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JP4510546B2 - 撮像装置 - Google Patents

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JP4510546B2
JP4510546B2 JP2004230316A JP2004230316A JP4510546B2 JP 4510546 B2 JP4510546 B2 JP 4510546B2 JP 2004230316 A JP2004230316 A JP 2004230316A JP 2004230316 A JP2004230316 A JP 2004230316A JP 4510546 B2 JP4510546 B2 JP 4510546B2
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Description

本発明は、光軸上に切替可能な中間光学系を備えた撮像装置に関する。
従来の撮像装置は、光軸上に切替可能な中間光学系を備えることがある(例えば特許文献1参照)。中間光学系は、例えば、テレコンバージョンレンズまたは光学フィルタである。
中間光学系がテレコンバージョンレンズの場合、レンズの挿入状態と退避状態とが切り替えられる。退避状態では、テレコンバージョンレンズが光軸の外にある。そして、挿入状態では、レンズ後部にテレコンバージョンレンズが挿入され、これにより画角を変更できる。
また、中間光学系が光学フィルターの場合、例えば、IRフィルタ(赤外線フィルタ)とダミーのガラス板とが切り替えられる。通常の撮影状態では、撮像素子の前にIRフィルタが配置される。そして、赤外線撮影モードでは、IRフィルタがガラス板へと切り替えられる。
特開2001−100085号公報(第3ページ、図1)
しかしながら、従来の撮像装置においては、下記のように、モータ等の駆動源が生じる駆動力を用いて中間光学系を切替可能に構成した場合に、切替に伴って焦点がずれたり、あるいは、構成が複雑化してしまうという問題があった。
例えば、中間光学系がテレコンバージョンレンズの場合、テレコンバージョンレンズの挿入に伴って焦点位置が移動する。焦点位置を移動させないためには、複雑な光学設計が必要になり、そして、テレコンバージョンレンズの挿入だけでなく、他の光学系の移動等が必要になる。
また、中間光学系がIRフィルタの場合、フィルタ切替に伴ってフィルタを通過する光の波長が変わり、そして、色収差の影響で焦点の位置がずれて、ピンぼけが生じる。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、簡単な構成で、焦点の合った状態を保ちつつ、中間光学系を切替可能な撮像装置を提供することにある。
本発明の撮像装置は、光軸上に切替可能に設けられたコンバージョンレンズを含んだ光学系と、前記光学系と共に設けられた撮像素子と、前記コンバージョンレンズ及び前記撮像素子を駆動する駆動機構と、を備えた撮像装置であって、前記駆動機構は、駆動源機構と、レンズ駆動機構と、撮像素子駆動機構とで構成され、前記駆動源機構は、回転軸が前記光軸と平行な回転力を発生するモータと、前記モータの回転力を前記レンズ駆動機構と前記撮像素子駆動機構とに伝達する減速ギアとを備え、前記レンズ駆動機構は、前記コンバージョンレンズを保持するレンズ枠と、外周部に前記減速ギアに噛み合う被駆動ギアを有するレンズ駆動リングとを備え、前記撮像素子駆動機構は、前記光軸を中心に回転するカムリングと、前記撮像素子を保持する素子ホルダとを備え、前記カムリングは、外周に前記減速ギアに噛み合うギア部と、カム面が前記素子ホルダに向いているカム部とで構成され、前記素子ホルダは、前記カム面に当接する従動ピンを備え、前記駆動機構は、前記モータの回転力を前記減速ギアを介して前記カムリングに伝達し、前記カムリングの回転により前記素子ホルダを前記光軸方向に移動させて、前記中間光学系を光軸上に挿入する前に前記撮像素子を後方へ移動させ、前記モータの回転力を前記減速ギアを介して前記レンズ駆動リングに伝達し、前記レンズ駆動リングが前記コンバージョンレンズを前記光軸に平行な回転軸を中心に回転させて、前記撮像素子を移動することにより作られた空間に前記コンバージョンレンズを挿入する構成を備えている。前記レンズ駆動機構は、前記レンズ枠と前記レンズ枠を駆動する前記レンズ駆動リングとによるゼネバーストップ機構である。
この構成により、モータの駆動力で中間光学系を切り替えるとともに、同じモータの駆動力で中間光学系の切替に伴う撮像素子の位置補正ができる。すなわち、同じモータの一連の動きで中間光学系の切替と撮像素子の位置補正ができる。同じモータで動かしているので、複雑な制御を行わずとも、両要素の動きが自ら連動する。したがって、簡単な構成で、焦点の合った状態を保ちつつ、中間光学系を切り替えることができ、また、撮像装置の小型化を図ることができる。
また、本発明の別態様の撮像装置は、光軸上に切替可能に設けられた中間光学系を含んだ光学系と、前記光学系と共に撮像光学系を構成する撮像素子と、駆動力を発生する駆動源と、前記駆動源が発生した駆動力を前記中間光学系に伝達して、前記中間光学系を切替のために光軸に交差する方向に駆動する中間光学系駆動機構と、前記駆動源が発生した駆動力を前記撮像光学系の少なくとも一の被駆動要素に伝達して、該被駆動要素を光軸方向に駆動する被駆動要素駆動機構とを備えている。上記の被駆動要素は、駆動力で駆動される構成要素である。被駆動要素は例えば、上述の態様と同様に撮像素子であり、この場合、上述の撮像素子駆動機構が、被駆動要素駆動機構に相当する。また、被駆動要素は、切替対象の中間光学系を除く光学系でもよい。この被駆動要素は、後述の実施の形態における基準光学系に相当する。あるいは、撮像装置と光学系の両方が動かされてもよい。このように、本発明では、光軸方向に移動するのが撮像素子以外の部材でもよい。そして、本態様によっても、上述した本発明の利点が得られる。
本発明は、モータの駆動力を中間光学系および撮像素子にそれぞれ伝える中間光学系駆動機構および撮像素子駆動機構を設けることにより、簡単な構成で、焦点の合った状態を保ちつつ、中間光学系を切り替えられるという効果を有する小型の撮像装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態の撮像装置について、図面を用いて説明する。
本発明の第1の実施の形態の撮像装置を図1〜図3に示す。本実施の形態では、撮像装置10が、テレコンバージョンレンズを退避状態と挿入状態の間で切り替える。図1は、挿入状態の斜視図であり、図2は、退避状態の断面図であり、図3は、挿入状態の断面図である。
撮像装置10は、全体構成としては、光学系12と撮像素子14とを備えている。光学系は、基準光学系16と、基準光学系16の後ろに挿入される中間光学系であるコンバージョンレンズ18とを含む。撮像素子14は、CCD等であり、光学系12が被写体の像を結ぶ位置に配置されており、光学像から画像信号を生成する。
撮像装置10は、さらに、コンバージョンレンズ18および撮像素子14を駆動するための駆動機構20を備えている。駆動機構20は、駆動源を備えた駆動源機構22と、レンズ駆動機構24と、撮像素子駆動機構26とで構成されている。レンズ駆動機構24は、中間光学系駆動機構であり、駆動源が発生した駆動力をコンバージョンレンズ18に伝達して、コンバージョンレンズ18を駆動する。コンバージョンレンズ18は、中間光学系部品の一例である。撮像素子駆動機構26は、駆動源が発生した駆動力を撮像素子14に伝達して、撮像素子14を光軸方向に駆動する。以下に、各機構について説明する。
駆動源機構22は、モータ30と、モータ30の回転を伝える減速ギア列32とを備えている。モータ30は、駆動源の一形態であるが、本発明はこれに限定されなくてよい。減速ギア列32は、モータ30のロータ軸に取り付けられたモータギア34と、モータギア34と噛み合う第1減速ギア36と、第1減速ギア36と噛み合う第2減速ギア38とで構成されている。モータ30および各ギアの回転軸は、光軸Lと平行である。そして、第2減速ギア38は、減速ギア列32の最終ギアである。
レンズ駆動機構24は、図示のように、レンズ枠40と、レンズ枠40を駆動するレンズ駆動リング42とで構成されている。レンズ枠40およびレンズ駆動リング42は、光軸Lに平行な回転軸を中心に回転可能に設けられている。レンズ駆動リング42の外周部は被駆動ギアであり、駆動源機構22の第2減速ギア38と噛み合っている。これにより、モータ30の回転力がレンズ駆動リング42に伝達され、レンズ駆動リング42が回転し、レンズ枠40を駆動する。本実施の形態では、レンズ駆動機構24が、レンズ駆動リング42の一部の回動範囲のみでコンバージョンレンズ18を切り替えるゼネバーストップ機構で構成されている。ゼネバーストップ機構は、駆動力伝達過程の一部の区間で駆動対象を駆動することができ、間欠駆動機構の一つである。
図4および図5は、レンズ枠40とレンズ駆動リング42とを示している。図4は退避状態であり、コンバージョンレンズ18が、基準光学系16の光軸Lから外れた退避位置にある。一方、図5は挿入状態であり、コンバージョンレンズ18が、光軸L上の挿入位置にある。
レンズ枠40は、板状の部材であり、光軸Lに平行なレンズ枠回転軸44を中心に回動可能に備えられている。レンズ枠40は、コンバージョンレンズ18を保持するレンズ保持領域46と、レンズ駆動リング42により駆動される構成が設けられた被駆動領域48とで構成されている。レンズ保持領域46はレンズ枠回転軸44の一方の側であり、被駆動領域48はレンズ枠回転軸44の他方の側である。
レンズ保持領域46には円形の開口50が設けられ、この開口50にコンバージョンレンズ18が保持されている。開口50の中心とレンズ枠回転軸44の距離は、光軸Lとレンズ枠回転軸44の距離に等しい。これにより、レンズ枠回転軸44を中心にレンズ枠40が回転して、コンバージョンレンズ18が光軸Lから出し入れされる。図示のように、本実施の形態では、退避状態と挿入状態では、レンズ枠40が90度回転した位置にある。
被駆動領域48の端部には、切込み部52が設けられている。切込み部52はスリット形状を有している。スリットは、レンズ枠回転軸44と切込み部入口54とを結ぶ線に沿って延びている。また、被駆動領域48には、切込み部52の両側に円弧部56、58が設けられている。2つの円弧部56、58は、レンズ枠回転軸44と切込み部入口54を結ぶ線に対して線対称である。
一方、レンズ駆動リング42は、駆動リング回転軸60を中心に回動可能に備えられている。駆動リング回転軸60は光軸Lと平行であり、したがって、レンズ枠回転軸44と平行である。レンズ駆動リング42は、リングベース部62と、枠保持部64と、駆動ピン66で構成されており、これらは一体化されている。
リングベース部62は円板形状を有しており、その中心は駆動リング回転軸60と一致している。リングベース部62の外周にはギア部68(歯の形状は図示せず)が設けられており、ギア部68は上述のように駆動源機構22の最終ギアと噛み合っている。
枠保持部64は円形のボスであり、リングベース部62の一方の面に突設されており、枠保持部64の中心はリングベース部62と同じである。
枠保持部64の直径はリングベース部62より小さく、レンズ枠40の円弧部56、58の直径と等しく設定されている。そして、円弧部56、58の一方が枠保持部60の外周面に接し、これにより、レンズ枠40の姿勢が決まり、レンズ枠40が所定の位置に保持されている。図4の退避状態では円弧部56が枠保持部64に接し、図5の挿入状態では、もう一つの円弧部58が枠保持部64に接する。
駆動ピン66は円形であり、リングベース部62に突設されている。駆動ピン66は、枠保持部64と同じ側に設けられている。駆動ピン66と駆動リング回転軸66の距離は、枠保持部64の半径より大きい。そして、駆動ピン66は、レンズ駆動リング42が回転したときにレンズ枠40の切込み部52に嵌り込む位置に設けられている。
また、枠保持部64は、駆動ピン66の近傍に凹部70を有している。凹部70の形状は、駆動ピン66を中心とする円である。凹部70は、レンズ枠40が回転するときの干渉を避けるために設けられている。
図4の状態では、駆動ピン66が、切込み部52の入口に位置している。図4よりも時計回り方向にレンズ枠40が回動しているときは、コンバージョンレンズ18が退避状態にあり、すなわち、光軸Lからずれた位置にある。レンズ枠40は、円弧部56が枠保持部64に接した状態で位置決めされている。
図4の状態からレンズ駆動リング42が反時計回りに回動すると、駆動ピン66が切込み部52に進入していく。このとき、切込み部52は従動カムとして機能する。駆動ピン66は切込み部52内でスライドし、奥に入っていく。これに伴い、レンズ枠40は、レンズ枠回転軸44を中心として時計方向に回動する。
図4の状態からのレンズ駆動リング42の回動角が45度を超えると、駆動ピン66は切込み部52の入口へ向かってスライドする。そして、図5に示すように、回動角が90度に達すると、駆動ピン66は、切込み部52の入口へ達する。このとき、レンズ枠40も退避状態から90度回動して、挿入状態に切り替わる。コンバージョンレンズ18は光軸L上に移動している。
図5の状態では、レンズ枠40の円弧部58が枠保持部64に接しており、これによりレンズ枠40が位置決めされ、コンバージョンレンズ18が光軸L上に位置している。図5の状態からレンズ駆動リング42が反時計方向に回動しているときは、円弧部58が枠保持部64に接しており、コンバージョンレンズ18が挿入状態に維持される。
図1〜図3に戻り、撮像素子駆動機構26の構成を説明する。撮像素子駆動機構26は、カム機構であり、モータ30の回転を、撮像素子14の光軸方向の運動に変換するように構成されている。
撮像素子駆動機構26は、カムリング80を備えており、カムリング80は、光軸Lを中心に回動可能に設けられており、そして、撮像素子14を保持する素子ホルダ82を取り囲んでいる。
カムリング80の外周には、ギア部84が設けられており、ギア部84は、駆動源機構22の第2減速ギア38と噛み合っている。すなわち、第2減速ギア38には、カムリング80のギア部84と前述のレンズ駆動リング42のギア部68とが噛み合っており、これにより、モータ回転力がコンバージョンレンズ18と撮像素子14の両者に伝えられる。
カムリング80には、カム部86が設けられている。カム部86は、いわゆる端面カムである。カム部86は、カムリング80の一方の面に設けられた円弧状の突起で構成されており、円弧の中心は光軸Lであり、突起の端面がカム面である。そして、カムの設定に従い、突起の高さが円周方向に沿って変化している。図示のように、3つの同一形状のカム部86が、等間隔で設けられている。
一方、素子ホルダ82の後端には、フランジ部88が設けられている。そして、フランジ部88は、カム部86に対応する位置に従動ピン90を備えており、従動ピン90は、カム部88に向けて突設されている。そして、3つのカム部86に対応して、3つの従動ピン90が等間隔で設けられている。
さらに、素子ホルダ82の後方には、ベース部92が、図示されない筐体に対して固定されている。そして、ベース部92には、素子ホルダ82に向けて、光軸Lに沿って平行に2本の直進ピン94が突設されている。直進ピン94は、素子ホルダ82のフランジ部88の穴96に挿入されている。素子ホルダ82は、直進ピン94にガイドされて、回転することなく光軸L方向に移動する。
また、直進ピン94の周りには、ばね98が取り付けられている。ばね98は、コイルばねであり、ベース部92とフランジ部88の間に圧縮状態で挟まれている。ばね98により素子ホルダ82がカムリング80に向けて付勢され、従動ピン90がカム部86に当接する。これにより、従動ピン90が撮像素子14と共に、カム部86のカム面の設定に従って光軸L方向に移動する。
図6は、本実施の形態の駆動機構の設定を示しており、上側が撮像素子駆動機構26のカム機構の設定であり、下側がレンズ駆動機構24のゼネバーストップ機構の設定である。
図6において、横軸は、モータ回転角であり、モータ30は位置A〜Gの範囲で回転する。カム機構およびゼネバーストップ機構の回動角はモータ回転角に比例することから、図6では、モータ回転角を使って両機構の設定を説明する。
また、図6のカム設定では、縦軸が素子位置であり、素子位置は、撮像素子14の光軸L方向の位置であり、カム高さと対応している。素子位置が下の方である程、すなわち、カム高さが低いほど、撮像素子14が前方に位置する。一方、ゼネバーストップの設定では、縦軸はレンズ位置である。レンズ位置は、コンバージョンレンズ18の位置であり、退避位置(ノーマル側)と挿入位置(テレ側)の間で切り替わる。
図6において、区間A−Bは、レンズ退避側の素子位置微調整区間である。この区間では、レンズ位置は退避側である。そして、コンバージョンレンズ18が退避しているときに適当な場所に撮像素子14が位置するように、素子位置が設定されている。さらに、微調整区間では、素子位置を微調整して焦点を合わせられるように、素子位置すなわちカム高さがなだらかに変化する。
区間B−Cは、素子移動区間である。素子移動区間では、レンズ位置が退避側である。そして、素子位置は、レンズ退避状態に適した位置から、レンズ挿入状態に適した位置へと変化する。区間C〜Dでは、レンズ位置が退避側であり、素子位置は一定である。
区間D−Eは、レンズ移動区間である。レンズ移動区間では、レンズ位置が退避側から挿入側へ切り替わる。位置D、Eは、それぞれ、図4および図5と対応している。したがって、区間D〜Eは、レンズ駆動リング42の回動角に換算すると、90度に相当する。また、レンズ移動区間では、素子位置は一定である。
区間E−Fでは、レンズ位置が挿入側であり、素子位置が一定である。さらに、区間F−Gはレンズ挿入側の素子位置微調整区間である。レンズ位置は挿入側である。そして、素子位置を微調整して焦点を合わせられるように、素子位置すなわちカム高さがなだらかに変化する。
図7は、図6の設定を、レンズ駆動機構24におけるレンズ駆動リング42の駆動ピン66の位置を用いて示している。駆動ピン66は、A−Gの範囲で回動する。図7の位置A〜Gは、図6の位置A〜Gと対応している。
図7および前出の図4、図5を参照すると、区間A〜Dでは、駆動ピン66は、図4の位置よりも時計方向にあり、レンズ枠40と係合しておらず、レンズ枠40およびコンバージョンレンズ18は退避位置にある。
位置Dでは、駆動ピン66が図4に示す位置にあり、位置Eでは、駆動ピン66が図5に示す位置にある。したがって、駆動ピン66が位置Dから位置Eまで移動する間に、レンズ枠40およびコンバージョンレンズ18は退避位置から挿入位置まで移動する。そして、区間E〜Gでは、レンズ枠40およびコンバージョンレンズ18が挿入位置に保持される。
図8は、本実施の形態の駆動機構20を制御するための構成例を示している。図8において、制御部100は、撮像装置10の全体を制御するコンピュータであり、モータ30も制御している。モータ30は例えばステッピングモータである。そして、モータドライバに制御信号が送られ、モータドライバが制御信号に従ってモータを回転させ、これによりモータ回転角が制御される。
制御部100には、スイッチ102から切替信号が供給される。切替信号は、コンバージョンレンズ18の退避状態と挿入状態の切替を指示する信号である。スイッチ102はユーザにより操作されてよい。制御部100は、切替信号に従ってモータ30の回転角を制御し、駆動機構20の状態を、図6に従ってレンズ退避側とレンズ挿入側の間で切り替える。
さらに、制御部100には、撮像素子14から画像情報が供給される。画像情報は、適当な画像処理を経た後に供給されてよい。画像情報は、素子位置の微調整のために使われる。すなわち、制御部100は、図6の区間A−B、および区間F−Gの微調整区間において、画像情報に基づき、焦点が正確に合うように、モータ30を回転させて素子位置を微調整する。例えば、画像情報が分析され、画像の周波数成分に基づいて、焦点調整が行われる。
次に、本実施の形態の撮像装置10の動作を説明する。まず、コンバージョンレンズ18を退避位置から挿入位置へ切り替えるときの動作を説明する。
図2に示すように、コンバージョンレンズ18が退避位置にあるときは、駆動ピン90が、カム高さの低い場所でカム面に接しており、撮像素子14は光軸Lに沿って前方に位置している。
このとき、駆動機構20は、図6の区間A−Bの微調整区間にある。すなわち、制御部100は、モータ回転角が区間A−Bの範囲に入るようにモータ30を制御している。そして、制御部100は、画像情報に基づき、区間A−Bの範囲内で、焦点が最もよく合うようにモータ回転角を制御している。
微調整は、例えば下記のようにして行われる。微調整区間内でモータ30が回転すると、この回転は、減速ギア列22を介して、カムリング80およびレンズ駆動リング42に伝達される。微調整区間では、カム高さの変化がなだらかであり、撮像素子14が少しずつ移動し、画像の鮮明さが変化する。そこで、制御部100は、画像が最も鮮明になるようにモータ回転角を制御する。これにより焦点が微調整される。制御部100は、焦点の合った状態が維持されるように、モータ回転角を制御する。なお、本発明の範囲内で、焦点微調整の構成は変形可能であり、上記の処理によって行われなくてもよい。また、微調整区間では、レンズ駆動リング42も回動するが、駆動ピン66がレンズ枠40に係合しないので、コンバージョンレンズ18は動かない。
スイッチ102がユーザにより操作されると、切替信号が制御部100に供給される。そして、制御部100は、モータ30を制御し、モータ回転角を図6の区間A−Bから、区間F−Gへと変化させる。モータ30の回転は、減速ギア列22を介してカムリング80およびレンズ駆動リング42へと伝えられる。
区間B−Cでは、カムリング80のカム面の高さが大きくなり、これに伴い、撮像素子14が後退し、コンバージョンレンズ18の入る空間が作られる。
次に、区間D−Eにてコンバージョンレンズ18が移動する。位置Dにて、レンズ駆動リング42の駆動ピン66が、レンズ枠40の切込み部52に入る。そして、位置Dから位置Eまでモータ30が回転すると、前述したように、駆動ピン66が切込み部52内でスライドし、レンズ駆動リング42が図4の状態から図5の状態まで回転する。これにより、レンズ枠40が90度回転し、コンバージョンレンズ18が光軸L上に移動する。
このようにして、モータ回転角が図6の位置B〜位置Fに変化する過程で、撮像素子14が移動し、続いて、コンバージョンレンズ18が移動する。そして、退避位置から挿入位置へとレンズ位置が切り替えられ、かつ、撮像素子14が、コンバージョンレンズ18の挿入に伴う焦点位置変化に応じた適当な距離だけ後退する。
さらに、制御部100は、画像情報に基づき、区間F−Gの範囲内で、焦点が最もよく合うようにモータ回転角を制御する。ここでも、区間A−Bと同様にして、画像が鮮明になるようにモータ30が制御される。
以上に、コンバージョンレンズ18を退避位置から挿入位置へ切り替えるときの動作を説明した。次に、コンバージョンレンズ18を挿入位置から退避位置へ切り替えるときの動作を説明する。この動作は、上述の動作の逆である。したがって、モータ30が逆方向に回転し、レンズ駆動機構24および素子駆動機構26も逆方向に動く。そして、図6の区間E−Dにて、コンバージョンレンズ18が移動し、光軸Lから外れる。続いて、区間C−Bにて、撮像素子14がカム設定に従って前進し、コンバージョンレンズ18がないときの適当な位置まで達する。
以上に本発明の第1の実施の形態を説明した。本実施の形態の撮像装置10は、同じモータ30の駆動力をコンバージョンレンズ18および撮像素子14にそれぞれ伝える中間光学系駆動機構24および撮像素子駆動機構26を備えている。これにより、モータ30の駆動力でコンバージョンレンズ18が切り替えられるとともに、同じモータ30の駆動力で撮像素子14の位置が補正され、そして、コンバージョンレンズ18の切り替えに伴う焦点位置変化に応じて素子位置が変化する。
このようにして、本実施の形態によれば、同じ駆動源の一連の制御で、中間光学系と撮像素子の両者の移動を好適に制御できる。中間光学系と撮像素子を別々の駆動源で駆動し、それらの駆動を別々に制御するといった複雑な構成が不要である。したがって、簡単な構成で、焦点の合った状態を保ちつつ、中間光学系を切り替えることができる。
また、本実施の形態の撮像装置10は、モータの回転運動を分配し、中間光学系を光軸に交差する方向に動かし、撮像素子を光軸方向の動かしており、したがって、同じ駆動源でもって中間光学系と撮像素子を好適に駆動できる。
また、本実施の形態の撮像装置10では、中間光学系駆動機構が、駆動源の駆動力を受ける過程のうちの一部の区間で中間光学系を切り替える間欠駆動機構で構成されており、したがって、中間光学系が動いていない区間で駆動力を有効利用できる。上述のように、素子位置の微調整を好適に行うことができる。
また、本実施の形態の撮像装置10では、間欠駆動機構がゼネバーストップを備えており、この構成により、中間光学系を好適に間欠的に駆動できる。
また、本実施の形態の撮像装置10では、撮像素子駆動機構が、撮像素子14の光軸方向の位置を規定したカム機構で構成されており、これにより、撮像素子14の位置を好適に調整できる。
また、本実施の形態の撮像装置10では、カム機構に素子移動区間が設けられ、さらに、素子移動区間と別に微調整区間が設けられ、微調整区間では、撮像素子の位置が焦点調整のために微調整される。このように微調整区間を設けたカム設定を採用したことで、駆動力を有効に使って、簡単な構成で、焦点の合った状態を保ちつつ、中間光学系を切り替えられる。
また、本実施の形態の撮像装置10では、微調整区間が、素子移動区間の両側に設定されており、これにより、中間光学系の切替の前後で、焦点を微調整できる。
また、本実施の形態の撮像装置10では、素子移動区間が、中間光学系の移動する中間光学系移動区間とずらして設定されており、この構成により、中間光学系と撮像素子とを適当な順番で移動することができる。
なお、本実施の形態では、撮像素子14が撮像素子駆動機構26により駆動された。変形例としては、撮像素子14の変わりに基準光学系16を駆動するように、基準光学系16の駆動機構が設けられてもよい。この変形例の駆動機構も、カム機構でよい。変形例によっても本実施の形態の利点が得られる。この点は、下記の第2の実施の形態においても同様である。
次に、本発明の第2の実施の形態の撮像装置について説明する。第1の実施の形態では中間光学系がコンバージョンレンズであったのに対して、第2の実施の形態では中間光学系が光学フィルターである。そして、中間光学系部品である2枚のフィルタが切り替えられる。本実施の形態では、2枚のフィルタは、赤外線遮断フィルタと、ダミーのガラス板である。中間光学系の種類の違いを除くと、第2の実施の形態は、第1の実施の形態と原理的に同様である。そこで、下記の説明では、第1の実施の形態と共通する事項の説明は適宜省略する。
本実施の形態の撮像装置210の構成を図9に示す。図9において、撮像装置210は、全体構成としては、光学系212と撮像素子214とを備えている。光学系212は、基準光学系216、第1フィルタ218および第2フィルタ219で構成されている。
第1フィルタ218および第2フィルタ219は、基準光学系216の後ろであって、撮像素子214の直前に配置されており、光軸L方向に同じ位置にある。第1フィルタ218および第2フィルタ219は、後述する駆動機構により、片方のフィルタが光軸L上に位置するように切り替えられる。上述のように、本実施の形態では、第1フィルタ218が赤外線遮断フィルタであり、第2フィルタ219がガラス板である。
撮像装置210は、さらに、フィルタおよび撮像素子を駆動するための駆動機構220を備えている。駆動機構220は、駆動源を備えた駆動源機構222と、フィルタ駆動機構224と、撮像素子駆動機構226とで構成されている。フィルタ駆動機構224は、中間光学系駆動機構であり、駆動源が発生した駆動力を第1フィルタ218および第2フィルタ219に伝達し、それらを駆動する。撮像素子駆動機構226は、駆動源が発生した駆動力を撮像素子214に伝達して、撮像素子214を光軸方向に駆動する。
駆動源機構222は、第1の実施の形態と同様に、モータ230と減速ギア列232とを備えており、減速ギア列232は、モータギア234、第1減速ギア236および第2減速ギア238で構成されている。
フィルタ駆動機構224は、図10および図11に示されるように、第1の実施の形態のレンズ駆動機構と同様のゼネバーストプ機構であり、フィルタ枠240とフィルタ駆動リング242とで構成されている。図10では光軸L上に第1フィルタ218が位置しており、図11では光軸L上に第2フィルタ219が位置している。
フィルタ駆動機構224において、フィルタ枠240は、フィルタ枠回転軸244を中心として回動可能に設けられている。フィルタ枠240のフィルタ保持領域246には、2つの円形の開口250、251が設けられており、開口250、251にそれぞれ第1フィルタ218および第2フィルタ219が保持されている。
第1フィルタ218および第2フィルタ219は、フィルタ枠回転軸244から等距離にある。そして、第1フィルタ218の配置は、フィルタ枠240が図10の姿勢にあるときに光軸L上に位置するように設定されている。また、第2フィルタ219の配置は、フィルタ枠240が図11の姿勢にあるときに光軸L上に位置するように設定されている。ゼネバーストップ機構が動作し、フィルタ枠240が90度回動し、フィルタ枠240の姿勢が図10から図11へ、またはその逆に変わり、これにより、光軸L上のフィルタが入れ替わる。
フィルタ駆動機構224のその他の構成は、第1の実施の形態のレンズ駆動機構と同様である。すなわち、フィルタ枠240の被駆動領域248には、切込み部252および円弧部256、258が設けられている。フィルタ駆動リング242は、駆動リング回転軸260を中心に回動可能であり、リングベース部262と、枠保持部264と、駆動ピン266で構成されており、これらは一体化されている。リングベース部262の外周のギア部268が、駆動源機構222の最終ギアと噛み合っている。また、枠保持部264は、レンズ枠240の円弧部256、258の一方と接しており、駆動ピン266は、レンズ枠240の切込み部252に入るように配置されている。さらに、枠保持部264には、フィルタ枠240との干渉を避けるための凹部270が設けられている。
図9に戻り、撮像素子駆動機構226は、第1の実施の形態と同様に、カム機構である。すなわち、カムリング280がカム部286を備えており、素子ホルダ282が従動ピン290を備えている。そして、素子ホルダ282が直進ピン294にガイドされ、ばね298で前方に付勢され、これにより従動ピン290がカム部286に当接している。カムリング280の外周のギア部284が駆動源機構22の第2減速ギア238と噛み合っており、カムリング280が回転すると、カム面の設定に従って従動ピン290が動き、撮像素子214が光軸L方向に移動する。
ただし、本実施の形態では、カム面の設定が第1の実施の形態と異なっている。本実施の形態では、第1フィルタ218と第2フィルタ219が切り替えらる。第1フィルタ218は赤外線遮断フィルタであり、第2フィルタ219はガラス板である。フィルタ切替に伴い、フィルタを通過する光の波長が変わり、収差の影響で焦点の位置がずれる。この位置ずれに応じて撮像素子14の位置が変わるように、カム面が設定されている。
図12は、本実施の形態の駆動機構の設定例を示しており、上記のカム面の設定も示されている。図12は、第1の実施の形態の図6と対応している。図12において、上側が撮像素子駆動機構226のカム機構の設定であり、下側がフィルタ駆動機構224のゼネバーストップ機構の設定である。
図12において、区間A−Bは、第1フィルタ側の素子位置微調整区間であり、第1の実施の形態における同区間と同じである。この区間では、第1フィルタ218が光軸L上に位置している。そして、この区間で、焦点が正確に合うように、素子位置が微調整される。
区間B−Eは、素子移動区間であり、この区間で、撮像素子14が移動する。位置Bと位置Eでは、位置Eの方が撮像素子14が後方に位置する。
また、区間B−Eの中の区間C−Dは、フィルタ移動区間である。この区間で、フィルタが切り替えられる。位置Bから位置Eへ向かうときは、第1フィルタ218が第2フィルタ219へ切り替えられる。位置Eから位置Bへ向かうときは、第2フィルタ219が第1フィルタ218へ切り替えられる。このように、本実施の形態では、フィルタ移動と素子移動が同時に行われる。
区間E−Fは、第2フィルタ側の素子位置微調整区間である。ただし、区間E−Fでは、モータ角が大きくなるほど、カム高さが小さくなり、撮像素子14が前進するように設定されており、この点は第1の実施の形態と異なっている。
図13は、本実施の形態の駆動機構220を制御するための構成例を示している。図13の構成は、第1の実施の形態と同様であり、すなわち、制御部300が、スイッチ302からの切替信号に応じてモータ230を制御し、また、撮像素子214の画像信号に基づいてモータ230を制御する。ただし、本実施の形態では、スイッチ302が、フィルタを切り替えるために設けられている。そして、スイッチ302が操作されると、制御部300は、フィルタ切替を指示する信号を受け取る。
次に、本実施の形態の撮像装置210の動作を説明する。まず、第1フィルタ218が光軸L上に位置するときは、フィルタ枠240が図10の位置にある。フィルタ駆動リング242の駆動ピン266は、フィルタ枠240の切込み部252よりも時計方向の領域に位置している。このとき、駆動機構220は、図12の区間A−Bの微調整区間にある。制御部300は、モータ回転角が区間A−Bの範囲に入るようにモータ230を制御している。そして、制御部300は、画像情報に基づき、区間A−Bの範囲内で、焦点が最もよく合うようにモータ回転角を制御している。
スイッチ302がユーザにより操作されると、切替信号が制御部300に供給される。そして、制御部300は、モータ230を制御し、モータ回転角を図12の区間A−Bから、区間E−Fへと変化させる。モータ230の回転は、減速ギア列222を介してカムリング280およびレンズ駆動リング242へと伝えられる。
そして、区間B−Eにて、カムリング80のカム面の高さが大きくなり、これに伴い、撮像素子14が、第2フィルタ219に適合する位置まで後退する。
また、区間B−Eのうちの区間C−Dにおいては、第1フィルタ218が第2フィルタ219に切り替えられる。位置Cにて、フィルタ駆動リング242の駆動ピン266が、フィルタ枠240の切込み部252に入る。そして、位置Cから位置Dまでモータ230が回転すると、駆動ピン266が切込み部252内でスライドし、フィルタ駆動リング242が図10の状態から図11の状態まで回転する。これにより、フィルタ枠240が90度回転し、光軸L上のフィルタが変わる。すなわち、第1フィルタ218が光軸Lから退避し、第2フィルタ219が光軸L上に移動する。
さらに、制御部300は、画像情報に基づき、区間E−Fの範囲内で、焦点が最もよく合うようにモータ回転角を制御する。ここでも、区間A−Bと同様にして、画像が鮮明になるようにモータ30が制御される。
以上に、第1フィルタ218から第2フィルタ219への切替動作を説明した。次に、第2フィルタ219から第1フィルタ218への切替動作を説明する。この動作は、上記の逆である。すなわち、モータ230が逆方向に回転し、レンズ駆動機構224および素子駆動機構226も逆方向に動く。そして、図12の区間E−Bにて、撮像素子14が前進する。また、第2フィルタ219が光軸Lから退避し、第1フィルタ218が光軸L上に移動する。
以上、本発明の第2の実施の形態を説明した。本実施の形態の撮像装置210は、同じモータ230の駆動力をフィルタおよび撮像素子にそれぞれ伝える中間光学系駆動機構224および撮像素子駆動機構226を備えている。これにより、第1の実施の形態と同様に、同じ駆動源の一連の制御で、中間光学系と撮像素子の両者の移動を好適に制御でき、したがって、簡単な構成で、焦点の合った状態を保ちつつ、中間光学系を切り替えることができる。
なお、本実施の形態では、2種類のフィルタが切り替えられた。しかし、本発明の範囲内で、3つ以上のフィルタが切り替えられてもよい。
その他、なお、本発明は上述の第1および第2の実施の形態に限定されず、当業者が本発明の範囲内で上述の実施の形態を変形可能なことはもちろんである。
以上のように、本発明にかかる撮像装置は、駆動源の駆動力を中間光学系および撮像素子にそれぞれ伝える中間光学系駆動機構および撮像素子駆動機構を設けることにより、簡単な構成で、焦点の合った状態を保ちつつ、中間光学系を切り替えられるという効果を有し、カメラ等として有用である。
本発明の第1の実施の形態における撮像装置の斜視図 本発明の第1の実施の形態における撮像装置のレンズ退避状態の断面図 本発明の第1の実施の形態における撮像装置のレンズ挿入状態の断面図 レンズ退避状態におけるレンズ駆動機構を示す図 レンズ挿入状態におけるレンズ駆動機構を示す図 駆動機構の設定を示す図 レンズ駆動機構の設定を示す図 駆動機構を制御するための構成を示すブロック図 本発明の第2の実施の形態における撮像装置の斜視図 第1フィルタ使用状態におけるフィルタ駆動機構を示す図 第2フィルタ使用状態におけるフィルタ駆動機構を示す図 駆動機構の設定を示す図 駆動機構を制御するための構成を示すブロック図
符号の説明
10 撮像装置
12 光学系
14 撮像素子
16 基準光学系
18 コンバージョンレンズ
20 駆動機構
22 駆動源機構
24 レンズ駆動機構
26 撮像素子駆動機構
30 モータ
40 レンズ枠
42 レンズ駆動リング
80 カムリング
84 ギア部
86 カム部
90 従動ピン
218 第1フィルタ
219 第2フィルタ

Claims (1)

  1. 光軸上に切替可能に設けられたコンバージョンレンズを含んだ光学系と、
    前記光学系と共に設けられた撮像素子と、
    前記コンバージョンレンズ及び前記撮像素子を駆動する駆動機構と、
    を備えた撮像装置であって、
    前記駆動機構は、駆動源機構と、レンズ駆動機構と、撮像素子駆動機構とで構成され、
    前記駆動源機構は、回転軸が前記光軸と平行な回転力を発生するモータと、前記モータの回転力を前記レンズ駆動機構と前記撮像素子駆動機構とに伝達する減速ギアとを備え、
    前記レンズ駆動機構は、前記コンバージョンレンズを保持するレンズ枠と、外周部に前記減速ギアに噛み合う被駆動ギアを有するレンズ駆動リングとを備えたゼネバーストップ機構であり、
    前記撮像素子駆動機構は、前記光軸を中心に回転するカムリングと、前記撮像素子を保持する素子ホルダとを備え、前記カムリングは、外周に前記減速ギアに噛み合うギア部と、カム面が前記素子ホルダに向いているカム部とで構成され、前記素子ホルダは、前記カム面に当接する従動ピンを備え、
    前記駆動機構は、
    前記モータの回転力を前記減速ギアを介して前記カムリングに伝達し、前記カムリングの回転により前記素子ホルダを前記光軸方向に移動させて、前記中間光学系を光軸上に挿入する前に前記撮像素子を後方へ移動させ、
    前記モータの回転力を前記減速ギアを介して前記レンズ駆動リングに伝達し、前記レンズ駆動リングが前記コンバージョンレンズを前記光軸に平行な回転軸を中心に回転させて、前記撮像素子を移動することにより作られた空間に前記コンバージョンレンズを挿入することを特徴とする撮像装置。
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