガス遮蔽性を有するか否かは不明である。
また、本発明者の検討によれば、従来一般的に用いられている反射防止膜は、保護膜として機能させるにはガス透過性が高く、環境影響を防ぐためには厚い膜を形成する必要がある。その場合、電子線、EUVのいずれの場合であっても、厚い膜が露光に影響することがあり、膜の存在によりレジストパターン形状の劣化を招く等の問題がある。特に電子線リソグラフィーにおいては、厚い膜による散乱の影響が顕著である。
これに対し、本発明においては、薄い膜厚であってもガス遮蔽性の高い保護膜を形成することができ、露光への影響が小さく、かつ環境影響の問題も解決することができるため、これらの相乗効果によって、良好な形状のレジストパターンが得られる。
[製造例1]
上記式(II)で表される多価フェノール化合物(分子量981:以下、MBSAと略す)、10gをテトラヒドロフラン33gに溶解し、これにエチルビニルエーテル1.8gを添加して攪拌しながら室温にて12時間反応させた。反応終了後、水/酢酸エチル系にて抽出精製を行った。これによりMBSA保護体(a1)10.1gを得た。
得られたMBSA保護体(a1)について、JEOL社製の400MHzのプロトンNMRにより、MBSA保護体(a1)中のフェノール性水酸基の数および1−エトキシエチル基で保護されたフェノール性水酸基の数を測定し、保護率(モル%)を求めたところ、19.9モル%であった。なお、該保護率は、{1−エトキシエチル基で保護されたフェノール性水酸基の数/(フェノール性水酸基の数+1−エトキシエチル基で保護されたフェノール性水酸基の数)}×100である。
製造例1で得たMBSA保護体(a1)100質量部と、10.0質量部のトリフェニルスルホニウムノナフルオロブタンスルホネートと、1.0質量部のトリ−n−オクチルアミンとを、乳酸エチル(EL)/プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PM)=4/6(質量比)の混合溶剤に溶解して、固形分濃度5質量%のポジ型レジスト組成物溶液を得た。
次いで、このレジスト層上に、上記保護膜形成用材料をスピンナーを用いて、回転数2000で均一に塗布し、膜厚30nmの保護膜を成膜し、積層体を得た。
次いで、得られた積層体のレジスト層に対して、保護膜を介して、電子線描画機(LBX−5FE(JEOL社製)、加速電圧50kV)にて描画(露光)を行い、110℃にて90秒ベーク処理(PEB)を行った。
次いで、パーフルオロ(2−ブチルテトラヒドロフラン)を用いて保護膜の溶解除去処理を行った。
次いで、レジスト層を、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド(TMAH)の2.38質量%水溶液(23℃)にて60秒現像し、純水にて30秒リンスして、ラインアンドスペース(L/S)パターンを形成した。得られたレジストパターンについて、以下の評価を行った。その結果を表1に示す。
<感度>
100nmのラインアンドスペースが1:1に形成される露光時間を感度(EOP)としてμC/cm2(エネルギー量)単位で測定した。
<パターン形状>
上記EOPにおいて形成された100nmのL/Sパターンの断面形状をSEM写真により判断した。
<解像性>
上記EOPにおいてL/Sパターンを形成し、その極限解像度(nm)をSEM写真により判断した。
実施例1において、保護膜を設けず、PAB条件を110℃、90秒間に変更した以外は実施例1と同様にしてレジストパターンを形成し、その評価を行った。その結果を表1に示す。
一方、保護膜を設けなかった比較例1においては、感度が低く、パターン形状はT−トップ形状であり、解像性も低かった。
Claims (4)
- 基板上に、基材成分(A)および露光により酸を発生する酸発生剤成分(B)を含有するレジスト層と、フッ素含有ポリマー(F)を有機溶剤に溶解してなる保護膜形成用材料からなる保護膜とが順に積層されてなる積層体であって、
前記基材成分(A)が、2以上のフェノール性水酸基を有し、分子量が300〜2500である多価フェノール化合物(x)における前記フェノール性水酸基の一部が酸解離性溶解抑制基で保護されている保護体(X1)を含有し、
前記多価フェノール化合物(x)が、下記一般式(I)
で表される化合物である積層体。 - 前記基材成分(A)中のフェノール性水酸基の保護率が5〜50モル%である請求項1記載の積層体。
- 前記保護膜の膜厚が40nm以下である請求項1または2記載の積層体。
- 基板上に、請求項1〜3のいずれか一項に記載の積層体を形成し、前記保護膜を介して前記レジスト層を電子線またはEUVにより選択的に露光し、PEB(露光後加熱)を施した後、前記保護膜を除去し、前記レジスト層を現像してレジストパターンを形成するレジストパターン形成方法。
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