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JP4535423B2 - 光送信器及び光−無線融合通信システム - Google Patents

光送信器及び光−無線融合通信システム Download PDF

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Description

本発明は、広帯域信号光を利用した光−無線融合通信システムにおける光送信器、特に無線基地局に所望の無線信号を光信号で送信する光送信器及び光−無線融合通信システムに関する。
図1、図2、図3はそれぞれ従来の光−無線融合通信システムにおける光送信器、無線基地局、無線加入者端末の一例を示したものであり、図4は従来の光−無線融合通信システムにおける電気周波数、光周波数のスペクトルの一例を示したものである。
光送信器101により光信号(101g)が光伝送路を経て無線基地局109へ伝送される。ここで、電気発振器105からの出力信号が無線信号の周波数の半値に等しい周波数の電気搬送波信号(101c)となるようにし、単一スペクトル光源103の出力光(101b)に対して光変調器104で電気変調信号(101c)を基に光位相変調を施し、出力光変調信号(101d)を得る。一方、入力端子102に入力されたM個の値を取り得るディジタル信号(101a)を基に、任意の中間周波数帯の出力信号(101e)を発生する電気発振器107及び電気変調器108を用いて生成された中間周波数帯の変調信号(101f)により、多モード光源106を直接変調するが、同時に、上記の出力光変調信号(101d)を多モード光源106に入力し注入同期をかけることで、多モード光源の出力光変調信号のうちの2モードに同期がかかった光信号(101g)が得られる。
無線基地局109においては、このような光信号(101g)を1つの受光素子110で同時に自乗検波することにより差周波数成分(101h)が得られるが、この信号からバンドパスフィルタ111を用いて不要な信号を除去して得られる信号(101i)を必要に応じて増幅して、アンテナ112から電波として送出することで、ミリ波帯の電気信号を直接伝送せず、また無線基地局にミリ波帯の電気発振器を用意することなく、ミリ波帯無線信号を伝送することが可能となる。
前記無線基地局109から送出された電波(101i)は無線加入者端末113において、アンテナ114により受信されるが、光送信器101において、電気変調器108により、周波数変調もしくは位相変調を施せば、信号電波(101i)は無変調の搬送波信号を含む両側波帯信号となるため、ミキサダイオードなどの非線形素子を用いた乗算器115により自乗検波し、さらにこの乗算器115の出力電気信号(101j)をローパスフィルタ116に通すことで、ミリ波帯の電気発振器を用意することなく、中間周波数帯の電気変調信号(101k)を得ることができる。また、無線基地局における自乗検波の際に、光信号(101g)の持つ周波数不安定性が相殺されるため、無線加入者端末113において得られる中間周波数帯の電気変調信号(101k)は、非常に周波数安定性が高いものになる(非特許文献1参照)。
小楠正大、稲垣恵三、大平孝、「2モード注入同期FPレーザによるミリ波帯多重信号源の検討」、電子情報通信学会2001年総合大会講演論文集、社団法人電子情報通信学会、2001年3月7日、B−5−259
図1、図2、図3、図4に挙げた従来例の場合は、光送信器において多モード光源のうちの2モードを安定に同期させるため、無線信号の周波数の帯域を持つ光変調器を用意する必要がある。また、無線基地局においては、受光素子で自乗検波した際に、受信した光信号の組み合わせの差周波数成分を出力するが、この出力信号は信号伝送には不要な信号も複数含むため、これらの不要信号を除去するための無線信号の周波数帯のバンドパスフィルタが必要になる。広帯域信号を伝送する場合には、無線信号の周波数として広い信号帯域が確保できるミリ波帯を用いることが予想されるが、光送信器は、ミリ波帯の光変調器を含むため高価になり、また、ミリ波帯のバンドパスフィルタは設計が困難であるため、基地局の構成が複雑になる。
本発明は、このような背景に行われたものであって、光送信器自身とともに無線基地局の構成を安価かつ簡易にできる光送信器及び光−無線融合通信システムを提供することを目的とする。
本発明では、前記目的を達成するため、請求項1では、受信した光信号を自乗検波して電気信号に変換し該電気信号を無線信号として送出する無線基地局に所望の無線信号を光信号で送信する光送信器において、それぞれの中心周波数 c1 ,f c2 の差(f c2 −f c1 が前記無線信号の周波数 RF に等しい単一スペクトルの光信号を発生する第1及び第2の単一スペクトル光源と、第1及び第2の単一スペクトル光源から出力された第1及び第2の光信号を合波する光合波器と、前記無線基地局から送出された電波を受信して自乗検波しローパスフィルタに通すことで中間周波数信号を得る無線端末における該中間周波数信号の周波数 IF の半値に等しい周波数(f IF /2)を有する電気搬送波信号を発生する電気発振器と、電気発振器から出力された電気搬送波信号に対し、入力されたM個の値を取り得る電気ディジタル信号m(m=1,2,…,M)にて振幅変調もしくは周波数変調を施して、f IF /2の周波数を有する電気振幅変調信号もしくは電気周波数変調信号を出力する電気変調器と、前記光合波器から出力された光信号に対し、電気変調器よりの電気振幅変調信号もしくは電気周波数変調信号にて搬送波抑圧両側波帯光変調を施して、f c1 +f IF /2、f c1 −f IF /2、f c2 +f IF /2、及びf c2 −f IF /2の周波数を有する光信号を出力する光変調器とを備えたことを特徴とする光送信器をもって解決手段とする。
請求項1の発明によれば、光送信器から4つの光信号を送信することができ、無線基地局の受光素子の出力として、所望の無線信号周波数帯において、振幅変調信号もしくは周波数変調信号を含み、周波数間隔がそれぞれ中間周波数信号の周波数分だけ異なる3波の無線信号を得ることができる。
請求項1の発明において、振幅変調時に伝送する光信号の電界Eoptは次式のように表すことができる。
opt=amcos{2π(fc2+fIF/2)t+φ2(t)}
+amcos{2π(fc2−fIF/2)t+φ2(t)}
+amcos{2π(fc1+fIF/2)t+φ1(t)}
+amcos{2π(fc1−fIF/2)t+φ1(t)} …(1)
但し、ここで、amは電界振幅変調成分で、mはM値(Mは2のn乗(nは自然数)であり、M値信号はnビットの信号である)の入力ディジタル信号(m=1,2,…,M)、fc1,fc2は第1,第2の光信号の光周波数、fIFは中間周波数、φ1(t),φ2(t)は第1,第2の単一スペクトル光源の位相雑音を表すものとする。
この光信号を受光素子で自乗検波して得られる無線信号の電界ERFは次式のように表すことができる。
RF∝am 2cos{2π(fRF+fIF)t+φ2(t)−φ1(t)}
+2am 2cos{2πfRFt+φ2(t)−φ1(t)}
+am 2cos{2π(fRF−fIF)t+φ2(t)−φ1(t)} …(2)
但し、ここで、fRFは無線信号周波数を表し、fRF=fc2c1である。
無線加入者端末では、これらの高周波無線信号電波をアンテナで受信した後、ダイオードなどの非線形素子により自乗検波し、ローパスフィルタを通すことで、局部発振器、つまり無線信号の周波数帯の電気発振器を用意することなく、中間周波数信号として、低周波数帯の電気振幅変調を得ることができる。
中間周波数帯信号の電界EIFは次式のように表すことができる。
IF∝4am 4cos(2πfIFt) …(3)
(3)式から、無線加入者端末における電気の自乗検波の際に、第1及び第2の単一光スペクトル光源の位相雑音が相殺され、周波数安定性の高い中間周波数信号が得られることが分かる。
請求項2では、受信した光信号を自乗検波して電気信号に変換し該電気信号を無線信号として送出する無線基地局に所望の無線信号を光信号で送信する光送信器において、それぞれの中心周波数 c1 ,f c2 の差(f c2 −f c1 が前記無線信号の周波数 RF に等しい単一スペクトルの光信号を発生する第1及び第2の単一スペクトル光源と、第1及び第2の単一スペクトル光源から出力された第1及び第2の光信号を合波する光合波器と、前記無線基地局から送出された電波を受信して自乗検波しローパスフィルタに通すことで中間周波数信号を得る無線端末における該中間周波数信号の周波数 IF の半値に等しい周波数(f IF /2)を有する電気搬送波信号を発生する電気発振器と、電気発振器から出力された電気搬送波信号に対し、入力されたM個の値を取り得る電気ディジタル信号m(m=1,2,…,M)にて位相変調を施して電気位相変調信号を出力する電気位相変調器であって、電気ディジタル信号(m+1)に対する出力電気位相変調信号の位相と、電気ディジタル信号mに対する出力電気位相変調信号の位相との位相差がπ/Mとなるような位相変調を施して、f IF /2の周波数を有する電気位相変調信号を出力する電気位相変調器と、前記光合波器から出力された光信号に対し、電気変調器よりの電気位相変調信号にて搬送波抑圧両側波帯光変調を施して、f c1 +f IF /2、f c1 −f IF /2、f c2 +f IF /2、及びf c2 −f IF /2の周波数を有する光信号を出力する光変調器とを備えたことを特徴とする光送信器をもって解決手段とする。
請求項2の発明によれば、光送信器から4つの光信号を送信することができ、無線基地局の受光素子の出力として、所望の無線信号周波数帯において、位相変調信号を含み、周波数間隔がそれぞれ中間周波数信号の周波数分だけ異なる3波の無線信号を得ることができる。
請求項2の発明において、伝送する光信号の電界Eoptは次式のように表すことができる。
opt=Acos{2π(fc2+fIF/2)t+φm+φ2(t)}
+Acos{2π(fc2−fIF/2)t−φm+φ2(t)}
+Acos{2π(fc1+fIF/2)t+φm+φ1(t)}
+Acos{2π(fc1−fIF/2)t−φm+φ1(t)} …(4)
但し、ここで、Aは電界振幅、fc1,fc2は第1,第2の光信号の光周波数、fIFは中間周波数、mはM値(Mは2のn乗(nは自然数)であり、M値信号はnビットの信号である)の入力ディジタル信号(m=1,2,…,M)、φ1(t),φ2(t)は第1,第2の単一スペクトル光源の位相雑音を表し、φmはφ=φm+1−φm=π/Mを満たすものとする。
この光信号を受光素子で自乗検波して得られる無線信号の電界ERFは次式のように表すことができる。
RF∝A2cos{2π(fRF+fIF)t+2φm+φ2(t)−φ1(t)}
+2A2cos{2πfRFt+φ2(t)−φ1(t)}
+A2cos{2π(fRF−fIF)t−2φm+φ2(t)−φ1(t)} …(5)
但し、ここで、fRFは無線信号周波数を表し、fRF=fc2−fc1である。
無線加入者端末では、これらの高周波無線信号電波をアンテナで受信した後、ダイオードなどの非線形素子により自乗検波し、ローパスフィルタを通すことで、局部発振器、つまり無線信号の周波数帯の電気発振器を用意することなく、中間周波数信号として、入力端子に入力された電気ディジタル信号のM値の信号に対する位相差φ’(=2φm+1−2φm)が2π/Mとなる低周波数帯の電気位相信号を得ることができる。
中間周波数帯信号の電界EIFは次式のように表すことができる。
IF∝4A4cos(2πfIFt+2φm) …(6)
(6)式から、無線加入者端末における電気の自乗検波の際に、第1及び第2の単一光スペクトル光源の位相雑音が相殺され、周波数安定性の高い中間周波数信号が得られることが分かる。
請求項3では、受信した光信号を自乗検波して電気信号に変換し該電気信号を無線信号として送出する無線基地局に、所望の無線信号を送出させる光信号を送信する光送信器において、それぞれの中心周波数 c1 ,f c2 の差(f c2 −f c1 が前記無線信号の周波数 RF に等しい単一スペクトルの光信号を発生する第1及び第2の単一スペクトル光源と、第1及び第2の単一スペクトル光源から出力された第1及び第2の光信号を合波する光合波器と、前記無線基地局から送出された電波を受信して自乗検波しローパスフィルタに通すことで中間周波数信号を得る無線端末における中間周波数信号の周波数 IF に等しい周波数を有する電気搬送波信号を発生する電気発振器と、電気発振器から出力された電気搬送波信号に対し、入力されたM個の値を取り得る電気ディジタル信号m(m=1,2,…,M)にて振幅変調もしくは周波数変調もしくは位相変調を施して、f IF の周波数を有する電気振幅変調信号もしくは電気周波数変調信号もしくは電気位相変調信号を出力する電気変調器と、前記光合波器から出力された光信号に対し、電気変調器よりの電気振幅変調信号もしくは電気周波数変調信号もしくは電気位相変調信号にて単側波帯光変調を施して、f c1 +f IF 及びf c2 +f IF の周波数、またはf c1 −f IF 及びf c2 −f IF の周波数を有する光信号を出力する光単側波帯変調器とを備えたことを特徴とする光送信器をもって解決手段とする。
請求項3の発明によれば、光送信器から4つの光信号を送信することができ、無線基地局の受光素子の出力として、所望の無線信号周波数帯において、振幅変調信号もしくは周波数変調信号もしくは位相変調信号を含み、周波数間隔がそれぞれ中間周波数信号の周波数分だけ異なる3波の無線信号を得ることができる。
請求項3の発明において、電気変調器により位相変調し、光単側波帯変調器により上側波帯を残留させる単側波帯光変調する際に伝送する光信号の電界Eoptは次式のように表すことができる。
opt=Acos{2π(fc2+fIF)t+φm+φ2(t)}
+Acos{2π(fc2)t+φ2(t)}
+Acos{2π(fc1+fIF)t+φm+φ1(t)}
+Acos{2π(fc1)t+φ1(t)} …(7)
但し、ここで、Aは電界振幅、fc1,fc2は第1,第2の光信号の光周波数、fIFは中間周波数、mはM値(Mは2のn乗(nは自然数)であり、M値信号はnビットの信号である)の入力ディジタル信号(m=1,2,…,M)、φ1(t),φ2(t)は第1,第2の単一スペクトル光源の位相雑音を表し、φmはφ=φm+1−φm=2π/Mを満たすものとする。
この光信号を受光素子で自乗検波して得られる無線信号の電界ERFは次式のように表すことができる。
RF∝A2cos{2π(fRF+fIF)t+φm+φ2(t)−φ1(t)}
+2A2cos{2πfRFt+φ2(t)−φ1(t)}
+A2cos{2π(fRF−fIF)t−φm+φ2(t)−φ1(t)} …(8)
但し、ここで、fRFは無線信号周波数を表し、fRF=fc2−fc1である。
無線加入者端末では、これらの高周波無線信号電波をアンテナで受信した後、ダイオードなどの非線形素子により自乗検波し、ローパスフィルタを通すことで、局部発振器、つまり無線信号の周波数帯の電気発振器を用意することなく、中間周波数信号として、低周波数帯の電気位相信号を得ることができる。
中間周波数帯信号の電界EIFは次式のように表すことができる。
IF∝4A4cos(2πfIFt+φm) …(9)
(9)式から、無線加入者端末における電気の自乗検波の際に、第1及び第2の単一光スペクトル光源の位相雑音が相殺され、周波数安定性の高い中間周波数信号が得られることが分かる。
請求項4乃至6では、それぞれ請求項1乃至3の光送信器を含む光−無線融合通信システムをもって解決手段とし、その作用・効果は前記請求項1乃至3の場合と同様である。
以上説明したように、本発明の光送信器及び光−無線融合通信システムにより、無線基地局に光信号を送信する広帯域光−無線融合通信システムの光送信器において無線信号の周波数帯の光変調器を用意することなく、また、無線基地局において無線信号の周波数帯のフィルタを用意することなく、周波数安定性の高い中間周波数変調信号を得ることが可能となる。これにより、光送信器とともに無線基地局を安価かつ単純なハードウェア構成にすることが可能となる。
<実施の形態1>
本発明の第1の実施の形態について、図5、図6、図7のブロック図と、図8の電気周波数、光周波数のスペクトル図を参照して説明する。
図5は本発明の第1の実施の形態の光送信器1の構成を示すブロック図であるが、2は伝送する電気ディジタル信号(1a)を入力する入力端子、3,4は第1及び第2の単一スペクトル光源、5は第1の単一スペクトル光源3及び第2の単一スペクトル光源4からの第1及び第2の出力光信号(1b,1c)を合波する光合波器、6は電気発振器7からの出力信号(1e)を電気変調器8で入力電気ディジタル信号(1a)を基に振幅変調もしくは周波数変調した電気変調信号(1f)によって光合波器5の出力光(1d)を搬送波抑圧両側波帯光変調する光変調器である。
この光送信器1において、第1の単一スペクトル光源3からの出力光信号(1b)の光周波数(fc1)と第2の単一スペクトル光源4からの出力光信号(1c)の光周波数(fc2)との差(fc2−fc1)が、ミリ波帯などの無線信号周波数(fRF)と等しくなるようにし、電気発振器7からの出力信号(1e)が中間周波数信号の周波数(fIF)の半値の周波数(fIF/2)を持つ電気搬送波信号となるようにする。また、電気変調器8の出力電気変調信号(1f)の占有周波数帯域(B)が中間周波数信号の周波数(fIF)よりも小さくなるようにする。
上記のようにして光送信器1から送信された光信号(1g)は、図6に示す無線基地局9で受信される。
無線基地局9は、光信号(1g)を自乗検波して電気信号に変換する受光素子10と、この受光素子10の出力電気信号(1h)であるミリ波帯無線信号を電波として送出するアンテナ11によって構成される。
光送信器1で、第1の単一スペクトル光源3からの出力光信号(1b)の光周波数(fc1)と第2の単一スペクトル光源4からの出力光信号(1c)の光周波数(fc2)との差(fc2−fc1)が、ミリ波帯などの無線信号周波数(fRF)と等しくなるようにし、さらに、電気発振器8からの出力信号(1e)が中間周波数信号の周波数(fIF)の半値の周波数(fIF/2)を持つ電気搬送波信号となるようにすることで、無線基地局9において、周波数間隔がそれぞれ中間周波数信号の周波数分(fIF)だけ異なる3波のミリ波帯無線信号(1h:fRF+fIF,fRF,fRF−fIF)を得ることができる。
図7は本発明の第1の実施の形態の無線加入者端末12の構成を示すブロック図である。無線基地局9から送出されたミリ波帯無線信号(1h)はアンテナ13により受信された後、ミキサダイオードなどの非線形素子を用いた乗算器14により自乗検波され、さらにこの乗算器14の出力電気信号(1i)をローパスフィルタ15に通すことで、ミリ波帯の電気発振器を用意することなく、周波数安定性の高い中間周波数帯の電気変調信号(1j)を得ることができる。
<実施の形態2>
本発明の第2の実施の形態について、図9、図10、図11のブロック図と、図12の電気周波数、光周波数のスペクトル図を参照して説明する。
図9は本発明の第2の実施の形態の光送信器18の構成を示すブロック図であるが、19は伝送する電気ディジタル信号(2a)を入力する入力端子、20,21は第1及び第2の単一スペクトル光瀬、22は第1の単一スペクトル光源20及び第2の単一スペクトル光源21からの第1及び第2の出力光信号(2b,2c)を合波する光合波器、23は電気発振器24からの出力信号(2e)を電気位相変調器25で入力電気ディジタル信号(2a)を基に位相変調した電気位相変調信号(2f)によって光合波器5の出力光(2d)を搬送波抑圧両側波帯光変調する光変調器である。
この光送信器18において、第1の単一スペクトル光源20からの出力光信号(2b)の光周波数(fc1)と第2の単一スペクトル光源21からの出力光信号(2c)の光周波数(fc2)との差(fc2−fc1)が、ミリ波帯などの無線信号周波数(fRF)と等しくなるようにし、電気発振器24からの出力信号(2e)が中間周波数信号の周波数(fIF)の半値の周波数(fIF/2)を持つ電気搬送波信号となるようにする。また、電気位相変調器25において、入力されたM個の値を取り得る電気ディジタル信号m(m=1,2,…,M)に対して、電気ディジタル信号(m+1)に対する出力電気位相変調信号(2f)の位相と、電気ディジタル信号mに対する出力電気位相変調信号(2f)の位相との位相差がπ/Mとなるように位相変調を施し、さらに、電気位相変調器25の出力電気位相変調信号(2f)の占有周波数帯域(B)が中間周波数信号の周波数(fIF)よりも小さくなるようにする。
上記のようにして光送信器18から送信された光信号(2g)は、図10に示す無線基地局26で受信される。
無線基地局26は、光信号(2g)を自乗検波して電気信号に変換する受光素子27と、この受光素子27の出力電気信号(2h)であるミリ波帯無線信号を電波として送出するアンテナ28によって構成される。
光送信器18で、第1の単一スペクトル光源20からの出力光信号(2b)の光周波数(fc1)と第2の単一スペクトル光源21からの出力光信号(2c)の光周波数(fc2)との差(fc2−fc1)が、ミリ波帯などの無線信号周波数(fRF)と等しくなるようにし、さらに、電気発振器24からの出力信号(2e)が中間周波数信号の周波数(fIF)の半値の周波数(fIF/2)を持つ電気搬送波信号となるようにすることで、無線基地局26において、周波数間隔がそれぞれ中間周波数信号の周波数分(fIF)だけ異なる3波のミリ波帯無線信号(2h:fRF+fIF,fRF,fRF−fIF)を得ることができる。
図11は本発明の第2の実施の形態の無線加入者端末29の構成を示すブロック図である。無線基地局26から送出されたミリ波帯無線信号(2h)はアンテナ30により受信された後、ミキサダイオードなどの非線形素子を用いた乗算器31により自乗検波され、さらにこの乗算器31の出力電気信号(2i)をローパスフィルタ32に通すことで、ミリ波帯の電気発振器を用意することなく、周波数安定性の中間周波数帯の電気変調信号(2j)を得ることができる。
また、本発明では、光送信器において、入力電気ディジタル信号のM値の信号に対する位相差φがπ/Mとなるように変調されているので、無線加入者端末29における中間周波数帯信号として、入力電気ディジタル信号のM値の信号に対する位相差φ’が2π/Mとなるような変調信号(2j)を得ることができ、検波のSN特性が最適となる。
<実施の形態3>
本発明の第3の実施の形態について、図13、図14、図15のブロック図と、図16の電気周波数、光周波数のスペクトル図を参照して説明する。
図13は本発明の第3の実施の形態の光送信器35の構成を示すブロック図であるが、36は伝送する電気ディジタル信号(3a)を入力する入力端子、37,38は第1及び第2の単一スペクトル光源、39は第1の単一スペクトル光源37及び第2の単一スペクトル光源38からの第1及び第2の出力光信号(3b,3c)を合波する光合波器、40は電気発振器41からの出力信号(3e)を電気変調器42で入力電気ディジタル信号(3a)を基に振幅変調もしくは周波数変調もしくは位相変調した電気変調信号(3f)によって光合波器39の出力光(3d)を単側波帯光変調する光単側波帯変調器である。
この光送信器35において、第1の単一スペクトル光源37からの出力光信号(3b)の光周波数(fc1)と第2の単一スペクトル光源38からの出力光信号(3c)の光周波数(fc2)との差(fc2−fc1)が、ミリ波帯などの無線信号周波数(fRF)と等しくなるようにし、電気発振器41からの出力信号(3e)が中間周波数信号の周波数(fIF)を持つ電気搬送波信号となるようにする。また、電気変調器42の出力電気変調信号(3f)の占有周波数帯域(B)が中間周波数信号の周波数(fIF)の2倍値よりも小さくなるようにする。
上記のようにして光送信器35から送信された光信号(3g)は、図14に示す無線基地局43で受信される。
無線基地局43は、光信号(3g)を自乗検波して電気信号に変換する受光素子44と、この受光素子44の出力電気信号(3h)であるミリ波帯無線信号を電波として送出するアンテナ45によって構成される。
光送信器35で、第1の単一スペクトル光源37からの出力光信号(3b)の光周波数(fc1)と第2の単一スペクトル光源38からの出力光信号(3c)の光周波数(fc2)との差(fc2−fc1)が、ミリ波帯などの無線信号周波数(fRF)と等しくなるようにし、さらに、電気発振器41からの出力信号(3e)が中間周波数信号の周波数(fIF)を持つ電気搬送波信号となるようにすることで、無線基地局43において、周波数間隔がそれぞれ中間周波数信号の周波数分(fIF)だけ異なる3波のミリ波帯無線信号(3h:fRF+fIF,fRF,fRF−fIF)を得ることができる。
図15は本発明の第3の実施の形態の無線加入者端末46の構成を示すブロック図である。無線基地局43から送出されたミリ波帯無線信号(3h)はアンテナ47により受信された後、ミキサダイオードなどの非線形素子を用いた乗算器48により自乗検波され、さらにこの乗算器48の出力電気信号(3i)をローパスフィルタ49に通すことで、ミリ波帯の電気発振器を用意することなく、周波数安定性の高い中間周波数帯の電気変調信号(3j)を得ることができる。
従来の光送信器の一例を示すブロック構成図 従来の無線基地局の一例を示すブロック構成図 従来の無線加入者端末の一例を示すブロック構成図 従来の光−無線融合通信システムにおける信号スペクトルの一例を示す図 本発明の第1の実施の形態に係る光送信器を示すブロック構成図 本発明の第1の実施の形態に係る無線基地局を示すブロック構成図 本発明の第1の実施の形態に係る無線加入者端末を示すブロック構成図 本発明の第1の実施の形態における信号スペクトルを示す図 本発明の第2の実施の形態に係る光送信器を示すブロック構成図 本発明の第2の実施の形態に係る無線基地局を示すブロック構成図 本発明の第2の実施の形態に係る無線加入者端末を示すブロック構成図 本発明の第2の実施の形態における信号スペクトルを示す図 本発明の第3の実施の形態に係る光送信器を示すブロック構成図 本発明の第3の実施の形態に係る無線基地局を示すブロック構成図 本発明の第3の実施の形態に係る無線加入者端末を示すブロック構成図 本発明の第3の実施の形態における信号スペクトルを示す図
符号の説明
1,18,35:光送信器、2,19,36:入力端子、3,4,20,21,37,38:単一スペクトル光源、5,22,39:光合波器、6,23…光変調器、40…光単側波帯変調器、7,24,41…電気発振器、8,42:電気変調器、25…電気位相変調器、9,26,43:無線基地局、10,27,44:受光素子、11,13,28,30,45,47…アンテナ、12,29,46:無線加入者端末、14,31,48…乗算器、15,32,49:ローパスフィルタ、16,33,50:検波器、17,34,51…出力端子。

Claims (6)

  1. 受信した光信号を自乗検波して電気信号に変換し該電気信号を無線信号として送出する無線基地局に所望の無線信号を光信号で送信する光送信器において、
    それぞれの中心周波数 c1 ,f c2 の差(f c2 −f c1 が前記無線信号の周波数 RF に等しい単一スペクトルの光信号を発生する第1及び第2の単一スペクトル光源と、
    第1及び第2の単一スペクトル光源から出力された第1及び第2の光信号を合波する光合波器と、
    前記無線基地局から送出された電波を受信して自乗検波しローパスフィルタに通すことで中間周波数信号を得る無線端末における該中間周波数信号の周波数 IF の半値に等しい周波数(f IF /2)を有する電気搬送波信号を発生する電気発振器と、
    電気発振器から出力された電気搬送波信号に対し、入力されたM個の値を取り得る電気ディジタル信号m(m=1,2,…,M)にて振幅変調もしくは周波数変調を施して、f IF /2の周波数を有する電気振幅変調信号もしくは電気周波数変調信号を出力する電気変調器と、
    前記光合波器から出力された光信号に対し、電気変調器よりの電気振幅変調信号もしくは電気周波数変調信号にて搬送波抑圧両側波帯光変調を施して、f c1 +f IF /2、f c1 −f IF /2、f c2 +f IF /2、及びf c2 −f IF /2の周波数を有する光信号を出力する光変調器とを備えた
    ことを特徴とする光送信器。
  2. 受信した光信号を自乗検波して電気信号に変換し該電気信号を無線信号として送出する無線基地局に所望の無線信号を光信号で送信する光送信器において、
    それぞれの中心周波数 c1 ,f c2 の差(f c2 −f c1 が前記無線信号の周波数 RF に等しい単一スペクトルの光信号を発生する第1及び第2の単一スペクトル光源と、
    第1及び第2の単一スペクトル光源から出力された第1及び第2の光信号を合波する光合波器と、
    前記無線基地局から送出された電波を受信して自乗検波しローパスフィルタに通すことで中間周波数信号を得る無線端末における該中間周波数信号の周波数 IF の半値に等しい周波数(f IF /2)を有する電気搬送波信号を発生する電気発振器と、
    電気発振器から出力された電気搬送波信号に対し、入力されたM個の値を取り得る電気ディジタル信号m(m=1,2,…,M)にて位相変調を施して電気位相変調信号を出力する電気位相変調器であって、電気ディジタル信号(m+1)に対する出力電気位相変調信号の位相と、電気ディジタル信号mに対する出力電気位相変調信号の位相との位相差がπ/Mとなるような位相変調を施して、f IF /2の周波数を有する電気位相変調信号を出力する電気位相変調器と、
    前記光合波器から出力された光信号に対し、電気変調器よりの電気位相変調信号にて搬送波抑圧両側波帯光変調を施して、f c1 +f IF /2、f c1 −f IF /2、f c2 +f IF /2、及びf c2 −f IF /2の周波数を有する光信号を出力する光変調器とを備えた
    ことを特徴とする光送信器。
  3. 受信した光信号を自乗検波して電気信号に変換し該電気信号を無線信号として送出する無線基地局に、所望の無線信号を送出させる光信号を送信する光送信器において、
    それぞれの中心周波数 c1 ,f c2 の差(f c2 −f c1 が前記無線信号の周波数 RF に等しい単一スペクトルの光信号を発生する第1及び第2の単一スペクトル光源と、
    第1及び第2の単一スペクトル光源から出力された第1及び第2の光信号を合波する光合波器と、
    前記無線基地局から送出された電波を受信して自乗検波しローパスフィルタに通すことで中間周波数信号を得る無線端末における中間周波数信号の周波数 IF に等しい周波数を有する電気搬送波信号を発生する電気発振器と、
    電気発振器から出力された電気搬送波信号に対し、入力されたM個の値を取り得る電気ディジタル信号m(m=1,2,…,M)にて振幅変調もしくは周波数変調もしくは位相変調を施して、f IF の周波数を有する電気振幅変調信号もしくは電気周波数変調信号もしくは電気位相変調信号を出力する電気変調器と、
    前記光合波器から出力された光信号に対し、電気変調器よりの電気振幅変調信号もしくは電気周波数変調信号もしくは電気位相変調信号にて単側波帯光変調を施して、f c1 +f IF 及びf c2 +f IF の周波数、またはf c1 −f IF 及びf c2 −f IF の周波数を有する光信号を出力する光単側波帯変調器とを備えた
    ことを特徴とする光送信器。
  4. 受信した光信号を自乗検波して電気信号に変換し該電気信号を無線信号として送出する無線基地局と、前記無線基地局から送出された電波を受信して自乗検波しローパスフィルタに通すことで中間周波数信号を得る無線端末と、前記無線基地局に所望の無線信号を光信号で送信する光送信器とを備えた光−無線融合通信システムにおいて、
    前記光送信器は、
    それぞれの中心周波数f c1 ,f c2 の差(f c2 −f c1 )が前記無線信号の周波数f RF に等しい単一スペクトルの光信号を発生する第1及び第2の単一スペクトル光源と、
    第1及び第2の単一スペクトル光源から出力された第1及び第2の光信号を合波する光合波器と、
    前記無線端末における前記中間周波数信号の周波数f IF の半値に等しい周波数(f IF /2)を有する電気搬送波信号を発生する電気発振器と、
    電気発振器から出力された電気搬送波信号に対し、入力されたM個の値を取り得る電気ディジタル信号m(m=1,2,…,M)にて振幅変調もしくは周波数変調を施して、f IF /2の周波数を有する電気振幅変調信号もしくは電気周波数変調信号を出力する電気変調器と、
    前記光合波器から出力された光信号に対し、電気変調器よりの電気振幅変調信号もしくは電気周波数変調信号にて搬送波抑圧両側波帯光変調を施して、f c1 +f IF /2、f c1 −f IF /2、f c2 +f IF /2、及びf c2 −f IF /2の周波数を有する光信号を出力する光変調器とを備え、
    前記無線基地局は、
    前記光送信器から送出されたf c1 +f IF /2、f c1 −f IF /2、f c2 +f IF /2、及びf c2 −f IF /2の周波数を有する光信号を受信して自乗検波し、f RF 、f RF +f IF 、及びf RF −f IF の周波数を有する電気信号に変換し、該電気信号を無線信号として送出し、
    前記無線端末は、
    前記無線基地局から送出されたf RF 、f RF +f IF 、及びf RF −f IF の周波数を有する電波を受信して自乗検波し、f IF 、2f IF 、2f RF 、2f RF +f IF 、及び2f RF −f IF の周波数を有する電気信号に変換し、該電気信号をローパスフィルタに通すことでf IF の周波数を有する中間周波数信号を得る
    ことを特徴とする光−無線融合通信システム。
  5. 受信した光信号を自乗検波して電気信号に変換し該電気信号を無線信号として送出する無線基地局と、前記無線基地局から送出された電波を受信して自乗検波しローパスフィルタに通すことで中間周波数信号を得る無線端末と、前記無線基地局に所望の無線信号を光信号で送信する光送信器とを備えた光−無線融合通信システムにおいて、
    前記光送信器は、
    それぞれの中心周波数f c1 ,f c2 の差(f c2 −f c1 )が前記無線信号の周波数f RF に等しい単一スペクトルの光信号を発生する第1及び第2の単一スペクトル光源と、
    第1及び第2の単一スペクトル光源から出力された第1及び第2の光信号を合波する光合波器と、
    前記無線端末における前記中間周波数信号の周波数f IF の半値に等しい周波数(f IF /2)を有する電気搬送波信号を発生する電気発振器と、
    電気発振器から出力された電気搬送波信号に対し、入力されたM個の値を取り得る電気ディジタル信号m(m=1,2,…,M)にて位相変調を施して電気位相変調信号を出力する電気位相変調器であって、電気ディジタル信号(m+1)に対する出力電気位相変調信号の位相と、電気ディジタル信号mに対する出力電気位相変調信号の位相との位相差がπ/Mとなるような位相変調を施して、f IF /2の周波数を有する電気位相変調信号を出力する電気位相変調器と、
    前記光合波器から出力された光信号に対し、電気変調器よりの電気位相変調信号にて搬送波抑圧両側波帯光変調を施して、f c1 +f IF /2、f c1 −f IF /2、f c2 +f IF /2、及びf c2 −f IF /2の周波数を有する光信号を出力する光変調器とを備え、
    前記無線基地局は、
    前記光送信器から送出されたf c1 +f IF /2、f c1 −f IF /2、f c2 +f IF /2、及びf c2 −f IF /2の周波数を有する光信号を受信して自乗検波し、f RF 、f RF +f IF 、及びf RF −f IF の周波数を有する電気信号に変換し、該電気信号を無線信号として送出し、
    前記無線端末は、
    前記無線基地局から送出されたf RF 、f RF +f IF 、及びf RF −f IF の周波数を有する電波を受信して自乗検波し、f IF 、2f IF 、2f RF 、2f RF +f IF 、及び2f RF −f IF の周波数を有する電気信号に変換し、該電気信号をローパスフィルタに通すことでf IF の周波数を有する中間周波数信号を得る
    ことを特徴とする光−無線融合通信システム。
  6. 受信した光信号を自乗検波して電気信号に変換し該電気信号を無線信号として送出する無線基地局と、前記無線基地局から送出された電波を受信して自乗検波しローパスフィルタに通すことで中間周波数信号を得る無線端末と、前記無線基地局に所望の無線信号を光信号で送信する光送信器とを備えた光−無線融合通信システムにおいて、
    前記光送信器は、
    それぞれの中心周波数f c1 ,f c2 の差(f c2 −f c1 )が前記無線信号の周波数f RF に等しい単一スペクトルの光信号を発生する第1及び第2の単一スペクトル光源と、
    第1及び第2の単一スペクトル光源から出力された第1及び第2の光信号を合波する光合波器と、
    前記無線端末における前記中間周波数信号の周波数f IF に等しい周波数を有する電気搬送波信号を発生する電気発振器と、
    電気発振器から出力された電気搬送波信号に対し、入力されたM個の値を取り得る電気ディジタル信号m(m=1,2,…,M)にて振幅変調もしくは周波数変調もしくは位相変調を施して、f IF の周波数を有する電気振幅変調信号もしくは電気周波数変調信号もしくは電気位相変調信号を出力する電気変調器と、
    前記光合波器から出力された光信号に対し、電気変調器よりの電気振幅変調信号もしくは電気周波数変調信号もしくは電気位相変調信号にて単側波帯光変調を施して、f c1 +f IF 及びf c2 +f IF の周波数、またはf c1 −f IF 及びf c2 −f IF の周波数を有する光信号を出力する光単側波帯変調器とを備え、
    前記無線基地局は、
    前記光送信器から送出されたf c1 +f IF 及びf c2 +f IF の周波数、またはf c1 −f IF 及びf c2 −f IF の周波数を有する光信号を受信して自乗検波し、f RF 、f RF +f IF 、及びf RF −f IF の周波数を有する電気信号に変換し、該電気信号を無線信号として送出し、
    前記無線端末は、
    前記無線基地局から送出されたf RF 、f RF +f IF 、及びf RF −f IF の周波数を有する電波を受信して自乗検波し、f IF 、2f IF 、2f RF 、2f RF +f IF 、及び2f RF −f IF の周波数を有する電気信号に変換し、該電気信号をローパスフィルタに通すことでf IF の周波数を有する中間周波数信号を得る
    ことを特徴とする光−無線融合通信システム。
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