JP4491860B2 - Acモータ駆動装置とそのdcオフセット補正方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ACモータの電流制御に関し、特に、PWMインバータのDCオフセット推定とその補正を行なうACモータ駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ACモータの位置制御、速度制御および電流制御などにおいて、ACモータの位置と共に、速度と電流をフィードバックして、ACモータの応答特性を改善している。特に、ACモータのdq電流制御(ベクトル電流制御)はトルク成分電流と磁束成分電流に分けて制御することにより、トルク特性などACモータの制御特性を著しく向上させている。
このようなACモータの電流制御において、電流検出器CTにより検出されるDCオフセット電流の問題と、PWMインバータ変換部(パワースイッチングデバイスのオン抵抗、立ち上がり時間、立ち下がり時間、デッドタイム時間のバラツキ)により発生するDCオフセット電圧の問題は、ACモータの制御精度の低下や、トルクリップル発生の要因となっている。これらDCオフセット電流の問題は、ACモータの電流制御に検出される電流値を不正確なものとし、DCオフセット電圧の問題は、PWM変換部で出力される電圧値を不正確なものにする、という形で発生する。
こうしたDCオフセットの補正方法は各種試みられているが、図7に示す従来のオフセット電流の調整方法は、ローパスフィルタ301により電流検出器に含まれたDCオフセット電流Iabcoffset3 を検出し、これを、電流検出器からのIabcfbから差し引いてDCオフセット電流を補正し、検出電流Iabc’fbとして電流指令と比較することで、電流制御が行われるものである。
また、電流検出器CTによるDCオフセット電流の調整を行う公示例には、特開昭63−274398号に提示されている「交流電動機の速度制御装置」がある。この場合は、PWMゲートパルスのベースブロック状態(ACモータに流れる電流がゼロの状態の時)で、電流検出器のDCオフセット電流を推定して、DCオフセット電流の調整を行うものであり、具体的には、モータ電流がゼロ相当時にメモリにオフセット値を記憶して、モータ運転時に検出電流値からメモリ値を差し引いてDCオフセット電流を補正するもので、前例のローパスフィルタによる処理の代わりにメモリ値を用いるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の方法では、電流検出器CTに含まれたDCオフセット電流のみに対する補正方法であって、PWM変換部に含まれたDCオフセット電圧に対する補正は行われていないため、これが制御精度を低下させ、トルクリップルの要因として残っているという問題があった。
そこで、本発明は、PWM変換部に含まれているDCオフセット電圧を推定して、DCオフセット電圧の補正も行うことで、PWM変換部のDCオフセットによるトルクリップルの低減と制御精度の向上が図れるACモータ駆動装置のDCオフセット補正方法を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するため、本発明は次のように構成したものである。
請求項1に記載の発明は、電圧指令に基づいてACモータに駆動電流を供給するPWM電力変換手段と、前記駆動電流を検出する電流検出手段と、を備えたACモータ駆動装置において、前記電流検出手段の検出信号に含まれたDCオフセット電流を補正する手段と、前記PWM電力変換手段に含まれたDCオフセット電圧を補正する手段と、を備え、前記DCオフセット電流を補正する手段が、前記PWM電力変換手段のベースブロック状態で前記DCオフセット電流を検出し、更に、前記電圧指令がゼロ状態で前記電流検出手段の検出信号から前記DCオフセット電流を減じて新たな電流検出信号を算出するものであり、前記DCオフセット電圧を補正する手段が、前記新たな電流検出信号をローパスフィルタに介した信号に、前記ACモータのインピーダンス値を乗じて前記DCオフセット電圧を算出し、更に、前記電圧指令から前記DCオフセット電圧を減じて新たな電圧指令を算出するものである。
【0005】
請求項2に記載の発明は、電圧指令に基づいてACモータに駆動電流を供給するPWM電力変換手段と、前記駆動電流を検出する電流検出手段と、を備えたACモータ駆動装置のDCオフセット方法において、前記電流検出手段の検出信号に含まれたDCオフセット電流を補正する処理をし、前記PWM電力変換手段に含まれたDCオフセット電圧を補正する処理をし、前記DCオフセット電流を補正する処理が、前記PWM電力変換手段のベースブロック状態で前記DCオフセット電流を検出し、更に、前記電圧指令がゼロ状態で前記電流検出手段の検出信号から前記DCオフセット電流を減じて新たな電流検出信号を算出し、前記DCオフセット電圧を補正する処理が、前記新たな電流検出信号をローパスフィルタに介した信号に、前記ACモータのインピーダンス値を乗じて前記DCオフセット電圧を算出し、更に、前記電圧指令から前記DCオフセット電圧を減じて新たな電圧指令を算出するのである。
このACモータ駆動装置とそのDCオフセット補正方法によれば、3相指令電圧をゼロに制限した状態でACモータを駆動し、電流検出器に含まれたDCオフセット電流成分、すなわち第3のDCオフセット電流を3相検出電流から差し引くDCオフセット電流補正を行って新しい3相検出電流を計算し、新しい3相検出電流からローパスフィルタを用いてPWM変換部に含まれるDCオフセット分、すなわち第1のDCオフセット電流を計算し、第1のDCオフセット電流にACモータのインピーダンスRを掛けてPWM変換部に含まれるDCオフセット電圧、すなわち第1のDCオフセット電圧を計算推定して、3相指令電圧から第1のDCオフセット電圧を差し引いてDCオフセット電圧補正を行うので、電流検出器に含まれたDCオフセット電流と、PWM変換部に含まれたDCオフセット電圧と、DCオフセットを全て補正することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態について図を参照して説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態に係るdq電流制御によるACモータの電流制御ブロック図であり、図2は図1に示すACモータのDCオフセット補正の制御ループを示す図である。
図3は図1に示すACモータのDCオフセット補正の制御ブロック図であり、図4は図3に示すACモータのDCオフセット補正動作のフローチャートである。
図5は図1に示すPWMインバータのゲートパルス発生器の制御ブロック図である。
図1において、ACモータの駆動装置は、図1中のACモータ11を除いた部分である。
12はACモータ11を駆動するPWM電力変換手段(PWMインバータ)、13はACモータの3相電流を検出する3相電流検出手段(電流検出器)、14はACモータの電気角を検出する電気角検出手段、15は電気角を用いて3相検出電流から2相検出電流への3相/2相座標変換を行う3相/2相座標変換計算手段、16−aは2相指令電流から2相検出電流を差し引いて2相電流誤差を計算する電流誤差演算手段、17−aは2相電流誤差に比例積分ゲインを乗じて2相指令電圧を計算する電流比例積分構成部、18は電気角を用いて2相指令電圧から3相指令電圧への2相/3相座標変換を行う2相/3相座標変換計算手段、又、PWMインバータ12は3相指令電圧と搬送波19を比較して、PWMゲートパルスを演算し、PWMゲートパルスを用いて直流電圧20を任意の交流電圧に変換する。
【0007】
図2はDCオフセット電圧を計算する場合のオープンループを示した図で、図中のオープンループA状態(PWMインバータへのPWMゲートパルスを遮断したベースブロックの状態)は、従来方法ブロック3によるDCオフセット電流の補正を行うもので、電流検出器13に含まれたDCオフセット電流Iabcoffset3 (従来方法3によるDCオフセット電流の意で3を付している、Iaoffset3 、Iboffset3 、Icoffset3 )を検出して、補正する。
次に、図2のオープンループB状態は、本発明方法ブロック1によるDCオフセット電圧の補正をおこなうもので、電圧ゼロ制限手段101を用いて2相/3相座標変換計算手段18の出力の3相指令電圧Va* 、Vb* 、Vc* をゼロに制限する。ゼロである3相指令電圧Va* 、Vb* 、Vc* を、図5に示すようなPWMゲートパルス発生器201により搬送波19と比較して、ゲートパルスGua、Gub、Guc、Gda、Gdb、Gdcを発生し、PWMインバータ12に入力してACモータ11を駆動する。ACモータ11はDCオフセット電圧成分によって作動することになる。
【0008】
図3はDCオフセット電圧補正を行う制御ブロック図であり、DCオフセット電流補正手段102では、3相電流検出器13で検出した3相検出電流Iabcfb(Iafb、Ibfb、Icfb)からDCオフセット電流Iabcoffset3 (Iaoffset3 、Iboffset3 、Icoffset3 )を差し引いて検出電流に含まれたDCオフセット電流を補正して(ここまでは従来方法3の補正)、新しい3相検出電流Iabcfb’(Iafb’、Ibfb’、Icfb’)を計算する。
第1のDCオフセット電流演算手段103では、計算した新しい3相検出電流からローパスフィルタを用いて第1のDCオフセット電流Iabcoffset1 (本発明方法1によるDCオフセット電流の意で1を付している、Iaoffset1 、Iboffset1 、Icoffset1 )を計算する。この場合のオフセットIabcoffset1 は、PWMインバータに含まれたオフセット分である。
第1のDCオフセット電圧演算手段104では、第1のDCオフセット電流Iabcoffset1 (Iaoffset1 、Iboffset1 、Icoffset1 )にACモータのインピーダンスRを乗じて、第1のDCオフセット電圧Vabcoffset1 (Vaoffset1 、Vboffset1 、Vcoffset1 )を計算する。
DCオフセット電圧補正手段105では、第1のDCオフセット電圧Vabcoffset1 を3相指令電圧Vabc* (Va* 、Vb* 、Vc* )から差し引いて、PWMインバータに含まれたDCオフセット電圧の補正を行う。
【0009】
つぎに図4を参照して動作について説明する。
先ず、PWMゲートパルスを遮断したベースブロック状態で、電流検出器に含まれたDCオフセット電流を検出する(S101)。これは従来方法3によるIabcoffset3 に相当する。
電圧ゼロ制限手段101で次式(1)〜(3)のように3相指令電圧をゼロに制限する(S102)。
Va* =0 ・・・(1)
Vb* =0 ・・・(2)
Vc* =0 ・・・(3)
次に、DCオフセット電流補正手段102により、電流検出器で検出した3相検出電流からS101で計算した第3のDCオフセット電流を差し引いて、新しい3相検出電流を計算する(S103)。
第1のDCオフセット電流演算手段103では、新しい3相検出電流からローパスフィルタを用いて、第1のDCオフセット電流を演算する(S104)。
第1のDCオフセット電圧演算手段104では、第1のDCオフセット電流とACモータの抵抗値の情報から、式(4)〜(6)を用いて、第1のDCオフセット電圧を演算する(S105)。
Vaoffset1 =Iaoffset1 ×Ra ・・・(4)
Vboffset1 =Iboffset1 ×Rb ・・・(5)
Vcoffset1 =Icoffset1 ×Rc ・・・(6)
最後に、DCオフセット電圧補正手段105では、次式(7)〜(9)のように、第1のDCオフセット電圧を3相指令電圧から差し引いて、DCオフセット電圧の補正を行う(S106)。
Va* ’=Va* −Vaoffset1 ・・・(7)
Vb* ’=Vb* −Vboffset1 ・・・(8)
Vc* ’=Vc* −Vcoffset1 ・・・(9)
このように、第1の実施の形態によれば、PWMインバータに含まれたDCオフセット電圧Vabcoffset1 を補正できるので、トルクリップルは大幅に低減され、ACモータの制御精度も向上する。
従って、ACモータ駆動装置のDCオフセット補正は、第3のDCオフセット電流Iabcoffset3 を3相検出電流Iabcfbから差し引いてDCオフセット電流補正を行った検出電流Iabc’fbを、電流指令から差し引いて比例積分ゲインを乗じて電圧指令を出力し、電圧指令Vabc* からDCオフセット電圧Vabcoffset1 を差し引いてDCオフセット電圧補正を行った、電圧指令Vabc* ’をPWMインバータ12に印加して、ACモータ11を駆動するという手順となる。
【0010】
次に、本発明の第2の実施の形態について図を参照して説明する。図6は本発明の第2の実施の形態に係る3相個別電流制御によるACモータの電流制御ブロック図である。図6において、21は電気角検出手段14により検出する電気角θeと電流指令I* より3相電流指令Ia* 、Ib* 、Ic* を出力する3相指令電流演算手段、16−bは3相指令電流Ia* 、Ib* 、Ic* から3相検出電流を差引いて3相電流誤差を計算する電流誤差演算手段、17−bは3相電流誤差に比例積分ゲインを乗じて3相指令電圧Va* 、Vb* 、Vc* を計算する電流比例積分構成部である。その他の構成は図1と同じなので重複する説明は省略する。図6は、図1に示すdq電流制御のACモータとは異なり、座標変換手段を持たない3相個別電流制御のACモータの例であるが、DCオフセット電圧の補正は図1の場合と同じ動作で可能である。すなわち、図3に示すように、第3のDCオフセット電流Iabco f f s e t 3を3相検出電流Iabcf b から差し引いて、新しい3相検出電流とし、それよりローパスフィルタにより第1のDCオフセット電流Iabco f f s e t 1 を計算して、それにインピーダンスRを乗じて第1のDCオフセット電圧Vabco f f s e t 1 を計算した後に、3相電圧指令Vabc* から差し引き、DCオフセット電圧補正を行うものである。図1のdq電流制御と異なる点は、図1の場合は、第3のDCオフセット電流補正を行ってから、3相/2相座標変換計算手段15により2相検出電流Iqf b 、Idf b に変換して、電流誤差演算手段16−aにおいて2相電流誤差ΔIq、ΔIdを計算するのに対し、図6の場合は、第3のDCオフセット電流補正を行ってから、直接、電流誤差演算手段16−aにおいて3相電流誤差ΔIa、ΔIb、ΔIcを演算する。又、DCオフセット電圧の補正は、図1の場合は、2相/3相座標変換計算手段18の出力Va* 、Vb* 、Vc* に対し行われるのに対し、図6の場合は、電流比例積分構成部17−bの出力Va* 、Vb* 、Vc* に対して行われる、点が異なるのみで、図1に示すdq電流制御のACモータ駆動装置も、図6に示す3相個別電流制御のACモータ駆動装置の場合も、同様にDCオフセット電圧補正が可能で、トルクリップルの低減、制御精度の向上を図ることができる。
【0011】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、電流検出器に含まれた第3のDCオフセット電流を補正した後に、PWM電力変換手段に含まれた第1の電圧DCオフセットを推定して補正するDCオフセット電圧の補正手段を備えた、dq電流制御または3相個別電流制御によるACモータ駆動装置のDCオフセット補正方法において、3相指令電圧をゼロに制限する電圧ゼロ制限手段と、電流検出手段で検出した3相検出電流から第3のDCオフセット電流を差し引いて電流検出器に含まれたDCオフセット電流を補正して、新しい3相検出電流を計算するDCオフセット電流補正手段と、新しい3相検出電流からローパスフィルタを用いて第1のDCオフセット電流を計算する第1のDCオフセット電流演算手段と、第1のDCオフセット電流にACモータのインピーダンスRを乗じて第1のDCオフセット電圧を計算する第1のDCオフセット電圧演算手段と、第1のDCオフセット電圧を3相指令電圧から差し引くDCオフセット電圧補正手段とを備えてDCオフセットの補正を行うように構成したので、PWMインバータに含まれたDCオフセット電圧が除去でき、トルクリップルが更に低減されることで、ACモータの制御精度を向上させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るdq電流制御によるACモータの電流制御ブロック図である。
【図2】図1に示すACモータのDCオフセット補正の制御ループを示す図である。
【図3】図1に示すACモータのDCオフセット補正の制御ブロック図である。
【図4】図3に示すACモータのDCオフット補正動作のフローチャートである。
【図5】図1に示すPWMインバータのゲートパルス発生器の制御ブロック図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る3相個別電流制御によるACモータの電流制御ブロック図である。
【図7】従来のACモータのDCオフセット電流補正の制御ブロック図である。
【符号の説明】
11 ACモータ
12 PWM電力変換手段(PWMインバータ)
13 3相電流検出手段
14 電気角検出手段
15 3相/2相座標変換計算手段
16 電流誤差演算手段
17 電流比例積分制御構成部
18 2相/3相座標変換計算手段
19 三角搬送波
20 直流電源
21 3相指令電流演算手段
101 電圧ゼロ制限手段
102 DCオフセット電流補正手段
103 第1のDCオフセット電流演算手段(ローパスフィルタ)
104 第1のDCオフセット電圧演算手段
105 DCオフセット電圧補正手段
201 PWMゲートパルス発生器
Vq* 、Vd* d軸q軸の指令電圧
Vabc* a相b相c相の指令電圧
Vabc a相b相c相のインバータ出力電圧
Vabcoffset1 第1のDCオフセット電圧
Iq* 、Id* d軸q軸の指令電流
Iq、Id d軸q軸の実際電流
Iabc a相b相c相の実際電流
Iabcoffset3 第3のDCオフセット電流
Iabcfb 3相検出電流
θ 検出電気角
R ACモータの抵抗(Ra、Rb、Rc)
Claims (2)
- 電圧指令に基づいてACモータに駆動電流を供給するPWM電力変換手段と、前記駆動電流を検出する電流検出手段と、を備えたACモータ駆動装置において、
前記電流検出手段の検出信号に含まれたDCオフセット電流を補正する手段と、
前記PWM電力変換手段に含まれたDCオフセット電圧を補正する手段と、を備え、
前記DCオフセット電流を補正する手段が、前記PWM電力変換手段のベースブロック状態で前記DCオフセット電流を検出し、更に、前記電圧指令がゼロ状態で前記電流検出手段の検出信号から前記DCオフセット電流を減じて新たな電流検出信号を算出するものであり、
前記DCオフセット電圧を補正する手段が、前記新たな電流検出信号をローパスフィルタに介した信号に、前記ACモータのインピーダンス値を乗じて前記DCオフセット電圧を算出し、更に、前記電圧指令から前記DCオフセット電圧を減じて新たな電圧指令を算出するものである、ことを特徴とするACモータ駆動装置。 - 電圧指令に基づいてACモータに駆動電流を供給するPWM電力変換手段と、前記駆動電流を検出する電流検出手段と、を備えたACモータ駆動装置のDCオフセット方法において、
前記電流検出手段の検出信号に含まれたDCオフセット電流を補正する処理をし、
前記PWM電力変換手段に含まれたDCオフセット電圧を補正する処理をし、
前記DCオフセット電流を補正する処理が、前記PWM電力変換手段のベースブロック状態で前記DCオフセット電流を検出し、更に、前記電圧指令がゼロ状態で前記電流検出手段の検出信号から前記DCオフセット電流を減じて新たな電流検出信号を算出し、
前記DCオフセット電圧を補正する処理が、前記新たな電流検出信号をローパスフィルタに介した信号に、前記ACモータのインピーダンス値を乗じて前記DCオフセット電圧を算出し、更に、前記電圧指令から前記DCオフセット電圧を減じて新たな電圧指令を算出することを特徴とするACモータ駆動装置のDCオフセット方法。
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