JP4501097B2 - タイヤ装着用トランスポンダ及びトランスポンダ装着タイヤの製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、タイヤ装着用トランスポンダ及びトランスポンダ装着タイヤの製造方法に関し、特にタイヤ気室内雰囲気中の物理量を検出するセンサを備えたトランスポンダのタイヤへの埋設に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、タイヤに関しての識別情報やその他の付加情報を取得したり、タイヤ気室内雰囲気中の空気圧や温度等の情報を得ようとする場合、タイヤ内にトランスポンダを装着してタイヤに非接触で情報を取得する方法が知られている。また、トランスポンダは集積回路と、これを保護する筐体からなり、その形状は小さなコイン状または円柱状など様々である。
【0003】
この種の技術の一例が特開平5−169931号公報(第1従来例)に開示されている。この技術では、圧力センサを有するトランスポンダのコイルアンテナがタイヤのビードワイヤーに組み合わさるようにトランスポンダの筐体全体をタイヤ内に完全に埋設し、ビードワイヤーを1次巻線とすると共にコイルアンテナを2次巻線として用いている。これにより、タイヤの内壁を通してタイヤ気室内の空気圧を検出してこの検出結果をワイヤレスで送信する。
【0004】
また、他の例として特開平11−278021号公報(第2従来例)にトランスポンダを装着したタイヤが開示されている。このタイヤでは、インナーライナーにトランスポンダを装着するための取り付け構造を設け、タイヤ加硫後に前記取り付け構造にトランスポンダを装着している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した従来例のトランスポンダ装着タイヤでは次のような問題点があった。即ち、第1従来例においては、タイヤの内壁を通してタイヤ気室内の空気圧を検出しているため、トランスポンダをタイヤに装着してから圧力センサの調整を行う必要があった。さらに、タイヤの内壁にかかる圧力はタイヤ気室内の空気圧に加えて走行中の内壁の変形によって生じる圧力なども加わると共に、タイヤ気室内の圧力も内壁中で拡散されるため正確な気室内空気圧を検出することが困難であった。
【0006】
また、第2従来例においては、インナーライナーに設けられた取り付け構造にトランスポンダが装着されるため、トランスポンダにセンサを備えてもタイヤ気室内との連通を確保できる。しかし、トランスポンダにタイヤの識別情報やタイヤに関するその他の付加情報を持たせて読み出し可能にした場合、トランスポンダを容易に交換可能であるため、トランスポンダに記憶されている情報に対する信頼性が極めて低い。即ち、他のタイヤに装着されていたトランスポンダと入れ替えることも可能であり、個々のタイヤに関する情報を持たせる場合には不向きな構造である。
【0007】
また、タイヤ気室内から気室外に延びる連通管を設けてセンサに連結する構造のトランスポンダも知られているが、高い強度の連通管を必要とするため重量がかさむという問題点があった。
【0008】
本発明の目的は上記の問題点に鑑み、センサによってタイヤ気室内雰囲気中の物理量を正確に検出できると共にタイヤ内に埋設した状態で加硫できるタイヤ装着用トランスポンダと該トランスポンダを装着したタイヤの製造方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の目的を達成するために請求項1では、タイヤ気室内雰囲気中の物理量を検出して電気信号に変換するセンサと、ワイヤレス通信手段とを備え、前記ワイヤレス通信手段は主装置との間で通信を行い、前記主装置から所定の質問信号を受信したときに前記物理量の検出結果を含む応答信号を前記主装置へ送信するタイヤ装着用トランスポンダにおいて、前記センサとワイヤレス通信手段とを密閉収納する筐体を設けると共に、該筐体は、所定位置に除去対象部を有すると共に該除去対象部の内側に前記センサの物理量感知部に連通する空間を備えているタイヤ装着用トランスポンダを提案する。
【0010】
該タイヤ装着用トランスポンダによれば、前記センサとワイヤレス通信手段が前記筐体内に密閉収納されているので、加硫前のグリーンタイヤに埋設された場合、加硫処理時の熱は前記筐体を通して前記センサやワイヤレス通信手段に印加されるが、加硫時の圧力は前記筐体によって阻止されるため前記センサやワイヤレス通信手段に印加されることがない。これにより、前記センサやワイヤレス通信手段は加硫時の圧力による劣化や破壊から保護される。また、加硫終了後に、タイヤの内壁側からタイヤ内壁と共に前記除去対象部を切削や切断などによって除去することにより前記センサの物理量感知部に連通する筐体内の空間とタイヤ気室内が連通される。これにより、タイヤ気室内の雰囲気が前記空間に進入して該雰囲気中の物理量が前記センサの物理量感知部によって感知される。
【0011】
また、請求項2では、請求項1に記載のタイヤ装着用トランスポンダにおいて、前記除去対象部は前記筐体の本体から突出した形状の突部からなり、前記空間は該突部内に連続して形成されているタイヤ装着用トランスポンダを提案する。
【0012】
該タイヤ装着用トランスポンダによれば、前記筐体の突出部が判別できる若しくは除去しやすいようにタイヤ内に埋設されれば、前記タイヤの内壁面側から内壁の一部と共に前記突出部の全て或いは一部を除去することにより、前記筐体内空間とタイヤ気室内を容易に連通することができる。
【0013】
また、請求項3では、請求項1に記載のタイヤ装着用トランスポンダにおいて、前記ワイヤレス通信手段は前記空間から隔離されているタイヤ装着用トランスポンダを提案する。
【0014】
該タイヤ装着用トランスポンダによれば、前記ワイヤレス通信手段が前記空間から隔離されているので、前記タイヤ気室内の雰囲気が前記ワイヤレス通信手段に直接印加されることがない。
【0015】
また、請求項4では、請求項1に記載のタイヤ装着用トランスポンダにおいて、前記ワイヤレス通信手段は電磁波を用いて通信を行うタイヤ装着用トランスポンダを提案する。
【0016】
該タイヤ装着用トランスポンダによれば、前記ワイヤレス通信手段によって電磁波を用いて通信が行われる。
【0017】
また、請求項5では、請求項1に記載のタイヤ装着用トランスポンダにおいて、前記センサとして空気圧センサを備えているタイヤ装着用トランスポンダを提案する。
【0018】
該タイヤ装着用トランスポンダによれば、前記センサとして空気圧センサを備えているため、該空気圧センサによって前記タイヤ気室内雰囲気中の空気圧が検出され、該検出結果が前記応答信号に含められて前記ワイヤレス通信手段によって送信される。
【0019】
また、請求項6では、請求項5に記載のタイヤ装着用トランスポンダにおいて、前記空気圧センサとして半導体式ピエゾ抵抗型ダイヤフラムを有するタイヤ装着用トランスポンダを提案する。
【0020】
該タイヤ装着用トランスポンダによれば、半導体式ピエゾ抵抗型ダイヤフラムからなる空気圧センサによって前記タイヤ気室内の空気圧が検出される。この様な半導体式圧力センサは圧力感知部の機械的な動きが小さいため、タイヤ回転中に生じる遠心力の影響を受け難いので正確な空気圧を検出することができる。さらに、半導体式のダイヤフラムにはピエゾ抵抗型の他に容量型と薄膜型が一般的に知られているが、容量型ダイヤフラムは電磁波ノイズの影響を受けやすく、また薄膜型ダイヤフラムは構造が複雑となるため信頼性が低い。これらの容量型と薄膜型に比べて半導体式ピエゾ抵抗型ダイヤフラムは高い信頼性が得られる。
【0021】
また、請求項7では、請求項1に記載のタイヤ装着用トランスポンダにおいて、前記筐体がビスフェノールA型エポキシ樹脂からなるタイヤ装着用トランスポンダを提案する。
【0022】
該タイヤ装着用トランスポンダによれば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂によって前記筐体が形成されている。
【0023】
また、請求項8では、請求項1に記載のタイヤ装着用トランスポンダにおいて、個々のトランスポンダに固有の識別情報を記憶している記憶手段を有し、前記ワイヤレス通信手段は前記識別情報を含めた前記応答信号を送信するタイヤ装着用トランスポンダを提案する。
【0024】
該タイヤ装着用トランスポンダによれば、前記記憶手段には予め個々のトランスポンダに固有の識別情報が記憶され、該識別情報が前記応答信号に含めて送信されるため、前記識別情報によって個々のトランスポンダが識別可能となる。
【0025】
また、請求項9では、請求項8に記載のタイヤ装着用トランスポンダにおいて、前記記憶手段は前記識別情報に加えて付加情報を記憶し、前記ワイヤレス通信手段は前記識別情報と前記付加情報を含めた前記応答信号を送信するタイヤ装着用トランスポンダを提案する。
【0026】
該タイヤ装着用トランスポンダによれば、前記付加情報によってトランスポンダに関する情報や該トランスポンダが装着されたタイヤに関する情報をワイヤレス通信によって知ることができると共に前記付加情報はタイヤに伴って移動する。
【0027】
また、請求項10では、請求項9に記載のタイヤ装着用トランスポンダにおいて、ワイヤレス通信によって前記記憶手段に記憶されている付加情報を更新する情報更新手段を備えたタイヤ装着用トランスポンダを提案する。
【0028】
該タイヤ装着用トランスポンダによれば、外部からのワイヤレス通信によって前記付加情報を更新することができる。
【0055】
また、請求項11では、タイヤ気室内雰囲気中の物理量を検出して電気信号に変換するセンサと、ワイヤレス通信手段とを備え、前記ワイヤレス通信手段は主装置との間で通信を行い、前記主装置から所定の質問信号を受信したときに前記物理量の検出結果を含む応答信号を前記主装置へ送信するトランスポンダが装着されたトランスポンダ装着タイヤの製造方法であって、前記センサとワイヤレス通信手段とを密閉収納し、所定位置に除去対象部を有すると共に、該除去対象部の内側に前記センサの物理量感知部に連通する空間を有する筐体を備えたトランスポンダを用い、加硫前のグリーンタイヤの内壁に前記トランスポンダを埋設する工程と、該トランスポンダが埋設されたグリーンタイヤを加硫する工程と、加硫後に前記タイヤの内壁面の一部と共に前記除去対象部を除去して、タイヤ気室内と前記トランスポンダ筐体内の空間とを連通させる工程とを含むトランスポンダ装着タイヤの製造方法を提案する。
【0056】
該トランスポンダ装着タイヤの製造方法によれば、前記トランスポンダの筐体が加硫前のグリーンタイヤの内壁に埋設され、該トランスポンダが埋設されたグリーンタイヤが加硫される。このとき、前記センサとワイヤレス通信手段が前記筐体内に密閉収納されているので、加硫前のグリーンタイヤに埋設された場合、加硫処理時の熱は前記筐体を通して前記センサやワイヤレス通信手段に印加されるが、加硫時の圧力は前記筐体によって阻止されるため前記センサやワイヤレス通信手段に印加されることがない。これにより、前記センサやワイヤレス通信手段は加硫時の圧力による劣化や破壊から保護される。この後に、前記タイヤの内壁面の一部と共に前記除去対象部が除去され、タイヤ気室内と前記トランスポンダ筐体内の空間とが連通される。これにより、タイヤ気室内の雰囲気が前記空間に進入して該雰囲気中の物理量が前記センサの物理量感知部によって感知される。
【0057】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態を説明する。
【0058】
図1は、本発明の第1実施形態におけるタイヤ装着用トランスポンダを示す外観斜視図、図2はその側断面図、図3はその回路基板の一方の面を示す斜視図、図4はその回路基板の他方の面を示す斜視図である。図において、100はタイヤ装着用トランスポンダ(以下、単にトランスポンダと称する)で、略円盤形状の筐体200を備え、筐体200内には部品実装された円盤状の多層プリント配線回路基板(以下、単に回路基板と称する)301が配置されている。また、筐体200の一方の円形面のほぼ中央部には円柱状の突部201が形成されおり、この突部201の内部から筐体200内部にわたって所定の空間202が形成されている。この筐体200は、例えばビスフェノールA型エポキシ樹脂からなる。尚、突部201に開口部は形成されていない。また、筐体200の材質は上記ビスフェノールA型エポキシ樹脂に限定されることはなく、後述するグリーンタイヤ加硫時の熱によって変形しないものであれば他種のものであっても良いが、本実施形態においては電磁波を透過する材質でなければならない。
【0059】
回路基板301は、その内層に円形ループ状のデータ送受信用アンテナ302と充電用アンテナ303が埋設されていると共に回路基板301の表面301aに蓄電器304と複数のチップ状電子部品305及びICチップ306が実装されている。また、回路基板301の裏面301bには円柱チップ状の空気圧センサ307が実装され、空気圧センサ307の感知部307aが突部201内の空間202の入り口に嵌入されている。
【0060】
また、部品実装された回路基板301は、空気圧センサ307の実装部分を除いて裏面301bが筐体200の内壁面に密着された状態で樹脂203によって封止されている。これにより、部品実装された回路基板301は筐体200及び樹脂203によって密閉された状態になっており、トランスポンダ100の後述する送受信部(ワイヤレス通信手段)は前記空間202から隔離されている。これにより、筐体200に開口部201aを形成しても空気圧センサ307以外の電子部品対してタイヤ気室内の雰囲気が直接印加されることがない。尚、樹脂203は筐体200の材質と同様にグリーンタイヤ加硫時の熱によって変形しないものであれば他種のものであっても良い。
【0061】
ここで、上記空気圧センサ307として本実施形態では半導体式ピエゾ抵抗型ダイヤフラムを用いている。半導体式圧力センサは圧力感知部の機械的な動きが小さいため、タイヤ回転中に生じる遠心力の影響を受け難いので正確な空気圧を検出することができる。また、この種の半導体式ダイヤフラムにはピエゾ抵抗型の他に容量型と薄膜型が一般的に知られているが、容量型ダイヤフラムは電磁波ノイズの影響を受けやすく、また薄膜型ダイヤフラムは信頼性が低い。これらに比べて半導体式ピエゾ抵抗型ダイヤフラムは高い信頼性が得られる。
【0062】
また、半導体式ピエゾ抵抗型ダイヤフラムは現在市販されているものでもタイヤ加硫時の温度、例えば150度の温度を45分間印加しても十分に動作保証されている。しかし、現在市販されている半導体式ピエゾ抵抗型ダイヤフラムは、拡散抵抗型の場合、高温と共に高圧をかけるとダイヤフラム部にクリープが発生して、予めトランスポンダ製造工程で校正を行ったセンサー出力値が大きく変化してしまう恐れがある。このため、タイヤ加硫時においては半導体式ピエゾ抵抗型ダイヤフラムに直接高圧を印加することはできないので、筐体200によって部品実装された回路基板301を密閉することによって空気圧センサ307をタイヤ加硫時の高圧から保護している。
【0063】
上記回路基板301に形成されているトランスポンダの電子回路の構成を図5のブロック図に示す。図において、110はデータ送受信部、130はセンサ回路、150はセンサ用電源回路である。
【0064】
データ送受信部110は、アンテナ切替器111と、電源回路112、アナログ/ディジタル(以下、A/Dと称する)変換回路113、記憶部114、CPU115aとディジタル/アナログ(以下、D/Aと称する)変換回路115bとからなる中央処理部115、変調回路116aと発振回路116b及び高周波増幅回路116cからなる発信部116とから構成されている。
【0065】
アンテナ切替器111は、例えば電子スイッチ等から構成され、CPU115aからの制御信号によってデータ送受信用のアンテナ302を電源回路112及びA/D変換回路113か又は発信部116の何れかに切り替えて接続し、通常は電源回路112の側にアンテナ302が接続されている。
【0066】
電源回路112は周知の全波整流回路を形成している。この電源回路112の入力側にはアンテナ切替器111を介してアンテナ302が接続されている。電源回路112は、アンテナ302に誘起した高周波電流を整流して直流電流に変換し、これを中央処理部115、記憶部114及び発信部116などの他の回路の駆動電源として出力するものである。
【0067】
A/D変換回路113は、受信した質問信号を検波した後にディジタルデータに変換してCPU115aに出力する。
【0068】
記憶部114は、例えばEEPROM(electrically erasable programmable read-only memory)等の電気的に書き換え可能な不揮発性の半導体メモリとCPU115aのプログラムを記憶したROM及びRAMなどを含み、記憶部114内には個々のトランスポンダ100に固有の識別情報とタイヤに関する履歴情報、例えば製造年月日、製造場所、製造ロット番号等の情報などの付加情報等がEEPROMに予め記憶されている。尚、上記識別情報は、トランスポンダ100の製造時にEEPROM内の書き換え不可に指定された領域或いはROMに記憶されている。
【0069】
中央処理部115は、周知のCPU115aとD/A変換回路115bから構成されている。CPU115aは、電源が供給されて駆動し、A/D変換回路113から質問信号を入力するとセンサ回路130を駆動して空気圧の検出結果を取り込み、この検出結果と自己に固有の識別情報を含めた応答情報を生成して、この情報をD/A変換回路115b及び発信部116を介して応答信号として送信する。また、CPU115aは、センサ回路130が動作せず検出結果を取り込めないときはセンサ用電源回路150に蓄積されている電力が消耗したものとして、充電要求を含めた応答信号を送信する。さらに、上記質問信号によって付加情報の読み出し要求があったときには記憶部114に記憶されている付加情報を応答信号に含めて送信すると共に、上記質問信号に付加情報の更新指示が含まれているときには記憶部114に記憶されている付加情報を更新する。
【0070】
発信部116は、変調回路116aと、発振回路116b及び高周波増幅回路116cから構成され、発振回路116bによって発振された搬送波を、中央処理部115から入力した情報信号に基づいて変調回路116aで変調し、これを高周波増幅回路116c及びアンテナ切替器111を介してアンテナ302に供給する。本実施形態では、発信部116によってから出力される高周波信号の周波数としは、例えば必要十分なデータ転送速度が得られるように13.56MHzの周波数を用いている。そのためデータ送受信用アンテナ302は周波数13.56MHzに共振するように設定されている。必要十分なデータ転送速度を得るためには、データ送受信用電磁波の周波数を短波帯以上の周波数に設定することが好ましい。
【0071】
センサ回路130は、記憶部131と、CPU132、A/D変換回路133、電源制御部134、空気圧センサ307とから構成されている。
【0072】
CPU132は、送受信部110のCPU115aとの間で通信を行い、CPU115aから温度及び圧力情報の要求を受けたときにA/D変換回路133を介して空気圧センサ307が検知した空気圧情報を取得してCPU115aに送信する。
【0073】
電源制御部134は、例えば電子スイッチと昇圧型電源回路等から構成され、データ送受信部110のCPU115aからの制御信号に基づいて電子スイッチをオンオフし、センサ用電源回路150から出力される電力を回路動作に必要な電圧に変換して記憶部131とCPU132、A/D変換回路133、空気圧センサ307に供給する。
【0074】
センサ用電源回路150は、整流回路151と蓄電器304から構成されている。整流回路151の入力側は充電用アンテナ303に接続され、整流回路151の出力側は蓄電器304に接続されると共に電源制御部134に接続されている。蓄電器304は、例えば大容量のコンデンサ或いは2次電池から構成され、その容量はセンサ回路130を1日に5回駆動できるに十分な容量を有する。
【0075】
例えば、消費電力が6mAで電源電圧が3Vの空気圧センサ307を駆動する場合、1日の稼働時間中に5回(始業前、午前休憩、昼休み、午後休憩、終業時)に温度及び圧力の検出を行うものとすると、市販の定格3.3V、容量0.1mAh程度の2次電池に充電を行えば十分に使用することができる。即ち、1回のセンサ駆動時間を1秒とすると、1日分の動作に必要な電力量は、6mA×3V×5秒/3600=0.025mWhとなる。これにセンサ用電源150からセンサ回路130までの伝達効率(ポンプアップや漏れ電流などによる)を30%とすると、0.025/0.3=0.083mWhとなり、市販の定格3.3V、容量0.1mAh程度の2次電池に充電を行えば十分に使用することができる。この2次電池を、例えば非稼働時間の6時間で充電する場合、整流回路151の出力電圧を3.3V、充電電流は充電効率を65%とすると、0.083/3.3/6/0.65=0.0064mAとなり、2次電池に悪影響を与えない電流で充電することができる。
【0076】
また、充電用アンテナ303は周波数125kHzに共振するように設定され、比較的低い周波数を用いることによりエネルギーの伝達率を高めている。
【0077】
従って、外部から周波数125kHzの電磁波をトランスポンダ100に対して輻射することにより蓄電器304の充電を容易に行うことができる。また、蓄電池304として2次電池を用いた場合も電池交換の必要がないので、トランスポンダ100をタイヤ内に埋設することができる。
【0078】
尚、充電用電磁波の周波数は、その高調波に前述したデータ通信に用いる周波数が一致しない周波数を用いることが好ましい。即ち、データ通信用の周波数が充電用周波数の高調波に一致するとデータ通信を妨害する恐れがある。従って、データ通信用周波数と充電用周波数との関係を、データ通信用周波数が充電用周波数の高調波に一致しないように設定すれば、充電用の電磁波を輻射しているときでもデータ通信を良好に行うことができる。
【0079】
さらに、低い周波数の電磁波を用いて充電を行う方がエネルギーの伝送効率が高まりエネルギー伝送に要する時間を短縮することができる。従って、充電用に用いる電磁波の周波数は中波帯以下の周波数が好ましく、さらには電磁結合によるエネルギー伝達を考慮すると200kHz以下の周波数を用いることが好ましい。
【0080】
前述したトランスポンダ100は、図6及び図7に示すトランスポンダ装着タイヤ(以下、単にタイヤと称する)400のように、回路基板301の面がほぼ垂直に近くなるようにタイヤ内側面に埋設されている。本実施形態で用いたタイヤ400は周知のチューブレスラジアルタイヤであり、図に示す411はカーカスプライ、412A,412Bはベルト、413はアンダートレッド、414はキャップトレッド、415はインナーライナー、416は側壁、417はビードワイヤーである。
【0081】
本実施形態では、タイヤ400の最も内側の内壁層であるインナーライナー415と内側から2番目の内壁層であるカーカスプライ411との間にトランスポンダ100を埋設している。このとき、図8に示すようにインナーライナー415に開口部が形成され、この開口部から、トランスポンダ100の筐体200に設けられている突部201の先端部に形成された開口部201aが露出している。これにより、実際にタイヤ400を車両に装着して使用しているときに、タイヤ気室内と筐体200内の空間202が開口部201aを介して連通され、空気圧センサ307はタイヤ気室内の空気圧を直接感知することができ、正確な空気圧を検出することができる。
【0082】
上記筐体200の開口部201aは加硫が終了したタイヤ400のインナーライナー415と共に突部201の先端部を除去することにより形成した。即ち、図9に示すように、タイヤ400の製造過程においてグリーンタイヤを作製する工程(図9の(a))においてインナーライナー415とカーカスプライ411との間の予め設定した位置に開口部201aが形成されてないトランスポンダ100を挟み込んで各層の部材を張り合わせてグリーンタイヤを作製する。尚、トランスポンダ100の埋設位置を予め決めておくことにより、後述する開口部の形成作業を容易に行うことができる。
【0083】
この後、できあがったグリーンタイヤを加硫する(図9の(b))。加硫時には、グリーンタイヤに対して、例えば22kg/cm2 の圧力と150度の熱が約45分間加えられる。加硫が終了した後にトランスポンダ100が埋設されている領域のインナーライナー415を表面から徐々に削って除去(バフ)する。このときトランスポンダ100の筐体200に設けられている突部201の先端部も共に削り取って、突部201の先端に開口部201aを形成すると共にこの開口部201aをタイヤ気室内に露出させる(図9の(c))。
【0084】
尚、トランスポンダ100の埋設位置が容易に分かるように、インナーライナー415にトランスポンダ100の埋設位置を示す印を付けておいても良い。また、光透過性を有するインナーライナー415であれば、インナーライナー415を透かしてトランスポンダ100を視認することができる。インナーライナー415に適した光透過性を有する材料としては、例えば熱可塑性エラストマーが知られている。
【0085】
これにより完成したタイヤ400は、加硫前のグリーンタイヤにトランスポンダ100を埋設しているので、トランスポンダ100を安定して強固に固定することができると共に、完成したタイヤ400からトランスポンダ100を取り出すと、取り出した痕跡が残るため、トランスポンダ100の交換行為が行われたことを目視のみで容易に確認することができる。これにより、トランスポンダ100の記憶部114に記憶されているタイヤの履歴等の情報の信頼性を高めることができる。さらに、タイヤ気室内と空気圧センサ307の感知部307aが開口部201a及び空間202を介して連通されるので、空気圧センサ307はタイヤ気室内の空気圧を直接感知することができ、正確な空気圧を検出することができる。
【0086】
次に、本発明の第2実施形態を説明する。
【0087】
図10は第2実施形態におけるトランスポンダ装着タイヤ(以下、単にタイヤと称する)400Bの要部を示す一部破断斜視図、図11はその要部断面図、図12はその要部拡大断面図、図13はその製造方法を説明する図である。図において、前述した第1実施形態と同一構成部分は同一符号をもって表しその説明を省略する。
【0088】
第2実施形態では、タイヤ400Bのインナーライナー415のタイヤ気室内側の面にトランスポンダ100を装着してその上をシート部材418によって覆った。シート部材418には開口部が形成され、この開口部から第1実施形態と同様にトランスポンダ100の筐体200に設けられている突部201の先端部に形成された開口部201aが露出されている。これにより、実際にタイヤ400Bを車両に装着して使用しているときに、タイヤ気室内と筐体200内の空間202が開口部201aを介して連通され、空気圧センサ307はタイヤ気室内の空気圧を直接感知することができ、正確な空気圧を検出することができる。
【0089】
上記タイヤ400Bの製造においては、グリーンタイヤを形成するときに開口部201aが形成されていないトランスポンダ100を、シート部材418を用いてインナーライナー415に張り付け、この状態でトランスポンダ100が装着されたグリーンタイヤを加硫した。さらに、加硫が終了したタイヤ400Bのシート部材418と共に突部201の先端部を除去することにより筐体200の開口部201aを形成した。
【0090】
即ち、図12に示すように、タイヤ400Bの製造過程において、グリーンタイヤを作製する工程(図12の(a))においてインナーライナー415の予め設定した位置にトランスポンダ100をシート部材418で覆うように、インナーライナー415とシート部材418の間にトランスポンダ100を挟み込んで各層の部材を張り合わせる。ここで、第1実施形態と同様に突部201がタイヤ気室内側に位置するように筐体200を配置する。また、トランスポンダ100の埋設位置を予め決めておくことにより、開口部201aの形成作業を容易に行うことができる。この後、できあがったグリーンタイヤを加硫する(図12の(b))。これにより、シート部材418とインナーライナー415はほぼ一体になる。加硫が終了した後にトランスポンダ100を覆っているシート部材418を表面から徐々に削って除去(バフ)する。このときトランスポンダ100の筐体200に設けられている突部201の先端部も共に削り取って、突部201の先端に開口部201aを形成すると共にこの開口部201aをタイヤ気室内に露出させる(図12の(c))。
【0091】
尚、トランスポンダ100の埋設位置が容易に分かるように、シート部材418にトランスポンダ100の埋設位置を示す印を付けておいても良いし、インナーライナー415の色とは異なる色のシート部材418を用いても良い。また、光透過性を有するシート部材418を用いれば、シート部材418を透かしてトランスポンダ100を視認することができる。光透過性を有するシート部材418の材料としては、前述と同様に例えば熱可塑性エラストマーが知られている。
【0092】
これにより完成したタイヤ400Bは、加硫前のグリーンタイヤにトランスポンダ100を埋設しているので、加硫後のタイヤ400Bからトランスポンダ100を取り出すと、取り出した痕跡が残るため、トランスポンダ100の交換行為が行われたことを目視のみで容易に確認することができる。これにより、トランスポンダ100の記憶部114に記憶されているタイヤの履歴等の情報の信頼性を高めることができる。さらに、タイヤ気室内と空気圧センサ307の感知部307aが開口部201a及び空間202を介して連通されるので、空気圧センサ307はタイヤ気室内の空気圧を直接感知することができ、正確な空気圧を検出することができる。
【0093】
尚、前述した各実施形態は本発明の一具体例であって、本発明がこれらのみに限定されることはない。例えば、上記実施形態ではトランスポンダ100の筐体200に突部201を設けて該突部201の先端部を除去対象部としたが、突部以外の筐体の一部分を除去対象部として空気圧センサ307の感知部307aとタイヤ気室内とを連通させるようにしても良い。
【0094】
また、上記実施形態ではタイヤ気室内雰囲気中の物理量を検出するセンサとして空気圧センサ307のみを備えたが、その他の物理量、例えば温度や湿度などの物理量を検出するセンサを備えても良いし、複数種のセンサを備えても良い。
【0095】
また、上記実施形態では空気圧センサ307として半導体式ピエゾ抵抗型ダイヤフラムを用いたがこれ以外の種類の空気圧センサを用いても良い。
【0096】
また、上記実施形態では電磁波を用いてワイヤレス通信を行うトランスポンダ100としたが、電磁波以外の通信手段、例えば超音波を用いてワイヤレス通信を行うトランスポンダであっても良い。
【0097】
また、上記実施形態ではトランスポンダ100に蓄電器304を備えたが、蓄電器304を持たないトランスポンダであっても良いし、蓄電器304に代えて発電器を備えたトランスポンダであっても良い。
【0098】
また、上記実施形態ではタイヤ400,400Bをチューブレスラジアルタイヤとしたが他種のタイヤであっても同様の効果を得ることができることは言うまでもない。
【0099】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の請求項1乃至請求項10に記載のタイヤ装着用トランスポンダによれば、センサとワイヤレス通信手段が筐体内に密閉収納されているので、グリーンタイヤに埋設された状態で加硫処理されても加硫時の圧力は前記筐体によって阻止されるため前記センサやワイヤレス通信手段に印加されることがなく、前記センサやワイヤレス通信手段は加硫時の圧力による劣化や破壊から保護される。また、加硫終了後に、タイヤの内壁側からタイヤ内壁と共に除去対象部を切削や切断などによって除去することにより前記センサの物理量感知部とタイヤ気室内とを連通することができるので、タイヤ気室内雰囲気中の物理量を前記センサの物理量感知部によって正確に感知することができる。
【0100】
また、請求項11乃至請求項23に記載のトランスポンダ装着タイヤによれば、タイヤの内壁にトランスポンダの筐体が埋設されているので、該タイヤからトランスポンダを取り出すと、取り出した痕跡が残るため、トランスポンダの交換行為が行われたことを目視のみで容易に確認することができる。これにより、トランスポンダにタイヤの履歴等の情報が記憶されている場合はその信頼性を高めることができる。さらに、タイヤ気室内とセンサの物理量感知部が前記筐体の開口部を介して連通されるので、前記センサはタイヤ気室内雰囲気中の物理量を直接感知することができ、正確な物理量を検出することができる。
【0101】
また、請求項24に記載のトランスポンダ装着タイヤの製造方法によれば、加硫前のグリーンタイヤにトランスポンダの筐体を埋設しているので、加硫後の完成したタイヤにおいては痕跡を残さずにトランスポンダを取り出すことは不可能になる。このため、取り出した痕跡が残るため、トランスポンダの交換行為が行われたことを目視のみで容易に確認することができる。これにより、トランスポンダに記憶されているタイヤの履歴等の情報の信頼性を高めることができる。さらに、タイヤ気室内とセンサの物理量感知部が前記筐体の開口部を介して連通されるので、前記センサはタイヤ気室内雰囲気中の物理量を直接感知することができ、正確な物理量を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態におけるトランスポンダを示す外観図
【図2】本発明の第1実施形態におけるトランスポンダを示す側断面図
【図3】本発明の第1実施形態におけるトランスポンダの回路基板の一方の面を示す斜視図
【図4】本発明の第1実施形態におけるトランスポンダの回路基板の他方の面を示す斜視図
【図5】本発明の第1実施形態におけるトランスポンダの詳細な構成を示すブロック図
【図6】本発明の第1実施形態におけるトランスポンダ装着タイヤの要部を示す破断斜視図
【図7】本発明の第1実施形態におけるトランスポンダ装着タイヤの要部を示す断面図
【図8】本発明の第1実施形態におけるトランスポンダ装着タイヤの要部を示す拡大断面図
【図9】本発明の第1実施形態におけるトランスポンダ装着タイヤの製造方法を説明する図
【図10】本発明の第2実施形態におけるトランスポンダ装着タイヤの要部を示す破断斜視図
【図11】本発明の第2実施形態におけるトランスポンダ装着タイヤの要部を示す断面図
【図12】本発明の第2実施形態におけるトランスポンダ装着タイヤの要部を示す拡大断面図
【図13】本発明の第2実施形態におけるトランスポンダ装着タイヤの製造方法を説明する図
【符号の説明】
100…トランスポンダ、110…データ送受信部、111…アンテナ切替器、112…電源回路、113…A/D変換回路、114…記憶部、115…中央処理部、115a…CPU、115b…D/A変換回路、116…発信部、116a…変調回路、116b…発振回路、116c…高周波増幅回路、130…センサ回路、131…記憶部、132…CPU、133…A/D変換回路、134…電源制御部、150…センサ用電源回路、151…整流回路、200…筐体、201…突部、201a…開口部、202…空間、203…樹脂、301…多層プリント配線回路基板、302…データ送受信用アンテナ、303…充電用アンテナ、304…蓄電器、305…チップ状電子部品、306…ICチップ、307…空気圧センサ、307a…感知部、400,400B…トランスポンダ装着タイヤ、411…カーカスプライ、412A,412B…ベルト、413…アンダートレッド、414…キャップトレッド、415…インナーライナー、416…側壁、417…ビードワイヤー、418…シート部材。
Claims (11)
- タイヤ気室内雰囲気中の物理量を検出して電気信号に変換するセンサと、ワイヤレス通信手段とを備え、前記ワイヤレス通信手段は主装置との間で通信を行い、前記主装置から所定の質問信号を受信したときに前記物理量の検出結果を含む応答信号を前記主装置へ送信するタイヤ装着用トランスポンダにおいて、
前記センサとワイヤレス通信手段とを密閉収納する筐体を設けると共に、
該筐体は、所定位置に除去対象部を有すると共に該除去対象部の内側に前記センサの物理量感知部に連通する空間を備えている
ことを特徴とするタイヤ装着用トランスポンダ。 - 前記除去対象部は前記筐体の本体から突出した形状の突部からなり、前記空間は該突部内に連続して形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のタイヤ装着用トランスポンダ。 - 前記ワイヤレス通信手段は前記空間から隔離されていることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ装着用トランスポンダ。
- 前記ワイヤレス通信手段は電磁波を用いて通信を行うことを特徴とする請求項1に記載のタイヤ装着用トランスポンダ。
- 前記センサとして空気圧センサを備えていることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ装着用トランスポンダ。
- 前記空気圧センサとして半導体式ピエゾ抵抗型ダイヤフラムを有することを特徴とする請求項5に記載のタイヤ装着用トランスポンダ。
- 前記筐体がビスフェノールA型エポキシ樹脂からなることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ装着用トランスポンダ。
- 個々のトランスポンダに固有の識別情報を記憶している記憶手段を有し、前記ワイヤレス通信手段は前記識別情報を含めた前記応答信号を送信することを特徴とする請求項1に記載のタイヤ装着用トランスポンダ。
- 前記記憶手段は前記識別情報に加えて付加情報を記憶し、前記ワイヤレス通信手段は前記識別情報と前記付加情報を含めた前記応答信号を送信することを特徴とする請求項8に記載のタイヤ装着用トランスポンダ。
- ワイヤレス通信によって前記記憶手段に記憶されている付加情報を更新する情報更新手段を備えていることを特徴とする請求項9に記載のタイヤ装着用トランスポンダ。
- タイヤ気室内雰囲気中の物理量を検出して電気信号に変換するセンサと、ワイヤレス通信手段とを備え、前記ワイヤレス通信手段は主装置との間で通信を行い、前記主装置から所定の質問信号を受信したときに前記物理量の検出結果を含む応答信号を前記主装置へ送信するトランスポンダが装着されたトランスポンダ装着タイヤの製造方法であって、
前記センサとワイヤレス通信手段とを密閉収納し、所定位置に除去対象部を有すると共に、該除去対象部の内側に前記センサの物理量感知部に連通する空間を有する筐体を備えたトランスポンダを用い、
加硫前のグリーンタイヤの内壁に前記トランスポンダを埋設する工程と、
該トランスポンダが埋設されたグリーンタイヤを加硫する工程と、
加硫後に前記タイヤの内壁面の一部と共に前記除去対象部を除去して、タイヤ気室内と前記トランスポンダ筐体内の空間とを連通させる工程とを含む
ことを特徴とするトランスポンダ装着タイヤの製造方法。
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