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JP4526408B2 - スピーカー装置用のフレーム及びスピーカー装置 - Google Patents

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JP4526408B2
JP4526408B2 JP2005040036A JP2005040036A JP4526408B2 JP 4526408 B2 JP4526408 B2 JP 4526408B2 JP 2005040036 A JP2005040036 A JP 2005040036A JP 2005040036 A JP2005040036 A JP 2005040036A JP 4526408 B2 JP4526408 B2 JP 4526408B2
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Description

本発明は、スピーカー装置におけるフレームの構造に関する。
従来より、フレーム及び振動板等を有する振動系と、ヨーク、マグネット及びプレートを有する磁気回路系とを備えるスピーカー装置が知られている。
そのようなスピーカー装置では、フレームは、例えば椀型の形状を有するように形成されている。そして、このような形状を有するフレームは、磁気回路を保持する磁気回路収容部と、その磁気回路収容部の外側に配置され、エッジの外周部を取り付けるためのエッジ取り付け部を有する外周部と、磁気回路収容部と外周部とを連結する複数のアーム部とを備えて構成される。
この種の構成を有するフレームの一例が、特許文献1乃至3に記載されている。特許文献1に係るスピーカフレームでは、その強度向上及び重量低減を図るために、各フレームアームに補強リブを設けている。また、特許文献2に係るスピーカフレームでは、脚部(アーム部)と磁気回路取付部との結合を強固なものとし、スピーカフレームの強度向上を図るために、脚部(アーム部)と磁気回路取付部の結合部分、即ち入隅部分に面取り加工を施している。さらに、特許文献3に係るスピーカフレームでは、スピーカフレームの分割振動を抑制するために、エッジ支持部と磁気回路の取付け部とを接続する脚部の強度が不均一となるように構成している。
特開平6−245295号公報 特開2002−142290号公報 特開平7−95687号公報
上記のスピーカー装置では、その駆動時に、フレームにおいて磁気回路収容部の外周壁と各アーム部の結合部分に応力が集中するが、その結合部分とそれ以外の部分では、かかる応力が異なるにも拘らず同一形状となっている。
本発明が解決しようとする課題としては、上記のようなものが例として挙げられる。本発明は、アーム部とリブの結合部分の強度を低下させずに、リブの高さを部分的に変えることにより、リブの形成材料の低減及びフレームの軽量化を図ることが可能なスピーカー装置用のフレーム及びそのフレームを用いたスピーカー装置を提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、スピーカー装置用のフレームであって、環状の形状を有しダンパーの外周部が取り付けられるダンパー取り付け部と、前記ダンパー取り付け部の外側に配置され、エッジの外周部が取り付けられるエッジ取り付け部と、前記ダンパー取り付け部と前記エッジ取り付け部との間に設けられた複数のアーム部と、前記ダンパー取り付け部の外周部から起立するように設けられたリブと、を備え、前記リブは、前記アーム部がその側面にそれぞれ取り付けられている、高さが高い凸部分と、前記アーム部が取り付けられていない、高さが低い凹部分と、を含むことを特徴とする。
本発明の1つの実施形態では、スピーカー装置用のフレームは、環状の形状を有しダンパーの外周部が取り付けられるダンパー取り付け部と、前記ダンパー取り付け部の外側に配置され、エッジの外周部が取り付けられるエッジ取り付け部と、前記ダンパー取り付け部と前記エッジ取り付け部との間に設けられた複数のアーム部と、前記ダンパー取り付け部の外周部から起立するように設けられたリブと、を備え、前記リブは、前記アーム部がその側面にそれぞれ取り付けられている、高さが高い凸部分と、前記アーム部が取り付けられていない、高さが低い凹部分と、を含む。
このようなスピーカー装置用のフレームを有するスピーカー装置では、その駆動時に、リブを含むダンパー取り付け部の外周壁とアーム部の結合部分に応力が集中する。この点、このスピーカー装置用のフレームでは、前記リブは、前記アーム部がその側面にそれぞれ取り付けられている、高さが高い凸部分と、前記アーム部が取り付けられていない、高さが低い凹部分と、を含む。このため、その結合部分の強度向上を図ることができる。
また、このスピーカー装置用のフレームでは、スピーカー装置の駆動時に、リブを含むダンパー取り付け部の外周壁とアーム部の結合部分以外に対応するリブの部分には、それ程大きな応力は作用しない。したがって、リブの凹部分は、凸部分より低くても良い。この点、このスピーカー装置用のフレームでは、リブの凹部分の高さは部分の高さより低くなるように設定されている。よって、アーム部とリブとの結合部分に対応するリブの高さと、非結合部分に対応するリブの高さとを同一に設定したフレームと比べて、リブの形成材料の低減を図ることができる。これに伴い、スピーカー装置用のフレームの軽量化を図ることができる。
好適な例では、前記アーム部と前記凸部分の頂面は略同じ高さの平面を有する。また、リブの形状は、側面視したときに、山型又は階段状に形成することができる。
上記のスピーカー装置用のフレームを備えるスピーカー装置を構成することができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例について説明する。本実施例は、スピーカー装置におけるフレームにおいて、アーム部とリブの結合部分の強度を低下させずに、リブの高さを部分的に変えることにより、リブの形成材料の低減及びフレームの軽量化を図る。
[スピーカー装置の構成]
まず、図1乃至図5を参照して、本発明の実施例に係るスピーカー装置100の構成等について説明する。
図1は、本発明の実施例に係るスピーカー装置100を、その放音側から見たときのスピーカー装置100の斜視図を示す。図2は、スピーカー装置100を、その放音側と逆側、即ち背面側から見たときのスピーカー装置100の斜視図を示す。図3は、スピーカー装置100を、その放音側から見たときのスピーカー装置100の正面図を示す。図4は、スピーカー装置100を、その放音側と逆側、即ち背面側から見たときのスピーカー装置100の背面図を示す。図5は、スピーカー装置100(又はフレーム1)の中心軸L1に対して紙面右側にスピーカー装置100の断面図を、その中心軸L1に対して紙面左側にスピーカー装置100の側面図を夫々示す。また、図5に示される片側断面図は、図3におけるスピーカー装置100の切断線X1−X2に沿った断面図である。図5に示される片側側面図は、図3において、スピーカー装置100の中心軸L1を通る平面S1と、その中心軸L1を通り平面S1に垂直な平面S2との間におけるスピーカー装置100の側面部分E1に対応している。
本実施例のスピーカー装置100は、車載用スピーカー装置として好適に用いることができる。スピーカー装置100は、スピーカーユニット50を、フレーム1に取り付けることにより構成される。
スピーカーユニット50は、ヨーク2、マグネット3及びプレート4を有する磁気回路系20と、ボイスコイルボビン5、ボイスコイル6、ダンパー7、振動板8、エッジ9及びキャップ10を有する振動系30と、を備えている。
まず、磁気回路系20の各構成要素について説明する。
磁気回路系20は、内磁型の磁気回路として構成されている。
ヨーク2は、略壺状の形状をなしている。ヨーク2は、円板状のマグネット3を載置するための第1平坦部2aと、その第1平坦部2aの略中心に形成された開口2bと、その第1平坦部2aの外周部と連結された第1円筒部2cと、その第1円筒部2cの下端部と連結された第2平坦部2dと、その第2平坦部2dの外周部と連結された第2円筒部2eと、その第2円筒部2eの上端部と連結され当該上端部から外側に延在するフランジ部2fとを有し、それらの各要素は一体的に形成されている。
第1平坦部2aの上面は平坦性を有している。開口2bは、磁気回路系20で発生した熱を外部へ放熱する機能を有している。第1円筒部2cは、円筒状の形状をなしている。図5において、第1円筒部2cを矢印Y1方向に所定の長さを有するように形成することにより、振動系30の要素と、マグネット3及びプレート4との相対的な位置関係を調整することができる。第2平坦部2dの下面は平坦性を有している。第2平坦部2dは、第1円筒部2cと第2円筒部2eとの間に一定の間隙を形成する役割を担う。第2円筒部2eは、円筒状の形状をなし、第1円筒部2cの外側に配置されている。第2円筒部2eは、当該第2円筒部2eの内周壁と、マグネット3及びプレート4の各外周壁との間に磁気ギャップ12を形成する機能を有している。フランジ部2fは、フレーム1の要素である磁気回路収容部1aに固定される部位である。フランジ部2fを磁気回路収容部1aに取り付けることにより、磁気回路系20を磁気回路収容部1a内に収容することができる。
マグネット3は、円板状の形状をなし、ヨーク2の第1平坦部2a上に取り付けられている。マグネット3上には、当該マグネット3と略同一の径を有する、円板状のプレート4が取り付けられている。
このような構成を有する磁気回路系20では、マグネット3及びプレート4等により磁気回路を構成し、プレート4の外周壁と第2円筒部2eの内周壁との間に形成される磁気ギャップ12にマグネット3の磁束を集中させている。
次に、振動系30の各構成要素について説明する。
ボイスコイルボビン5は、略円筒状の形状をなしている。ボイスコイルボビン5の外周壁の下端部近傍には、後述するボイスコイル6が巻かれている。ボイスコイルボビン5の内周壁の下端部近傍は、マグネット3及びプレート4の各外周壁と一定の間隔をおいて対向している。一方、ボイスコイルボビン5の外周壁の下端部近傍は、ヨーク2の要素である第2円筒部2eの内周壁の上端部近傍と一定の間隔をおいて対向している。そして、第2円筒部2eの内周壁と、プレート4等の外周壁との間に空隙(磁気ギャップ12)が形成されている。
ボイスコイル6は、1つの配線からなり、図4に示すように、プラスのリード線6a及びマイナスのリード線6bを夫々有している。プラス側のリード線6aはL(又はR)チャンネル信号の入力配線であり、マイナス側のリード線6bはグランド(GND:接地)信号の入力配線である。リード線6a、6bは、フレーム1に設けられた端子部1dに電気的に接続されている。また、端子部1dは、図示しないアンプ側の出力側の配線にも電気的に接続される。これにより、ボイスコイル6には、端子部1d並びにリード線6a及び6bを介してアンプ側から1チャンネル分の信号や電力が入力される。
ダンパー7は、環状の形状をなし、同心円状に波型が形成された弾性部を有している。ダンパー7の内周縁部は、ボイスコイルボビン5の外周壁の上端部近傍に取り付けられている。一方、ダンパー7の外周縁部は、磁気回路収容部1aの外周部に取り付けられている。
振動板8には、各種の用途に応じ、紙系、高分子系、金属系などの各種の材料を適用することができる。振動板8は、コーン状の形状をなしている。振動板8の内周縁部は、ボイスコイルボビン5の外周壁の上端部近傍に且つダンパー7の上側に取り付けられている。一方、振動板8の外周縁部は、環状の形状をなすエッジ9の内周縁部に取り付けられている。エッジ9の外周縁部は、フレーム1の外周部1c上に取り付けられている。なお、本例では、振動板8とエッジ9を夫々独立に形成するようにしているが、これに限らず、本発明では、振動板8とエッジ9を一体的に形成するようにしても構わない。
キャップ10は、略ドーム状の形状をなし、ボイスコイルボビン5の上面を閉塞するように、当該ボイスコイルボビン5の外周壁に取り付けられている。これにより、粉塵や異物などがスピーカーユニット50の内部へ侵入するのを防止する機能を有している。
フレーム1は、金属や樹脂などの各種の材料にて形成される。スピーカー装置100の軽量化を図る場合には、フレーム1は樹脂材料にて形成するのが好ましい。フレーム1は、主として、磁気回路収容部1aと、その磁気回路収容部1aの外側に且つ上側に配置された外周部1cと、磁気回路収容部1aと外周部1cを連結する複数のアーム部1bと、磁気回路収容部1aの外周部付近に設けられた端子部1dとを有し、それらの各要素は一体的に形成されている。また、フレーム1において、磁気回路収容部1aと外周部1cの間には開口1fが形成されている。
磁気回路収容部1aは、略椀状の形状をなし、開口1aa、切り欠き部1ab及び複数の固定部1acを有している。開口1aaの径は、ヨーク2の第2円筒部2eの外径と略同一になっている。開口1aaは、図5においてスピーカー装置100の中心軸L1方向を縦方向としたときに、磁気回路収容部1aの縦方向の略中心に対応する位置に形成されている。各切り欠き部1abは、磁気回路収容部1aの外周壁の一部を除去することにより形成され、その外周壁付近に且つ適宜の間隔をおいて形成されている。各固定部1acは、開口1aa付近に且つ切り欠き部1abに対応する位置に形成されている。また、固定部1acの各々は、その開口1aaの周方向に沿って且つ適宜の間隔をおいて形成されている。
各アーム部1bの一端は、磁気回路収容部1aの外周壁に取り付けられていると共に、各アーム部1bの他端側は、外周部1cの内周壁に取り付けられている。
外周部1cは、略環状の形状をなし、磁気回路収容部1a及び複数のアーム部1bの外側に設けられている。外周部1cには、エッジ9の外周部やクッション部材40、41等が取り付けられる。外周部1cは、スピーカー装置100を、例えば車両ドアのインナーパネルなどの被取付部に取り付けるための取り付け部1ca、1cbを有している。
取り付け部1caは、ボルトを挿入するための挿入口であり、外周部1cにおいて端子部1dと逆側の位置に設けられている。取り付け部1cbは、爪状の形状をなし、外周部1cの下面側において取り付け部1caと逆側の位置に且つ端子部1d付近に複数設けられている。また、1つの取り付け部1cbと、他の取り付け部1cbとは一定の間隔をおいて外周部1cの下面側に設けられている。
外周部1cの上面、及び、外周部1cの下面の一部分には、クッション性を有し、棒状の形状を有するクッション部材40が略円形形状に変形された状態で貼り付けられている。クッション部材40としては、例えば、スポンジやウレタンなどの弾性を有する部材が好ましい。また、複数の取り付け部1cb側の外周部1cの下面の他の一部分には、クッション部材40と同一の材料からなり且つ図示の形状を有するクッション部材41が貼り付けられている。クッション部材40及び41の一方の面には、粘着性のあるシールが印刷、若しくは接着剤が塗布されている。
以上に述べたスピーカーユニット50は、次のようにしてフレーム1に取り付けられている。図5において、振動系30の要素であるボイスコイルボビン5及びキャップ10が、磁気回路収容部1aの開口1aaに矢印Y1方向から挿入され、そのボイスコイルボビン5の上端部及びキャップ10が振動板8の放音側の面の上方に配置された状態で、ヨーク2の要素であるフランジ部2fが、磁気回路収容部1aに設けられた複数の固定部1acに固定されている。こうして、スピーカーユニット50は、フレーム1の適切な位置に取り付けられ、スピーカー装置100が構成されている。
以上の構成を有するスピーカー装置100において、アンプ側から出力された信号や電力は、端子部1d、及びボイスコイル6のリード線6a、6bを介して、ボイスコイル6へ入力される。これにより、磁気ギャップ12内でボイスコイル6に駆動力が発生し、図5において振動板8等をスピーカー装置100の中心軸L1方向に振動させる。こうして、スピーカー装置100は、図5の矢印Y1方向に音波を放射する。
(フレームの構造)
次に、図6等を参照して、本発明の特徴をなすフレーム1の構造について説明する。図6はフレームの正面図を示す。
フレーム1の基本的な構成は上記した通りであるので、その説明は省略する。よって、以下では、本発明と関係がある要素を中心に説明する。
フレーム1の外周部1cは、環状の形状をなす上面60を備えている。その上面60は、複数の平坦面、即ち平坦面60a、平坦面60b及び平坦面60cを有している。図6に示すように、平坦面60aは、外周部1cの内周壁側に形成されている。平坦面60a上にはエッジ9の外周縁部が取り付けられ、その平坦面60aはエッジ9を支持する役割を担う。なお、以下では、必要に応じて、「平坦面60a」を「エッジ取り付け部」とも称する。平坦面60bは、平坦面60aの外側に形成されている。平坦面60bの一部上には、紙面上側に突出し環状の形状をなす環状突出部60baが形成されている。環状突出部60baは、クッション部材40を外周部1cの上面60の適切な位置に位置決めする役割を担う。好適な例では、環状突出部60baの高さは、クッション部材40の厚さと同じ大きさにすることができる。平坦面60cは、平坦面60bと一定の間隔をおいて且つ当該平坦面60bの外側に形成されている。即ち、平坦面60cは、外周部1cの外周壁側に形成されている。平坦面60a、平坦面60b及び平坦面60cは、平坦性を有し且つ同一面上に位置している。複数の平坦面のうち平坦面60b及び平坦面60cの上には、クッション部材40が貼り付けられる。
磁気回路収容部1aは、上記した要素のほかに、ダンパー取り付け部1ad及びリブ1aeを更に有している。ダンパー取り付け部1adは環状の形状をなしている。ダンパー取り付け部1adの上面は平坦性を有しており、その上面にはダンパー7の外周縁部が取り付けられる。ダンパー取り付け部1adの上面にダンパー7の外周縁部が取り付けられた状態が図5の片側断面図に示されている。リブ1aeは、ダンパー取り付け部1adの上面の外周縁部から起立してなる。リブ1aeは、主として、ダンパー7を、ダンパー取り付け部1ad上の適切な位置に位置決めをする機能、及び、各アーム部1bとダンパー取り付け部1adとの結合力を向上させる機能を併有している。
複数のアーム部1bは、磁気回路収容部1aの外周壁(リブ1aeの外周壁を含む)と外周部1cの内周壁とを結合している。このため、複数のアーム部1bは、エッジ取り付け部とダンパー取り付け部1adとを間接的に結合している。
以上に述べた各要素が有機的に結合された状態が図7に拡大して示されている。
図7は、図6においてフレーム1を正面側から見たときの破線領域E3付近に対応する部分の拡大斜視図である。また、図7の破線領域E4は、図6の破線領域E3内における破線領域E4の部分に対応している。ここで、破線領域E4は、アーム部1bの一端と結合されるリブ1aeの付近の領域である。なお、図6において、取り付け部1ca付近に存在する複数のアーム部1bの一端側は、それぞれリブ1ae(一点鎖線領域E5に相当)の外周壁の下側に位置する、磁気回路収容部1aの外周壁に結合されており、その領域E5に対応するリブ1aeの外周壁には結合されていない。
特に、本実施例では、図7に示すように、破線領域E4に対応するリブ1aeの高さは、その破線領域E4以外の領域に対応するリブ1aeの高さより高くなるように設定されており、リブ1aeの高さを部分的に異ならせている。また、破線領域E4に対応するリブ1aeは、山型の側面形状を有するように形成されている。この点について図8(a)を参照して説明する。図8(a)は、図6及び図7における破線領域E4付近に対応するリブ1aeを拡大して示す側面図であると共に、その対応するリブ1ae付近をフレーム1の中心軸L1から正面視した側面図である。
図8(a)において、直線L3はリブ1aeの下面と同一面上にある。なお、リブ1aeの下面はダンパー取り付け部1adの上面と同一面上に位置している。直線L4は、破線領域E4以外の領域に対応するリブ1aeの上面と同一面上にある。直線L5は、破線領域E4に対応するリブ1aeの頂面と同一面上にある。ここで、リブ1aeの頂面は、リブ1aeの下面からリブ1aeの上面までの高さが一番高くなる面である。
破線領域E4以外の領域に対応するリブ1aeの高さ、即ち、リブ1aeの下面から、破線領域E4以外の領域に対応するリブ1aeの上面までの高さは、直線L3から直線L4までの距離、即ち距離D6となっている。一方、リブ1aeの下面から、破線領域E4に対応するリブ1aeの頂面までの高さは、直線L3から直線L5までの距離、即ち距離D8(>D6)となっている。つまり、破線領域E4に対応するリブ1aeの頂面は、破線領域E4以外の領域に対応するリブ1aeの上面より距離D7だけ高い位置にある。また、破線領域E4に対応するリブ1aeは、側面視したときに、山型の形状を有するように形成されている。
つまり、各アーム部1bと結合される付近のリブ1aeの高さは、その付近以外の領域に対応するリブ1aeの高さより高くなるように形成されており、リブ1aeの高さが部分的に異なるように形成されている。好適な例では、破線領域E4に対応するリブ1aeの高さは、スピーカー装置100の駆動時にリブ1aeとアーム部1bの結合部分に作用する応力に耐え得ることが可能な高さに、且つ、ダンパー取り付け部1ae上にダンパー7を貼り付けた場合に、そのダンパー7の位置規制をすることが可能な高さ(例えば、少なくともダンパー7の厚さ以上の大きさ)に設定されている。
このような構成を有する本発明の本実施例は、以下に想定する比較例に比べて有利な作用効果を奏する。
ここで、比較例の構成について簡単に述べる。比較例では、磁気回路収容部1aのリブ1aeの高さは、その周方向の全体に亘って、本実施例のリブ1aeの頂面と同一の高さに設定されている(図示略)。この点が、比較例は、本実施例と異なっており、その他は本実施例と略同様の構成である。
比較例では、スピーカー装置の駆動時に、スピーカーユニット50を保持する磁気回路収容部1a、特にリブ1aeとアーム部1bの結合部分には応力が集中する(本実施例も同様)。この点、比較例では、その結合部分のリブ1aeの高さは高くなっており、換言すればアーム1bとリブ1aeとの結合部分の面積は大きくなっているので、その結合部分は、その応力に耐え得るだけの強度が十分に確保されている。
しかしながら、スピーカー装置の駆動時に、リブ1aeとアーム部1bとの結合部分以外の部分に対応するリブ1ae(以下、便宜上、「非結合部分に対応するリブ1ae」とも呼ぶ)には、それ程大きな応力は作用しない。したがって、非結合部分に対応するリブ1aeの強度は、それ程大きくする必要はなく、非結合部分に対応するリブ1aeの高さは、リブ1aeとアーム部1bの結合部分の高さより低くてよい。この点、比較例では、非結合部分に対応するリブ1aeの高さは、リブ1aeとアーム部1bの結合部分の高さと同一になっているため、その分、非結合部分に対応するリブ1aeにおいて、不要な部分のリブ1aeを形成するために材料が無駄になっている。また、非結合部分に対応する不要な部分のリブ1aeを形成することで、フレームが重くなってしまうという欠点も有している。
これに対し、本発明の実施例では、リブ1aeとアーム部1bの結合部分の高さ、即ち破線領域E4に対応するリブ1aeの高さが、その破線領域E4以外の領域に対応するリブ1aeの高さより高くなるように設定され、リブ1aeの高さが部分的に異なっている。つまり、本実施例では、スピーカー装置100の駆動時に、応力の最も集中するリブ1aeとアーム部1bの結合部分の高さを高くして、応力がそれ程作用しない破線領域E4以外の領域に対応するリブ1aeの高さを低くしている。また、それを反映して、破線領域E4に対応するリブ1aeは、側面視したときに、山型の形状を有するように形成している。そして、破線領域E4に対応するリブ1aeの高さは、スピーカー装置100の駆動時にリブ1aeとアーム部1bの結合部分に作用する応力に耐え得ることが可能な高さに、且つ、ダンパー取り付け部1ae上にダンパー7を貼り付けた場合に、そのダンパー7の位置規制をすることが可能な高さに設定されている。
このため、本実施例は、リブ1aeとアーム部1bの結合部分の強度を低下させることなく、比較例より少ない材料でリブ1aeを形成することができる。よって、リブ1aeの形成材料の低減を図ることができる、また、これに伴いフレーム1の軽量化を図るができる。
[変形例]
上記の実施例では、破線領域E4に対応するリブ1aeを、山型の側面形状を有するように形成したが、これに限らず、本発明では、破線領域E4に対応するリブ1aeを、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、図8(b)に示すように階段状、若しくは、図8(c)に示すように凸状の側面形状を有するように形成しても構わない。
本発明の実施例に係るスピーカー装置を放音側から見たときの、スピーカー装置の斜視図を示す。 本実施例に係るスピーカー装置を放音側と逆側から見たときの、スピーカー装置の斜視図を示す。 本実施例に係るスピーカー装置の正面図を示す。 本実施例に係るスピーカー装置の背面図を示す。 本実施例に係るスピーカー装置の片側断面図及び片側側面図を示す。 本発明の実施例に係るフレームの正面図を示す。 図6における破線領域E3に対応するフレームの部分の拡大斜視図を示す。 図6等における破線領域E4に対応するリブ及び変形例に係るリブの拡大側面図である
符号の説明
1 フレーム
1ae リブ
1ad ダンパー取り付け部
1b アーム部
1c 外周部
1f 開口
2 ヨーク
3 マグネット
4 プレート
5 ボイスコイルボビン
6 ボイスコイル
7 ダンパー
8 振動板
9 エッジ
20 磁気回路系
30 振動系
50 スピーカーユニット
100 スピーカー装置

Claims (5)

  1. 環状の形状を有しダンパーの外周部が取り付けられるダンパー取り付け部と、
    前記ダンパー取り付け部の外側に配置され、エッジの外周部が取り付けられるエッジ取り付け部と、
    前記ダンパー取り付け部と前記エッジ取り付け部との間に設けられた複数のアーム部と、
    前記ダンパー取り付け部の外周部から起立するように設けられたリブと、を備え、
    前記リブは、
    前記アーム部がその側面にそれぞれ取り付けられている、高さが高い凸部分と、
    前記アーム部が取り付けられていない、高さが低い凹部分と、
    を含むことを特徴とするスピーカー装置用のフレーム。
  2. 前記アーム部と前記凸部分の頂面は略同じ高さの平面を有することを特徴とする請求項1に記載のスピーカー装置用のフレーム。
  3. 前記凸部分の高さは、少なくとも前記ダンパーの厚さ以上に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のスピーカー装置用のフレーム。
  4. 前記リブの形状は、側面視したときに、山型又は階段状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のスピーカー装置用のフレーム。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のスピーカー装置用のフレームを備えるスピーカー装置。
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