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JP4519713B2 - 整流回路とこれを用いた無線通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、整流回路とこれを用いた無線通信装置に関する。
整流回路は、ダイオードの整流特性を利用することにより、交流信号を直流信号に変換する。整流回路を半導体集積回路によって実現する場合、通常、ダイオードとして、ソース端子とゲート端子とを互いに接続した、いわゆるダイオード接続のMOSトランジスタを用いる。例えば、トリプルウェルによって基板とアイソレーションが取られているNMOSトランジスタをダイオードとして用いる場合、ドレイン端子およびソース端子はそれぞれNウェルに接続されており、ソース端子は、トランジスタ下部のPウェルに接続されたバックゲートにも接続される。これにより、ソース端子とドレイン端子との間にPN接合が形成されたダイオード素子が実現される。
近年、その応用分野の広さから、無線通信装置の一形態としてRFID(Radio Frequency Identification)タグが注目されているが、このRFIDタグにおいては整流回路が必須である。RFIDタグは、ループアンテナに誘起された交流電流から、RFIDタグ内の集積回路を駆動する直流の電源電圧の生成と、データ信号の復調とを行なう。これら処理の際に整流回路が必要となる。
RFIDタグに用いられる整流回路として、例えば、特許文献1や非特許文献1に開示の構成が知られているが、これら構成も、上記したダイオード接続のMOSトランジスタを利用することに変わりはない。
特開2002−152080号公報 M. Usami et al., "Powder LSI: An ultra small RF identification chip for individual recognition applications", ISSCC Dig. Tech. Papers, Feb 2003, pp.398-399
しかしながら、ダイオードにおいて整流特性を発現させるためには、PN接合端子間、すなわちソース端子とドレイン端子との間にMOSトランジスタの閾値(約0.7V)以上の電圧が印加される必要がある。このため、従来の整流回路は、閾値電圧未満の実効値を有する交流信号を整流することができなかった。これは、RFIDタグにとっては、リーダ/ライタから送信された微弱な信号を受信することができないことを意味する。実際、この受信できる信号パワーの下限によって、リーダ/ライタとRFIDタグとの間の通信可能な距離は高々30cm程度であった。この距離は、RFIDタグ所持者またはRFIDタグ添付物に対して、リーダ/ライタへの接近を強制することになり、結果的に利便性を妨げていた。また、この距離は、一つのリーダ/ライタによる複数のRFIDタグの同時認識を困難にさせ、RFIDタグの応用範囲を狭める原因ともなっていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ダイオードの閾値電圧以下の微弱信号に対しても整流を行なうことができる整流回路およびそれを用いた無線通信装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる整流回路は、交流信号が入力される結合キャパシタと、前記結合キャパシタにソース端子が接続され、前記交流信号を整流する第1MOSトランジスタと、前記結合キャパシタにドレイン端子が接続され、前記交流信号を整流する第2MOSトランジスタと、前記第1MOSトランジスタおよび第2MOSトランジスタのゲート端子とソース端子の間に直流電圧を印加するバイアス回路と、を備え、前記バイアス回路は、クロック信号に基づいて供給される電圧を、前記直流電圧として蓄積するキャパシタを備える。
また、本発明にかかる整流回路は、交流信号が入力される結合キャパシタと、前記結合キャパシタにソース端子が接続され、前記交流信号を整流する第1MOSトランジスタと、前記結合キャパシタにドレイン端子が接続され、前記交流信号を整流する第2MOSトランジスタと、前記第1MOSトランジスタおよび第2MOSトランジスタのゲート端子とソース端子の間に直流電圧を印加するバイアス回路と、を備え、前記バイアス回路は、周期的に供給される電圧を、前記直流電圧として蓄積するキャパシタを備える。
本発明にかかる整流回路は、制御ゲート端子とソース端子とが互いに接続され、第1フローティングゲートに所定の電位が保持された第1フローティングゲートトランジスタと、制御ゲート端子とソース端子とが互いに接続され、ドレイン端子が前記第1フローティングゲートトランジスタのソース端子に接続され、第2フローティングゲートに所定の電位が保持された第2フローティングゲートトランジスタと、一端が前記第1フローティングゲートトランジスタのソース端子と前記第2フローティングゲートトランジスタのドレイン端子との接続ラインに接続され、他端から交流信号が入力される結合キャパシタと、を備え、前記第1フローティングゲートおよび前記第2フローティングゲートは、クロック信号に基づいて供給される電圧を、前記直流電圧として蓄積する。
また、本発明にかかる整流回路は、制御ゲート端子とソース端子とが互いに接続され、第1フローティングゲートに所定の電位が保持された第1フローティングゲートトランジスタと、制御ゲート端子とソース端子とが互いに接続され、ドレイン端子が前記第1フローティングゲートトランジスタのソース端子に接続され、第2フローティングゲートに所定の電位が保持された第2フローティングゲートトランジスタと、一端が前記第1フローティングゲートトランジスタのソース端子と前記第2フローティングゲートトランジスタのドレイン端子との接続ラインに接続され、他端から交流信号が入力される結合キャパシタと、を備え、前記第1フローティングゲートおよび前記第2フローティングゲートは、周期的に供給される電圧を、前記直流電圧として蓄積する。
また、本発明にかかる無線通信装置は、上記した整流回路を備える。
本発明にかかる整流回路および無線通信装置は、従来において整流対象となり得なかった実効値を有する微小な交流信号をも整流することができる。
以下に、本発明にかかる整流回路およびこれを用いた無線通信装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。ここでは、特に、無線通信装置の一例としてRFIDタグを説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1にかかる整流回路は、ダイオード接続されるMOSトランジスタのソースとゲートとの間に、このMOSトランジスタが整流特性を発現するのに要する閾値電圧未満であって好ましくはその閾値電圧近傍の定電圧を印加することを特徴としている。
図1は、実施の形態1にかかる整流回路の一部(以下、ダイオード回路と称する)を示す回路図である。図1において、NMOSトランジスタM1は、バックゲート端子とソース端子とが接続され、ドレイン端子がプラス端子T1に接続されている。また、ゲート端子とソース端子との間に、所定の電圧を発生することができるバイアス回路10aが接続されている。このような接続により、NMOSトランジスタM1は、ドレイン側のPN接合を利用したダイオード素子として機能する。さらに、バイアス回路10aによって、NMOSトランジスタM1のゲート端子とソース端子との間には上記した所定の電圧が印加される。バイアス回路10aは、所定の電圧として、NMOSトランジスタM1が整流特性を示すのに必要な閾値電圧未満の電圧(以下、ダイオードバイアス電圧と称する)を発生することができる。このダイオードバイアス電圧は、例えば、0V〜1.0Vの範囲であるが、好ましくは、閾値電圧近傍の値(例えば、0.6V)である。換言すれば、NMOSトランジスタM1は、閾値電圧以下の実効値を有する交流信号をも整流することができるように、ゲート端子とソース端子との間がダイオードバイアス電圧でバイアスされている。このダイオード回路は、例えば、ダイオードバイアス電圧が0.6Vである場合、実効値が100mV程度の交流信号を整流することができる。
同様に、NMOSトランジスタM2は、バックゲート端子とソース端子とが接続され、ソース端子がマイナス端子T2に接続されている。また、ゲート端子とソース端子との間に、バイアス回路10bが接続されている。このNMOSトランジスタM2もまた、NMOSトランジスタM1と同様に機能し、バイアス回路10bによって、ゲート端子とソース端子との間がダイオードバイアス電圧でバイアスされている。
NMOSトランジスタM1のソース端子とNMOSトランジスタM2のドレイン端子とは互いに接続されており、その接続ラインに、キャパシタC1の一端が接続されている。キャパシタC1の他端は、信号入力端子TAに接続されている。このキャパシタC1は、結合容量として機能する。本実施の形態にかかる整流回路をRFIDタグにおいて使用する場合には、キャパシタC1は、ループアンテナに接続され、直列共振キャパシタとしても機能する。
NMOSトランジスタM1のドレイン端子とNMOSトランジスタM2のソース端子との間には、キャパシタC2が接続されている。NMOSトランジスタM1およびM2によって半波整流された信号は、このキャパシタC2によって平滑される。この平滑により、キャパシタC2の両端、すなわちプラス端子T1とマイナス端子T2との間から直流電圧を取り出すことができる。
また、NMOSトランジスタM1およびM2は、トリプルウェル構造で形成され、基板とアイソレーションされている。よって、各ソース端子は、NMOSトランジスタ下部のPウェルに接続され、各ドレイン端子はNウェルに接続されており、ダイオード素子は、MOSトランジスタ内部にPN接合によって形成されている。
図2は、図1に示したバイアス回路10a,10bの構成例を示す回路図である。図2において、バイアス回路100は、バイアス回路10aまたは10bに相当する。バイアス回路100は、直列に接続された2つのNMOSトランジスタM11,M12を備えている。これらNMOSトランジスタM11,M12は、それぞれトランスファゲートとして機能し、プラスラインL1上に配置されている。同様に、バイアス回路100は、マイナスラインL2上に、直列に接続され且つそれぞれトランスファゲートとして機能する2つのNMOSトランジスタM21,M22を備えている。NMOSトランジスタM11のゲート端子とNMOSトランジスタM21のゲート端子は互いに接続され、NMOSトランジスタM12のゲート端子とNMOSトランジスタM22のゲート端子もまた互いに接続されている。NMOSトランジスタM11のドレイン端子とNMOSトランジスタM12のソース端子とを接続するラインと、NMOSトランジスタM21のドレイン端子とNMOSトランジスタM22のソース端子とを接続するラインとの間には、キャパシタC11が接続されている。さらに、NMOSトランジスタM12のドレイン端子とNMOSトランジスタM22のドレイン端子との間にはキャパシタC12が接続されている。
バイアス回路100には、周辺回路として、DC発生回路110とインバータINV1とインバータINV2とが接続されている。DC発生回路110は、本実施の形態にかかる整流回路が搭載される装置の主電源から上記したダイオードバイアス電圧に相当する直流電圧を生成する。DC発生回路110の具体例については後述する。DC発生回路110によって生成された直流電圧は、バイアス回路100のプラスラインL1とマイナスラインL2との間に印加される。NMOSトランジスタM10は、図1に示したNMOSトランジスタM1,M2を代表するものであるが、このNMOSトランジスタM10はGHzの高周波で動作するため、寄生容量をできる限り小さくする必要がある。DC発生回路110は、直流電圧を安定して発生するために大きな容量を備えている。この理由により、DC発生回路110から得られるダイオードバイアス電圧を直接、NMOSトランジスタM10のゲート−ソース間に並列に印加せずに、図2に示すようなバイアス回路100を設けている。
インバータINV1の入力端子は、クロック入力端子TCに接続されており、一定の周波数のクロック信号が入力される。このクロック信号は、例えば、後述するクロック発生回路によって生成される。インバータINV1の出力端子は、NMOSトランジスタM11およびM21の各ゲートに接続され、インバータINV2の入力端子にも接続されている。インバータINV2の出力端子は、NMOSトランジスタM12およびM22の各ゲートに接続されている。
クロック入力端子TCから入力されたクロック信号が、論理レベル“L”である場合、インバータINV1は論理レベル“H”を出力し、インバータINV2は論理レベル“L”を出力する。従って、NMOSトランジスタM11およびM21はONとなり、キャパシタC11は、DC発生回路110から供給される直流電圧によって充電される。また、NMOSトランジスタM12およびM22はOFFとなり、キャパシタC12にはどの直流電圧も印加されない。
一方、クロック入力端子TCから入力されたクロック信号が、論理レベル“H”である場合、インバータINV1は論理レベル“L”を出力し、インバータINV2は論理レベル“H”を出力する。従って、NMOSトランジスタM11およびM21はOFFとなり、NMOSトランジスタM12およびM22はONとなるので、キャパシタC11に充電された電荷は、キャパシタC12に供給される。キャパシタC12の両端は、バイアス回路100の出力端子に接続されているため、このキャパシタC12の両端の電圧が、ダイオードバイアス電圧として、ダイオード接続されたNMOSトランジスタM10のゲート端子とソース端子との間に印加される。
最終的に、キャパシタC12の両端の電圧がNMOSトランジスタM10のダイオードバイアス電圧となればよく、DC発生回路110によって供給される直流電圧がダイオードバイアス電圧と同じである必要はない。例えば、NMOSトランジスタM11,M12,M21,M22のスイッチング動作をPWM(Pulse Wide Modulation:パルス幅変調)制御によって行なうことで、キャパシタC12の電圧を任意の値に固定することもできる。この場合、DC発生回路110を排除し、プラスラインL1とマイナスラインL2との間に主電源を接続してもよい。
図3は、実施の形態1にかかる整流回路のブロック図である。図3に示す整流回路120は、図2に示したバイアス回路100およびその周辺回路(DC発生回路110およびインバータINV1,INV2)を、図1に示すダイオード回路に適用した回路である。図3において、バイアス回路100aおよび100bは、それぞれ図2に示したバイアス回路100に相当する。図3に示すように、ダイオード接続されたNMOSトランジスタM1,M2は、それぞれ個別に図2に示したバイアス回路100を必要とする。その一方、周辺回路であるDC発生回路110とインバータINV1,INV2は、バイアス回路100aおよび100bにおいて共有される。
上述した例では、ダイオード回路として、ダイオード接続されるNMOSトランジスタを用いたが、PMOSトランジスタを用いても良い。また、バイアス回路100を構成するトランスファゲートとしてNMOSトランジスタを用いたがPMOSトランジスタでもよい。さらに、図2において、インバータINV2を排除し、NMOSトランジスタM12およびM22のみをPMOSトランジスタに変えてもよい。
図4は、整流回路120のクロック入力端子TCに入力されるクロック信号を生成するクロック発生回路130を示す回路図である。クロック発生回路130は、ダミー整流部とダミースイッチング部と誤差増幅部310とから構成される。ダミー整流部は、整流回路120の整流部の一部を複製した回路からなり、NMOSトランジスタM1またはM2と同じ形状のNMOSトランジスタMd5で構成される。NMOSトランジスタMd5は、バックゲート端子とソース端子とが接続され、ソース端子とドレイン端子はともにマイナスラインに接続されていると共に、所定の電位V3に吊られている。また、NMOSトランジスタMd5のゲート端子とソース端子との間に、キャパシタCd2が接続されている。すなわち、ダミー整流部は、整流回路120の整流部を構成する整流素子のうちの一つを模擬している。
ダミースイッチング部は、NMOSトランジスタMd1〜Md4と、キャパシタCd1,Cd2と、インバータINV11,INV12とで構成される。NMOSトランジスタMd1〜Md4およびキャパシタCd1,Cd2は、整流回路200のバイアス回路100aまたは100bのスイッチング部と同じ構成である。
具体的には、NMOSトランジスタMd1,Md2は、直列に接続され、それぞれトランスファゲートとして機能し、プラスライン上に配置されている。NMOSトランジスタMd3,Md4もまた、直列に接続され、それぞれトランスファゲートとして機能し、マイナスライン上に配置されている。NMOSトランジスタMd1のゲート端子とNMOSトランジスタMd3のゲート端子はともに、インバータINV12の出力端子に接続される。インバータINV12の入力端子は、インバータINV11の出力端子に接続されている。NMOSトランジスタMd2のゲート端子とNMOSトランジスタMd4のゲート端子はともに、インバータINV11の出力端子に接続されている。NMOSトランジスタMd1のドレイン端子とNMOSトランジスタMd2のソース端子とを接続するラインと、NMOSトランジスタMd3のドレイン端子とNMOSトランジスタMd4のソース端子とを接続するラインとの間には、キャパシタCd1が接続されている。さらに、NMOSトランジスタMd2のドレイン端子とNMOSトランジスタMd4のドレイン端子との間にはキャパシタCd2が接続されている。
NMOSトランジスタMd1のソース端子とNMOSトランジスタMd3のソース端子は、図2に示したバイアス回路100と同様に、それぞれDC発生回路110のプラス端子とマイナス端子に接続されている。誤差増幅部310は、キャパシタCd2の両端の電圧と参照電圧との差電圧を適当な利得で増幅したベースクロック電圧VEを出力する。この参照電圧は、DC発生回路110から供給される直流電圧VTから所定の電圧VX(例えば50mV)だけ低いの電圧VT−VXとして表される。換言すれば、誤差増幅部310は、キャパシタCd2の電圧を監視し、その監視結果に基づいてベースクロック電圧VEを生成する。
誤差増幅部310の出力端子は、インバータINV11の入力端子に接続されている。インバータINV11の出力端子はまた、クロック発生回路130の出力端子BCに接続されている。この出力端子BCが整流回路120のクロック入力端子TCに接続される。これにより、誤差増幅部310から出力されたベースクロック電圧VEが所定レベル以上になった際に、インバータINV11から論理レベル“L”の信号が出力され、ベースクロック電圧VEが所定レベル未満になった際に、インバータINV11から論理レベル“H”の信号が出力される。
図5は、キャパシタCd2の一端の電位V0と、誤差増幅部310から出力される差電圧VEと、インバータINV11の出力電位V1と、インバータINV12出力電位V2との各タイミングチャートを示す図である。
電位V0が参照電圧VT−VXよりも大きい期間(時間t0まで)においては、誤差増幅部310は所定値に飽和した正の差電圧VEを出力する(第1フェーズ)。この正の差電圧VEは、インバータINV11にとって論理レベル“H”の入力信号である。よって、その期間においては、インバータINV11の出力電位V1は論理レベル“L”を示し、インバータINV12の出力電位V2は論理レベル“H”を示す。これにより、NMOSトランジスタMd1およびMd3がONとなり、DC発生回路110の直流電圧VTがキャパシタCd1に印加される。
キャパシタCd2はNMOSトランジスタMd5のリーク電流によって放電されるため、その電位V0は徐々に低下し、ついには参照電圧VT−VXよりも小さくなる(第2フェーズ)。すなわち、誤差増幅部310から出力される差電圧VEは、正に飽和した値から徐々に低下し、最終的にインバータINV11にとって論理レベル“L”の入力信号となる(時間t1:第3フェーズ)。これにより、インバータINV11の出力電位V1は論理レベル“H”を示し、インバータINV12の出力電位V2は論理レベル“L”を示す。これにより、NMOSトランジスタMd2およびMd4がONとなり、キャパシタCd1の電荷がキャパシタCd2に与えられる。すなわち、キャパシタCd2の電位V0は、参照電圧VT−VXよりも大きい電位VTにほぼ一致し、上記した第1フェーズの状態となる。以降、上記第1〜第3フェーズが繰り返される。
この繰り返しフェーズにおいて、出力電位Vは、定期的に発生するパルスとなっている。整流回路120は、この出力電位Vをクロック信号として入力する。特に、このクロック信号は、上述したようにクロック発生回路130が整流回路120の一部を模擬していることから、整流回路120のバイアス回路100a,100b内のキャパシタ(図2のキャパシタC11およびC12に相当する)に無駄なく充電することができる最適なタイミングを示す。換言すれば、これにより、整流部を構成するNMOSトランジスタM1およびM2が常に一定値以上の電圧でバイアスされ、整流回路120の利得は常に一定値以上に維持される。
なお、クロック発生回路130に使用するMOSトランジスタとして、PMOSトランジスタを用いても良い。
整流回路120およびクロック発生回路130はともに、DC発生回路110から供給される一定の直流電圧を利用している。ところが、この直流電圧は、DC発生回路110を構成する電子素子の製造ばらつきなどによって所望の値を示さない可能性がある。しかしながら、本実施の形態にかかるDC発生回路110は、そのような製造ばらつきに依存しない直流電圧を生成することができる。
図6は、DC発生回路110の一例を示す回路図である。図6に示すDC発生回路110aは、ゲート端子とドレイン端子とが接続されたNMOSトランジスタM101と、電源電圧VDDから定電流を生成する定電流源111とを備える。定電流源111の出力端子とNMOSトランジスタM101のドレイン端子とは、スイッチSWを介して接続されている。NMOSトランジスタM101のソース端子は接地されており、NMOSトランジスタM101のゲート−ソース間電圧がこのDC発生回路110aが出力する直流電圧VTに相当する。
スイッチSWがONとなっている場合、定電流源111からある一定の電流がNMOSトランジスタM101へ供給され、NMOSトランジスタM101はこの電流値に応じてゲート−ソース間に電圧を発生する。定電流源111から供給される電流が非常に微小な場合、例えば1μA以下の場合、NMOSトランジスタM101は、ONとOFFとの境の状態となっている。すなわち、NMOSトランジスタM101のゲート−ソース間電圧は閾値電圧と同等な電圧を示す。これは、一般に、MOSトランジスタの特性がID=β(VGS−Vth2と表され、電流IDを小さくすると、ゲート−ソース間電圧VGSはほぼ閾値電圧Vthとなるという理論に基いている。よって、この電圧を、整流回路120のダイオードバイアス電圧として利用することができる。
DC発生回路110aは、スイッチSWによって間欠的に動作される。DC発生回路110aから直流電圧を出力する必要の無い時間帯は、スイッチSWをOFFとして電流の消費を少なくする。このスイッチSWのON/OFF制御のために、上記したクロック発生回路130から出力されるクロック信号を利用することができる。例えば、図4に示すクロック発生回路130の出力端子BCにスイッチSWの制御端子を接続し、且つスイッチSWが論理レベル“L”の入力に対してONとなる場合に、バイアス回路100a,100bおよびクロック発生回路130が一定の直流電圧VTを要求するタイミングに合わせて、DC発生回路110aはその直流電圧VTを出力することができる。
なお、スイッチSWは、そこに入力されるクロック信号が論理レベル“H”の間中、常にONとなっている必要は必ずしも無い。クロック信号が論理レベル“H”を示す期間中のある期間のみスイッチSWがONとなってもよい。
図7は、DC発生回路110の他の例を示す回路図である。図7に示すDC発生回路110bは、ゲート端子とドレイン端子とが接続された2つのNMOSトランジスタM111およびM112と、図6と同様に定電流を生成する定電流源111とを備えている。NMOSトランジスタM111およびM112は縦続接続されている。また、定電流源111の出力端子とNMOSトランジスタM111のドレイン端子とは、スイッチSWを介して接続されている。NMOSトランジスタM112のゲート−ソース間電圧とNMOSトランジスタM111のゲート−ソース間電圧との和が、このDC発生回路110bが出力する直流電圧VTに相当する。
DC発生回路110bでは、NMOSトランジスタM111およびM112の各閾値電圧は、整流回路120のNMOSトランジスタM1およびM2やクロック発生回路130のNMOSトランジスタMd5の各閾値電圧よりも小さく、上記したゲート−ソース間電圧の和が直流電圧VTと一致するような値である。このように、NMOSトランジスタM1,M2,Md5よりも閾値電圧が小さいMOSトランジスタを用いた電圧源であっても、製造ばらつきに影響されないDC発生回路110として利用することができる。
以上のように形成されたDC発生回路110は、整流回路120で用いるNMOSトランジスタM1,M2と同一のチップ内に集積化することが望ましい。一般にMOSトランジスタの閾値電圧のばらつきはロット間、ウェハ間では+/−100mV程度あり、異なるチップでDC発生回路110と整流回路120を形成すると、DC発生回路110で発生する閾値電圧と整流回路120内のMOSトランジスタの閾値電圧とでは100mVずれる可能性がある。これに対して、同一チップ内でのMOSトランジスタの閾値電圧のばらつきは+/−10mV程度であり、DC発生回路110で発生する閾値電圧と整流回路120のMOSトランジスタの閾値電圧との差はほとんど無くなる。
また、DC発生回路110は、整流回路120内のMOSトランジスタ(特に、ダイオード回路のMOSトランジスタM1,M2)と同一の形状のトランジスタを用いるのが望ましい。同一形状で無い場合でもゲート幅/ゲート長の比にスケーリングが可能な形状のトランジスタを用いることが望ましい。
以上に説明したように、実施の形態1にかかる整流回路によれば、バイアス回路によって、ダイオード接続されたMOSトランジスタのゲートとソースとの間に、このMOSトランジスタが整流特性を発現するのに要する閾値電圧未満であって好ましくはその閾値電圧近傍の定電圧を印加することができるので、閾値電圧未満の実効値を有する交流信号をも整流することができる。
(実施の形態2)
図8は、実施の形態2にかかる整流回路の一部(ダイオード回路)を示す図である。図8に示すダイオード回路は、図1に示すダイオード回路を2つ縦積みしたものであり、NMOSトランジスタM41およびM51はNMOSトランジスタM1に対応し、NMOSトランジスタM42およびM52はNMOSトランジスタM2に対応し、キャパシタC41およびC51はキャパシタC1に対応し、キャパシタC42およびC52はキャパシタC2に対応する。また、バイアス回路50a,50b,50c,50dのそれぞれは、図1のバイアス回路10a(または10b)と同じ回路である。
キャパシタC41の一端に接続されたプラス信号入力端子TA1とキャパシタC51の一端に接続されたマイナス信号入力端子TA2との間には、差動交流信号が入力される。特に、本実施の形態にかかる整流回路をRFIDタグにおいて使用する場合には、これらプラス信号入力端子TA1とマイナス信号入力端子TA2とは、ループアンテナの両端に接続される。
図8に示したバイアス回路50a,50b,50c,50dとして、実施の形態1と同様に、図2に示したバイアス回路100を適用することができる。それを用いた整流回路もまた図3と同様に構成することができる。なお、図8は、図1に示すダイオード回路を2つ縦積みにした例を示すが、図1に示すダイオード回路を3つ以上縦積みした構成を採用することもできる。
よって、この実施の形態2にかかる整流回路においても、実施の形態1にかかる整流回路によって得られる効果を享受することができる。
(実施の形態3)
実施の形態3にかかる整流回路は、整流素子として、ダイオード接続されたフローティングゲート電界効果トランジスタを使用し、そのフローティングゲートに、このフローティングゲート電界効果トランジスタが整流特性を発現するのに要する閾値電圧未満であって好ましくはその閾値電圧近傍の定電圧がチャージされていることを特徴としている。
図9は、実施の形態3にかかる整流回路を示す回路図である。図9において、フローティングゲート電界効果トランジスタM71は、制御ゲート端子とドレイン端子とが接続され、ドレイン端子がプラス端子T71に接続されている。また、フローティングゲート電界効果トランジスタM71のフローティングゲートには、フローティングゲート電界効果トランジスタM71が整流特性を示すのに必要な電圧(ダイオードバイアス電圧)がチャージされている。ここでは、このダイオードバイアス電圧は、フローティングゲート電界効果トランジスタM71の閾値電圧と一致しているものとする。これにより、フローティングゲート電界効果トランジスタM71の閾値電圧を等価的にゼロとすることができ、閾値電圧以下の実効値を有する交流信号を含めたすべての交流信号を整流することができる。
同様に、フローティングゲート電界効果トランジスタM72は、制御ゲート端子とドレイン端子とが接続され、ドレイン端子がマイナス端子T72に接続されている。また、フローティングゲート電界効果トランジスタM72のフローティングゲートには、ダイオードバイアス電圧がチャージされている。このフローティングゲート電界効果トランジスタM72もまた、フローティングゲート電界効果トランジスタM71と同様に機能な整流特性を有する。
フローティングゲート電界効果トランジスタM71のソース端子とフローティングゲート電界効果トランジスタM72のドレイン端子とは互いに接続されており、その接続ラインに、キャパシタC71の一端が接続されている。キャパシタC71の他端は、信号入力端子TAに接続されている。このキャパシタC71は、結合容量として機能する。本実施の形態にかかる整流回路200をRFIDタグにおいて使用する場合には、キャパシタC71は、ループアンテナに接続され、直列共振キャパシタとしても機能する。
フローティングゲート電界効果トランジスタM71のドレイン端子とフローティングゲート電界効果トランジスタM72のソース端子との間には、キャパシタC72が接続されている。フローティングゲート電界効果トランジスタM71およびM72によって半波整流された信号は、このキャパシタC72によって平滑される。この平滑により、キャパシタC72の両端、すなわちプラス端子T71とマイナス端子T72との間から直流電圧を取り出すことができる。
特に、これらフローティングゲート電界効果トランジスタM71およびM72とキャパシタC71およびC72とからなるダイオード回路は、従来整流が困難であった振幅100mV程度の小信号の交流信号も整流することができる。したがって、この整流回路200をRFIDタグへ用いた場合、微弱な電波を整流することが可能となる。即ち、基地局から距離が離れたタグでも整流が可能となり、長距離通信が可能となる。
整流回路200はまた、スイッチSW1,SW2,SW3と、制御回路210と、DC電圧源220a,220b,220cとを備えている。これら構成要素は、フローティングゲート電界効果トランジスタM71およびM72に対するチャージおよびディスチャージを行うためのものである。スイッチSW1の一端は、フローティングゲート電界効果トランジスタM71のドレイン端子に接続され、他端はDC電圧源220aの出力端子に接続されている。スイッチSW2の一端は、フローティングゲート電界効果トランジスタM72のドレイン端子に接続され、他端はDC電圧源220bの出力端子に接続されている。スイッチSW3の一端は、フローティングゲート電界効果トランジスタM72のソース端子に接続され、他端はDC電圧源220cの出力端子に接続されている。スイッチSW1,SW2,SW3は、制御回路210にも接続されており、この制御回路210によって、ON/OFF制御される。DC電圧源220a,220b,220cもまた制御回路210に接続されており、この制御回路210から出力される制御信号に従って、各種動作モードの選択や出力電位を決定する。
図10は、DC電圧源220a,220b,220cの代表として示されたDC電圧源220の回路図である。図10において、DC電圧源220は、2つの動作モード、電圧設定モードと電流検査モードとの間の切換を行うスイッチSW200を備えている。また、DC電圧源220は、電圧計221、昇圧回路222、電流計223、可変電圧源224、および制御回路225を備えている。電圧設定モードに対応するスイッチSW200の端子には、電圧計221と昇圧回路222とが接続され、電流検査モードに対応するスイッチSW200の端子には電流計223を介して可変電圧源224が電気的に接続されている。制御回路225は、整流回路200の制御回路210から出力される制御信号に従って、スイッチSW200と、昇圧回路222および可変電圧源224に設定される電圧とを制御するとともに、電圧計221および電流計223でそれぞれ検出された電圧値および電流値を示す信号を制御回路210に送信する。
図11は、DC電圧源200の昇圧回路222の一例を示す回路図である。この昇圧回路222は、一般的なチャージポンプ回路を示している。トランジスタMc1とMc2との間のキャパシタCc1を介してクロック信号CKが入力され、トランジスタMc2とMc3との間のキャパシタCc2を介して逆相のクロック信号/CKが入力される。点線で記載した部分はこれら構成の繰り返しを意味する。クロック信号の入力によって電源電圧VDDは出力端子VOUT側に昇圧しながら移動して行く。トランジスタがN個ある場合、出力端子VOUTに出力される電圧は(N+1)(VDD−Vth)で表わされる。Vthは、トランジスタMc1〜Mc3の閾値電圧である。この昇圧回路222によって10V程度の電圧をフローティングゲート設定用に供給することができる。
以下に、フローティングゲート電界効果トランジスタM71およびM72のフローティングゲートの制御方法を説明する。図12は、フローティングゲートの制御方法を示すフローチャートである。まず、フローティングゲート電界効果トランジスタM71およびM72の各フローティングゲートのチャージ量を検出する(ステップS101)。図13は、チャージ量検出工程を示すフローチャートである。整流回路200の制御回路210は、チャージ量の検出に先がけ、DC電圧源220a〜220cの各制御回路225に対し、動作モードを電流検査モードに切り替えることと各可変電圧源224に設定する電圧とが示された制御信号を送信する(ステップS201〜S203)。また、整流回路200の制御回路210は、スイッチSW1〜SW3をONにする(ステップS204)。
図14は、DC電圧源220の電流検査モードの動作を示すフローチャートである。DC電圧源220の制御回路225は、整流回路200の制御回路210から上記制御信号を受けて、スイッチSW200を電流検査モードに切り替え(ステップS401)、可変電圧源224に上記電圧を設定する(ステップS402)。例えば、フローティングゲート電界効果トランジスタM71のフローティングゲートのチャージ量を調べる場合、DC電圧源220aの可変電圧源224を1Vに設定し、DC電圧源220bの可変電圧源224を0Vに設定する。続いて、各DC電圧源220の電流計223によって電流値が測定される(ステップS403)。なお、この電流値の測定は実際には、上記したステップS204の後に行われる。
整流回路200の制御回路210は、DC電圧源220a,220b,220cにおいて測定された各電流値を受け取ると、それら電流値からチャージ量に相当する電圧VCを算出し(ステップS205)、スイッチSW1〜SW3をOFFにする(ステップS206)。
続いて、制御回路210は、算出された電圧VCが閾値電圧Vth以上であるかを判定する(ステップS102)。この判定は、上記した電圧の設定例(DC電圧源220aの可変電圧源224:1V,DC電圧源220bの可変電圧源224:0V)のように、フローティングゲート電界効果トランジスタのソース端子に与える電圧をドレイン端子に与える電圧よりも高く設定することにより可能となる。例えば、フローティングゲート電界効果トランジスタM71のソース−ドレイン間に電流が流れた場合、すなわち、DC電圧源220aから得られた電流値が大きな値を示す場合、フローティングゲート電界効果トランジスタM71のフローティングゲートの電圧VCはフローティングゲート電界効果トランジスタM71の閾値電圧Vth以上であると判定される。電圧VCが閾値電圧Vth未満である場合、すなわち、DC電圧源220aから得られた電流値がゼロか十分に小さい値を示す場合には(ステップS102:No)、フローティングゲート電界効果トランジスタM71のフローティングゲートをチャージする(ステップS103)。このチャージ設定に先駆けて、フローティングゲートの電圧と閾値電圧との差電圧を算出する。この差電圧の算出は、上記したチャージ量検出処理を繰り返すことにより行う。例えば、フローティングゲート電界効果トランジスタM71のフローティングゲートの電圧と閾値電圧との差電圧を算出する場合、DC電圧源220aの可変電圧源224を0Vに設定し、DC電圧源220bの可変電圧源224を0.5Vに設定する。次にスイッチSW1,SW2をONとし、DC電圧源220bから得られた電流値を調べる。
この場合、フローティングゲート電界効果トランジスタM71のチャネルに印加されるゲート電圧Vgはフローティングゲートの電圧値をVfとするとVg=Vf+0.5と表される。この状態のとき、DC電圧源220bに流れる電流値は(Vg−Vth2=(Vf+0.5−Vth2に比例する。このときの電流値が、大きな値を示す場合にはDC電圧源220bの可変電圧源224を0.5Vより低く設定し、電流値がゼロか小さい値を示す場合にはDC電圧源220bの可変電圧源224を0.5Vより高く設定する。こうして電流の境界状態の電圧値を読取ることでフローティングゲートの電圧値と閾値電圧との電圧差が求められる。この電圧差に基づいて、電圧設定モードで与えられる電圧、すなわちDC電圧源200の昇圧回路222に設定する電圧を決定する。
図15は、チャージ量設定工程を示すフローチャートである。整流回路200の制御回路210は、DC電圧源220a〜220cの各制御回路225に対し、動作モードを電圧設定モードに切り替えることと、各昇圧回路222に設定する電圧とが示された制御信号を送信する(ステップS301〜S303)。また、整流回路200の制御回路210は、スイッチSW1〜SW3をONにする(ステップS304)。
図16は、DC電圧源220の電圧設定モードの動作を示すフローチャートである。DC電圧源220の制御回路225は、整流回路200の制御回路210から上記制御信号を受けて、スイッチSW200を電圧設定モードに切り替え(ステップS501)、昇圧回路222に上記電圧を設定する(ステップS502)。例えば、フローティングゲート電界効果トランジスタM71のフローティングゲートをチャージする場合、DC電圧源220aの昇圧回路222を高電圧に設定し、DC電圧源220bの昇圧回路222を0Vに設定する。フローティングゲート電界効果トランジスタM71のフローティングゲートの電圧値は、各DC電圧源220の電圧計221によって測定される(ステップS503)。なお、この電圧値の測定は実際には、上記したステップS304の後に行われる。
整流回路200の制御回路210は、昇圧回路222によってフローティングゲート電界効果トランジスタM71のフローティングゲートに高電圧を、所定の時間Δtの間印加した後(ステップS305)、スイッチSW1〜SW3をOFFにする(ステップS306)。この時間Δtは、フローティングゲートへチャージができ、かつ飽和しない程度の時間を選択する。
上記したステップS102において、電圧VCが閾値電圧Vth以上である場合、すなわち、DC電圧源220aから得られた電流値が大きい値を示す場合には(ステップS102:Yes)、電圧VCが閾値電圧Vthより大きいか否かが判定される(ステップS104)。電圧VCが閾値電圧Vthより大きい場合には(ステップS104:Yes)、フローティングゲート電界効果トランジスタM71は常にオン状態となっているため、整流効率が低下する。これを避けるため、フローティングゲートをディスチャージする(ステップS105)。
ディスチャージの設定は、図15に示したチャージ量設定工程と同様な処理により実現できる。具体的には、例えばフローティングゲート電界効果トランジスタM71のフローティングゲートをディスチャージする場合、DC電圧源220aを0Vに設定し、DC電圧源220bを高電圧に設定した後、スイッチSW1,SW2をONとする。これにより、フローティングゲート電界効果トランジスタM71のソース端子に存在する電子はフローティングゲート中に注入され、フローティングゲートのチャージを減らすことができる。
ステップS104において、電圧VCが閾値電圧Vthより大きくない場合(ステップS104:No)、すなわち、電圧VCと閾値電圧Vthとが等しい場合には、フローティングゲートの制御を終了する。
以上の説明では、フローティングゲート電界効果トランジスタM71を例示したが、フローティングゲート電界効果トランジスタM72についても同様である。なお、各フローティングゲート電界効果トランジスタの閾値電圧を高い電位に設定することも可能である。この場合、微弱な無線信号は整流できなくなる。特に、本整流回路200をRFIDタグに適用した場合、基地局の近くにあるRFIDタグだけが整流動作ができることになる。このように、フローティングゲートへのチャージの量で通信距離を制御することも可能であり、セキュリティやプライバシーが問題となる条件と長距離での通信が必要な場合で、RFIDタグの性能を変えることが可能となる。
以上に説明したように、実施の形態3にかかる整流回路によれば、ダイオード接続されたフローティングゲート電界効果トランジスタのフローティングゲートに、このフローティングゲート電界効果トランジスタが整流特性を発現するのに要する閾値電圧程度の定電圧が保持されているので、閾値電圧未満の実効値を有する交流信号をも整流することができる。
(実施の形態4)
実施の形態4にかかる整流回路は、実施の形態3にかかる整流回路200の変形例であり、スイッチSW1〜SW3と、制御回路210と、DC電圧源220a〜220cからなる構成が外部装置として提供されることを特徴としている。図17は、実施の形態4にかかる整流回路を示す回路図である。図17に示す整流回路300において、図9と共通する部分には同一の符号を付しており、ここではそれらの説明を省略する。
整流回路300は、図9に示した整流回路200の構成要素のうち、フローティングゲート電界効果トランジスタM71,M72と、キャパシタC71,C72のみを備えている。整流回路300は、ICチップとして提供され、フローティングゲート電界効果トランジスタM71のドレイン端子に接続された電極パッドP1と、フローティングゲート電界効果トランジスタM72のドレイン端子に接続された電極パッドP2と、フローティングゲート電界効果トランジスタM72のソース端子に接続された電極パッドP3とを備えている。電極パッドP1,P2,P3は、それぞれ上記したスイッチSW1,SW2,SW3の一端に接続することができる。
これにより、整流回路300は、例えば、工場出荷時に一度だけ、電極パッドP1〜P3を介して、フローティングゲート電界効果トランジスタM71,M72のフローティングゲートに対して上記したフローティングゲートの制御方法(図12参照)を実行する。フローティングゲートは絶縁体で覆われているため、通常一度設定したチャージは長い間放出されることなく,同じ状態を保持することが可能である。例えば、フローティングゲートを用いたEEPROMのメモリセルの場合、記憶保持期間は10年間が保証されている。したがって、本実施の形態4の場合も、一度フローティングゲートにチャージを設定すれば数年に渡る使用に再調整なしで用いることが可能である。
すなわち、この整流回路300をRFIDタグに適用する場合、工場出荷時に一度フローティングゲートへのチャージを設定すれば、ユーザは一般的なRFIDタグと同様な使用方法で利用ができ、かつ長距離通信が可能なRFIDタグを供給することができる。
(実施の形態5)
実施の形態5にかかる整流回路もまた、実施の形態3にかかる整流回路200の変形例であり、フローティングゲート電界効果トランジスタM71,M72の制御ゲート端子とソース端子との間にそれぞれキャパシタを設け、このキャパシタの保持電圧を制御することができることを特徴としている。
図18は、実施の形態5に整流回路を示す回路図である。図18に示す整流回路400において、図9と共通する部分には同一の符号を付しており、ここではそれらの説明を省略する。図18において、整流回路400は、図9に示す整流回路200の構成要素に対して、フローティングゲート電界効果トランジスタM71の制御ゲート端子とソース端子との間に接続されたキャパシタC81と、フローティングゲート電界効果トランジスタM72の制御ゲート端子とソース端子との間に接続されたキャパシタC82と、DC電圧源220d,220eとをさらに備えている。また、フローティングゲート電界効果トランジスタM71の制御ゲート端子とDC電圧源220dの出力端子との間にはスイッチSW4が接続され、フローティングゲート電界効果トランジスタM72の制御ゲート端子とDC電圧源220eの出力端子との間にはスイッチSW5が接続されている。DC電圧源220d,220eおよびスイッチSW4,SW5は、他のDC電圧源220a〜220cおよびスイッチSW4,SW5と同様に制御回路210によって制御される。また、DC電圧源220d,220eは、図10に示したDC電圧源220と同じ構成である。
この構成によって、フローティングゲート電界効果トランジスタM71,M72の各制御ゲート端子に、様々な入力電圧を個別に与えることができ、フローティングゲート電界効果トランジスタM71,M72がONとなるのに必要な入力信号電圧、換言すれば、フローティングゲート電界効果トランジスタM71,M72が整流特性を示すのに必要な入力信号電圧を任意の大きさに調整することができる。
(実施の形態6)
実施の形態6は、実施の形態1〜5のいずれか一つにかかる整流回路を用いて構成された無線通信装置を示すものである。特に、無線通信装置としてRFIDタグを例に挙げる。図19は、実施の形態6にかかるRFIDタグのブロック図である。図19に示すRFIDタグ500は、ループアンテナ510と、実施の形態1〜5のいずれか一つに示した整流回路と同じ構成の整流回路520と、逆流防止回路530と、信号処理回路540と、メモリ550と、二次電池であるバッテリ560とを備えて構成される。特に、このRFIDタグ500は、バッテリ560による電源電圧によって駆動するRFIDタグであり、その動作において、整流回路200から電源電圧を生成することを必須要件としない。すなわち、整流回路520と、逆流防止回路530と、信号処理回路540と、メモリ550は、バッテリ560から引き伸ばされた電源ラインPLおよび接地ラインGLにそれぞれ接続されている。
ループアンテナ510は、リーダ/ライタ(図示せず)によって与えられる磁束変化に応じて、そのアンテナ線に交流電流を誘起する。この交流電流は、整流回路520の信号入力端子に入力される。整流回路520は、バッテリ560から供給される電源電圧によって駆動する。よって、整流回路520内のDC発生回路は、バッテリ560から供給される電源電圧によって駆動するとともに、バッテリ560から供給される電源電圧から所望の直流電圧を生成する。すなわち、整流回路520は、ループアンテナ510から交流電流が入力されるか否かに関係なく、ダイオード回路を構成するMOSトランジスタのゲートとソースとの間には常に上記したダイオードバイアス電圧が印加されている。あるいは、外部トリガによってダイオードバイアス電圧が印加される。よって、整流回路520は、実施の形態1〜5に示したように、ループアンテナ510において誘起された0.7V程度未満の実効値を有する微弱な交流電流をも整流することができる。すなわち、ループアンテナ510が受け取った微弱なデータ信号を復調することができる。この復調されたデータ信号は、信号処理回路540へと入力される。また、整流回路520によって得られた直流電圧は、充電用電力として、逆流防止回路530を介して、バッテリ560にも供給される。
信号処理回路540は、整流回路520から受け取ったデータ信号に基づき、メモリ550に格納されたデータ(代表的なものとしてはタグ識別情報)の取り出しやメモリ550へのデータの書き込みを行なう。信号処理回路540は、ループアンテナ510に接続された負荷変調部541を備えており、メモリ550から取り出されたデータは、この負荷変調部541によるループアンテナ510の電流の変調によって、リーダ/ライタに送信される。具体的には、負荷変調部541は、ループアンテナ510に反磁界を発生させ、この反磁界は、リーダ/ライタのアンテナを流れる電流を微小に変化させる。この微小な変化が、リーダ/ライタによって検出され、データ信号として認識される。なお、図4に示したようなクロック発生回路130は、信号処理回路540に設けてもよいし、整流回路520内に設けてもよい。
図20は、本実施の形態にかかるRFIDタグの整流特性(実線)と、従来のRFIDタグの整流特性(破線)を示したグラフである。本実施の形態にかかるRFIDタグでは、−10dBmの微小な交流信号(AC入力パワー)が入力された場合であっても1.5Vの直流電圧(DC出力電圧)を発生することができる。この−10dBmの信号は、リーダ/ライタとRFIDタグとの間の距離に換算すると、10m程度に相当する。なお、グラフにおいて、AC入力パワーが大きくなるとDC出力電圧が一定値となるのは回路内部の電圧リミッタが働いているためである。一方で、従来のRFIDタグでは−10dBmのAC信号に対して0.05Vの直流電圧しか発生することができず、整流回路として機能していないことがわかる。
以上に説明したように、実施の形態6にかかるRFIDタグによれば、実施の形態1〜5のいずれか一つにかかる整流回路を搭載しているので、従来において整流対象となり得なかった微小信号をも認識することができる。これは、RFIDタグの認識に必要なRFIDタグとリーダ/ライタとの間の距離を大幅に拡大させることを意味し、そのRFIDシステムの応用分野を格段に広げることができる。例えば、一つのリーダ/ライタによって、数十m〜数100mの範囲に分散された多数のRFIDタグをほぼ同時に認識することができる。これにより、RFIDタグを家畜に付与することによって放牧状態の家畜を管理したり、RFIDタグを幼児や徘徊老人に付与することによって迷子を防止することができる。
また、本実施の形態にかかるRFIDタグは、バッテリを備えているために、RFIDタグに温度センサ、スピーカ、マイク、発光素子などの種々の入出力デバイス570を搭載することも容易である。その場合、RFIDタグのさらなる応用の拡大を図ることが可能となる。例えば、RFIDタグにセンサを搭載する場合は、図21のような構成になる。図21に示すRFIDタグ600おいて、図19と同一の構成には同一の参照符号を附している。入出力デバイス570の電源系はバッテリ560からのPLラインとGLラインに接続されている。入出力デバイス570への信号の送受は信号処理回路540との間で行う。入出力デバイス570の一例として、温度センサを搭載したRFIDタグの例を説明する。リーダ/ライタ(図示せず)からの送信が無いとき、温度センサはスリープ状態であり、電流を消費しない。リーダ/ライタから送信信号があり、当該センサ付RFIDタグへの信号送信の指令が有った場合、温度センサは起動し、温度を検知、データを信号処理回路へ送出する。この信号データと、RFIDタグの固有データを合わせた信号データをRFIDタグからリーダ/ライタへ返信する。他の温度センサの実施方法として、ある一定時間ごとに信号処理回路が温度センサへ温度データの出力の指令を行い、温度センサからのデータはメモリブロックへ蓄積される。リーダライタからの指令が有った場合、蓄積された温度データは、記録時間データと共に送出される。また、温度センサの起動手段として、振動、音、光等の刺激があった場合に温度センサが起動し、データをメモリに蓄積する方法もある。
以上、本発明を詳述したが、本発明は、上述したような特定の実施形態に限定されるものではなく、さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。すなわち、本発明にかかる実施の形態は、添付の特許請求の範囲およびその均等物にかかる発明の要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
以上のように、本発明にかかる整流回路は、微小信号の整流に有用であり、特に、RFIDタグに搭載される整流回路として適している。
実施の形態1にかかる整流回路の一部を示す回路図である。 バイアス回路の構成例を示す回路図である。 実施の形態1にかかる整流回路のブロック図である。 実施の形態1にかかる整流回路で用いられるクロック発生回路の回路図である。 実施の形態1にかかる整流回路のクロック発生回路の動作を説明するためのタイミングチャートを示す図である。 DC発生回路の一例の回路図である。 DC発生回路の別の例の回路図である。 実施の形態2にかかる整流回路の一部を示す図である。 実施の形態3にかかる整流回路を示す回路図である。 実施の形態3にかかる整流回路のDC電圧源のブロック図である。 DC電圧源内の昇圧回路の回路図である。 フローティングゲートの制御方法を示すフローチャートである。 チャージ量検出工程を示すフローチャートである。 DC電圧源の電流検査モードの動作を示すフローチャートである。 チャージ量設定工程を示すフローチャートである。 DC電圧源の電圧設定モードの動作を示すフローチャートである。 実施の形態4にかかる整流回路を示す回路図である。 実施の形態5にかかる整流回路を示す回路図である。 実施の形態6にかかるRFIDタグのブロック図である。 実施の形態6にかかるRFIDタグの整流特性(実線)と、従来のRFIDタグの整流特性(破線)を示したグラフである。 実施の形態6にかかるRFIDタグに入出力デバイスを搭載した構成を示すブロック図である。
符号の説明
10a,10b,50a,50b,50c,50d,100,100a,100b バイアス回路
110,110a,110b DC発生回路
120,200,300,400,520 整流回路
130 クロック発生回路
210,225 制御回路
220,220a,220b,220c,220d,220e DC電圧源
221 電圧計
222 昇圧回路
223 電流計
224 可変電圧源
500,600 RFIDタグ
530 逆流防止回路
540 信号処理回路
541 負荷変調部
550 メモリ
560 バッテリ
570 入出力デバイス

Claims (25)

  1. 交流信号が入力される結合キャパシタと、
    前記結合キャパシタにソース端子が接続され、前記交流信号を整流する第1MOSトランジスタと、
    前記結合キャパシタにドレイン端子が接続され、前記交流信号を整流する第2MOSトランジスタと、
    前記第1MOSトランジスタおよび第2MOSトランジスタのゲート端子とソース端子の間に直流電圧を印加するバイアス回路と、を備え、
    前記バイアス回路は、クロック信号に基づいて供給される電圧を、前記直流電圧として蓄積するキャパシタを備えることを特徴とする整流回路。
  2. 交流信号が入力される結合キャパシタと、
    前記結合キャパシタにソース端子が接続され、前記交流信号を整流する第1MOSトランジスタと、
    前記結合キャパシタにドレイン端子が接続され、前記交流信号を整流する第2MOSトランジスタと、
    前記第1MOSトランジスタおよび第2MOSトランジスタのゲート端子とソース端子の間に直流電圧を印加するバイアス回路と、を備え、
    前記バイアス回路は、周期的に供給される電圧を、前記直流電圧として蓄積するキャパシタを備えることを特徴とする整流回路。
  3. 前記バイアス回路は、
    所定の電圧源と接続され、クロック信号に基づいて周期的にON/OFF動作を行う第1スイッチング部と、
    前記クロック信号に基づいて、周期的かつ前記第1スイッチング部と相補的にON/OFF動作する第2スイッチング部と、
    前記第1スイッチング部と接続され、前記第1スイッチング部がON動作したときに、前記第1スイッチング部を介して供給される電圧を蓄積する第1キャパシタと、
    前記第2スイッチング部がON動作したときに、前記第2スイッチング部を介して供給される電圧を前記直流電圧として蓄積する第2キャパシタと、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の整流回路。
  4. 前記クロック信号を発生させるクロック信号発生部をさらに備え、
    前記クロック信号発生部は、
    前記所定の電源に接続され、前記第1MOSトランジスタおよび前記第2MOSトランジスタと同一構成の第3トランジスタと、
    前記第3トランジスタのゲート端子とソース端子との間に接続された第3キャパシタと、
    前記第3キャパシタの電圧を監視し、監視結果に基づいてベースクロック電圧を生成する誤差増幅部と、
    前記誤差増幅部と接続され、前記誤差増幅部で生成されたベースクロック電圧に応じて周期的にON/OFF動作を行う第3スイッチング部と、
    前記第2スイッチング部と相補的かつ周期的にON/OFF動作して、ON/OFF動作に伴う出力を前記クロック信号として前記バイアス回路に出力する第4スイッチング部とを備えたことを特徴とする請求項1または3に記載の整流回路。
  5. 前記第1MOSトランジスタおよび前記第2MOSトランジスタは、半導体基板上にトリプルウェル構造で形成されたことを特徴とする請求項1に記載の整流回路。
  6. 前記第1MOSトランジスタのソース端子とバックゲート端子は互いに接続され、
    前記第2MOSトランジスタのソース端子とバックゲート端子は互いに接続されている、ことを特徴とする請求項1に記載の整流回路。
  7. 前記第1MOSトランジスタのドレイン端子と前記第2MOSトランジスタのソース端子との間に接続された平滑キャパシタを備えることを特徴とする請求項1またはに記載の整流回路。
  8. 前記バイアス回路は、
    前記第1MOSトランジスタのゲート端子とソース端子との間に前記直流電圧を印加する第1バイアス回路と、
    前記第2MOSトランジスタのゲート端子とソース端子との間に前記直流電圧を印加する第2バイアス回路と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の整流回路。
  9. 基準の直流電圧を生成する直流電圧発生回路をさらに備え、
    前記第1バイアス回路および前記第2バイアス回路は前記直流電圧発生回路によって生成された基準の直流電圧に基づいて前記直流電圧を出力することを特徴とする請求項に記載の整流回路。
  10. 前記第1MOSトランジスタと前記第2MOSトランジスタと前記直流電圧発生回路とは同一のICチップ上に形成され、
    前記直流電圧発生回路の前記基準の直流電圧は、前記第1MOSトランジスタと前記第2MOSトランジスタの少なくとも一方の閾値電圧と実質的に等しいことを特徴とする請求項に記載の整流回路。
  11. 前記直流電圧発生回路は、ドレイン端子とゲート端子とが互いに接続された第3MOSトランジスタと、前記第3MOSトランジスタのドレイン端子に接続された定電流源を備えることを特徴とする請求項10に記載の整流回路。
  12. 前記直流電圧発生回路は、前記第3MOSトランジスタのドレイン端子とソース端子との間に定電流を流すことによって生じる該第3MOSトランジスタのゲート−ソース間電圧を、前記基準の直流電圧として使用することを特徴とする請求項11に記載の整流回路。
  13. 前記第3MOSトランジスタは、前記第1MOSトランジスタと前記第2MOSトランジスタの少なくとも一方のゲート長とゲート幅の比にスケーリングされたことを特徴とする請求項11または12に記載の整流回路。
  14. 前記直流電圧発生回路は、前記定電流を供給する定電流源と前記第3MOSトランジスタとの間に接続されたスイッチング手段を備え、間欠的にON/OFFすることを特徴とする請求項11〜13のいずれか一つに記載の整流回路。
  15. 請求項1に記載の整流回路と同じ構成の第1の整流回路および第2の整流回路を備え、
    前記第1の整流回路と前記第2の整流回路は、たて積みに接続されていることを特徴とする整流回路。
  16. 前記直流電圧は、可変であることを特徴とする請求項1〜13のいずれか一つに記載の整流回路。
  17. 前記バイアス回路は、前記直流電圧を保持したキャパシタを有することを特徴とする請求項1〜16のいずれか一つに記載の整流回路。
  18. 制御ゲート端子とソース端子とが互いに接続され、第1フローティングゲートに所定の電位が保持された第1フローティングゲートトランジスタと、
    制御ゲート端子とソース端子とが互いに接続され、ドレイン端子が前記第1フローティングゲートトランジスタのソース端子に接続され、第2フローティングゲートに所定の電位が保持された第2フローティングゲートトランジスタと、
    一端が前記第1フローティングゲートトランジスタのソース端子と前記第2フローティングゲートトランジスタのドレイン端子との接続ラインに接続され、他端から交流信号が入力される結合キャパシタと、を備え
    前記第1フローティングゲートおよび前記第2フローティングゲートは、クロック信号に基づいて供給される電圧を、前記直流電圧として蓄積することを特徴とする整流回路。
  19. 制御ゲート端子とソース端子とが互いに接続され、第1フローティングゲートに所定の電位が保持された第1フローティングゲートトランジスタと、
    制御ゲート端子とソース端子とが互いに接続され、ドレイン端子が前記第1フローティングゲートトランジスタのソース端子に接続され、第2フローティングゲートに所定の電位が保持された第2フローティングゲートトランジスタと、
    一端が前記第1フローティングゲートトランジスタのソース端子と前記第2フローティングゲートトランジスタのドレイン端子との接続ラインに接続され、他端から交流信号が入力される結合キャパシタと、を備え、
    前記第1フローティングゲートおよび前記第2フローティングゲートは、周期的に供給される電圧を、前記直流電圧として蓄積することを特徴とする整流回路。
  20. 前記第1フローティングゲートの電位は、該第1フローティングゲートトランジスタの閾値電圧に実質的に等しく、前記第2フローティングゲートの電位は、該第2フローティングゲートトランジスタの閾値電圧に実質的に等しいことを特徴とする請求項18または19に記載の整流回路。
  21. 前記第1フローティングゲートトランジスタのドレイン端子に接続された第1DC電圧源と、
    前記第2フローティングゲートトランジスタのドレイン端子に接続された第2DC電圧源と、
    前記第2フローティングゲートトランジスタのソース端子に接続された第3DC電圧源と、
    前記第1DC電圧源、前記第2DC電圧源、および前記第3DC電圧源の各出力電圧を制御することによって前記第1フローティングゲートトランジスタおよび前記第2フローティングゲートトランジスタの各フローティングゲートに対してチャージおよびディスチャージを行う制御手段と、をさらに備えることを特徴とする請求項18〜20のいずれか一つに記載の整流回路。
  22. ループアンテナと、
    前記ループアンテナに誘導された電流を整流する、請求項1〜21のいずれか一つに記載の整流回路と、
    少なくともタグ識別情報が格納されたメモリと、
    前記整流回路によって整流された直流電流に基づいて、少なくとも前記タグ識別情報を、前記ループアンテナを介して送受信する信号処理回路と、
    を備えたことを特徴とする無線通信装置。
  23. 前記整流回路によって整流された直流電流によって充電されるバッテリをさらに備え、前記整流回路、前記メモリ、および前記信号処理回路は、前記バッテリと接続されていることを特徴とする請求項22に記載の無線通信装置。
  24. センサをさらに備え、
    前記信号処理回路は、前記センサによって検出された信号を前記ループアンテナを介して送信することを特徴とする請求項23に記載の無線通信装置。
  25. 出力デバイスをさらに備え、
    前記信号処理回路は、前記ループアンテナを介して受信した受信信号に応じて、前記出力デバイスを動作させることを特徴とする請求項23または24に記載の無線通信装置。
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