JP4519247B2 - 核酸の抽出精製用試薬 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、核酸の精製および測定に使用しうる核酸の抽出精製用試薬に関する。さらに詳しくは、核酸を含有する試料から、ポリアニオン性物質の存在下で核酸結合能を有する固相担体を用い、煩雑な操作をすることなく、短時間で行う核酸抽出精製方法、および核酸の抽出精製キットに関する。
【0002】
【従来の技術】
核酸を含有する試料から核酸を抽出精製する方法は、遺伝子工学や臨床診断の分野において不可欠である。例えば、ある核酸を解析するにあたっては、核酸を含有する生物試料からDNAもしくはRNAを抽出精製する必要がある。また、感染症の診断においても、細菌やウイルスからDNAもしくはRNAを抽出した後、検出することが一般的である。
【0003】
生物試料においては一般的に、DNAやRNAといった核酸は、蛋白質、脂質、糖から構成される細胞膜や細胞壁などの殻の中に存在しており、また核酸は遊離した状態で存在しているのではなく、蛋白質と複合体を形成している。このため核酸を含有する生物試料から核酸を抽出精製する場合には、プロテアーゼによる酵素処理や界面活性剤などを用いた変性処理、また、超音波処理や熱処理により核酸を遊離させた後、フェノールやクロロホルムといった有機溶媒による抽出操作や塩化セシウムを用いた超遠心分離等により核酸を精製する必要があり、これらの手法は、遺伝子工学や臨床診断の分野において、用いる核酸の用途によって組み合わされ、至適化されているのが現状である。
【0004】
上記有機溶媒による抽出操作は、時間を要し煩雑な遠心操作を必要とし、また塩化セシウムを用いた超遠心操作も同様に時間を要し、脱塩も必要であり、コストがかかるという問題がある。
【0005】
一方、簡便な核酸抽出精製方法として、超常磁性金属酸化物を含む磁性シリカ粒子を用いる方法がある(特開平9−19292号公報)。この方法は核酸を含有する生物試料から遠心操作を行わずに非特異的に核酸を吸着させ、水またはTEバッファーなど低濃度の緩衝液を用いて磁性シリカ粒子から吸着した核酸を溶出後直ちに解析できるといった利点を持つ。しかし、カオトロピック物質によりイオン強度を高められた状態で核酸を吸着しうる磁性粒子は磁性シリカ粒子のみであり、市販されている一般的な磁性粒子、例えば、カルボキシル基やカルボキシル基にシラノール基が導入された官能基を持つ磁性粒子はカオトロピック物質によりイオン強度を高めた状態では核酸を吸着させることはできない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、従前の技術が有する上記問題点を解決することであり、核酸を含有する試料から煩雑な操作をすることなく、短時間で核酸を抽出精製する試薬、その試薬を用いた核酸の精製方法及び核酸抽出精製キットを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために鋭意検討した結果、適当なポリアニオン性物質を用いることにより、上記のようにシリカでコーティングされたもののみでなく、例えばカルボキシル基やカルボキシル基にシラノール基が導入された担体にも核酸が効率良く吸着し、TEバッファーなど低濃度の緩衝液を用いて吸着した核酸を溶出できることを見出し本発明を完成させた。
【0008】
すなわち、本発明は、核酸を含有する試料から、核酸結合能を有する磁性粒子を使用することによって、核酸を抽出精製するに際して、デキストラン硫酸を液相に存在させることを特徴とする核酸の抽出精製用試薬である。別の本発明は、この抽出精製用試薬を利用した核酸の精製方法である。さらに別の本発明は、これら抽出精製に使用される試薬を含む、核酸の測定用キットである。
【0009】
本発明の核酸の精製方法は、下記のような工程からなる;
(a)核酸を含有する試料に、デキストラン硫酸溶液および磁性粒子を添加混合し、核酸を磁性粒子に結合させる、
(b)(a)工程における核酸−磁性粒子の複合体を洗浄液により洗浄する、
(c)(b)工程にて洗浄した核酸−磁性粒子複合体から用途に応じて、核酸を溶出させる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明において核酸とは、DNA、RNAを含みプラスミドDNAであってもよい。その長さは格別限定されないが、塩基配列として、好ましくは8個以上のものが適当である。
【0011】
また、本発明に用いられる核酸を含有する試料としては、核酸を含有するものであれば特に限定されないが、PCR産物、生物試料を例示することができる。生物試料とは生物に由来する試料を意味し、全血、血漿、血清、骨髄、バッフィーコート、尿、体液、唾液、鼻汁、涙液、糞便由来物、細胞培養物、細胞溶解物、培養培地等のような核酸を含有する可能性ある生物試料を例示することができる。
【0012】
また必要に応じて例えば生物試料をあらかじめ溶解し核酸を抽出してもよい。生体試料からの核酸の溶出・抽出方法としては、溶解液を加え、細胞を溶解させ、有機溶媒を加えて核酸を抽出させる方法が例示される。
【0013】
生体試料からの核酸の溶出に用いられる溶解液は、プロテアーゼが含まれることが好ましく、プロテアーゼとしては細胞膜の破壊や生物試料中に含まれる蛋白質を分解するものであれば特に限定されない。具体的には、プロナーゼ、プロテイナーゼK等が挙げられ、これらのうち、プロテイナーゼKが好ましく用いられる。その使用濃度としては、0.1〜1000U/mLの範囲で使用するのが好ましい。また緩衝液を溶解液に含有させることも可能で、pH6〜12の範囲が好適である。この緩衝剤としては、一般に使用されているものであれば特に限定されるものではないが、pH6〜12の範囲のいずれかのpHにおいて緩衝能を持つものが望ましく、例えば、1,3ビス[トリス(ヒドロキシメチル)メチルアミノ]プロパン、トリス[ヒドロキシメチル]アミノメタン等が挙げられ、その使用濃度としては、1〜500mmol/L、pHは6〜12の範囲が好ましい。
【0014】
さらに本発明に用いられる有機溶媒は、核酸の核酸結合能を有する固相担体への結合を妨げるものでなければ特に限定されない。本発明に用いられる有機溶媒の具体例としては、水飽和フェノール、緩衝液飽和フェノール、クロロホルム等が挙げられる。これらのうち、水飽和フェノールまたは緩衝液飽和フェノール、あるいはこれらの飽和フェノールとクロロホルムを適当な割合で混合したものが好ましい。
【0015】
また、核酸の溶解・抽出操作時に塩化ナトリウム、SDS、グリコーゲン等を適宜用いてもよい。
【0016】
本発明は、上記核酸を含有する試料から、核酸結合能を有する固相担体を使用することによって、核酸を分別するに際し、ポリアニオン性物質を液相に存在させることを特徴とする核酸の分別手段である。本発明による核酸の分別手段は、(a)吸着工程、(b)洗浄工程、(c)溶出工程の3段階に大きく分けられる。
【0017】
(a)吸着工程
この工程では、核酸を含有する試料に、ポリアニオン性物質溶液および核酸結合能を有する固相担体を添加、混合し、核酸を核酸結合能を有する固相担体に吸着させる。
【0018】
本発明に用いられるポリアニオン性物質は、核酸と固相担体との親和性を高めるポリアニオン性物質が含まれる。ポリアニオン性物質は、核酸の核酸結合能を有する固相担体への吸着を促進するものと推察される。ポリアニオン性物質としては、多価陰イオン性の物質であって核酸と固相担体との親和性を高めるものであれば特に限定されないが、その具体例としてデキストラン硫酸、リンタングステン酸マグネシウム、ヘパリン、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、デルマタン硫酸などが挙げられる。これらのうち、デキストラン硫酸が好ましく用いられ、その分子量は500〜500,000、その使用濃度としては0.5〜30%の範囲が好ましい。
【0019】
本発明に用いられるポリアニオン性物質溶液には、イオン強度を上げるために塩を添加しており、ポリアニオン性物質の作用を促進するものと推察される。用いられる塩の具体例としては、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化マグネシウムなどが挙げられるが、イオン強度を上げるものであれば特に限定されない。これらのうち、塩化ナトリウムが好ましく用いられ、その使用濃度としては、0.01〜3mol/Lの範囲が好ましい。
【0020】
本発明において用いられる核酸結合能を有する固相担体としては、ポリアニオン性物質の存在下で核酸を吸着保持しうる固体であれば、特に限定されない。具体的には、二酸化ケイ素、すなわちシリカが好ましく用いられる。また、シリカから構成される担体であるガラス、ケイソウ土、あるいはこれらを化学的修飾により表面処理を施したものや、さらに超常磁性金属酸化物等の他の物質との複合体も含まれる。さらにカルボキシル基やシラノール基およびこれらの組み合わせからなる官能基で表面を修飾したものや、さらに超常磁性金属酸化物等の他の物質との複合体も含まれる。これらのうち、吸着と溶出の効率を考えると、固相担体は粒子であることが好ましく、その大きさとしては0.05〜10μmの範囲が好ましい。
【0021】
本発明においては、上記溶解液以外の、有機溶媒からなる抽出液、ポリアニオン性物質溶液、核酸結合能を有する固相担体を別々に添加しても、あるいは同時に添加してもよい。
【0022】
(b)洗浄工程
この工程は、溶解液、有機溶媒、および核酸結合能を有する固相担体の混合物から、核酸が吸着した核酸結合能を有する固相担体のみを分離・洗浄する工程である。この時、洗浄液を使用して1〜3回程度、繰り返し洗浄するのが好ましい。
【0023】
本発明における核酸結合能を有する固相担体の分離のための具体的な手段は、使用する固相担体の形態により異なり、例えば核酸結合能を有する固相担体の場合には、遠心分離、ろ過等が好ましく、超常磁性金属酸化物を含ませておいたものを固相担体として使用する場合には、磁石等を用いて簡便な磁力による分離が可能となり、より好ましい。
【0024】
本発明において用いられる洗浄液としては、固相担体に保持された核酸の遊離を妨げるものや蛋白質の固相担体への吸着を妨げるものであれば、特に限定されない。具体的には、0.5〜2.5mol/L塩化ナトリウム溶液あるいは40〜100%エタノールで洗浄することが好ましい。
【0025】
(c)溶出工程
この工程は核酸が吸着した核酸結合能を有する固相担体から核酸を溶出させる工程であり、本発明に用いられる溶出液としては固相からの核酸の溶出を促進するものであれば、特に限定されない。具体的には、水あるいはTEバッファー[10mmol/Lトリス塩酸緩衝液、1mmol/L EDTA、pH8.0]が好ましい。この時回収した核酸は透析やエタノール沈殿等の脱塩、濃縮操作を施すことなく、制限酵素や核酸ポリメラーゼ等を使用した酵素反応に直接使用することができる。
【0026】
上記のように、本発明による核酸の精製方法は、単純な工程から構成されるため、核酸抽出精製キットならびに固相担体の分離操作や試薬分注操作を自動化した核酸抽出装置へ、容易に応用しうることは明らかである。
【0027】
【実施例】
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0028】
実施例1 血清に添加したDNAの回収
(1)DNA抽出材料の調製
λ−DNA(宝酒造 社製)1μgを秤取し、血清に加え、1μg/200μLとなるように調製し、DNA抽出材料とした。
【0029】
(2)λ−DNAの抽出精製
上記(1)にて調製した200μLのDNA抽出材料を3本の2mLのマイクロチューブに取り、それぞれに200μLの溶解液[50mmol/Lトリス(ヒドロキシル)アミノメタン−塩酸(pH8.0)、5mmol/L EDTA、0.25mol/L NaCl、1%SDS、20μg/mLグリコーゲン、120U/mLプロテイナーゼK]を加え、ボルテックスミキサーで混合し、56℃で30分間加温した。加温後、400μLのTEバッファー飽和フェノール/クロロホルムをそれぞれのチューブに加え、激しく攪拌した。
【0030】
これらに800μLのポリアニオン性物質溶液[20%デキストラン硫酸(平均分子量5000、シグマ社製)、2.5mol/L NaCl]を加えて混合し、40μLの異なる種類の0.1g/mL磁性粒子[(平均粒径3μm、四三酸化鉄15%含有、比表面積0.17m2/g、官能基 C3COOH;SiO2…SiOH:micromod社製 micromer−M)、(平均粒径 6.17μm、四三酸化鉄粒子43%含有、比表面積159m2/g、細孔容積279mm3/g、表面細孔直径3.2nm:他磁性粒子1・2)]をチューブに加え、室温で10分間混合した。
【0031】
次にチューブを磁気スタンドに設置して、磁性粒子をチューブ壁に集め、上清を除いた。磁気スタンドからチューブを外した後、さらに1mLの洗浄液[70%エタノール]を加えて、ボルテックスミキサーを用い、十分に混和した。同様に磁気スタンドにチューブを置き、上清を除き、この洗浄操作を2回繰り返した。上清を除いた後、マイクロチューブを56℃にセットしたヒートブロックに置き、10分間放置することによりチューブ内のエタノールを蒸発させ、取り除き、粒子を乾燥させた。これに50μLの滅菌水を添加し、56℃で10分間混合した後、磁気スタンドに置いて磁性粒子を集め、上清を回収した。
【0032】
3種の磁性粒子を用いた回収液のうち、それぞれ5μLを1.0%アガロースゲルにアプライし、100V、40分間電気泳動を行った後、エチジウムブロマイド染色し、蛍光バイオイメージアナライザー[FMBIO(登録商標)II Multi−View:宝酒造社製]で検出した結果を図1に示す。
【0033】
(3)回収したλ−DNAの制限酵素消化
上記(2)λ−DNAの抽出精製において得られた回収液のうち10μLを取り、3μLの10×Mバッファー[100mmol/Lトリス−塩酸(pH7.5)、100mmol/L塩化マグネシウム、10mmol/Lジチオスレイトール、500mmol/L NaCl]、1μLの15U/μLのHind III(宝酒造社製)ならびに滅菌水を加え全量を30μLとし、37℃で16時間放置した結果、本発明による分別手段にて抽出精製されたλ−DNAは、制限酵素Hind IIIによって完全に切断されており、直ちに、制限酵素消化に使用できることが確認できた。
【0034】
【発明の効果】
本発明によれば、ポリアニオン性物質存在下で核酸結合能を有する固相担体を使用することにより、核酸を含有する試料から核酸を吸着させ、さらに適当な溶出液を使用することにより、煩雑な操作をすることなく、短時間で核酸を抽出精製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 λ−DNAを添加した血清から、ポリアニオン性物質存在下で磁性粒子によりλ−DNAが回収されたことを示す図である(実施例1)。図中、レーン1:λ−Hind IIIマーカー、レーン2:磁性粒子micromer−M(3μm)による回収1、レーン3:磁性粒子micromer−M(3μm)による回収2、レーン4:他磁性粒子1による回収1、レーン5:他磁性粒子1による回収2、レーン6:他磁性粒子2による回収1、レーン7:他磁性粒子2による回収2。回収1、2は、各磁性粒子について、同様のλ−DNA回収実験を2回行い、それぞれの結果を示している。
Claims (8)
- 核酸結合能を有する磁性粒子を用いた核酸の抽出精製用試薬であって、デキストラン硫酸を含有する液状試薬であることを特徴とする核酸抽出精製用試薬。
- 磁性粒子が、シリカを含む磁性粒子又は、表面にカルボキシル基、シラノール基もしくはその組み合わせからなる官能基を修飾した磁性粒子である請求項1に記載の核酸抽出精製用試薬。
- 核酸を吸着させるための磁性粒子と、デキストラン硫酸を含有する核酸吸着促進用試薬と、を有する核酸抽出精製キット。
- 生物試料を溶解するための溶解液と、核酸が吸着した磁性粒子を洗浄するための洗浄液と、核酸が吸着した磁性粒子から核酸を溶出させるための溶出液と、をさらに有する請求項3に記載の核酸抽出精製キット。
- 溶解液が、プロテアーゼを含む溶解液である、請求項4に記載の核酸抽出精製キット。
- 核酸抽出精製キットが、自動核酸抽出装置に使用される核酸抽出精製キットである、請求項3〜5のいずれか1項に記載の核酸抽出精製キット。
- 核酸を含有する試料に、デキストラン硫酸の溶液および磁性粒子を添加し、核酸を磁性粒子に結合させる工程と、核酸が結合した磁性粒子を洗浄液により洗浄する工程と、核酸が結合した磁性粒子から核酸を溶出させる工程と、を有する核酸の精製方法。
- 核酸を磁性粒子に結合させる工程の前に、核酸を含有する試料に溶解液を加え、核酸を抽出する工程をさらに有する、請求項7に記載の核酸の精製方法。
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