[go: up one dir, main page]

JP4514575B2 - 現像装置 - Google Patents

現像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4514575B2
JP4514575B2 JP2004285778A JP2004285778A JP4514575B2 JP 4514575 B2 JP4514575 B2 JP 4514575B2 JP 2004285778 A JP2004285778 A JP 2004285778A JP 2004285778 A JP2004285778 A JP 2004285778A JP 4514575 B2 JP4514575 B2 JP 4514575B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sliding contact
contact portion
developing device
developer
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004285778A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006098818A (ja
Inventor
正展 前嶌
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Mita Corp filed Critical Kyocera Mita Corp
Priority to JP2004285778A priority Critical patent/JP4514575B2/ja
Publication of JP2006098818A publication Critical patent/JP2006098818A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4514575B2 publication Critical patent/JP4514575B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、現像剤量を検知するセンサを備えた現像装置に関するものであり、特に、検知精度を高めるために、センサの測定箇所(センサの検知面)を清掃する清掃部材に関するものである。
コピー機、プリンタ、FAX等の画像形成装置が作成する画像の品質が維持されるためには、環境温度や環境湿度等に応じて、適宜現像剤を現像装置に補給し、現像剤量(または現像剤中のトナー濃度)が調整される必要がある。そのため、通常、現像装置には、現像剤量(またはトナー濃度)を測定する検知センサが設けられている。
しかしながら、トナーを含む現像剤が、検知センサの測定箇所(例えば検知面)に付着してしまうと、現像装置内部の正確なトナー量が測定できなくなる。そこで、現像装置内部における攪拌スクリュー(アジテーター)に清掃部材を設け、そのアジテーターの回転に応じて、検知面を清掃する現像装置が種々提案されている。
例えば図8に示す特許文献1の現像装置121は、アジテーター107に一枚状のワイパー(清掃部材)101を設け、そのアジテーター107の回転に応じて、センサ113の検知面113aを清掃するようになっている。しかしながら、この現像装置121では、ワイパー101の平面部101dが、回転方向に対し垂直に(対向するように)位置するため、アジテーター107の回転に抵抗を与えてしまう。
そこで、図9に示すように、アジテーター107の回転に与える抵抗を抑制するため、バネ部材を清掃部材101として利用する現像装置121が考えられている。このような清掃部材101であれば、アジテーター107の回転に応じて、清掃部材101の摺接部101cが検知面113aを清掃できるとともに、アジテーター107の回転方向に対して、1本線状の摺接部101cしか垂直に位置しないため(対向しないため)、アジテーター107の回転に与える抵抗も抑制できる。
しかしながら、図9に示す現像装置121では、清掃部材101はアジテーター107の回転に同期して回転するが、通常、アジテーター107は低速で回転するため清掃部材101の回転速度も低速となり、流動性の劣化した現像剤がセンサ近傍にて滞留した場合、滞留した現像剤を良好に分散させることができなくなる。特に1成分現像式の場合、環境条件や使用期間によって現像剤中のトナーの流動性が変化し、検知面113a近傍に滞留(堆積)し易くなると、センサ113の誤検知を引き起こすという問題が生じ得る。
例えば、検知面113a近傍に現像剤のブリッジが形成された場合や、清掃部材101の摺接部101cに紙粉や現像シール部の繊維とトナーの凝集物等から成る異物が引っ掛かり、過剰に清掃される場合等は、センサ113が現像剤の存在を検知しなくなり、現像装置内が現像剤で満杯になってしまうおそれもあった。
特開2000−250301号公報(段落〔0044〕、第3図、第4図参照)
本発明は、上記問題点に鑑み、現像剤の流動性の変化によるブリッジ形成や清掃部材への異物付着等によるセンサの誤検知を簡便且つ効果的に防止する現像装置を提供する。
上記目的を達成するため本発明は、現像剤を貯留する筐体と、該筐体内の側面に設けられ現像剤量を検知する検知手段と、前記筐体内の現像剤を攪拌搬送する回転搬送部と、該回転搬送部に設けられ前記検知手段の検知面に接触して清掃する清掃部材と、を備えた現像装置において、前記清掃部材は、前記回転搬送部の回転軸が挿入される巻きばね部と、該巻きばね部の一端を折り曲げて形成され前記回転軸に固定される固定部と、前記巻きばね部の他端を延ばして形成され前記検知面に接触する摺接部と、から成り、前記摺接部は、前記回転搬送部の回転に伴い前記筐体側面より突出して設けられた前記検知手段の側面に接触し、湾曲及び復元を繰り返しながら回転することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の現像装置において、前記摺接部は、前記巻きばね部の接線方向に直線状に延びており、前記巻きばね部の巻き方向は、前記固定部から前記摺接部の方向に見たとき前記回転搬送部の回転方向と同一方向であることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の現像装置において、前記摺接部の先端を、前記回転搬送部の回転方向の上流側に鋭角に折り曲げたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の現像装置において、前記検知手段の突出量は、前記摺接部の太さと同程度であることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の現像装置において、前記検知手段は、圧電素子であることを特徴としている。
本発明の第1の構成によれば、回転搬送部の回転軸が挿入される巻きばね部と、該巻きばね部の一端を折り曲げて形成され回転軸に固定される固定部と、他端を延ばして形成され検知面に接触する摺接部とを有する清掃部材を用いて検知手段の検知面を清掃する現像装置において、検知手段を筐体側面より突出させておき、清掃部材の摺接部が、回転搬送部の回転に伴い検知手段の側面に接触し、湾曲及び復元を繰り返しながら回転するようにしたことにより、弾性力により検知手段の側面から離脱する摺接部の勢いと振動で検知面近傍に発生する現像剤のブリッジを効果的に崩すことができる。
また本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の現像装置において、巻きばね部の一端を接線方向に直線状に延ばして摺接部を形成し、固定部から摺接部方向に見たときの巻きばね部の巻き方向を回転搬送部の回転方向と同一方向にしたことにより、摺接部の先端に近い部分が検知手段の側面に接触するため、摺接部が検知手段に引っ掛かり易くなって摺接部の係止及び離脱が安定化する。
また本発明の第3の構成によれば、上記第1又は第2の構成の現像装置において、摺接部の先端を回転搬送部の回転方向の上流側に鋭角に折り曲げたことにより、弾性力により摺接部が検知手段から離脱する勢いで摺接部の先端に付着した異物等が外れやすくなる。
また本発明の第4の構成によれば、上記第1乃至第3のいずれかの構成の現像装置において、検知手段の突出量を摺接部の太さと同程度としたことにより、摺接部の検知手段への係止を確実にして清掃部材による清掃効果を安定化するとともに、摺接部に過度の負荷が掛かることがないため清掃部材が破損するおそれがなくなる。
また本発明の第5の構成によれば、上記第1乃至第4のいずれかの構成の現像装置において、検知手段を圧電素子とすることにより、現像剤の存在をより正確に検知可能となり、現像装置内の現像剤量を一層安定化することができる。
以下に、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の現像装置21を用いた画像形成装置(例えばプリンタ)69である。この画像形成装置69は、感光体ドラム41、帯電部42、画像書込部(レーザスキャンユニット)43、現像装置21、トナー貯留部44、転写部45、クリーニング部46、シート収容部51、搬送部52、定着部53、及び排紙部54から構成されている。
感光体ドラム41は、例えばアルミドラムに感光層が積層されたものであり、帯電部42により、表面を帯電させるようになっている。そして、画像書込部43からのレーザビームを受けた表面に帯電を減衰させた静電潜像を形成する。なお、上記の感光層は、特に限定するものではないが、例えば耐久性に優れるアモルファスシリコン(a―Si)等が好ましい。
帯電部(帯電チャージャー)42は、放電(例えばコロナ放電)することで感光体ドラム41の表面を帯電させるものである。例えば帯電部42は、細いワイヤー等を有しており、これを電極として、高電圧を印加されることで放電するようになっている。
画像書込部(LSU)43は、画像データに基づいて、光ビーム(例えばレーザビーム)を感光体ドラム41に照射させ、その感光体ドラム41に静電潜像を形成させるものである。なお、画像データは不図示のパーソナルコンピューター(PC)から送信されたものである。
現像装置21は、感光体ドラム41の静電潜像にトナーを付着させて、トナー像を形成させるものである。なお、現像装置21に収容されている現像剤としては、例えばトナーとキャリアとから構成される2成分現像剤やトナーのみから構成される1成分現像剤が挙げられる。また、現像装置21の詳細については後述する。
トナー貯留部(ホッパー)44は、現像装置21内部の現像剤が不足するようになれば、その現像装置21に現像剤を供給するとともに、現像剤を貯留しておくものである。
転写部45は、感光体ドラム41表面に形成したトナー像を乱さずに搬送部52を搬送されてくるシートに移行させるものである。
クリーニング部46は、トナー像がシートに移行(転写)された後に、感光体ドラム41の表面に残ったトナー(残留トナー)を除去するものである。例えば、感光体ドラム41の長手方向に線接触するブレード材等が挙げられる。
シート収容部51は、最終的に画像(トナー像)が印刷されるシート(用紙やOHP等)を収容するとともに、搬送部52にシートを送り出すものである。
搬送部52は、シート収容部51から排紙部54までのシートの通路のことである。定着部53は、シートに転写されたトナー像を安定な永久像とするものであり、例えば熱や圧力等のエネルギーを付与することにより、粉体状態のトナー像を溶融させるものである。
排紙部54は、定着部53を経たシート、すなわち永久像が印刷され装置外部に排出されたシートを収容するものである。
そして、このような画像形成装置69では、画像データに基づいて、LSU43が、感光体ドラム41にレーザビーム(光線)を発することで、その画像データに基づく静電潜像をその感光体ドラム41表面に形成させる。その後、現像装置21が、静電潜像にトナーを付着させるとともに(トナー像を形成するとともに)、転写部45が、シートにそのトナー像を転写する。次に、定着部53が、そのトナー像の転写されたシートに熱等を加え、永久像とするようになっている。
次に、現像装置21の構成について説明する。図2は、本発明の現像装置21の概略斜視図であり、図3(a)は概略側面図、図3(b)は上方からの概略平面図である。なお、図2、図3(b)は、便宜上、蓋部分(カバー部分)を除外して表現し、図3(a)は後述する第1攪拌スクリュー7を重点的に表現している。
これらの図に示すように、現像装置21は、ケーシング(筐体)5、カバー(筐体)6、第1攪拌スクリュー(回転搬送部)7、第2攪拌スクリュー(回転搬送部)8、現像ローラ11、規制ブレード12、及びトナー量検知センサ(以下、Tセンサという)13を含む構成である。
ケーシング5は、現像剤を貯留するものであり、また、上記の第1攪拌スクリュー7等を収容している。そして、このケーシング5内には、仕切り板9によって分けられた第1貯留室15と第2貯留室16とが形成されており、第1貯留室15には第1攪拌スクリュー7が、第2貯留室16には第2攪拌スクリュー8が配設されている。カバー6は、ケーシング5に収容された現像剤が外部に漏れないように封止するものである。ケーシング5及びカバー6は、一体となって現像装置21の筐体を構成する。なお、カバー6を示す図3(a)では、カバー6とケーシング5とが解離している状態を表現している。
第1攪拌スクリュー7は、第1貯留室15に貯留されている現像剤を攪拌しながら、矢印P方向へと搬送して第2貯留室16に導くものであり、第2攪拌スクリュー8は、第2貯留室16に搬送されてきた現像剤を攪拌しながら、矢印Q方向へと搬送して現像ローラ11に供給するものである。
なお、第1攪拌スクリュー7及び第2攪拌スクリュー8は、それぞれ支軸7a、8aを中心とし、そのまわりに螺旋羽7b、8bを設けた構成になっており、互いに平行な状態でケーシング5に回転可能に軸支されている。
現像ローラ11は、感光体ドラム41(図1参照)の回転に応じて回転することで、その感光体ドラム41の感光層にトナーを供給するものである。なお、磁性方式の現像剤を用いる現像装置の場合、現像ローラ11として、内面に永久磁石から成る磁界発生部材(図示せず)が固定されたマグネットローラが使用される。この磁界発生部材の磁力により現像ローラ11の表面にトナーを付着(担持)させてトナー薄層を形成する。一方、非磁性方式の現像剤を用いる現像装置の場合は、現像ローラ11としてゴムローラ等が使用される。
現像ローラ11は、第1攪拌スクリュー7、第2攪拌スクリュー8と平行な状態で、ケーシング5に回転可能に軸支されている。第1攪拌スクリュー7、第2攪拌スクリュー8、及び現像ローラ11は、図示しない駆動手段により回転駆動される。
規制ブレード12は、感光体ドラム41に供給するトナー量を規制するものであり、磁性方式の現像剤を用いる現像装置の場合、例えばSUS430等の磁性体のSUS(ステンレス)が用いられる。そして、規制ブレード12の先端に対向して設けられた磁界発生部材により現像ローラ11と規制ブレード12との間に磁界を発生させ、規制ブレード12と現像ローラ11との間隔だけでなく、磁界の強さによって現像ローラ11へのトナー付着量を厳密に規制している。これにより、数十ミクロンのトナー薄層の形成が可能となる。
Tセンサ13は、例えば圧電素子からなるセンサ(圧電センサ)であり、ケーシング5内の現像剤量(またはトナー濃度)を検知するものである。圧電センサは、外部から衝撃や振動が加わると、その大きさに比例した電圧が発生するという圧電素子の性質を利用し、衝撃や振動を電気信号として取り出すもので、小型、軽量、高感度という特長を有する。そして、このTセンサ13は、第1貯留室15と第2貯留室16との連通付近のケーシング5の側壁5aに設けられている。また、このTセンサ13は、後述する検知面13aが第1貯留室15及び第2貯留室16側、即ち内側に向くように設けられている。
このTセンサ13の検知面13aは、第1貯留室15及び第2貯留室16に充分に現像剤が貯留されているとき、その現像剤によって一定の圧をかけられることで、現像剤が充分に貯留されているものと検知する。一方、充分な現像剤量が第1貯留室15、第2貯留室16に貯留されていないとき、Tセンサ13は、現像剤によって一定以上の圧をかけられることはない。かかる場合、Tセンサ13は、現像剤量が充分に足りていないと検知するようになっている。
Tセンサ13により現像剤が充分に貯留されているものと検知された場合は、検知信号を画像形成装置に設けられたCPU等の制御手段に送信し、制御手段はトナー貯留部44(図1参照)から現像装置21内への現像剤の供給を停止させる。そして現像装置21内の現像剤量が減少し、現像剤が検知面13aに接触しなくなると、制御手段はトナー貯留部44より現像剤の供給を再開する。
なお、上述の説明では、圧電センサを用いて説明しているが、本発明の現像装置21に用いられるセンサは、圧電センサに限定されるものではない。例えば、光学式のセンサや磁気式のセンサであっても構わない。また、本発明の現像装置21に使用される現像剤も特に限定されるものではなく、1成分の現像剤であっても2成分の現像剤であっても良く、さらに磁性方式でも非磁性方式でも構わない。
ここで、本発明の現像装置21の特徴的な構成について説明する。この現像装置21では、第1攪拌スクリュー7の支軸7aに、巻きばね部1aと、固定部1bと、摺接部1cとから構成される清掃部材1が設けられており、第1攪拌スクリュー7の回転に応じて、その清掃部材1も回転し、Tセンサ13の検知面13aを清掃する。さらに、Tセンサ13はケーシング5の側壁5aから突出するように設けられており、Tセンサ13の側面に摺接部1cが接触して湾曲及び復元を繰り返しながら回転することにより、清掃部材1の弾性力を用いて検知面13aを清掃するようになっている。
本発明の現像装置に用いられる清掃部材1の構成を図4に示す。図4(a)は清掃部材1の斜視図、図4(b)、(c)は清掃部材1の側面図、図4(d)は図4(b)を矢印A方向から見た平面図である。清掃部材1は、弾性を有する1本の金属製の線材(ばね材)を用いて一体形成される巻きばね部1a、固定部1b、及び摺接部1cから構成されている。巻きばね部1aは、清掃部材1を第1攪拌スクリュー7の支軸7a(図2参照)に取り付けるための部分であり、内部を支軸7aが貫通するようになっている。
固定部1bは、第1攪拌スクリュー7(図2参照)の回転力を清掃部1に伝達するもので、巻きばね部1aの一端を接線方向に延ばし、さらに2回直角に折り曲げて形成され、螺旋羽7b(図2参照)に係止するようになっている。
摺接部1cは、Tセンサ13の検知面13aに直接滑るように接する(摺接する)ものであり、固定部1bの設けられていない巻きばね部1aの他端を接線方向に延ばし、支軸7aから検知面13aの全域(直径)を含む程度の長さのピン状に形成されている。
また、巻きばね部1aの伸縮方向に対してケーシング5の側壁5aと螺旋羽7b(図2参照)とが位置するようになるので、巻きばね部1aの長さを側壁5aから螺旋羽7bまでの距離より長く形成しておけば、側壁5a及び螺旋羽7bによって巻きばね部1aが挟持されることになり、摺接部1cは巻きばね部1aの付勢力により側壁5aに向かって押進(押圧)される。その結果、摺接部1cは検知面13aを摺接できるように、ケーシング5の側壁5aに近接して配置される。
ここで、摺接部1cの先端は、図4(c)に示すように、側壁5aから内側に向けて所定の角度(ここでは45°)に折り曲げて、側壁5aを傷つけないようにしておくことが好ましい。また、このような折り曲げ部分を設けることにより、検知面13a周辺の清掃可能領域を広げる効果も期待できる。
さらに、清掃部材1の回転方向を矢印B方向としているので、図4(d)に示すように、摺接部1cの先端は回転方向上流側(矢印Bと反対方向)に鋭角(ここでは45°)に折り曲げられている。これにより、摺接部1cがTセンサ13の側面に引っ掛かって湾曲した後、弾性力により勢いよく復元する際に、摺接部1cの先端に付着した異物等がすり抜けて外れやすくなる。即ち、摺接部1cの先端は、検知面13aから内向きに、且つ回転方向上流側に鋭角に折り曲げておくことが好ましい。
また、固定部1bから摺接部1cの方向(矢印A方向)に見た巻きばね部1aの巻き方向は、第1攪拌スクリュー7の回転方向と同一方向とすることが好ましい。摺接部1cは、巻きばね部1aの接線方向に延びているので、巻きばね部1aの巻き方向が回転方向と反対の場合は、図5(a)に示すように、摺接部1cの根元部分(巻きばね部1aに近い部分)から先にTセンサ13の側面に接触していく。そのため、摺接部1cの湾曲に比較的大きな力が必要となり、摺接部1cが十分に湾曲する前にTセンサ13の側面から離脱してしまう。
一方、巻きばね部1aの巻き方向を回転方向と同一方向にした場合は、図5(b)に示すように、摺接部1cの先端に近い部分から先にTセンサ13の側面に接触していくため、比較的小さな力で摺接部1cを湾曲させることができる。即ち、摺接部1cが十分に湾曲した後、復元力によりTセンサ13の側面から勢いよく離脱するため、摺接部1cの弾性を用いて検知面13a付近を効果的に清掃することができる。ここでは清掃部材1の回転方向を矢印B方向(反時計回り)としているので、巻きばね部1aの巻き方向を左巻き(反時計回り)にしている。
次に、清掃部材1がTセンサ13の側面に対して接触、離脱を繰り返し、センサ面13aを清掃する様子を図6、図7を用いて説明する。図6は、図3(a)に基づく図面であり、清掃部材1の摺接部1c、第1攪拌スクリュー7の支軸7aを重点的に表現しており、図7は、図3(b)に基づく図面であり、巻きばね部1a、摺接部1c、支軸7aを重点的に表現している。いずれも固定部1b、螺旋羽7bは記載を省略している。
図6(a)、図7(a)では、摺接部1cが、検知面13aを清掃し終わって、再び支軸7aの回転に応じて回転している状態を示している。図6(b)、図7(b)では、図6(a)、図7(a)の状態からさらに摺接部1cが回転していき、Tセンサ13の検知面13aを清掃する直前の状態を示している。図に示すように、Tセンサ13は側壁5aから突出していることから、摺接部1cはTセンサ13の側面に当接する。
図6(c)、図7(c)では、摺接部1cがTセンサ13の側面に接触している状態を示している。摺接部1cはTセンサ13の側面で係止される一方、巻きばね部1a及び固定部1bは支軸7aと共に回転を続けるため、摺接部1cは弾性力に抗して湾曲する(図6(c)参照)。
さらに回転を継続していくと、図6(d)、図7(d)に示すように、摺接部1cは湾曲により蓄積された弾性力(復元力)によって、Tセンサ13の側面を乗り越えて勢いよく離脱するとともに、検知面13aに摺接した後、慣性力によりしばらくの間振動する。これにより、検知面13a付近にブリッジが発生している場合でも、摺接部1cの摺接及び振動によりブリッジした現像剤を崩すことができる。そして、再び図6(a)、図7(a)の状態に戻り、上記の動作を繰り返す。
以上のように、本発明の現像装置21では、現像剤を貯留するケーシング5に設けられたTセンサ13の検知面13aを、第1攪拌スクリュー7に設けた清掃部材1の摺接部1cによって清掃するようになっている。そして、特にTセンサ13がケーシング5の側壁5aから突出するように設けられ、清掃部材1の摺接部1cがTセンサ13の側面に引っ掛かり湾曲した後、弾性力により復元してTセンサ13の側面から勢いよく離脱するようになっている。
その結果、環境条件や使用期間によって現像剤の流動性が変化し、検知面13a近傍に滞留し易くなったとしても、摺接部1cが勢いよく摺接し、且つ振動することにより、現像剤のブリッジの発生を確実に防ぐことができる。また、摺接部1cが検知面13aに摺接している時間が短時間となるため、Tセンサ13の現像剤検知感度が向上する。したがって、Tセンサ13の誤検知を防止できることになる。
また、Tセンサ13の側壁5aからの突出量は、摺接部1cの太さと同程度としておくことが好ましい。突出量が摺接部1cの太さよりも小さくなると、摺接部1cが十分に湾曲するまでTセンサ13の側面に係止されず、検知面13aに勢いよく摺接するための復元力を蓄積できなくなる。一方、突出量が摺接部1cの太さよりも大きくなると、第1攪拌スクリュー7が回転しても摺接部1cがTセンサ13の側面から離脱できず、摺接部1c或いは巻きばね部1aに過度の負荷が掛かって清掃部材1が変形又は破損するおそれがある。清掃部材1は1本の線材を用いて一体形成されるため、Tセンサ13の突出量は清掃部材1を形成する線材の太さに応じて適宜設定すればよい。例えば上記の実施形態において、清掃部材1を直径0.5mmの線材を用いて形成する場合、Tセンサ13の突出量は0.5mm程度が最適となる。
また、本発明は上記の実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。例えば、Tセンサ13の検知面13aを清掃可能であれば、清掃部材1を第2攪拌スクリュー8に取り付けても構わない。また、Tセンサ13の設置位置も特に限定されることはなく、ケーシング5内の現像剤量を正確に検知できるような位置であればよい。
本発明は、現像剤を貯留する筐体と、該筐体内の側面に設けられ現像剤量を検知する検知手段と、筐体内の現像剤を攪拌搬送する回転搬送部と、該回転搬送部に設けられ検知手段の検知面に接触して清掃する清掃部材と、を備えた現像装置において、清掃部材は、回転搬送部の回転軸が挿入される巻きばね部と、該巻きばね部の一端を折り曲げて形成され回転軸に固定される固定部と、巻きばね部の他端を延ばして形成され検知面に接触する摺接部と、から成り、摺接部は、回転搬送部の回転に伴い筐体側面より突出して設けられた検知手段の側面に接触し、湾曲及び復元を繰り返しながら回転することとする。
これにより、現像剤が環境条件や使用期間の違いによって流動性を変化させ、検知面近傍に滞留し易くなったとしても、検知手段の側面で湾曲された後、弾性力により復元しながら回転する摺接部の勢いと振動で、検知面近傍におけるブリッジの発生を効果的に防止する現像装置を提供する。また、摺接部が検知面に摺接している時間が短時間となるため、検知手段の検知感度が向上して誤検知を防止することができる。
また、巻きばね部の一端を接線方向に直線状に延ばして摺接部を形成し、固定部から摺接部方向に見た巻きばね部の巻き方向を回転搬送部の回転方向と同一方向にしたので、摺接部の先端に近い部分が検知手段の側面に接触するため、摺接部が検知手段に引っ掛かり易くなって、摺接部による検知面の清掃動作が一層安定化する。
また、摺接部の先端を回転搬送部の回転方向の上流側に鋭角に折り曲げたので、摺接部の先端に付着した異物等が外れやすくなる。
また、検知手段の突出量を摺接部の太さと同程度としたので、摺接部の検知手段への係止を確実にして清掃部材による清掃効果を安定化するとともに、摺接部に過度の負荷が掛かることがないため清掃部材が破損するおそれがなくなる。
は、本発明の現像装置を備えた画像形成装置の概略構成図である。 は、本発明の現像装置の概略斜視図である。 は、本発明の現像装置の概略側面図(図3(a))、及び上方から見た概略平面図(図3(b))である。 は、本発明の現像装置に用いられる清掃部材の斜視図(図4(a))、側面図(図4(b)、(c))、及び平面図(図4(d))である。 は、摺接部のTセンサの側面への接触状態と巻きばね部の巻き方向との関係を示す説明図である。 は、図3(a)に基づく図面であり、(a)は摺接部が検知面を清掃し終わって回転している状態、(b)はさらに摺接部が回転し、検知面を清掃する直前の状態、(c)は摺接部がTセンサの側面に接触して湾曲している状態、(d)は摺接部がTセンサの側面から離脱した状態を示す説明図である。 は、図3(b)に基づく図面であり、(a)は摺接部が検知面を清掃し終わって回転している状態、(b)はさらに摺接部が回転し、検知面を清掃する直前の状態、(c)は摺接部がTセンサの側面に接触して湾曲している状態、(d)は摺接部がTセンサの側面から離脱した状態を示す説明図である。 は、従来の現像装置を示す概略平面図である。 は、図8の他の一例を示す概略平面図である。
符号の説明
1 清掃部材
1a 巻きばね部
1b 固定部
1c 摺接部
5 ケーシング(筐体)
5a 側壁
6 カバー(筐体)
7 第1攪拌スクリュー(回転搬送部)
7a 支軸(回転搬送部)
8 第2攪拌スクリュー(回転搬送部)
8a 支軸(回転搬送部)
9 仕切り板
11 現像ローラ
12 規制ブレード
13 Tセンサ(検知手段)
13a 検知面
15 第1貯留室
16 第2貯留室
21 現像装置
69 画像形成装置

Claims (5)

  1. 現像剤を貯留する筐体と、該筐体内の側面に設けられ現像剤量を検知する検知手段と、前記筐体内の現像剤を攪拌搬送する回転搬送部と、該回転搬送部に設けられ前記検知手段の検知面に接触して清掃する清掃部材と、を備えた現像装置において、
    前記清掃部材は、前記回転搬送部の回転軸が挿入される巻きばね部と、該巻きばね部の一端を折り曲げて形成され前記回転軸に固定される固定部と、前記巻きばね部の他端を延ばして形成され前記検知面に接触する摺接部と、から成り、
    前記摺接部は、前記回転搬送部の回転に伴い前記筐体側面より突出して設けられた前記検知手段の側面に接触し、湾曲及び復元を繰り返しながら回転することを特徴とする現像装置。
  2. 前記摺接部は、前記巻きばね部の接線方向に直線状に延びており、前記巻きばね部の巻き方向は、前記固定部から前記摺接部の方向に見たとき前記回転搬送部の回転方向と同一方向であることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記摺接部の先端を、前記回転搬送部の回転方向の上流側に鋭角に折り曲げたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記検知手段の突出量は、前記摺接部の太さと同程度であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の現像装置。
  5. 前記検知手段は、圧電素子であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の現像装置。
JP2004285778A 2004-09-30 2004-09-30 現像装置 Expired - Fee Related JP4514575B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004285778A JP4514575B2 (ja) 2004-09-30 2004-09-30 現像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004285778A JP4514575B2 (ja) 2004-09-30 2004-09-30 現像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006098818A JP2006098818A (ja) 2006-04-13
JP4514575B2 true JP4514575B2 (ja) 2010-07-28

Family

ID=36238690

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004285778A Expired - Fee Related JP4514575B2 (ja) 2004-09-30 2004-09-30 現像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4514575B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4596961B2 (ja) * 2005-04-13 2010-12-15 京セラミタ株式会社 トナー収納容器
JP5847028B2 (ja) * 2012-06-21 2016-01-20 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 現像装置及び画像形成装置
JP5820827B2 (ja) * 2013-01-21 2015-11-24 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 清掃部材、現像装置及び画像形成装置
JP6101642B2 (ja) * 2014-01-15 2017-03-22 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 現像装置およびこれを備える画像形成装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57190557U (ja) * 1981-05-27 1982-12-03
JPS6394458U (ja) * 1986-12-08 1988-06-17
JPH0329980A (ja) * 1989-06-28 1991-02-07 Canon Inc 現像剤の検知装置
JPH0380455U (ja) * 1989-12-06 1991-08-19
JPH07306580A (ja) * 1994-05-10 1995-11-21 Ricoh Co Ltd 現像装置
JPH09265234A (ja) * 1996-03-27 1997-10-07 Fuji Xerox Co Ltd トナー残量検出装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57190557U (ja) * 1981-05-27 1982-12-03
JPS6394458U (ja) * 1986-12-08 1988-06-17
JPH0329980A (ja) * 1989-06-28 1991-02-07 Canon Inc 現像剤の検知装置
JPH0380455U (ja) * 1989-12-06 1991-08-19
JPH07306580A (ja) * 1994-05-10 1995-11-21 Ricoh Co Ltd 現像装置
JPH09265234A (ja) * 1996-03-27 1997-10-07 Fuji Xerox Co Ltd トナー残量検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006098818A (ja) 2006-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4208928B2 (ja) 画像形成装置及び現像剤残量検出方法
JP5550300B2 (ja) 画像形成装置
JP5151261B2 (ja) トナー補給装置および画像形成装置
JP2001290360A (ja) 現像剤容器、プロセスカートリッジ、現像装置及び画像形成装置
EP3123249A1 (en) Toner level sensing for a replaceable unit of an image forming device
JP4371849B2 (ja) 現像装置
JP4514575B2 (ja) 現像装置
JP2008139884A (ja) 粉体量検出装置、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2007240795A (ja) 現像装置
CN103941563B (zh) 清扫装置、显影装置以及图像形成装置
JP4596961B2 (ja) トナー収納容器
JP4563329B2 (ja) 現像装置
JP5550299B2 (ja) 画像形成装置
JP2009122202A (ja) 現像装置および画像形成装置
JP2007121585A (ja) トナー収納容器
JP5957911B2 (ja) 現像剤補給装置及び画像形成装置
JP4749145B2 (ja) 現像装置
JP2007240794A (ja) 現像装置
JP4824446B2 (ja) 濃度測定装置およびそれを備えた画像形成装置
JP2000258986A (ja) 画像形成装置及び現像装置
JP2007121583A (ja) 現像装置
JP3984800B2 (ja) 電子写真画像形成装置
JP4786514B2 (ja) 現像装置
JP2004086173A (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JP2008116764A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070827

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100506

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100511

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100511

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4514575

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130521

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130521

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130521

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130521

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140521

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees